2019-12-09

業務ハックしてクビにならないためにを実践し続けた組織の末路

業務ハックしてクビにならないために|ふらふら|note

ふらふらさんの「単純作業にあたる作業自動化してハッピーになった組織の話」を読んで、それを実践し続けたひとつ組織の話を書こうかと。

結論から言うと「能力がある一定以下のメンバーが(程度の差こそあれど)精神疾患に陥りやすくなってしまう」組織になってしまった。

自分業務自動化しはじめた当初は、元記事の方のように周囲からはとても好意的な反応を貰え

記事の方と異なる点として、その業務上司から好意的な反応をもらえるようになった。

人間ミスをするが、ロジックさえ誤っていなければ機械ミスをすることはない。どちらがコストが安く、正確なのかは一目瞭然だからである

上長を含め、周囲から好意的な反応をもらえるようになると、徐々に「これも自動化できるのではないか」と自発的に行動しはじめるようになる。

人によっては、教えてもいないのにPythonGASを覚え、自身業務さら自動化させていく。

1人あたりの生産性が数倍にも跳ね上がり、削減したコスト給与を上げやすくなる組織になる。(br)

その風潮が2年も続くとどうなるか。

すると組織には「新たな仕事を生み出せる人間」と「既存タスクであれば自動化できる人間」の2種類以外が存在しづい組織となってしまう。

今までであれば「教えてもらった仕事をそのままこなせば、贅沢しなければ食うに困らない給与をもらっていた」人間が、「自身が成長しなければ、組織の中で仕事を得ることができない」存在になってしまう。

そういった大多数の凡庸(失礼)なメンバーは、「自分ができる仕事がない」と感じるか、「求められている成長スピードについていくことができない」と感じ、徐々に精神病み、辞めていってしまった。

多くの人間は、「自分必要とされている」と感じない組織では、多かれ少なかれ精神を病む。自分にできる仕事がなくなるということは、そういうことなのだ。

優秀なメンバーだけでやっていくようなベンチャーだったり、組織自体を変えないと潰れてしまうような企業であれば良いかもしれない。

実際に、自分のいた組織は「組織自体を変えないと潰れてしまう」フェイズだったため、やったことは間違いではなかったと思っている。

が、「現状のままでも十分にやっていくことできる」組織であれば、大多数のメンバー仕事を奪う変革を起こすことは正解なのだろうか。

そんなことを思ったりした。

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