はてなキーワード: ライスとは
要するに貧乏飯にはそぐわない訳で、
それなのにバカの一つ覚えみたいに“バターご飯”を貧乏飯に採り入れようとする。
かつて美味しんぼでバターライスが貧乏飯なんだって頓珍漢な回があったけど、
まあ確かに“バター風味”とは書かれてるけどバターじゃない訳で、
なるほどあれ見て世の頭悪い奴らはあれが貧乏飯の筆頭なんだと思うようになったのかもしれないけど
あれは貧乏飯ではない。
そして阪急百貨店とかで良く売られてるオムライス780円はバターライスなんだ。
分かるか?百貨店レベルでよく使われてるバターライスが貧乏飯の訳がないんだよ。
バターライスを挙げる奴は今すぐマーガリンライスに言い換えろ。
それなら分からんでもない。
超久しぶりにいった
夫のほうが、まだ首すわってないのにあかちゃんを背もたれにもたれさせて座らせようとしてて大丈夫大乗bとかいってたけど奥さんのほうがちゃんと寝かせる姿勢に変えてた
ポテトフライ、ピザ、ライス、グリル系メニューと炭水化物たっぷり頼んでた
でもきれいに完食していったのですごいなと思った
家族連れ
小学校中学年くらいの子供が、オムライスを頼んでて、ぽむのきじゃないけど見た目は十分おいしそうだなと思った
お子様ランチ頼んで、日の丸の旗をにぎりしめて帰っていってて、すんごくかわいかったw
そんな自分が頼んだめにゅーは、
・肉盛りワイルドプレート999円
注文もってきてくれた人が、間違えてライスもってきたから断ったw
パフェは失敗した
かなり小さかった
ほんとはグリルにソーセージ入ってれば別注文しなくてよかったんだけど、
昨日の夜9時ごろ、にわかに「そうだ、天下一品に行こう」という気持ちが湧いてきました。
思い立ったが吉日ですから、ぼくは天下一品に向かう準備をはじめました。
なにせ最寄りの天一まで車で1時間半という僻地に住んでいるので、なんの対策もなしに
ふらーっとラーメン屋に寄るみたいなことをすると後悔すること請け合いなわけです。
具体的な準備の内容としては音楽を用意しました。それだけです。
ぼくは未だにニコニコ動画にかじりついている時代遅れマンですので
ボーカロイドとか演奏してみた動画から音声をぶっこ抜いていたわけです。
動画ファイルの音声コーデックはaacでした。ぼくのスマホではちゃんと再生できます。
というわけで、ちょっと前に買った64GBのmicroSDに音楽どもをぶちこむわけなんですが、
スマホにUSBケーブルをつないでも何かぱそこんがスマホを認知してくれなかったので、
このパソコンはなんてひどいパソコンなんだと憤りながら、スマホからmicroSDを引き抜き、
足の踏み場のない部屋の中からmicroSDからSDへの変換アダプタを探し出し、やっとのことで
完了したのは夜の10時近くになっていました。かれこれ1時間近く格闘していたことになります。
さてようやく天下一品に向けて車を走らせるターンになりました。
わたしの車は家族のおさがりですが総走行距離はせいぜい3万km程度ですのでよい車です。
それにしても深夜の休日の田舎道というのはおそろしいものです。
えらいまっすぐでだだっぴろい道路です。人も車もまったくおらんのです。
音楽に乗りに乗っていることもあり、いえ具体的な速度を書くとアレなことになりますので書きませんが、
気づいたらスピードメーターがえらいことになっているというわけです。
これではいかんと思い、スピードメーターをちらちらチェックしながら慎重に走行をしました。
しかしこのスピードメーターちら見もあまりよくない対処法であるように思われます。
田舎道特有の出来事として、深夜の他に誰もいない真っ暗な道路のわきを、おじいちゃんおばあちゃんがゆっくりと歩いている
なんてこともたまーにあるわけですが、そんなチラ見をしていては、いくら制限速度で走行していたとしても、
彼らに気づけないということがありうるのです。
よってこれに対処する方法としてよりよい解決策であると思われるのは、
体内に備わっているスピードメーターの精度を高めることです。
ぼくのような素人が深夜の田舎道を走行するのは大変危険ですのでやめたほうがいいです。
しかしそのときのぼくはどうしても天一のこってりを食いたいという気分がありましたので走行を続行しました。
ところでぼくはVOICEROIDが好きなんですけれども、走行している最中は、いわゆる車載動画のような感じで脳内実況していました。
暗い田舎道を走りながらえらいゆるい雑談をだらだらとしているような動画がぼくの脳内で再生されていました。
なかなか楽しかったです。深夜のドライブの醍醐味のひとつであると言っても過言ではありません。
妄想が醍醐味というのはどうなんだというツッコミをされるとまあたしかにそれはそうですよねとなります。
音楽聴きながら脳内車載動画を再生しつつとろとろ運転すること1時間半くらいでしたでしょうか、
やっとのことで天下一品につきました。
侵入には右折が必須なのが面倒なので、以前はわざわざ回り込んで左折進入することもあったのですが、
深夜で交通量が比較的少なかったことも影響していたかもしれません。
ここの駐車場は住宅街の中にありまして、排ガスを家にぶっかけないためにも、前進駐車でお願いします、
みたいな看板がありましたので、看板に従いまして前進駐車をしました。
しかしぼくは前進駐車がえらい苦手なので正直いやだなあという気分もありました。
ぼくはバックが下手くそなんです。
前進駐車してバックで発進するのと、バック駐車して前進で発進するのとを比べると、
個人的には後者の方がめちゃくちゃやりやすいという気持ちがあります。
しかしぼくは理性を働かせて前進駐車をしました。これはとてもえらいので褒めてください。
あとで駐車場から出るときはえらいゆっくりでバックしながら慎重に国道に戻りました。
それよりもラーメンのことの方が気にかかってあまり集中できなかったので、
なるほど今のわたしはまさしく頽落した実存ちんぽであることだなあと思いました。
そうこうしているうちにラーメンが届いてきまして、食いました。おいしかったです。
やや麺が粉っぽい感じがしないでもないでしたがスープがおいしかったのでどうでもいいです。
ぼくは家系とかも大好きなんですけれども、あれがすばらしいのは
ラーメンといっしょに米を食うとめちゃうちゃうまいところです。
こってりのスープがちょっと残ってしまったのでなおさら米を頼んでおけばよかったと後悔しながら飲み干しました。
で食い終わって会計をすませてバック発進しながら天下一品を後にしました。
帰りにローソンによってオレンジジュースとおにぎりを買いました。
なんでおにぎりを買ったのかよくわかりません。米への執着が残っていたのかもしれません。
ここのローソンはえらいやる気のないローソンだという印象が残っています。
なんか照明が暗かったのがあれだったのかもしれません。
そういえば店長のエントリにも照明の効果について力説してたやつがあった気がします。
そんでちょっと休憩したあとにまた車を走らせおうちに帰りました。
もう2時くらいの感覚でいました。なんだか得した気分になりました。
しかし本当に天下一品に行っただけなのでたぶんあんまり得していないです。
私には小学生から20中盤までずっと通っている飯屋がある。大学を卒業し、自立してからは二週間に一度は必ず食べに行っていた。多い時は一週間に3回ぐらい通う事もある。そんな大好きな店がある。
私は比較的、食欲旺盛でココイチならライス600g、ラーメンなら替え玉2回、吉野家なら大盛り2杯が当たり前だのクラッカーであり、勿論この店でも3人前のサイズをいつも注文していた上にいつも同じモノを注文していたので店長さんやアルバイトの方達には完全に覚えられていた(きっと裏ではあだ名をつけられていたに違いない)
しかし最近、仕事がかなり忙しくどうしても食べにいけない日が続いた、約二ヶ月
9月XX日、仕事が少しだけ早く終わった(と言っても9時。)閉店は10時。なんとか車を飛ばし9時30分にお店に到着
こんな時間に迷惑だろうなと思いながらも入店。勿論、店には客はおらず、お店も閉める準備をしていた(多分)
状況を察しやっぱり迷惑だなーと思い一言謝り、帰ろうとすると凄く可愛い多分女子大生のアルバイトの方がどうぞどうぞと席を勧めてきてくれた。それはもう座るしかないだろう、据え膳食わぬは男の恥よ、満を持してどっしりと椅子に座っていつも通りメニューを持ってくる前に注文を告げた。しかし、よく見るといつもとシェフが馴染みの店長ではなく、初対面のシェフだった。シェフは私が注文するな否や、アルバイトの方に準備中の看板を立ててくる様に命令(とても語気荒く。)そしてシェフは面倒くさそうに何度もため息と舌打ちを繰り返しながら美味しい料理を作ってくれた(圧倒的感謝)勿論、料理を出してくれてからは洗い物をわざとガチャガチャ大きな音をたてながらやっていた。空を舞うまな板と平鍋には流石の私も震え上がった。洗い物が終わるとシェフは私が食べ終わる前に裏に帰っていった。どうやらシェフは私とアルバイトの方に二人の時間をプレゼントしてくれたらしい
残された私とアルバイトの方は、二人の空間を満喫....できる訳も無く、私は料理を食べ終わった後、一息つく間も無く起立し、一目散にレジへ向かい上限まで貯めたスタンプカードをレジに置き、大きな声で「ごーちそーーさまでしたー!」と挨拶をし、店を後にした。
○夕食:どん兵衛
○間食:たけのこの里
○調子
はややー。
大逆転裁判2の余韻がすごくて、ゲームは避けて小説と映画を楽しんだ。
タイムリープもののコメディという設定聞いただけで楽しくなってくる感じの作品。
いい感じにドタバタしていい感じにそれっぽく感動的な締めで、すごくいい出来だった。
こう、100点とかオールタイムベストって感じではないけど、数年に一回見返したくなる、優しい味な感じ。
水族館と図書館を積んでるので、はずみをつけるためにシリーズ一作目から読み返して見た。
あー、これこれ、これです。
これが僕の中の100点を取るための小説です。
いや、実際にこれが100点かどうかは、まだよくわかんないけど、見た目、いや小説だから見た目とかあんまりないけど、
見た目は100点です。
こういう良い意味でも、悪い意味でも「新本格」って感じのこの絶妙なノリ、これなんですよ。
水族館を読みながら寝ようと思うけど、きっと面白すぎて読み終わるまで寝れなさそう。
●3DS
○ポケとる
https://anond.hatelabo.jp/20170811183815
FDという位置づけなので前作が気に入った人向け、そこまで気に入らなかった人はやらなくていいかなという印象
ロープライスなのでBGMや基本の背景・立ち絵は使い回し、まあこのゲームで重要なのはHシーンとボイスだと思うのでそこまで問題なし
そもそも1作目のインストールファイルが5GBでかなり頑張っていだだろうし素材を使い回しても許されるだろう
システムの変化は余りないと思われるがキスの度に選択肢が出なくなり1作目よりは改善していた
兄の異常さは尺の関係もあってマイルドに感じた、まあFD買うような人は許容できてるか…
ハーレム後のシナリオなので妹と初Hに及ぶ際の背徳感などは一切感じられず、そういのが好きな自分は今作のHシーンはそこまで興奮できなかった
キャラ魅力はだいぶ平坦化されたように思える
■あさひ
1作目同様、比較的ブレの小さい安定感のある内容・Hシーンで他ヒロインと比較するとよく出来ていた
デートでは自然な展開で主人公の鑑定眼設定も活かし、他ヒロインにも配慮された展開はGOOD
Hシーンもアフターに相応しく濃いものだった、FDの中では一番頑張っていたように思う
一点、1~3回の選択肢の中で実写化の話題になるがああいうネタはわざわざ個別ルートでしなくてもいいかなあ
そもそもヒロインと関係ないし、その話に尺を割く必要ないだろうと
■まひる
このキャラは照れやデレが始まるとふにゃふにゃし過ぎて正直言って苦手になってしまった
一番妹キャラらしい性格なのだろうけれど、なんだろう他の姉妹のキャラが立ちすぎて霞んでしまう
FDでは取ってつけたようなHENTAI的な味付けも加えられて、正統派妹の雰囲気も失われてしまった
Hシーンも普通…あまり公式から優遇されていないのではと疑ってしまう
■さや
前作から思っていたがさやのトロ顔はあまり合っている気がしないのは自分だけだろうか
歯磨きや膝枕?のような眼をぱっちり開けている一枚絵の表情でHしていてくれた方が個人的にエロいと思う
というかHシーンになるとヒロインが殆どトロ顔になってしまうので、1人ぐらいノリノリ…いや普段のペースを崩さずにHしている様子が見たかった
つまりそれがさやであってほしかったのだが、どうも制作側はロリが性に溺れるシチュのが好きだったのかもしれない
まあロリ系のエロ漫画でも急にロリキャラがトロ顔なったりするし、そういうのに見飽きた・見たくなかったんだろう自分は
■やよい
鏡に向かって姉妹の真似をするシーンがまず可愛すぎて悶た人が多いだろう、前作に続き最カワヒロインの3女様
前作ではいちいち面倒な印象であったがFDまでくれば素直でないやり取りも予定調和で可愛いという感情以外湧いてこない
Hシーンは前作のが圧倒的にエロかったかな、唾液垂らしているのとデートの手コキは他にないものだったので割りと良かった
デートでは前作個別ルートのようなデレっぷりが見れたので◯、全体的に表情豊かになり満足
私服は…展開でフォローも入っていたのでなんともいえないかなあ、私服に関してはさやが良すぎて他はどっこいどっこい
総評…38/50
妹ゲーにおいてのHは背徳感があってこそと考えているので、FDにおけるHは普通にするといった構えは喜べないところ
妹要素は今作でも健在なので、前作で気に入ったキャラがいればプレイしても良いかと
メインシナリオは薄いので素直にキャラ萠え出来なければスルーが吉
あと、ショッピングした後、喫茶店でちょっとゆっくりしてからとか。
そういう余計なことは要らないんだ。
メインだけ食べられればいいんだ。
寿司屋行ったら「まずはサッパリしたものから....」なんて甘っちょろいこと言ってないで、いきなり大トロとか脂っこいのとか食いたい。
あー、そういうことか。
急に場面展開が宇宙になったりする、
そういうのが苦手とかって言ってたのかな。
私的にはそんなのあるかよって、
つい先日やってた
ラ・ラ・ラ・ラ・ランドってあったじゃない。
映画の。
まさに本当に空前絶後、そんなシーンが言ったとおりにあったから
宇宙の場面の所で
その話をしていた伊集院光さんのことを急に思い出しちゃったわ。
それ以降、
ずっとそれが頭から離れなかったわ。
意外なところで繋がるわね。
笑っちゃったわ。
ミュージカルなんて突然歌い出すからおかしいなんて言う人いるけど
ご機嫌さんな人とかも鼻歌歌ってるのもあれも
ミュージカルだと思うわ。
歌うのは機嫌の良い時だけじゃなくて
怒ったり叱ったりするときも
歌ってやって欲しいわ、って思うわ。
あれは恋仲の二人が盛り上がったあげくの
激しく愛し合う様を歌や踊りで表現してるって
何かで読んだけど本当なのかしらね?
整いました!
その心は、
どちらもライスが欠かせないでしょう。
なーんてね。
うふふ。
これはもうぱりぱり伝説級だわ。
ぎり大丈夫なので、
美味しく頂きました、おにぎりだけに。
桃缶とパイン缶使おうと思ってやってみた
もわーって飲むとなるわよね。
今日も暑くなるわ、
水分補給はしっかりね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問だ。
と思ったが、考えてみれば修正はされるものの陰部の描写自体はしっかりとあるのでこの例えは不適切だな。
パブリックドメインになっていて手軽に観れるものもあるから、興味があるなら自力で探したまえ。
今でこそ医学の進歩で治る病気は増えたが、昔は不治の病だといわれていたものも多い。
その時代の人々はどうしていたと思う?
立ち向かっても勝てない病は、受け入れたのさ。
死に至る病であっても、人によっては笑いの種にしたものもいるほどだ。
さしずめ、その時代の意志を受け継いだ“不治の病”が、重課金なのではないだろうか。
生憎、私は医学には明るくないので、それが不治の病かどうかは分からないのだが。
描く必要はない。
正確に言うなら、チキンライスにケチャップを使っているのだから、かける必要がないということだ。
誤解して欲しくないので念のため言っておくが、ケチャップなどのソースをかけていないオムライスはあるからな。
もちろん、ライスにケチャップを使わずに、卵部分にのみケチャップかけているオムライスも店も実際に存在する。
私の店ではない。
私は嘘は言っても間違いはしない。
他の仕事は華やかでやりがいもあって、充実した毎日を送ることができる。
そんな馬鹿なことを私は本気で思っていた。
薬剤師の仕事は退屈だと思っていた私は30歳の時、自惚れもあっただろう、薬剤師の関係ない職場で働いた。
誤った決断でどん底の生活を経験し、資格無しの自分の無力さにあらゆる絶望を味わい、私はまた薬剤師として働いている。
薬剤師という資格、そして私が当たり前と思っていた環境がいかに恵まれていたか毎日噛み締めながら生きている。
この経験を「同じ失敗をしてほしくない」という意味で伝えてみたくなった。
興味があったら読んでみてください。
特に頭が良かったわけではない。高校時代、医師を目指し勉強したが、早々にその器ではないと見切りをつけた。
「これで私も薬剤師になれるんだ」
難関資格と言われる薬剤師になれるという喜び、そして人生においてある程度の地位は約束されたという自惚れた感情でいっぱいだった。
私の念願であったこともあり、学業に励んだ。資格取得は仲間との協力もあり順調だった。
そして資格取得後、教授のすすめもあり、私は病院勤務の薬剤師として働くこととなった。
夢の薬剤師。
仕事内容はおおよそ先輩方などから聞いてはいたが、薬剤師の仕事は思っていた以上にとても地味だった。
朝から晩まで閉鎖的な空間で調剤・監査。電子カルテに誤りがあれば医師に疑義照会をかけて煙たがられる。
私の働いていた病院は常連さんがほとんどだったから、毎日同じ患者さんの調剤。単調極まりない毎日の繰り返し。
休みもしっかり取れる
ただ、毎日続く変化のない仕事がとても苦痛に感じるようになっていた。
昔から人より向上心・好奇心が少しばかり強かった私は働き始めて早々に薬剤師という仕事は自分に向いていないのではないかと思ってしまった。
それからの3年間、わたしは毎日、薬剤師に向いてないと思いながら仕事を続けていた。
そんな私に転機が訪れる。
亜子は学力・見た目は私と同じくらいのレベルだった。ただ持ち前の明るさとリーダシップで常にクラスの人気者だった。私はそんな亜子に対していつも憧れと嫉妬心の入り混じった感情を抱いていたのを覚えている。
亜子は私立の工学部を出て、院を卒業後、大企業には行かず、メディアでも多く取り上げられるIT企業に就職し広報として活躍していた。
その亜子とここで出会ってしまったことがその後の私の人生を大きく狂わせることになるとはこのときは思いもしなかった。
薬剤師の仕事にくすぶりを感じていた私は、亜子に面白みを感じないことについての相談をした。
「うちの会社、今営業の中途採用積極的にやってるから来てみれば?薬剤師に縛られている必要もないんじゃない?」 <h3>o- *</h3>
薬剤師を捨てて働く
私は最初は戸惑いを隠せなかった。意外な提案に驚くとともに亜子が私を誘ってくれたという喜びで、冷静な判断力を失って
「ぜひ紹介して欲しい」
この安易な決断が後に私の人生を絶望の淵まで追い込むことになろうとはこの時考えもしなかった。
紹介を快諾すると話はトントン拍子に進み、亜子の紹介もあってすぐに内定、入社となった。
「私は刺激もなにもないお金だけの仕事をしたいわけではない。やりがいを感じられる仕事を一度やってみたくなった」
この思いを正直に伝えると面接官、特に社長は喜んでいたように感じる。
薬剤師になれたという過去の栄光、それだけを根拠とする自分の能力に対する過剰な期待感を持つ私は、
薬剤師以外なら上手にやれる。そう思える若さもあっただろうか。全く関係ないIT企業の営業職にチャレンジをすることになった。
全く未経験ゆえの新鮮さもあっただろうが、営業の仕事は楽しかった。自分でお客を開拓し、会社が持つ商品をお客様に合うように提案を考える。
活気あふれるメンバーと仕事を進める。毎日が文化祭のような楽しさがあり、長時間の労働も全く苦にならなかった。
楽だけど仕事は決まっている。そんな薬剤師の仕事とは大違いだった。
昔は想定できる毎日に楽しさ、興奮も見いだせずとにかく退屈だった。その苦しみから解放され、ちょっとした幸せを感じた・・・。
ただし数ヶ月して事態は一変する。研修期間を終え、営業に本配属になった。ここからは新人とはいえ営業成績が求められる。
3ヶ月が経過した。
私なりに死ぬ気でやったが成果は0だった。同時期入社の仲間の中でも最下位。
3ヶ月でこの状態だと、これまで優しく接してくれていた会社が途端に私に牙をむく。
数字の上がらない人間は非常に居心地が悪い。私がどんな人間なのかそんなことは数字を上げてから判断される世界。会議でも発言力はないし、何を話しても
「数字出てないやつがなにいってんの」
という顔をされてしまう。
チームで仕事はするけど結果を出すのは個人。最初は仲間だったチームメンバーもなかなか数字のでない私に「価値のない人間」のレッテルを貼り、人格すらも否定されているような気持ちだった。
思えば、病院だと患者さんが怒れば、ダメな私を叱りながらも、誰かが守り助けてくれた。主任だったり、先輩だったり、後輩だったり・・・。
でも、この会社では誰も助けてくれない。数字に追われひたすら動く。
そこに「やりがい」なんて洒落た言葉は一切存在しなくなっていた。
IT企業での給料はとにかく安かった。薬剤師の時には40万なんて当たり前だと思っていたのに・・・
転職時の私は根拠のない自信があったため、出来高の方にとらわれ基本給の安い契約も問題ないと思っていた。
それがこんなに厳しい生活になることを想定できていなかった。
基本給が23万円。
家賃、水道光熱費、食費、携帯代、交通費などを使えば、残り5万円。
毎日12時間以上も働いて、お客、上司に怒られ、身も心もすり減らしても、手元に残るのはたったの5万円。
5万円じゃ貯金ができないし、友人と遊びに行くにもお金のことを考えてしまう。当然外食なんてできない。
朝は仕事帰りに買ったおにぎり一個。お昼はコンビニ弁当かマクドナルド。夜は、コスパを重視してスーパーの安売り惣菜とライス。
本当に余裕の無い日々。何かトラブルがあれば、一貫の終わり。本当に危うい生活だった。
会社に誘ってくれた亜子も最初はランチなど一緒に行動することも多かったが、私の会社の立場を察してかあまり寄り付かなくなってしまった。
私は会社の中で完全に一人だった。。。
彼女は、早々に薬剤師を辞めて法律事務所の秘書になった。ただ、そのときは給料が安く、夜の仕事もしていると言っていた。
3年くらいは会ってなかったが、薬剤師をやめた同士話し合いたいと思って私から久しぶりに食事に誘った。
美咲は3年前より少し雰囲気が変わったように感じた。秘書という仕事、夜の仕事もやっていたということもあり、すこし派手な格好をしていた。
早速の仕事で悩んでいることを相談しようと思った矢先、美咲は私を絶望に叩き落とす言葉を放った。
「ごめん。なかなか言えてなかったんだけど、私。薬剤師に戻ったんだ。。」
美咲は続けた。
「薬剤士って地味な仕事だけどさ、職には困らないしやっぱスゴい資格だよ。変な欲なんて出さずにおとなしく薬剤師やってればよかったよね・・・」
「私って何をやってたんだろう・・・」
私は彼女の方針転換への失望からか、自分の過去を後悔し、将来への不安と虚しさと絶望で、理性を保つのでやっとだった。
やりがいだけを求めて、飛び込んだ一般企業でのチャレンジは失敗に終わったのだ。
復職をするにあたっては非常に厳しいのかなと思っていたが、薬剤師という資格は本当にすごい。
友人からの紹介、ハローワーク、求人サイト引く手あまたで驚いた。
IT企業で絶望的な苦労を味わったあとだからだろうか、以前の退屈な仕事に戻ってもかまわないとは思っていた。
できるなら、やりがいも感じられるそんな仕事があるなら探してみたいと思い人材紹介会社を中心に就職活動を行った。友人の紹介や、ハローワークでは出ていないような職場が存在して面白かった。
人材紹介会社が頑張ってくれて、資格も活かせて、やりがいも感じられる職場から奇跡的に内定をもらえた。
「苦労されている方だからこそ、こちらの内定取れたんだと思います」
と言ってくれた、あれこれ手を尽くしてくれ本当に大変だったと思う。(お世話になった担当者のYさん。ありがとう)
薬剤師の転職は、人手不足もあり簡単だと言われているが、事実そうだ。
給料がそこそこ貰え、
仕事をそこそこ楽しめ、
将来の安定もある。
私にはちょうどいい環境。
だから転職して、今までの悩みは笑っちゃうくらいサッパリ無くなった。
働く時間は半分程度だ。
30万円もあれば、固定費を払っても毎月15万円近く自由に使える。病院時代のように貯金もできるようになった。
仕事内容は商品の品質管理がメインで、新商品が出るときは企画会議から薬事申請の業務まで一通り携わっている。
病院・ドラッグストア勤務に比べて仕事内容も変化に富んでいるし、社内外問わず薬剤師以外の人との交流が増えた。刺激が多いのですごく楽しい。
何より「これってどうなんですかね?」と意見を求められる仕事というのが心地よい。
わたしの本心は「誰かに頼られる心地よさ」を求めていたのかもしれない。
薬剤師の活躍する場所はこれからも増え続け、薬剤師はもっと必要になる。薬剤師の資格がある限り、仕事が無くなることはない。
40代や50代になったら、どうやって食べていこうかと悩むこともなくなった。
正社員として雇ってもらえるか?
身をもって痛感したことだが、女性が資格を捨てて働くのは本当に難しい。
薬剤師の資格はこの上ないほど強力な武器だ。それを捨てるのは愚かなこと。
武器があるなら、それを使って有利に戦う。薬剤師の資格を持っているなら、それが価値を生む場所で働く。
薬剤師はどこでも人手不足だから、一般企業の世界でも薬剤師として、ものすごく重宝がられる。
薬剤師を辞めるなら、それなりの覚悟が必要だった。少しでも迷いがあるなら、辞めてはいけない。
薬剤師の資格を活かせる転職をすることをおすすめする。退屈な仕事が嫌なら、仕事は病院以外にも沢山ある。
でも、勤務先はじっくり選んで欲しい。上記勤務先でも当たり外れはかなりある
そのためには情報を集めなきゃいけない。
実際の給料は?
手当、残業代、ボーナスの有無、そしてその金額、福利厚生の内容も。
職場の雰囲気、仕事内容は?、仕事仲間がどんな人かも聞いておこう。
これをきちんと聞くだけでも、失敗の可能性は少なくなる。
そして「こんなこと聞いて変な奴だと思われたらどうしよう」とか遠慮したら終わり。
後悔したくないなら恥を忍んでとにかく聞く。