はてなキーワード: 台車とは
中学生の頃以来? あ、そういえば大学生の頃に自転車で走ってるところを遮られて町役場の場所を聞かれたり、成人して数年経ってから駅で「いくら?」って聞かれたことならあった。まあ、「いくら?」おじさんのときは道行く若い女性全員がその人に声をかけられていたので、私がターゲットとは言いがたいけど。
今日の声かけ事案は、夜10時過ぎ、仕事場の外の物置に一人で重い物をしまっている時に起こった。幸いにも、誰か背後から忍び寄って来ていることに気づいた時は荷物を物置に全部入れ終わる寸前だった。なので気付かないふりをして物置のドアを閉め、台車を押しつつ変質者の方に歩いて行くことが出来た。
わざわざ変質者の方へ悠々歩いて行くというのも変な行動だけど、変質者のいるところが仕事場の正面に通じている場所であり、見通しの良い駐車場で、街灯も煌々と点いているので、そっちに行くしかないのだ。そしてそうやってこっちからずんずん距離を詰めていったのが功を奏したようでもあった。知らんけど。
男が急にしどろもどろし始めたので、
「こんばんは。どうかなさいましたか?」
と声をかけた。
男はずいぶん痩せていて、街灯の明かりに照らされた顔は骸骨のようで、落ち窪んだ両の眼窩の中で大きな目がギラギラしているのが印象的だった。歳は60歳くらいか、老けて見える50代といったところ。話しの全く通じない狂人という感じではなかった。
「あーえーと」
と男が言いよどんでいるうちに、もしかしてこの人行きなりバッとズボンとパンツ脱いじゃう系の人かなあ。そういう人って、こっちが良いリアクションしちゃうと、味をしめて何度も脱ぎに来るんだよねぇ……と考えた。恐怖が天元突破したらそんなことを真面目に考えながら営業スマイルを繰り出せるようになるらしい。私、意外とお便利機能搭載では。
立ち止まったまま、変質者が話すのを待っていたら、変質者は唐突に、
「あなたが好きでーす!」
と言った。なるほど、と思ったが一体何がなるほどなのか自分でもわからない。わからないまま黙って頷いた。
と、変質者が言ったので、私は答えた。
「いえ、夫がおります」
「ああ、そうですか」
と、変質者がテンション低く言ったので、私は「それでは失礼いたします」と、深々と一礼して、台車を押して店内に戻った。
物置に荷物を入れている最中に背後からそろりそろりと近付いて来ていた変質者。シチュエーション的に強姦する気満々の奴だけど、普通に対応したら普通に去って行ったなぁ。性犯罪者は性犯罪依存症であるということを何かで読んだことがあるけど、性犯罪者は性犯罪者で、加害しやすそうな私を見っけたから加害しようという気がムラムラ起きてしまったけど、加害できなくてあー良かったとホッとしていたりもするんだろうか?知らんけど。
まぁ、変態だよなぁ……。
事務所に戻って仕事仲間と監視カメラの映像を見たら、変質者はしばらく駐車場をうろうろしていたが、品物の搬入に来た業者のトラックが変質者の車近くに停まると、変質者はそそくさと車に乗り込んで去って行った。
菅氏はその後、昼は築地市場の台車運び、夜は新宿の飲食店で皿洗いをしてアルバイトをしながら受験勉強を続け、通常より2年遅れで法政大学の法学部に入学。
1973年に卒業後、電気通信設備会社に就職して、一度はサラリーマンになるも、まもなく政治の道を志すことになる。
政界との繋がりがなかった彼が頼ったのは大学の就職課だった。菅氏の言葉を引こう。
「そこでなんとなく、世の中を動かしているのは政治じゃないかなと思い始めるんです。ただ、政治家になろうとは思わなかったけど、政治の世界に身を置いてみたいという気持ちがあった。かといって、政治の世界では、誰も知らない。そこで法政大の就職課に行って、先輩の政治家を紹介してくださいと頼みました。すぐ近くにOB会の事務局があって、その事務局長を紹介してもらいました。その人が、法政の先輩で自民党の政治家だった中村梅吉さんの秘書と知り合いだった。その秘書を紹介されて、田舎者で、何もわからないけれども、初めて政治の道につながりを持つことができたのです」
最寄りのミニストップまで車で行った
乗用車2台が止まっていた
1台はきっと働いている人の車だ
駐車場の1番遠いとこにとめてある
冷房が効いた店内に入ると
特に急いでもいないので、彼らの話や作業を邪魔しないようソフトクリームを頼む前に雑誌や飲み物を物色していると
配達のトラック運転手は作業を終え店員さんに挨拶しつつ店から出た
みたいな顔をして奥に入ってしまった
店内を一周して飲み物やおつまみをいくつかカゴに入れてレジに向かう時
あぁそういえばもう一台車があったな
その人はゆっくりこっちを向いた
服装が夏のそれではなかった
秋ぐらいの重ね着をしていたので変に感じた
暑くないのかよと思っただけでその人を通り過ぎてレジへ向かった
車のエンジンをかけ車の中でソフトクリームを食べながらスマホをいじり中々の満足感だった
食べ終わりソフトクリームのゴミを捨ててソフトクリームがついた手を洗いたいと思ったのと
また店内に戻った
奥に入っていた店員さんがまた出てきて目があったので、言わなくても良いのに
電池買い忘れちゃって、へへみたいな感じで
ゴミを捨てて店のコーヒーエリアにある小さな手洗い場で手を洗って電池を探しに行った
と心で突っ込み
電池を買って店を出た
さて帰ろうと思い車のエンジンをかけるとライトがついて駐車場に止まっているパンの女性のであろう車を照らした
よく見ると運転席側がぐちゃぐちゃになっていて
前のガラスは割れてとんでもない事故にあったばかりのような状態だった
あんなんで運転できるわけがないので駐車場に置かせてもらってるんだろうか
自分の車の方向を変えながら、いやー事故には気をつけよと思い道路に出ようとした時
驚いてそのままバックミラーで少し見ていると
えーあれ乗ってきたの?!
と思いながら見ているとその車のライトが一瞬ハイビームになって消えた
え?
また車の方向を変え駐車場を照らすと駐車場の奥に店員さんの車らしきものが1台置いてあるだけだった
これ今の出来事
出勤してから一時間ばかり、オーナーと働いた。その間、店内はかなり混雑していた。そんな時にいつものストーカーなお客様が来店。
私はちょうどその時何か用事があってレジを抜けていたのだが、ストーカーなお客様は私がレジに戻るまで粘るつもりらしく、タバコを選ぶふりをしながらタバコの什器の前をうろうろしていた。私がレジを打たない限り帰ろうとしないんだろうなあ面倒臭い、と思いながら、レジに戻って「レジ休止中」の立て札を取ろうとすると、やっぱりストーカーのお客様はそそくさと私のレジにやって来ようとした、その瞬間、
「増田さーん、バックヤードに積んである番重、外に出して来て!」
とオーナーが私に命じた。えっ、いや今店内めちゃめちゃ混んでるんですけど? いいんですか? と聞きたいくらいだったが、オーナーはどんな理由があろうと命令を無視されたり逆らわれるとプンプン怒り出すので、私は「わかりました」とレジをまた外れた。
レジ裏からフロアに出た時、ストーカーなお客様がめっちゃ「は!?」って顔をしているのが見えたが、オーナー命令だからしかたないよね! と私はルンルンの気分でバックヤードに向かい、台車に番重とオリコンと段ボールを沢山乗せて外に押していった。いつもならふざけんなよオーナーめ! と思うのだが、今日に限ってはすごい感謝した。
いつもは、私のレジで会計をしないと何度も来店するストーカーなお客様は、今夜はそうしてタバコを買いそびれたが二度と来店しなかった。
たぶん、当分ストーカー客は来店しないだろうと私は予想している。オーナーがいつも通り周りをちゃんと見ずにとんちんかんな命令を出したのが、あまりにの絶妙なタイミングだった為に、とうとう夕勤夜勤の誰かがオーナーにストーカー客の行動をチクり、私を守ったかのように見えたのだ。ストーカー客は以前からやましい事をしている自覚があるらしく、AさんやBさんが面白がって軽くストーキングの邪魔をする度に行動を変えて来た。今回のこともきっと重く受け止めていることだろう。
先程夢見の悪い夢を見たので聞いて欲しい。
まず出だし。プーさんかミッキーとハイエナ(ライオンキング)とインコが掛け合っている。
私はある旅館に仕事で用事があったのだが、旅館のすぐ手前が水没しており旅館に辿り着く事ができなかった。
奥の座敷から入るよう勧められたが、
ハイエナはインコをおとり(?)にミッキーとプーがドジを踏んでるのを見て笑っていた。
ミッキーが何かを考え、腕時計をインコに持たせる。ハイエナはインコの持つ腕時計欲しさにインコに飛び付くようにして付いていき、インコは何処か遠くへと飛び去っていった。
「こちら◯番機、異常なし」
どうやら先ほどのインコを捜索してるらしい。
「◯バンキカックウチュウ」
と割り当てられた数字で応答した。
「なんだ!?今の声!」
パイロットが驚いてる所に私は「その無線に応答して!」とオペレート室から指示を出した。
私は駅にいた。
何故か遮断機が駅のホーム内にしか無く、外からホームを行き来するには遮断機のない線路を渡る必要があった。
「ここは結婚式場だ」と思い、駅の姿は大きく変容した。
ここからは少し覚えていない。
僕は彼女と結婚して、青年を設けた。その青年の結婚式のようだった。
式には神前婚や教会式などではない(座席の配置図的には教会式が近いかもしれない)。
相手の親族はおらず、どうやら斜め前にいた車椅子に乗った男性が相手のようだった。
「生まれ変わっても僕は貴方の息子である事に変わりは無い」と僕に抱き付いた。
私は何故か祭壇のど真ん中の台車に横たわり祝いの歌を歌う。(覚えてないがメジャーな曲だった気がする)
それを車椅子の彼が笑って見守ってくれていた。
結婚式場は吹き抜けになっていて、空には先ほどのインコが飛んでいた。
「そのインコを捕まえて!」話が戻る。
私は仕事を中止させる訳にはいかなかったが、どうしてもそのインコを確保しなければならなかった。
パイロットに応答して誘導するよう伝えるが、電車の方で重大なミスがあり、大事故が発生したようだった。
ぺらりと一枚垂れ幕が下がる。
背景は真っ黒で、「そういう演出だった」と言われれば納得するものだった。
おみくじの垂れ幕がちぎれて落ちると、瓦礫、人の山のような高い壁の間をグレーのぐちゃぐちゃなものが遠くから歩いてくる。
劇団イヌカレーみたいだったものは近寄るほど人型になりそれが少年だと気付いた。
燃え盛る火の手から逃げているようで、カメラは少年の正面から背後にシフトする。
歩き去って行く少年。
車を運転する父の窓の向こうに目玉を描いたカラス除けのような頭の妖怪が藁笠を被って佇んでいた。
「お父さん、お父さん、外、お父さん、お父さん、お父さん、」
何度父を呼んだかわからない。
私の異常に気付いた父が宥め、抱き締めてくれたのだが、その父の顔も目玉の模様になっていた。
ここで目が覚めた。
私がいまいるのは、何処なのだろうか。
冨士機材が炎上している。女性に対し、総合職を勝手にキャンセルしたため。
まぁ、建設・空調設備業界に属してる俺から言わせると「あーあ、うまいことやらないとだめだよ。」って感じ。この業界は依然として、男女の役割と割合が偏っているのは事実だ。少なくとも俺の観測範囲(サブコン)ではひどく偏っている。
現場では最近、技術士を中心に女性が増えているように見えるけど、営業はいまだに男性ばかり。
この原因は主に2つあると思う。
建設業は人手不足と高齢化に悩まされている。これは国も問題として認識しているし、よく耳にすると思う。現状、商売をする相手は高齢の人間が多い。ぶっちゃけると昭和生まれの男ばっかりになる。
総合職(営業)といえば人とコミュニケーションを取ることが最も重要であるため、昭和生まれの男と話せるビジネスパーソンが望ましい。
お付き合いで夜のお店に行ったりゴルフしたりもある。(古いと罵ってもらって構わない。この業界は昭和なんだ。)
経理部などの一般的なオフィスワーカーと比べると、たまに体力を使う仕事がある。
急に「現場に持ってきてくれ」と言われて、今更搬送経路に組み込めないしバイク便は高いし……なんてときは各所に掛け合って最後は自分で倉庫から持ち出して運ぶことがある。1年に1回くらい。
こういうとき、30kg程度の荷物を運ぶ体力が必要。といっても倉庫から台車やパレットに乗せるくらいの距離だけどね。
あと現場入りする際の作業着も支給されているけど、現場には男女兼用の更衣室しかないところが多いのも補足しとく。仮設トイレも男女兼用。俺は車内で着替えてる。
この2つを満たす人が採用できれば性別なんて関係ないのだけど、結果として男性ばかりになってしまうんだよな。
それを横着して「女性は総合職は受けられません。こちらのほうが良いですよ。」とは言ってはいけない……と。違法だし。もうずっと総合職の女性の採用はゼロだけど、あくまでそれは業務内容と本人の適性を判断した結果ですよね。
反対に社内の事務処理をメインに行う人間は、結果として女性ばかりなのだけど「そんな総合職の人間と密にコミュニケーションを取れる」適性を考慮した結果仕方のないことなのよね。
客先にウケが良くて、かつ社内の人間が毎日出社したくなるような人がたまたま、女性が多いだけ。
まぁホント、あーあーうまいことやらないとだめだよって感じ。お疲れ様でした。
あと募集要項にこのへん書けばいいのにとは思うけど、広報部門が対応してるからうちは無理だな。
一般職は結果的に寿退社していく。まぁうちはほとんどの人が社外の人と結婚していくから、最初から結婚ありきで来てるんじゃないの?
私は男性だ。
所用あり、比較的空いている午前11時頃、電車を利用してみかん箱一つ分くらいの書籍をそのみかん箱くらいのダンボールに詰めて、簡易のキャリー台車に乗せて運ぶことにした。
その路線に女性専用車両があることは知っていたが、たまにしか利用しないので時間制限があるものだと誤解していて、通勤時間帯をとっくに過ぎているから乗っていいものだと勘違いしたのである。
普段はもちろん気をつけているし、前に一度誤って乗車した時には、気づいて別車両に自分で移動している。
だけど、今回は荷物が重いし移動が面倒だと思って、誤って乗車したことに割とすぐ気づいたのだけど、そのまま移動しなかった。
「ここは女性専用車両なので男性は乗れません。移動して下さい」
言い方が少々きつく、私はかちんと来た。
「女性専用車両なのは知っていますが、荷物が重く移動が面倒だし、三駅先までなので移動しません」
高圧的な物言いにほんとに切れそうになりながら、こう言い返す。
「そんな決まりはありません。女性専用車両に男性が乗ってはいけない法律などありません。これだけ空いていて、しかも私は女性から離れて一人隅に立っているだけなのに、移動する必要があるとは考えられません」
「あのね、ここは女性専用車両と書いてあるでしょ? 男が乗れないのは当たり前じゃないですか」
ワイドショー程度の知識しかない私でも知っているが、女性専用車両とはそう書いてあるだけで、法的な規制は存在しない。「男性乗車を拒むことは出来ない」とは判例にもある。だからこう言い返した。
「当たり前なんて誰が決めたんですか? さっきも言ったように法律にそんな定めはありませんし、調べてもらって結構ですから、男性も女性専用車に乗れます。なんなら乗務員さんを読んでもらっても結構です」
すると明らかにブチ切れたのか、その女性、車内非常通報ボタンを押しやがった。何を喋っているのかは聞こえなかったが、隣の駅に着くと駅員が乗り込んできた。
私は最初に駅員に移動して貰えないかと依頼されたが、正直頭にきていたので、移動には応じないと返答した。法律も知っていると。
すると隣で聞いていたその女性は、
「移動してくださいよ! 迷惑ですよ?」とほざく。
ふざけるな、一切迷惑行為などしていないし、する気もない。だが、最早この女性を相手するつもりはなく、私は駅員に向かって、
「移動しないので、それは法律でも認められていると女性に言っていただけますか?」
と言ったら、駅員も私に同調した。
「法律では男性乗車を拒むことは出来ませんので、ご了承いただけますか?」
と言ってもらえた。私は何も間違っていなかったのである。
駅員が降りて、電車が動き出してもその女性はブツブツ「信じられない」とか「あり得ない」とか言っていたが、私に言わせればその女性の認識がおかしいのである。
私は別に女性専用車両に反対はしない。ほんとに揉めそうになるようなラッシュ時間帯を狙って乗り込んだり、予告宣言しておいて乗ったりするような、女性専用車両反対の会の行動には一切賛同しない。
ただ、明らかに空いていて、誰の迷惑になるようでもなく、間違えて乗り込んだような場合であって、移動が面倒な場合に、強制的に移動しなければならぬ義務などない。
女性専用車両は、確かに1988年の大阪御堂筋線での事件を契機に、女性団体が性暴力被害を社会に訴え続けたことで実現にこぎつけたという流れはある。それはそれで尊重すべきだし、痴漢被害が多いからやむを得ないものとして社会的に容認されている以上、私もそれに協力する。
しかし、日本の女性専用車両が特殊な措置だということを知っているだろうか?
イギリスでは何ら犯罪対策にもならないとして成立しなかった。韓国でも確か同様に揉めたはずである(その後は知らないが)。台湾では失敗しているし、実施している国は少ない。
もちろん日本の特殊事情を無視はできないが、だからと言って女性専用車両を必要とする社会が正常であるとは言えない。
上野千鶴子氏だって「後ろ向きの政策だ」と言っているくらいなのである。
そもそも犯罪低減対策にはなっていないのである。むしろ「女性専用車両以外なら痴漢をしていい」という不埒な考え方を招いている可能性すらある。
だが、いつのまにか、二十年近く実施し続けられることにより、女性専用車両を女性の権利であると誤解している人が多くなっているように思う。
それは違う。あくまでも男性側の任意の協力がなければ成り立たないものでしかなく、もし大半の男性が協力しないとなっても女性にそれを拒むことは出来ない。
私は物忘れがとても酷くて色々忘れちゃうから忘れない様に何度も読み返して記憶に焼き付ける為にメモする
末期癌の父をさっき自宅で皆で看取った
昼間訪問した時はまだ反応があったんだけど0時過ぎぐらいから呼吸がちょっとおかしくなったというので、母から2時に電話が来た
誰も歩いていない真夜中の静かな町を早歩きで向かう
徐々にご飯が食べられなくなって、父は骨と皮でゴツゴツになってしまっていた
総入れ歯だったからごっそりげっそり頬がこけちゃってねちょっと不憫でね
誰も泣き叫ばず静かに看取る真夜中
掌の中で命が消えていく哀しい時間
段々目の焦点が合わなくなって、白目が濁るってのかな?瞬きとかの動きが減っていき、亡くなると体温が失われて肌の色が変わっていくんだね知らなかった
その時を迎えた父は、寝た様に見えた
ぽかんとクチ開けていつものパジャマ着て酔って寝ちゃったみたいに
だけど、違う
腹膜が1mmも動いてない
それを見て、ああもう呼吸をしてないんだなって痛感した
開いた口と閉じた瞼
苦悶さは一切見えない
モルヒネの力で苦しさはなかったみたいだけど、目頭に残ったこの液体は、たぶん父の最期の涙だ
まるで着くの待っててくれたみたいだ
昼間は自力でベッドから起き上がって座る位置直したり動いたりしてたって言ってから、今夜逝こうと決めたのかな?
それぐらい不思議な早さだった
末期がんの診断出て2年
思っていたよりも長く父は生きた
その後抗がん剤で髪が抜けてしまって、でも抗がん剤止めたら髪が生えて生命力すごいなーなんて言ってて
末期がんって判ってから仕事辞めて家にいる事になった父は家具作りやスマホや家事や料理を始めた
引っ越したばかりの団地の部屋を得意の家具作りであちこち整え、スマホを学んでネットで競馬したりLINEやyoutube視聴やポケモンGOもしだした
炊き込みご飯を勧めたら気に入ったみたいで美味しいのを作る様になったし、カレーも作った
庭いじりが好きな父は四季折々庭を整えられて少し楽しみを持ててたみたい
あとめだか飼いだしたけど上手く育てられなくてすぐ死んじゃうから悲しくなって飼うの止めたって聞いてちょっと辛かった
今回は自宅で看取れたので良かったと思う
祖父の時は病院で心電図モニタありで音が結構辛くてイヤだなって思ってたから今回は無しでいくって聞いてたので良かったと思う
お医者さんも看護師もいない自宅だから、逝こうとする父を皆で静かに見守れて良かったと思う
今コロナで休業期間で家族全員が毎日じっくりゆっくり看取り期間があったから徐々に覚悟が出来た
って母がずっと言っていた
…お父さん
私もありがとうって思ってるよ
朝が来た
真っ白な光の風景
暗かった闇が潮の満ち引きみたいに引いて朝が来た
父がいなくなってから初めての一日が始まる
しっかり務めるよ
一日後に見た父はダブルのスーツ着せてもらえてて安置してもらってた
顔は一日前に見たままだった
胸には花束が載っていた
父が庭で育ててた花で作った花束
ピンクと白の綺麗な花で、ちょうど咲いたんだそうだ
もう一度、声をかける
訃報を送ったら、会社の人とか私の周囲の人達が私が父の面白話をちょこちょこしてたからか、話した事すら忘れてた父との小さなエピソードを覚えててくれて、それが嬉しいねーって話をしたり、孫が父に書いた手紙があったりしたのでそれを見せてもらった
出棺後はお別れの時間がないよと言うので、僅かだけど二人きりにしてもらった
線香をあげてから、頭を撫でる
暖かかった頭
髪の毛は一日前と同じ柔らかでふわふわだったけど、髪の毛の先、皮膚からはすでにドライアイスでかっちこちの冷え冷えの身体
変わっちゃってて、最期に撫でた頭の温もりとのギャップ感がかなり激しかった
斎場へ
先に行った私達から遅れて父と母が車で着いた
車はクラウン
ああ、トヨタなんだ
父はレンタカーはトヨタって決めてるぐらいトヨタに絶対の信頼を置いてたので、ちょっと笑ってしまった
(偶然なのか帰りに捕まえたタクシーもトヨタ製だった。どこまでトヨタ好きなんだ)
白っぽい棺が台車に載せて運ばれてきて、お花を入れてあげてと言われた
ここでも庭から摘んだ花を入れてあげられた
庭いじりが好きで実家も深い山の中の人だから、あっちに行ってもきっと珍しい草木を見つけて育ててるだろうねなんて言いながら皆で父を花で埋めていく
注文してた花と育てた花で棺が埋まっていく
ダブルのスーツをパリッと着て綺麗な花に埋もれた父のその姿は、見ていても不思議と決して不幸な感じはしなかった
余談なんだけど、遠い昔、親戚の葬儀に参加した時、棺に釘を打つ作業があった
知らない親戚だったけどあれは二度とやりたくなかったから、この斎場ではそれがなくって良かったなと思った
粛々とやる事が進んで、やがて焼き場の扉前に棺が運ばれる
みんなで父にお礼を言った
泣きながら 泣き崩れない様に支え合いながら 涙そのままに 既に涙が枯れてたり
各々の別れ方だった
そして、横、縦と閉まっていく扉
その時は終わった
それは死んだ珊瑚みたいで骨に見えなかったし、これが父だったんだとはちょっと思えなかった
物を骨壷に入れて、布巻いて、木箱を母が抱える
ようやく終わったなー。そんな感じ
真夏の様に暑かった昨日とはうって変わって、とても凉しい皐月らしい午後のお別れだった
三週間前ホスピスに入院になったけど、何とか実家に戻ってきた父
整えてなかった実家の不便な所のビフォーアフターを済ませ(DIY好きの父なのであちこち整えてった)、身の回りの物の整理や、搬出搬送しやすい様に動線の整理も済ませ、亡くなる3日前、栄養のない点滴に自分の意識で切り替えたとも聞いた
二年半、末期がんの父を皆で思い思いに看病をし、逝くまでを皆で見られた事
祖父の時出来なかった事を全て出来たと思う
言い方悪いけど、母の時にまたやる事になるだろうから、その覚悟も出来たと思う
私もこんな風に逝けたらいいと思えた葬儀でした
モルヒネで意識が混濁してた父ですが、最期には目があって何度かアイコンタクトを交わせたのですが、その眼差しと動きには心残りや苦痛な感じは一切見受けられなかったので、悔い無かった様に感じられました
定期的に大きくて軽い荷物を送る必要があって、いつもスーパーのマスクとかトイレットペーパーの箱をもらっていってるんだよ
マスクのでっかい箱に送る荷物を詰めて、ヤマトまで持って行くために車から降ろして台車に乗せて、ちょっと後ろを向いて鞄出して車の扉締めて鍵掛けようと背中向けてる間に、台車ごと箱持ち逃げされた
大慌てで追いかけて、やっと捕まえたら、いい年したおっさんで「勝手に持って行くな」って怒鳴ったら「こんなにあるんだから一つぐらいわけてくれてもいいだろうが!みんなマスクがなくて困ってるんだぞ!」とかギャーギャー言ってくる。
仕方がないので、中身はマスクじゃないよ、っていってガムテープ外して中を見せたら、「紛らわしい箱にいれてるんじゃねえよ!」とか毒づいて立ち去っていったが、いや素直に窃盗だよなそれ
悲喜こもごもを抱えた背中を見送ってから、大学の一室では無名戦士たちの戦いが繰り広げられいるのを知っているだろうか。
ビシッとスーツを着た事務屋がガラガラと台車を押しながら戦場に入ってくる。それが開戦の合図。
待ち受けるはラフな格好をした歴戦の猛者、ニコニコ顔の志願者、騙されて連れてこられた無表情の新人。
誰もが等しく山のように積み上げられた紙片に向き合う時間が始まる。
ここから一週間、ひたすら紙に書かれた論理を追う。そしてそれが正しいのか考え続ける。
綺麗に述べられた論理は癒しである。極まれにそういうものを見つけると、ハッカのような爽やかさが頭を駆け抜けるようだ。
ミミズのような字ならまだ良い。
脈絡のない記述、楔形文字のような乱文、何か言っているようで何も言っていない小泉構文など無意味から意味を見出すことほど苦痛はない。
たかが紙束と侮るなかれ、たくさんの記述を読めば読むほど、自信、あきらめ、焦燥感などの情景が思い浮かぶ。
戦いも始めのほうは新鮮さがある。
ときどき、意表を突かれる良いアイデアが書かれている。そんなときは野球の審判よろしく部屋の中心に輪になって審議する。
紙片との格闘が進んでいくとカフェインでドーピングする。煙草休憩が多くなる。
あるものは「もう無理じゃ~」といって部屋を飛び出ししばらく帰ってこないこともある。
別のものは、紙片を見ながら「センスねえなぁ~」と嘆きのためいきが出る。
そんな戦いも終わりが見えてくれば、希望を感じ、最後の一枚を終えたときには拍手喝采となる。
再びスーツを着た事務屋が押す紙束を乗せた台車を見送れば戦いは終わる。
だが、その数字の裏側にある戦場を誰も知らない。感謝されることもないが文句を言われることはある。
それでも、無名戦士たちがほとんどタダ同然の報酬にもかかわらずこの戦場を辞めないのはなぜか。単なる義務感かもしれないし、サービスの精神からかもしれないし、自らの頭脳に対する矜持かもしれないがその答えは誰も知らない。
感謝してくれとは言わない、気づいてくれとも言わない。ただ、あなたが文字を書くとき、記号を書くとき、数式を書くとき、それを読む無名の人々がいることを忘れないでほしい。
職場に何箇所かオートロックの扉があり、IDカードをかざして通るようになっている。
先日、その扉の前で大きなダンボールを抱えながら、首からぶら下げているカードホルダーをかざそうとしている人がいた。
すぐに近くの人が開けて、扉を押さえて通してあげた。荷物の人は会釈して(たぶんお礼を言って)入っていった。
しばらくすると、また同じ光景に出くわした。
社内のあちこちに自由に使える台車があるのに、なんで使わないんだろうな、と思った。
翌日。一斉メールで「他人を通すためにIDカードで解錠しないように」という旨の通達が来た。
上司が聞いてきた話によると、
前日の荷物の人は 仕込みで、どのくらい通してしまうかの調査をしていたようだ。
10回くらい試したが、一度も疑われることなく、近くにいた人が解錠したそうだ。
建物の中に居るってことは、守衛さんのいる門と玄関(ここもIDカードが要る)を通ってきているわけだし、
制服(作業着)だったのだから、通してしまう気持ちも分かる(たぶん自分も通す)。
通すなって言われても、通さない自信がない。
2日目、1つ作業のみ教わる
3日目、じーさん休み社員から指導を受ける、習ったことを告げると驚かれる
質問しても自分の説明下手、じーさんの理解力の問題が相まってまともな回答が得られない
お互いぶっきらぼう、口下手
今日も
じい「昨日教えたでしょ」
自分「1回じゃ覚えられませんよ」
じーさん監視の元設置した、仕事開始すると気に入らないのか嫌みのよにじーさん設置場所を確認。
自分が質問、じーさん最後まで聞かずそれ終わった。カチンときたが、
片付ける物が山積みで入り口を塞ぎイライラした。みんな迷惑している。
自分はまず入り口から手持ちでも片付けられる、だが、じーさんは部屋奥にある台車の上に山積みになった方から片付けと指示。入り口の物も台車を使えと。
仕事終わり、どうでもいい明日に回しても誰も困らない物を発見したじーさんが一言
「これ忘れてる」と勝ち誇ってた。
器小さっ!
自分はまだ入って間もない。
いつでも辞めてやる