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2024-08-13

anond:20240813104425

ひよこババアに言い換えても無駄だったんだからワード問題にしてないのは始めから明らか

児ポもそうだけど合意なしでの提供NGが厳しくてレイプ盗撮ものを完全に排除できないとダメなんじゃないか

アメリカAVはそこ徹底してるよね

anond:20240813103456

アメリカには住んでたし、英語はできるから情報知ってるんだけど。ていうか、日本語情報が少ないトランスジェンダーの話をするのに英語できないとか根本的に話にならないでしょ。最低限の素養だよ。

トランスジェンダーに関してイギリスアメリカ保守州の動きを肯定的に捉える人間を見かけるけど、現地のトランスジェンダー当事者やその家族、友人の間のやり取りとかちゃんと見てるんだろうか。医療制限される/されそうだから危険覚悟でどうにか正規医療を介さずに自分ホルモン剤を手に入れるルートを共有しあったり、亡命について相談してたり、怖くて学校に行けない子供の話が出てきたり、法的に定められた通りに体の性別に合わせてトイレを使ったらトラブルになって殴られたとか逮捕されたとかという若者が男女ともにいたり、トランスジェンダーの疑いをかけられたシス女性暴行を受けたり、地獄みたいな状況だよ。本当にその有様が望ましいと思ってるんだろうか。陰謀論界隈でも政治家政治家の妻をトランスジェンダー扱いしてフェイ画像を作って攻撃するというのが流行ってるし。

利上げで日本経済崩壊!みたいなこと言ってたけど大したことなかったな

アメリカ経済が大崩れしない限り大丈夫そう

RDR2はゲイサークル崩壊を描いた名作

登場人物

・ダッチ

ゲイサークルの姫 総受け

みんなに愛される蠱惑的な男

・アーサー

主人公 ダッチのことが大好き

両親を失いダッチを父代わりに育つ

腕の立つガンマンでダッチサークルのメイン戦闘員

・ホゼア

サークル参謀役で計画立案は彼が行う

アーサーの育ての父2号でダッチのことが大好き

・ジョン

両親を失いダッチに拾われる ダッチのことが大好き

マイカ

上のメンバー10年以上の古株ばかりだが、サークル最近入った新人 ダッチのことが大好き

口が悪く乱暴でダッチを取り合ってアーサーとよく揉める


20世紀が近づき秩序が生まれ無法者」が駆逐されていった時代アメリカ舞台

ダッチサークルは肥えた金持ちから暴力で金を巻き上げ、貧乏人たちには恵みを与える義賊的なギャングだった

しかし急速に文明が発達する中でその生き方は許されなくなり、サークルを率いるカリスマであったダッチは衰えていく

大掛かりな強盗でドカンと稼いだ後で遠くに逃げようと計画するも、強盗失敗

ダッチはその中でうっかり老婆を殺害してしまい、非戦闘員を殺めたショックでダッチはますますおかしくなっていく

金はないが遠くへ逃げ、ダッチの無根拠な「大丈夫だ、俺には計画がある」という言葉にアーサーは従うも、こいつおかしいなと察し始める

追手はどこまでも執念深くダッチを追い(多分こいつらもホモ)、逃げるために資金必要危険強盗→失敗、を繰り返し仲間も死んでいきサークルボロボロ

サークルは、ホゼアが計画を立てダッチが鼓舞しアーサーが実行というのがメインだったがホゼアが殺されて無軌道な集まりになり内部崩壊していく

なぜ敵はこちらの居場所をすぐ知ることができるのか、それはマイカが敵のスパイ情報を流しているからだった

アーサーはをマイカ裏切り者だと告発するも、ダッチは最近能力を疑い冷たくなっていたアーサーよりもマイカを信じて寝取られ

ダッチサークルは完全に崩壊し、アーサーはを病気で死亡

それから8年、ジョンはサークルクラッシャーのマイカの居場所を突き止め山の頂上に隠れた小屋へと辿り着いた

そこにはマイカだけでなくダッチもいた

かつての輝きを失い枯れたじいさんになったダッチは、サークル崩壊後気力を失い

マイカに手籠にされ山奥で8年も二人きりの生活を強いられていた

俺のことを信じず見捨てたお前らよりマイカを取ったのだと言い、ジョンはショックを受ける

ジョンがマイカに銃を向け、ダッチがジョンに銃を向けるという緊迫した状況

ジョンはアーサーが死んだことを告げ、サークルを壊したのは裏切り者マイカだ、マイカを信じるなと説得する

ダッチは正気に戻りマイカ殺害し、それでもジョンとよりを戻すことはできず孤独にその場を去っていった

最初ホモだと思わなかったが、激狭山小屋で二人が暮らしているのを見た瞬間こいつらはホモホモサークルの話だったのだと全てに納得が行った

マイカ裏切りについては「明確な証拠はなく、冤罪だ」という説もある

裏切って場所教える→銃撃戦を何度もやっていたとしたら、マイカだってリスクが高く死と隣り合わせだ

金のためにそんなことできるか怪しいが、愛のためだったらできるかもしれない

サークル崩壊させて他のホモたちを死なせたり道を違えさせることでマイカはどうしてもダッチを独占したかったのだ

失敗してダッチもろともサークル全員で死ぬ結末もマイカにとってはそれはそれでアリだったんだ

2024-08-12

伊藤計劃虐殺器官』の感想

anond:20240716211147

を見て買って、今日読み終えた。小並感を簡潔に述べる。ネタバレ注意

侵入鞘とかSWDとかの描写が良い。「これ映像化されたらどうなるんだろう」というワクワクがあった。(アニメ化されてるの知らんかった)

光学迷彩チックな装備とかSFではお馴染みなのかもしれないけど攻殻機動隊っぽいなという感じ

主人公の影が薄い。というか、葛藤描写に興味が湧かなくてダルかった。それ以外はテンポ良く話が進んで読みやすかった

ウィリアムズ最期に納得がいっていない。どうせならコイツ内通者であって欲しかった。その方がスッキリするし。

肝心の「虐殺文法」にどうにも説得力を感じられなくて、なんだかなぁと残念だった。

アメリカを陥れるのも腑に落ちない。そこまでの動機があるか?彼は重度のマザコンだったのか?

と、色々書いたけど面白かったです。紹介してくれてありがとう

anond:20240810180901

イスラエルアメリカは、日本アメリカのように同盟関係にある。無理杉な状況でも同盟国を見捨てない姿勢が、日米関係に援用されるなら、イスラエルとの共闘提唱国益にかなう、という理屈もあるにはあるかな

悲報japとシナ人パリ五輪記憶から抹消される

メダルランキング

1位:アメリカ(金40・銀44・銅43・合計126)

2位:中国(金40・銀27・銅24・合計91)

3位:日本(金20・銀12・銅13・合計45)

https://x.com/eurosport/status/1822750807634145729


どーすんこれ…

anond:20240808145754

ゼレンスキー最初こそイスラエルを支持してたけど、後から国際法は守られるべきだとか、民間人保護されるべきなど、ごく一般的常識を語ってたぞ(イスラエルアメリカ常識すら語れない体たらく) 国際社会イスラエルドン引きしてるのを察知して軌道修正した模様

戦時下のゼレンスキーイスラエルの件で非難するのは酷だと思われる

1億総アメリカ人政策

これは日本アメリカ合衆国併合してもらい、日本州として自治権を獲得する政策だ。

併合方法は売却である自分自分の売却を行う。売却というと売国奴のようだが、セルフプロデュースセルフプロモーションセルフブランディングとでも言えばよいだろう。

公用語英語となる。日本語は各自で学べるが、基本は選択制だ。ルーツを学ぶなどで補助教材として使う。文化をすべて捨てるわけではない。

現実的には、今のアメリカ合衆国日本併合したがらない。日本人口が多いからだ。老人も多い。経済的なうまみがなく、人口比で危険なことになるためアメリカは避けたい。

だが日本からすると旨味がある。大いに。中国から攻め入られるのが今後アメリカにとっては直接的な国防問題になる。

空想的かと思われるかもしれない。だが現実的な流れを見てほしい。日本語に入り込んでいる英語たちを見ればいい。漢学などほとんど忘れられている。誰が漢学を学ぶのか。

比較的富裕と呼ばれる層は子に英語学習させ、必死欧米諸国などに脱出させようとしている。

だがもし日本アメリカならどうか。何も脱出することはない。そのままいればいいのだ。海外流出した頭脳も返ってくることだろう。英語が巷に溢れているのだから

日本が守らなければならないことは文化である。わびさびやらもののあはれである。われわれは逆にアメリカにこれを輸出・浸透させることで生きやすくする。

実際こういった神仏・マインドフルネス海外では大ウケしている。世俗化した風習など一度ぶち壊して脱構築してはどうか。

アメリカ併合したがらないことは明らかだが、大真面目に併合を目指して経済政策外交政策もガラッと変えていけばよい。すべてをアメリカさらけ出し、すべてをアメリカに握らせる。

建前上でも従属しようとしてきている子分戦争することはできないものだ。戦後からバブル前まではこの面従腹背があからさまで敵意が剥き出しだったが、今後は堂々と従属していけばよろしい。

「だったら併合だ」「併合させてくれませんか」という攻めの従属

なんでも受け入れてやろう。大義名分さえあればなんでも受け入れる。だがアメリカはその「大義名分」「正義」こそを重要視する国だ。屈辱にまみれながらも服従し「だがそれでも併合だ」と血眼になるのだ。

どうせ宇宙進出すれば地球連合にならなければやっていけなくなるのだ。その一歩を切り開き臣従を申し出る。

この政策他国をも魅了する。独立すらいらんと、全員臣従してきてはたまらない。戦争もできない。今の時代の流れだ。これに抗おうとしているのがアメリカ共和党だろう。

無血開城こちから同化していく。

日本語が大事だと人は言う。だが次世代で生み出される英語翻訳するのは誰か。われわれが持っている日本語には限りがある。

まだ命が大きく残っているうちにあえて手放すのだ。追い詰められてから手放してはもうどうにもならない。本当に文化も失われるだろう。

まだ選択肢がある。だから攻める。完全に文化を保存し、戦略的に滅びようとするのだ。今までそんな国はなかった。

防御無視の団結による一点集中突破こそ和の侍の底力である

言っていることはめちゃくちゃかもしれないが、これにはロマンがある。アメリカ人でもあるが日本人でもある。問題はひたすら軽んじられることだろう。

だが周囲諸国からバカにされ虚仮にされ罵倒され屈辱を味わわなければ日本人は目を覚まさない。

それに実際、今やっていることは1億総アメリカ政策を薄めたものだ。どっちつかず。保留。保留の人生としての日本

またの名を拘留。とどめ置かれている。

アメリカ併合を目指すことをバカ真面目に議論してもいい時期なのではないか。三度目の敗戦が来る前に。

長いものには巻かれろ。

anond:20240809212549

反米国家って、アメリカへの憧れと負けてたまるかという気持ちが混じってる。

だいたい、新米政権革命で倒れたか反米やってるわけで、民衆レベルではアメリカ文化が浸透しきってる。

例えば、キューバとかベネズエラなんて、あのへんの国でサッカーより野球が人気なんて異常。コーラ大好き。

イランだって、まあきっとそうだろ。

https://anond.hatelabo.jp/20240812005114

話を大きくしてしまうが、ポリコレアップデート早過ぎ問題は、本当に深刻だと思う。

第1に、アップデートについていけている人間と、ついていけてない人間社会を分断する。ついていけてない人間は、「馬鹿にされている」「いつも怒られているように感じる」とルサンチマンをためるようになり、もともとリベラル寄りだった人までアンチリベラルに向かわせてしまう。実際そうなっているように思う。

そもそもアップデートについていけてない人は、学歴情報アクセス、年齢などにおいて相対的に「弱者であることが多い(高齢者弱者であることを忘れている人が多いが)。それに対してアップデートを呼びかける人は、大学教員弁護士ジャーナリストアナウンサー国会議員など、「立派な肩書き」の人が多い。なので、アップデートの呼びかけが強まるほど、これらの「弱者」は感情的に反発して社会的分断が深まる結果になる。

第2に、アップデートが早過ぎて、どこに「地雷」があるのかわからない状態となり、「何も言えなくなった」と感じる人が多くなる。結果として、フワちゃんのように「無礼な振る舞い」をすること以外に何の芸のないタレントがやたらに重宝されたり、石丸のような思想政治的実績も中身のない人物を、「忖度せずはっきりものを言っている」と魅力を感じる人が多くなってしまう。


トランプ現象も、アップデートの加速化で「何も言えなくなった」と感じる人がアメリカで多くなった結果である。結局これらの人間も最終的に「地雷」を踏んで破滅する可能性が高いのだが、地雷スレスレで歩いている政治家芸人過大評価される傾向は、これからますます強まっていくのだろう。

[]【高橋源一郎にきく】今あえて社会内面化しない勇気

本書は、3年毎日に連載されている「これはあれだな」の中から選ばれた文章を集め、過失したエッセイです。

「これはあれだな」とはどのようなコンセプトのコラムでしょうか。

何か気になった事件や本、作品などがあったら、それについて書くのが普通ですよね。それだけじゃ面白くないので、過去に同じようなことがなかったかと探し当て、その二つを比べて何が変わって何が変わっていないかを考えるというのがコンセプトです。

まり、例えば文学作品であれば、文学作品と何かの映画とか、100年前に同じようなことがあったとか、こういう事件があったけど、50年前に全く同じようなことがあったよね、といったことです。だからジャンルが違う場合もあって、例えば映画と最新作のアニメでは、これどこかで見たことあるなと思ったら、80年前のあの映画と同じことをやってない?ということです。

パッと5、6個思いついて「これならできそう」と思って始めたんですが、途中で「大変だ」ということに気づきました。少なくとも二つは見つけなければならない作業であることに10回目くらいで気づいたんです。普通は一つの話題で済むところを、必ず二つ見つける必要がある。多ければ多いほどいいんですよ。例えば今と大正明治で同じようなことがあった、とか。

時代は変わらないね、というのは面白いんだけど、めちゃくちゃ手間がかかる。読み直しを結構確認しなければならないですからね。一応記憶に頼って「こんなことあったな」と思い出しても、記憶曖昧になってきます。でも、本当にこれ面白いんだと。途中からは大体ストックがあって、これは似てる、逆に今のこれがあれだけど、あれから発想する場合もあるんです。昔こんなのあって、こんな面白ものって今にはないかな、と。

そうやって見ていくと、最近若い人の旅に出た記録が1000年前の元神尚の記録に似てるとか、1500年前のものそっくりだ、とか。そういうふうにしていくと、結構いろんな時代に似たものがある。特徴性が被るものがある。だから時代にそういうものを生み出す必然性があるっていうことを考えると、話としては面白いんで、ただ手間がかかる。

今回本にまとめられたのも、別に今回が初めてではないです。これで3冊目です。毎週締め切りがあると憂鬱なっちゃう。まずこれを見つけるでしょ?で、あれがなきゃダメなので、どんなに面白くても「これ面白いんだけど、ペアになるものがいないよね」ってなると、できない。

そもそも、ご自身文学作品を作るっていうのも、アイデアを出さなきゃいけない。アイデアはひねり出すんですけど、あれを見つけるっていうのはなかなか難しい。でもやっぱりコンセプトが光ってますね。やっててうまくいったときは「これ、よく見つけたな、自分でも」って思います

あの、本書の前半では、2022年9月13日フランス映画監督ゴダールの死について書かれています高橋さんにとってゴダールはなぜこれほど特別存在なんでしょうか?

これは世代的なもので、僕の世代芸術音楽映画文学好きな人ゴダールに影響を受けていない人はいないと思います

皆さん結構しますね、やっぱり。

当時はSNSもないし、情報だって今ほどは入ってこなかったから、例えば映画ニュースもなかった。テレビニュースやらないから、どこで知ったかというと、映画雑誌とか、映画芸術とか、そういうところにちょこっと載っていて、新作が出たって今だったら全部SNSでお知らせが来るんでしょうが、そういうのがなかった。だから新作が出たって言っても、日本公開がいつかはわからなかった。

僕は映画だと、アートシアターというのに入っていました。60年代、相当幼い時から、そういう会の会員になって、中学入ってすぐそういう会に入った。だから映画クレイジーキャッツからゴダールまで一緒に見ていました。そもそもそれを分けて考えるのはダサいって感じだった。

しかも極端なことを言うと、芸術ばかり見ていると馬鹿にされるから、逆にクレイジーキャッツとかGS映画を見ないと恥ずかしいって感じだった。そういう背景の中で、ゴダール作品はかっこいいと思ってましたね。彼の即興スタイル特に印象的で、シナリオを書いていかないんですよね。当日、その場でセリフを持っていく。そして基本的編集映画を作るというスタイル

引用が多い。ゴダール作品は、引用が多くて、ただ引用しているだけのものもある。それはオリジナリティに対する嫌悪なんだと思うんです。オリジナリティではなく引用作品を作る。だから過去世代否定する度合が一番強いのが彼で、その影響を受けていると思います

最後作品についても書かれていますが、イメージばかりが連続してくる、写真バンバンバンと順番に来るような映画で、画質は必ずしも良くないのに、なんだか異様に綺麗な映像が印象的でした。

どうでしたか?その最終作に対する感想は?というと、ゴダール作品が好きだなって感じですね。もういい悪いじゃなくて、好きだって感じですね。ゴダールはずっと「映画テーマがどうとかじゃなくて、90分なら90分、じっとその映画館に座って見ていればそれでいい」と言っていて、ただ画面を見ていれば幸せ映画ってそれでいいんだ、という考え方を持っていました。

ゴダールは、自分映画自殺映画だと言っていて、主人公死ぬ映画が多いんです。「気狂いピエロ」もそうだし、「勝手にしやがれ」もそうだし、最後主人公自分で目を閉じて死ぬ。あれはすごいなと思う。しかも、あれがデビュー作なんですよ。最後自分意思表現する映画を撮るという意味で、彼の作品は一貫してそのテーマを持っているんです。

「映画史」という映画も撮っていますが、ゴダールという監督は、常に作品現実境界を取り払うことを考えていたんです。作品現実が別々のものではなく、その境界を取っ払って、映画館で観ている観客に語りかけるという姿勢がありました。

映画の中で、主人公が観客に話しかけるというのは珍しいことではないですが、それを堂々とやったのがゴダールアメリカでも10年くらい前に「ハウス・オブ・カード」とかで流行りましたけど、ゴダールもっとからそれをやっていた。それがかっこよかったんです。

また、魚くんの電気映画「魚の子」や、中村喜子の「女と刀」、植物学牧野富太郎の「牧野富太郎自伝」などについて書かれた箇所を読むと、一つの観念や興味に取り憑かれて、非論理的であろうが、非経済的であろうが、自分の道を進む人が高橋さんの好きなタイプなのではないかと思いました。そういう方にどんな魅力を感じるのですか?

いや、面白いですよ。単純に普通面白くないですか?ちょっと病的な感じさえありますが、頭おかしいんですよね。でも、そういう人は見ていて面白いですね。付き合いたいとは思わないけど。

でも例えば、魚くんだと、そこに書きましたけど、魚くんも面白いけど、お母さんがすごいですよね。僕も読んで「あ、そうなんだ」と思いました。魚くんの主人公はお母さんなんですよね。つまり、こういう人はいるんですよ、きっと。街を歩いても変な人はいます。変な人はいるけど、大体は困るんですよね。それが普通で、生きる人の知恵です。普通に生きてるとそうなるんですよ。

でも、時々そうは思わない人が出てくる。だから、変な人も大事なんだけど、その変な人を受け入れる人の方が自由だと思っています。お母さんがそうですね。お母さんは自分の息子だけど、そのおかしさを全面的に抱きしめる。

普通おかしいって言っても結局排除されるか、直されちゃう。「お前、おかしいか普通にしなさい」と。でも、そのおかしさを育てるというのがすごいなと思います。それは他者とか異業のもの尊重するってことなんですよね。つまりおかしくても存在意義がある。

これは結局、すべての人に存在意義があることにつながるんですけど、普通の人は存在意義があると認められている。でも、おかしな人とか、魚くんならいいけど、例えば身体障害者とか、知的障害者の人たちは見たくないと思うこともある。でも、それでも家族でも受け入れられない人もいる。

僕も色々調べました。障害ある子供が生まれると、受け入れられる家族と受け入れられない家族がいます時間をかけて受け入れられるようになる家族もいます特に父親最初は受け入れないんですよ。でも、母親はすごいなと思います。お母さんは何でも受け入れるんですよね。

魚くんも牧野富太郎も色んな人が出てきますけど、その面白さとは別に、それを誰が受け入れたのかが重要なんです。牧野富太郎変人だけど、奥さんが受け入れたんですよね。牧野富太郎植物愛に没頭する変人ですが、それを受け入れるのは大変なことですよね。

でも、それを受け入れたからこそ、彼の生存保証されたんです。だから、僕が書いた美方ククスとかも超天才だけど、あれ夫だったら困るよ。でも、受け入れた人がいたから、その生存保証された。

でも、どうですかね。例えば、牧野さんとか魚くんとか、みんな著名になって仕事に繋がって成功しているけど、そこまでお母さんが考えていたか奥さんが考えていたかは分からないけど、魚くんになれなかった魚くんや、牧野富太郎失敗版みたいな人も絶対たくさんいたはずです。

結局、成功者の影には1000人の失敗者がいると思います。きっとそういう人たちのところにも、お母さんがいたんですよ。でも成功しなかったけど、いいんじゃない、それで。

これでも、親もすごいけど、1000人の失敗した人を見守ってた親がいて、その人たちが不幸だったかっていうと、そうでもない。そういう人たちは必要なんですよ、ということをよく考えますね。

セコさんの漫画マダムたちのルームシェア」とか、信友直子監督の「ボケますからよろしくお願いします」、早川知恵監督の「プラン75」など、老いと向き合った作品が多数言及されています。今、世界で最も高齢化の進む国と言われる日本で、高橋さんは何を感じていますか?

自分が年取ってきましたからね。今年で73歳です。もうやばいです。あと2年で後期高齢者です。やっぱり、身体的な衰えを感じます。確実に老いていくのがわかります。それに対して色々と体に気をつけています

一つは、老いを新しい経験だと捉える感覚です。確かにそうですよね、経験したことないことですから、新鮮です。僕もそうですよ。ちょっと年を取ってきて体が辛くなってくると「こんなの今までなかった」と思うことがあります

例えば、鶴見俊輔さんという哲学者の方が「限界芸術論」を書かれたんですが、90歳を過ぎて、「今日1日転ばないことを目標に生きよ」と書かれていました。「あ、そういうもんなのか」と思って、わかりました。

転びそうになるんです。僕、スクワットして足腰を鍛えているから平気だと思っていたら、筋肉じゃないんですね。バランスが悪くなっている。神経が悪くなっていて、神経は鍛えようがないから転ぶ。僕は筋力鍛えれば大丈夫だと思っていたけど、そうじゃなかったという新しい発見がありました。

そんな老いを新しい経験だと思って、余裕を持って受け入れることが大事なんです。実際、この国、これは日本だけじゃないと思いますが、68歳、70歳、72歳になると社会の窓が次々と閉まっていく。つまり、色々なことができなくなってくるんです。

例えば、家を借りようと思ってインターネットを引こうとしたら「72歳ですか、ではご家族契約になります」と言われたんです。「70歳とインターネット契約ができないってどういうこと?」と聞いたら、「こういう決まりなので」と言われて、「おかしいでしょ」と思いました。これってちょっと差別的ですよね。

プラン75もそうですが、年寄り不要だという考え方があるんですよね。これが寂しいです。今「シルバーデモクラシー」と言われて、年寄りが恵まれていると言われていますが、それは嘘だと思います。年を取ってみたら、社会の窓が閉じていく。シルバーデモクラシーという言い方で、年寄りが恵まれていると若い人に思わせようとしているんです。

でも実際には、全世代がそれぞれ抑圧を受けている。70代以上はこういう抑圧があるけど、20代30代も年金の支払いなど、みんなそれぞれ抑圧されているんです。だから、全世代連帯しなきゃいけないと思うんです。分断が一番都合がいいから、それをやめるべきです。

僕は政治テーマとして、全世代連帯すべきだと考えています。知らないかもしれませんが、70歳になったらインターネット引けないんですよ。72歳になったらローンもできないんです。なのに恵まれているなんて、ふざけているとしか思えません。

これは、土線(映画)とかでテーマになってもいい話ですよね。でもそれはなかなか声になりにくいんですよね。40代50代の時には知らなかったけど、68歳70歳72歳で新しい抑圧が出てくるんだな、と気づくんです。

社会ってさ、普通のことは知らせないようにしているんですよね。それぞれの世代とかジェンダーで、社会から抑圧されていることをお互いに調べ合って、連帯しなきゃだめです。

ジャニーズ問題玉音放送について、高橋さんテレビ局の幹部たちに「ジャニーズ問題無視するのか」と質問した時のエピソードについて書かれています。昨年末ジャニーズの性加害問題が巨大なテーマになりましたが、この間、どう感じていましたか

あそこにも書きましたけど、僕がちょうどBBC放送した直後に番組審査員を辞めて、最後番組で「これはダメだよ」と言ったんですが、沈黙がありました。その後、某テレビ局が漫画問題で騒ぎになって、それを良かったと思って続けました。

でも、やっぱりテレビ局は商業放送から視聴率が下がることが怖いんですよね。だから視聴率が下がる可能性があることはなるべく避けたい。僕は怯えすぎだと思うんですけどね。もうそんなに怖がらなくても、普通常識でやればいいのに、忖度している。忖度しない方が視聴者の指示を得るんじゃないかと思いますが、なかなかそうはならないんですよね。

今と昔を比較して、昔の方が保守的だったかというと、そんなことはなく、テレビ全体は進化している。ただ、メディア動画サイトSNSに壊れていく時にどうするかを同時に考えなきゃいけなくなっているので、やることも多いんです。

から、僕も言ったんですが、面白動画サイト番組テレビより面白いですよ。テレビバラエティなんてやめたらいいと思います個人で作っているものでも、ものすごくよくできた動画番組があるんです。それを見たら、テレビお金も人もあるんだからもっとできることがあるはずなんですよね。

Netflixドラマなんかも面白いですよ。コンテンツの中身も含めて、やれることがあるのにやっていない。同じようなラブコメばかり作って、誰が見るんだろうって思います

江戸川乱歩の「芋虫」を現代では取り上げることがかなり難しいということについて書かれていますが、以前、マルキ・ド・サド作品を絶賛されていた話もあります。今の時代言論空気感についてどう感じていますか?

メディアテレビラジオだけじゃなくて、小説も含めて、僕がデビューした頃に比べると、だいぶ書きにくくなっています。例えば「ピエロ」って言えないじゃないですか。今では「ピエロレフ」って言われることがありますが、検索しても出てこない。

一番怖いのはこれですよね。こういう名詞ごと削除されること。ポリティカル・コレクトネスで、こういう言葉を使いなさいというのは一つの考え方としてあるかもしれませんが、元々あった言葉が使えないというのは、歴史捏造じゃないですか。

今、「ジプシー」って言葉も使えないんです。「ロマ」とか言いますが、これは歴史捏造であり、存在させないという方向に進んでいるんです。例えば、ゴダールの「気狂いピエロ」も、僕はそれを見ましたからね。でも、「ピエロレフ」って言われてもわからない。

ポリティカル・コレクトネスについては、理解できるところもありますが、理解できないところも多いです。多分、それを推進している人も、やっていて変だと思っているんじゃないかと思います定義や限度が確定していないのが問題で、空気みたいなものから

ポリティカル・コレクトネスの一つの問題点は、日本が元々空気社会から空気で決めるというのはやばいポリティカル・コレクトネス空気で決められるようになっているのが、日本事情なんですよ。

上辺だけの議論が多く、社会的な不正義の問題は見ないで、言葉だけで物事判断する。ポリティカル・コレクトネスは、社会的な問題言葉だけで覆い隠そうとしているだけです。

その辺が、日本という国は忖度する社会から空気を読めということがずっと言われてきて、変わらなかった。変わるかと思ったら、ずっと空気を読んでいる。片方では多様性を唱えているけど、それは言っているだけで、実際には何も変わっていない。

大杉栄についても言及複数見られます思想生き方性格、私には高橋さんと似ている印象を受けましたが、大杉栄をどのように見ていますか?

大杉栄は、日本でも代表するアナキストですが、やっぱり感じがいいですね。友達になりたいなと思う。問題はいっぱいありますが、女癖が悪いとか、迷惑な部分も多いけど、その一方で愛すべき点がある。だから、あの人は人たらしなんです。

例えば、子育てをしていたんです。普通政治的な人は政治活動はするけど、家のことは見ない。でも、大杉栄は、伊東のと結婚して子供が生まれたら、赤ん坊選択をしたり、オムツを変えたりしていた。嫌じゃなくて、それが好きだったんです。

彼の中では、夫婦や男女の形は形式じゃなくて、対等であって、子供から自分 Permalink | 記事への反応(1) | 08:25

anond:20240810234354

ブコメ id:korok_kuma3

マジで名前が思い出せないので心当たりのある人がいたら助けて欲しいんだけど、アメリカ女性黒人奴隷が実際に書いてた日記がすごく印象に残ってる。』

もう出てるかもしれないけど、ハリエット・アン・ジェイコブス著『ある奴隷少女に起こった出来事新潮社文庫 、かな。

ただし、邦訳版には下記のような指摘がありまして…

https://togetter.com/li/1660819

「『ある奴隷少女に起こった出来事』の日本語訳で抜けている箇所を原著対照させながら検証する「目次からしてChapterの数が原著翻訳で合わない」


この本に限らず、翻訳本は必ずしも原著通りに訳されていないというアレ問題

例えば段落ごとゴソっと削除されたり、文体ニュアンスが「めっちゃライトポピュラーじゃね?」とか。

(訳せない言葉文化風習の違いから等でなく、何かの都合で意図して改訳されている)

ただでさえ翻訳本は売れないから仕方ないのかもしれません…

CYBERPUNK2077の主人公性別を選べて、男主人公場合異性愛女性のパナム同性愛男性ケリー恋愛できる

主人公20代ほどの若者だが、色々あって数十年前に死んだ極左テロリストキアヌ・リーブス人格チップを読み込んでしま脳内キアヌと同居することに

この世界では高度経済成長から2077年まで日本が成長を続けアメリカ日本企業に支配されているディストピアである

極左キアヌは闇の日本企業アラサカと戦い、その中で恋人オルト(女性キアヌノンケ)をアラサカに奪われた

オルト現実の肉体は死んだが電脳空間人格データが残された「サイバーゴースト」になり、ネット空間を統べる女王となった

キアヌは最終的にアラサカに捕まるも、キアヌを利用すればサイバー女王オルト接触できるかもしれないとキアヌもまた肉体的には死に人格データだけ残されていた

キアヌ武器だけではなくギターでも戦うロック歌手であり、ケリーはそのバンドメンバー

ケリーキアヌの死後にはソロ歌手として大ヒットしていたが孤独を抱えていた

寝るだけの男はたくさんいたが、彼が真に愛していたのは、ノンケキアヌだった

主人公キアヌは反発しながらもやがて仲良くなり、「仲間の多くが現代では死んでいるが、生きてる奴に会いたい」というキアヌの夢を主人公は叶えることにした

突然ケリーの自宅を訪問する主人公、当然ケリーは怪しむ

だが、ケリーからすれば見知らぬ若者のはずの主人公が奏でるギター音色は確かにキアヌのもの

音楽生業にするケリーは、「数十年前に死んだ仲間が若者の体に宿って会いに来た」という荒唐無稽現実を受け入れた

キアヌを完コピできる謎の大型新人」として一夜限りのバンド再結成したりと交流するうち、惹かれ合う主人公ケリー

燃え盛る豪華クルーズ船の中でケリーは妖しいダンスで誘惑し、二人は炎をバックに結ばれる

キアヌは二人が結ばれる様子を主人公脳内で見物するハメになり、複雑そうに振る舞っていた

結局、中にキアヌいるかケリー主人公に惚れたのではないか

本当に主人公のことが好きなのか?とプレイヤーも複雑な気持ちになった

例えばパナム出会いから結ばれるまでにキアヌの大きな影響はなく、キアヌは色々コメントはしてくるがあくまでも主人公とパナム恋愛

でもケリーキアヌの影が濃すぎる

お前が抱かれたいのは俺じゃなくキアヌなんだろ?とちんちんシナシナにならないのだろうか

2024-08-11

anond:20240811111911

Xは、日本だけでアクティブユーザー2000万、アカウント数6000万とかでかなりの物じゃないかな? 業者・複アカ全部含むとは言え。

それと日本だけでなくアメリカ大統領候補でさえ辞退(バイデン)や副大統領選択ハリス)の第一報をXでやったりしているので、やはり重要情報インフラでは?

anond:20240226104829

ロシア講和したら、当然アメリカ欧州激怒してウクライナへの支援を打ち切るだろう。

希望的観測すぎるだろ。むしろ喜ぶわ。

anond:20240811140629

同意見。

トランプに変わったらアメリカ支援も受けられなくなり南部を取られたまま終戦するしかなくなりそうなので、痺れを切らしての抵抗に見える。侵攻理由大義があるか知りたい。

日本自民党)は能天気ウクライナ支援を表明してだけどどうするんだろうね。

侵攻となればNATOアメリカウクライナ支援から手を引きそうだし、日本は侵攻に対しての立ち位置を明確にする必要があると思うが、岸田はなんも動きないよね。

anond:20240810180901

アメリカ石油出るからマシじゃん

日本なんてガチイスラエルに歯向かえないのに文句言う奴がいるのがやべえとも言えるし欧米人ゴミすぎるとも言える

anond:20240811021815

保守というのはリベラルと同様に自称であり僭称であって本来もっと適当呼び方を考えるべきではある。とりあえず「情緒的」をつけてみたらそこにだけかみつくのもおる

私は昨今の反動保守という名の限界ウヨ界隈は「チー牛的保守」と呼ぶ事を提案します!

アメリカでもQアノン含めたMAGAはweirdと呼ばれているからね!

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