はてなキーワード: チュールとは
弊社では海外の会社とも仕事をする機会があり、先日、外国人とマンツーマンで情報共有をオンライン上で行った時の事だ。
仕事の話はほぼ終わり雑談になった時に、コロナの規制が明けたら寿司を食べに行きたいよと俺が言うと
「寿司なんてただ切っただけの魚を載せただけの食べ物と日本人に聞いたが、何故、あれほど値段が高いんだ?
まぐろなんて刺身みたいに切っただけなのに、寿司の王様のように言われている。寿司が日本で特別な理由が分からない」
みたいなことを言ってくる。一体誰に?と聞くと、現地在住の日本人だという。
日本人として誤った理解をした外国人を放置しとくのもどうかと思ったので、実際には問答しつつも、以下のような事を説明した。
寿司、いわゆる江戸前寿司には切っただけの寿司種ってのは少ない。
まず、切っただけだと言ってる鮪からして切っただけではないから、情報として100%間違ってる。
お代が高いと感じる寿司屋で出される鮪は、殆どの店で何日かは熟成させている。ステーキを焼く前に、しっかりと管理して熟成肉を作る様に
鮪も長い店になると10日ほど、しっかりと管理しながら熟成をさせている。
熟成させた鮪の味はとても濃いが、その鮪を美味しく食べさせるための寿司飯を作る事も重要な仕事だ。
寿司飯が勝ってもダメ、鮪が勝ちすぎてもダメ、一つの料理として感じられないと良い寿司にはならない。
ステーキだって、熟成させた焼く時に、焼き加減、ソース、ガルニチュールまでワンセットで一つの料理になるはず。
それをただ肉を焼いただけといわれたらどうだ。それは違うってなるよな。
本当に何もしてないと思える様なウニの軍艦だって軍艦に巻くためのノリは、炭火で丁寧に炙って焼いてるんだよ。
安い種の代表である干瓢の準備なんて、筋トレを何セットもやるような肉体労働だし、完成までの手間はとても大きい。
寿司の値段は魚の高騰もあるし、高い土地代なんかもふくまれているけど、おまかせの15品くらいの調理にかかってる手間賃だって含まれている。高くないし妥当だよ。
刺身も同じで、刺身の王様のように言われる鯛も、天然物は何日か寝かせて出すのが普通なんだ。
魚は新鮮な方がいいってのは養殖物を扱う居酒屋の話で、熟成させる方が美味しいことも多い。サバの様に鮮度が命って魚もあるけれどな。
猟をしたあとの鴨なんかも、蛆が湧き始めた位が旨いと言われるが、それと同じなんだな。
日本で鯛が特別な理由は幾つかあるけど、主には赤い色が邪気を払う色として尊重されていた事と、鯛の習性による。
鯛と言う魚は、40年近く生きる上に、つがいで生息する珍しい魚なんだ。だから新生児の長寿祈願や、結婚のお祝いに相応しい魚として地位が高くなった。
まぁ、そんなことろだ。早くから海外にいる日本人は、まず日本人として未熟で、知識もない事が多い。正しい事を言ってるとは限らないよ。
こんな話をすることがたまにある。
海外に行って、海外の文化に当てられて出羽守化するのは結構だけど、日本の文化(政治、教育、経済などなど)を知らないまま嘘を教えるのは止めて欲しい。
自分は海外かぶれの無教養だから、何も知りませんで通して欲しい。
日本人だから日本の事を知ってると思ってる外国人に嘘を教えて回る。それは今どき話題の文化盗用なんかよりも、よっぽど文化を貶める行為ではないかと思う。
そりゃたまにはチュール欲しいだろうよ
今日は昼寝をした。目を覚ましたのはたぶん3時10分ぐらいだったと思うが、夢の中で起きたり、寝たりを繰り返すようなそんな感覚だった。私はいつものベッドにいて、ときおりうつらうつらと空間を移動してはベッドに戻ってきた。とてつもなく大きく、高いビルから飛び降りる映像と、風を切って落下していく感覚。誰かに口酸っぱく怒られていると、知らぬ間にベッドに戻っていて起きようとする。猫にチュールをやったり、撫でたりすると、またベッドに戻っていて起きようとする。そして、何度もとてつもなく大きく、高いビルから落下していく。本当の意味で目を覚ますと、うつらうつらとTwitterを眺めた。群馬県の板倉町。知らない町だ、と思った。知らない町で、まったく知らない人たちがこの瞬間も生活をしているということに、そのときはなぜか、とてもさびしい想いをした。それから、やたらにコーヒーが飲みたいと思った。