「漫画家志望」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 漫画家志望とは

2024-11-13

漫画家志望なのに一本完成させてない奴は愚か←こういう記事

定期的にはてブとかTogetterで伸びるよね

正論っちゃ正論だと思うけど、描く量は多いが手癖で描いてて全然上達しない系の人が自分安心させるために見てる面もありそう

勉強で例えるとひたすら教科書丸写ししてる奴みたいな

2024-10-24

森川ジョージを中心に燃え盛っている「漫画家単行本の表紙を描き下ろすのはタダ働きかどうか」論争について。

始めはふんふんと読んでいたが、あまりにも甘っちょろい、ナメたコメント散見されるようになり、心底呆れている。

なるほど弱小漫画家にとって、出版社優越立場にあるので、「販促有効ですから描き下ろしできませんか?」と言われると断りにくいというのはよくわかる。しかしそれに対して、「権力勾配だ!」「配慮すべき!」ってなんじゃそれ。まずお前が個人プロとして立ち向かえよ。そもそも編集者仕事でやってるんであって、お前をつぶしにきてるわけじゃないわけ。というかお前という個人にはさほど関心ないわけ。単なる取引先。

からお前の現状の作業スケジュールとか私事とかもろもろ示して、描き下ろしの作業時間はとれない、または、とったら連載が死ぬ、みたいなことを示して、双方にとって合理的で無理のないゴールを探すんだよ。

言っとくけどこれは、お前らみたいな“クリエイティブ”なお仕事じゃない一般社会人はみんなやってることだからな。納期とか納入条件とかは双方合意でやらないとお互いに損なの。

いやでも、一般企業取引と違って、出版社は明らかに強くて…とかいう? そらそうでしょ、漫画家志望者のほうが掲載枠数より圧倒的に多いんだから

お前が提供できる優位性ってなに?漫画が圧倒的に面白かったり人気あったりするならいいけどさ、それがないなら、編集者社会人としてちゃんとやりとりできるっていうのも価値になるぞ。つまり、無理な約束しない、とか、無理な約束して裏で陰口叩かない、とかいうことだよ。

あとさぁ、その全部がいやだとしてもさ、いま、色んなやり方あるじゃん個人として交渉するのが苦手ならマネージャーとかエージェントに入ってもらえばいいし、とにかくどうしても出版社キライなら、同人誌とか自費とかアマゾンKDPとかもあるじゃん

マネージャーは古来から入ってたような気もするな)

メジャーな一流漫画誌で連載持ってたけど、いまは電子で自前で出してる漫画家ようけおるぞ。ナンバーナインみたいな出版社もあるし、佐藤秀峰とか、お前らみたいなのを助ける方策をいろいろ考えてくれてるじゃん。

そこまでいかなくてもさ、お前ら同士が連帯して出版社と申合つくるのはできるじゃん。その前段まで段取りしたら、森川ジョージやらなんとか協会も助けてくれるかもよ。まあ、くれないかもだけど。

とにかくさあ、すべてがぬるいんだよ。

森川ジョージ先生売れっ子漫画家から言えるだけで、私たちは弱小だから

ちげーよ。森川ジョージやらなんやらは積み上げてきたの。お前らも積み上げることはできるの。ただ口あけて、「よい待遇」が準備されるの待ってるだけのお気持ち表明にほんとに腹が立つ。あとさ、「安定したよい待遇」って隷属だからね。飼われるってこと。版権引き上げとかできなくなるよ。

当たり前だろ?芸能人の歩合制か給料制かどっちがいい?みたいな議論だよ。お前らどっちがいいと思ってんの? 

2024-10-18

絶対マンガを描かないマンガ家志望者

親戚の子です。

フェイクを混ぜます


現在23歳の男の子

現在無職

高校1年で留年

2度目の高校1年の途中で、学校に行かなくなり中退

先生いわく「提出物を出さない。救いたくても救えない」

家でゲーム三昧なのを見かねた母親が、「あんた、絵が好きでしょう」という理由で、マンガ専門学校を勧めて入学

マンガ専門学校も退学するのでは」という親戚中の懸念をよそに、無事卒業する。

以後、働かずに、甘やかしてくれる祖父母の家にいる。

バイト経験2か月あり)

基本的に、毎日ゲームをしている。

たまに、絵を描いている。

ものすごい描き込み量のベルセルクみたいな一枚絵を、何時間、何日もかけて描いている。

人外か、モンスターか、わからないが、得体のしれないもの

キャラ人間)を描いているのを、見たことがない。

専門学校卒業してからマンガを完成させたことがない。

漫画家志望者の9割は、マンガを完成させたことがないらしいよ」と言うと、当人いわく、専門学校卒業制作でマンガを描いたらしい。

黒歴史」と言うので、「ジャンルは何?学園ものとかSFとかギャグとか」と聞くと、絶句して固まってしまう。

よほど、記憶から消したいのだろうか?

見せてくれるはずがないので、「見せて」とも言ったことはない。

増田は、彼がいつも描いている人外イラストを、何枚か集めてごまかしたのではないかと疑っている。

デジタルは、フリーズしたりするとわからないと言って、アナログ派のようだ。

しかし、マンガ原稿用紙を持っていない(買っていない)。

Gペンも、持っていない。ボールペンで描くようだ。

トーンは、使わないと言っていた。

陰もすべてペン表現するので、彼いわく、すごいそうだ。

専門学校卒業制作は、アナログで描いて、ペン入れはデジタルでしたそうだ。

専門学校としても、お金をかけて、トーンなど買い揃えたくないのだろう。

そうすると、彼は、アナログで、ペン入れをした経験がないことになる。

彼には、とっておきのネタがある。

主人公は、青年

お世話ロボットと、一緒に暮らしている。

両親は、いない。

ある日、初めて家の外に出ると、あたりは、一面の海だった。

お世話ロボットに案内されると、そこには、潜水艦があった。

お世話ロボットいわく、母は生きていて、海底で待っているという。

ここから、海を探検する、海洋ファンタジーアドベンチャーが始まる。

彼いわく、世の中のどこにもないストーリーで、描く人がいないか自分が描くのだそうだ。

ネタオリジナリティはあるのかもしれないが、人の感動を生むのは、人と人とのドラマだと思う。

人物を登場させにくいと、人間ドラマを描く難易度が上がるのではないが。

彼は、このネタを、世界で唯一のジャンルと称しており、他のマンガ家に嫉妬することはないらしい。売れた新人も、「ジャンルが違うから関係ない」そうだ。

彼は、ジャンプを読んでは、その作品をディスっている。

ほっておくと、30分でも1時間でも終わらない。

非常に嬉しそうに、その作品がどうダメかを語っている。

彼は、ジャンプルーキーは読まない。

いわく「素人マンガは読まない」そうだ。マンガを1作品も完成させたことがないが、ジャンプルーキー作者より、上のつもりのようだ。

彼は、ジャンププラスは読まない。

いわく「簡単に連載できるマンガは読まない」そうだ。マンガを1作品も完成させたことがない(以下略)。

1月に、彼に、「今年デビューできる可能性はどれくらい?」と聞くと、控えめに言っておくかという様子で「10%」と答えたので、仰天した。

原稿用紙も買ってないし、1作品どころか、1コマも描いてないのに、どうやってデビューするつもりなのか。

漫画賞に応募しないのか、と聞くと、「編集者主観評価されるから嫌」とのことだった。

編集者主観」も何も、応募経験も、作品完成もしたことがないのに、何で今から編集者に不信感を持っているのか。

応募も持ち込みもしないで、どうやってデビューするつもりなのか。

最近は、Twitterでバズれば、出版可能性もあるが、繰り返すが、マンガを1作品も完成させる様子がない。

彼いわく、マンガ家は、「大金がゲットできる」、「「青天井」の仕事だそうだ。

売れている人は、そうかもしれないが、彼がマンガで1円でも稼ぐ可能性は、ほぼゼロだろう。

彼に、「バイトでもしないのか」と聞くと、「働かなくていいうちは働かない」という。

「働かなくていい」というか、祖父母生活費を払ってもらっているだけなのだが。

床屋も行かず、ひげもそらず、「描かないマンガ家」(えりちん)の、専門学校卒業後の主人公、器根田刃みたいな見た目に、本当になっている。

えりちん先生イメージした、「自宅に閉じこもりマンガを描くと称して描かないマンガ家志望者」に、現実が追いついたかのようだ。

彼は、高校中退したことからもわかるように、ドロップアウト耐性が非常に高い。

働きもせず、マンガもまともに描かない現状に、まったく危機感はないようだ。

30歳、40歳になっても、今とまったく同じことをしていても、驚かないと思う(祖父母が死んでいると思うが)。

母親は、「生きていればいい」と、現実逃避している。

自分の手元で育てているならともかく、自分の死にかけているような親のもとに、無職の息子をやっといて、これである

お金を送ることもなければ、気にして連絡することもない。

おそらく、この母親の血を、彼は強く受け継いでいるだろう。

父親は、優しい性格の人だが、小さい頃から放任だった。

彼いわく「パパは俺に敬語を使う」そうだ。

彼の無限の万能感は、父親不在の影響もあるのだろうか。

彼は、同居の祖父母に、大威張りである

「オメーは」などと呼ぶこともある。

彼にとって、祖父母は、感謝することはあっても、悪態をつくような相手ではないはずなので、理解不能である

国民年金は、祖父母が払っている

精神年齢が、小学校3年生くらいなのだと思う。

夏休み小学生のように、毎日、楽しそうにゲームをしながらすごしている。

2024-09-25

呂布カルマ嫌いじゃなかったけど嫌いになった

全然経歴を知らなくて気分で喧嘩を売るやんちゃな人だと思ってたので割と印象良かったんだけど

今回の件で美大出で元漫画家志望のイキりオタクだと知ってしまって本当に厳しい

それ前提で見るとグラドル?の画像ペタペタしてんのも気持ちが悪すぎる

2024-07-20

合丼来来(あいどんらいき)伝・3

「ゆざいちょ」について

ネットwatch板の「ゆざいちょ」をwatchするスレでは、「ゆざいちょ」という人物
一体どういう人物なのかについての調査が行われていた。

スレでは

過去に「遊財町の住人」という名前ホームページブログを開設していた
ホームページ1981年1月17日まれと生年月日が書かれていた
「遊財町の住人」→「遊財町」→「ゆざいちょ」という名前になった様である
2ちゃんねるの「日本電子専門学校」というスレッドに「遊財町の住人」という名前人物が、学校講師への不満を投稿していた時期があり、その投稿時期から1999年4月2001年3月の間日本電子専門学校に在籍していたとわかる
日本電子専門学校内での本人の評判については不明だが、スレでの反応からは、学内で痛い人物として彼の事を知っている人物も居るようである

ということが判明していた。

「遊財町の住人」という名前で開設していたホームページから

日本電子専門学校に在籍していた時代は、漫画家になりたいと思っている節があったこ

だが、画力が壊滅的にだめで、漫画家への道は絶望であること

が見て取れた。

また、「遊財町の住人」名義の過去ブログには

日本電子専門学校卒業後に印刷会社就職したものの試用期間中にクビになった
その後、実家暮らしているが親から就職しろ就職しろとうるさく言われている
在宅で収入が得られる方法としてアフィリエイトを始めた

という記事と、

親への文句記事数本

が書かれていた。

スレ住民たちは

漫画家志望→だが、画力が壊滅的にだめ→親から就職しろと小言を言われる→画材アフィリエイト

という流れなのだろうと納得しつつ

アフィリエイト宣伝のためにマイミク申請を求めて来る彼の態度に
「人に対して礼儀を欠いている」
と憤る人が多かった。

これまでの「合丼来来伝」

合丼来来(あいどんらいき)伝・1

合丼来来(あいどんらいき)伝・2

2024-05-16

anond:20240515221358

続きです。

しかし、結果的に言うとマンガ部も違った。こんな言い方が正しくないのは分かっているが、みな意識が高すぎるのだ。真面目にマンガに取り組もうとしている人たちばかりだった

「人は経験したことだけしか描けない」という信念のもと、学外活動にも熱心だった。いろいろな経験を積むことで、その経験作品に、キャラクターに深みを与えるのだと。マンガが好きだからマンガしか読んでない奴には面白いマンガは描けない。そう断言してはばからない人たちだった

しかし俺はその考えには否定的だった。なぜならエロ自由からだ。エロく感じるなら現実など無視して良い。腹ボコ子宮姦も感度3千倍もリットル単位の精液も、どれも現実にはありえない。だがありえないからこそエロいのだ。現実に縛られずに自由に描けるからエロマンガエロ同人エロいのだ

そして俺は漫画家になりたいのではない。エロ二次創作がしたいだけだったのだ。そのためだけに絵を練習してきたのだ。男などは描きたくはないが、竿役がいないと始まらないので仕方なく練習した。毎回毎回異空間に閉じ込める訳にも行かないから、背景も勉強して練習した。もちろん女体もしっかり練習した。だがしかし精緻な設定も重厚ストーリー人生経験エロ同人には必要ないし、そもそも俺にそんなものを生み出せるはずもない。生み出そうという気持ちすらない。俺にとって重要なのは読子まほろさんをんほおさせること。それだけだから

とはいえ先輩方の絵は上手かったし、デッサン勉強会なども定期的に行われていて、同期で入ってきた部員も何人かいたので、しばらくはこのままでいいかと思い、部に残ることにした。表向きは俺も漫画家志望だということにして

マンガ部では定期的に部誌を発行しており、部員は全員それに載せる作品を描くことが義務だった。作品を落とすことは一度目はセーフだが二度目はペナルティ部員全員に食事を奢る、部誌の印刷代を出すなど)を課すという厳しいものだった。なので落とす人はほとんどいなかった。が、これに毎回苦戦していたのが俺だ

だってそうだろう。自分が一から考えたマンガなど、俺は一度も描いたことがない。ストーリーがあるマンガも描いたことがない。だが見様見真似でコマを割ることを覚えたりと、マンガ形式を少しづつ学べたのは良かったと今でも思う

そうして大学生活や部活動にも慣れ始めた頃、ついに俺は念願を実行に移すことにした。そう、エロ同人作家としてデビューすることだ

いきなりコミケハードルが高すぎるし、何よりもサークル当落があるので、本ができても落選では意味がない。だからまずは手近なイベントにしようと俺は考えた。ネタとしてはやはり、当時人気だった「おねがい☆ティーチャー」が鉄板だと俺は予想した。印刷所も手配し、同期にも手伝ってもらって原稿も描き上げた。この同期は真面目でエロマンガエロ同人などには良い感情は無かったが、それでもマンガであることには変わりはないと割り切って手伝ってくれた。マンガとして成立しているかもきちんとチェックしてくれた。コマ運びや大ゴマの使い方など、エロしか描けない俺の絵を「マンガ」にしてくれたといっても過言ではない。ただ、俺が本当にやりたかったのがまさにエロ同人だったと知っていたら手伝ってはくれなかっただろう。そういう意味では騙したみたいで、今でも時々申し訳無さを感じる

そうして出来上がった俺の初のエロ同人誌は、自画自賛だがなかなかのものだったと今でも思う。もちろん今から見れば何もかもが荒削りだし、絵だって素人にしてはまぁまぁ、というレベルだ。当時と今とでは要求されるレベルが違うが、それを勘案すれば「まぁまぁ」だった(今基準ならクソ認定されるかもしれない)

そして結論から言うと、俺のこの初エロ同人誌は完売した。ビビって100部しか刷らなかったのを後悔した。初めてのイベント参加で、初めての本なんか売れるわけがない。そうネットでは言われていたので、100部というのもかなりの冒険だったのだけど、当時は最低ロットが100部からだったので仕方なかった。今のオンデマンド方式なら部数は自在から、30部ぐらいにしていたかもしれない。それはともかくとして

初めてのエロ同人完売したという事実に俺は喜びに打ち震えた。たった100部とは言え、初めての参加で初めての本だ。それの「完売」の勲章は何物にも代えがたい。今までの努力が認められた気がした。エロ同人作家として価値を認めてもらった気がした。子供の頃からなりたかったエロ同人作家に、いちおう俺はなれたのだ

そこから俺はイベントごとにコンスタント新刊を出すようになっていった。この頃にはとらのあなが最大勢力で、信長書店メッセサンオーといった同人を扱うショップも多くなってきた。一方で長年お世話になっていたLLパレスは悲しいことに規模を縮小していったが、こういうショップが勃興することで、俺は部数をどんどんと伸ばしていった。イベントで売れ残っても、その在庫ショップが引き受けてくれるのだから、スペースの限界まで持ち込めるのだ。100部から始まった俺の本の印刷部数が4桁後半になるのもあっという間だった。実家から離れて一人暮らしを始めたのもこの頃だった

一方で同人活動にかまけて、学業どころか大学生活が破綻するようになった俺は留年危機を迎えていた。おまけに世は就職氷河期真っ只中である。だが俺はまったく気にしていなかった。この頃の俺は1000万円以上の収入エロ同人から得ていたからだ。就職卒業もする意味理由も俺にはまったくなかった。が、親に懇願されたのもあって、卒業だけは一応しておくかと思って追試でどうにかなった。大学側の温情も多分にあってのギリギリ卒業だった

から就職をどうするのかと何度も問い詰められた。いまの状況ではまともな就職など出来ない。だからしばらくフリーターをやると言うと、それなりに納得していたようだった。エロ同人作家フリーターも似たようなものだ。だから俺はここで本当の「エロ同人作家」になった。大学生のお遊びではない、本物になったのだ

さて、無事に大学卒業して「職業エロ同人作家」となった俺は、変わらずに活動を続けていた。好きなアニメゲームを見ては妄想股間を膨らませて、いかにこのキャラアヘアヘ言わせるかだけを考えていた。清楚なタイプならギャップ萌えダブルピースも悪くない。ロリロリでもアリだ。ちょうどこの頃はメスガキ分からせという概念も生まれつつあって、それに乗った俺は絶好調だった。少なくとも表面上は

だが、当時は分からなかったが実は俺はほんのりとスランプを感じていた。マンガ技術は桁違いに向上したし、画力だってプロと比べても遜色ないほどに腕を上げた。しかしやってることや描いてる内容は最初デビュー作品から何も変わっていない。いや変えられなかったからだ。技術レベルは上がっても、「中身」は小学生レベルなのだ小学生の描くバカみたいなマンガプロが清書してるだけのようなものなのだ。誰を描いても、何を描いても「うんこ! おしっこ! ギャハハ!」だ。そういうものを延々と再生産しているという事実に気がついた時、俺はゾッとした。結局のところ、俺はエロ同人作家」としては何も進歩進化もしてないのではないか。そう思った

学生の頃、マンガ部の真面目な先輩たちが真面目にマンガを描いていたのを見て、意識が高くて違うなぁと思った。俺にはそんなもの不要だと考えた。エロ同人必要なのは、一にも二にも画力エロスだけだ。そう信じていたが、そうではなかった、エロとはそんな単純なものではない。…俺はそんな風に段々と思うようになっていった。エロスとは人間真実を浮かび上がらせる深奥なる営みの一部なのだ、と。今頃になって先輩たちの「人は経験したことだけしか描けない」という言葉が俺の心をえぐるようになっていった

しかるに今のこの俺はどうだ。実際のセックスなど知らずに、小中学生妄想をただ絵で表現しているだけの、エロスも人間も描いていないただ手先が器用なだけのバカなのではないか小手先エロい絵を描いてるからある程度評価されてるだけで、「作家」としての評価は下の下なのではないか

俺は「漫画家」になりたかった訳では無い。ただエロ同人作家ありさえすれば良かった。だがエロ同人作家であろうとするなら、同時に「漫画家」的な資質要求されるのだということを、俺はようやく思い知った。エロいからというだけで、設定など無視してキャラアヘ顔ダブルピースをさせるなど、そもそも作品理解していないから出来ることだ。果たしてそれは二次エロとして正しいのか。エロ同人作家としてあるべき姿なのか。そんなことを突きつけられた気がした

から思えばそれは事実だった。だが当時の俺に、その事実を受け入れ、飲み込む度量はなかった。なまじ売れていたからこそ、自分が真のエロ同人作家ではないという事実が受け入れられなかった。あれほど憧れたエロ同人作家として成功したというのが、すべて幻だった、勘違いだったなど受け入れられるはずがない

から俺は、「本当のセックス」を知るためにまず風俗に行くことにした。実際のセックス体験すれば、それが何らかの形でマンガフィードバックできると考えたからだ。そのフィードバックを得られれば、俺は一つ上のエロ同人が描けるようになる。そう信じた。マンガ部の先輩たちが言っていた「人は経験したことだけしか描けない」という言葉に、今更のように俺はすがった

だが、「実際のセックス」は俺の求めたフィードバックインスピレーションも、何も与えてはくれなかった。実際のセックスはさほど刺激的でもなく、快感という点でも右手に大きく劣るという有り様だった。しかし一つだけ大きな学びがあった。「セックスはいうほど気持ちよくはないが、しか女の子イチャイチャするのはたまらなく心地良い」のだ

話は少し前後するが、俺は外面が良いというのは何度も書いた。芸能人レベルイケメンとまでは言わないが、雰囲気イケメンぐらいではあった。身長だって175センチあって、武道で鍛えてはいたので細マッチョだったから小中高と女子には受けは良かった。告白されたことも何度かある

でも俺はそれらを断った。なぜか? それは真実を知ることで幻想が壊れることが怖かったからだ。そして己の欲望ありのままにぶつければドン引きされるのが分かっていたからだ

俺とて子宮姦など現実にはできないことは知っているし、そんな長大なナニも持ち合わせてはいない。感度3千倍なら脱法ドラッグあたりなら何とかなるかもしれないが、それとてリスキーが過ぎる。なにより俺には妹がいると最初に書いたが、そのせいで「現実の女」に対する期待値などゼロだった。「人語を一応は解する邪悪な獣」である妹が俺の中では現実若い女性のモデルケースだったので、そんなのの類似品と「お付き合い」など出来るはずがないし、したくもなかった。故に俺はセックスへの憧れ、期待を持ちつつも実行には至らなかった。現実女子などは鬼神のごとく敬して遠ざけるのが最良なのだ

とはいえ性欲は人並み以上にあったので、ヤりたい気持ちは常にあった。ヤれそうなタイミングもあった。しかエロ同人的な世界観内面化している自分が、常識的セックスで満足するとは思えなかったから踏みとどまれ

話を戻すと、いざ実際に現実女子と致すと、なるほど予想の通りにさほど気持ちよくはなかった。全くの想像以下だった。しかし、事前事後に快感とは別の多幸感のごときが押し寄せてきたのだ。これは予想外、想定外だった。幸せホルモンがドバドバと脳内に分泌されている。セックスとは竿の快楽だと考えていた自分にとっては、これは盤外戦のような感覚だった

だがこの感覚マンガフィードバックはできない。竿役のおじさんや触手多幸感を感じたというのをどう表現しどうエロ昇華できるというのか。悩み、迷走した結果、俺は今まで通りの路線で続けることにした

ところでこの頃、自身の迷走もあって売上はよくて現状維持ネタによっては大きく落ちることもあった。かつて数千部を誇った発行部数在庫として積まれるようになっていった。そして何度も言って恐縮だが、俺は外面はまぁまぁいい。高校生の頃からの習慣で、イベントには常にピシッとした装いで参加していた。それは落ち目になったこの時でも変わらなかった

後にどこかで聞いた話だが、腐女子などもイベント参加のために気合の入れた服や装いを用意するらしい。大事同人イベント敬愛するサークルのスペースに訪問するのに、勝負服を着ないでいつ着るのか、という文化があるらしい。俺の装いへのこだわりもそれに近い、と感じた。俺はエロ同人誌が好きだった。それが頒布されるイベントも好きだ。それへの、そこへの敬意として正装をする。それらに対して恥ずかしくない格好をする。もちろん自分なりの、ではあるけれど、それが「礼儀なのだと俺は思う

そして迷走してはいものの、まだある程度の売上があったこの頃、この俺のファンだと名乗る女性サークルスペースに現れた

まだ続きます。。。

2024-03-05

漫画家志望の末路って相当やばくないか

大学の傍ら日雇いバイトによく応募するんだけど、元漫画家志望又は現在進行形漫画家を目指しているおっちゃんに遭遇することが多い

日雇いバイトよくやる人なら共感してくれると思うんだけどだけど、日雇いって大体3種類くらいの人がいて

1ホームレスっぽいおじさん

2大学生、専門学生

3ヤンキーっぽいおじさん

4普通のおじさん←これが結構確率で何かしらの夢敗れた人なんだけど、その夢ってのが漫画家小説家が圧倒的に多いイメージ

なんでこんなに偏ってるのかはわからないけど、本当に漫画家志望が多い

2024-03-01

出版社漫画部署10年働いて見てきた人たち。

いわゆる持ち込みというやつ。

自分担当しているのは青年誌雑誌名の前にヤングと付くことが多い。(でも少年誌っぽいテイスト漫画も見ることがほとんど)

そんな漫画家志望はおおまかにわけて4種類いる。

20代前半の漫画家志望たち。1番多いタイプ。 漫画家さんのアシスタントとして働いている人も多い。中には一ヶ月おきに持ち込んでくる子もいて、持ち込み頻度も1番多い印象。担当編集がつくのもこのタイプの人たちが1番多い

② 超画力だけどあんまし面白くない子たち。中高生に多いかも。絵がめっちゃ上手い。画力ステータス全振り。だがセリフ周りが少し下手くそ。頭のいいキャラクターかしこまった小学生のような敬語を使う。

おっさん脱サラして漫画家目指してる感じの人と今まで引きこもりだった?(推測)みたいな明らかに社会経験が足りない感じの人と2種類いる。画力はこの中じゃあ1番低い。昨今、画力重視ではなくなってきているとはいえ、もう少し綺麗な絵を描けるようになってほしいところ。あと、うちの出版社は持ち込みは老若男女問わず歓迎ですと言っている割には連載させるのは20代またはお抱えのベテランだけなので1番漫画からは遠い人たちなのかもしれない。

④ ①がずるずると担当もつかず賞も取れず、雑誌にも載れずで30代40代突入してしまったパターン。遠回しにそろそろ漫画以外で生きる選択肢を探してもいいんじゃないかとやんわり伝えるが本人たちは意地でも漫画家になりたい模様。パタっと来なくなることも多い。逆に心配になる。

と以上漫画家志望に最も多い4種類でした。

2023-10-14

anond:20231014231333

あの話題の元ツイート漫画家志望自称するが何もそれらしいことはしていない無職に困り果てた親が漫画家ヘルプを求めようとした話やで

マンガを1本もかけてない漫画家志望はなにをすればいいのか

多分なんだけど手元の漫画週刊誌バラバラにしてトレーシングペーパーで全頁うつすとかからはじめるしかないんじゃないかと思う

中学生ときそれをするのが好きで仕方がなかった奴が高校の時同人誌すらすらかいてた

まっすぐ線を引くとかまあるく線を引くとかそういう筋トレの部分なんだと思う

しばらくやってるうちにトレーシングペーパーじゃなくて見ながら模写できるようになってたはず

2023-10-11

「まずは1作書け」に反論する漫画家志望って

とりあえず誰でもいいから付き合えとかとりあえずデートしてみろに反論する弱者男性と似てる

というか多分同一人物

anond:20231010144735

マンガってデッサンとかコマ割りとか脚本とかデザインかいろんな要素が合わさってるから

とりあえず下手でいいし1ページだけでもいいかマンガ描いて持ってきてくれないとアドバイスできないのよね。

とりあえず100メートル走ってくれたらフォーム修正できるのに、「走るってどうやるんですか?」とか質問されてる気分。

で、それすらしない、自分判断できない、線の引き方一つとっても「正解を知ってからやりたい」って人は

デッサンコマ割りもその他の要素も全部質問して「正解」を知ってからしか行動しない。

そういう人は最後まで他人に聞いてからじゃないと行動できないから、上達が遅すぎてプロ漫画家にはなれない。

3年描き続けて1mmも上達してない、みたいなのはだいたいこういう精神性してる。

から最初質問しに来た時点で具体的な質問ができる人じゃないと無理。

そもそもほとんどの漫画家志望者は16ページとか、凄いといきなり100ページとか描いて

「読んでください!」って持ってくる、そういう人がいくらでもいるわけ。

しかもそういう有望株を育てていっても、プロになれるのはごく一部なわけ。

普段そういう人の相手してるときに、「まず何したらいいですか?」とかい質問だけで

1ページもマンガを描いてない人の相手をするのって無駄じゃない?

リビドーっていうよりは、あらゆる物事にどう向き合うかという姿勢問題じゃないかなあ。

2023-10-10

anond:20231010202558

そのゴールは漫画家志望者と言える程度に本数描いてから考えるもの

いま言われてる「まず一本描け」はそのゴールについては問うてないというか、夢と一本目とのギャップで泣いて辞めるか辞めないかも込みで測ってる

anond:20231010184019

「描かない漫画家」は漫画家志望の人は読んでおいた方が良さそう

2023-10-09

anond:20231009203312

元増田の挙げているどれかのレイプアニメ映画プロデュースしたOという男性は、

学生プロデューサーとしてがんばっていたが、私生活は性欲がおさえきれない今でいう性依存症疑いだった。

大作が有名になるまえに該当のアニメプロダクションをやめてプロデューサーではなくなっても

アニメのえらい人あつかいされていて日本最高峰大学の外部講師?のような役割アニメ講義をうけもっていた。

 

そのころアルファブロガーをめざしてか、個人ブログに「既婚の俺はパイプカット手術をした」といっており、(たしかこれで浮気も妻から容認されたようなことをいっていた)

そのブログに(医学的に)興味深いなどのコメントをいれている女性容姿も年齢も既婚かもわからないのに軒並み「今度お会いしませんかメール」をばらまいていた。

その後、離婚したことを報告するブログではもっとからさまに「妊娠しないセックスをしたい女性はどんどん連絡ください。俺はパイプカットしたので安全ですよ(なにが)」になった。

 

だが漫画家志望女の子に枕(「仕事を紹介するからセックスしよう」「セックスしたくない?じゃあ仕事は紹介しません」)をやってしまい、

それを漫画に描かれてツイッター拡散され、日本最高峰大学にもバレて首になった。

そのあとはかっこいいといわれたいためかダイエット方法を追及したり、ユーチューバーをやってみたり。

オタクにはあいかわらず人気のようだし、まして何も知らない若い人にはひろゆきのような人気がでてもおかしくない立場である

 

元増田の挙げているレイプアニメ映画は、私からみれば、ジャニーがつくったアイドル像と同等の、自己のうすぎたない性欲のごく正直な発露である

出所のなまなましい欲を知っているからどちらものめりこむほど好きにはなれなかった。

 

というわけでレイプシーンがあったからってなにも格調が高くはない。

実写にも園子温とかハリウッドにもmetooの原因になったバカかいる。

この項であげた男がこの令和ジャパンで訴えられてないのは、

ただただ「狙いどころがよかっただけ」とか「しつこさを合法範囲にとどめた」とか「もう時効だった」とか、いわば奇遇に近い幸運だろうが、

みっともないチンコ脳の人格アニメフィクションに託してでもセケンさらけだせるのは

ある意味、令和日本人の失った才能であるかもしれないね

2023-06-25

やっぱ結婚って運だわ

漫画家志望選考落されまくって、なろう志望に切り替えたけど選考落されまくってる人のサクセスストーリー読んだけど、嫁がすごい献身的で驚く。

私も志望だったからアンタには成就して欲しいんだよ。生活子供の事は良いから泣いてる暇があったら書けや!って何度も諦める所をハッパかけるんだよね。

いやーほんと器あってすげえわって思う。嫁ガチャ大成功じゃん。戦国時代の夫を支えた妻みたいな、あんな感じ。

でも中には才能あってデビューして専属作家決まってるのに私が大変だから活動辞めろアカウント消せって足引っ張る嫁も居るしで、いやーほんと結婚って運だわ。

2023-06-21

漫画じゃなくてジャンプ持ってきてよ」

嘘か本当かは知らないけど、全力をかけて書いた渾身の一作に対して、編集にこんな事言われたら漫画熱は冷めなくても二度とこの会社には持ち込まないと思う。

まあ漫画家志望なんて腐るほど居て、秒で大型新人が生まれ世界からちょっとぐらい才能が秀でてる村一番のアリンコ踏みつぶした位じゃ何とも無いんだろうけど。

2023-06-14

違国日記にあった様々な物語について

違国日記が終わってしまった

人見知りの小説家の叔母と親を無くした姪の共同生活を描いた作品

このマンガがすごい!にもランクインしていた名作漫画

正直え?これで終わり?って感じだが、前から作品内の時間の流れが速すぎてるのを見てこれは結構すぐ終わってしま漫画かもしれないという予感はあった

ジャンプの様な超長期漫画が幾つもある状況に慣れてしまっている側からするとあっさり終わりすぎてびっくりするレベル

しかし気付けば6年も連載されていた作品なので、これだけ続けば終わるのも無理はないのかもしれない

この作品では様々な物語が始まりそうな伏線的な物が幾つかあった

叔母とその友人の恋愛模様や、離婚した友人のその後、叔母の過去性差別に憤る医科大志望の姪の友人のその後、漫画家志望な姪の友人のその後、顔が可愛すぎていじめられていた姪の友人と虐めていた姪の友人のその後、亡くなった姪の親の背景、他人感情が分からない事に悩む顧問弁護士との関係のその後、姪の同性愛者の友人のその後

これらのもう少し深掘りすれば起承転結無限に描けそうな題材が散りばめられていた

だがこれらの題材を追求せず、今風に言うとフラグを回収せずに違国日記は終わった

個人的に凄く気になっていたのは姪が通う高校野球部で先輩にパワハラを受けていた男子生徒

パワハラなんかで退部すんのかよダセーな!みたいな事を同じ野球部の友人らしき生徒から言われていた彼がその後どうなるのか、どう物語に絡んでくるのか

それが気になっていたが、前述した多くの伏線的な物同様にこれらは描かれる事無く終わった

これが何かを意味しているのか、それとも結果的にそうなってしまっただけなのかは分からん

兎に角違国日記は終わった

先が気になる所で終わるのも名作の証なのかもしれない

2023-06-08

ブラック会社告発するための漫画を依頼したいんだが

まず何をしたらいい?

Twitterで売れてなさそうな漫画家DMしたらいい?

売れてる作家は絵柄がわかるからバレると危ないと思うし、そんなに絵が綺麗である必要もないから、

漫画家志望者みたいな人に描いてもらいたいんだけど

シナリオというかストーリーとか、ヤバいエピソードみたいなのはたくさんメモってるから

あとは書きたいように書いてほしい

原稿料も出す

2023-05-02

anond:20230502091124

バイトから

ヘイトと女叩きと共産党叩き野党叩きと差別とかは金出すとこあるんやでー

一般誌じゃ売れない下手な漫画家志望が下手くそエロ漫画で食い繋いでるのと同じ

ライター志望のバイトになってる

2023-03-05

子供のころに描いた漫画に衝撃を受けた

ほんのり漫画家志望フリーター

掃除をしていたら中学時代ノートに乱雑な線で描いた漫画発見

表紙の絵も描いてるという徹底ぶり…でもどうせ子供の描いた漫画だし~と軽い気持ちで読んだら

あ~テンポは良い! ノリも(寒いけど)良い! めちゃくちゃキャラの捌き方も上手い!

さすがに絵は下手くそだけど演出は当時の自分なりに凝ってる上に台詞言い回しも格段に上だった

しか当時の自分は虐められてた記憶がある

虐められてたからこそ自分世界に没頭しまくって色々な最適解も導きだせてたのではないのだろうか

今ではフリーターライン作業をしつつお小遣い稼ぎで絵を描いてる

あわよくば漫画家になれたらいいなとかそんな叶うはずもないふわっふわな考え

まり良くも悪くも余裕がある

あの頃の自分には漫画しかなかったからこその実力なんだろうな

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん