はてなキーワード: あられとは
ところで、せっかくの退職エントリですので感慨深いものですし、ここはひとつ昔話などをしたいと思います。
まずはAppBank GAMESの軌跡を年表にして振り返ってみました。
2012年2月 AppBank GAMESがスタートしました。
2012年7月 G君という大変優秀なレベルデザイナーがジョインしました。
2012年10月 Dungeons and Golfの追い込み時期にとある出来事が発生しました。
2012年12月3日 Dungeons and Golfがリリースされました。すごいバグってました。
2012年12月 第二次反乱が発生しました。G君が辞めました。
2012年12月 ゲーム業界きってのベテラン、I氏がジョインしました。それと同時に正式なジョインではないのですが、もう一人とあるソシャゲを作っていたベテランのZ氏が時々お手伝いに来てくださるようになりました。
2013年春 第二作目、トキノラビリンスの制作が開始されました。
2013年10月 第三次反乱が発生しました。このタイミングで私が退職、それに合わせて9人ぐらい合計で退職しました。多分I氏もこのぐらいのタイミングで辞めたかと思います。Z氏については詳細不明です。
2014年5月ぐらい トキノラビリンスがリリースされました。
なかなか壮絶な年表ですね。語りたいことがたくさんあるので順々に語っていきたいと思います。
社長のブログにも挙がってましたけど、まずなんといってもI氏について思い出があるので簡単に語らせていただきたいなと思います。
私はI氏のことを(50台とは思えない勢いだから)炎上おじさんっていつも呼んでたんですけど、なにやらゲーム界隈ではちょっとしたレジェンドだったらしいすね。私は全然知らなかったですしその意識は今でもないです。そのI氏ですけど、2012年の末にやってきて開口一番「このゲーム(Dungeons and Golf)はクソだ」みたいなことを言い出しまして、現場一同全員「よく言ってくれた!」と陰ながら感動していたのをよく覚えています。なにせ社長から社員に至るまで誰一人F2Pゲームのことを理解しないでつくったものですから課金メソッドも継続させる手段も何もないですからね。申し訳程度にガチャっぽいものがついてた程度でした。そりゃ儲からねえよと。今の私はいろいろと勉強して分かるようになったのですが、当時は本当に何もわからなくて。
そこでI氏がいろいろと改革に着手して社長と揉めてどうのこうのになったわけなのですが、そこについては社長がご自身のブログでなにやらご意見を述べられているようですね。ということでここでは私の目線から見たI氏をちょっと語ってみようかと思います。
I氏の経歴はよく知らないのですが、いろいろF2Pのゲームを作られたりして経験があられたようです。経験と知識は間違いなく底が深くて、当時のF2Pのゲームの定石についてもまるで詩経を諳んじるがごとくに次々に語ってくださいました。その内容についても適切だったのを覚えています。I氏は自分で適切に考えられるし適切に決められるし適切に分析できる方だったかと思っております。私がF2Pのゲームロジックを考えられるようになったのは間違いなくI氏のおかげです。
ただ2点ほど、社長が今でもI氏をご自身のブログで随分批判されている原因になったと私が思っている点があるんですね。
一つはI氏が過去の経験に少し引きずられていた可能性が否定出来ないこと。
一つはI氏が高齢だったことです。
Dungeons and Golfを当時分析すると、最初の設計からまともな課金ロジックが一切喝采抜け落ちていて、ゲームとしては遊べるんだけど課金はまずできないという形になっていました。そこでI氏は一般的なF2Pの課金ロジックの仕組みを導入しようとしたのですが、今考えてみればむしろ最近勃興しているF2W(Free 2 Win、LoLやWoTなどのまともな課金要素が一切ないゲーム)にDungeons and Golfは近い形になっていました。であれば無理無理F2P要素を付けてしまうよりはF2W要素を強くして、プログレスもない、まともなガチャもない、ただ延々とゴルフが遊べるだけ、みたいなゲームみたいな感じに着地させるほうがおそらく無理はなかったんじゃないのかなと思うんですよね。
この点に関してはI氏と話し合ってないのでわかりませんが、社長からこれぐらいの数字が必要なんだって話がされていたので無理やりF2P要素をつけたのかもしれませんし、I氏が過去の経験に引きずられてF2P要素を導入したのかもしれません。これはわかりませんが、ひょっとしたらI氏は過去の最適解にとらわれすぎてしまったのかもしれません。
もう1つ、I氏は先程申し上げた通りご高齢の方なんですね。高齢になるとまずどうしても頑固になる。自分の意志が強くなるといいますか。その上子供っぽい方ですから、それで社長とよく揉めてたんじゃないのかなと。あと高齢の方なのでどうしても体力がない。デスマができないんですね。XXXをやる、とはいってくださるんですが、当時のAppBank GAMESはそれこそ連日デスマの嵐みたいな日々でしたから、体がついてこないんでしょう。提出物が上がってこないことがありまして、私の右腕にW君という大変面白い若いゲームプロデューサーがついていてくださったのですが、彼も「Iさんは考えは素晴らしいんだけど手が追いついてないから俺らがやらないとね」と言っているような具合でした。
さてAppBank GAMESを語る上で避けては通れないのは、やっぱり社長についての思い出ですね。
みなさまは小学校や中学校のころに、このような担任の先生をお持ちになったご経験はありませんでしょうか。
何かクラスで問題(いじめなど)が起きた時に、クラスの全員を集めて、みんな!XXXくんが悪いことをしたけど、許してあげてくれるよな!と言って形だけのクラス会議を開き、
「前向きな成り行きで」
「皆と承服し」
「皆が納得して」
「無事に万事解決」した
と満足しているような奴
皆様、一度ぐらいはあるのではないかと思います。その度に「何だあのハゲ野郎は」と子供心ながらに思われたのではないでしょうか。
まぁそういう感じの人だと思っていただければ結構です。
年表に残った「Dungeons and Golfの追い込み時期にとある出来事が発生しました」について、当時リリース直前の追い込み時期で、しかしながら決まってないところが山程あって、でも年内リリースは死守というし到底間に合わねえよみたいな状態になってたんですね。それで何度もミーティングとかが行われていたのですが、その最中に私こっそりEvernoteにメモを書き残してたんですね。
2012年10月11日 23時09分に書き残されたメモです。
「タマガミ全然使われてないし継続課金の動線にしたいので修正しようぜ」
その内容
・タマガミが装備されていないとショットが劇的に弱体化する、実質何らかのタマガミを装備する必要が発生する
→すでにリリースまで全て予定が積まれている岩井ちゃんにしか実装できないような箇所
→実現したとしても正直イマイチに見える
・タマガミの使用が強制されるが、その結果消費が増すとは思えない(タマガミの魅力は増さない)ため障壁にしかならずユーザから見ても運営側から見てもイマイチ
がく
「先に今タマガミがどれぐらい使われているかベータテスタのデータ見たほうが良くない?すぐ見られるけど」
↓
↓
「いまの段階でもタマガミが使われているのであればテコ入れる必要なくない?」
↓
「だからそれ関係ないし。タマガミ使われてるとかじゃなくて継続課金するようにしないと意味ない」
「その仕様だとタマガミの使用は強制されるけど最後の一匹で粘るだけになるし課金障壁にしかならない」
↓
(明示的な回答を避ける)
あきすて
「その仕様無理やりすぎでは?UIも体験もイマイチにしかならない。タマガミ自体抜いたほうがまだいい」
↓
たくま
「スケジュールアホでしょこれ」
↓
「じゃ黙ってろ俺がやるよ」
「大体が賛成のようなのでこれでいくかー」
録音すればよかったわ
まぁこんな感じです。
先ほどの年表に3回「反乱」ってのが登場しますね。つぎはこちらについて語らせていただきたいと思います。
最初の反乱は当時アートを担当されていたA氏が主導だったんですね。彼は長いことゲームでアートをやっているベテランでしたから、もともと社長が考えていたDungeons and Golfより面白そうなプランとかを考えてついたんですね。ある意味元の原型がとどまらないぐらいのプランを。で、それを社長に提案したんですね。
そこで社長がキレた。それはもう猛烈に。怒号が隣の部屋にいる私たちに聞こえるぐらいの勢いでね。「裏切り」とかなんとか言って怒ってましたが詳細はよく覚えてません。自分でドンドン提案しろとか言ってる人なんですけどね。
それ以来そのアート担当のA氏は一切社長に提案もしなければ信頼もしなくなってしまいました。まぁ当の社長は覚えてないでしょうけど。
二回目の反乱はG氏に関するものです。レベルデザイナーとか運営経験のある人が必要だからということで、G氏を社長が雇い入れたんですね。でまぁ、12月になって社長が「お前は運営プロデューサーとして雇ったのになんだこれは!責任を果たせ!!」みたいなことを言い出しまして。
責任を果たせもクソもリリース当時のDungeons and Golfにはイベントを打つ機能もなければ課金動線も何も一切無いんですから運営しようがないんですけどね。社長はそういうのゲームデザインしてくださいませんでしたので。なおそういう機能はI氏が考案してくださいました。
三回目の反乱は私に関するものです。当時私はとある事情で二作目トキノラビリンス、社内ではまだポケットラビリンスって呼んでたんですが、そいつの制作指揮をやってたんですね。でまぁこれも年内に出せと。1年前どっかで聞いたぞそのセリフ。しかしながらサーバもクライアントもアートも音も何もかも未完成、どう考えても年内リリースは無理、多分来年の夏ぐらいになるんじゃないんかなってぐらいの見積もりだったんですね。私もエンジニアの端くれですから大体の見積もりとかはわかるわけで。
そういうわけで社長に相談してみたりもしたんですが、「年内にリリースされないと計画上の売上が達成できないからなんとか」とか、あとは「SEGAさんと組んでるから遅れてお客さんを待たせるのはプロとしてありえない」とか言われての一点張りでして。なるほど社長、あなたのおっしゃる「先進的かつ斬新な開発マネージメント」というのは見積もりを無視してとりあえず線を引いてみて気合で煽ることですか。そりゃ仰るとおり斬新ですね。計画上の売上が出ないなら外注でも何でも営業して持ってきて辻褄合わせていただくなり、運転資金を持ってくるなりしていただけると社長っぽくて助かるのですが。
ただこの点に関しては実際社長の言い分ももっともで、私のゲームの制作指揮をする能力不足が多分にあって後から追加した機能とか変更した仕様がたくさんあるんですね。それで予定よりはるかに遅延してしまっているのも間違いなくて。2013年、まさにソーシャルゲームの内容と規模が拡大し製作コストと期間が肥大化し始めていたころですから。作る側の能力も圧倒的に不足していたと思っています。
こんなあたりの顛末が社長のブログで闇とか言って語られてますが、そりゃ闇ですよ。まともに現実見てる人間が引いたスケジュールじゃないんですから、終わるわけがない。皆病んでしまいました。
それで私の精神がおかしくなってしまったところを師匠(仮)にTwitterでメッセされて、「いいから今すぐ辞めろ」とアドバイスされまして。そのままアドバイスに従って今すぐ退職した次第であります。多分退職してなかったら間違いなく本当に気が狂っていたかと思うと今でも師匠には感謝申し上げる次第です。それから社長、途中でほっぽりだして本当に申し訳ありませんでした。
でまぁ私がやめたら皆堰を切ったようにやめちゃって。I氏が他人を勧誘して引き抜いたんだ〜みたいな書かれ方をされていますがこれは大嘘で、皆辞めたかったんですよ始めっから。単に私が堰を切っちゃった。あんなリーダーシップのない人間の下でのデスマに耐えられる人間はそうはいません。私が単に一番脆弱だっただけで。
その後、トキノラビリンスは半年ずれ込んでリリースされたようです。リリースされてよかったです。本当に。完成させてくれた皆さん有り難うございます。ま、トキノラビリンスのクレジットを見たところ私は居なかったことになってましたけど、しょうがないかなと思います。この点に関しては私も多分に悪いですから。
さて最後に受託、社長はブログであれは輝かしい復活みたいなことをいろいろ書かれているようなんですが、これって実は簡単な話なんですね。
受託先の方がゲームプロデューサーで、すべてのスケジュールと線を引いているんですから。マネジメントはそちらなんですね。ウチラは人を出してるだけ。社長は技術顧問ということにしてメンツの上で置いておくだけという体制です。そうするとうまく回ったという。これは当時そちらの受託の中で仕事をしている人から直接内情を教えてもらったので間違いないかと。
結局、社長が主張していることはいつでも三つしか無いようにみえるんですね。
全て自分は悪く無い(自分の理論の中では、自分の行動は間違っていないのだから周りが間違っている)
私が退職してから2年が過ぎましたが、彼は何一つ変わりませんでしたね。今も変わっていないようで大変残念です。未だに「ご自身がAppBankから直々に株式没収されて会社ごと消された」「そのためにAppBank社内およびAppBank GAMES現場社員による大変な尽力の裏工作が発生していた」ことに気づいていらっしゃらないようですしね。
どうも3年間ありがとうございました。
みなさまも口だけの人には十分ご注意いただければと思います。
先日、聞いて仰天した話。
私:30過ぎ♀、仕事は結構きつめ、年収そこそこ、都内トップ級私立大学文系卒、容姿は自称まあまあ。
つり合いの取れる男性を見つけて婚約中、お互いの両親も面談済み、披露宴会場も予約済み。披露宴招待客も決めて、お返事待ち中。
彼:30後半♂、仕事は相当きつめで社内のホープ、都内の国立大学法学部卒、容姿は…敢えて一言で言えば小デブ。
が、本人いわくモテない生活に終止符を打ちたくてネットde婚活
彼は私の容姿をそこそこ気に入っている模様だけど、決定的なのは学力と年収だったそうだ。子供がバカなのは耐え難いが、私の遺伝子なら大丈夫そうだと。
社会的なつり合いを重視して選んだお互いであるわりには、夜の相性はかなりいい。思ったよりお上手でした。ごちそうさま。
その婚約者であるが、どうも問題含みの人柄だという話が聞こえてきた。
一つは、酒に酔うと女性関係について口が軽くなるらしく、私との夜の相性についても、社内で暴露しまくっているらしい。身体の特徴とか睦言のボリュームだとか。
むろん、そういう事を言われるのは恥ずかしくってたまらないし、全く知らない他人♂が自分についてそういう好奇の目で見ているということ自体が耐えられない。
「やめてほしい」ということも考えたが、そういうことを言うこと自体嫌だ。
もういい年なんだから、治るものは治っているはずなんだから、きっと治らない病気みたいなものなのだろう。
もう一つは、実は女癖が悪いらしい。酔った時に過去の女性自慢をしまくるらしく、どうも相当な数の女性と付き合ったと言うことらしい。
聞かされて仰天して、彼のスマホを漁ったら、出ましたよ、某クラウドに入れてある自分で撮ったらしいあられもないファイルの数々。
20人近くになんなんとする、見るも不愉快な、それそのものの行為の写真と動画。隠し撮りとかではなく、あからさまに合意の下での撮影。
高校生みたいに可愛い子、山本美月みたいな正統的美女、おっぱいが怪物みたいに大きい女性、妊娠線があらわな中年女性。見た目が良ければ何でもよいのか。
私とのときに全くそういうことを求めなかったのはいったいなんでだろうと考え込んでしまうくらいの量。しかもほとんどがゴム無しのグロテスクな写真。病気が心配。
さすがにこれは衝撃で、彼に「つきあった女の子、何人くらいいるの?」「その中で私に決めた理由はなあに?」と聞いてみた。
過去については曖昧な答えに終始して、だけど私と付き合ってからは私だけで、絶対浮気なんかしないって力強く言うばかり。
確かに、クラウドの中には、私と知り合って2~3か月で切れている女性が2人ばかりいたし、それ以降新しい女性はいないので、あながちウソでもないのかもと思ったり。
正直、こういう人と結婚するのは生理的に嫌悪が走りました。変態でしょ、どう見ても。結婚したって浮気の可能性めちゃくちゃ高いよね。
怒りとともに婚約破棄しようとその瞬間は思ったのですが、よくよく考えれば、婚活市場ではハンデにしかならない学歴と職歴を抱えた30前半の、容姿に特筆すべきものがない女性でOKと言ってくれる男性なんてそうそういるわけでもなく。むしろその職歴と学歴がいいって言ってくれるなんて、ほぼレア中のレア。
女癖のことさえ目をつぶれば、条件的には申し分もなく、彼のご両親は、とても誠実そうな人たちで、しかも日本屈指の大企業の元最高級幹部、毛並みの良さも折り紙つき。もちろん本人も、これまでの経歴も申し分なく、出世コースまっしぐら、かなり確実なソースから聞くところによると、ほぼ役員までは当確、らしい。もちろん彼の年収は1000万超えてます。
さて、どうすればよいのかしら。結婚すべきなのか、婚約破棄すべきなのか。
ちなみに、ここに書いた彼に関する情報は、私がここ3年ほど交際している男性から聞きました。
彼の上司で、会社の人事担当役員をしてましたから、間違いないと思います。その人は50代、結婚の対象にはなりえません。
○朝食:なし
○昼食:おにぎり三つ
○夕食:パン二つ
○調子
よくない。
会社の人に「やる気がない!」って怒られた。
ごめんなさい。
来週の火曜日から行く新しい派遣先では、そんなことがないように、ちゃんとがんばろうと思います。
○ポケモンOR
メンツは
ヘルガー、ダーテング、ワルビアル、ヤミラミ、ゲッコウガ、ズルズキン
勝利。
ちゃんと、天候をこっちの晴れにできて勝利。
敗北。
また、リザードンがXだったり、ヤミラミに重力されたりと、わからん殺しを連発された。
勝利。
ありがとうぐらっしあ!
勝利。
あくのはどうで相手がひるんで勝利。
運ゲーだなあ。
○五戦目:タブンネ(メガ)、ドリュウズ、チルタリス、ヌメルゴン
勝利。
珍しくサンパワー晴れ熱風を唱えずに勝利。
数か月前、とあるターミナル駅の近くのカフェで独身の友達と、女子会と称してお茶を飲んでいた時のこと。
前の歩道を、天使のように可愛い小っちゃい女の子が、とても綺麗なお母さんの手を引きながら歩いていた。ふと、その子の表情が、パッと輝いて、「おとうさん!」と言いながら前のほうに駆けて行って、そこにいたお父さんがその子を抱っこして高い高いしていた。
もう37歳になる自分には、ひょっとしたら得られないであろうそんな微笑ましい風景を見て、心なごみながらもまた少しの羨望を抱いたのは一瞬。その刹那の後、私の心は真っ黒になった。
高い高いしていたお父さんは、私の元上司だった。
社内きってのエリート。40代前半にして、トラブルさえなければ役員になるのはほぼ確実とまで言われている切れ者。私が彼の部下だった6年ほど前、独身だった彼に誘われて、何度か2人だけで飲みに行ったものだ。
「社内では後の問題があるから恋愛とかしない」が口癖だったくせに、2人だけだと甘えん坊で、私のことを綺麗とかしっかり者とかいつも褒めてくれていた。でも結局何もないまま、私はまだ独身。
彼が結婚すると聞いた時は軽くショックで、もう少し私の方から強く行っていれば付き合ったりできたのかなとか、でもやっぱり遊ばれちゃってたかなとか、奥さんはどんな人かなとか、くよくよと思い悩んだこともあった。でもそんなことは記憶の底に沈めてこれまで忘れていたのに。
ああ、自分にはこんな幸せが巡りくるだろうかと思ったその幸せ感と軽い羨望が、満面の笑みを浮かべながら女の子を高い高いする彼を見たとたん、胸を衝くどす黒い嫉妬に変化して、走馬灯のように彼との時間が蘇った。
たぶん彼には何の咎もないし、まして彼の奥さんや娘さんには何のかかわりもない、単なる私の一人芝居。なのに、あの時の私の黒い感情は、私の人格を支配した。一緒にいた友達が「顔が怖いよ」と言ってくれたのに、私は破滅的な道を選んでしまった。
彼をあの綺麗な奥さんから、一瞬でもいいから奪ってやる。あの満面の笑みを、一瞬でもいいから私だけに向けさせてやる。あの場所は、あの笑顔は私のものになるはずだったんだ。
そう覚悟を決めてからは、あっけないほど簡単だった。絶対に秘密ですからね、とお願いしたら、控えめに喜びながら、彼は、私を、抱いてくれた。奥さんとは子供が生まれてからもう2年も関係がないそうだ。私からの誘いは、渡りに船だったらしい。彼のセックスはとても丁寧で、まじめな人柄をそのまま反映しているかのようだ。この素晴らしい男が満面の笑みで私を抱きしめ、私の中で、私だけの中で、こんなに喜んであられもない姿をさらけ出し、優れた遺伝子を私に注いでくれていると思うと、私は誰にも言えない高ぶりを感じる。もちろんピルは飲んでいるけれども。何より、綺麗な奥さんよりも、可愛い子供よりも、私と過ごす時間が欲しいと彼が思ってくれるのは、だれにも言えないけれど、やはり優越感だ。
わかっている。これは単なる勘違いで、彼にとっては、口が堅くて、都合がいい時に抱けるだけの、ただの性欲処理なのだ。でも、彼に抱かれているその時間にだけは、この優れた男は、私だけのものなのだ。
私の心の中に、あの時感じたのとは違う種類の、黒い感情が、彼に抱かれるたび、溜まってしまっている。私は、彼を破滅させるボタンを握っている。この関係を誰かに口にするだけでいいのだ。そしてこのボタンを押したら、彼は、奥さんにも会社にも愛想を尽かされて、私だけのものになるかもしれない、と。
でもたぶん私にはそれはできない。それができないからこそ、彼は私を抱き続けるのだ。
どこかに私を娶ってくれる男、いないかなぁ。
まず最初に、素人の個人的感想であることをお詫びさせていただきます。
ウィッチクラフトワークスで演じた倉石たんぽぽ(特徴的な声をしたネコミミの女子高生ウィッチ)は皆さん覚えておられると思います。
倉石たんぽぽというクセのあるキャラクターを表現した演技は見事でした。
さて、ブレイクするとは書きましたが、主人公・ヒロインを演じられることはあまりないように思います。
というのも、その輝かしいまでに個性的で特徴のある声質が求められる場所は主役ではなく、倉石たんぽぽのような「脇を固める」場所であることが多いからです。
主役ではなくとも、登場回数が多いキャラクターを演じられ、特にお当番回などではその魅力的な個性で目立つことになるでしょう。
これはゲームでも同じです。
さらに、ラジオの経験が豊富であられるので、アニメタイアップのラジオ、いわゆるアニラジ等で活躍される機会も多いはずです。
きっと主役の方とパーソナリティをなされるようなことがあるでしょう。
葬場殿の儀というのは、どうも皇室の私的な行事ではなくて、国として見ても公的な行事のようですね。国事行為である大喪の礼、そして皇室の行事である葬場殿の儀、これを一連の行為として時間的にも連続性を持たせて場所も同じところで行うというのは、テレビに映し出されるのを見ている国民からもあるいは諸外国の代表からも当然一つのものとして映るわけです。かつて吉田総理の葬儀が国葬として行われた際に、カトリック教会で個人の宗教によって私的に葬儀を行って、そして一週間後に東京の武道館で宗教色を排除して国葬が行われています。
今度、こういう天皇の葬儀についても、憲法の政教分離を厳密に貫くべきでありますから、そういうような配慮をどうしてなさらなかったんですか。
○国務大臣(小渕恵三君) 吉田元首相の例をお挙げになられましたが、立派な方だと尊敬はいたしておりますが、天皇陛下におかれては憲法第一条に規定をされた我が国の象徴、国民統合の象徴でございますので、同じような考え方に存するものではない、このように考えております。
○吉川春子君 そうしますと、宗教色を排してやるというようなことではなくて全部一つとして、それは天皇の葬儀として連続して行われて、宗教色の盛り込まれているものも交互にあるわけですけれどもそういうものでやっても天皇の場合は差し支えないんだ、これが政府のお考えですか。
○国務大臣(小渕恵三君) 国民の間にいろんな御意見のあることも政府としては承知をしなければならない立場でございますので、種々検討いたしました結果、大喪の礼の御式は国の儀式として行われ、葬場殿の儀は皇室の行事として行われるもので、両儀は法的に明確に区別されるのみならず、実際上も大喪の礼御式においては開式を告げること、祭官は退席すること、鳥居は撤去すること、大真榊は撤去すること等とされており、両儀ははっきり区別をされた形で行われるということで大喪の礼委員会で決定いたした次第でございます。
○吉川春子君 大喪の礼もそれから葬場殿の儀も儀式の内容というのは旧皇室喪儀令で定められているものとほとんど違わないわけですね。こういうものを部分的に取り出してここだけは国事行為だといっても、憲法の政教分離の規定はクリアできないと思うんです。憲法二十条というのはまさにそういう儀式を行うこと自体を禁止しているわけです。
政府は、大喪の礼のみではなくて葬場殿の儀にも出席を要請して、節目節目には一同に起立を求める方針だと、こういうふうに言われています。これは宗教行事への参加ではないですか。
そこには、先ほども話がありましたけれども、神道の象徴である鳥居が建てられている。大真榊が置かれる。
広辞苑によると、鳥居というのは神域、神の領域を示すものであると言われています。これをくぐることは神社への崇敬の念を示すことになるわけです。榊は神のよりしろとして枝に白幣をつけて神霊の象徴として祭礼が行われるわけですね。
こういうような宗教儀式に総理が出席されるというのは、これはまさに憲法違反じゃないですか。
○政府委員(味村治君) 国事行為として行われます大喪の礼は、ただいま官房長官が申されましたとおり、皇室行事であります葬場殿の儀とははっきり区別をされているわけでございます。
国事行為たる大喪の礼は、祭官は退席し、鳥居を撤去し、大真榊は撤去されておりまして宗教色はないわけでございまして、国事行為たる大喪の礼が宗教儀式に該当ししたがって憲法二十条第三項によって国またはその機関が行うことを禁止されている宗教的活動に該当するという疑いは全くございません。まずそのことを申し上げておきます。
その前に葬場殿の儀が行われるわけでございまして、これは皇室の行事として行われるわけでございます。これにつきましてはいろいろ宗教的な色彩があるということは否定ができないわけでございます。しかしながら、そこに総理が総理たる資格で御出席になりましても、それは先ほど飯田委員との論議の中で申し上げたのと似たようなことになるわけでございますが、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であられます亡き昭和天皇に対する哀悼の意を表し、また、御遺族と申し上げるのは失礼かと思うんですが、御遺族であられます現天皇に対してお悔やみの意をあらわす、こういう意味でそういういろんな儀礼を尽くすというような意味で出席されるわけでございまして、特定の宗教を助長するとか援助するとかそういうようなことで出席されるわけでないということは、これは明らかなわけでございますから、したがって、内閣総理大臣が総理大臣としての資格で皇室行事たる葬場殿の儀に御出席になってもそれは憲法二十条三項の禁止する宗教的活動には該当しない、このように理解をしているわけでございます。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/114/1020/11402141020003c.html
日本社会の右傾化について叫ばれる昨今、やや左翼よりと言われてきたはてなでも右傾化が進んでいるらしい。
はてなウヨクの巣窟となっていると言われているのが、通称・増田(http://anond.hatelabo.jp/)という所で、
ここでは往年の2ch並のスピードであられのない議論が交わされている。
例えば、
韓国やサヨク、脱原発連中を(中略)叩きまくってるけど楽しいな。
(http://anond.hatelabo.jp/20140515011726)
等、一部、自己規制せざる負えないような恐ろしい書き込みは多くの人の背筋を凍らせるものだろう。
こうした書込みが無数なされているのが増田だ。
言い訳をさせてもらうとですね、Android端末が欲しかったのですよ(破顔)。
泥端末のダメさ(タップ、スワイプに対する追従性が悪い。アプリ・OSが不安定)は親父のNexus7(2012)をいじって知ってました。
ですが、ガジェット基地外の私としては、どうしても手元に泥イド君を置いておきたかったんです。
それに、Nexus4, 10がJapanでイマイチ評価されなかったことに憤りを感じている私としては、Google先生の愛に応えたかったのです。
ヤフオクでポチって、入金して、Nexus5が届くまでだいたい30時間くらい。
同じ速さで懐から35,000円が失くなったことを忘れるくらい、子供みたいにはしゃぎました。
社畜である私の、およそ5日分の労賃に相当するという事実は時間が経ってから頭をもたげてきました。
35,000円あれば、iPhone5cを丸パクリした泥端末( http://iosys.co.jp/pb/iophone5-syoku/ )が2台買えるとか、米帝に買収された老舗携帯メーカーのWindows Phone( http://www.expansys.jp/nokia-lumia-520-unlocked-black-247070/ )もやっぱり2台買えるとか、未来にありえたかもしれないオルタナティブな選択肢は熱が冷めてから頭に浮かんできました。
熱が冷めても「端末を買わない」と考えない点にガジェヲタの業の深さが見て取れます。こんしゅうもがんばってはたらくぞ!
給料日までの食費が気になって仕方ありませんが、せっかく買ったのでレビューを書きます。
まず動作。
すごくキビキビ動きます。
iOSのようなヌルヌル動く快適性はないですが、「よく頑張ってるじゃないか」と褒めてやりたくなる程度には軽快です。こんな部下が会社にいたら、きっと可愛がられてあっという間に出世するでしょう。
AndroidはOSの設計上、逆立ちしたってiOSの敏捷さには敵わないんですが、Nexus5は頑張っています。
たぶん、2.2GHzのクアッドコアと、上等なGPUを積んでいるためでしょう。
「ソフトがダメならハードがあるじゃない」と言わんばかりに、物量でゴリ押ししてくる米帝はやはり偉大です。
あと液晶が綺麗です。445dpiあります。326dpiのあいぽんより鮮明です。
林檎信者が林檎製品を紹介すると、言葉を尽くして賛辞を書き連ねますが、Nexus5はそういう端末じゃないです。
「ハイスペックなハードを格安で売る」という、極めてシンプルなコンセプトしかないので、レビューも自然「むっちゃ高性能だよ」で終わります。
話は逸れますが、Googleはハード自体の売上ではなく、ハードを通じてユーザーから吸い上げる情報で利益を出そうとしています。
端末を普及させることが第一目的なんです(それゆえ高性能なわりに端末価格が低いのです)。
だから、ハード販売で利益が出なくても構わなくて、事実Nexus販売事業はトントンか赤字だと言われています。
全く同じことがKindleにも言えるんですけど、それはまた別のお話。
「格安で売る」と書いたついでに言いますが、Nexus5はショップで絶賛投げ売り中です。
ソフバン傘下のイーモバが盛大に、主に都内で叩き売りを展開しています。
某社長が「殺りましょう」と言ったのでしょうか。
Google先生は眉をひそめていて、裏から時々クレームを入れてるらしいのですが、あいぽんに水を開けられている先生としては本気で怒れないようです。
コスパ最悪の芋場スマホ向けデータ定額プランに強制加入させられますが、それでもバカ正直に端末だけを買うよりはお得です。
おまけにSIMフリーです。
昨今、雨後の筍のように出てきている格安SIMを挿れたり出したりし放題です。
私みたいに発作的に欲しくなった人はオクやGoogle Playで買うしかありません。ほ〜れ(諭吉を燃やして足元を照らす成金)。
でも、時間と心に余裕がある人はショップ巡りをしてみてはいかがでしょうか。一括(not 実質)0円なんていう販売店もあります。
最後に私事で恐縮なのですが、衝動買いしてしまったNexus5をどう扱おうか悩んでおります。
既に所有しているiPhoneと同じアプリ入れても意味ないですしおすし、泥向けにしかリリースされてないアプリインストールしても「強制終了乙w」とブチ切れまくること必至です。
活用法が見つかるまではとりあえず文鎮として使おうと思います。かきぞめ!(製作:京都アニメーション)
※※※ 追記① ※※※
たくさんのブコメ、ありがとうございます。
頂いたアドバイスを拝見すると、やはりNexus5は文鎮に最適なようですね。
確かにこれを使うと綺麗な字が書けました。
視界に入る35,000円が心と財布を引き締めてくれるおかげだと思います。
※※※ 追記② ※※※
『35,000円でNexus5を衝動買いした話』の後日談( http://anond.hatelabo.jp/20140124181802 )を書きました。
ネットリテラシーの高い声ヲタの皆様に置きましては周知のことかと存じますが、声優・阿澄佳奈さん(以下、アスミス)は未婚女性であられます。
誤った報道に情弱が煽られ、局所的に阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるという、先進国水準では考えられない事態が生じております。
今後の再発防止のため、事の経緯を整理してみましょう。
このように書きますと、「俺はイベントでアスミスを見たぞ!」と反論される方がいらっしゃるでしょう。
生身のアスミスと、ファンが憧憬の眼差しで愛でるアスミスを混同してはいけません。
正確さを期して言えば、前者(生身のアスミス)は「たぶんそういう女性がいるんだろうね」といった感じの、極めて輪郭が曖昧な存在です。
逆説的ですが、前者から湧き出た後者(声ヲタ脳内のアスミス)の方が、ファンにはハッキリとイメージされ、実体(前者)よりもリアルな存在として認識されています。
2. アスミスは心の中だけにいる
このように、虚像が実像よりもリアルに感じられる状態が続くと、いつしか実像の存在意義は薄れ、やがて実像は雲散霧消し、「認識上の存在だけがこの世に存在する」という独我論に行き着きます。
声ヲタ1軍の皆様なら独我論の境地に達していることでしょう。もしくは自己防衛本能が働き、無意識のうちにアスミスを抽象化・永遠の処女にし、心の傷を最小限に止めているはずです。
したがって、メディアがいくら『実像』のアスミスについて書き立てたところで、独我論的アスミスは永遠に不変であり、声ヲタの精神的ホメオスタシスは維持されます。
今回の結婚騒動で少しでも心を掻き乱されてしまったアスミストは、これを奇貨として精神鍛錬を始めてみてはいかがでしょうか?
初歩的な訓練プログラムですと、『井上喜久子17歳』といったテーゼが独我論入門としては易しい部類に入ります。
阿川佐和子ばりの独身芸がウリの松来先輩も、そろそろネタが笑えなくなるので、積極的な心のメンテナンスを強く薦めます。
例えば『寝起きにポテトチップス』で、乙女ゲーにハマっている話を延々とすれば、イマジナリーな伴侶を容易に獲得できるでしょう。心優しいファンも松来先輩の妄想もとい自己ケアをサポートしてくれるはずです。