はてなキーワード: お断りとは
ここでは航空会社側についてのみ書く。
車椅子客について書かないのは、法的に間違いを犯したわけではなく、個人の倫理観の問題になるので客観的に意見を述べるのが難しいからだ。
「関空-奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には搭乗をお断りしていた。」
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html
関西国際空港での搭乗時、「奄美空港ではタラップを上り下りできない人は乗れない」と説明された。「同行者の手伝いで乗降する」と話して搭乗し、奄美空港では知人が木島さんを車椅子ごと担いで降りた
行きの便の時点で認めたのにもかかわらず、帰りの便でそれを覆したというわけだ。
当然ながら、空港に車椅子客が降りたことは空港側は知っていたはずだ。
5日、今度は関空行きの便に搭乗する際、バニラ・エアから業務委託されている空港職員に「往路で車いすを担いで(タラップを)下りたのは(同社の規則)違反だった」と言われた。
3日の降機時点で空港側がストレッチャーを用意していれば帰りの搭乗はスムーズだった。なぜそれができなかったのだろうか。
ストレッチャーの準備に時間がかかるから? ならば、規則を遵守した場合この車椅子客は奄美に数日閉じ込められることになる。
この状況では、車椅子客は無理矢理でも登場しなければならなかった。
http://i.imgur.com/LaaNeCR.jpg
上記の画像のような空港専用のものではないが楽天でも売っていて、そちらは15万程度。
規則が「安全上の理由」であるなら搭乗時点で断るべきであったし、特例を認めるならば奄美空港側ときちんと合意を得るべきだった。
上に書いたとおり、ストレッチャーは15万という代物だが、車椅子客だけではなく怪我をして歩けなくなった人の搭乗にも利用されるものだ。いくら格安航空会社だからといって、このレベルの設備すらないのは疑問。この過ちは会社側も認めている。
同社は「関空-奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には搭乗をお断りしていた。搭乗を想定した対応をすべきで専用のストレッチャーを導入して改善した。今後も階段昇降機を導入していく」としている。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html
また、車椅子客が復路でもバニラ・エアを利用することは事前にわかっていたはずなので、トラブルが起きないよう事前対応をすべきだった。
http://www.huffingtonpost.jp/hirotada-ototake/post_15315_b_17326010.html
まず、木島さんが事前連絡をしていた場合、どうなっていたのか。バニラ・エアは適切な対応を取り、木島さんは滞りなく搭乗することができていたのだろうか。答えは、NOである。毎日新聞の取材に、バニラ・エアは「関空-奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には搭乗をお断りしていた」と回答している。何のことはない。事前連絡をしたところで、結局は乗れないのだ。
実際にバニラ・エアは木島さんとのトラブルから二週間以内にストレッチャーを導入していることを考えれば、予算的にも、手続き的にも、そう準備に負担がかかるものではないことが窺える。つまり、バニラ・エアは合理的配慮の範囲内であるストレッチャーさえ用意していなかったのだ。これは、明らかに障害者差別解消法に反する状況だったと言える。
ストレッチャー買えば問題は解決する。安いんだから。って、職員への訓練とかは?
障碍者に優しい世界ってのは良い事だし、目指すべきだけど、法律あるならちゃんとしたルートじゃ駄目なの?人権派弁護士使って企業に文句付けるの方が、今回よりイメージ悪くならない気が。
あと、乙武コメント出た瞬間に元気出る知識人がキモい。俺は知ってたみたいな態度だけど。乙武さんの言ってるレベルは障碍者じゃなくても分かる内容だろ。ビビッて言えなかっただけでしょ、特に橋本徹!
結構出品してたりもするので、問い合わせてみたが来るのはテンプレお詫びメールのみ。それでもめげずに問い合わせたら、やっと電話番号教えてくれた。
さっそく電話すると、すぐに繋がった。さすがは、公表していない電話番号。
Q.個人情報流出についてどう思っているのか?
A.条件が条件だけに、天文学的な確率でのみ起きえた事象だと思っている。
Q.でも技術ブログで影響人数が発表されているが、あれはどういう事か?
A.影響のある人数であって、個人情報が見られたかどうかは分からない。それに口座やクレジット番号の下4桁見られても問題は起きません。
Q.では、そちらで個人情報が流出したかどうか分からないのでしょうか?
Q.原因が原因だけに、今回の件はメルカリの落ち度によるものだが、ユーザーに対しての補償は無いのか?
A.補償は考えていない。
Q.それは何故か?
A.現時点で、個人情報が盗まれて悪用されたという報告が無い為。
Q.今後も補償は行わないのか?
A.個人情報流出の連絡があり、メルカリで調査をした後に、補償を行う方向に進む可能性もある。
Q.でも、先ほどメルカリ側でも流出したか分からないと言ってましたが、ユーザーにどうやってメルカリからの流出を証明させるのでしょうか?
A.・・・
Q.今後も個人情報流出した場合には、なにか補償はあるのでしょうか?
A.今後は起きないように注意します。補償は特に考えていない。
A.まだ行っていない。1か月くらいで実施する。
Q.メルカリのミスで、一時的に他人の個人情報が見れる状態になったが補償はしない、流出したかは分からない、今後も補償は考えていないと言うが、つまりメルカリに個人情報登録しているユーザーが悪いと言う事か?
A.現時点ですと、そう言う事になります。
Q.今後、ユーザーはどうすれば良いのですか?
Q.補償はしない事や、この電話番号をHPに載せる事は考えていないのですか?
A.その予定はありません。
Q.最後に確認ですが、メルカリなんかに登録しているユーザーが悪い。と言う事で本当によろしいのですか?
A.現時点ではそう言う事になります。
個人情報保護の観点からでも問題ありそうだけど、このまま逃げ切るつもりなんだろうな。ヤフオクのプレミアム会員費がある限り安泰だろうし、情弱は今回の件なんとも思って無さそうだし。
伝わった上でお断りされてんじゃないの?
まぁ件名の通りで、
彼女いない歴7年の独身アラサーが道端で結婚に関するアンケートを受ける
→後日電話がかかってきて雑談の果てに店舗来訪アポを入れられる
→独身のうちから婚約指輪のダイヤを買っておくことで結婚生活に備えられますよ的な提案を受ける
→高かったので断る
というだけの話なのだが、話を聞いているうちにどうもこれは違法性はわからないにしてもアンフェアな気がしたので同様のセールスを他の人が受けたときの一助となるよう知見を共有しようと思う。
具体的な価格の相談になる前に交渉を打ち切ったので、提案を受けたプランが相場相応かについてはわからない。
店舗名は一応伏せておく。
一番はこれ。月々〇万、というような言い方をしているが、ようは総額で100万円近いダイヤモンドを分割払いで買ってね☆というお話だ。
いいと思ったら買えよと言ってるんだなと思って右から左に受け流した。
露骨なデート商法のような感じではないが、事前に担当者が長電話や店頭でカジュアルトークをしてきて個人的な関係を作ってから「今この場で買わないと担当に付かないんですよ!」ともとれる言い方をする。
保険の営業を見習え。あいつら何回提案お断りしてもこっちが話した情報からニーズを汲んで辛抱強くプラン作ってくるぞ。
他に要件があるのにそれを言わずにSMSで雑談仕掛けてくるので面倒だから無視していると拗ねる。メンヘラかよ。
日程確認のような要件言えば済む程度の話で毎日電話してこないで欲しい。
ようは結納や婚約指輪は新郎側の誠意が問われるから新婦側と相談して融通しようなんてとんでもない!という言い方だ。
こういうのに乗っかる人が他人の資産を勝手に断捨離したりするんだろうか。
これは新興宗教やアムウェイの勧誘で慣れていたので大したことはないが、姑息で気に入らない。
ようはこれまで何もしてこなかったんだからここで自分を変えなきゃ変わりませんよ!という文句だ。
なかなかいいことを言うじゃないか。多額の出費を伴わなければ説得力あるのにな。
自分には数人アムウェイ堕ちした旧友がいるが、ほとんどやる気がない適当な勧誘でテンプレとなる手口を教えてくれたことを大変感謝している。
積立貯金であれば多少は金利が多めについてこちらにリターンがあるようになっているが、この場合は分割払いの金利がモロにこっちにかかってくるので将来に備えてるのにむしろ金を多く払う羽目になるという意味がわからないことになる。
また、このことを指摘すると上述したように支出の問題を結婚に対する意識の現れと問題をすり替えてくる。
こういうとき投資をやっていると、「その金を自分で投資に回したほうがリターンがあるか否か」で情報を判別できるので便利である。
自分の場合は3時間かかった。ここまでの間に具体的にいくらのプランにするか、といった話は一切出てきていない。衰弱させてから意思決定させるという意図を邪推してしまう。
まぁでも担当者が要件を言わずに雑談から仕掛けてくるタイプで、私も雑談には結構乗るのでその人の癖もあるかもしれない。
ダイヤの格付けはどうでもいいくせにこういうところの格付けはこだわってしまう。職業病。
なんか都合が悪くなったら看板だけすげ替えて同じことやりそうな感じがある。
女性の目から見ても価格相応の商品を置いているのかが実に気になる。
話に乗って店舗に行ったのは単純に暇だったからと、身のある提案をしてくれれば聞く気はあったのだが、上述した値段以外の疑わしき点が積み重なって断ったほうがいいだろうなとなった。
自分流の断り方だが、「相手を尊重して一旦受け止めた上で互いの価値観の断絶をはっきり認識させて固く断る」というのが一番効果的だと思っている。
断り上手のような雰囲気を出したので最後にオチを付けるが、数年前に油断して朝日新聞を3ヶ月契約した時のことは本気で後悔している。
たかが2500円だが、近くに住んでいるので近所の付き合いとしてなどと言ってギブアンドテイクのギブだけをかっさらった販売員の兄ちゃんのふてぶてしさには今思い出しても虫酸が走る。
https://anond.hatelabo.jp/20170617024529
これに近い経歴のお方を、派遣会社からの紹介でお断りしたことが多々...
だって、急募即戦力ってオーダーに、PHPできるJSできるJavaもやってました!って触れ込みだったのに、CMS触ってたのがメインの経歴で、質疑応答も曖昧に「本読めばできます」「頑張ります」と言われても。
まあこの場合は単なるミスマッチでしかないし、こういう作業が今後なくなるかはよくわかんない。
つっても全く同じ経歴の人が2人いたとしていざ面接ってなったら、年齢とか、真面目そうとか、話が合いそうとか、本人の資質と全く関係ないところで選ばれてしまうと思うんだよね。
だってCMSやってただけじゃプログラマの資質わかんないもん。
逆にWordpressメインでやってきましたが、脆弱性回避のためにこんな事をやってきました!プラグイン同士相性悪いのをこう対処しました!みたいなほうが期待できそう。
今後プログラマとして飯喰ってくつもりだったら、先のトラバでも言われてたとおり家で趣味のプログラムとかしたほうがいい。
正直、CMS展開はプログラマの仕事じゃないと自分は思ってる。
もっとも書いてある経歴から察すると、ディレクターの方向に舵切ってみるのもいいんじゃない?
CMSや、PHPある程度でも判るWebディレクターって重宝するよ。プログラマからすると鬱陶しいけど。
こんな感じ?
親へ メールを読みました。 あなたが私に顔を出してほしいという思いは理解します。 ただ、正直な所私はあなたの顔を見たくありません。 あなたは良い親でしたが、私にとってはとても息苦しいものでした。 子供の頃は、「子供なのだからいうことを聞け」 少し成長したあとは、「金を出して養っているのだからいうことを聞け」 お金を稼ぎ始めたあとは、「一緒に住んでいるのだからいうことを聞け」 だったでしょうか。 あなたのいうことはいちいち正しい内容ではあったと思いますが、それは私にはなじまないものでもありました。 家を出て、今度は何でしょう 「飼い犬が死にそうなので顔を出せ」でしたっけ。 もっともらしい理屈で私をコントロール下に置こうとするのはもうやめていただきたい。 飼い犬にアイたいという気持ちはとてもとてもとてもとても強いものですが、それ以上にもうあなたの指示には従いたくない。 あなたは良い親でした。 だけど私はあなたが嫌いです。それが結果です。 感謝はしています。年に一度くらいは顔を出します。 それ以外は連絡をしないでください。本当にお願いします。 いちいちこのような感情でお断りのメールを書くのも、そろそろつらいです。
あああああああああああああああああもうほんとこうメールを遅れたらいいのに。
使用中。
いきなり店員が来て、
前に利用をお断りした
との事。
言われていて、
何日か利用した時だった。
その後も配慮は全くなかった。
後で自分は客だったと気付いた。
教えられないとの事。
この時点でも全く配慮なし。
担当者が到着。
この人はしっかりしていて、
一応のビジネスマナーあり。
最終的にコワークの責任者が
出て来たが、
うちではオフィスのような
格好を推薦しているという
別の担当者が話していた
全く真反対な格好をしてきた。
ビジネスマナーは全くなく、
僕が利用停止になるのは
全く当たり前だという態度。
結局警察を呼んだが、
警察は何で個室があるのに
使わないのか?という当たり前の反応。
朝までやりました。
http://anond.hatelabo.jp/20170605190352
あのさー増田みたいな30代後半~40代前半のオッサンと20代の女の子では同じ金額でも価値がぜんっぜん違うよ。
同じ1万円でも増田なら3,4時間働けば稼げるかもしれんけど、20代の女の子はその倍以上、下手したら1日以上働かないと稼げないの。
時間を基準に考えたら、1万円の価値ってのは20代の子にとっては増田の倍以上の価値があるのよ。
しかも10歳以上年上となったらデートでも同年代より値のはる店になるじゃん?それで支払いは「割り勘」ってぜんっぜん平等じゃないよ。
増田のしてることって、金もっているおっさんが若い子から貴重な時間を搾取してるようなもんだよ。
「みんなで少しずつ払ったほうが平等だから」って理由で消費税増税をもくろむクソ政治家とやってることは一緒。いや、増田は本当に「割り勘=平等」って思ってそうだから悪意がないだけ更にタチが悪そう。
ジェンダー差別のない平等な交際って、「男女でも割り勘基本」じゃなくて「男女でも余裕のある人間がなるべく多く出す」だよ。増田も過去に無職女性と付き合ってたときにはそれできてたのに、なんでわからないかな?
もし若い女の子がここのトラバ読んでたら「一回り近く年上なのにデートで割り勘を迫ってくる」男性とは即効でお断りして次いったほうがいいよ。そういう男性とはたとえ結婚までこぎつけても「俺と君じゃ稼いでる給料が違うのに家事分担は半々なのはおかしい」とかいって共稼ぎでも平気で家事全部押し付けてくるようなクソ男の確立99%だから。
大学での講義が終わったので、帰宅するために大学構内を歩いていた。
すると、1組の男女が向こう側からやってきて、近くの案内板を見るために立ち止まったかと思うと、私の隣を歩き始めた。
そして彼は「すみません」と言った。
他人と比較したことはないが、よく街中で道案内をお願いされることがある。
故に、道案内かな?行き先はどこだろう、自分の知っている場所かな?と思った。
しかし彼は以下のように続けた。
というのも、よくこの手の勧誘に声をかけられるからである。道案内かと思ったら勧誘だった、という経験を何度もしてきた。
何度もそういった人たちから話しかけられているので、すぐにお断りした。
それにしてもほんとによくわかんない人から変な勧誘を受けるのが多いんだが。
道案内かなと思うと、「聖書」「ヨガ」「占い」、特徴的なワードばかりが飛び出す。
一体私のことを何だと思っているんだ。
私はインキャで人生不幸そうに見えるのか?非常に不愉快である。
だから、そういった勧誘に当たった時はいつも、私の良心を返してくれ!と強く叫びたくなるのである。
私の良心を返してくれ!!
http://anond.hatelabo.jp/20170604204919
1183(寿永2)年、義仲軍は京都に入り、食糧不足もあって狼藉を続けた。京都にとどまった後白河法皇は後鳥羽天皇を即位させ、寿永二年の宣旨で頼朝の東国での支配権を認めるとともに、義仲軍の乱暴ぶりを口実にして頼朝の上京を要請するなど、政治力の強化につとめた。しかし、頼朝は東国の支配を固めるために鎌倉を動かず、かわりに弟の範頼・義経が上京し、1184(元暦元)年、二人は義仲を打ち破った。
義仲が京都で乱暴狼藉を働いたという記述があるのは、意外にもこの教科書だけでした。
兵糧不足のまま進撃して首都を占領しても、どうせ軍規が乱れて略奪しまくるぞというのは、日中戦争における南京事件(南京大虐殺)のことを言いたいのかなと思いましたが、それは深読みのしすぎかもしれませんね。どうなんでしょう?
また、これは下記の引用部分になりますが、頼朝が初めて上京したタイミングがいつだったかを明記しているのは、この教科書だけだと思います。
(この点はとりわけ山川の『詳説日本史』が最悪です。頼朝が西国での平家追討の仕事をすべて弟の範頼・義経らにやらせ、自分はその間ずっと鎌倉にひきこもって地盤を固めていたという基本的事項すらも把握できない書き方がされているんです。)
「頼朝は挙兵以来、北条氏や三浦氏などの東国の武士たちと主従関係を結んで、彼らを御家人として組織した。そして1180(治承4)年、御家人の統率と軍事警察を担当する侍所を設けて、有力御家人の和田義盛を別当(長官)に据えた。さらに1184(元暦元)年、一般政務をつかさどる公文所(のち政所)と問注所を開設し、実務に優れた下級官人らを側近にして職務を分担させるなど、支配機構の整備を進めた。
頼朝は後白河法皇の要請を受け、範頼と義経に平家追討を命じ、1185(文治元)年、長門の壇ノ浦で平氏を滅亡させた。後白河法皇は頼朝の権力拡大を恐れて義経を重用し、頼朝の追討を命じたが失敗した。逆に頼朝は、親鎌倉派の公卿・九条兼実(藤原兼実)らを朝廷の重要政務を担当する議奏につかせ、反鎌倉派の貴族を追放し、義経の捜索を名目に国ごとに地頭を置くことを認めさせた。さらに1189(文治5)年、頼朝は義経をかくまったことを口実に藤原秀衡の子の泰衡を攻め、奥州藤原氏を滅ぼした。こうして頼朝は東国や西国の多数の武士を御家人として組織しながら、主に東国の支配を確立していった。
1190(建久元)年、頼朝は挙兵後はじめて京都に入り、右近衛大将に任命され、後白河法皇没後の1192(建久3)年には、法皇の反対で就任できなかった征夷大将軍に任命され、名実ともに鎌倉幕府が成立した。」
当然ながら『詳説日本史』にも、侍所、政所、問注所、地頭というキーワードは出てきます。しかし、治承・寿永の乱とは別項に記述されているため、時系列が分かりづらくなっています。
それに比べて、この教科書は歴史の流れの中にキーワードを配置しています。だから、時系列に即してこれらの言葉の意味を理解することができるはずです。
結びが「名実ともに鎌倉幕府が成立した」という記述になっているのも、味わい深いです。
鎌倉幕府の成立が何年かという論争を垣間見ることができます。名目的には1192年に幕府が成立したと言えるが、実質的にはそれ以前から幕府の政治機構ができあがっていたというニュアンスを含ませているのでしょう。
あとは、上記引用中の「義経の捜索を名目に国ごとに地頭を置くことを認めさせた」という記述が最高にクールです。
一般には1185年、義経の捜索を名目にして守護・地頭が設置されたとされていますし、国ごとに置かれた役職が地頭ではなく守護だと暗記している人が多いんじゃないでしょうか?
例えば山川の『詳説日本史』はそうなっています。それによると、頼朝は1185年に「諸国には守護を、荘園や公領には地頭を任命する権利」を獲得したとされています。守護は「おもに東国出身の有力御家人」から選ばれて「原則として各国に一人ずつ」任命され、「大犯三箇条などの職務を任とし」て国内の御家人を指揮統率し、とくに東国では在庁官人を支配することで「地方行政官としての役割も果たし」ました。いっぽう、地頭は「御家人のなかから任命され、任務は年貢の徴収・納入と土地の官吏および治安維持」です。「頼朝は主人として御家人に対し、おもに地頭に任命することによって先祖伝来の所領の支配を保障したり(本領安堵)、新たな領地を与えたりした(新恩給与)」わけですが、このことが御恩と奉公の関係となって封建制度の基礎となりました。
ところが、三省堂の『日本史B 改訂版』(日B 015)によると、ここの説明がこれとまったく異なります。私が先に引用した項では、1185年の出来事として守護の設置には言及せず、地頭の設置だけが記述されています。しかもその"地頭"は国ごとに置かれたものだとされているのです。
私は最初にこれを読んだとき、わけが分からなくて混乱しました。それでがんばって自力で調べてみて(独学なので苦労したナァ)ようやく理解できたのですが、1185年の文治の勅許で守護・地頭が置かれたとする『吾妻鏡』の記述には疑いがあり、実はこれがかつて学者の間でも論争になったテーマだったらしいのです。
1960年に石母田正が新説を発表したのですが、おおざっぱに言うと、新説では、この時点で置かれたものが守護・地頭ではなく、地頭(国地頭)だったとしています。それはわれわれが普通一般に知っている地頭(荘郷地頭)とは異なり、一国を統括する強大な権限を持つ存在です。この国地頭はすぐに廃止され消滅しましたが、守護の前身となりました。
三省堂の教科書は、次項でそのことが説明されています。頼朝がはじめは国ごとに"地頭"を派遣して荘園・国衙領のいずれからも兵糧米を徴収させていたこと、そのやり方がひどすぎたから反発を招いて、以後は"地頭"に代わるものとして守護を置いた、という記述になっています。またこれに続いて、頼朝は「荘郷地頭と呼ばれる地頭を任命し」、平氏没官領や謀反人の所領跡で「年貢・公事の徴収、治安維持に当たらせた」としています。
このように、三省堂の教科書では、「国地頭」と「荘郷地頭」をはっきりと区別しているのです。
実教出版もこの新説を採用しています。こちらも合わせて読んでおくと、国地頭のことが大変よく分かります。東京出版は本文の記述が旧説に拠っていますけど、欄外では国地頭が惣追捕使とならび、守護の前身として存在していた話をちょこっと説明しています。これらの教科書は「国地頭」論争の成果を取り入れており、学問的に誠実だと思います。
それに対して山川の『詳説日本史』は旧説を採用し、1185年に守護・地頭の設置が認められたとする断定的な記述になっています。これが他の教科書とのあいだに無用な矛盾を生じさせているのです。私と同じようにこの点につまづいて、困惑してしまった高校生が少なからずいるんじゃないでしょうか。
なお、山川の参考書『詳説日本史研究』にもこの新説の紹介はありません。同社『日本史B用語集』には「国地頭」という用語が掲載されていて、そこでは一応説明がされているんですが、あたかも国地頭が荘郷地頭の前身だったと思わせるような記述です。
地頭(じとう)⑪:1185年、頼朝の要請で後白河法皇は諸国の公領・荘園に地頭を設置することを認めた。当初は1国単位に荘園公領を支配する国地頭を設置したが、まもなく平家一族の所領として没収された平家没官領と謀反人跡地に限定した荘郷地頭となった。しかし、公家・寺社の強い反対で、一時縮小、承久の乱後に全国化した。任務は土地管理、年貢・兵糧米の徴収、治安維持など。
ですが三省堂・実教出版・東京書籍の教科書によると、国地頭はむしろ守護へと発展的解消を遂げたという記述なんですから、『日本史B用語集』のこの説明とはやはり若干の矛盾が生じています。
「国地頭」を教科書に載せている上記の主要3社の文脈に従うなら、この用語を独立の項目として取り扱うか、せめて「地頭」の項目じゃなく「守護」の項目にいれて取り扱うべきじゃないでしょうか。
(追記 これはインターネット上の情報なので私は未確認ですが、現在は『詳説日本史』にも国地頭が掲載されているそうです。近年改訂されたんでしょうか。
予防線を張っておくと、私は高校で日本史Bを履修しなかったし、大学も理系に進みました。教科書を読んだのは興味本位にすぎません。
はじめに書いたとおり、最新版の教科書を持ってません。今回はてブでバズっていてびっくりしましたが、筆者は歴史学の専門家でも何でもないことをお断りしておきます。
再追記。id:HRYKtbykさん、確認をしてくださり感謝です。)
(追記2
複数の教科書を読み比べすることで、『詳説日本史』を読むだけでは見えないポイントが浮かび上がってきます。
『詳説日本史』では、前九年合戦・後三年合戦のところで、「これらの戦いを通じて源氏は東国武士団との主従関係を強め、武家の棟梁としての地位を固めていった」とあります。これが後の頼朝挙兵につながるわけですが、それは時代を経てからのことだから、教科書のページが離れすぎていて、この関連が把握しづらくなっています。
ここで例えば山川出版社『新日本史B 改訂版』(日B 018)のような他の教科書と読み比べてみると、『詳説日本史』がこの簡潔な一文を通して伝えたかったことを理解することができるのです。(上述参照)
つぎは例えば、貫高制・石高制を見てみましょう。
『詳説日本史』によると、戦国大名の性格は次のように説明されています。戦国大名は「新たに征服した土地などで検地をしばしばおこなっ」て、それにより「農民に対する直接支配」を強化しました。そして国人や地侍を取り込むため、貫高制を導入しました。これは戦国大名が彼らを「貫高という基準で統一的に把握」して軍役を課す制度でした。それでここからすこし時代を下り、別のページで豊臣秀吉の太閤検地を説明しています。太閤検地により石高制が確立しました。それは「荘園制のもとで一つの土地に何人もの権利が重なりあっていた状態を整理」し、「一地一作人」を原則とするものです。農民は「自分の田畑の所有権を法的に認められることになった」わけです。
このような記述だけでも表層的な理解はできると思いますが、実教出版『日本史B 新訂版』(日B 014)は、貫高制について「荘園の複雑な土地制度は貫高に組み込まれ、大名の統一的な国内政治を推進」するものとしています。『詳説日本史』ではせいぜい石高制と荘園制の関係しか分からないでしょうが、本書はこのように貫高制と荘園制の関係を明示しているのです。
この視点を最もわかりやすく記述しているのが、三省堂『日本史B 改訂版』(日B 015)です。本書は貫高制、石高制、荘園制の全部を一つの項目に入れて記述しています。それによると、秀吉は太閤検地を行い、「戦国大名の貫高制にかわって、それを発展させて全国に広げた石高制」を導入、その結果「荘園制を完全に崩壊させ」ました。このポイントを把握しておけば、中世から近世への社会の変化を、土地の一元的支配の確立、荘園制の衰退・消滅という視点で見ることができます。本書の特徴は、貫高制・石高制をともにこの視点から語っていることと、しかもそれが荘園制を「完全に崩壊させ」たと言い切っていることです。
ちなみに、東京書籍『日本史B』(日B 004)では、石高制を「近世封建制の体制原理」と書いています。これがまったく新しい制度であることを強調しつつ、近世という言葉を使ってその射程を江戸時代にまで広げているのです。)
ニャートさんが付き合いたくない、結婚したくない男の特徴について書かれていた。自分に譲ってくれない男とは結婚する意味がないということだ。これはとても納得がいくものであった。男の一人として、私もニャートさんのように極端にメンタルや自尊心がが弱く裏返しとして被害者意識が極端に強く自分は何も求めてませんって顔をしながら実際はあれこれ相手に求めまくってるのにそのことをあんまり認識してないような人はお断りしたいと感じるからだ。彼女は自分に合わない男性をよく理解していると言えよう。現実においては複数の男性から告白されてつきあっているあたり、ニャートさんは魅力的な人なのだろうし現実ではいろいろ耐えて頑張っておられるんだろうなってのはわかる。ネットに多数いる、そもそも誰とも付き合ったことのない人たちよりはるかに優れた人なのは間違いない。ただ、おそらく現実における彼女とネットにおける彼女のキャラの間には、大きく乖離がある。ネットにおいてニャートさんは自分の弱さを前面にさらけ出して私はこういう人間だから優しくしてねっていう重すぎる内面を明らかに出しているが、そんな女性は最初から、ニャートさんが言うところの自己愛が強い男性は寄ってこない。おそらく現実においてそういう面は表に出さないように努力されている。しかしその努力故にニャートさんに一番合わない男性が引き寄せられるのではなかろうか。ネットで見るニャートさんは自尊心も自己主張も強い人だ。いつも、勉強不足で根拠も不十分なのに、自分の考えを正しいと信じて暴走気味の長文を書いておられる。地頭が良く、人に訴えかける記事をかけるところは素晴らしく、後は一方で必要十分なところまで勉強を継続ということが出来ないという根性や忍耐のなさを補ってくれるパートナーがいれば今よりずっと彼女の人生はマシになるのだろうと感じる。だが、そういう要素はおそらく現実では全く表で表現できないのだろう。 彼女の本質はおそらくネットでしか発揮されない。だから現実においては常に人間関係でミスマッチをおこし、その不満をネットに書き連ね、ネットでのみ共感を得て、だんだん勘違いを強めていく。 今のままなら、数年立っても彼女は今いる位置から悪くなることはあっても良くなることはないだろう。 時々何かあれこれやろうと呼びかけるも挫折し続けてだんだんネットにも失望していくのではないかと心配になる。せめてネットだけでいいからもうちょっと楽しむことを覚えればいいのに、なんだか女性は幸福アピールしている人より不幸アピールしてる方が共感を得られるのか、そういう人ばっかり目につくのでなんだか気の毒なことだ。