2016-04-17

さっきまであんなに激しかった風が凪いだ夕暮れ時、

ふと路地から空を見上げたら

エンジンの数が二つだって分かるくらい

低く真っすぐに飛行機が飛んでいった。

廃校になった小学校もその後ろのタワーマンションも超えて、

雑踏に音を紛らわすように静かに消えていくのを最後まで見届けて

上げていた顔を戻すと風も一緒に戻ってきた。

酷く寂しかった。

両親が居なくて廃人になりそう。

スルーしてた妹からメッセに、仕事明けたら戻るよと返信した。

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