はてなキーワード: クアッドコアとは
仮想システムを構築するにあたり、CIFS しか使えない NAS をバックアップ用に選定してきた SI 屋さんが居たので、CIFS と iSCSI のどちらが早いのか、試してみました。
テストに使う NAS は QNAP の Turbo NAS TS110
http://www.tekwind.co.jp/products/entry_6719.php
です。もう6年以上愛用して、カビが生えてもおかしく無い程に古いし, Marvell 800Mhz という低スペックな Qnap NASです。 100Mbps 時代のモノです。
昨年、HDDがお亡くなりになったので、3Tb の HDD に交換しました。ファームウェアはこんなに古い機械でも、QNAP シリーズの最新バージョンが利用できます。
iSCSI は、今あまり見なくなりましたが SCSI ケーブル規格や、SASケーブル接続のハードディスクを、一般的なIPネットワークで規格で仮想化したものです。
マウントするホストシステム側は iSCSI initiator, ディスクストレージの機能を提供する側を iSCSI Target と呼びます。
ホストから「マウントするしない」はイニシエータ側のソフトウェア的な操作で行います。これは便利な機能で、ディスクの故障などで、一時的に物理的に取り外さなければいけない場合でも、ホストからの操作だけで実際のケーブル結線の脱着を行う必要がないので、今時での SAS の外付けディスクドライブの様に、ホストもシャットダウンして電源を切り、結線を外して修理、交換する、という必要がないので、ディスクデバイスの修理をホストの電源を止めないで実施できると言う、実に便利な事ができます。
という事で、仮想環境では実に使いやすいストレージデバイスなのです。
マウントするホスト側から見ると単純に SCSI/SAS のハードディスクに過ぎません。iSCSI のストレージをマウントしてからは、通常の増設ディスクの様にフォーマットして、ホスト側で使う一般的な XFS, ext4, NTFS などのフォーマットでフォーマットする必要があります。
Linux の iSCSI ターゲット側からは、内部にターゲットとして使う「巨大なファイル」が、どん! とあるだけです。この巨大ファイルを、イニシエータ側に仮想ディスクイメージとして提供しています。当然シンプルな仮想イメージなので、ファイルそのものをバックアップコピーすれば、ストレージのイメージそのもののバックアップができます。
※ qnap NAS の場合、iSCSI イメージは、 /share/HDx_DATA/.@iscsi.img の下にドンと作られるようです。
[Solved]How to mount iSCSI file?
https://forum.qnap.com/viewtopic.php?f=180&t=25322
[/share/HDA_DATA/.@iscsi.img] # pwd
[/share/HDA_DATA/.@iscsi.img] #
[/share/HDA_DATA/.@iscsi.img] # ls -l
-rw------- 1 admin administ 6442450944 Nov 12 2017 iSCSI-2015ace1-5a078d66.000
-rw------- 1 admin administ 1073741824 Jun 24 09:52 iSCSI-lun4-5d0de534.000
-rw------- 1 admin administ 107374182400 Nov 4 2015 iSCSI-nss01-56399e1a.000
-rw------- 1 admin administ 5368709120 Nov 11 2017 iSCSI-nss2015-5a06cf6d.000
-rw------- 1 admin administ 21474836480 Jun 22 17:11 iSCSI-test-56b3ce90.000
-rw------- 1 admin administ 5368709120 Jun 22 17:11 iSCSI-test-56b3ce90.001
[/share/HDA_DATA/.@iscsi.img] #
※ とても重要
CIFS/NFS のファイル共有NAS と違い、iSCSI でマウントして一つのターゲットを制御できるのは、一つのホスト、一つのイニシエータだけです。複数のホストからイニシエータでマウントする(できちゃいます)と、ファイルの排他制御は行われないので、ファイルシステム自体の不整合が起こります。
つまりファイル共有という目的には向いていない、という事です。あくまでも iSCSI ターゲットはネットワーク上の仮想ディスクです。
もっとも、一つのホストからマウントしてファイルを保存して、いったんオフラインにして、ターゲットを別なホストからマウントする、という事はできます。また、ターゲットは一つの iSCSI デバイスで複数作れるので、1台の iSCSI 装置に複数のターゲットを実装して、複数のホストから別々のターゲットイメージをマウントする事は問題ありません。
極端な話、ホストのハイパーバイザーは USB メモリやSANブートさせて、後はマウントした iSCSI の仮想イメージ上で、仮想マシンを動かす、HDDレスなハイパーバイザー運用もできます。
物理的な転送速度は、ネットワークの速度とディスクデバイスの性能に依存します。当然 10Gb base のネットワークカード、HUB、高規格なケーブルを使えば、論理的な性能は 10Gbps です。大抵は NAS の性能がそこまで出ないのですけどね。ヨドバシカメラあたりで売っている 4,000 円程度の 1G HUB でも、そこそこの性能が出てしまいます。
距離は、IPがつながればどこでもなので、ホストコンピュータとメインのストレージを自社のサーバールームに置き、イニシエータを動かし、バックアップ用の iSCSI ターゲットをデータセンターに置く、なんてこともできます。
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感想(0件)
iSCSI の耳慣れない言葉に LUN (論理ユニット番号 : Logical Unit Number)というのがあります。
昔の SCSI は、 SCSI バスアダプタに7番のIDを振り、残りの 0 ~ 6 のディスクや CD, Tape などに ID を振り分ける物理的な3ビットのディップスイッチやジャンパ端子が付いていました。これが SCSI アドレスです。
これが実に難物でした。特に、複数の SCSI バスアダプタカードをデュプレクス設定する場合、割り込み番号も別々にするので、手が滑ってジャンパピンを飛ばして床を這いまわって探したり、難解なディップスイッチを前に数日悩んだものです。
つまり一つのSCSIバスには 0~7の合計8台(うち大抵7番はSCSI バスカード)の物理ユニットデバイスがつながって別々に見えたという仕組みだったわけです。
ところが SCSI バスを使った Raid コントローラが出てくると、ディスクの鈴なりが、一つの物理デバイスに見えてしまうわけです。これを「論理的な仮想番号」に分割して、システムからは、単一の鈴なり Raid ディスクを複数の論理番号に分割したわけですね。
これが LUN というヤツです。
iSCSI 機器のターゲットも、内部のソフトウェア的に複数の論理デバイスに分割して、複数のホストコンピュータから複数の物理デバイスのように見せかけるわけです。
別々な LUN は一つ、あるいは複数の iSCSI 機器によって、複数のホストに別々のディスクデバイスとして見せかけるンです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Logical_unit_number
Qnap NAS の場合、iSCSI ターゲットはウィザード形式で簡単に作成できます。EXT4 ファイルシステム上で、オンラインでも簡単にサイズの拡大ができるので、 Windows の Storage Server のように NTFS の VHD 形式ではないので、そこそこ性能が出ますが、いかんせん古さと遅さは否めません。
Qnap NAS の iSCSI ターゲットの設定は、偉そうな Linux 系サイトに書いてある程、面倒なことはありません。ストレージマネージャから iSCSI タブにあるウィザードに従って iSCSI ターゲット名に任意の名前を付けると IQN にその文字列が追加されるだけです。わざわざ vi エディタに「正確に」綴りを間違えずに設定する必要もありません。ここでは Chap 認証は付けませんでした。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16405779.jpg
機械は古いのですが、逆に言うと、「古くて遅い」ため、サーバーとNASとの接続プロトコルの性能差が、如実に現れる事になります。
QNAP TVS-951X 10GBASE-T/NBASE-Tポート内蔵
Windows10 の Microsoft 製 iSCSI イニシエータは「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「管理ツール」の中にあるので、ここで、設定済の iSCSI 「ターゲットを」 「検索」して選んで「接続」します。Chap 認証を付けておいた場合はターゲットで設定したパスワードが必要でしょう。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16412132.jpg
新規に作成して、接続した後は、フォーマットされていないため、ディスクマネージャからフォーマットして使います。ちなみに、フォーマットして利用した iSCSI ターゲットの仮想ディスクは、他のマシンでマウントすることもできます。つまりHDDを取り外して、他のPCに繋げる事と同じことですね。
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ちなみに opeSUSE で使うにはこんな感じになりました。
open SUSE Leap 15.1 で iSCSI NASを使ってハマった
https://islandcnt.exblog.jp/239328437/
一番イラつくのは、巨大なファイルの転送でしょう。という事で 3G 程ある SUSE Linux のインストール用DVDの ISO ファイルを CIFS でコピーしてみます。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16414334.jpg
3分11秒かかりました。1Gビットネットワークで 12~3% 程度の帯域を使って通信しています。明らかに古いNAS の性能が足を引っ張っているようです。
スループットは 150Mbps 程度で全体の最大15%程度でしょうか。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16415832.jpg
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16422170.jpg
初速は出るのですが、その後は、ボロイ TS-110 の性能がモロに出ます。それでも 20 MB/s から 25 MB/s 程度は出ています。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16423835.jpg
2分25秒でした。 大体20%程度のスループットです。
--
数字に弱い私の脳みそですが、 iSCSI は CIFS より 1.5倍くらい早い、という事が言えます。
Zabbix で QNAP TS-110 の I/O を見てみると、前半の CIFS アクセスより後半の iSCSI アクセスの山が高い事がよくわかります。
仮想化時代の NAS 選び - やっぱり iSCSI は早い。_a0056607_16425860.jpg
CIFS を使ったリモートディスクのマウントは、他のPCからもアクセスができる、というメリットがありますが、iSCSI は単一のホストからのアクセスしかできません。<--- これ重要.... -- もっとも、ターゲットストレージを複数作って複数のサーバーから異なるデータ領域にアクセスはできますが -- バックアップ用途や、サーバーの増設ストレージとして考えれば、良い選択であると言えます。
もっとも、iSCSI デバイスそのものは、ターゲット単位で別々なホストから接続できます。しかし同じターゲットで別々のホストからイニシエータから繋ぐと、とても笑いごとにならない事態になるので、普通やりません。
ハイパーバイザー同士で一つのターゲットを共有してライブマイグレーションはしたことはあります。
こうした性能のわずかな違いが、仮想化システムのハイエンドな領域で違いとなって出てきます。なお Qnap でも openiSCSI でも Windows Storage Server でも取った領域そのままのサイズのでかいファイルが作成されるようです。
国産 NAS の「ハイエンド」と称する「LANxxxx」などのモデルでは Windows Storage Server を使って NTFS フォーマットしています。Windows Storage Server は見た目 Windows サーバーそのものなのですが、ところどころちゃんとデチューンされているようで、SOHO向けが限度です。
こういった国産 NAS メーカーの製品カタログでは、「ハイエンド」は Windows Storage Server を搭載して、低価格のNASは Unix 系のシステムで「低価格」を謳っていますが、そもそも、上位モデルは、CPUやメモリの性能が高いものが使われています。性能が違うのは当たり前なのですが、あまり性能が出ないだろうと思います。
Windows Storage Server じゃなくて、ちゃんとした Windows Server と CAL 買えよな、という事なのですね。
このあたりは独自OSを NAS としてチューニングした Qnap や Synology, asuster などの iSCSI 機能付きの NAS を中規模ネットワークのミドルレンジの NAS として利用したほうが良いと思います。
仮想環境でのネットワークアタッチストレージ(NAS)は、本回線(構内LAN)とは切り離し、ストレージ専用のネットワークとして独立して運用させるのが基本です。サーバーとNAS間で凄まじい通信が発生します。サーバーNICが2ポート以上のものが推奨されます。
iSCSI はあくまでもネットワーク上のストレージのみの機能を提供するものであり、ファイル共有の手段ではない、という事です。
NAS をCIFSで使うと NAS が持つ独自のアクセス権限を設定しなければなりません。セキュリティも当然 NAS 独自の機能で設定します。
iSCSI はあくまでも「外付け SCSI デバイス」のネットワーク版なので、マウントする側のOSそのもののファイルシステム、セキュリティ機能、アクセス制限がホスト側の機能をそのまま利用できます。セキュリティ的には、マウントする際のパスワード制限しかないので、独自のストレージネットワーク内に配置すべきで、ユーザが使う構内ネットワークに配置すべきではありません。
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新型のmac miniがやっと出たが一番安いタイプでも89,800円(税別)する。この値段で4、5年戦えるなら妥当な買い物と言えるが不安はある。2014のmac miniを使っていた経験から言うとメモリは8GBでは足りない。WEBブラウザとエクセルを開いただけでメモリのほとんどを使い動きが遅くなるため最低でも16GBは必要だろう。そうなると22,000円(税別)を追加で支払わなければならない。ストレージはSSDの128GBで十分だが、3.6GHzクアッドコア第8世代Intel Core i3のCPUはどうだろうか。購入するかどうかはiFixitの分解動画を見てから決めたい。
パスカルアーキテクチャ、DirectX3D 12・Vulkan世代のプロセッサのTegra X2カスタム、CPUがDenverクアッドコア、メモリ4G~8Gの携帯できる据え置きゲーム機でもありかなとは思う。
パスカルアーキテクチャ、DirectX3D 12・Vulkan世代のプロセッサのTegra X2カスタム、CPUがDenverクアッドコア、メモリ4G~8Gの携帯できる据え置きゲーム機でもありかなとは思う。
おそらく携帯ゲーム機としては、発熱やバッテリーの問題から今は出せないハイスペックマシンを持ち運びも可能な据え置きとして出すのだろう。
据え置き機のハイスペックモードでは電源供給・高速駆動させファン冷却で発熱を処理、携帯モードでは省エネモードで駆動させたりするかもしれない。
おそらく携帯ゲーム機としては発熱があるだろうから本体から手が遠い位置にできる分離型リモコンは一石二鳥のアイデアでもあったのだろう。
おそらく二年毎程度サイクルで半導体の微細化省エネ、低発熱、低コスト化が進み新たなゲーム機が出てくるのかもしれない。
例えば、まず持ち運び出来る据え置きとしてNintendo Switch、2年後程度でSwitchの持ち運びモードで動く携帯ゲーム機、さらに2年後にはSwitchのハイスペックモードで動く携帯ゲーム機として。
そうすることで据え置き機のソフトが携帯ゲーム機のスタートダッシュに必要なソフトラインナップとして安心して技術開発できる。 さらに背後にいるこれからさらにハイスペックになっていく未来のスマホ市場という巨大な虎の威を前倒しで今借りられる。
それと共に、携帯ゲーム機のソフトをそのまま、互換上位グラフィックのソフトとして据え置きのNintendo Switchのラインナップに並べられる利点がある。
携帯のゲーム機と据え置きゲーム機が同じソフトを挿して遊べる互換の可能性が、ソフトの相互供給としての可能性が考えられるのだ。
パスカルアーキテクチャを使ったのであれば、逆に携帯ゲーム機が発買されるまではもしかしたらあと2年ぐらい待つのかもしれないとも言える。
インドネシアで働いている。
Googleはアンドロイドスマートフォンの利用者層拡大を図るため、普及価格帯のAndroid Oneというシリーズを昨年インドで投入したが、インドネシアでも販売開始された。当地ではローカルメーカーのMito、Evercross、Nexianという3社からほぼ同スペックの機種が売られている。
その中のNexian Journey Oneというモデルが在庫ありだったのでオンラインで買ってみた。999,000ルピア、約1万円、ドルにすると80ドル以下である。4.5インチ、139g、厚さ9.15mmとハイエンド機のスリムさはないが、クアッドコア1.3GHzで日常の用には問題なく、何より最初からAndroid 5.1 Lollipop入りである。良い時代になったものだ。SIMは2G+3Gのデュアル対応で、これは東南アジア域では使いようがあるのだが、日本に持って行ってもLTEは掴まず2Gも無いのであまりメリットはない。
インドネシアで、例えば会社勤めをするレベルの人には既にSamsungなどを始めとするスマートフォンがよく普及しているが、今後このAndroid Oneが市場の底辺拡大をリードしていくのかと思う。
SIer、所謂なんでも屋に3年程務めており仕事の3割くらいは顧客のPCのトラブル対応。
職業がてら、いろいろなPCに触ることが多くそれなりの経験の含蓄はあると自負している。
そこで、表題の件。
Corei3及びCorei5のごく一部のデュアルコアプロセッサーとCorei5の大部分及びCorei7 この処理速度は体感でかなり差がある。
どれくらい、とかどのへんが、と言われると困るのだが微妙な差があるとしか言えないのだからもどかしくて困る。
同じCorei5でもハイパースレッディングを使って4スレッドにしてる物は本物のクアッドコアとは全然処理速度が違い触っているだけでわかる。
何か特殊な重い操作(ゲームや動画エンコード等)をしているわけではなく、ごくごく業務範囲内の操作(Outlookやネット閲覧等)をしているだけで差を実感するのである。
AndroidでいうSnapdragonS3とSnapdragon800くらいの差といえばわかる人にはわかるだろうか。
それまで気にも留めることがなかったのだが、今後プライベートでPCを買う際に2万円くらいまでの差なら余裕でCPUをアップグレードするのを強く薦めたい。
この知識が皆様に役立つことを願っている。
PentiumuII RAM64MB →Pentium4 RAM512MB → Core2Duo RAM2GB → Corei3 RAM4GB
言い訳をさせてもらうとですね、Android端末が欲しかったのですよ(破顔)。
泥端末のダメさ(タップ、スワイプに対する追従性が悪い。アプリ・OSが不安定)は親父のNexus7(2012)をいじって知ってました。
ですが、ガジェット基地外の私としては、どうしても手元に泥イド君を置いておきたかったんです。
それに、Nexus4, 10がJapanでイマイチ評価されなかったことに憤りを感じている私としては、Google先生の愛に応えたかったのです。
ヤフオクでポチって、入金して、Nexus5が届くまでだいたい30時間くらい。
同じ速さで懐から35,000円が失くなったことを忘れるくらい、子供みたいにはしゃぎました。
社畜である私の、およそ5日分の労賃に相当するという事実は時間が経ってから頭をもたげてきました。
35,000円あれば、iPhone5cを丸パクリした泥端末( http://iosys.co.jp/pb/iophone5-syoku/ )が2台買えるとか、米帝に買収された老舗携帯メーカーのWindows Phone( http://www.expansys.jp/nokia-lumia-520-unlocked-black-247070/ )もやっぱり2台買えるとか、未来にありえたかもしれないオルタナティブな選択肢は熱が冷めてから頭に浮かんできました。
熱が冷めても「端末を買わない」と考えない点にガジェヲタの業の深さが見て取れます。こんしゅうもがんばってはたらくぞ!
給料日までの食費が気になって仕方ありませんが、せっかく買ったのでレビューを書きます。
まず動作。
すごくキビキビ動きます。
iOSのようなヌルヌル動く快適性はないですが、「よく頑張ってるじゃないか」と褒めてやりたくなる程度には軽快です。こんな部下が会社にいたら、きっと可愛がられてあっという間に出世するでしょう。
AndroidはOSの設計上、逆立ちしたってiOSの敏捷さには敵わないんですが、Nexus5は頑張っています。
たぶん、2.2GHzのクアッドコアと、上等なGPUを積んでいるためでしょう。
「ソフトがダメならハードがあるじゃない」と言わんばかりに、物量でゴリ押ししてくる米帝はやはり偉大です。
あと液晶が綺麗です。445dpiあります。326dpiのあいぽんより鮮明です。
林檎信者が林檎製品を紹介すると、言葉を尽くして賛辞を書き連ねますが、Nexus5はそういう端末じゃないです。
「ハイスペックなハードを格安で売る」という、極めてシンプルなコンセプトしかないので、レビューも自然「むっちゃ高性能だよ」で終わります。
話は逸れますが、Googleはハード自体の売上ではなく、ハードを通じてユーザーから吸い上げる情報で利益を出そうとしています。
端末を普及させることが第一目的なんです(それゆえ高性能なわりに端末価格が低いのです)。
だから、ハード販売で利益が出なくても構わなくて、事実Nexus販売事業はトントンか赤字だと言われています。
全く同じことがKindleにも言えるんですけど、それはまた別のお話。
「格安で売る」と書いたついでに言いますが、Nexus5はショップで絶賛投げ売り中です。
ソフバン傘下のイーモバが盛大に、主に都内で叩き売りを展開しています。
某社長が「殺りましょう」と言ったのでしょうか。
Google先生は眉をひそめていて、裏から時々クレームを入れてるらしいのですが、あいぽんに水を開けられている先生としては本気で怒れないようです。
コスパ最悪の芋場スマホ向けデータ定額プランに強制加入させられますが、それでもバカ正直に端末だけを買うよりはお得です。
おまけにSIMフリーです。
昨今、雨後の筍のように出てきている格安SIMを挿れたり出したりし放題です。
私みたいに発作的に欲しくなった人はオクやGoogle Playで買うしかありません。ほ〜れ(諭吉を燃やして足元を照らす成金)。
でも、時間と心に余裕がある人はショップ巡りをしてみてはいかがでしょうか。一括(not 実質)0円なんていう販売店もあります。
最後に私事で恐縮なのですが、衝動買いしてしまったNexus5をどう扱おうか悩んでおります。
既に所有しているiPhoneと同じアプリ入れても意味ないですしおすし、泥向けにしかリリースされてないアプリインストールしても「強制終了乙w」とブチ切れまくること必至です。
活用法が見つかるまではとりあえず文鎮として使おうと思います。かきぞめ!(製作:京都アニメーション)
※※※ 追記① ※※※
たくさんのブコメ、ありがとうございます。
頂いたアドバイスを拝見すると、やはりNexus5は文鎮に最適なようですね。
確かにこれを使うと綺麗な字が書けました。
視界に入る35,000円が心と財布を引き締めてくれるおかげだと思います。
※※※ 追記② ※※※
『35,000円でNexus5を衝動買いした話』の後日談( http://anond.hatelabo.jp/20140124181802 )を書きました。
(追記)
要するに、ソーシャルがうんたらかんたらという話は所詮は一過性のブームで、そのうちゲーム専用機への回帰が始まるよって話。
でもって、アプリケーション開発の中でもゲームソフト開発はかなり特殊なので、一朝一夕でどうにかなるわけじゃないから、この業界でゲームで真剣に生き残りたければ今のうちに準備しといた方がいいよ、みたいな。
つまりスマフォは、「いつでも遊べる」というカードのみで、今後ゲーム専用機と戦い続けなければならないことになる。携帯ゲーム専用機に関してはそれさえもカードとしては強力とは言いがたい。
しかしそんな不毛な戦いを挑むゲームソフトメーカーなど現れないだろうから、ゲーム専用機とは別のカテゴリの娯楽として存在することになるだろう。それは既存のゲーム専用機の領域を「多少は」食うだろうが、果物にたとえるならば皮の部分程度で、芯に到達することはないはずだ。
AppleにとってもGoogleにとっても、ゲーム機能は自社製品を普及させるための付加価値の一部でしかない。だから万が一ゲーム部分と他の付加価値が競合する事態になった場合、前者を優先することは絶対にありえない。対するゲーム専用機メーカーは、自社製品をゲーム機として普及させるためにあらゆる選択肢を模索するだろう。高価すぎるという批判に対応するためにPS2ソフトの互換機能をオミットしたPS3の例や、販売不振を挽回すべく発売からわずか半年で1万円の値下げ(実質4割引)を実行したニンテンドー3DSといった事例もある。
そもそも、「何でも出来る」がうたい文句のハードやOSが、ゲーム専用機にゲーム分野で太刀打ちできるはずがない。
それは「何でも出来る」はずのWindowsのゲーム分野で主導的なポジションを作り上げながら、その市場の小ささゆえにわざわざゲーム機を発売したマイクロソフトが証明してくれている。
WindowsがインストールされているPCなど、世界中に何億台、下手をすれば十億台以上は存在しているはずなのに、ゲームソフトの売上や販売本数ではゲーム機に完全に負けてしまっているのだから。
これらが今後のスマートフォンにも当てはまることは自明だろう。
といったものがある。