はてなキーワード: 都市部とは
7-8割の日本人はこんな感じじゃね?人によって多少ブレや濃淡がある感じで。
この辺を基本軸にして特定のアジェンダをリベラルな方に傾けてみるとかの調整すりゃリベラル派ももうちょっと支持されるだろうに、ソーシャルジャスティス全部乗せみたいな極端なことやってるからそっぽ向かれるんだよな。
- 夫婦別姓に賛成だけど自分は同姓にする
- LGBTの権利を認めてあげるべきと考えてるが、子供がLGBTだったらショック。Xジェンダーは認めないし、チ〇コは切れ
- 女性の社会進出には賛成だが、フェミニストは嫌いまたは見下してる
- 移民に賛成。ただし中国人、朝鮮人、イスラム教徒以外の知識層のみ歓迎。犯罪者や無職は去れ
- 外国人参政権は反対、選挙権欲しけりゃ帰化しろ
- 女性天皇は賛成、女系は反対
- 原発賛成、造るのは都市部から離れたところで
- 死刑賛成、法務大臣仕事しろ
- 米軍基地はあっても良いけど思いやり予算は廃止しろ
- 自衛隊は合憲、核兵器も保持すべき
- 憲法9条はお花畑、攻めるも守るも協力するも自国の判断ですべき
- 憲法は時代に合わせて柔軟に改正すべき
- ロシアは悪、ウクライナを救え
- ハマスは悪、イスラエルも悪、中東やアメリカとの関係を踏まえてこっちは我関せずで
- 中国とは仲良くすべきだが、常に自由主義陣営一丸での牽制は必須。体制崩壊して民主化がベスト。共産主義は滅びるべき
- 会社がケチなのが不満だが、労働運動で賃上げするのではなく転職して給料上げる
- MMTは幻
- 統一教会、創価学会、その他諸々新興宗教は滅ぼすべし
- 外国資本の不動産取引は制限をすべき
- 民営化には肯定的だが水道局の民営化はNG
- 年寄りに社会保険料をこれ以上費やさないで欲しい。安楽死には賛成
- 子育て支援はありがたいが、商売上手のNPO団体に公金が流れるのは嫌
- 研究開発費の予算をもっと増やすべき、自然科学限定で。社会科学はどうでもいい、特に社会学や政治学は無くても良い
当たり前だよね
都市部には娯楽(はてなでいうところの文化資本)がたくさんあるからセックスの優先度低いし
田舎には文化資本がないからセックスくらいしか娯楽がないし、ろくな仕事がなくて所得も低いからパートナー見つけないとセックスもできない
「いや、地方にもちゃんと文化はある。君の言ってるのはエンタメ的文化だ」
みたいなこと言ってるやついるけど
次にほしいのはアイデンティティね
せめてほしいのが遊び
これも幾つかに分かれると思う
・芸能
・娯楽施設
・観光資源
100万人とか人口が居てようやく成り立つ代物ってのはあるんだ
これはあったらいいなと思うけど、無い物ねだりが過ぎる
遊ぶところがない、昔はそこそこあったという現実がある
レジャーの減少や、娯楽のデジタル化・インドア化、不景気、少子化などによって
あったとしても、自分とは繋がっていない
せめて素敵な観光資源があれば誇れるんだろうけど、多くのベッドタウンにはそんなもんない
これらも、地元では繋がっていたとか、昔は名産があったとか、地域の色があったとかあっただろうけど
遊びがないんだ、生きるのに必ずしも必要じゃない何かがない
東京のいいところは、個々人は薄いんだけど、人数が多いから変なやつ・変な店・変な施設がたくさんあるところだよね
あと町ごとに結構色があるのもいい
Apple Watch買ったんですよ。
わたし自身は普段全くお金を使わない性質で、休日は図書館とか散歩とか行くだけだし、家族も友人もいないから交通費もかからないような、そういう人間なので勝手にお金は溜まってくんですね。でも使わない。使う機会がないから。
で、なんの間違いかフラッと立ち寄ったビックカメラでApple watch買ったんですよ。
というか店員さんがグイグイきて買わないって言えなかった。
うわー無駄遣いしたーって会計終わって早々後悔したけど、でも使ってみると意外に良いんですよね。
アラーム設定すると小さく震えて教えてくれるし、仕事中こっそり株価も見れるし、suica使えるし、つけるだけでそれなりにカッコよくキマるし。
ちょうど孤独だったので、なんだか脳が段々愛情を向ける対象として認識してしまって、かっこいいウォッチバンドを買って着飾ったりフルカバーのゴリラガラスのフィルムを買って液晶用ウエットシートも買って丁寧に拭いたりした。
この時点で、Apple watch本体を除いても月に使う雑費を余裕でオーバーしている。普段ならありえないことだ。
それなのにさらに、Apple watchを置いている棚にApple watch用の台座を用意したくなって都市部に出て雑貨屋巡りをして、潰れかけのマライカで石のミニコースターっぽいのを買った。5000円。お昼ご飯20回分。やべえよ。エンゲル係数爆上がりだよ。(?)
でも愛おしいのでもっと金を貢ぎたくなる。Apple Watchの為の交換用バンドも増やしたいし台座の上に置く充電台ももっとおしゃれなのにしてあげたい。欲望が止まらない!!!!
今Apple watchはわたしが用意した台座の上でちょんと鎮座している。犬みたいに懐いたり、猫みたいに膝に乗ったりはしない。ただいるだけ。
なのにこんなに愛おしい。
こんなに愛おしいのにバッテリー1年半ぐらいしか持たないらしいと聞いてしょげてる。
ハムスター並に短いじゃんふざけんなよ。
どうしよう壊れたりしたら。
そうしたらわたし大泣きすると思う。
自分(30代後半男)もフルリモートで家族の都合で田舎に戻り、同じような悩みを最初もっていた、しかし、数年住んで慣れたというか田舎(県は地元だが馴染みない地方)も悪くないなと思った。その観点とまだ歯がゆい部分を自分の振り返りも兼ねてシェア。正直20代〜30前半のイケイケのときに田舎リモートは趣向があわないとキツイと思う。
住んでる場所は東京から新幹線とローカル線を乗り継いで3〜4時間くらいのところ。田舎レベルは同じかな?(車で1時間くらいで映画館がある、スタバも1時間)
道の駅が近いから旬の謎野菜をどう料理するかが楽しいよね。地域に根付いた食生活はひとつの文化だな〜と思う。
リモートワークの一部のブルシット・ジョブで荒んだ気持ちが、散歩して雄大な景色で逓減される。家から出たら自然がストレスを解放してくれる。これは全然気づかなかった。知り合いの畑の手伝いも以外と楽しい。生を感じる。(本腰で畑の人は大変だろうが)
これがデカい。東京水準給料で田舎に住む安心感。地方は地方の平均年収にあわせて生活できるようにな収束している。余剰があるというのは精神衛生上よい。まあ地方ネイティブだと選択肢が狭まりつらいから子供は大学は都市部に出てほしいが…。(そのためにお金を貯める)
個人的に良い。海外旅行では美しい地方にいって現地の文化を知りたくなることがある。しかし文化についてはどの地方にもそれがあるもので、居住者としてそれを再認識できるのは大きいかも。これは地方都会関係ないかもな。ただ地元でも知らなかったことが多くびっくりだよ。人間ミクロなこと知らずマクロのいいとこどり(ともすれば偏見)で生きているわと再認識。定年後郷土史を編纂する気持ちもちょっとわかるわ。まあ比較文化はやり辛い(後述)
・旅行に行きづらい
近隣は車でいけるが、遠方には東京経由で新幹線、飛行機に乗る必要がある。東京まで移動する時間を考えると二泊三日の休みをとらねばいけない…。(こちらはフルリモートだからどうとでもなるが家族の都合と合わせる必要あり)
海外旅行も東京にいたころは3日4泊で帰社→羽田空港→旅行羽田から家に帰らず出社ができたが今は無理だなあ 体感アジアがヨーロッパくらい遠くなった。比較文化がやり辛いのもここ。ただ本は通販で手に入るのでそこは甘えも。旅行の表面的になぞった知見で地方の文化なんてわからないし。
・イベントに気軽に参加できない
ライブハウスのインディーズバンドとか上野や代々木公園でよくやってる各国フェスとか(元増田の場合ミニシアターかな)、近場だったら行きたいけれどわざわざそのために新幹線のっていくかなあ〜と思うといかなくなる
まあ絶対行きたいやつは新幹線乗っていってるからそこまで不満でもないけれど(家賃の安さを交通費に転嫁して東京にいく)
やはり大都市圏にはかなわない!エスニックが好きだが、韓国中国ベトナムタイネパール以外はないかな!しかもオーソドックスなものしかないから各国地方の料理はなかなか難しい!いわんやアラブ料理、アフリカ料理(田舎でも北関東は豊富だけどね)
良くも悪くも同調化社会。平均であることがよい価値観。子供が平均から外れていたらツラい思いをさせてしまいそうで申し訳ないよな〜自分も浮いててつらかったし。その場合、田舎生活で浮く金を貯めておきなんとかしようとは思う。
行きたい展示をまとめてはしごしたり、出社のついでにいったり。(ただ東京付近に限る。千葉の国立歴史民俗博物館にいきたいがそうなると旅行になる)
・居酒屋が少ない
車社会だしね〜。飲み屋で知らん人と意気投合してぐだまける東京の下町は楽しいが、次の日の後悔もあるし、県庁所在地や観光地いけば移住者がやってる飲み屋もありそこで話せるだろうしまあいいかな〜 東京の下町のそういう居酒屋で地方から来ましたトークは話題のフックとして良い。
重要だが、これは人それぞれ…。自分は東京の友人関係をなんとか継続しつつ、家族の友人たちと仲良くしようとしている。余談だが、東京の友人たちからするといつ自分が来るか読めないため、逆に自分が東京の友人たちとの会合をセッティングするハメになった自分は本来誘われ待ちだったが、誘うことになれてしまった…(会合の機会も増えた)
結局日本の半数以上は地方に住んでいてその目線でニュースや政治を意識できるよかったが、結局東京の会社のリモートなので所詮他人事かもしれぬといった当事者意識がある。子供が大きくなったら違うかも。
ケチケチせずに土日に東京(ないし大都市圏)に遊びにいけばいくのがよい。東京の水準の給料で田舎の物価(≒家賃)なら月1,2はいけるはず。
ただ平日は諦める必要があるし、イエまわりの用事があって土日が潰れることもあるから、若ければ田舎フルリモートを恨むのも納得できる。
2、3年前から夏場の日傘を導入してマジでサイコーって感じなんだけど(30代男性)、最初にお前らを信じて買ったモンベルのサンブロックアンブレラ、あれは1回広げちまえばまあまあ良いんだけど、いちいち骨をぽきぽき折り畳みしなきゃいけないのが面倒すぎる。一応晴雨兼用だけど雨の日はびしょびしょで最悪だ。
たぶんこれはあくまでもアウトドア用であって、頻繁に電車に乗ったり降りたり建物に出たり入ったりする都市部での日常使いには微妙な気がする。
あと持ち手の部分が微妙に固定されてないというか、持ち手をしっかり保持しても柄がゆらゆら動く感じがしてちょっと疲れるな(これは個体差かも)。
まあ5000円台ならこんなもんかという感じでお蔵入り。
そんなわけで今夏はどうしようかと思ってたんだが、色々見たり調べたりしてEuroSCHIRMというブランドの折り畳み傘に行き着いた。
EuroSCHIRMのLight Trek Ultra UV、これはかなり良い感じ。モンベル同様アウトドア用なのでユニセックスなデザインだし、ぽきぽきの要らない手開き式でめっちゃ軽い(175g)けど、この間の暴風雨でも裏返ることなくしっかりしてた。それでいて直径はモンベルと同じ98cmなので使用感もほぼ変わらず。
8500~8800円とそこそこ値は張るがそれに十分見合った性能だと思う。
気に入ったので自宅や近所で使う用に長傘(Swing Liteflex Umbrella UV)も買ってしまった。
たぶん中華製で探せば似たようなスペックでもっと安いやつがあるかもしれないが、大手アウトドアショップで取り扱いがあるという安心感も決め手になった。
詳しい人は他にも良いのがあったら教えてくれ。サンバリアの評判が良いのは知ってる。
これももう散々言われてると思うが日傘はマジでサイコー。まあ外を移動する時にずっと日陰を連れ歩いてるようなもんだしそりゃサイコーだわな。
フェスとか屋外イベントで日にあたって帰った後特有の疲労感ってあるじゃん。あれがめっちゃ軽減されてる感じがするのよ。でも人混みでの使用には気を付けような。
日傘で上からの熱を遮ると地面からの照り返しがより際立って、こりゃ地面に近くなる犬や子供はしんどいわな…というのが身に染みて分かるようになったし、うちの犬や子供のことを夏場きちんとケアしてあげようと改めて思った。うち犬も子供もいないけど。
いや、自分もポキポキ式は軽量化のためだろうと思ってたし実際そうなんだろうけど、最終的に行き着いたEuroSCHIRMはポキポキしないのにモンベルの200gより25g軽かったので、今までのポキポキは何だったんや…という思いと共にこの増田をしたためたってワケ。もちろん材質やら何やらの違いはあるんだろうけどその辺はよう分からん
20年くらい前の折りたたみ傘はポキポキするのがデフォルトだったのでモンベルのやつも違和感なかったんだけど、30代だとわからんか...
いや普通に分かるけど。
非ポキポキ式や自動開閉式が主流な中で今時日常使いでこれはめんどくね?って話であって知らないとも分からないとも言ってないんだが、書いてないことを勝手に読み取るのやめてもろてええか
え、待って……
ほんまや……
じゃあなんすか、俺は皆のより70gも重い「55」をずっとポキポキやってたってことすか(WANIMA)
なんかブコメと噛み合わないなと思ったんだよな。
でもよく見ると「50」は一回り小さくて20デニール、「55」は75デニール+シルバーコーティングなんだな。UVカット効果は同じくらいみたいだけど遮熱・遮光効果がどれくらい違うのか気になるな。両方使ったことある人はぜひ教えてほしいぜ。
でも「本数がちょっと増える」などと言っているのは少し、悪意がないのだとしても作為を感じる。樹齢数十年の樹木と数年の若木とでは、全く違うものだ。二酸化炭素の吸収量、木陰が作るヒートアイランド現象の軽減能力、近隣の人たちが一緒に育んできた時間。そういったものは、取り返しがつかない。どうしても数値が必要なら、樹木は「トン」単位で語るべきである。
もちろん、老齢の樹木が弱って突然倒れたりする危険があるので、都市部の街路樹は定期的に若くて元気な木に更新していくことが望ましい。だから一切手を加えるべきではないなどとは、もちろん思わないけれども。
「○○トンの木を切ります。代わりに○○トンの木を植えるので、少し増えます」と何故言えないのか。どうしても、そこに欺瞞を感じざるを得ない。
例えば、
「田舎に帰省したら、親戚の男は酒ばかり飲んで騒ぎ、女が配膳をさせられていた。祖母にそうするように命令された。」
「夫の趣味だった模型やおもちゃを、妻側の圧力で売ったり捨てさせられざるを得なくなった。」
こんな話でいう妻側の意見。
問題のスケールは様々だが、もっと大まかに単純化するとどうだろう。
都市部に対する地方側の意見。自由人に対する義務・家族側の意見。進歩派に対する保守側の意見。
ネットで「こんなひどい風習・因習・無理解・野蛮・悪癖があった!」と指弾され、まとめサイトやブログやコメント欄で指弾され、そして反論なり再紹介の機会もないまま事例そのものが風化し、風評だけ(九州は女性差別的だ、女性はオタクの敵だ、etc)がこびりついていく。
私はぜひとも、この、現代社会において「燃やされ、非難され、捨てられる側の意見」を具体的に知ってみたい。
それも、何ら脚色なく、思いのままに語られたそれが記録され、ネット上で指弾糾弾される勢いではなくゆっくりと着実に読み解かれるべきだろう。
少なくとも、まず絶対に、ネット上で発端となった書き込みやツイートそのままの言動ではなく、裏があるはずだ。
「こちら」なのか「あちら」なのか、どちら側でも良いが、とにかく一方の側の言論だけが拡散し、男性なり女性なりオタクなりフェミニズムなり、ある価値観だけの見方が支配することは、避けられるべきだ。
そもそも、ネット上で言論を構築しているのは恐らく一億二千万分の数百万人にすぎず、それ以外の人々は日々自分の生活を維持し続けるのに忙しく、ゆえに反論の機会もない。
ただ、どんな話題であれ一方の垂れ流しにし続けることだけは間違っているだろう。
AIに要約されると、感情というか、情念のようなものがごそっと抜け落ちて、熱が感じられなくなるな。
さらに100文字にしてくれと言うと「東大生の経済的背景は多様で、一部は裕福な家庭から来ているが、全員がそうとは限らない。特に地方出身者には大きな経済的課題があることを考慮すべきだ。」ってしてきたんだけど、これじゃものすごい一般論で、一瞬で流されて終わりだもんなあ。
国立大の学費の件は、Bさんのような学生には助成金を出すから問題ないのだ、と言われがち。だけど、助成金って恣意的に選べるから問題が多いんだよねえ。そこら辺もそう言った壁にぶつかったことのない人たちの発想だなと思いました。昔は大学運営側にわかる人たちがいたんだけど、今はそこすら固定化された階級の人々によって運営されているから、見えてないんだと思う。
って言うやつ、半分正しいよ。でも半分間違ってる。なんで半分かって、東大生の親の世帯年収1000万以上が大体半分だから。
2人の東大生を例にして比べる。
Aさん
男。埼玉の都市部出身。親の世帯年収1090万。私立小学校から都内の中高一貫男子校に進学する。親が教育熱心で、校舎が学校の近くにあるSAPIXや鉄緑会に通っていた。周りが東大を受けるので、自分もなんとなく東大を目指して無事現役合格。上智大出身の親には喜ばれる。大学には埼玉の実家から通う。週に2回、時給3500円の鉄緑会の塾講師バイトをしている。奨学金は周りも借りてないし、親にも何も言われなかったので借りていない。旅行好きで、年に数回海外旅行に行く。
Bさん
女。九州の田舎出身。親の世帯年収780万。小中と地元の公立校で、習い事はピアノと公文。高校は県内トップの共学公立校に進学する。家や学校の近くに校舎がないので予備校にも通わない。高卒の親には東大受験を反対されたがそれでも押し切って東大を志望する。高校は受験対策に手厚く、なんとか東大現役合格。月5万の奨学金を借りて進学を許される。2年間の家賃補助制度で3万円安くなった、6万3千円のマンションに一人暮らし。時給1150〜1500の飲食バイトや塾講師バイトを掛け持ちして週5〜7働き、たまに単発の派遣や治験もして、学費と生活費は自分で工面している。旅行好きで、バイトを休めれば年に数回国内旅行に行く。
実際の東大生のマジョリティはAさんである。進学にも塾にも苦労していない。しばしば、Aさんはアイデンティティや進路、モテないことに悩んでいる。(そのくらいしか悩める不遇がないんだろう)
一方、数%だが確かに存在するのがBさんである。なぜならBさんは筆者だからだ。(多少脚色を加えている)そして、東大がいま家賃補助制度の対象として増やそうとしているのもBさんのような学生、地方出身女子学生だ。
家賃補助制度は女子優遇と批判を受けがちだが、その実あれは反対派が捲し立てるほど良いものではない。対象は地方出身の女子学生、期間は2年間だけで、3万円支給されるわけでなく家賃が3万円差し引かれる。対象物件についても、あくまで大学が選んだ数十の物件から第10希望まで選んで抽選になるのだが、大抵は元の家賃が8〜12万かつ大学から1時間近くかかる物件も多く、「2年間、ちょい安でやたら遠い部屋に住む」ということになる。問題の根底は、地方出身の男子学生がよく格安の寮に住んでいる一方で、地方出身の女が入れる寮がほとんど無いことだ。
Bさんは週6回働いても、時給が3倍のAさんが週2回働くのと同じ給料しかもらえない。時給の高いバイトは大抵、高校時代に通っていた予備校や、中学受験の経験に左右される。Bさんは予備校OGでもないし、中学受験の勉強内容は特殊で、普通に公立中に進んだBさんは学んでいない。だからBさんは時給が安く、東大生の中での評判も悪い個別指導塾で働くか、激務の飲食バイトで早朝や深夜に働く羽目になる。東大生バフで時給1500円になる個別指導塾バイトは時間外労働が多くて、実質時給1250円程度、だから多くのAさんのような東大生は時給も待遇も良い家庭教師や準備時間にも時給が発生する集団指導塾を選ぶのだ。
Bさんは本来なら周囲の大人に「Bちゃんは頭がいいんだね」と言われながら、地元の県立大学心理学部に行くとか、短大に行って看護師になるとかが関の山だった人間だ。そうならなかったのは本人の才能と努力に加えて周囲の人間が比較的寛容だったからでしかない。優秀な両親の頭脳と社会的地位を受け継ぐAさんが難なくある程度良い大学に行けるのは本人の努力ではないとまでは言わないが、決して難しくない。持続可能な社会とはAさんの子供がAさんであるだけでは成り立たず、Bさんのように1世代で社会的地位が上昇する人間がいなければならない。
いまBさんは月8.5万のバイト代と5万の奨学金で53万の学費を支払い、月に使える生活費は9万。Aさんなら親が出してくれるかもしれない交通費も教科書代も、Bさんにとってはバカにならない。この時点でまず進学は不可能だ。学費が年10万上がると、月の生活費は8万円になる。帰省の交通費を出すので精一杯で、旅行には行けなくなる。
学費を年10万くらい値上げしたって平気だ。どうせ親ガチャSSR、勝ち組人生なんだろ。金持ちにはいくらでも払わせておけ。という言説は多くの東大生において確かに正しいが、それが当てはまらない東大生こそ、増やすべきなんじゃないのか。たとえBさんは自分の通ってる間に値上げがなくても、自分の苦労を思えばこそ、未来の自分と同じような学生の苦境を想像して、自分のような学生が将来減ってしまうことを想像して、値上げに反対しているのだ。Aさんたちはどうせ知ったこっちゃないだろうから、別に黙ってればいいけどさ、少しくらい想像力を働かせてくれてもいいんじゃないかな。
(追記:地方で世帯年収780万なら東大じゃなくても、旧帝大でも医学部でも行けるだろ、という意見に対して
個人の学歴やキャリアの問題としてなら分からなくもないですが、マクロ的に見ると、本来東大に受かる能力のある人が東大に行けないというだけで社会的損失だと思います。もちろん個人の問題としても、学費免除が使えれば/あと少し世帯年収があれば/あと少し地域間の教育格差がなくなれば/格安学生寮に住めれば/せめてあと10万円くらい学費が安ければ通えていた第一志望の大学に通えないというのは、残念なことです。また、Bさんタイプの家は「女は勉強できなくていい」と思っているので、たとえ隣県の医学部に入れるお金があっても、その代わりに県立大学に通わせて、余った金で新車の軽を買い与えます。学費値上げの話と直接関係しないので省きました。
ちなみにAさん、Bさんの例は色々脚色を加えてはいますが、それぞれの全体的なバランスは極めてリアルなものだと思います。
皆さんが指摘している通り、Aさんも決して特段「富裕層」というほどではありません。Aさんは親が教育に熱心で積極的に投資しているだけで、普段の生活は極めて普通の一般市民のものです。かつBさんも決して「貧困層」などではなく、少なくとも生活には困らず、そもそも大学に進めている時点で恵まれています。筆者は学費免除になる年収400万円以下の苦境で東大に進んでいる人たちを心から尊敬しています。
ただ、学費が値上げされて困るのは誰か、現状変更によって「今はギリギリ通えているがこれから難しくなるのは誰か」というだけの話です。)
(じゃあ例の有志たちみたいに表立って実名で抗議活動するかと言われると、下手に公安に目つけられたら将来国家公務員になりにくくなるのかな?とか考えるし、自分のキャリアを人質に取られてる気分ですね。。あ〜あ、東京大学の辛いとこね、これ)