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2024-06-12

少女小説、もしくは「女性向けラノベ」とラノベ関係

言いたいこと:少女小説ラノベに含めても無視してもボコボコに叩かれる」という難しい状況がある。

女性けが省かれるラノベ150選

いま、ライトノベルオールタイムベストを選出する作業が進められている。

ラノベ社会に認められるためには、売り上げだけが唯一の評価である現状では差し障りがある。文化としての成熟には体系化と批評存在必須であり、その一歩としてたいへん意義のある活動と言えるだろう。

その暫定的な成果であるラノベ150選が先日公開された。

あくまで叩き台であり、作品数的にもより拡張した形を目指していくようだが、現時点でも各年代に目の行き届いた、ラノベ歴史の流れを俯瞰できる内容となっている。

ただ、この手の企画はどのような基準で選んだとしても、あれがないこれがないという不満はどこかから出てしまものだ。ラノベ150選も例外ではない。

その中で今回特に目についたのが、「女性向け作品がない」という声だ。

これに対する企画者の返答は、女性向け作品については単独ガイドブック等が先行して存在しているから、というものだった。

合理的判断だと思うのだが、これでも納得していない人は多い。少女向けをないがにしろにするのか?と憤慨し、容赦なくボッコボコである

増田は、ライトノベル少女小説(もしくは「女性向けライトノベル」)の歴史のものについてはともかく、ライトノベル少女小説との関係性についてはちょっとした知識がある。

今のままでは企画者氏があまり不憫なので、これについて簡単解説しておこうと思う。

「ソノラマ・コバルト系」から始まったライトノベル

用語としての「ライトノベル」が誕生したのは、1990年

ニフティサーブSFファンタジーフォーラム内で増えてきたある種の若者向け小説話題を別会議室独立させるにあたって、管理人神北恵太氏が命名したものである……

といった事実は、ラノベ史ではすでに常識と言っていい情報だ。

もちろん名前はそうでも、ジャンルとしてのラノベ自体が90年に突然生まれたわけではない。起源をいつとするかは諸説あるものの、ラノベ作品はそれ以前から存在していた(存在命名の順であってその逆ではない)

そのようなラノベ小説群は「ライトノベル」が定着する以前には、個人コミュニティごとにさまざまな呼ばれ方をしていた。そのうちの一つに、ジャンル代表的レーベルから取った「ソノラマ・コバルト系」というものもあった。

言うまでもなく、コバルト文庫少女小説代名詞というべきレーベルである。つまり命名の時点では「ライトノベル」は少女小説(の少なくとも一部)を当然に含むような形で規定されていたということだ。

(ここでの「少女小説」とは当時のコバルト文庫ティーンズハート文庫などのことであり、たとえば吉屋信子や創刊直後のコバルトシリーズなどは当然ながら想定していない)

以後、他メディア化の機会などの関係男性向け作品の方が存在感はあったものの、ライトノベル(的なもの)は女性向けを含めたひと塊のカテゴリとして扱われていく。

2000年代に入り、語としての「ライトノベル」が一般に定着して以降も、この認識はそれほど変わっていなかったはずだ。

少女小説ライトノベルではない

この状況に大きな変化をもたらす出来事が、2010年代前半に起こった。

まずは2013年とある文学研究者ツイッターでこのような発言をしている。

少女小説ラノベそれぞれのジャンルについての価値判断を含んでいるとまでは言わないが、これが少女小説の側に立った発言であることはまず間違いないだろう。

少女小説ライトノベルではない。

それまでの一般的なラノベ定義史観を覆す、非常に大胆な主張である

ただ、一部のラノベ読者が過敏に反応はしたものの、この時点ではアカデミシャンとはいえあくまでいち個人の主張に過ぎなかった。

それが正式な形で世に出たのは、2014年のことになる。著書としての刊行である

この本で研究者氏は丹念に事実を積み重ねた論証により、まさに「少女小説歴史的にライトノベルではない」ことを証明してしまったのだ。

詳細は省くが、

少女小説戦前から少女文化独自伝統を直接的に受け継ぐ文学ジャンルライトノベル戦後マンガ文化等の影響から新たに生まれた新興の娯楽であり、その出自からして全く異なる別物である

ということだ。

この、市井オタクではとうてい太刀打ちできない完璧な形の少女小説ラノベ論の出現により、少女小説ラノベ派の多くは白旗を上げて沈黙することとなる。逆に、少女小説ラノベの枠内で扱われることに不満を感じていた少女小説業界関係者・読者は、我が意を得たりと快哉を叫んだ。

日本文学研究者による恐らく初めての本格的なラノベ論ということもあり、この本はもともとラノベ少女小説に興味のあった人間にとどまらず、幅広い層の人々に読まれていった。今やラノベ関連の研究ではほぼ必ず参照される一冊となっており、アマチュアでもラノベ定義歴史を語るなら必読と言っていいだろう。

これによりパラダイムが決定的に転換し、少女小説ラノベに含めるような人間は、もはやそれだけで時代遅れな「分かってないやつ」の烙印を押されるまでになったのだ。

フェミニズム的な意識の高まりにより、女性文化少女小説)の功績を男性側(ラノベ)が都合よく収奪してきた、という構図に気まずさを強く覚えるようになったのも、この傾向を後押しした)

この空気の変化は以前/以後と呼んでいいほどに劇的なものであり、刊行から10年経った2024年現在にいたっても、更新される気配は特にない。

少女小説ラノベでなくても

お分かりだろうか。

まり少女小説は「ライトノベル」ではない、というのは、もともと少女小説サイドが言い出した主張なのだ

現在では、ラノベ定義歴史との関連で(特に男性の論者が)少女小説に触れる際には細心の注意が要求されるし、実質的にはほぼタブーに近い。

企画者氏がラノベ150選から女性向けを除外したのも、世間のその暗黙の風潮におとなしく従ったという側面がやはりあるのではないだろうか。

加えて企画者氏の場合は、かつて不用意にレジェンド少女小説作家を「ライトノベル作家」と呼んで、少女小説から激しい批判に晒された当事者でもある。そのため今度は、なおさら慎重に配慮したつもりだったのだろう。本人としては。

結論として今回の件は、気遣いがすれ違ってしまった悲しい事例ということになる。

少女小説読者といっても一枚岩ではないし、自分はそんな配慮ぜんぜん嬉しくない。多数派がどれだけ否定していても自分少女小説ラノベに含めるべきだと言い続けるぞ。という人もいるだろう。その気持ちもよく分かる。

分かるが、少女小説ラノベに含めても無視しても必ずどちらかからボコボコに叩かれることになる、板挟みの苦しい立場のことも少し考えてみてはもらえないだろうか。

オールタイムベスト企画者氏は現在文化としてのラノベ保全のため「ライトノベル図書館」の設立計画を進めており、クールジャパン予算を獲得すべく自民党国会議員に働きかけている。ラノベオールタイムベストはその陳情材料にもなる予定らしい。

こうした活動文化的な意義を踏まえた上で、できれば多少の意見の相違は呑み込み、振り上げた拳をどうかそっと下ろしてはくれまいか……

という、無関係第三者増田からのお願いでした。

レスゾーン

長え! 一番言いたいことを最初に置いとけよ。

追加しときました。

核心部分が何で匿名やねん

はてな規約関係っすね

ラノベルーツの1つは少女小説である」と「少女小説ラノベである」は意味全然違うと思うが(後者を主張してる人いる?)

ラノベオールタイムベスト”に、ある少女小説を推すとした場合、(少女小説全体やレーベル全体ではなく)少なくともその作品は「ラノベ」で(も)あることが自動的に前提となるのでは。

逆に言うと、ラノベではないがラノベオールタイムベストに入れろ、は通らない。

逆になんでそんなに熱心に漫画しろラノベしろ女性向けのもの排除したがるのがわからんモチベが怖い。

排除ではなく、少女小説の側がラノベに括られることを拒否した運動があった、という話です。

クール・ジャパンから公金を引っ張るために少女レーベル未分化期を無視するのは仕方ないキリッ されて、納得は出来ないですけど………

リストから少女向けを除外した理由(と思われるもの)と、批判トーンをなるべく抑えてほしい理由は、別々に書いたつもりです。

wikipediaより「1990年初めにパソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジーフォーラム」において〜「ソノラマ・コバルト」などのレーベルから出版物に「ライトノベル」と名付けたことが始まりコバルト入ってるやん

はい

その話を本文に書いています

その、とある文学研究者って誰だよ。名前を出してくれないと分からないよ。2013年の事なら記憶にありそうなものだが思い当たる人がいない。

ツイートの件はともかく、著書の話を見ても心当たりがないなら、たぶんそもそも知らないんじゃないかな……

そんな知らん研究者お気持ちなんか知らんがな その研究者とやらが何言おうが150選選んだのはその企画者だろう

その「知らん研究者お気持ち」が定説化して力を持ってしまっているという現実があるのです。

 「女の扱いがわからいから透明にしておきました!」

たとえとして適切か分かりませんが。

ナンパ不快に感じるA子さんと、女をナンパしない男は無礼だと信じるB子さんがいるとします。二人のナンパに対する意識は、事前に外から判断できないものします。

この場合男性が取るべき行動は、ナンパをするではなく、ナンパをしないになるのではないでしょうか。

後者消極的不作為に過ぎませんが、ナンパ行為はA子さんにとって積極的な「加害」となるからです。

2022-06-03

anond:20220601005940

20年くらい前にマリみて読んだけど「昔(明治?)からある吉屋信子じゃん」とおもってそれそのまま言ったら男友達に絶交された

どっからどう対応していいかわからんのよ

まあ…ロマン目当てで恋愛するのと

結婚で戦友と肩組んで社会と戦うのと

自分の中では完璧に違うレイヤーで行うもの少女漫画少年漫画)だし

両方楽しい楽しいけど前者はあまりロマン売る商売でもない実在人物にたいして発動しないほうがいいとおもってるしお寿司

2022-03-01

anond:20220228215357

たまには吉屋信子先生のことも思い出してあげてください……。


はいエスとか聞き及んでおります

 

ので、元記事では *近年の百合の勃興* と近代をつけさせていただきました。

少女文学少女漫画も、かじった程度でしか把握できていないのですが、エス小説系譜は少なくとも昭和50年代あたりではいったん途切れていた印象だったので、そう書かせていただきました。

 

コバルト文庫などの少女向け小説炎の蜃気楼なんて素敵にジャパネスクハイスクール・オーラバスター丘の家のミッキー破妖の剣姫神さまに願いを、など男性主人公だったり、女性主人公であっても男女の恋愛ものだったりで、マリア様がみてる刊行されるまでエス的な作品はあまりなかった印象です。

あ、でも新井素子さんの星へ行く船レイディとあゆみにはなんかそんな雰囲気があったようななかったような……。

 

少女漫画はなかよしりぼんちゃおいずれも、登場人物少女同士の友情はあっても友情まりで、恋愛対象はいずれも男性のものだけだった記憶です。

例えば、星の瞳のシルエットとか個人的には当時の少女漫画の名作だとは思いますし、香澄ちゃんと沙樹ちゃん、啓子ちゃん、真理子ちゃん親友ではありますが、親友まり百合とかエスとかの雰囲気も感じられないと思います

エイリアン通りやそのスピンオフCIPHER、ALEXANDRITEなどもエス的なお話はなかった記憶です。ただ、うっすらとBLちっくなものはあった気はします。

いずれも素晴らしい作品であることは間違いないですが、エスとか百合とかではないような。久しぶりに読み返したくなってきた。

 

なので、 *近代の* 百合の勃興となると、やっぱりマリア様がみてるになるんじゃなのでしょうか。

2022-02-28

anond:20220226230201

たまには吉屋信子先生のことも思い出してあげてください……。


女同士の友愛もの戦前からあって、マリみてもおそらくそ系譜だと思うのだが、現代百合はそれとは似て非なるもの感があってファン層違っていそう。


薔薇最初からゲイのための創作分野。今のボーイズラブ薔薇とは関係ない。少年愛テーマとしたお耽美からジュネが生まれBLになったんだけど、これまた真っ直ぐ繋がっているのではないみたい。

2020-08-17

少女小説」を愛するということと、その忘却について

 少女小説が好きだ。

 戦前吉屋信子氏に代表される「少女小説からまり時代の流れのなかでいちどは途絶えそうになるものの、70年代後半にやはり「少女小説」を愛していた氷室冴子さんをはじめとするコバルト文庫作家さん方によって再び脚光を浴び、2020年まで連綿と息づいてきた少女小説が、好きだ。

 昔からずっと変わらず月が愛でられてきたように、百年前から変わらず「少女小説」を愛しているひとたちがいる。そんな長い歴史浪漫の一端に、きっと私もいるのだろう。

 青春時代、「少女小説」というひとつ空間のなかで、ひそやかに繰り広げられてきた世界に没頭し、陶酔し、生涯大切にしようと胸の前でそっと本を抱えながらその思い出を心の奥底にある宝箱のなかにしまったのだ。

 私が初めて少女小説を読んだのは、中学生の頃だった。学校図書室で、静かに置かれていた『シュガーアップルフェアリーテイルシリーズを偶然手にして、優しく柔らかに、そして美しく描かれる銀砂糖師と妖精たちの世界に魅了されたのだ。そこから、『ヴィクトリアン・ローズテーラーシリーズや、『おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ、『英国マザーグース物語シリーズ、『彩雲国物語シリーズなどなど、様々な少女小説に手を出した。あるときには、とある少女小説作家の方に、人生で初めてのファンレターを送ったら、返事が届いた。今もその手紙は、机の引き出しの奥できらきらと輝き続けている。そうした読書体験を含め、少女小説を心から愛している。

 とはいえ、たぶん。現在の若年層は、そもそも少女小説」という言葉を知らないひとも増えているのだと思う。実際、私(※大学生)の周りでも、「少女小説」という言葉を知らなかったというひとは多い。コンテンツに溢れた世の中で、他作品よりも目立つことの難易度は、どんどんと高くなっているのかもしれない。だが同時に、「キャラ文芸」あるいは「ライト文芸」といわれるような作品群や、Web小説なかに少女小説文脈はいまも引き継がれているのだとも思う。

 ある言葉の持つ意味時代と共に少しずつ変化することがあるように、時代に合わせて本もまた少しずつ変化していくのだろう。だから、そうした時代の変化を悲観する必要はないのかもしれない。けれどやっぱり寂しい気持ちもあり、もっと沢山のひとに「少女小説」という存在を知ってほしいと思ってしま自分もいる。

 「小説家になろう」発のWeb小説や、「ライトノベル」という言葉の定着によって、昔なら「少女小説」と呼ばれたかもしれない作品群も、「Web小説」や「女性向けライトノベル」という枠に入ることも増えつつある。その結果、「少女小説」という言葉が再び「知る人ぞ知る」ものになりつつあるのだろう。名前が変わっても、物語が描き出すもの自体は何も変わらないのだから、繰り返しにはなるがきっと悲観することではない。それでもやっぱり、どこか寂しい。その思いから、筆を執った次第である

 「少女小説」という言葉に執着する必要はないのかもしれない。前述したように、物語が伝えたい想い自体は、変わらず在り続けているのだから

 それでも、百年前から愛されてきた、そして私が愛した「少女小説」を、再び世に広く知ってもらえる未来が来ることを祈っている。

2019-06-03

anond:20190603075540

横だが、百合の表層的な歴史なんてちょっとぐぐっただけで分かるやん

吉屋信子とかさー

その頃からの長い歴史を指して「女性によって発展」と言われてるんだろうに

2009年からイベント持ち出すの最近過ぎだろ

2019-02-16

百合ジャンル歴史現在 後

承前

https://anond.hatelabo.jp/20190216024920

 そして2018年現在百合ジャンルはその定義をやっと安定したものとして確立し、内部で属性の細分化が進行している。「少女小説」にルーツを持つ「正統派百合」や「セーラームーン」にルーツを持つ「戦闘美少女もの、多数のメディアミックス作品からなる「アイドルもの、「アイカツ!」や「プリパラ」の代表的女児向けアニメ本編での百合的な描写など、ひとことに百合といっても多岐にわたる作風や絵柄、対象層の想定の下で日々多くの作品創作されている。この流れを示唆するのが、2017年からみられるようになった細分化された特定百合ジャンル作品掲載したアンソロジーの発刊である。例としては、おねロリ(お姉さん×少女カップリング限定したアンソロジー)、社会人百合(学生設定の多い中、ヒロイン二人の年齢を成人以降に限定したアンソロジー)、夢(一人称視点ストーリーが進行し、主人公としての読者とヒロイン恋愛が描かれるアンソロジー)などがある。また、少年誌で連載されていた百合マンガアニメ化が続々と決定し、各書店百合特設コーナーが作られるなど、確実にやおいBLコンテンツと肩を並べられるまでの規模に成長しつつある。さらに、「ユリイカ」「ダ・ヴィンチ」といったオタク向けでない雑誌においても、「百合」が特集されて取り上げられることもあった。これらによって百合ジャンルは読者層をどんどん広げ、境界線の明確なものではなく、あらゆる作品エッセンスとして取り入れられるように変化してきているといえる。

まり2000年初頭にみられた「百合」論争とファン同士の対立とは逆に、ジャンルの細分化によっていい方向に百合という概念拡散してきているといえよう。女性男性議論を重ねながら平等構成している百合ジャンルは、マンガジャンルの中でも特異な体質のものだ。しかし、やおいBLジャンルに関する研究は数多くみられたが、百合GL ジャンルに関する研究現在ユリイカ掲載されたもののみである。今後、さら百合ジャンルが広まっていくにあたり、読者分析や内容分析によってさらに細かい分析をするに値する分野だと考えられる。特にマンガという表現形態だけに限らず、各時代代表する百合作品時代背景を踏まえ、ジェンダーフェミニズムといった視点からのより詳細な分析必要性を感じた。

<参考文献>

川崎賢子, 2014,「半壊のシンボル――吉屋信子百合欲望共同体」『ユリイカ12月号:42-49

上田麻由子,2014「内なる少女を救い出すこと――『シムーン』の孤独連帯」『ユリイカ12月号:190-198

藤本由香里「『百合』の来し方――『女同士の愛』をマンガはどう描いてきたか?」『ユリイカ12月号:101-109

アライ=ヒロユキ, 2015,「オタ文化からサブカルへ――ナラティヴへ誘うキャラクター繊研新聞社

<本文中で紹介した作品><単行本

吉屋信子, 1925,「花物語洛陽堂 『少女画報』掲載

山岸涼子, 1971,「白い部屋のふたり集英社 『りぼんコミック掲載

池田理代子, 1972-73,「ベルサイユのばら集英社 『週刊マーガレット掲載

池田理代子, 1974,「おにいさまへ…集英社 『週刊マーガレット掲載

武内直子, 1992-97,「美少女戦士セーラームーン講談社 『なかよし掲載

さいとうちほ, 1996-98,「少女革命ウテナ」小学館 『ちゃおフラワーコミックス掲載

介錯, 2004-05,「神無月の巫女角川書店 『月間少年エース掲載

サンライズ佐藤健悦, 2004-05,「舞-HIME-」秋田書店 『週刊少年チャンピオン掲載

なもり, 2008-「ゆるゆり一迅社 『コミック百合姫S』・『コミック百合姫』掲載

えばんふみ, 2010-2011,「ブルーフレンド」集英社 『りぼん掲載

白沢まりも, 2011,「野ばらの森の乙女たち」講談社 『なかよし掲載

アンソロジー

2017,「パルフェ おねロリ百合アンソロジー一迅社

2018,「あの娘と目が合うたび私は 社会人百合アンソロジーKADOKAWA

2018,「百合+カノジョふゅーじょんぷろだくと

雑誌

2003-05,「百合姉妹」ムック

2005-,「コミック百合姫」一迅社

2007-2010,「コミック百合姫S」一迅社

2007-2011,「コミック百合姫Wildrose」一迅社

2007-2014,「コミック百合姫」一迅社

2018,「ダ・ヴィンチ 3月号」KADOKAWA

テレビアニメ

2011,「魔法少女まどか☆マギカ

2012-2016,「アイカツ!サンライズバンダイナムコピクチャーズ

2014-2017,「プリパラタカラトミーアーツシンソフィア

あとがき

 これを書いたときはやが君アニメ化前だったので取り上げなかったな~と思うと感慨深い。あとファン考察が雑で本当に申し訳ございません。いつかしっかりやろうと思います

2016-12-29

YOIは見た目はBLだが中身は百合だった。

主観なのでもちろん異論はおおいにあるのではないかと思う。

勇利とヴィクトル関係性は古式ゆかしい百合っぽいと私は感じた。

ベルばらとか宝塚とか吉屋信子みたいな?完全に女子向けのやつ。

さっき増田で"百合好きの女だけど百合が好きだって言っている男は全員死んだ方がいい"というのを読んだんだけど、

(その増田がYOI好きかどうかわからないのであえてトラバはしない)

ふと閃いたんだよね。

理想百合ワールドから男の目線排除するならBLに擬装してしまえば良いんだ!と。

YOIがそういう思想の元に作られたとは思えないけど、あのアニメを見たときなんか懐かしい感じがした、その直感はもしかしたら大事なことかもしれない。

2015-10-22

「学園」に呪縛されるライトノベルについて

なぜ物語の少年少女が「学園」に呪縛されるようになったのか - Togetterまとめ

このまとめの最初のあたりで芦辺拓氏が例に挙げている作品刊行年は以下のとおり。

小林芳雄と少年探偵

→『怪人二十面相1936年

西條八十の白ばと組

→『あらしの白ばと』1952年

高木彬光の古沢姉弟

→『覆面紳士1950年

森下雨村池上富士

→『少年探偵富士夫の冒険1923年

横溝正史の御子柴進

→『幽霊鉄仮面』1937

まず、このくらいのスパンの話だということを理解しておいてほしい。

たかだか十年前と比較するくらいの感覚で「最近ラノベ作家は楽をしたがるから」などと言っていると論点がズレてしまう。

さて、そもそも「昔は学園ものは少なかったが今は学園ものばかり」というのはラノベだけの問題なのだろうか。

Wikipediaの「学園漫画」の項には以下のように書かれている。

少年少女主人公とする作品学校を場としたりその人間関係が中心になることが多いことは当然であり、漫画以前の小説時代から学校もの存在したし、学校舞台とする漫画作品昭和30年から存在した。ただ昭和30年代には、放課後に家の手伝いをする者や中学卒業して実社会に出るものがまだ多く、学「園」ものという呼び方にはある程度の生活階層青春もの意味するイメージもあった。

結果的に、雑誌漫画において学園漫画という「分野」(市場分野?)が生じたと言われるのは、日本高度経済成長が成果を安定させて生活の向上や学歴の向上が既定路線となった1960年代半ば(昭和40年前後)からである

学園漫画で言えば『ハリスの旋風』が1965年、『夕やけ番長』が1967年、『ハレンチ学園』や『男一匹ガキ大将』が1968年である

芦辺氏と同じ論法を使えば「戦前終戦直後には学園もの少年漫画は少なかったのに今は学園漫画ばかり」とも言えそうだ。

もとより、「学園もの」増加の原因を、一足飛びに現代ラノベに求めたところで、何が分かるものでもあるまい。

同じくWikipediaから学園小説」の項。

学園小説一定の発展を見せたのは、少年雑誌よりも少女雑誌においてであるもっとも著名な作家としては『少女世界』の読者から作家デビューした吉屋信子があげられる。

1916年に連載が始まった吉屋信子の『花物語』は、当時ベストセラーとなった連作短編で、女学校舞台とした話が多い。→エス

これは「漫画以前の小説時代から学校もの存在した」「学園ものという呼び方にはある程度の生活階層青春もの意味するイメージもあった」ということの実例と言える。

こうしてみると、むしろ1960年代以前の少年向け娯楽作品において学校舞台とならなかったのは何故か」というほうが問題なのではないかと思えてくる。

そしてそれは、Wikipediaのとおり経済力理由を求めるほうが、現代青少年の心性を大仰に言い立てるよりは筋がとおっているだろう。

(もちろん他の要因もあるだろう、議論するならその点についてすべきである

最後に、筆者が最近読んだライトノベル50作品を「A. 学校が出てこない」「B. 学校は出てくるが事件が起こるのは学外である」「C. 学校が主な舞台である」で分類したところ、以下のような内訳となった。

A. 18作品 B. 16作品 C. 16作品

まり芦辺氏が言うような「全てが学校で起きる学園ものラノベ」は16/50=32%である

言うまでもなく、このサンプル数は少なすぎるし、個人の嗜好による偏りなどもあるので参考程度にお願いしたいが、

最近ライトノベルの全てが「学内で完結している」ということはありえない、とは確実に言えるはずだ。

大ヒット作だけを見ても、SAOダンまち「A」であるし、禁書目録魔法科高校は「B」に分類されるだろう。

正直なところ芦辺氏がどうして「最近ラノベは学園ものしかない」と強固に思い込んでおられるのか理解に苦しむ。

どうか賢明なる読者諸氏においては「へえ最近ラノベは学園ものばかりなんだな」などと鵜呑みにしないでいただきたい。

2013-10-03

http://anond.hatelabo.jp/20131003194817

全ての女がそうだなんて言うつもりは全くないけど

ある程度一般化できるからこその宝塚文化だったり

女子高での「憧れのお姉様卒業してしまう前に思いを伝えよう」文化だったりするんだと思う

女同士なんてありえない派が圧倒的多数だったら、吉屋信子はあれほど流行らなかったはず

2013-06-06

ヲタク腐女子百合厨と以下略(なんか追記)

以下の3件の記事を読んで、ふっと自分のヲタク腐女子)の遍歴ってどうだっけと思ったのでチラ裏

オタク女子中学生の「エロドリーム小説」文化 http://anond.hatelabo.jp/20130603001406

オタクが抱える闇 http://anond.hatelabo.jp/20130605031038

ホモの嫌いなヲタク女子 http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881

あっちこっちに話題が飛ぶうえに、特にこれといった主張もなく長い。やまなしおちなしいみなし。

※旧タイトルヲタクと百合厨と腐女子以下略」の語呂が悪かったので改題しました(6/7)


ヲタク」と「腐女子」と「百合厨」と「ドリーマー」と「乙女ゲーマー」とを比較考察してるとかでもなく、

そのすべての属性を微妙に拗らせてしまった雑食腐女子チラ裏です。

寝てなくてテンションおかしいです、気にしないでください。

「三行でくれ」って書かれたので一句、「腐女子にも いろんな属性 あるんだよ」



ヲタク腐女子なのか、腐女子ヲタクなのかいまいちわかっていない。

カテゴライズに関しては「まあ、腐女子いいんじゃない? BL好きなのは事実だし」くらいの認識。

でもこのチラ裏書いてたら腐女子っていうよりどう考えても百合厨。


元から素質はあったんだろうけど、ヲタクに目覚めたきっかけは「劇場版 機動戦艦ナデシコ」だと思う。

これの公開年が1998年なので、まだ私が小学生の頃ですね。

とはいえ、うちの家庭はマンガとかアニメとかに厳しいどころか寛容な家庭だったし、

小学校に入ったあたりから、毎月、月刊少女マンガ雑誌を買ってもらっていたので元々ヲタクだったのかもしれない。

小学生の低学年の頃は「なかよし」を読んでいて、ちょうどその頃にセーラームーンが連載されていた。

応募者全員サービスセラムンネックレスとか親にねだって応募して貰ったよね。

先日、ちょうど私等世代向けのセラムンコスメが出たけど幼心にセラムンは憧れだったよね。

憧れだったとかいうわりに、好きだったキャラ蛍ちゃんなあたりに、

その十数年後に「ルリルリかわいいよルリルリ」とか言い出すロリコンの片鱗が窺えるのだけども。

未だに私のヒロイン不動の一位は電子の妖精ホシノルリですよ。

ルリルリはマジ電子の妖精。


覚えている限りだと、私の小学生時代に放映してたアニメといえば、

セーラームーン赤ずきんチャチャケロケロちゃいむ魔法少女レイアース、とかそのあたり。

弟がいたのでドラゴンボールジャングルの王者ターちゃん南国少年パプワくんあたりも見てました。

魔方陣グルグルとかね、クラスの男子とマンガの貸し借りしてたな~っていう懐かしさ。

GS美神とかスラムダンクとかるろうに剣心とか、アニメ関係はあげるとキリがない。

飛べ!イサミなんかも大好きでしたね。

NHKの公式youtubeで配信してくれないかなって思ってるんですが難しいのかな…

らんま1/2再放送で見てたんだっけどうだっけ。覚えていない。

少女マンガは最終的に白泉社系に、少年マンガはWJとサンデースクエニに落ち着きました。

あとは作家買いで、自室の本棚の統一性が皆無です。おもしろければなんでも読みますよ。

まあ、とにかく、マンガアニメで育った自覚はある。


劇場版 機動戦艦ナデシコ」は、本当に印象に残っている。

ヲタクに関しての「原体験」の作品といっても過言ではないと思います。ほんっとにね、好きだったの。

劇場版を見たその日に、小学生女児のなけなしのお小遣いで角川から出版されてた、

機動戦艦ナデシコ ルリの航海日誌(上/下)」を揃えたのも懐かしい思い出。

アニメ版を見ずに劇場版を見るという、今では考えられないような暴挙だったのだけど、

その後にアニメ版は母親にねだってレンタルビデオを借りてもらって全話観ました。

アキトさんの印象が劇場版と違い過ぎてびっくりしたり、「明日の『艦長』は君だ!」のノリにぽかんとしたり。

アニメ版劇場版の空白の二年間をOVA化してくださいと願い続けて早15年、未だに願いは叶っていない。

空白の2年間の小説版(「機動戦艦ナデシコ ルリ AからBへの物語」)は読みましたが、やはりアニメで観たい。

あ、同監督の「モーレツ宇宙海賊」の第4話の電子戦のシーンが佐藤竜雄監督節炸裂で大好きでした!

モーパイの細かいテンポがナデシコのテンポで、なんかすごく嬉しくなりながらアニメ観てました。

戦うヒロイン茉莉香はかっこいいし、ツンデレなチアキちゃんもかわいいしね!

原作の「ミニスカ宇宙海賊」は途中まで読んで止まって、いま、す…

閑話休題


ヲタクを自覚しても、生活が変わるわけでもなく、普通にマンガ読んでアニメ観てました。

スレイヤーズは観ていないんだけど、セイバーマリオネットシリーズバトルアスリーテス大運動会とが妙に印象に残っている。

バトルアスリーテス大運動会、ほんと視聴者置いてけぼりの超展開だったけど今見てもたぶん超展開なんだろうな。

ナデシコと同時期に放映してたエヴァンゲリオンリアルタイムではなく、

中学生になってから友だちに借りたビデオで旧劇場版まで含めて全話観ました。

新劇場版はCG技術が進歩しててエヴァと使徒の動きがぬるぬるでテンションあがるのだけど、

ストーリーがかなりはしょられてて「シンジくん…」となるので、うん…アニメ版が好きか、な…


腐ったのは、中学生に入ってから。中学一年生

たまたま本屋で手に取った雑誌が「COMIC BOX ジュニア」というありがちな罠でした。

このトラップに引っ掛かって腐女子に目覚めたパターンって多いと思う。知り合いにもけっこういる。

折りしも、フジリュー版の封神演義が腐の全盛期で、そっから転がり落ちるように腐女子に……

なったかと思いきやなぜか初っ端から女体化を拗らせました。未だに女体化厨です。三つ子の魂百まで。

ちょうど腐った時期とネットが普及し始めた時期が重なってしまって、

ずぶずぶとそのまま腐女子沼にはまり、未だに抜け出せずにいますが、

別にもう死ぬまで抜けださなくてもいいかなって思ってます。ヲタク腐女子)生活、楽しいし。


ホモ嫌いのヲタク女子の方(http://d.hatena.ne.jp/pet-bottle/20100829/1283056881)が、

「ノマカプは少ないんだよ!」って憤ってらっしゃったけど、それはよくわかる。

腐ってたわりに初めて開設したサイトがWJの男女カプサイトだったのだけど、圧倒的少数派でしたね。

サーチとか「腐向け>(越えられない壁)>男女カプ」だったけど、

少ない男女カプのサイト管理人さんとわいわいやっていた記憶があるので、少数派も少数派でけっこう楽しかった。

そういえば、初めて行ったイベントも男女カプのオンリーイベントだったな。まったりしてました。

根っからの雑食性というかこだわりがないというか、

CPも固定ではないうえ男女カプも腐向けも夢小説も読むし書くしなので、

腐女子」だとか「女ヲタク」だとか、そういうカテゴライズ関しては何も思ったことはない。腐女子だし。

そして、男女カプもいける腐女子であるうえに、けっこう重度な百合厨でもあるんですよね……。

ホイッスル!の有紀ちゃんと麻衣子ちゃんとか、NARUTOサクラとイノの関係がすごく好き。

テニプリだと桜乃ちゃんと朋ちゃん

BLEACHの夜一さまと蜂砕ちゃんはいい百合でした、久保先生本当にありがとうございます

WJは何気に良質な百合が転がっているので侮れない。

百合に関して語り始めると、明治大正の女学校の「エス」から語り始めるのでちょっとお口にチャックしますね。

「エス」って何?という方は、wiki先生でざっくり調べてね!吉屋信子さんの「花物語」が代表的だよ!

エス (文化) - Wikipedia http://j.mp/1b8ivVQ

あまり商業誌の百合は好きではないのですが、宮木あや子さんは好きです。

「花宵道中」の中に収録されている百合の話がとても好き。「雪紐観音」の緑と三津。

マリアさまがみてる」は「お釈迦さまもみてる」とセットで楽しんでます。

初代?白薔薇さまロサ・ギガンティア)こと佐藤聖さまが好きですね。祥子さまと祐巳ちゃんの姉妹は微笑ましい。

腐女子とか言いながら腐った話より百合の話の方が長いですね…好きだからしょうがない…

CPにしろ男女カプ/腐向けカプにしろ「○○じゃなきゃだめ!」というこだわりがないと気楽なもので、

その時その時の流行に手を出して楽しんで生きてます。

無節操と言われても、楽しめる範囲が広いとやっぱり楽しい


ニコ動がγになった(07年かな?)くらいからニコ動にいるけど、

アイマスとかボカロとか東方とかも視聴する方で楽しんでる。

え、アイマスアニメでゼノなんとかさん? そんなのなかったよ?

あれはあれでオリジナルでやればおもしろかったと思うんだけど、なんでアイマスでやったんだろう。

東方はシューティングゲーム苦手すぎて挫折しました。

EASYモードすらクリアできないゲーム音痴の悲しさに泣きながら、東方二次聞いたり見たり。

東方もいい百合っぽいからゲームストーリー把握したいんですけど、ゲーム苦手すぎて(以下略

ボカロはミクさんが発売されてランキングで見掛けるようになった頃から知ってるけど、

ここまで発展するとは思わなかったな~っていろんなメディアミックス展開を見掛けるたびに思う。

既にまったく付いていけないのでつまみ食いです。

MikuMikuDanceから派生した、MMD界隈は別のジャンルでも見ますが、ほんと凄いですね…



「女ヲタクが抱えている闇」で「エロゲ」を好きになって~とあったけど、

腐女子で男性向けも好きな女ヲタクって、そこそこいますよね。

あと、腐女子界隈の一部もけっこうえぐいの好きだったりするから、

痴漢・搾乳・孕ませ・NTR・近親相姦・欠損・カニバ もさして抵抗がなかったり。

二次創作におけるSM好きとかやたらと多いんですけどなんでなのか。

Fate/Stay nightプレイした時に、友だち(腐女子)から「沙耶の唄」を薦められて未だにプレイしていない。

Fate/Stay nightは素晴らしかったです。百合厨なんでセイバールートの初っ端エロシーンに

「キタワァ.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*☆」ってなりました。

凛√(UBW)がのトゥルーエンドが好きでしたね。凛ちゃんが好き。

最近だと「小説家になろう」さんの男性向け18禁小説サイトノクターンノベルズあたりでちまちま男性向け読んでます。

個人的に、歳の差が好きなのもあって、年の離れた近親相姦ものが好きなのですが(特に兄妹もの)、

近親相姦醍醐味は幼女の調教だと思うので、妹が女子高生設定だったらしょんぼりします。軽くキレます。

わかってねぇよ!近親相姦ものの醍醐味は幼女の調教だろ!性的知識どころか一般常識すら知らない幼気な幼女を自分色に染めてこそだろ!

と呟いたら、同好の士に「わかる、すごくよくわかる」って納得されました。

幼女が!好きです!でも、Yesロリータ、NOタッチ!現実でお触りはだめ!幼女は愛でるもの!

幼女といや「COMIC LO」だと関谷あさみさん好きです。「YOUR DOG」とか。

メガストアだと米倉けんごさん、竹村雪秀さん(字間違ってましたすいません)

男性向け成人マンガといいながら、女性の作家さんが好きなのは、作風の関係だと思います。

あとチョイスが古いのは購読してるわけじゃなくて読みたくなったらその時人気のを読んでただけだから。

たまに読みたくなるんですよね、男性向け成人マンガ

成人マンガじゃないけど、フェチものとしてはSMの「ナナとカオル」が素晴らしいですね。


ヲタク腐女子、百合厨、男性向け、と来て残るは乙女ゲー属性なんですが、これもまた普通にやります。

私の場合は、キャラクターに恋をする(入れ込む)というよりも主人公との男女カプ的に楽しんでます。

もちろん、「○○かわいい!」っていう贔屓なキャラはおりますが。

今だと「うたの☆プリンスさまっ♪」のアニメが毎週おもしろくて本当に腹筋が辛い。毎週超展開。

ゲームのrepeatだけプレイして残り積んでるけど、repeatもかなりの謎展開でした。わけがわからない。

twitterでHE★VENSの3人の声が、グリリバ小野D・代永と流れていたけど真偽はいかに。

あとコナミの無料ソーシャルアプリゲームの「ときめきレストラン☆☆☆」が時間泥棒で困ります。

課金しなくても楽しめる高クオリティ無料ゲームお薦めです。透担。少年が好き。

こうやってひとはダメになっていく。

あ、「三国連戦記 思い出がえし」の発売(6/6)おめでとうございます。PSP版になったら買います。


ここまで手を広げてしまったので、財布的な意味で

特撮沼と2.5次元だけにははまるまいと思っていたのにテニミュには落ちました。

1stの全立が好き。兼ちゃん真田が好きで好きで。変な声が出る。

くぼべはスルメ。噛めば噛むほど味が出る。ドリライ7で雌猫ってくぼべに呼ばれたかった(´・ω・`)


年齢が近いこともあって、

オタク女子中学生の『エロドリーム小説』文化(http://anond.hatelabo.jp/20130603001406)」は、

黒歴史がりがり掘り起こされるくらいにまんま辿ってきた道なので読んだ同年代腐女子たちと

「こwれwはw死ぬwwwwww黒歴史過ぎて辛いwwwwww」

「Pixivに名前変換機能付いたら今の子もガンガン黒歴史量産するのにねwww」

黒歴史量産して十年後にのた打ち回ればいいのにねwwwwww」

と笑っていました。Pixivに実装されないかな、名前変換機能。

今なら黒バスになるのかな。私の頃はホイッスル!テニプリだったけど。



寝れてないテンションでつらつらつらつら思い浮かんだことを書き殴ってみたけど、

何が言いたいのかさっぱりわかりませんね。自分でもわかりません。

脳内がぐるぐるしていたので、とりあえず吐き出したかっただけです。


腐女子」と一括りにされる界隈も、突っ込んでみればそれぞれ属性があったり、

その属性があちこち重なってたりで、食わず嫌いせずに関わってみるとかなりおもしろいです。

気を抜くと相手の守備範囲の沼に勢いよく引きずり込まれかけますが、堕ちても楽しい、よ……



【追記】

追記なのに長いよ!

以下のメインは、チラ裏というか、私の周囲の腐女子の方々についてというか。


日常生活においては「ヲタクであることはカミングアウトしてません。

腐女子趣味たるや言わずもがな、です。別にtwitterとかあるからまったく困らない。

有川浩さんとか小野不由美さんとか宮木あや子さんとか、一般文庫も読むので「本が好きです」くらい。

まあ、実際は十数年来のコバルト文庫電撃文庫愛読者なんですけど、

日本人のお得意な「本音と建前」というやつです。

有川浩さんなんかはドラマ映画化されているので、

今なら「『空飛ぶ広報室』の作者さんですよ」で終わりますしね。

残念ながら、非リア臭は隠せてませんが非リアなのは事実なのでいいです。

恋愛する暇あったら本読むかアニメ観るか寝ていたい。まるでダメなヲタク


ちょうどネットが普及し始めた頃にヲタク腐女子)になったので、

これといって飢餓感を覚えることなく生きて来てます。

類は友を呼ぶらしく、気付けばヲタク友だち(腐女子仲間)も年々着実に増えますし…

そしてその影響でまた新しいジャンルに手を出してどんどん広がっていく守備範囲

風の噂で腐女子は「逆CPで戦争を起こす」とか、「ジャンル浮気は叩かれる」とか聞きますが、

私のタイムラインはものすごくゆるいので、自ジャンル(これ腐女子特有の用語らしいですね)をホームに、

その時の盛り上がっているジャンルでけっこうみなさんわいわい楽しんでいます。

去年末あたりはFate/Zeroの影響からFate/Staynightプレイ者続出でした。

200人弱のフォロワーなのに、軽く片手以上がプレイしてました(全員女性です)

今だと黒バスと進撃とうたプリとときレスかな。

同時並行でジャンルを2,3掛け持ちとか多いです。


私のフォロワーさんは、基本属性腐女子」なのですがその中でさらに細かくカテゴリを分けていくと、

アニメ

マンガ少女マンガ少年マンガ青年誌問わず)

・小説(ラノベ、一般文庫)

ゲーム戦国BASARAテイルズアトラス系、乙女ゲー音ゲーアイマスとか)

声優ファン

三次元(洋画、芸能、舞台、男性/女性アイドル

・2.5次元(テニミュとか忍ミュとか)

・特撮好き

・MMDなんかの動画系

ローラン(サンホラー)

把握しているだけでこんな感じでしょうか。

当然、単一特化ではなく複数項のカテゴリに足突っ込んでる。ニコ動は最早嗜み。


それぞれ特化しているものものは違いますが、ゆる~く繋がってます。

ちなみにジャンル柄、ガチのミリヲタと歴史ヲタ(世界史/日本史問わず)もいます。

私は歴史もの好きだけど、詳しくないので観るだけですが「坂の上の雲」は素晴らしかった。軍艦かっこいい。

評判よくなかったですけど「平清盛」も私のタイムラインでは人気でしたね。ほら、ライバルってBLの王道ですし…

三次元は、KABファンとハロプロヲタ、モノノフがいます。ジャニ好きとかも。他は把握してない。

私はももクロちゃんが好きです。みんなかわいいので箱推し

改めて書き出してみるとカオスだな…と思いますが、特に衝突もなくゆるゆるっとやってます。

「○○興味あるな」って呟くと、「○○いいよ!」「××からがお薦め!」と

それぞれの沼に引きずり込もうとあちこちから手が伸びてくるので誘惑を振り切るのに必死ですが。

たまに、引き摺りこまれます。そして、悔しいので別のところに引きずり込みます。


最初に挙げた増田の記事を読んでいると、他人事ながら「生き難くかろうな」と思います。

他人の萌えと自分の萌えが完全に一致するわけないとわかっていると、わりとなんでも楽しめます。

数学の集合みたいに、一致して重なった部分で盛り上がれればそれでいいというスタンスだと気が楽。

同じジャンルにいるのに逆カプの人とかよくいますし、それで揉めたこともない。

数年くらいジャンル被らないとかもざらです。

でもそういう人ともゆるくどうでもいい日常の話題で繋がってます。

ジャンルの切れ目が縁の切れ目になっていた昔と違って、

ジャンル違っても緩く繋がれているtwitterは本当にありがたいものです。



読んで「あるある」おもしろかったので忘備録程度に↓

少女漫画脳だから恋愛に興味が持てない」(あるいは神風怪盗ジャンヌの背中)

http://mogmog.hateblo.jp/entry/20120601/1338560962

この記事おもしろかったんですよね、すごくよくわかる。

恋は二次元のもの三次元は、ぶっちゃけどうでもいいよ。




いいからお前は来週末〆切の夏コミ原稿やれよ。

2010-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20101118231720

なんという超理論www

ふたなり普通に男でしょう。

なんというか女向け百合って吉屋信子の延長だよね。

友情以上の何か。タダノ友達ノハズナノニ。きゅんと胸を締め付けられる。切なさ。

ガチレズが好物って人は想像しにくい。

2007-12-06

http://anond.hatelabo.jp/20071206193707

ガチ百合ソフト百合は少ないかもしれないけど、百合もどきは多いと思う。

ガチ百合

※女×女の肉体関係を描いた作品。

(例は省略)

ソフト百合

※女×女の魂と魂との結びつきとも言える、恋愛に近い独占的な友情(エス)を描いた作品。

マリア様がみてる

苺ましまろ(伸恵×茉莉、伸恵×アナ

涼宮ハルヒの憂鬱ハルヒ×みくる

等。

小説だと、吉屋信子の「花物語」とかが有名。「赤毛のアン」のアン×ダイアナもこのカテゴリに入れたい。

百合もどき

※エスな関係は出てこないが、男性キャラがほとんど存在せず、女の子ばかりしか出てこない世界

みなみけ

あずまんが大王

らきすた

等。

2007-11-07

http://anond.hatelabo.jp/20071107204617

私はレズネタだと思った。女の子同士ならこういう会話よくあるし。

両方女の子だから、言えない。せめて生まれ変わったら、相手好み男の子になりたいっていう。

うわーい甘酸っぱーい!きゅんきゅんするー!

吉屋信子っぽくて、いいね。

 
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