はてなキーワード: 路地とは
僕は京都の大学に通っている.元々東京で育っていたがその大学への憧れと京都に住みたい実家を飛び出したいという気持ちで京都の大学への受験を決めた、そして何とか拾ってもらい今京都に住んでいる。
大学生になって実感したのは周りの人間がどんどん海外に行くということ。高校の同級生と久々の同窓会で再会したときも、夏休みに数カ月留学してたんだとか、今度どこどこの国に行くとか、そういう話ばっかだった。
そういう人間は多かれ少なかれ海外に行ったことを示すためにTwitterやFacebookに写真を投稿する。どんな人もまあそうするよね海外の風景なんて珍しいんだから。
でも行って何をしたかって言ったらサバイバル力磨いただけじゃないの?正直海外に行くことで何を得ているのかよく分からない。
単純に海外旅行に行って遊んできました~ならうわ羨ましいなお前でいいんだけど、留学、これは本当に何をしているんだ?
例えばサッカー選手が海外に挑戦するみたいに、よりレベルの高い環境で自分の力を試すなら分かる。自分の専門についてその本場で学びたいと言うのならよく分かる。「○○先生のところで勉強したくて!」って理由なら「おお頑張れよ!」って思える。
でも、大抵の留学に行く人間ってそういう理由で行ってないだろ?他人とは違う経験がしたいから、その場にあった留学に飛びついたんじゃないの?お前は何しに海外に行ってんだ?
1回気になって留学に行く人に「なんで留学に行くの?」って聞いたことがある。そしたらそいつは「なんでだろうね。でも行きたいんだ。君は留学行きたくないの?」って答えやがった。ふざけるな真面目に考えてくれよ。
正直に言って俺は英語が苦手だ。文章を読むことは出来るけど会話は絶望的に出来ない。これはまあ中高の英語教育が(喋ることを重視し始めているとは言っても)読み書きに偏重しているから、そういう訓練を積んでいない、それだけだ。
京都という土地柄外国人に道を聞かれることは多い。そういう時「OK」「there(指差し)」「I don't know」ぐらいしか言えないぐらいにはクソな英語力だ。しかも超キョドってる。我ながらひどい。
だから、そういう英語弱者のコンプレックスから海外に行く人間を妬んでいるのかもしれないって自分でも思うよ。でも、だからこそ海外に行くメリットをちゃんと教えてくれよ。英語の出来ない俺を見捨てて海外に行かないでくれ。
海外に行くのは凄く怖いことに思える。
http://www.suzutaro.net/entry/2016/09/18/174626
でもこういう記事を読むとやっぱり本当にムカつくんだよな。大学に通っていても勉強してないのはお前だろ。そういう留学に行く人間の方が授業を真面目に聞かないんだろ。ふざけるな。
俺は今京都の大学で凄く授業が楽しいよ。そりゃ眠くなったり、全然集中出来ないときだってあるけど、それでも授業受けるだけでどんどん自分の中で知が広がっていく。特に哲学の授業なんかはこれまで考えもしなかったことを考えるんだ。俺はデカルトの認識論や観念論、現象学も講義を受けたけど今まで知らなかったことしかなくて本当に面白かったよ。でも友人はLINEで突然「○○の授業ってレポート課題出てたっけ?」とか試験直前に「○○の授業取ってるー?」とか聞いてきやがる。
今まで授業で一回も見なかった人間だ。他にも、授業後に「今の授業聞いてた?笑」とか聞いてくるやつだっている。興味ないなら来ないでくれよ。興味ないのに来るならもう少し申し訳なさそうにしてくれよ。。。
大学は授業出てるだけで面白いことはたくさんある。最初からそれを無視して勝手に大学の講義はつまらないとか行く価値がないとか言い切らないでくれよ。
上に貼った記事でも「ただ大学を卒業して、」って書いてあるけど、それ自体面白いんだって。
他にも日本で楽しいことはたくさんある。怪しげな地下イベントとか行ったことあるか?テレビでタモリ倶楽部見たことあるか?展覧会は行ったことあるか?
本を読んだことはあるか?京都は古本屋がたくさんある。古本屋で棚から棚へ視線をじっくり動かして掘り出し物探したことあるか?映画は行ったことあるか?ただあてもなく散歩したことあるか?何も考えずに路地裏を探検したことあるか?
毎日生きているだけで精神的に充実させることが出来てしまう。インターネットでいくらでも面白い記事が読める。YouTubeでMVを見てるだけで一日が終わったことがある。毎日生きるだけで楽しい。なあ、日本ってそんなにつまんないのか?
別にそんなことないだろ?京都にいるだけでも毎日を充実させようと思ったら出来てしまう。だから特別日本がつまらないって俺は思わない。
日本の文化の面白さって言ったらなんか薄っぺらいけどさ、でも面白さはあるんだよ。日本の文化っていうよりもうそれ自体が面白い、価値はよくわかんないけど好きだってものが。
だから、日本を軽く見て海外に目を向ける大学生はまずもっと毎日の生活を見つめてみようぜ。音楽でも文学でもアカデミックでもスポーツでもゲームでも何でもいいからハマれるものにハマってみようじゃんか。
意外と面白いものって視界のすぐ外側とか隅っこにあったりするんだって。だから安易に日本を捨てて海外に行くなんて言うなって。海外に素晴らしいものもたくさんあるだろうけど、日本で生きていたって十分面白い。
持ち物がいっぱいになってしまって、いままで使ってなかったきずぐすりを使おうと言う事になり、近所にあるポケモンジムに向かう。
全く入った事のない路地であり「ここにジムになるようなランドマークがあるのか?普通に民家の前だったりして、そこでこんな夜にスマホをゴシゴシしてたら怪しいぞ」と思っていたら、そこは小さな公園であった。
「10年以上住んだ近所であっても知らない所はあるもんだな、このゲームや、前身のIngressを開発した人たちも、こういう身近な場所の再発見を望んでいたのかもしれないな」なんてちょっと思ったが、すぐにポケモンバトル!
まだまだ初心者の自分と我がポケモン達は、相手ポケモンチームをあと一歩まで追いつめたが、残念ながら敗退。
ピクシーなんかは頑張ったんだけどな、次は勝てるかもしれない。
未来から猫型ロボットが来たり、基地外家族の団らんを見せられたり、MSに乗ったり、褐色娘と謎の島を探したり、突然ゴマフアザラシが来たり、ワニがよくやられたり、春日部に住む変な5歳児だったり、足の生えたナマモノがいたり、落ちこぼれ忍者の卵がいたり、下ばっかなのに後半シリアスになるジャングル漫画だったり、尻から魔法が出たり、ラッコがアライグマにいじめられたり、突如人型人造兵器に乗せられたり、毒針使って腹話術したり、タイトルが作者への謝罪と噂されたり、やたらサブカル好きの派出所警官だったり、海外でチンコと皮肉られたり、同級生がやたら殺人で捕まったり、料理で殺し合いしたり、車と一緒に並走できるくらい速く走れる兄弟がいたり、本編とずれてるアドリブばっかのCGアニメだったり、エルフが出てくるファンタジー作品の元祖だったり、途中からカードゲームになったり、魔法少女がレリーズしたり、古っい車でドリフトしたり、閻魔大王から尺を盗んだり、児童漫画の中でやたら作画のいいヨーヨー漫画だったり、ビー玉で腕壊したり、PCに突如卵が産まれたり、メイドロボとセックスしたり、CDからモンスターを召喚したり、いまいちホビーに乗れなかったランニングバトルだったり、金属生命体に乗ったり、2年後になっても全然終わらない海賊だったり、ウエハースが捨てられるシールだったり、中学生同士で赤ちゃん育てたり、腐ってる西遊記だったり、ハムスターブームになったり、玄人だったり、子供向けの悪魔合体だったり、ラスボス追いかけっこがやたら長かったり、同人誌を売るというメタネタのエロゲだったり、なぜか脈絡もなく12人の妹ができたり、死んだら強くなる未完作品だったり、幽霊が取り付いて碁が強くなったり、ベイゴマで世界大会に出たり、宇宙人の嫁が先生だったり、叔母さんがやたらかわいかったり、コンピュータウィルスが具現化された世界だったり、アソコに触れると記憶が消えるアンドロイド少女に恋したり、へーちょ、許嫁が上京してきて一緒に住んだり、ゴジラにしか見えない母親だったり、巫女ブームの火付け役だったり、なぜかJKが突然兵器にされたり、心を読まれる能力で逆に告白したり、核をキャンセルしてまたそれをキャンセルしたり、なぜか若手でいいともに出演させられたり、王を決める魔物の戦いに巻き込まれたり、バイクでいろんな国を旅したり、決して枯れない桜の木で告白したり、同級生に監禁されて女になるルートがあったり、母親を甦らそうとして弟と左腕をもってかれたり、超法規的措置だったり、宇宙は一人で死ぬには寂しすぎたり、路地裏で殺した吸血鬼と仲良くなったり、石田彰のせいで遭難して無人島生活したり、やたら格闘する魔法少女だったり、右手が女の子になったり、名前のない怪物だったり、死んだと思ったら異星人と戦わされるし、7人の侍とロボットが戦ったり、月は東だったり太陽は西だったり、ヒロインだと思ったら首がなくなったり、悪魔でいい魔法少女だったり、猫耳ブームに火をつけたり、スペイン語がやたらうまい死神だったり、双子に恋するどっちつかず主人公だったり、生きた人形の戦いに巻き込まれたり、漫研部の大学生活だったり、病んでる野球少年だったり、途中からバトルものになった魔法先生だったり、女神と同居したり、OPだけ盛り上がったロボットアニメだったり、メイドブームに火をつけたり、記憶を失くした幼馴染といろんな世界を旅したり、突然みんなでフットサルしだしたり、DTのロボット乗りだったり、ざわざわしたり、死んだと思ったらフレイムヘイズに助けられたり、沖縄で吸血鬼で戦ったり、虫の仕業だったり、英雄を女体化したり、落語に師匠が出たり、病院で月を眺めたり、鬱になる孤独アニメだったり、家にガーゴイルがいたり、水先案内人の修業をしたり、普通の人に興味ないヒロインだったり、ラジオがやたら盛り上がった和風ファンタジーエロゲだったり、スタイリッシュインラインスケートだったり、パロの多かった1期が一番面白かったSF江戸侍だったり、おはぎに待ち針いれて無限ループしたり、娘を守るためにお母さんが魔法少女になったり、モンキーパンチ構想13年の糞作品だったり、正常位じゃイケなかったり、ツンデレが流行ったけどアニメは微妙だったり、異世界に召喚されて使い魔になったり、NHKは関係なかったり、ランタンで二重人格になったり、錬金術があんま関係ない錬金だったり、人を操る力で反逆したり、まったく販促になってないおもちゃアニメだったり、家庭教師なのにバトルしたり、おっさん主人公の漢字バトルだけど流行らなかったり、ライバルが死んでから面白くなるのにアニメは打ち切られたり、スパロボではおもしろいけどアニメはつまらなかったり、ドリルで宇宙と戦ったり、パロネタがコアすぎてついていけなかったり、アイドルなのにロボに乗ったり、契約者になってたばこ食ったり指折ったり、超能力でマザーコンピュータと戦ったり、作者は女じゃないJKの日常だったり、ロボに乗っても乗らなくても死んだり、メガネでコンピュータウぃルスと戦ったり、菌が見えたり、狼娘と行商の旅に出たり、妖怪を友人にしたり、ノートに名前を書いたり、ヒモのヒーローだったり、サッカーで必殺技出したり、主人公チームかと思ったら1話で全滅したり、心理戦だけでメジャーに行ったり、生まれつき不幸で無能力だったり、世界征服する気ない秘密結社だったり、ネットでカラーギャング作ったり、橋の下で金星人に恋したり、裏切りは僕の名前を知っているようで知らなかったり、イカがかわいいだけで話がつまらなかったり、そんなにオペラしてない探偵だったり、ダンボールはステージのほうだったり、あだ名がアナルだったり、ヒロインが一番影が薄かったり、ファミレスでバイトしたり、未来が実現するケータイとか関係なしにヒロインがヤンデレだったり、アドリブコーナーがある妖精だったり、ラスボスは概念だったり、クトゥルフがヒロインになったり、田舎少女の日常だったり、オンラインゲームで殺人が起きたり、コネクティブヒナしたり、隣の席の男子が遊んでたり、妖怪をメダルで呼び出したり、学生なのにテロリストと戦って全然劣等生じゃなかったり、オンラインゲーム世界から抜けられなくなって脱税したり、駄菓子の火付け役だったり、
結局アニメってなんなのさ
あたし女だけど、やっぱり入社したての頃は同じような経験させられて相当嫌な思いしてきた。
うちの場合はわりと上司とか管理職は落ち着いてはいたんだけど、20~40代前半くらいの男がギラギラしてて会社の飲み会なのに「じゃ、席替えタイム~。くじ引いて~」とか事前に仕込んでおいた席くじ引かせられて強制的に男女男女の席に座らされてた(だから正確にはセクハラではないのかも)。
「質の悪いお見合いパーティーかよ」とか毎回イライラしながら飲み会に参加してたんだけど、ある日40代の若作りオッサンの一人が「ここで重大発表~!」とかいきなり立ち上がって「このたび、嫁さんが妊娠して俺も2児のパパになりま~~~ス!」と小保方かよって挨拶ぶっこんできた。
ちなみにそいつは既婚者(でき婚)だったけど会社の若い子にやたら声かけてくるブサイクのくせに女癖悪いというやたらおでこの広いオッサン。
はあそうっすかと思ってたら、目の前の席にいた年上の先輩女性が突然顔をつっぷして泣き出した。
突然騒然となる場。一部二人の関係を知っていた連中がニヤニヤ笑いをしながら「大丈夫?」なんて慰めてる。
その後飲み会がなんとかお開きになったあといつの間にか二人が消えて、少し探したら路地裏でイチャイチャしてた。
煽る=相手を感情的にさせる行為だから、感情的な意見が出てきてもおかしくねーよ。自分でやってることの意味が分かってないのか。
まだ1年そこらの自転車ペーペーに限って、無根拠な全能感丸出しでこういう上から目線のイキッたこと言って、自転車乗り全体がますます嫌われるんだ。お前は自転車乗りにとっても敵だ。
痛い目見なきゃ分からなそうな馬鹿にも見えるが、痛い目見なきゃ分からんなら、せめてちゃんと保険入っとけよ?
道路は歩行者最優先だから、お前が歩行者をどれだけ邪魔に感じようが、相手が反射板付けてなかろうが、お前にほぼ100%の責任が行くぞ。
保障金のことだけじゃない。もし何かあってみろ、お前が運転していた自転車によって死んだ人や一生残る怪我を負った人がいる、という事実を背負って生きていくんだぞ。
そっちに思いが至らないあたり、もっと言えば煽っておいて感情的になるな、と言っちゃうぐらい自分がやったことの結果も理解できないようじゃ、普段どんな運転してるのか見当はつく。
それなのに、悠長に「オレは歩行者のためを思って」とか、ちゃんちゃらおかしいわ。
お前みたいな独善者は本当ならおんもに出るなよと言いたいとこだが、せめて自分自身のためにお前の自転車をきわめて安全に運転する義務のことだけ考えてあとは口つぐんどけ。
「行きつけのフィギュアショップ」のススメwwwフォカヌポウwww
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。
トイレを貸してくれそうな店はない。
そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、
「すみません。お腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」
と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、
「いいけど、なんか見ていって。ここ、フィギュアショップだから」
と、真顔で答えた。
(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)
フィギュアの代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、
「じゃあ帰りに見に来て。ここはフィギュアショップで、トイレじゃないんだ」
男性はそういうと僕を店内に手招きした。
(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、
なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、
「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。
面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、
そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。
ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、
やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。
正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、
僕は無意識の内にドアを開けていた。
「あんた、変わってるね」と無表情に言った。
(それはおまえの方では……)と思っていると、マスターはフィギュアを出しながら続けた。
「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。
あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」
そういってフィギュアスタンドに女の子のフィギュアを立てかけた
「あんたがこの店で最初に見るアイドルのフィギュアは、これが良い」
目の前に道端でコケそうになっている、何とも可愛らしいフィギュアが出された。
当時、フィギュアを全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、
「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスターは
「俺は見ていけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない
その後、僕はこのショップに足しげく通い、色々なオタクと知り合った。
そんな矢先、マスターが亡くなった。
いつだっただろうか、常連達でしっぽりフィギュアのパンツを覗いていた夜、
『楽天で知ったけどフィギュアの品揃えいいですね。僕好きです』みたいな若造が増えた
俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」
僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、
「では、なぜ楽天に出展を・・・」と思ったが、ネットを探し、三木谷社長に
サイトを取り下げるように頼んだりした。
けれど、三木谷社長は「出展したのはマスターの自由だ」と取り合ってくれなかった。
そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。
今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。
そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスターの訃報を聞いた。
会場には見覚えのない女性の等身大フィギュアが2体ならんでいて、
マスターは自分の話を全くしない人で、「俺は既にノンコレクションだ」と言っていたので、
我々はそれが本当だとてっきり信じていた。
「これを渡すように、と言われました」と僕に1体のフィギュアを渡してきた。
何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。
具体的な商品名は控えるが、某アイドルゲームの永遠のセンター(17歳)と言えば、
分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、
娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、
そう書いてあった。
僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、
大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は今後の人生において、もう行きつけのフィギュアショップをつくることはないと思う。
「行きつけのバー」
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は冷や汗をかきながらトイレを探していた。
トイレを貸してくれそうな店はない。
そう思った時に目の前で店のシャッターを開ける、
「すみません。お腹を下してしまって、トイレを貸してはいただけないでしょうか」
と、持ちうる限り最大限の丁寧さでお願いした。すると男性は、
「いいけど、なんか飲んでって。ここ、バーだから」
と、真顔で答えた。
(この人、腹を下してる人間に何を言ってるんだ……)
お飲み物の代金をお支払する形ではダメでしょうか」と提案すると、
「じゃあ帰りに飲みに来て。ここはバーで、トイレじゃないんだ」
男性はそういうと僕を店内に手招きした。
(そうなると、僕は帰りにここに寄らずに、そのまま帰ることもできるのに、
なんだかとても変わった人だなぁ)そう思いつつ、トイレを済ませると、
「では、帰りに寄らせてもらいます」そう言って僕は店を出た。
面倒だから帰ろうかなとも思った。けれど、ちょっと様子を見てみよう、
そんな気になって、僕は帰りにその店の前を通った。
ガラスがはめられたドアをそっと覗くと、
やはりというか、当然だが、この店のマスターだろう。
正直に言うと、その姿があまりにもカッコよく、様になっていて、
僕は無意識の内にドアを開けていた。
「あんた、変わってるね」と無表情に言った。
(それはあなたの方では……)と思っていると、マスターはグラスを出しながら続けた。
「寄らずに帰ろうと思えば帰れた。けれどあんたはここに来た。
あんたいい人だ。今日は店を休もうと思ったけど、開けてよかったよ」
そういって丸氷を入れたグラスにお酒を注いだ。
目の前に琥珀色より少しばかり深く落ち着いた、何とも美しい色のお酒が出された。
当時、酒を全く知らなかった僕は、とりあえず値段が怖くなり、
「お幾らですか?」と財布を出しながら聞いた。マスターは
「俺は一杯飲んでけ、と言っただけで、金をとるとは言ってない
この一杯はプレゼントだ」と優しく笑った。
その後、僕はこのバーに足しげく通い、色々な人と知り合った。
そんな矢先、マスターが亡くなった。
いつだっただろうか、常連達でしっぽり飲んでいた夜、
『落ち着いたバーですね。僕好きです』みたいな若造が増えた
俺はそういう客は好かないんだ。機械による巡り合わせは好かないんだ」
僕も含め、何かしらおかしな巡り合わせでこの店とマスターと縁が出来た常連達は、
必死にネットを探し、掲載元に記事を取り下げるように頼んだりした。
けれど、大半のところは「言論(表現)の自由だ」と取り合ってくれなかった。
そんな中、マスターが暫く店を休むと言った。
今思えば、あの頃から体調が悪かったのかも知れない。
そのまま復帰の知らせのないまま、常連仲間からマスターの訃報を聞いた。
会場には見覚えのない女性が2人いて、話を聞くと離婚した元奥様と娘さんだった。
マスターは自分の話を全くしない人で、「俺は既に天涯孤独だ」と言っていたので、
我々はそれが本当だとてっきり信じていた。
「これを渡すように、と言われました」と僕に1本の酒を渡してきた。
何でも亡くなる少し前に、マスターが2人に、僕に渡すように言付けたそうだ。
具体的な商品名は控えるが、某日本メーカーのウイスキー(50年)と言えば、
分かる人にはその価値がわかると思う。何故こんなものを僕に、と混乱していると、
娘さんがバーで使われていた伝票を渡してきた。裏には走り書きの文字で、
そう書いてあった。
「行きつけのバー」
僕に人生とは何か、人付き合いとは何か、
大人になるとはどういうことかを教えてくれた、大切な空間だ。
男なら誰しもが憧れるだろうが、そう簡単には手に入らないソレ。
僕は今後の人生において、もう行きつけのバーをつくることはないと思う。
交差点の中心にレンズを向けながら、一体どうしてここに自分の心が動いたのかを考えていた。
わたしはただ、自分の芸術性に向かい合い耳を傾けていたにすぎない。
しかしふと、レンズに向けられる視線がどれも訝しげなものだということに気づいた。
わたしは写真に写る個人なんかに興味はない。しかし、考えてみれば道行く人間にしてみれば見ず知らずの人間のカメラに収められることに何のメリットもないことも理解できた。
わたしは黙ってカメラのストラップを背中に回し、その場所を後にすることにした。
その後は人目の少ない場所を探しては、渋谷という街が抱えるジレンマに向けてにシャッターを切っていた。
東京の、つまりは日本の最先端でありながらも、歪なものを抱えたままの街並みはいくつもの面白い顔を見せてくれた。
そうして誘われるがままに路地を進むと、わたしは歓楽街の中にいることに気づいた。
そこにはレンズを向けるべきものは何もなかったが、すれ違う人間は一様に首からカメラを下げるわたしを嫌うように避けていった。
わたしに悪意があるわけではない。
しかし、もし街中に拳銃を携えた人間が歩いていたらどうだろう。
きっと人々は訝しげな視線を送り、できれば関わりたくないと避けて通ることだろう。
今の世の中において、すでにカメラの地位とはそういうものなのだ。
強すぎる性欲は合法的かつ穏便にセックスできるような環境においても薄まらない気がする。
昨日の朝、寝ぼけていちゃいちゃしてたら気が付いたら中出しされてて、
昨日の夜また寝る前に、ベッドの中で「昼間精液が垂れてきて大変だったんだよ」って報告したら、
「まだ精液が混じってるな」っていってまた中出しされちゃった。
彼の性欲の強さについて嫌だとは思わないけど、
あまりにもセックスしすぎて出血してお医者さんに禁止令出されたり、
外出中いきなり彼が発情して路地裏に引っ張り込まれて屋外で突っ込まれたりということもあったので、
同じ性欲が強い場合には、
たとえ合法的でもセックスには身体的・社会的なリスクがある分、
オナニーのほうがまだマシかもよ。
その日は都内で初めての雪が降った夜だった。
すっかり日も沈み、長い一本道を凍えながら歩いているとふと路地の入り口で子供が泣いているのに気がついた。
誰かに気づいて欲しいのだろうか、道路側を向きつつ多少大げさとも言えるような激しさで泣いていた。
寒さに押される背中を、少年に重なる家で待つ5才の息子の笑顔が引き止める。
「どうした?どこかで転んだりしてけがでもしたか?痛いところはないか?」
少年はただ首を横に振るだけだった。
「なにか困ってるのか?おじさんが手伝おうか?」
おじさんと名乗るのに抵抗がないわけではなかったが、おにいさんと名乗るよりはましだった。
どうやら父親が帰ってきていないことで家に入れないのだという。
こいつは厄介だ。わたしはすぐには離れられないことを悟った。
「近くに知り合いはいないのか?」「学校に一度戻ることはできないのか?」「父親に電話か、父親の電話番号を知るものはいないのか?」
しかも雪が降った日の夜だ。このまま置いていくにはあまりに忍びなかった。
そこで妙案を思いついた。
そんな一筋の希望を照らすかのように、目の前には自動販売機が光っていた。
コーヒーばかりが並ぶホットドリンクの中からコンポタージュを発見するとすぐボタンを押した。
これを渡して「あとは男の子だから頑張れ!」と勇気づければ、今夜暖かい布団に入ることを誰にも咎められずに済むのだ。
「作戦失敗か。」そう思い始めた頃、ふと少年が路地の奥に目をやると一言をおいて突然駆けて行ってしまった。
その一言に、わたしはしばらくの間追うことも立ち去ることもできずに立ち尽くしていた。
確かにこう聞こえたのだ。
「あ き た」と。
タフで、冷徹で、世の中を覚めた目で見て、自分の価値基準で行動して、絶対に妥協しない。
それはつまり、他人の顔色を見ず、環境に流されず、忠告を無視し、暴力的なまでに内省する。
有線からクリスマスソングが流れている。その程度で惨めになるヤツはな、ハードボイルドじゃない。
店内が薄暗く、ジャズが流れていて、それこそ煙草が充満しているような空間はな、似非なんだよ。
それで気分良くなるなら、環境に影響されてハードボイルドを気取っているだけの軟弱なヤツだ。
隣でカップルがペッティングしていようが、美女がしなだれかかってこようが、ゲロまみれの路地裏でブチのめされようが、生き方を曲げず変えない。