2023-06-14

違国日記にあった様々な物語について

違国日記が終わってしまった

人見知りの小説家の叔母と親を無くした姪の共同生活を描いた作品

このマンガがすごい!にもランクインしていた名作漫画

正直え?これで終わり?って感じだが、前から作品内の時間の流れが速すぎてるのを見てこれは結構すぐ終わってしま漫画かもしれないという予感はあった

ジャンプの様な超長期漫画が幾つもある状況に慣れてしまっている側からするとあっさり終わりすぎてびっくりするレベル

しかし気付けば6年も連載されていた作品なので、これだけ続けば終わるのも無理はないのかもしれない

この作品では様々な物語が始まりそうな伏線的な物が幾つかあった

叔母とその友人の恋愛模様や、離婚した友人のその後、叔母の過去性差別に憤る医科大志望の姪の友人のその後、漫画家志望な姪の友人のその後、顔が可愛すぎていじめられていた姪の友人と虐めていた姪の友人のその後、亡くなった姪の親の背景、他人感情が分からない事に悩む顧問弁護士との関係のその後、姪の同性愛者の友人のその後

これらのもう少し深掘りすれば起承転結無限に描けそうな題材が散りばめられていた

だがこれらの題材を追求せず、今風に言うとフラグを回収せずに違国日記は終わった

個人的に凄く気になっていたのは姪が通う高校野球部で先輩にパワハラを受けていた男子生徒

パワハラなんかで退部すんのかよダセーな!みたいな事を同じ野球部の友人らしき生徒から言われていた彼がその後どうなるのか、どう物語に絡んでくるのか

それが気になっていたが、前述した多くの伏線的な物同様にこれらは描かれる事無く終わった

これが何かを意味しているのか、それとも結果的にそうなってしまっただけなのかは分からん

兎に角違国日記は終わった

先が気になる所で終わるのも名作の証なのかもしれない

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