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はてなキーワード: 主権とは

2018-03-10

人が死んでいる

とうとう森友で死人が出たか

俺は一般的に言われるところの官僚って立場だけど、これはマジで恐ろしい。

俺達は国を守る為に全力で働いてる。

けれど、国は俺達を守ってなどくれない。

いたことない人は全然わかんないだろうけど、官僚エネルギーはすごい。思いは人によって様々だけど、共通しているのは、国を善くしたいって思い。

けれど、その思いは片思いで、俺達は平気で切られる。

それでも、国を善くしたい一心で、民間も真っ青な底無しブラック環境を楽しんでいる。

国で働いてる人間は、なにが真実かなんとなくわかっている。


誤解のないように言うが、俺達は決して国を盲信しているわけじゃない。

国の政策が全て正しいことなんてありえないし、間違っていることに対しては間違っていると言わなければならない。

政治家官僚関係には、極端なパワーバランスがあるけれど、だとしても様々な手を使って政治家を説得し、懐柔し、国を善くしていくのよ。

ただ、官邸主導が悪いとは思わない。あくまで国を決めるのは、国民代表である政治家だと思っている。政治家の思いは国民の思い。そうやって我が国主権は成立している。

実際、省益がぶつかり合って、どちらの意見も正しい時には、政治家が決定するプロセス大事だったりする。突破口にもなる。

官邸主導は行き過ぎた。

上の人間は上ばかり見ている。

安倍さんが国を悪くしている、とも思わない。中にいると、官邸主導でトップダウン物事が進んでいく勢いというか、国が変わるのが見えて、わくわくすらする

でも、官僚は守られなくなった。

挑戦できなくなった。

思いきれなくなった。

政治家と、政策を語り合えなくなった。

森友で死んだ彼は、最後まで国を善くしようと戦っていたんだろうな。

誰にも守られなかったけれど。

追記 3/10 16:45

稚拙文章申し訳ない。増田落書きを読んでいただき、厳しい御意見いただき感謝

イメージしている「国」は、官邸とか政府というより、国民総体を指している。国民主権ですので。ただ、国民の中にも様々な集団がいて、各省庁のバックには、見ている領域に近い、色々な利益団体がいる。それが省益。なんじゃこりゃ?と思う縦割りも多々あるが…

天下りできるなんて思って働いている中堅、若手はいないんじゃなかろうか。若者年金なんかもらえないだろと思って納めているのと一緒。官僚にも世代間格差があるのです。

あと、勘違いされているが、法を守るのは当然、俺はこの件について非常に憤りを感じている。

追記 3/11 18:00

本件への違和感を、元経産省宇佐美さんが語ってくれていた。

http://lite.blogos.com/article/282954/

ここまで反響があると思っていなかった。まだまだ世間から見たら官僚=悪で、確かに悪さをする人達もいるのだろうけれど、官僚虐めをしても、変わるべき人達は何も変わらない構造がある。

国を善くする主体が必ずしも官僚でなくてもいいので、憎みあわずに同じ方向を目指せたらと思う。これは別に甘い考え方だとは思わない。

2018-03-04

安倍人達

安倍はいいんだけど安倍さん変えてその後どうしたいんだろ?

保守政権じゃないとアメリカ大統領トランプのままの場合ジャパンバッシングが始まって日本終わるわけで

今の野党与党になるってのが希望なんだろうけど

仮にトランプ退陣して他の共和党もしくは民主党大統領になってもバッシングパッシングは起こるし

中国にすり寄っても尖閣あげる勢いのかなりの土下座外交しなきゃ相手にされない

憲法改正して軍事力持って真に主権持とうと思ってもイデオロギー邪魔して無理

詰んでると思うんだけど

2018-02-21

から男への痴漢や性暴力ほとんどない理由

男は別の人間から自身主権侵害される行為を受けたら、即座に暴力報復応酬することが可能である

なので男は女から痴漢を受けることはほとんどといっていいほどあり得ない。

もし女から男への痴漢や性暴力行為があったとしても、反撃されて警察に突き出されて終わりである

から男への暴力は、力の弱い男児被害者になりやすいことからも、説得力を持つはず。

世界最強の軍隊を持っているアメリカが、他国から侵略される可能性が限りなくゼロであることと同じ。

別に、女は男よりも善人が多いというわけではないのである

2018-01-23

領土なんてあげてしまえばいい

もう、戦後主権回復しなきゃよかったね。

2018-01-21

anond:20180121044657

主権(しゅけん)とは、国家構成要素のうち、最高・独立絶対権力、または近代的な領域国家における意思決定と秩序維持における最高で最終的な政治的権威を指す。 国家主権のこと。

調べました。すみません勘違いして使っていたみたいです。気をつけま

anond:20180121041954

それを読むと右翼天皇側なので古くからイメージ左翼ヨーロッパ労働者権利革命から新しい考えのイメージになりますね。

からからの考えの自民党右翼主権を握って居て、一時期新しい考えの左翼民主党主権となり、今は右翼自民党主権を握った。ってことになるんですね?

いから良い、新しいから良いとはどちらも言いませんが。

2018-01-17

anond:20180117181756

我が国は、

いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国無視してはならないのであつて、政治道徳法則は、普遍的ものであり、この法則に従ふことは、自国主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる

ので、そんなことはしないよ

2018-01-16

anond:20180116113123

残念ながら簡単にはわが国の主権が及ばんのです。

2018-01-13

EUモロッコ間で締結の漁業協定は……

EUモロッコは、1996年に提携合意を、2006年に漁業クタにおける協力合意(以下「漁業協定」という)を、そして2012年に農産物・加工農産物及び水産物・加工水産物に関する自由化協定を締結した。2016年12月21日に当司法裁判所は、欧州委員会に対しポリサリオ戦線が提起した訴訟における判決への控訴において、EUモロッコ間で締結された提携合意協定西サハラには適用されていないと判断した。しかし、この事件は同漁業協定に関するものではなく、それゆえ当裁判所判決において、その協定については何ら有効性の判断を行わなかった。

UKにおいて、西サハラキャンペーン(WSC)は、西サハラの人々の権利認定サポート目的とする独立ボランティア組織である。WSCは、高等法院(英国及びウェールズ)の女王座部(行政裁判所)にて、EUモロッコ間で締結した漁業協定と、同協定を首肯し施行する規則類は、同協定規則類が西サハラ地域水域適用される限りにおいて無効であると訴えている。WSCはそれゆえ、UK当局が同協定を履行すること、とりわけ西サハラ産品をモロッコ王国の産品と認めて特恵関税待遇を与えることを違法行為だとみなしている。さらに、WSCはUK当局西サハラ近海漁業ライセンスを発行する権限を有していることについても争っている(同協定で、EU漁船特定の条件の下でモロッコの漁場内で漁獲してよいと定めているため)。

高等法院は当裁判所に対し、まず、西サハラキャンペーンEU規則類の有効性について国際法を遵守していないとして争うことができるか、次に、EU法のもとで同漁業協定有効なのか、について確認を求めている。EUが締結した国際協定とその施行規則類の有効性の審査のための仮決定的手続のもとで請求が行われているのは、これが初めてである

 今日、メルキオール・ウォスレ法務官は、彼の見解のなかで、当裁判所は「EUが締結した国際合意適法性査定する裁判管轄を有しており、WSCのような団体は同漁業協定適法性を争うことができ、そして、同漁業協定西サハラ地域水域適用対象とするために無効である」と回答すべきである旨を主張している。EUが締結した国際合意適法審査する枠組みのなかで、国際法上のルール準拠することが自然人法人に開かれているかについて当法務官は、そのルールが無前提かつ充分明確であり、その性格と主要なロジック申し立てられた法の適法審査を妨げていないのであれば、EUが拘束されている国際法上のルール依拠して法的な手続きを行うことが可能でなければならない……と、みなしている。

 当法務官は、WSCの依拠する以下の国際法上の3規範に関して、こうした条件を満たしていると考えている。それは:(1)自己決定権、(2)天然資源にかかる永久主権原則~それが西サハラ人民利益のために当該資源の利用を要すかぎりにおいて~、そして(3)占領地域天然資源の利用にかかる国際合意の締結に適用される国際人道法のルールである。当法務官は、これらの規範EU締結国際合意適法審査の枠組みのなかにあり、これらに依拠することは可能である……と結論している。

 そして当法務官は、同漁業協定とこれを首肯し施行する規則類が、これらの3規範に適合しているか審査している。

 まず当法務官は、西サハラの人々が国連総会の設けた条件で自己決定権行使することすら、かくも永くの間、機会を奪われている……と、述べている。西サハラ併合によってモロッコ王国統合されたが、この地域の人々が自由意思表示をしたことによるものではなかった。モロッコ領土への西サハラ一方的統合と、当該地域にかかるモロッコ統治権主張を根拠として、モロッコが同漁業協定を締結して以来、西サハラの人々はその天然資源自由処分していない。それが、自己決定権によって求められているにもかかわらずである。したがって、申立ての規則類によって定められ行われる西サハラ近海でのEUによる漁獲は、西サハラ人民自己決定権尊重するものではない。

 モロッコによる西サハラ統治権の主張は西サハラ人民自己決定権を損なったことによるものであるから西サハラ人民自己決定権モロッコによる侵害の結果である違法な状況を是認せずその維持に援助を与えないようにする義務を、EUは怠っていた……と結論する。この理由のため、西サハラ地域とその近海への適用に限って、同漁業協定とそれを首肯し施行する規則類は、欧州連合に対し外事につき人権保護国際法を厳格に遵守しなければならないと要求する欧州連合条約の定めに適合していない。

 当法務官は、西サハラにおけるモロッコデファクト施政勢力もしくは占領勢力としての地位は、同漁業協定の締結を正当化できないと考えている。第一に、「デファクト施政勢力」の考え方は国際法存在していない。第二に、モロッコ西サハラ占領勢力であるが、同漁業協定の締結のされ方が、占領地域適用される国際合意占領勢力による締結に適用される国際人道法のルールに適合していない。

 次に同法務官は、同漁業協定により提供された漁獲のほとんどが西サハラ近海限定的関係している(これらの海域で得られた漁獲は、同漁業協定で定められた漁業文脈で行われた総漁獲量の91.5%付近にのぼる)と認定する。同漁業協定に従ってモロッコ王国へ支払われた財政的貢献は、ほとんど西サハラ人民利益のためだけに使うべき…ということになる。当法務官の見解では、同漁業協定西サハラ人民利益のための漁獲となるために必要な法的セーフガードを含んでいない。この意味において、天然資源に係る永久主権原則占領地域天然資源の利用にかかる国際合意の締結に適用される国際人道法のルール、そして最後に、これらの原則ルール違反した結果である違法状態是認せずその維持のために援助を与えないEU義務を、同漁業協定及び他の申立ての規則類は遵守していない。

 これらの理由全てにより当法務官は、同漁業協定無効である結論する。

2017-12-28

日本再興戦略

はじめに

 昭和20年大東亜戦争終結以来、我が国は急速な復興を遂げ、GDP換算で世界第2位の経済国家となった。他方で、アメリカ合衆国米国)を中心とするGHQによって拙速に作られ、我が国民の総意を反映しているとはおよそ言い難い憲法を保持することにより、国民精神の十全な発揚を伴った発展は掣肘を受けた。その結果、近年では共産党政権一党独裁国家である中華人民共和国中国)の経済成長に比して我が国経済の成長速度は鈍化し、世界第3位の経済大国という地位に甘んじている。拡大する経済力を基盤とした中国軍事的拡張と、各地での侵略行為は留まるところを知らず、国際秩序の安定上、予断を許さない状況が続いている。

 今こそ、軍事的圧力を背景に押し付けられた借り物の秩序から脱却し、我が国独自政治・経済社会的秩序を打ち建てる時が来ている。帝国主義的な拡張路線にひた走る中国ロシア凌駕し、我が国民がその潜在力を十全に発揮し、我が国未来永劫にわたって繁栄を続けるための基本的条件は、古来より連綿と受け継がれたわが国独自精神文化に立ち戻り、それ基づく政治・経済社会へと変革を成し遂げることにある。以下ではこうした方針に基づいた変革のあらましを記述し、現在に至るまでの進捗状況について述べる。

政治社会

 現行憲法に起因する政治社会制度上の根本的な問題は、国民主権あるいは民主主義の名の下に、収拾のつかぬ意見の多数性がいたずらに尊重され、急を要するあらゆる変革への掣肘となり、かえって衆愚政治に堕していることである。したがって、憲法改正して大日本帝国憲法天皇主権に立ち戻り、国民の強固な統合を図ることが最も枢要である。この目的に照らしてみれば、基本的人権結社の自由信教の自由制限を受けることは当然である。引き続き憲法改正議論を提起し、我が国伝統的家父長制に基づいた国民統合を進めねばならない。

 大東亜戦争終結時、GHQにより天皇制廃止議論が起こり、その方向で新憲法が起案された。先代天皇連合国最高司令官マッカーサー元帥と面会し、象徴としての天皇制存続を取り付けることに成功した。天皇主権国家が次に戦争をひきおこし、他国国土占領される事態に至った場合万世一系天皇家は確実に廃絶されるという教訓を、この経験天皇家に与えた。

 今上天皇はこの教訓を遵守し、天皇主権憲法へと改正を進める論議が起こるにあたって、自らの退位によってこの流れを断ち切ろうと試みた。しか象徴天皇制下において、このような越権行為断じて許されるものではない。天皇象徴となった現在、新憲法下で天皇主権意味するところは、天皇に助言を行う内閣主権であり、ひいては、内閣の長たる内閣総理大臣主権でなくてはならない。こうした主権移譲が円滑に行われるよう、憲法改正議論は続けていかなくてはならない。

 現行憲法下での平等は機会の均等を国民保障する根拠となったが、これはかえって我が国の発展を妨げることとなった。国家が永続的な発展を続けるには、強いものさらなる発展を続けることが、より合理的である。したがって、豊かなものさらに豊かに、強いものさらに強くなるよう、あらゆる方面において既存の有力家への支援を一層拡大することが枢要である

 進捗度: 順調に推移している。

経済

 イノベーションとは畢竟、知的金銭的、社会的な多様な資本の集約を要する。資源の限られたわが国において、すでに成長を遂げた企業への支援継続することが最も合理的である税制労働法制の改革はこの路線に沿って行われなければならない。

 強いものさらなる発展を続けることが合理的である以上、国民の間に所得によって階層分化が生じることは必然である低所得者納税額高所得者に比して低いため、利用可能福祉サービスを減らすことが合理的である福祉サービスの削減について合意を得るためには、強いもの努力によって強くなったのであり、弱いものはみずから怠惰からそうなったのであり、自己責任であるという当然の理路について、国民により一層の教育を図る必要がある。

 進捗度: 順調に推移している。

科学技術

 科学技術国家経済的軍事的発展を支え、国家威信を高めるものでなければ、その存在意義を持たず、財政的援助を受ける必然性がないことは論を俟たない。したがって、産業への応用可能性が最も高い分野に集中的な投資を行い、投資正味現在価値に対する監視を強め、投資判断組織の改編は迅速に行うべきである

 我が国独立独歩中国およびロシア軍事的に対抗するためには、軍事産業の育成が急務である。したがって、大学等の高等研究機関において軍事研究への投資を拡大し、軍事産業の発展に必要技術および人材の育成をさらに進めるべきである

 大学における学問の自由は、天皇主権国家の発展を妨げないかぎりにおいて認められる。国立大学については財政上、人事上での国家の関与を一層強化し、国家経済的軍事的発展へ大学が確実に資するよう政府は導かねばならない。

 進捗度: 順調に推移している。



平成29年12月28日改訂

内閣府では本戦略案に関するパブリックコメントを受け付けています

2017-11-04

日本共産党労働者階級を騙すな

日本共産党が、今回の総選挙の結果を総括する文書の中で、今後の党の躍進策として、「第一は、日本共産党綱領歴史理念をまるごと理解してもらい、共産党をまるごと支持してもらえる方を広げていく活動を抜本的に強めること」ということを挙げている。

http://www.jcp.or.jp/web_policy/2017/10/post-766.html

でも、その綱領って「アメリカの対日支配は、明らかにアメリカ世界戦略アメリカ独占資本主義利益のために、日本主権独立を踏みにじる帝国主義的な性格のものである」なんて書いてある。そこまで言ってる綱領を、ターゲットである労働者階級」にまるごと支持させることはできるだろうか。

http://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Koryo/

関連産業も入れると全就業者数の1割近くを占めると言われる自動車産業が、いか市場としてのアメリカに頼っているか無視しているんじゃないか北米市場の売上構成比はトヨタで4割近く、日産過半数ホンダに至っては、ぼやぼやしてたら6割になっちゃう。アメリカを敵に回してクルマが売れなくなったら、労働者階級は怒るよ。

ていうか、そういう構造を隠して「日本アメリカ搾取されている!」なんて煽ってると、騙されたことに気づいた労働者にしっぺ返し食らうぜ。

日本共産党が「日本が、独立国としての地位を失い、アメリカへの事実上従属国立場になった」のを執拗批判してる理由は、中国共産党利益を代弁しているからとしか思えない。本音は「アメリカと手を切って中国様の属国になろうぜ」といったところではないのか。

2017-10-28

anond:20171028100749

左翼にもいろいろあるだろうけど、その前のイギリスEU離脱とかをどう考えていたかだよな

個人的感想だけど、左翼ってアジア友好のアイドルとしてのEU幻想みたいなものはあると思う

でもあれだって一応「自国民主権が脅かされている」というタテマエはあったしさ

それでカタルーニャだけかわいそうだから擁護するというのもねえ

2017-10-13

棄権

某氏が本当は呼び掛けていないということは置いておいて、棄権というのに異常なアレルギー反応があるのが謎だと思い始めた。

(念のために言っておくと、私は選挙に行くつもりである。)

まとめ

投票率向上のために若者白票出した方がいいというのはわからんでもない

しかそもそも票田のことしか気にしません見たいな政治家がまかり通ることを容認するのか、そういう自称リアリストがこの国を腐らせているのでは。

投票権尊重の在り方は人それぞれだし、選挙へ行くかどうかについてもっと柔軟な価値判断を持ってほしい。少なくとも「そんな奴は投票に参加する権利はない」といった発言は、普選運動への冒涜に他ならない。(税金を納めてないやつは選挙に参加するなの構図とたいして変わらない)

よくありそうな反応

普通選挙獲得闘争への冒涜である/貴重な権利無駄にするな

選挙欲しい人がいるのだから、持っていることはありがたいと思えというのはまあ正しい。しかしそこから導けるのは「選挙権大事にせよ」という命令であり、選挙権大事にする方法は人それぞれだろう。判断する時間が取れず、責任ある投票ができそうにないから、棄権するという態度は選挙権尊重しているからこそできる態度ではないのだろうか。一票に宿る歴史の重みを自覚せずに、責任感なんてなくてよいので適当投票せよ、などというのはそれこそ冒涜ではないのか。

投票できるのに投票しなかったら政治コミットする権利はなくなるよ

そもそも、このようにすぐに自分と異なる行動をするもの主権をはく奪しようという発想自体が、民主主義国民主権の発想と異なるように思える。

投票しなければ政治家の関心を得られないよ

若者向けによく言われる言葉だ。統計上の若者投票率向上自体若者向けの政策モチベーションへとなりうるため、白票でもよいので投じろという考えである。まあこの中ではたしかにまともな意見だと思う。ただそもそも票田となる対象を利するみたいな考えが気に入らない

・400万円

雑すぎ。

利益団体を利するだけ

選挙権行使して利益団体を利することもできるわけだし、利益団体はそれなりの根拠をもって行動している。(私は人々の道徳的感性にある程度信じているので、いくら何でも、自分業界を守るために虐殺やります!みたいな業界団体業界団体内で支持されるとは思えない)と考えれば利益団体による調整機能への信任としての棄権という考えもできる。

選択肢がないなら被選挙権行使せよ

これが実質的不可能なことが本質的問題かもしれない。

なぜ棄権絶対悪空気が醸成されたのか

人間マウントをとりたがる生き物だから

自分のやっている"善行"をやっていない人間を排撃するのはたのしい!という素朴な気持ちを持ちがち

小学校のころから刷り込み

選管がやたらとキャンペーンを張っている。成人式でもわけのわからないDVDが配られていた。子供のころから刷り込まれ価値観はなかなか疑いにくいし、それに反する行動には過剰反応を起こしがちだ。

そもそも投票率向上は良いことなのか

これは純粋な疑問だが、全国民が最適と思う投票行動をとった時、果たして現状より良い結果が出るのか?という疑問がある。

また完全に利己的な高齢者投票率が向上しても(若者の)私は特にうれしくない。

また若者投票率向上には一定意味があるかもしれないとも思う一方で構造的に若者投票率は上がりにくいのではという気持ちもある。この状況下で抽象的な「行こう」キャンペーンは単に選択肢のない人への暴力じみている気がするのだ。

結論

若者投票率向上は意味があるのかもしれない。なので普通に行きたい人は行くべきだが、その考えを他人押し付けないべきだと思う。選挙をやるのは本来世の中をよくするため、世の中を悪くしないためといった目的があるはずなのだが、「選挙に行こう」「選挙に行かないやつは非国民運動には、その大前提が感じられない。「選挙に行きさえすればよい」という意識は「お題目を唱えれば成仏できます」(念のため南無妙法蓮華経とは書かなかった)とたいして変わらない気がしてならない。

2017-10-03

「立憲」という用語意味について

日本の天地は複雑怪奇なる新情勢に突入し遂に立憲民主党が結成されたわけなのだが、上記のような呟きを意外と見かける気がする。

私としてはちょっとしたカルチャーショックだったんだけど確かに辞書を調べると「憲法制定」の意味しか載っていない。

立憲(リッケン)とは - コトバンク

それだけでなく「かつては憲法制定を目指して「立憲」を政党名につけたのであって改憲政党[*1]でないとおかしい」という呟きもあり…。

恐らく立憲改進党(と立憲帝政党)を念頭に置いての意見だと思うのだけど、明治憲法下で結成された立憲政友会立憲民政党も忘れてはならないだろう。

立憲政友会立憲民政党憲政の常道を主導する二大政党だったのだから、両党が改憲政党なら明治憲法不磨の大典だったとする言説は大嘘ということになってしまう。

結局、ここでいう「立憲」とは「憲法立脚する」(≒立憲主義)くらいの意味だと取るのが普通なのではないか

実際戦前でも立憲という言葉立憲主義に近い意味で使われていた。

例えば寺内正毅首相ビリケン宰相揶揄されたが、その風貌だけではなく「非立憲」にもかけられていた[*2]わけだ。

違憲とは言えないでも超然内閣は非立憲的、つまり憲法趣旨に則っていないという批判だろう。

現在でも、立憲君主政や立憲民主政、立憲政治など「立憲」だけでほぼ立憲主義的という意味で使われる用語もある。

そもそも会見からして、立憲民主党は立憲民主主義から取ったのだろうと推測できる。

何にせよ立憲=憲法制定という一義しかないという前提は過去現在用法を見ても違和感を覚える。

余談

とある物理学先生が党の英名について立憲はRickenなのかなみたいなことおっしゃってたけど、

立憲主義がconstitutionalismなのを考えれば立憲がconstitutionalなのは予想できたんじゃなかろうか。

constitutionalismって直訳すれば憲法主義[*4]だから立憲に結びつかないのも分かる気はしないでもないけど。

まあさすがにRickenはそういうギャグなんだろうけどね。

余談2

立憲って「明治かよ!」って突っ込みを聞くけど立憲民政党ギリギリ昭和に結成なので…。

まあ維新って聞いても「明治かよ!」ってならないし平気だろう(てきとう)。

余談3(10/3 22:30 追記)

「何故今になって立憲なのか」という疑問は分からなくないけど民主主義の国で民主党を名乗るのは「何故今になって」とは聞かれないよね。

それにかつて佐々木先生が語った(後述[*2]参照)ように違憲と非立憲は違う。

そして合憲であることは易くとも立憲的であることは存外難しいだろうし、名乗った以上立憲的に振舞わねば強い非難を浴びるだろう。

まあ安倍首相念頭に置いた命名なのではないかとは思わないでもないけれども、名乗る以上はその重みを噛み締めてほしいところです。




[*1]

そもそも枝野氏が護憲派かというと微妙かもしれないのだが。

もちろん立憲主義は必ずしも護憲意味しない。

※以下 10/3 22:00 追記

もちろん立憲主義は必ずしも護憲意味しない。大事ことなので2回書いた。

ただ憲法改正限界説に立てば現在憲法価値の中核に反する改憲、例えば国民主権君主主権にするような改憲はできない。

96条改正もこのあたりで色々議論があるんだけど、結局何を「中核」とするかはやっぱり細かい部分で意見が分かれるんだよね。

どちらにせよそこに注目すると立憲主義が”ある条件”下では護憲的に働くように見えるかもしれない。

まあそれを立憲主義表現するのが正しいのかも自分知識ではよく分からないのだが…。

正直限界説についてはよく分からいから各々で調べてもらえるとありがたい。

※以下 10/4 18:00 追記

ここでいう「護憲」の意味は俗的な意味での「護憲」です。

はてブでご指摘がある通り護憲改憲対義語でない用法もありました(第一次護憲運動第二次護憲運動等)。

[*2]

このあたり立憲デモクラシーの会話題になっておりメディアにも「非立憲」という言葉が載ったこともあったのだが思ったよりも知られていないのかもしれない。

そういえば立憲デモクラシーの会設立した時にも改憲集団でないならその命名はおかしいという意見はあったのだろうか?

ちなみに非立憲絡みで言えば昨年には佐々木惣一先生大正時代に出した著書「立憲非立憲」が文庫化している。

曰く「政治は固より憲法違反してはならぬ。而も憲法違反しないのみを以て直に立憲だとは云えない。違憲では無いけれども而も非立憲だとすべき場合がある。立憲的政治家たらんとする者は、実に此の点を注意せねばならぬ」。

ここでいう「立憲」も明らかに憲法制定」を意味しないし今でも通用しそうな警句ですね。

[*3]

かに立憲君主制という言葉に比べると立憲民主主義って聞かないけどね。かつては教科書にも載ってなかったし。

しかしたら立憲民主主義という言葉が盛んだったのは芦部信喜先生奥平康弘先生あたりの時代最近だとあまり強調されないのかもしれない。

このあたりは立憲主義民主主義が緊張関係にある側面が指摘されるようになったからなんだろうか。

ちなみに緊張関係で言えば、自由主義民主主義も、自由平等も緊張関係にあるとも言えるので立憲民主主義という言葉特別おかしいわけではない。

[*4]

なんかこんな話を南野先生が著書「憲法主義」で書いてましたね。

2017-09-23

anond:20170923080415

元増田です。

"PTAにできることもあればできないこともある、それだけのこと。"

それはそうなんだけれども、その「できないこと」が重大過ぎるんだ。

園で何か事件事故が起こってその責任を追及しようにも、PTAは園や教委の言いなりになるしかない。保護者の皆が団結して園と対立しようにもその時リーダーとしていて欲しい人達が何もしてくれないなんてどうかしてるっていうのが一般保護者自然気持ちだ。

通常のPTA活動の際に、いざって時に何もしてくれないリーダーに従おうという人なんかいるだろうか?

PTAに皆が不信感を抱き協力を惜しむようになったら結局その弊害子供達に返って来てしまう。現状園の運営PTAにかなり依存しているのだからPTA仕事をアウトソースするのは金がかかりすぎて公立ユーザーには無理だし(過去に一度大掃除外注して懲りたらしい)。

新しく保護者会を立ち上げたとしても、それが何でも問題解決出来る訳ではないとは私も思うのだけど、保護者にとっては行事運営以上にいざという時には自分達の側について共に戦ってくれるリーダー(あるいは勝手に一人で戦ってくれるリーダーかもしれないが)こそ必要なので、それが絶対に出来ない既存PTAは無くすしかないのではないかと思う。

ただしPTAの様に面倒な保護者同士の人間関係の調整を全部園に押し付ける様な事は、保護者会では決して出来ないので、一年目は勢いで活動出来ても後が続かないのは目に見えているので悩ましい。

理想としては保護者達で主体性主権を取り戻すべきなんだが、多くの保護者達は主体性なんか要らない、でも何か起こったら誰か戦ってっていうスタンスなので、どうしたらいいんだもう……。

一応コネを辿って議員さんに泣きついてみるという手も考えたんだけど、丁度今、諸事情からそれはかなり難しい。

しか行事が多いシーズン突入したばかりの時に教委から唐突にめちゃめちゃ上意下達されてPTA本部の信用が失墜してしまって、一体これは何の嫌がらせなんだと思わずはいられない。

(公立不要論議会でしばしば上がっている様なので、園内を引っ掻き回して子供達の保護者を園から離反させた入園希望者を減らすのが目的なのかもしれないと邪推したくなる。)

2017-09-14

anond:20170914155751

"防衛産業"という言い方をするように、米国あたりでは軍は国民形成された国を守る集団だという認識普通。明らかに外征していても同じ。戦争放棄を掲げつつも、米国的な理解と極端に乖離している状況があると主権が危うかったために、その考え方を昭和期に輸入したことでそういう言い方になっているんじゃないかな。

2017-09-10

嫁の「眠すぎて死にそう」への対応

①「ふーん。俺も仕事で疲れてるから寝るね」

②「で?何が?もしかして寝たいの?じゃあ何時から何時まで寝るか具体的に言えばいいのにwそんなこともできないとか頭わるw察してちゃんうっざwこれだからまんさんは……。さ、これで自分が何をすべきか分かったでしょ、頼みたいことがあるなら言っていいよ」

③「どうしたらいいの?言ってくれないと何も思いつかないよ!嫌味とかじゃなくて何をしてほしいのか本気で分からないよ!分からないよ!分からないよ!」

④「そっか、今夜は俺が面倒見るから寝てていいよ」


別に増田がそうしたかったら1でも2でもいいんだぞ

なんなら妻子ともども殺さない程度に殴って黙らせればいい

夫が主権を握っている家庭はいくらでもある

嫁の尻に敷かれるのが嫌なら抵抗すればいいだけの話

弁護士を雇うだの警察を呼ぶだの録音するだの訴えるだの診断書がなんだのネットでは簡単に言ってるけど実行に移せる奴はそういない

2017-08-17

https://anond.hatelabo.jp/20170817021510

そうか?

中国の台頭と衰退は歴史的必然だろ

台頭するだけの思想的蓄積も人的資源もある、当然そのエネルギー近隣諸国との摩擦を産んでぶつかり衰退する可能性も大いにある

つの時代競馬で言う所の大穴的な存在だろ中国

代理戦争ってのは核の時代にはありえないが、中国とは経済的にな影響で主権コントロールされないように付きつ離れずうまくやっていくしかないんだよ

2017-08-11

中国が起こしてる南沙問題って

戦前日本が窮地に追いやられたABCD包囲網と似たような状況にされていくよね

その上、中国が進めている一帯一路構想

あれも、日本の輸入が中国様に左右されていくようになりそう

首の根掴まれ状態になって、あらゆる場面で譲歩を迫られるようになる

日本技術をよこせと次々言われるようになっていくと

おそらく経済的主権が奪われて行きそう

経済的主権を奪うやり方は、中国アフリカ大陸でやっている事だよね

2017-08-10

anond:20170810091959

再分配=共産主義を目指してる

でも富裕層の税率をこれ以上上げてしまうと

企業金持ち日本を捨てて行くんじゃないのかな

どこから財源捻出するの?と思うような政策ばかり上げてるね

その上、脱原発

なんだかんだで脱原発経済冷え込むんですけど、

財源減らして支出ばかり増やす政策じゃいずれ破綻して

中国様に経済的な部分から主権を奪われてしまい兼ねませんが

2017-07-25

https://anond.hatelabo.jp/20170725231956

増田根本的に勘違いしてるようだが、少なくとも増田「にも」主権がなきゃ、増田にとって「よくなる」が実現する確率は極小化されるだけだぞ。

から、色々問題のあるシステムはいえ、とりあえず民主主義を使ってみているわけで

複数人間主権存在させることで、誰か一人が暴走したり世の中が急に極端に変化してまごまごする人が増えることを抑制できるし

2017-07-20

https://anond.hatelabo.jp/20170720114936

庶民のわからないところで動いてることなんて山のようにあるのがふつうよね~」ってゆるく流して

これで平気で居られるのなら、選挙権返上してほしいよなと思った。少なくとも増田には主権必要ないわけだし。

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