はてなキーワード: ベンチャーとは
【シューマイカンファレンス】Rubyの父 まつもとゆきひろ氏 & 有名ベンチャーCTO登壇!!
というエンジニア向けのカンファレンスがあり、そこで匿名で質問ができるslidoというサービスでの質問でハラスメントがあったとのことが話題になっています。
https://shuuu-mai.connpass.com/event/155130/
カンファレンスが開催された。
その時の司会に「りさきゃん」という方。
匿名で質問が可能なslidoというサービスがあり、そこで様々な質問がされる。
質問された内容に「司会がかかわいい」という質問がされる+いいねが多数される。
りさきゃんさんが以下の内容を投稿。多くの感想などがblogに投稿される。
・slido、匿名だとさっそく見た目についてのコメントがあって無理なんだけど…見た目についてのコメントは本当に失礼だよ……
・レベルが低すぎる……
・あまりにも不愉快なので会場出た。今後アンチハラスメントポリシーなど記載していないイベントには参加しません…
以下、感想
slidoで関係ない質問はされることもたまにみます、それらは基本すぐに流して終わるかと思います。
今回の見た目に関しても同じように流して終わるのではないかと質問者は考えたのでしょう。
私自身も見た目に関してよく言及されるのですが、(ポジティブな内容なので)悪い気はしておらず、
正直この内容でそんなに否定的ことを出すものだろうか??というように考えています。
自分がされても良いことでも相手が嫌な気持ちになることはハラスメントになり、いじめになるというのはとても分かります。
ただ、カンファレンスなど(特に授賞式)によっては有名な方が司会をされていてかっこいいやかわいいなどを多くの方が言うかと思うのですが、
今回の主催側もそのように華やかさを求めて司会を依頼したのではないでしょうか?
なので、今回この容姿に関して褒めるという行為はそんなにいけないものなのですかね??(もちろん、ブサイクなど誹謗中傷を書くのは論外ですが
勉強会で関係ないことを質問しない。などを徹底すれば今回のようなことは起こらないかと思いますが、いきすぎるとどんどんやりづらくなって仕舞わないかと心配です。
私がずれているんですかね??
おっ、これ日本のブラック企業やブラック部門や意識高い系やりがい搾取ベンチャーでよく見る光景じゃん!な指標があるんやけどご存知やろか?
協業(共業)の姿勢と組織のエンゲーリングを高める働きを見せたかってヤツ
平たく言えば、チームメンバーと仲良くしたか、会社へ忠誠心を見せたか、会社へ忠誠心を高めるような仕組み作りやイベントに参加したか?って感じ
具体的に何すんの?って言ったらパーティーやボランティアやマラソンやらいずれにせよプライベート時間になんかしましょうってヤツ(給与や福利厚生やらノベリティ配布やらについては下々のものに決定権は無いしね)
あれれれ〜???日本でも(特にブラックやベンチャーで)よく見る光景じゃね???
日本の飲みという悪習を廃止しても超えなければならない山はいくらでも残っているので
まずは飲みくらいは無くそう
アホな上司が勝手にケーブル抜き差ししたとか、勝手に変更しやがって
それで状況報告しようとしたら、「ごめんなさいが先」となぜか俺が怒られたので、さぼってるのをチクってやった。
何か問題起こした人/会社(不祥事とか)は謝れは済むと思い込んでる奴、謝れば許す奴いるみたいだけど、原因究明と再発防止が先だろ。失敗学とか知らないのか?
こんな奴が上司にいるような会社だから、海外やベンチャーに負けるんじゃ?
転職しようかな。
男だって媚びて覚えをよくするよ
仕事が出来るやつが出世するのはベンチャーの創成期と創作の世界に限った話だぜ
ポジションが空きまくりならともかく誰が自分を脅かす人物を引き立てるというのだ
あと2度目なんだけどそのまま書いとくね
チンコマンコ脳はそういう世界から出てこずに生涯を終えて欲しい
■これが俗にいう痴漢にあうと女に責められるってヤツ?
エンジニア勉強会で女だからどうこうってこと一度もないけどって書いたら
痴漢にあうと同性に責められるとかそういう話になるの?
NexusにしろPixelにしろパートナーコーポレーションが持つテクノロジーとのフュージョンによってプロダクションされてる。
ベースレイヤーのコンポジションをオウンドブランドとするビジョンはそもそもインテンドされてないように見える。
故にGoogleがこの先生き残るにはソリッドステートデバイスをプロダクションできるインダストリーコーポレートがマストなニーズであるとともに
失敗したり成果の上げられないプロダクトはカンパニーごとパージして他の企業と乗り換えればいいので投資に関するリスクは結構他所に丸投げしている。
freee のイクメンエンジニアはどんな 1 日を過ごしているのか? - freee Developers Blog
https://developers.freee.co.jp/entry/freee-childcare-culture
この記事はそれほどブクマを集めてるわけでも無ければ、私は freee 社に勤務してるわけでもない。でもこの記事に色々思うところがあったので、書く。
ルサンチマンというか負け犬の遠吠えというか、そういうものかもしれない。幸せそうにイクメンを語られると腹が立ってくるのは、私が不幸だと感じているからに違いないのだろう。
特に腹が立ったのはこの辺。
> ちなみに、イクメンは自己評価ではなくパートナーからの評価です (笑) > 平日のなんでもない日にパートナーや子どもが会社に遊びに来ます。
なんとも私と比べてのんびりしている。私は男なのに育児に振り回され死にそうだし、平日は妻も会社で子供は保育園だ。
他人と比べても仕方ないと思いつつ、同じイクメンエンジニアのはずなのに、freee社がのんびりした気質なのか、私が切羽つまってるのか。
まぁまずは私の1日を見てもらうほうが良いだろう。
7:00 〜 9:00
子どもより早く起きて、妻と朝食の用意。
子どもが起きてきたら一緒に朝ごはん。起きない。寝起きが悪い。たっぷり10時間は寝てるだろうに、何故だ。泣く。みかんで釣って起こす。
一緒にご飯を食べる。
妻は8:30前には出社する。
それから30分は子供と3人きり。下の子はEテレに、上の子はiPad上でのYouTubeに食いついて離れない。
このタイミングで茶碗を食洗機に放り込み、ドラム式洗濯機にセットする。乾燥が使えないシャツ系等は週末まであらえない。
着替えよう、保育園行くよ、と言ってもYouTubeに食らいついて聞かない。iPadを与えるんじゃなかったと毎日後悔する。ギャー!と騒ぐので無理やり着替えさせる…最近はYouTuberの実況風に「さぁっ!今日はですね!このお洋服着替えにチャレンジしたいと思います!」とやると着替えるハックを学んだ。。効果てきめん。
9:00までに保育園につれていかねばならないのに、出るタイミングにうんこする…。
お尻をふいておむつをかたして、連れて行くと「お父さん、9時までに連れてきてくださいね…!」はい、すみません。。
独身時代は徒歩通勤に住んでたりしたものだが、と思いつつ、片道1時間以上かかる電車に乗り込む。クソ遠い。急行が超混む。
職住近接にすることで育児に参加する時間を増やせる?うらやましい。freee社は2km圏内に住むと2万支給(らしいね)。その範囲の3LDKだと最低20-25万とかなんですけど。戸越銀座あたりで。でもまぁまだ五反田でいいよな。私がかつて在籍してた六本木だの渋谷だのの企業は2km圏内にまともな家がなかった。1Rで13万とか。住んでたけど。
11:00
若手エンジニアが出社してくる。
「寝坊しました」とかslackしてくる。知るかよ。近所に住んでるくせになんでそんなダラダラしてんだ。
11:30 〜 13:00
集中してコード書こうと思ってる矢先に、採用評価だの、サーバのエラー通知だの、営業系からの相談だの、EC2インスタンスがメンテナンス入るだののメールが来る。
13:00 〜 14:00
昼飯。時間が合う限りチームや他チームの人とご飯を食べる。Face-to-Faceのコミュニケーションは大事だ。
14:00 〜 18:00
いい加減コードを書こうと思う。
だいたいどうでもいいことで潰れる。
18:00 〜 20:00
*本気で* コードを書かなきゃならんと思い始める。クソエディタを立ち上げる。割り込みが入らなければ2時間で一気に1日分の仕事を終らせる。
(この頃、嫁が保育園からのお迎え・食事の用意・子供を風呂に入れてる)
20:00 〜 22:00
経営サイドの面倒な話が降ってくる。出世するんじゃなかった。上の子が生まれたばかりの頃はヒラだったし早ければ19:45くらいに帰宅してお風呂入れて寝かしつけてあげてたのになぁ…。対案とか出したり、前から残ってる課題を解決したりする。
もしもラッキーにも20:00頃までに退社してれば、帰りながら家族にビデオ通話する。
(この頃、妻が寝かしつけしてる)
この時間になると急行がないか、あっても本数が少ないので帰宅には1時間半かかる。きつい。
かつては通勤中にMacbookで仕事をしていたのだが、通勤電車のシートでは目と肩と腰を悪くする。した。治らない。
乗換があるので油断できない。
0:00
帰宅時に子供がベッドから起きてきて「パパ〜」と言ってくれることがたまにある。嬉しいけどもう寝なきゃね。
〜2:00
その合間に食洗機と、洗濯機を回す。保育園の連絡帳を読み、保育園の明日の荷物を詰める。
なお、土日は子供を公園に連れていき、食べかすで汚れた部屋を掃除し、諸々の消耗品などを買いに行くなどです。
基本的に共働きでは「土日くらい休ませてくれよ〜」は通用しません。よくって交互休みです。
技術書典に同僚が「初参加です!」と楽しそうにしてるのを尻目に、「そうかぁ…おじさんはね…むかし出展してたけど…もう本書くどころか…土日に予定をあけて…一般参加すら…」みたいな顔で見ている。
半日くらいなのでムリに妻に子供を任せて出かけていくことも出来なくはないのだが、熱量が失われている。
私も雇用契約は裁量労働制であり、IPO目前ベンチャーのエンジニアである。育児にも積極的に参加している。
なぜ私はこんなにつらいのか。。。
この辺だろうか。
しかし五反田、賃料25万/月とかの3LDKに住むなら、月収75万とかないとつらいわけで…。夫婦合算でも賃料払ってほぼ手残りがない…。子供の学資…。
まぁ戸越銀座の築62年戸建19万/月とか、そういうとこなら月収60万で足りる…?夫婦力を合わせてボロ屋に住む…?
今住んでるくっそ郊外の3LDKは 13万/月。安い。築浅。良い。
毎月10万ぐらい貯められる。
子供風呂に入れたい。職住近接うらやましい。奥さん働いてないのだとしたらそれもうらやましい。
仕事19時に終わるのうらやましい。最近勉強会に行くにも会社はもちろん妻にも断り入れなきゃなので気持ちが萎えて行かなくなってきた。おいていかれる恐怖だけはものすごい。
何が言いたいかって言うと、職住近接の大事さを、職住近接を失ってよくよく分かるようになりました。
毎月10万追加で払ってでも職住近接がいい!いや10万も大事だけど。
なお、freee社は近隣住宅手当2万ですが、5万くれる企業も存在しています。
pixiv, voyagegroup, フリークアウトなどです。など、っていうか、これ以外にある?
あとイクメンエンジニアって名乗りながら育児についてはお風呂と寝かしつけ、あとは社内制度・会社に遊びに来ることしか書いてないんだけど「ん?このひとはパートタイムイクメンなのでは?」という気にはなりました。
ふらふらさんの「単純作業にあたる作業を自動化してハッピーになった組織の話」を読んで、それを実践し続けたひとつの組織の話を書こうかと。
結論から言うと「能力がある一定以下のメンバーが(程度の差こそあれど)精神疾患に陥りやすくなってしまう」組織になってしまった。
自分が業務を自動化しはじめた当初は、元記事の方のように周囲からはとても好意的な反応を貰え
元記事の方と異なる点として、その業務は上司からも好意的な反応をもらえるようになった。
人間はミスをするが、ロジックさえ誤っていなければ機械がミスをすることはない。どちらがコストが安く、正確なのかは一目瞭然だからである。
上長を含め、周囲から好意的な反応をもらえるようになると、徐々に「これも自動化できるのではないか」と自発的に行動しはじめるようになる。
人によっては、教えてもいないのにPythonやGASを覚え、自身の業務をさらに自動化させていく。
1人あたりの生産性が数倍にも跳ね上がり、削減したコストで給与を上げやすくなる組織になる。(br)
その風潮が2年も続くとどうなるか。
すると組織には「新たな仕事を生み出せる人間」と「既存のタスクであれば自動化できる人間」の2種類以外が存在しづらい組織となってしまう。
今までであれば「教えてもらった仕事をそのままこなせば、贅沢しなければ食うに困らない給与をもらっていた」人間が、「自身が成長しなければ、組織の中で仕事を得ることができない」存在になってしまう。
そういった大多数の凡庸(失礼)なメンバーは、「自分ができる仕事がない」と感じるか、「求められている成長スピードについていくことができない」と感じ、徐々に精神を病み、辞めていってしまった。
多くの人間は、「自分が必要とされている」と感じない組織では、多かれ少なかれ精神を病む。自分にできる仕事がなくなるということは、そういうことなのだ。
優秀なメンバーだけでやっていくようなベンチャーだったり、組織自体を変えないと潰れてしまうような企業であれば良いかもしれない。
実際に、自分のいた組織は「組織自体を変えないと潰れてしまう」フェイズだったため、やったことは間違いではなかったと思っている。
が、「現状のままでも十分にやっていくことできる」組織であれば、大多数のメンバーの仕事を奪う変革を起こすことは正解なのだろうか。
そんなことを思ったりした。
ふらふらさんの「単純作業にあたる作業を自動化してハッピーになった組織の話」を読んで、それを実践し続けたひとつの組織の話を書こうかと。
結論から言うと「能力がある一定以下のメンバーが(程度の差こそあれど)精神疾患に陥りやすくなってしまう」組織になってしまった。
自分が業務を自動化しはじめた当初は、元記事の方のように周囲からはとても好意的な反応を貰え
元記事の方と異なる点として、その業務は上司からも好意的な反応をもらえるようになった。
人間はミスをするが、ロジックさえ誤っていなければ機械がミスをすることはない。どちらがコストが安く、正確なのかは一目瞭然だからである。
上長を含め、周囲から好意的な反応をもらえるようになると、徐々に「これも自動化できるのではないか」と自発的に行動しはじめるようになる。
人によっては、教えてもいないのにPythonやGASを覚え、自身の業務をさらに自動化させていく。
1人あたりの生産性が数倍にも跳ね上がり、削減したコストで給与を上げやすくなる組織になる。
その風潮が2年も続くとどうなるか。
すると組織には「新たな仕事を生み出せる人間」と「既存のタスクであれば自動化できる人間」の2種類以外が存在しづらい組織となってしまう。
今までであれば「教えてもらった仕事をそのままこなせば、贅沢しなければ食うに困らない給与をもらっていた」人間が、「自身が成長しなければ、組織の中で仕事を得ることができない」存在になってしまう。
そういった大多数の凡庸(失礼)なメンバーは、「自分ができる仕事がない」と感じるか、「求められている成長スピードについていくことができない」と感じ、徐々に精神を病み、辞めていってしまった。
優秀なメンバーだけでやっていくようなベンチャーだったり、組織自体を変えないと潰れてしまうような企業であれば良いかもしれない。
実際に、自分のいた組織は「組織自体を変えないと潰れてしまう」フェイズだったため、やったことは間違いではなかったと思っている。
が、「現状のままでも十分にやっていくことできる」組織であれば、大多数のメンバーの仕事を奪う変革を起こすことは正解なのだろうか。
そんなことを思ったりした。
まず、風呂に入らないレベルではない。髪の毛が伸びたのが固まっている。徹夜続きで風呂に1週間以上も入らない友人を白い目で見ていたが上には上がいる事を思い知らさせる。
そんなホームレスに大勢の男が取り囲む。1年前なので覚えてないがホリエモン風やら唐澤貴洋風やらいかにもネットベンチャーな男どもであった。
司会者風の男が声を掛けると値段の言い合いが始まり最終的には高い値段を言ったベンチャーマンが買い取るようだ。
ニコニコ笑うベンチャーマンやら悔しそうに舌打ちマン、「もっと金用意しろよ!金だよ!」と携帯で部下に怒鳴り散らす叱責マン、そして他のベンチャーマンどもが解散すると車にジタバタホームレスを数人の黒服がマグロ漁のようにヤグザ溜め込む。
「何やってるんですか?あんたら?」
思わず口を挟むも
「うっせーな!」
話は3週間前に遡る。
Fastgrowとかいうサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。
テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。
イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。
2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルのCOOと話すべく並んでいた。
その時、ヤツが後ろに並んでいた。
ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井のCMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。
その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。
ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。
Bは、特許を簡単に審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、
特許という古い慣習が残っていそうな業界の課題を解決してくれるようなベンチャーだった。
グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。
面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、
他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメッセージが来た。
「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」
ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。
「全然いいですよ!ぜひ!」
まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、
祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。
この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。
待ち合わせは大崎。
18時45分。早い。
Bが来た。
「お久しぶりです」
「???」
あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティの大戸屋へ向かった。
「事業の調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」
「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」
「???」
不覚。Aだった。
確かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。
まぁしょうがないか、マ○フォも拡大路線だからリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。
着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。
着いてから30分、飯を食い終わるまであまりに生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。
この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?
友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。
広告業界に憧れてる系の人なのかな?
ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、
どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちらからキャリアの話を持ちかけてみた。
(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)
『カチッ』
Aのスイッチが入る音が聞こえた。
「増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」
「特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRAの馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」
「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」
Aのスイッチが更に入ったのを感じた。
「自分の人生の夢とか目標を言うときに冗談を言うのは良くないよ。
人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」
何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。
「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。
どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」
「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。
業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」
「旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?
まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分の人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。
一緒に考えてあげるからさ。」
「そ、そっすねー ^^」
何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、
マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。
「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。
その時ちょうど出張で東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。
その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。
そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分で事業を3つもやっていて。
フリーでコンサルやってたり、ベンチャーにアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」
「へぇ。」
「その時、その先輩と一緒に初めて自分の人生の目標を考えたんだよ。
そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。
今3社目だけど、全部目標に必要なスキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」
「そ、そうですか。」
ピュアな子なのかな?
良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。
構わずAは続ける。
目標を立てられる人もごく少ない。
「そ、そうですね。」
少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww
「増田くん本とか読むの?」
「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」
「若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」
構わずAは続ける。
「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」
そこは勝手に喋ってくれよ…
こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…
「なんの本ですか?」
「知りたい(‾◡◝)?」
(゚Д゚)ウゼェェェ
もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、
この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。
「知りたいです。」
「しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…
笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。
「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」
構わずAは続ける。
「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。
まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。
2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロー・クワドラント』って本。
お金が稼げるか稼げないか、自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、
これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」
自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。
「キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」
Amazon「キャッシュフロー・クワドラント 著:ロバート・キヨサキ」
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www
もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3
冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…
見ず知らずの人に説教をされ、
ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタを披露され、
帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、
波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。
「別々で!」
\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!
ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?
(もちろん会うつもりはまったくない)
==
今の転職状況って、昔とかなり変わってきている。
今の転職の傾向は、
・適性検査を課し、個人の性格を暴くことを主としていて、企業の課題とはかけ離れた採用条件
(個々の性格を暴くが、企業の課題は別で、バランスが取れていない採用)
大手、中小ともに、最近は、採用事態がオープンになってきていて、個人情報なんてあってないもの。
・ベンチャー系企業→社員にネットの露出をほぼ強要し、企業価値を上げてよい人材、企業アピールが必死
資格を取りました、やりがいある仕事です。大手のパートナーです!などなど
中途入社に多大な期待をかけている→現在の自社の経営課題を外部人材で解決したい
高スペックの求人条件をかけ、入社しても、既存社員と話が合わず、退職する。
(それを防ぐためという名目で、適性検査をしているんだろうなぁ。)
どちらの企業も個人に責任を押し付け、経営者が経営課題に真剣に取り組んでいる、改善している会社ってかなりすくなくなっている。というは殆どない状況で、
スキルを発揮できていない。
・ボーナスをへらす →月給を減らすには、労基法とかとか説明が大変だからなぁ。