はてなキーワード: 精神衛生とは
技術はあるけどコンテンツがないのか、ネタはあるけど技術がないのかによってだいぶ違うと思うんだけど。自分はどっちかといえば自分の文章とか写真を見てほしいけど技術がない人なので、既存のSNSやブログサービスに頼る方が早いと思っている。
文章も写真もそんなに大勢に見てもらえるレベルじゃないけど、ただ書くだけでスッキリするとか写真アップすると満足するとか精神衛生には良いと思う。
ただし、時々自己顕示欲が頭をもたげると「イイネ!」が少ないとかアクセスがあまりないということに凹みがちになるので、そういうときはいったんパソコンやスマホから離れるか、そういうコミュニティ要素のないサイトを見に行く方が良いと思う。
今の会社よりずっと有名で、世間的な受けは良い。ただし給料は下がるし、仕事内容も自分の興味とはズレてるし、社風も合わなそうだった。
なんでそんな所を受けたんだと言われると、自分が極めて他人の評価を気にする性格だからだ。
面接を受ける前は楽しかった。ああ、俺がこの会社に入ったら周囲の目も変わるだろうな、と。
ところが、実際面接を受けて内定をもらうと、俺は何のために仕事をするんだ?という考えが頭から離れなくなった。世間体のために、社風の合わない会社で興味のない仕事をして今より安い給料をもらうのか?
やっぱり今の会社が一番だね、ちゃんちゃん...なら良かったんだけど、今になって急に自分の「他人の評価を気にする性格」が強烈に現れてきた。
ああ、俺は他人から「すごいね」と言われることで自尊心を満たされるような奴じゃなかったのか?いくら割の良い仕事をしていたって、誰かに金の話をする訳でもあるまい、結局肩書きで他人から羨まれなかったら自分の心は晴れないんじゃないのか?
結局こういう人間は仮に内定を受けてたって別の後悔をしてるんだろうけど...精神衛生面で得しないクソみたいな性格だ。
こういうクソみたいな奴の面接にコストを割いてくれた会社の人達にも申し訳ない。
と申し訳程度に申し訳ないと言ったものの、実際は大して申し訳ないとは思ってない。なぜなら他人の評価を気にするということは、自己保身の気持ちが強すぎるからだ。自己中心的なのである。輪をかけてクソである。はあ。
「精神健康の増進」という国民的課題に対して、いちばん当事者意識がないのは東京大学でしょ。
初回のオリエンテーションからひどかった。フィンランドの精神療法のリフレクティングというのやらされました。
こちらは援助職じゃないんです、当事者なんです。当事者に精神療法をやらせる。無茶振りもいいところです。
回りくどいことをやらせずに、ストレートに話をさせ、来たことを褒めてくれれば、いちばん精神衛生にいい。
協働というのは、来ただけでエラいので。自腹で来ているだけでえらいんですから。
ミルグラム実験を思い出しました。閉鎖的な環境下での学者の心理実験には要注意。
非人道的だと思ったら外部に助けを求めること。ぜったい密室にさせないこと。
向こうは「場の安全」とか言いますけど、いちばん危ないのは君たちでしょ。
倫理委員会に「一般から募集した障害者に対して、ミルグラム実験のようなことをやらないでほしい」と相談しました。
しかし倫理委員会によれば、監視対象は研究(主に医学部で行われる)なので、学習は対象外との回答。これはおかしいと思う。
一般から募集した障害者というのはいちばんストレス脆弱性が高い層なので、注意深くあるべき。
第二回からは冒頭で「気分が悪くなったら休んでください」というアナウンスが入るようになったので、多少は気合が入った様子でした。
本当は保健所とか、労基署とか、独立した外部機関が入った方が、ガバナンスとしては正常だと思う。
精神障害者から身体障害者まで、あらゆる障害者を募集しちゃった。
小学校でも、普通の小学校と特別支援学校とでは必要な教員免許がちがうわけですが。
受講生が生物学的に耐えられるかどうかではなく、自分たちの都合(政治的な正しさとか)を最優先した。
いつもの駒場の論理で盛りだくさんのカリキュラムを組み、つめこみ教育をやった。
自分たちは日本でいちばんの大学の教員だから、指導力があるはずと奢っていたんじゃないですか。
一流大学の教員に指導力なんて求められない。応募してきた学生を振るい落とすのが仕事だから、誰だってできる仕事。
生徒ひとりひとりの個性を見抜いて、褒めて伸ばすなんていうことはできない。
受講生同士の横の人間関係を育てるという視点が欠落。ホームルームや学級会に相当する時間をまったく設けなかった。
エビデンスを認めない。文科省の報告書でも「実証」という言葉で叱責されていますが、理屈にこだわる。
建前を向こうは並べ立ててくるんですけど、こっちは体でストレスを感じている。エビデンスベースドで話が進まない。
安冨歩さんの『原発機器と東大話法』を読んでいるんですが、この本は東大人の行動を理解する上で示唆に富んでいると思う。
「対人操作をやる」というのは納得。
交渉力が高い。雄弁・多弁で、すごいしゃべります(文科省は「対話」という言葉で叱責)。感受性は低いです。
それってパワハラなのよ。
「都合のいい福島県民」を見つけてきて、自分たちは東大話法でちゃっかり傍観者を装う。
ただでさえややこしい福島に、ややこしい東大文系が近づき、もっとややこしくする。
そうやって生成された摩訶不思議な「哲学論文」とやらを英訳して海外に発信。
中身を少し読んだが、自己満足の作文って感じだったので、そっ閉じした。
私たちの税金は社会の中でこんなふうに「有効に」生かされているっていうわけ。
私は推し、担当、嫁、とにかく特定の誰かひとりに入れ込むことができない。
これが好きだなあ〜とは感覚的に思うけど、一番を選べ!ってなると挙げられないので人気投票系は毎回悩む羽目になる。上位数名なら絞れるけど、ひとりだけ!って言われると選べない。カップリングやコンビなどのグループカテゴリも同様で、NL寄りの夢方面(厳密に言うと女主人公受け)が好きだけど腐カップリングも特定の地雷でなければ大体いけてしまうし、雑食と言われると否定はできない。嫌いなものは少しあるけど大体は好き、みたいな感覚だ。
推しがある人の情熱は本当にすごくてそのエネルギーを羨ましく感じてしまっていたんだけれども、同時に変にねじ曲がってアンチっぽくなりやすいリスクもあるんだなあ〜と過去交友関係にあったけど今やソシャゲ運営への変な主張に全てを費やし精神を病んでいる同年代の子を見てなんとなく思った。
その子はちょっと前まであるソシャゲのカップリング(公式内で絡みはないが、設定上関係はあるふたり)をジャンルごと推していて公式へのディスりも軽いものだったんだけど、マイナーカプゆえか公式からあまり供給がない上に公式が割と運営ガバガバだったのもあってどんどん歪んでいってしまった。まあ元から地雷カプにわざわざ噛みつきにいくようなタイプだったから素質はあったのかもしれない…。とにかく公式の挙動にいちいちキレ、解釈違いに噛みつき、事実なんだかわからない主張をし続ける怪物になってしまった。本人曰く精神疾患も患ってしまったらしい。それでもソシャゲはやり続けているし、課金もかなりしているようだ。
アンチはファンが好きだった対象に裏切られて生まれるみたいな話を前にここだか誰かのnoteだかで読んだ覚えがあるけど、すごくしっくりくる。みんながみんなそういうわけではないだろうけども推しへの情熱が大きい人ほどアンチになるとやばい。絶対そのソシャゲから離れた方がその子の精神衛生的に良いけど、たぶんもう離れるとかそういう発想にすら至らないんだろうな〜。情熱がときに狂気を生む…。
さて、フリーター歴早3年強!
将来の夢と言える時代は過ぎて、
すぐ先の目標!ってとこまで近付いてしまった、幼い頃から唯一つ見つめ続けて居た夢の話。
そろそろ結果を出さなければいけない!
親からの扶養もそろそろ外されちゃうし、年金やら健康保険やらなんやらと、
だらだらと数時間のバイトで払えなくなってきてしまうまで、あとちょっと!ちゃんと半日働いて、
お金を稼いで、親からの自立をしましょう!って言われそうなのをギリギリ回避!時々回避できなくてオーバーキル!!
夢を叶える!オア!デッド!!
小学生の頃から夢見てきた、とある職業、自営業!夢がある仕事!
中学生で、やっと本気で考え始めて、高校生はそのまま並行、結果は思わしくない!
ちょっとずつは前進しているようだけど、まだスタート地点には立てて居ないのです!亀より鈍い!ナメクジかな???!
私は頭が悪いので、中学生!私立高校しか合格できなかったら死のう。しかし私立以外に合格!ヤッタァ!
高校生!漫画やアニメ、フィクションだと高校生とはもう大人で、親に反抗できて、それもなんだかんだ許してくれて、
一人の人間だと認めてくれるはず!と思って居たけど、そんなことはなく!中学生の延長!ワァオ!私に反抗は許されない!
頭は変わらず悪かったので、進級できなかったら死のう。留年したら死のう。そう思って居たのに、
高校在学中に、自傷行為がバレて親からの当たりが少しやわらぎ、少しだけ精神衛生が良くなるよ!
専門学校!夢は夢だと諦める時、今までで結果が出なかったし、これから生きるために、仕事につけるようにならないと。
そう思い、夢に関連してるけど、勝率は夢より高い就職先に就くための専門へ進学!
しかしなんと、ここでも頭が悪く、物覚えが悪く、そして、癖のある講師に嫌われる!呆れられて見下されるのがわかっちゃう!ワァオ!
夢を本気で追いますので、フリーター許してください、とりあえず数年。と!
ちょっとは進歩したけど、まだスタート地点につけて居ない!ごみ!
でも、私がいつでも死ねるぞって空気を時々わざと匂わせるせいで強くは言われない!
そしてまぁ、私が普通に頑張ってるって感じ取ってくれてるのもある!
見込みゼロではないけど、どうなるかわからない完全博打中!人生楽しいね!!!!!
でも先ほどにも述べたように、今年いっぱいでもう少し結果を出さないと先がない!
そして先でも申したように、メンヘラスーサイド願望を永遠と抱き続けてきた、学生時代の遺産!
私は生きることに執着はない!
ということで!私が生き残るには、夢を叶えなければならない!
夢を叶えられないなら私は生きる意味がない!生きたいとも思えて居ないっていうのが本音!
むしろ、夢が叶うかもしれない!って希望だけが、いまの私を生かしてる!
好きな漫画も小説もアニメもドラマも、何もかも、私がこの先、苦しんで生きていかなければ、続きが見れないのだぞ!と言われても、
その娯楽を生きる糧にできない!続きが楽しみだし、この先の展開も知りたい。それでも
私が苦しんで生きるのを対価にしてまで、手に入れたいものではない。
それでも、私を引き止める材料にはない。
私の命綱は、すでに、幼い頃から抱き続けた夢だけになっているのです!
命の重さ?命の尊さ?お前を育ててきた親に対して悪気はないのか?
私が親に媚びへつらってニコニコ這いつくばっているのは、私が一番生きやすいようにしている、最良の行為である。
親に見放されれば、夢は一瞬で絶たれる。
一人で生きていく能力はない。それなら一番近くにいる親に頼るしかないのである!
ニコニコ機嫌をとって入れば衣食住は完璧に守られているのだもの!!!!!
それでも、本当に、後、多分、今年いっぱい。結果が出なければ、
そして、私がフリーターを辞める時!それは私の夢の終わり!そして人生の終わり!!!
30万貯めてレッツスーサイド!30万で私の死体を燃やしてね!!!!!!!
私はもう少し夢を見続けているよ!!!!!
いや、Amazon自体が詐欺を働いているのではなくて、マーケットプレイスの出品者がコスい。
本やDVDなどのAmazon在庫を買うぶんには、実店舗で買うよりも安く手に入るのでお得なのだが、
食品や日用品はAmazon在庫ではなく、マーケットプレイスの謎出品者による配送であることが多い。
例えば、どれだけ人件費や材料費が上がろうとも何十年もの間、一切値上げせず1本10円という値段にこだわり続ける企業努力の塊、「うまい棒」なんかはAmazon詐欺の筆頭商品である。
定価10円の商品が30本入なので実店舗では1パック300円で販売されている。
これがAmazonでは当たり前のように1パック1000円で売られている。
もちろんマーケットプレイス商品で、出品者は長野県だ神奈川県だの聞いたことのない会社名である。
わざわざ卸問屋から仕入れなくとも、その辺のスーパーで買ってきたのを配送するだけでも1000-300=700円の儲けである。
常に在庫しておかなくとも、注文がきたら近所のスーパーで買えばいいだけ。
で、スーパーで売られている定価よりも何倍ものボッタクリ価格で販売する。
また、スーパーで5箱1パック200円という圧倒的低価格で売られている「ハロー」というティッシュがある。
中国製だが、安いのに品質は悪くないので我が家でもよく購入しているが、
誰がそんなもん買うのだろうか?と思うが、レビューを見るとけっこう購入した人が多く、
「商品名が『ハローティッシュ 300枚×5パック』と表記されているので、5箱1パックが5パック分届くものと思い購入した。値段的にも、そうでなければおかしい。なのに、届いたのは1パック。何も考えずに購入した自分も悪いが、このような詐欺的販売は気分が悪い。高い買い物でした」
と、同じような内容のレビューで埋まっている。
これもマーケットプレイス商品で、なかには個人でやってるっぽい奴もいた。
定価の数倍の値段で客を騙して販売するなど、これは立派な詐欺ではないか。
口を開けば「せどり」としか言わない連中の間で、この手法が割のいい商売として広まっているそうで、Amazonでこういった食品や日用品で検索をかければ
どこのスーパーでも売っているのに定価の倍で売られているバカらしいページが腐るほど出てくる。
こいつらは「問題のある出品者」でしかないので、Amazonから追い出してもらわないと迷惑でしかない。
こいつらがいる限り、Amazon自らの評価も落とす一方だろう。
こんなこと、いくら儲かろうがクレームがすごいだろうし、まず売ってるこっちの気分も良くないので俺なら絶対にやりたくない。
とりあえず、食品・日用品の類はAmazonで買わずに近所のスーパーで購入したほうがよっぽど安くて精神衛生的にも良いので、みなさん気をつけて。
何がバズるか分かりませんよね。私は2回バズったことがありますが、「何でこれが?」って感じでした。わりと誰もが「あ~こういうのあるよね」と思う話とか皆が気になる金銭感覚の話とか…。
でもバズるということは「お前嫉妬してるんだろ?」とかいう否定的コメントが何割か入るということなので、そんなに楽しくないですよ。私は匿名ダイアリーなのに一所懸命コメント返したりしましたが、ごもっともと思える意見の人や簡単に反撃できそうなのにしか返しませんでした。
有名ブロガーとか固定ハンドルでブログ書いてる人は年がら年中こんな目に遭っているのかと思うと尊敬します。私はSNSとかで一所懸命文章書いてもスルーされがちなんですが、反応があるということは否定的なコメントも受け入れないといけないということです。ここは匿名な分、攻撃性が高くなりがちですが、ここでしょっちゅうバズっていたら精神衛生に悪いと思いました。
星野仙一氏をたたえる言葉があちこちから聞こえてきて、精神衛生にたいへんよろしくない。
もちろん、星野氏もご家族にとってはかけがえのない夫であり、父であり、その点ではお悔やみ申し上げるのだけれども、野球人として、社会人としてどうだったのか? 暴力や圧力や傲慢や、そういう面があるだけでもうダメなんだよ。ああいう精神がこの世から一つ消えて、心安らかな世界に一歩近づいたんじゃないかと自分は安堵しているんだ。
でも、野球ファンってそこには目をつぶれるんだよねえ。昔は自分も熱心な野球ファンだったけど、そこのところはよくわからない。まあ、星野氏への追悼メッセージを書いている知り合いは要注意フラグってことにしとけばいいのかな。
ご飯食べたらベッドに横になって寝る。
ひどい時はひと口かじってポイとかふつーにする。
食べることすらめんどくさくなってるのだ。
でも浪費はストレスの発散になるのでご飯を食べるという言い訳で無駄に飯を買ってしまっている。もったいない。
唯一全部食べれるのはガムと梅ねり。
もうこれだけでいいかもしんない。
娯楽としてスプラトゥーンとねこあつめのねこを作るキットを持っているがもう全然やらないよね。
スプラトゥーンなんか負け続くと苛立ちすら覚えるから精神衛生に良くない。
やりたいと思って買ったのに全く体が動かない。
仕事で疲れてる?
見た目に気を使うのもしんどくなってきた。
ブスだから周りの誰よりも手間と金をかけてるはずが全然綺麗にならない。
鏡を見るたびに辛くて綺麗に整えてあった前髪も伸ばして顔を隠すようになった。
ブスはデパコスで化粧してもブランドの服を身にまとってもブスでつらい。
でもヒトは見た目が99割って経験則知ってるから頑張らなくちゃと思ってたけどもう無理だ。
人と話すのもしんどい。他人に期待を置くだけ無駄なので必要最低限以外は関わらないことにした。
すると孤独で寂しい。寝ながらワンワン泣いてしまう。もう24になるのに。
コミュ障のくせにいっちょ前な健常者と同等に立ちたいという思いを持ってるから余計生き苦しい。
諦めたらいいのに。
ウー、ガンダー!
突然だが、私には本命のバンドマンがいる。それこそ今回話のメインとなる、昨年2月から今年の半ばまでおよそ1年半私のエネルギーを全集中させたバンドマンだ。以後便宜上、彼のことを王子と呼称する。
王子に出会ったのは2016年2月5日。諸々の縁あって、とあるイベントライブに当日券で入ったのがきっかけだ。私はとても守備範囲の狭いバンギャだったので、その日のライブには目当てとなるバンドはいなかった。スタンディングで見る気力がなかったので2階席へ移動して幕の隙間から見える機材搬入をする真っ赤な衣装に身を包んだ人影をぼんやりと眺めていた。やがて幕が開いた。5年ほど前に一度だけ見たことがある、やたら覚えにくい名前のそのバンドの上手ギターが王子だった。真っ赤な衣装に真っ赤なリップ、派手な金髪、赤と緑のオッドアイ、テクニカルなギタープレイ、ギターソロを弾く真面目な顔、ソロを終えた後に大きな口をパカっとあけて笑う顔。彼の動き全てに目を奪われた。心が震えた。そんな状態のときに、王子は時たま2階を見上げてこちらを指差したりするものだから、完全にハートを撃ち抜かれてしまった。25分のステージが終わりメンバーが捌けるのを見送ったあと、すぐさま近くのCDショップへ走り最新アルバムを2枚購入した。我ながらちょろすぎる。私は王子と衝撃の出会いからおよそ30分で翌月の2ショット撮影会の参加券を手に入れた。
翌月3月14日。ホワイトデーイベントということで30秒トーク&2ショット撮影会が行われた。ガチガチになりながら初めてのイベントへ向かう。ライブ以来の王子。衣装着用時はつけまに派手なカラコン、赤リップ、とキャバ嬢のような見た目をしていたが、衣装でないときは薄いメイクになるようで、男らしさを感じてドキドキした。至近距離で見た王子はむき卵のように白くてツルツルしていて、隣に座るとなんだかいい匂いがした。優しくてかっこよくてトークも軽妙で、30秒間の間に100000000000回惚れ直した。この日の帰りさらに8枚アルバムを買い足して帰った。
4月、5月は毎週のようにライブとインストに通った。王子は3度2ショットを撮るころには私を認知してくれたし、手元にあるインストチケットがなくなる頃には自発的に名前を呼んでくれるようになった。以前通っていたバンドでは空気を貫いていた自分にとってはこれはかなり新鮮で嬉しいことだった。認知されたからには頑張らなきゃ(?)という謎の使命感からライブの本数を増やした。元々ワンマンライブ以外は行きたくないたちだったが、30分でも20分でも王子がステージにたつ公演のチケットはすぐに買うようにした。
7月にはツアーファイナルのため大阪へ飛んだ。王子のバンドの拠点は関西のため大きなライブは必ず地元大阪で行われる。実は私はギャ歴に比べると経験値が非常に浅く、ライブのための遠征の経験がほとんどと言っていいほどなかった。このライブが私の初遠征の皮切りとなり、以降東京大阪間の移動へのハードルがぐんと下がったように思う。
本当にこの頃、王子が好きで好きでたまらなかった。早いチケットを買い直してライブに行った。王子が構ってくれないと楽しくなかったからだ。構ってくれた日は浮かれて浮かれて、だらだらとツイッターに感想を垂れ流した。ライブの合間に行われるインストのために、バカみたいにCDを予約した。たくさん王子と写真を撮った。写真なんていらなかったけど王子に私という存在を忘れられるのが嫌だったから、毎週毎週飽きもせず撮影会へ向かった。私の顔を見て名前を呼んでくれるのが嬉しかった。
こう何度も現場に出向くようになると、周囲にいるファンの誰が王子を好きなのかも分かるようになってくる。いつも同じ列に並んでいる他のファンにたいして無駄に対抗心を持つようになった。こいつらが見てない王子を見たいという一心でたかだか20分程度しか持ち時間のないイベントライブのために地方へ行ったこともあった。とにかく私しか知らない王子を求めていろんなことをした。結果、何かが手に入ったわけではなかったけどその場限りの優越感を楽しんだ。
頻繁にライブに行くようになったある時。王子が贔屓にしている人が誰なのか、分かってしまった瞬間があった。周年記念のワンマンライブ中、そのうえ2列目にいたにも関わらずワンワン泣いた。その日、王子とは目も合わなかった。あまりにショックで翌週の大阪遠征も取りやめた。チケットは捨てた。10月のことだった。
しばらくの間、ショックでライブの本数をかなり減らした。11月に一度話す機会があったのでそこで少し会話をして、クリスマスにライブに行った程度。どちらも大したことは話せなかった。代わりに時々ファンメールを送った。ファンメールといっても、王子に対する八つ当たりのようなことばかりかいていたので、実際には迷惑メールだったが。迷惑メールを送り続けたことで、1月の接触では「痛い女」と王子に言われてこれまた泣いた。しかしそんな風にいいつつも、王子は優しいところがあるので迷惑メールに書いた私のお願いを結構聞いてくれることがあった。私信とまではいかないが、ツイッターやブログ、接触等で律儀にレスを返してくれる王子がやはり好きだなあとその度に実感していた。
ファンメールから徐々にモチベーションを取り戻した私は2月からまた少しずつライブの本数を増やしていった。麺被りは殺す精神はそのままだったので、とりあえず王子に構ってもらいやすい位置をキープすることでなんとか精神衛生を保っていた。その頃春からのツアーが発表された。モチベーション絶好調の私はウキウキで東名阪のチケットを押さえた。なんとこれが中々のあたりで全公演そこそこの早番だったうえ、そのうち1つは最前確実だった。狂喜乱舞した。王子にそのことを伝えると「ほんまか!最高やな!」とハイタッチしてくれた。可愛かった。
ツアーが始まった。気分は最悪だった。どうして目の前にいる私を見てくれないの。なんで私がいること分かってるのに別の人構うの。そればっかり考えていた。王子の目の前にいるのに王子の目に私は映らない。死にたかった。私はこんなに色々なものを犠牲にしてきてるのに、なんで、お前は。
公演のあと、メンバーと写真を撮るイベントがあった。能面のような顔で撮影場所にきた私に王子は言った。
「私のこと見えてたんですか」
もう本当に死にたかった。
私のことを見ない王子が嫌だったし、ファンの分際で見られたいという気持ちが肥大している自分が気持ち悪かった。私なんてたまたまチケット運が良かっただけの金なし乳なしブスだ。私よりお金をつぎ込んでる人も可愛い人もごまんといる。私が無視されることも、そういった人たちが気に入られるのも当たり前だ。でも我慢ができなかった。「次のライブも同じとこにいる」と王子に告げて撮影場所を後にした。1週間後、私はまた王子の前にいた。その日も王子はこちらを見なかった。私は限界だった。
好きだった頃に買ってしまったチケットが十数枚残っていた。ほとんどは売った。売れなかった3枚は捨てた。友達と行く約束をしていた2枚はちゃんと公演を観にいった。最前列で見たけど、やっぱり王子の目に私が映ったという実感を持てる瞬間はなかった。そして明後日、友人たちと約束しているライブで最後の1枚を使う予定だ。一体この日はどうなるだろうか。
好きというエゴが肥大して好きなものを好きだと思えなくなってしまった。少し前に起こったアイドルの殺傷事件。正直気持ちが少しわかるのだ。好きなのに、好きなのに、好きだから、憎い。まるで病気だ。
今も王子のことが好きだ。でも王子が憎くてたまらない。この感情と決別するまでは、王子に会いにいってはならないと、そう思ってる。