はてなキーワード: 金属とは
それはストレートアイロンっていわれるタイプのもので、一般的にはクセ毛を伸ばしてストレートにしたい人が使うもの。構造上、火傷しにくい。
カールをつけたい場合に一般的に使われるのはいわゆるコテ(カールアイロン)。金属プレートが剥き出しになった棒状のもの。
上位機種はだいたい設定温度を変えられる。
って書いてるブコメが多くて、そうなんだ……ってなった
ストレートアイロンなら分かるけどカールアイロンが火傷しない構造なわけない
おでこ、フェイスライン、首の火傷防止用のガードや手を火傷しないように耐熱手袋も売ってる
美容室でヘアセットを教えてもらう時も、カールアイロンで火傷しないように注意って言われる
「当たっても、熱っ! となってすぐ離すから深いやけどになることはありえない」?
そんなの設定温度にもよるだろうし、なぜ素人がありえないと断言できるんだ
自分はカールアイロンで手を火傷したことがある(※水ぶくれができて皮が剥ける2度熱傷)
皮膚科のサイトを見てもヘアアイロンでの火傷で来院する人はそこそこいる、とある
日常的にあるかどうかはともかく、カールアイロンは火傷に注意しなければならないものだろ
140〜200℃の金属プレートが剥き出しの状態になってるんだからさ
宝塚を追い詰めたいのは分かるし気持ちも理解できるけど「火傷するなんてありえない」はありえない
ヘアアイロンを使ったことがなさそうな人まで周りに同調してコメントしてて、はてブのダメなところが全開って感じで見てられなかった
[SUGER (C6 H12 O5)2 と書かれたビン]
「食べ物じゃないんですね!」
……と書かれた画像があった。
まあ当然こんなのはツッコミどころ満載の画像で最初これ自体がコラ画像なのだと思ったのだが……どうも「白砂糖は魔薬!?」という本があるらしく、その中の一コマのようであった(参考↓)
ふと思った。
「これ、塩でも味の素でも水でも何でも使えるくね??」
水なら
[WATER H2O と書かれたビン]
「飲み物じゃないんですね!」
塩や味の素なら
[SOLT NaCl と書かれたビン]
「食べ物じゃないんですね!」
[AJINOMOTO HOOC(CH2)2CH(NH2)COONa と書かれたビン]
「食べ物じゃないんですね!」
……いくらでも作れるな。なんならタンパク質でもいけるし、油でもいけるし、炭水化物でもいける。
[N2 78%
O2 21%
Ar 0.93%
CO2 0.03%
…と書かれたビン]
「そんな恐ろしい薬品だったんですね!」
とか書けちゃう。ビタミンでもミネラルでも、人体に必要な物質だろうと何なら人体そのものでも無限に書けてしまう。
しかし、実際にこれを見てコラだと理解できない人が空気断ちして窒息死しても困るし、そうでなくても変に信じたりしたら空気から汚染物質(ネオンとかアルゴン)を取り除く装置です!!みたいなインチキグッズに走り出しかねない。
なんなら、明らかに人工物であり金属の塊であるワッシャーですら5Gの電波を防ぎますなんて書いたら売れてしまうらしい現状、そんなコラを作って良いものか?
明らかなフォント違いで文字の濃さとかも違うクソコラでも、それを強調のための技法(レトリック)だと思いこんでしまう可能性があるのではないだろうか。
人間は「そんなもん義務教育を受けてれば普通にわかる常識だろう」って事でも、例えば小学生とか中学の時点で理科を20点30点しか取れない人なんかがいたら、パッと信じてしまいかねない。高校の化学を単なる「薬とかを文字の式で表すもの」くらいにしか理解してない場合、そうなりかねないのではないか?
そんな感じの事を考えて、コラを作ろうとしたが止めた。これを良識というべきか、単に杞憂と考えるべきなのかは分からないけど。人間の知性を信じるのは大事だが、同時に人間は痴性の持ち主であることも重々に承知していないといけない。
http://www.chocolate-cocoa.com/lecture/q19/
ニッケルアレルギーの人は、チョコレートの摂取は控えるべきでしょう。
日本食品油脂検査協会(1992)によれば、ニッケル含量はカカオ豆で平均5.12 ppm、カカオマスで平均4.81 ppm、又、
市販のカカオ加工食品ではブラックチョコレートで平均1.09 ppm、ホワイトタイプでは0.04 ppm、粉末ココアでは平均12.7 ppmと報告されています
金属(ニッケル)アレルギーは、汗の塩分などにより金属(ニッケル)がイオン化して、体内に取り込まれ、
ネックレス・ピアスや時計などによる皮膚のかぶれ(接触性皮膚炎)を生じることで知られていますが、食品中に微量の金属が含まれていると、症状を悪化させると言われています
金属ベルトの腕時計使ってる人、キーボード打ってる時ベルト邪魔じゃない? どうしてる?
自分は今まで外して作業してたんだけど、この前あんま親しくない奴に「何これ!」って勝手に手に取られたので、どうすべきか悩んでる
https://togetter.com/li/2252529
スーパーなどでよく見る三元豚はブランドっぽいが国内の豚はほとんど三元豚だぜ みたいた話なんだけど、ミリタリー特にサバゲー界はそういう表記のせいでわけわからんくなっている。
サバゲーの場合、照準器やライトなどは実銃用が当然一番高くブランドも存在する。その中で最高ランクに位置するのが米軍が使っている装備だ。
そういうのを買える層もいるが、憧れるが買えない層の方が大半だ。そんな層のために2000年代から実物の形を模した「レプリカ」というものが出回り始めた。
実物の1/10とか1/5の値段で買えるもんだから一気に広まった。
レプリカは米軍が使っているものと外見は似ているが、性能は全く異なる。照準器を例にとると
実物
・実銃の発砲時の何万回という反動に耐える
・数百メートル先まで狙える精度
・質の良いレンズ
・防水、防塵
・運搬時の衝撃で壊れる
・20m先が狙えない
・肉眼でもわかる歪んだレンズ
・プラスチック並みの柔らかい金属と箱から出すだけではがれる被膜
・湿気で壊れる
こんな感じだ。なので販売業者はこれらに「米軍が使用する〇〇タイプ」とつけはじめた。その一方で実物を扱う業者はレプリカと同じにされてはたまらんということで
「実物」というワードを使い始める。「実物〇〇」みたいな感じである。
それが書かれていれば本当に米軍が採用している照準器ですよ、ということだ。
しかしここで話がややこしくなる。レプリカ業者が実物の照準器をベースに少しアレンジをしたデザインのものを出し「実物」とうたいはじめたのだ。
(俺たちブランドの)実物だぜ、ということだ。
たしかにそのままコピーせず、少しボタンの位置のデザインを変えたらオリジナルとなり、それが自分たちにとっての「本物」なので「実物」である。
こうなるともう初心者はわけわからんくなる。どれが大元のデザインでどれが本物か区別ができない。下手するとコピー品とわけのわからんメーカーの自称オリジナル品と見比べていたりする。
タヒチのようなリゾート。青い海には点々と離れ小島。木造のコテージ/宿舎は暗く寺院の宝物殿のよう、外の眩い自然の緑と海の青に対して黒黒とした、時代がかった木造建築物内部のコントラストが美しい。様々な対応をしてくれる、体格の良い20代〜30代のスタッフが居る。
仏像がコテージ内に散見される、私は仏像の台座を見ている、年代物と思われる仏像本体に対して台座は新しい木材とパテで形作られている。柔らかな曲線の輪郭。パテの塗り跡/マチエルや鑿(のみ。木材を削り落とす刃物)の跡は研磨されておらず、人の手が行った仕事の跡を残しながら、ふわりとした曲線を形造っているのが、私にはこの上なく好ましく感じられた。
その台座を作ったのはスタッフの1人の男性である、というキャプションがついている。妥当な比喩が見つからないが、お菓子のコロンに似ている。外側に薄く硬いクッキー層(木材)があって、内側がふわっとしたクリーム(パテ)になっていて、異素材による色彩対比は馴染ませるのではなくそのまま活かされている。仏像自体は年代物で、台座を新たに作ったようだ。仏像自体ではなく、仏像に対する保護、賛美、敬意を示すような、仏像を支えて彩る台座の方をじっくりと見ている夢の中の自分について考えると、私だなあと思って面白い。仏像の方を見ろよという気にもなるが、仏像本体は既に多くの人間に崇められてきたのだろうから、私如きが見る必要もない、と、思う間も挟まずに態度がそうなっている。時間を経て今に語り継がれる敬うべき尊い宝、それを遺してきた人々の努力等も勿論素晴らしいが、今を生きる誰かがそれに添えた、それに寄せる想いが形となってそこにある、それを目の当たりに出来ることこそが私にとっての喜びなのだと。
夢なので特に脈絡はないのだが、離れ小島で海遊びをしていると、海でダメージを負った人間が浮いているので救護をする。コテージへ連れて帰りスタッフに任せる。
視点はコテージから離れる。広大な砂利採取場のような、開けた岩場、明るい灰褐色の地面と岩山、青い青い空、そこに古い巨大な機械がある。機械と機械が向き合った合間に錆びの浮いた金属の籠、口の開いた箱のようなものが固定されていて、材木を長いまま丸々その中に敷き詰めてぶんぶんと機械で振り回す事によって材木に捻れを生じさせるという、まあ理屈で考えると無理なのだが夢の中に出てきたのだから仕様が無い、そんな機械だ。イメージとしては遊園地にある振り子の遊具、あれの両端が結合部で支点となっており、交互に動いて捻れを生じさせるのだろう動きをしている。材木の高さは3メートル程で、長辺方向に×3で敷き詰められているから箱部分は9メートル程ありそうだ、それがぶうんぶうんと振り回された挙げ句に捻じ曲げられた(らしい)材木は向こうの方へそのまま弧を描いて放り出されていく。まともに考えれば放り出された先で重みで粉砕されていそうだが、まあ夢なので大丈夫だろう、兎に角その様子はなんとも爽快で豪快で清々しいものであった。
鍋の焦げを落とすのが好きだ
自分で焦がした鍋の焦げを落とすのはそんなに好きじゃない(そもそもそんなに料理しない)
妻が焦がした鍋を夜中にこっそり綺麗にするのが好きなのだ
「・・・やっちまった。」という感じでシンクに焦げた鍋が置いてある
妻が寝静まってから、コーヒー豆を挽くついでに、金属タワシとスプーンでゴリゴリとやる
youtubeに何時間もかけて錆びた包丁をピカピカにする動画があるが、気持ちはわかる気がする
私にはそんな暇はないが、30分ぐらいかけて焦げを落とすと満足感がある
翌朝綺麗になった鍋を見て妻は何を思うのか
心なしか機嫌が良くなったような気もする
妻の足を揉むのも好きだ
妻が私の足を揉んでくれることはないが、妻の足を揉んでいると自分が揉まれているような気がして満足感がある
揉み始めると没頭して30分ぐらいやってしまう
没頭するとゾーンに入って、足のどの辺がどう揉んで欲しがっているのか手に取るようにわかる気がする
揉んでいるうちに妻は眠りにつく
妻のおっぱいを吸うのも好きだ
吸い始めると没頭して30分ぐらい吸ってしまう
「そんなに夢中で吸ってる時、何を考えてるの?」
と聞くので、
「鍋の焦げを落としているようなものだ」
と答えた
何も考えていない。ただ目の前の焦げや、足や、乳首に没頭しているだけのことだ
今日も妻は機嫌が良かった
というか1カ月前に晒されてた
暇空茜の父親を名乗るユーザーがtwitterで実家の住所電話番号息子の住所をセルフ開示したのが特定の経緯らしいよ
俺が息子なら糞を漏らすね
まぁ普通に考えると別人が父親に成りすましてるだけだし(川尻浩作)
でもヘッダー画像の記名と押印に一番戸惑っているのは俺なんだよね
にしてはちょっとおかしいんだけど、フェイクならそれはそれで見事やな…ニコッ
月見町周辺が開発されたのも80年代初めだから、ちょうど暇空が生まれる頃にマイホーム建てたと考えると色々辻褄はあうんだよね
しゃあけど…残念ながら近所に寺がないわっ
110号室の家主については、登記簿取れば乗ってる情報ではあるけど晒されたのは多分初
家賃三万値上げしたいってお知らせきたから
「同意できない。法定更新でのぞみたい。ただし据え置きの更新なら通常更新に応じる」
と返したら据え置きの更新書類送られてきてワロタ— 暇空茜 (@himasoraakane) November 14, 2022
の当事者と考えられる
値上げ拒否された上に晒されるのかわいそう ちんぽこかわいそう 私がお
ちなみに嘉彦氏は金属建材業の菊川工業株式会社代表取締役会長、亜衣女史はデザイナーのウツノアイとしてcarat a(カラットアー)というジュエリーブランドを主宰して、共同でイベントも開催したらしいよ
https://www.kikukawa.com/release-isetansalone/
山田優や黒木メイサと強いつながりがあったり…ウ…ウツノアイって素敵なデザイナーだな…
https://pbs.twimg.com/media/CUa42-MVAAARI8x?format=jpg&name=medium
昨日書いたやつ 1/2
https://anond.hatelabo.jp/20231013202510
それから一年が経った。N子と交際していることは職場には内緒にしていた。
そんな折、コロナ禍がちょっと静まってたのもあって、あの時と同じ場所で新人歓迎のバーベキューが行われることになった。
当時はまだ青年部長だったので、手伝いとして参加することにした。T君も一緒だ。去年と同じくらいの人数が集まって、みんなでワイワイと騒いだ。
バーベキューが終わりかける頃だったか。飲み会の場だったガレージの出口あたりで、T君がN子とお喋りしていた。去年、N子と一緒に話をした炭火焼きのスペースだった。
N子はその時、大きなごみ袋をふたつ持ち上げて所定の場所に捨てに行こうとした。すると「一緒に行くよ」と、おそらくは勇気を出してT君が提案した。
周りの人は、「いい雰囲気だね」とばかり2人を推していた。ごみ捨て場に行くまでの相応の距離や、ごみの量や、その他の状況からして恋愛イベント以外の何物でもなかった。
N子は、ちょっと振り返って自分の方を見た。目が合うと、体をちょっと振ってモジモジしていた。T君が「重いよ。一緒に行こう」と言ってN子のごみ袋を取ろうとした。でも、N子はやっぱりもどかしい様子で、こっちの方をまた見た。
「N子さん。行こ!」と、T君が片手でN子の手首に軽く触れたところで、俺はすぐ近くに寄っていた。T君の方を向いた。それで彼の顔をまっすぐに見て、「付き合ってるんだ」とシンプルに言った。
T君は、ちょっとばつの悪い顔になって、ほかの皆は「えー……」みたいなボソッとした声が上がって、居たたまれない空気がガレージを覆った。
T君が「そっか。ごめんごめん。今後はさ、N子ちゃんと最低限しか話さないようにするから。本当ごめん」ってN子に言うと、彼女はこっちを振り返った。何か言いたげな視線で何秒かだけ見つめると、1人でゴミ袋×2を持って、ガレージ下の国道際にあるごみ捨て場まで歩いて行った。
秋頃だった。付き合って1年が過ぎていて、その年も一緒に紅葉を見に行った。今回は遠方まで足を運んだ。渓谷の奥には、紅葉が植えてある観光スポットがあって、そこら中に植えてある紅葉を見て回ったり、釣り堀で川魚を釣ったり、そのまま直火で焼いたマスを齧ったり、休憩所でゆったりとした時間を過ごした。これが普通のカップルなんだなって思えた。
N子の存在が馴染んでいた。1年前までは恋愛のことなんて考えず、ただただ自分の好きなことをしていた。おいしい食材や飲料をAmazonで箱買いしたり、剣道の稽古に励んだり、たまにネトゲ友達と新宿とかでオフをしたり、学生時代の延長みたいな生活環だった。
彼女ができて何か変わったかといわれたら、別にそんなに変わってないんだけど、心の隅っこに何か大事なものが芽生えたような、そんな気持ちだった。
日曜日に会社に出て、取引先に提出する書類作りに励んでいた。自分だけじゃなく、ほかの部署の人もちらほら出勤していた。
自分の部署は2階にあって、トイレに行くのに1階に下りていくのだが、そこにT君がいるのを見つけた。彼は経営企画の部署で働いている。あとは先輩方が何人かいて、一緒に何か打ち合わせをしながら皆でパソコンを叩いていた(追記:キーボードの意)。
会社の玄関の方には事務員もいた。A3の書類を2人で読み合わせて何かのシステムに数字を入れてる様子だった。すると、トイレから出てきた社長とばったり会って、「増田君はいつも熱心だね。残業手当は絶対につけるんだよ」と言ってくれたっけ。
夕方になって、消防組合に出す報告書を作る仕事も片付いたし、さあ帰ろうかとなった。パソコンの電源を落として、空調や給湯室やプリンタのオンオフも確かめて、会社の玄関に向かうと誰もいなかった。ゼロだ。
玄関口のスライドタイプの自動ドアは閉まっていて、別の入り口から出るしかなかった。工場の方を経由して出ていく道になる。ちょっと暗いのが気になる程度だった。
そっちの方に回り道をして、廊下をひたすら進んでいって、スチール製のごく一般的な引き戸を開けて駐車場に出ようとした時、電気設備の点検場の方から物音がした。金属片がカンカンと地面を転がるような音がした。
嫌な予感はしたのだが、そっちの方におそるおそる歩いていくと、工場内にある点検場の視界が開けた。太陽が落ちていない。まだちょっと明るい。
N子と、T君がそこにいた。点検場の端っこの天窓の真下。入口の柱の影から見てた。
何か話してる様子だった。全然聞こえない。様子を伺うと、N子がちょっと緊張した様子で体を左右に振っていた。
すると、T君がN子の肩を掴んで、寄って行って、ゆっくりと顔を近づけていって、N子にキスをした。N子はちょっと強張っていて、体を後ろに仰け反らせたけど、何秒か経つと、T君の肩に手を触れるようにして口づけに応えた。
2人の唇がくっついて離れて、くっついて離れてを繰り返していた。時間にして20秒ほどだろうか。そうして唇を押し合っていると、ふたりの距離が密着して、激しい動きで唇を重ねるようになった。
俺は童貞ではない。わかる。ディープキスだ。どちらともなく舌を入れあって、ずるずると唇を舐め合って、ちょっと止まって、するとN子がだらしない様子で舌をT君のそれの上に乗せていて、互いに見つめ合っていた。それから舌をヘビみたいにチロチロと動かして、舐めずっていた。
この時、変な感覚が襲ってきて、自分が履いているジーンズの股の方を見た。弾けていた。いや違う。弾けている最中だった。それを確かめると、もう2人を見る気は失せていた。そう感じたかっただけかもしれないが。
音を立てないように点検場を後にした。廊下を進んでいく時も心臓がバクバクしていた。
工場から会社の外に出て、玄関口の前に停めてある自分の車に乗って、エンジンをかけようとしたところで、右手が震えていることに気が付いた。視界が暗いと感じた。外は明るいのに。頭が痛いはずなのに痛くない、そういう変な感覚。脳に血が回らなくなって、急にボウっとなった。頭がもやもやしていた。やはり心臓がバクバクいっている。
このまま車で発進したらどうなるのだろう。信号の色を間違えたりするのだろうか。エンジンをかけたものの、じっと運転席に座っていた。
「このままじゃ危険だ、車から降りた方がいいんじゃないか?」と思い、エンジンを切って車外に出た。すると、会社の玄関のところで2人分の姿が見えた。誰であるかすぐにわかった。N子とT君だ。
互いの手がほぼ接近した状態で、2人が玄関口から出てくるのに合わせて――俺は近づいて行って、2人の目の前に立ち塞がるようにして立った。N子がびくっとした様子で後ろに下がった。
冷静だったのを憶えてる。T君をにらみつけると、「言い訳は聞かない。なんでこんなことしたんや?」と、単刀直入に聞いた。すると、だんまりを決めたのではないかと思える様子で顔を背けた。いや、何か喋っていたかもしれない。N子にも聞いてみた。「さっき見てたんだ。T君が好きなんだな」と聞いたら、「ごめんなさい」とだけ返ってきた。
この時、もやもやとした感じがスッと消えた。
T君の方に寄っていった。彼が身構えるのと、正面からの蹴りが至近距離で腹に命中して、T君が真後ろに倒れたのは同時だった。すぐに起き上がろうとするT君の脇腹を、真横から蹴っ飛ばして、正面で馬乗りになった。
「ブチ殺すからな。覚悟しとけよ。おい、わかっとんか、返事せえ!!」
遺伝子が殺せと命令していた。「すいません、すいません」と叫ぶT君の顔や胸や頭を何十回も殴った後、両手で髪の毛を掴んで、玄関床のレンガブロックに頭を何度も打ちつけた。N子が叫んでいたが、よく覚えていない。
やがて、ほかの社員数人が飛んできて自分を取り押さえた。それで、いったん距離が離れると、「どうしてこんなことを?」という声が後ろから聞こえた。振り返ってよく見ると社長だった。
「すいません! 暴力振るって。すいません……」と、社長の前に行って謝った。直後に左を向くと、T君が尻もちをついた姿勢でうずくまっていて、N子が心配そうに肩を撫でていた。
俺はほかの社員を振りほどいて走り出した。そのままT君の髪の毛を両手で掴んで、「お前が馬鹿にしたんだろうが!!」と叫んで髪を引き千切った。それでまた、ほかの社員に羽交い絞めにされた。理性では諦めていたけど感情が止まらなかった。大声で何度も叫んで、周りが制して、叫んで、制してを繰り返した。そうこうしているうち、ようやく感情が収まった。怒りの心が眠りについた。
もう動けなかった。社長が、「事情があるのはわかったから。増田君は今日はもう帰りなさい」と言うので、自動車のところに行って乗り込もうとした。後ろを向くと、社長が俺に付いて来てて、「自分の車で送る」と提案してくれて、そのまま家まで届けてもらった。
社長の車の中では無言だった。冷静だったけど、やがてT君を殺したいという情動がまた沸き上がってきて、時間が経つとまた冷めた。
辛い話をした。これを書いてる今も、いい大人なのに涙が止まらない。悔しさもあるし、いや多分悔しさしかない。自分自身への。あとちょっとで終わりにする。
休み明けに出勤すると、社長と人事部署のトップに呼ばれた。それで、いろいろ事情を聴かれた。正直に全部話した。N子とT君については、あの日のうちに聞き取りを終えたらしい。ほかの社員についても同じように聞き取りをするとのこと。
その週末だったかな。社長から告げられたのは以下のところだった。
・あなたがこんなことをする人だと思わなかった。信頼していた
・あなたの行為は刑法にも社内規定にも違反する。本来であれば懲戒免職
・だが、T君にも非があることがわかったので、今回に限って停職1か月と減給1/10で済ませる
・N子とT君にも二度とトラブルの種は撒かないように厳重注意している
・次は絶対にない。私に悲しい思いをさせないでほしい。あなたを信じている
こんなことを書いてる以上はわかってると思うが、それから1年以内に会社を辞めた。自分という人間の変化に気が付いて、別の会社の方がいいんじゃないかと思えた。それにもう、あの2人を見たくなかった。
同じ電気関係でよさそうな会社を知っていた。近所にある其処に直接訪問して、採用試験のアポを取ってもらって、そのままスルッと採用されて今に至る。面接の回数は1回だった。
自分という人間は、あれから本当に変わってしまった。まだあそこで働いていた頃、市役所に消防設備の(総合・機器)点検結果報告書を持って行った時だった。事務スペースの前にある窓口で説明を始めたところ、向こうの担当者(冒頭の人と同じ)から、「もっとわかりやすくなりませんか?」「判定不備の一覧表は用意できますか?」「総合点検と機器点検との違いとは」とネチネチ聞かれた。
つい怒鳴ってしまった。
T君の時と一緒だ。頭がスーッと冷静になったかと思うと、自分の気持ちが突然表に出てしまう。その時も、口が先に動いたのだ。理性的思考はない。相手は急に黙り込んだ。ばつが悪そうな顔をしていた。だったら始めから言うんじゃねえよ。
「これが法定の報告書の書き方です。判定不備の一覧表は契約に入ってませんよね?」
「入っているかは何ともいえませんが、一般的に作る物ではないですか」
「私ではなんとも……」
「じゃあ、分かる人呼んでくださいよ! 総合点検と機器点検もわからないって、発注者として問題だと思いますが」
「じゃあ切れよ!!」
席から立ち上がって、T君に向けたのと同じ殺意で、事務スペースの奥野須美の方を睨みつけた。すると、上役と思われる人が飛んできて謝罪を始めた。
どうやら、相手方もそこまで信頼のある職員ではなかったようだ。信頼があったのなら、上役はもっと神妙な面持ちで警戒するはずだ。窓口で怒鳴るという、社会人としてよくない行為をしたのだから。謝罪から入ることはないと思われる。
※今の電気関係の会社では1年ほど働いてるけど、仕事中にキレたことは二度しかない。会社のみんなはいい人だ。俺という人間でも普通に受け入れてくれる。感謝してる。ほんとに感謝してるよ。
N子とは、それから1回だけ会った。会社の近くにあるサイゼリヤだった。デートで何度か行ったことがあった。
「あの時はごめんね」と俺が言うと、首を振ってテーブルの上のジュースに視線を落とした。
「あれから会ってない」
「もう許した。許したから。俺よりも多分いい奴いるよ」
「T君の方がいいよ。絶対」
「……ごめんなさい」
「ごめんなさいじゃねーよ、ボケ」と叫びたい気持ちが沸き出ていた。自分はもう、人間としてかなり良くないと思う。
その場で、N子に「別れよう」と言うと、か細い声で「嫌です」と言われた。その場で、テーブルを片手で叩くみたいにして席を立って、千円だけ置いてサイゼリヤを出た。
N子の様子がおかしいことに気が付いたのか、女の店員さんがレジのところでこっちの方を見ていた。「失礼しました」と言って店を出た。後で確認すると、その店員さんがN子の方に向かっていた。これで大丈夫だろう。
今回は、嫌なことを書いてしまった。書いていて辛かった。でも、ちょっとスッキリした。気が晴れた。
心が濡れている。転職直後は、何をやっても楽しくないし、恋人も作らなかった。でも、N子と交際する経験をしたことで、女という存在に慣れていた。
ほかの人と交際をするきっかけは何度もあったよ。同じ会社の先輩とか、ネトゲのオフ会で知り合った人とか、夜のスナックやラウンジで働いている女の子とか、チャンスは何度もあったけど、それでも付き合おうとは思わなかった。またひどいことになる気がして。
そろそろ終わりにしよう。
ここまで読んでくれた人がいたなら感謝を申しあげたい。
ありがとう。読みにくかったならごめんなさい。
五年目のスマホは何度も水没した。溝にも落ちたし洗濯機にも二度かけてしまったし、アスファルトに勢いよく叩きつけるような落下もあったし落下は数えきれない。いま側面のボタンのカバーも取れてボタンの中身…金属の接触部分が剥き出しになっている。電池が自分で取り出せるタイプだがインドアかつ車移動のため支障を感じなくて電池の交換は先つい日までしていなかった。でも電池から電気を伝える?ための金属の端子が三本ある内一本は折れてしまったし、また多分充電のプラグを挿す端子がかなり磨耗しているんだろう、傾けたり重みをかけてみたり充電するのにかなりの手間がかかる。充電が難しい。困っている。
しかし凄い頑張っている。こんな状態でもものすごく頑張って稼働してくれていて感謝している。なんと修理などには一度も出すことなく使えていたのだ。売りのキャッチコピーは全然伊達じゃないのだ。タフすぎる。
でも限界ギリギリ以上なんだよな…使えないアプリも出てきている。
で、いま予約した新しい端末が来るのを待っている。
あと一週間ほどだ。頑張ってくれ、お願いだ、移行まで保ってくれ…!
そのために何事もなく平和であってくれ…!…
お前らキーボードを買え~
とっととキーボードを買え~
なんでも良いワケじゃない~
シャーシがフルアルミのやつを買え~
表面がanodizing(陽極酸化処理)されてるのを買え~
e-coating(電気泳動塗装)されてるのを買え~
所有欲を満たす質感~
ガスケットマウントのやつを買え~
沈み込むやつを買え~
金属シャーシの高級機なら~
打鍵感はともかく音が悪くなる~買うな~
フォームが何枚も入ってるやつを買え~
吸音素材でコットコトに一歩近づける~
金属の重い筐体であればあるほど音は低くできる~
でも上下に分かれてるタイプは金属反響音対策してあるのを買え~
下手したらプラ筐体の万超えカスタム機種の方がコットコトになる始末~
modするのもいいが~
通ならソルダーでもいいんだが~
みんな大好きなCherry Profileキーキャップを使うなら~
北向きのやつらは意識が低い~
小さめレイアウトのを選ぶほど~
だいたいこのへんのところで買え~