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はてなキーワード: IT土方とは

2023-06-27

自動車メーカーでのIT土方の思い出5

急展開

  • 退場者の残した作業をどうにか片付け、次の業務の準備をしていると、予想外のニュースが飛び込んできた。

 

 自動車メーカープロパーAが異動になり、今の現場を離れることになったという。

 

 聞いた話では、今回10名が退場した件で、自動車メーカー元請け間で話し合いが持たれ

 「Aを現場からさないならば、うちは全員撤退する」と元請けが啖呵を切ったらしい。

 

 逆ギレで返す元請けもどうかしているとしか思えなかった。

 怠慢な元請けがここまで動くということは、自動車メーカー下請け訴訟沙汰になりかけていたのではないかと予想している、

 部下が全滅した後に撤退命令を出し、指揮能力を誇っている間抜けしか見えなかった。

  

 今まで一緒に仕事を回してきた同僚も、睡眠障害で起きれなくなり退場。

 Aから戦力外通告を受けていたメンバーも、ようやく次の職場が決まった。

 残ったのは私一人と、Aが残した数百件の改善指摘だけだった。

 

 隙間なく詰め込まれていた開発作業にも大分余裕ができ

 Aが私に丸投げしていた、他部署からの問い合わせ対応も無くなった。

 特に後者が非常に大きかった。

 「そちらがリリースしたコードをいじってビルドしたら動かなくなったんだけど、デバッグしてくれない?」

 「ソフトビルドをしたいから、環境作成を1から教えろ」

 「君らのリリースしたソフト、容量が大きすぎてローカルダウンロードできないんだけどどうにかならないの?」

 のような、これが世界規模の自動車メーカーの開発現場か?というレベル質問に数時間付きっきりで対応する必要があったからだ。

 

退場へ 

 もはやこの自動車メーカー元請け上司も信用できなかった。

 Aが現場に戻ってくる可能性も否定できなかったし

 いずれ元請けねじ込んでくるであろう、補充要員の世話をまた0から始めるのもウンザリだった。

 上司は難色を示していたが、ここ最近残業の件で労基に相談に行くと言ったら

 「数百件の改善指摘を全部片づけるなら」という条件でOKが出た。

 

 退場したメンバーの残した指摘は、知識が浅い状態レビューを受け、指摘の意味も分からぬまま記載されたものが多かった。

 不快なことに、それらを解読できるのはAから理不尽な指摘を長年さばいてきた自分だけだった。

 

 Aの残した指摘の不毛さにうんざりしたのかもしれない。

 

 その手の資料は、作業ミスの発生時に再発防止策として追加されたものであったし

 教育環境のない職場なので、レビュー資料を作ることで内容を学んでいく側面もあった。

 プロセスの削減や自動化の結果、また「手順書通りにやっただけで中身は知りません」な人材が増えるのも容易に想像できた。

 

 すべてが不毛不快職場だったが、後を濁さず退場できたことは、唯一達成感を感じることができた。

余談に続く

https://anond.hatelabo.jp/20230629024636

2023-06-24

自動車メーカーでのIT土方の思い出4

破綻

 一軍メンバーの長時間残業によって、辛うじてオンスケでこなしていた。

 しかし、長時間残業が定常化し、体調不良メンタルでの退場者も増え、いつスケジュール破綻してもおかしくない状況だった。

 

 朝礼後、Bと話したところ

  増「増員するメンバーは、今いる下請けから出すんですか?」

  B「9割は今回新規に入る会社メンバーだよ。君の会社からも1名出してもらうことになっているよ」

  増「新規メンバー教育はどうするんですか?我々は業務レクチャーする時間は取れませんけど」

  B「君らの作ってる手順書やエビデンス資料を渡して、それで業務勉強してもらうよ」

  増「それではちょっと厳しいと思いますけど」

  B「それくらいは出来てくれないと困るよ」

   

 サポートなしで現場に放りこまれ、右も左もわからぬままAに罵倒され、体かメンタルを壊して辞めていく、という

 この職場典型的キャリアパスが繰り返されるだけとしか思えなかったが

 どうやらBはこれで問題解決すると思っているようだった。

 ザルで水を掬えないからといって、より大きなザルを用意するようなものだ。

 

 最後に「どうなっても知りませんよ。何かあってもヘルプできませんからね」とは言っておいたが

 Bは「なんでそんなこと言うの?」とでも言いたげな顔で去っていった。

 

 今回新規参入した会社は、リーダー含め1人も残らなかった。

 うちの会社が連れてきたメンバーも「体調が悪いので早退します」と言ってそれっきり出社しなくなった。

 

 他所会社に振られた仕事なので、自分が回収する必要はないが

 放置しておけば、Aから怒りのメールと再発防止策の要求が飛んでくるのは明らかである

 さらに、Bに矛先が向いた場合「他部署の手の空いている人間やらせます」「戦力外メンバーも投入します」

 のような現場にとって最悪な対応提案してくる可能性が高かった。

 このころが一番残業がひどく、半月ほど毎日タクシー帰りが続いた。

 

 レビューの場で「御社には10数人分のお金を支払っているんですよ!?

 それなのに、実働できるのがあなた含めて数名しかいないのはどういうことですか!?」と

 Aからもっとも過ぎる批判をいただいた。

 なお追加を決めた当人である元請けリーダーのBは「ほかの業務が忙しいから」とレビューには来なかった。

 

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230627012136

2023-06-23

anond:20230623093031

2000年くらいにはIT土方って言われてなかったっけ?

anond:20230622124855

世代ですが、当時はIT土方なんていう言い方すらなかった。一部に創作入ってないかな。

文章が上手いのでよけいに創作っぽさを感じてしまうのかもしれないけど。

自動車メーカーでのIT土方の思い出3

現場

 お互いの情報共有はうまくいっていなかった。

 

  • 自分が居た数年間で、他社含めると30人弱くらいは辞めていった。

 

  • 一人で作業を進めることができ、Aとのレビューまでこなせるのは2割程度。

 そこから業務プロセス改善が出来る人間さらに少なく、1,2名程度しかいなかった。

 

 大半は体を壊して辞めていった。

 

 レビューチャットでAの質問に答えられないことが続き、Aから見限られるとこうなる。

 中にはレビューの場で「手順書の通りにやっただけです。内容は理解してません。」と馬鹿正直に回答して

 上司の呼び出しにまで発展したメンバーもいた。

 

 最終的にはAから「この職場にただ作業するだけの人間は要らない!」と言われて退場することになるのだが

 仕事の負荷は減るため、仕事のできるメンバーが潰れた後も職場に居残ることが多かった。

 

 他社の戦力外メンバーの文面を1度添削したところ、1行の文章ですら意味不明の代物で頭を抱えた。

 しかもそれ以降、「〇〇さんから質問されたんですがどう回答すればいいですか」と毎回チャットで聞いてくるようになり

 深夜0時を過ぎても送ってくるようになったため、流石に他社のリーダークレームを入れた。

 

 上記のような有様なので、結果はお察しだった。

 ある戦力外メンバードキュメント修正を任せたところ、丸一日のアウトプット

 ドキュメントに1行の注意書きを追加しただけで、その1行に誤字がある有様だった。

 

  • その他に、終電間際になって「明日レビューに間に合いません。どうしましょう」と言い出して徹夜に付き合わされる羽目になったり

 連絡もなく席から1時間以上いなくなり、職場を捜索する羽目になったりと、戦力外メンバー問題児揃いだった。

 

 人が減らされると利益が減るので、後釜が決まるまで待ってほしいリーダーCの間でもかなりギスギスしていた。

 下請け部署内の月一の報告会の場が現場リーダーCの言い合いの喧嘩になることもあった。

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230624150043

2023-06-22

1973年まれバブル崩壊

1991年高校3年だった私はバブル崩壊ニュースが騒がれていても何も考えていなかったし危機感もなかった。

まれから株価地価が上がり続ける好景気ニュースや、良い時計、良いブランド、良い車、お洒落な都会の暮らしと浪費を煽るTV番組しか見てこなかったので

経済右肩上がりなのは1+1は2だというのと同じくらい揺るぎない当然の事実だと刷り込まれていた。

からバブル崩壊なんて聞いても一時的な大騒ぎだと思っていたし歴史教科書に載るレベルの事が今起きているなんて実感は全くなかった。

もちろん、後から我が身を以て知る事になるのだけど。


地方田舎だったので大学進学はまだ当たり前ではなかった。

大学は都会の人、お金持ち、頭のいい人が行くところという認識女性大学進学率は身の回り体感で2割以下だったと思う。

高卒就職した先輩たちからは夢のような話ばかり聞いていた。

就活東京に行くと良い。交通費がもらえるから面接スケジュールを何社もうまくまとめれば数十万になる(関東飛行機距離

知り合いがクルーザーを貸し切りでコンパしていたらしい。タクシーが捕まらなすぎるから札束を見せて止めるし、もちろんチップも弾むらしい。

あと高校生でも高確率ヴィトンの財布持ってた。コンビニでたむろしているヤカラ系の人たちも、上下スウェットヴィトンポーチ定番だった。

金を稼いでブランド物やいいものを買う!時代の空気がそんな感じだったから、流されやすい私も高校生の時はバイト三昧で稼いでは散財していた。


私は広告デザイナーに憧れていた。頭の出来は悪かったけど絵をかくのは好きだったし

弟妹に比べてあまり可愛がられてこなかったので、おしゃれな都会でかっこいい仕事をしている自慢の娘として褒められたかったのだ。

それでデザイン専門学校へ進学した。生活費学費バイト三昧でどうにかしたが、絵の課題の物量とバイトの両立は難しくて卒業ギリギリだった。


1994年

クラスで一番絵が美味かった友人はデザイン業界には就職できずにパチンコ屋に就職した。

運よく個人デザイン事務所就職できた友人は手取り13万で会社に泊まり込むような毎日だと言っていた。

私は朝も夜もバイトしながらの就活がつらく、20ちょっと圧迫面接されたタイミングで早々に心折れてしまった。


でも今思えば1994年なら私もまだなんとか職種を選ばなければ就職できたのでは?広告業界はかなり厳しかったけど。

スキル勉強微妙な成績で、顔も微妙からやっぱり厳しかたかな?

ただ、今よりは派遣も幅を利かせてなかったかバイトで頑張って正社員!という流れも現実的で、だからとにかくいろいろバイトしまくろうと考えた。

コンビニビル清掃、ファストフード新聞配達アパレルカラオケ屋、居酒屋パン工場食品加工工場弁当屋デパートラーメン屋ゲーセン

最低賃金は600~700円の時代。掛け持ちで250時間/月くらい働いて手取り15万以下、賞与有給も無し。家賃は5.5万円。


新聞テレビでは「最近の若者責任感がない」とか、「フリーターという自由な働き方!」とか好き勝手言って

親にもいつまで根無し草でいるつもりなのかと責められた。好きでやってんじゃねーよ。


結局バイトから正社員ルートは3年やってダメで、バイト先の先輩が就職したIT企業に誘われて、やっと正社員として就職できた。

この時の親の喜びようといったらヤバかった。花束送ってきたもんね。

でもそれがブラック企業だった。IT土方だった。

大手孫請け・曾孫請けくらいなので単価は安いし、すでに炎上している案件を受けることが多かった。

1ヶ月連勤とか、朝方家に帰って9時にまた出社するとか、片道の航空チケットを渡されて「今から飛べ。バグを直すまで戻ってくるな」なんて事もあった(2ヶ月かかった。仕様バグだった)

しか名前だけ役職だったので、10時間を超えた分は全てサービス残業なのだ賞与もまともに貰ったことない。


あんなに親が喜んだのに辞めるなんて言えなかったし、若いうちは体力もあったのでなんとかなった。

でも30を超えて疲れが蓄積して部屋の掃除ができなくなり、食事コンビニばかりで、美容院行ったり化粧品買いに行く時間もなく

そもそも仕様書ができてないか想像で作るしかなかったコードレビュー毎日詰められて、17時以降にも1人月分のスケジュールが割り当てられ

まあ要するに鬱になって1年休職して、その会社は辞めた。


今はなんやかんや縁があって地方都市のホワイト企業で働いて生きている。

この会社でも同年代絶望的に少ないので、団塊バブル世代が定年を迎えたら部長課長のなり手がいない。

初の女性課長代理やらないかと言われているが、バブル世代の後始末を彼らよりずっと安い給料で、課長以上の成果を求めるくせに課長代理まりなのだ

断るつもり。

世の中を恨んでいるし、特に団塊バブル世代勝ち逃げ組は呪いいくらいだ。ぜひとも来世はブラック企業で使い潰されて欲しい。無償で!


実家は太くなく、偏差値は55くらい。顔面偏差値は47くらい。コミュ力は中の下。人より強いと感じるのは不本意だが「我慢する事」

理解のある彼くん無し。それでも穴はあるとか言われるだろうが、穴として使う人と人間同士の信頼関係を構築するのは難しく、私には無理だった。

そりゃめちゃくちゃに頑張ったり美人だったり頭良かったり運が良かったり、何かに突き抜けていれば同じ年代でも勝ち組にはなれたかもしれないので、能力も頑張りも見た目もそうでもない自分ダメだったのは自業自得かと思ってた。

でも私のような中くらいより少し下の人間が、中くらいより少し下のままでもそこそこに生きていける時代になったらいいねって思う。

そしてその為には、私達は救われないまま死んでいった方がいいのだとも思う。

自動車メーカーでのIT土方の思い出2

元請けリーダーB

 

 もちろんそんなことはなく、他社の書いたソースコードを読み解く必要もあれば

 エラーが出ればデバッグして発生箇所を特定くらいはできる必要があるのだが

 そこは最後まで理解しようとしなかった。

 

 「手順書通りにポチポチするだけ」みたいな売り文句で人を集めていたのではないかと疑っている。

 

 サブリーダーはAの罵倒洗礼を浴び、1か月もせずに適応障害で退場。

 後任探しは諦めたようで現場はAから直接指示を受けて仕事をすることとなった。

 なお、サブリーダーはしばらく後に幽霊社員※として復帰してきた。他に行ける現場がなかったのだろう。

 (※元請け社内の雑用係。常にチャットツールオフラインで、対外的には居ないことになっている) 

 

 なお、集めた内容は最後まで活用されることはなく、現場の手間が増えただけだった。

 「いつかこれを使ってお客さんとスケジュール交渉できたらいいね(笑)」と口では言っていたが

 作業内容理解していないのに、数字だけで顧客どう交渉する気なのかは謎である

 

 Bは「そういうのいいから!もうお客さんから受けちゃったから!こうして君と話してる時間無駄!とっととやって!」と逆ギレしていた。

 そのメンバはたいそうショックを受けたようで、翌月には職場を去った。

 

 「文章が長すぎて読めない」「文字だとわからいから図で描いて」「来たばかりの新人が見ても分かるように書いて」のみ。

 Aから「いつになったらまともにレビューできるようになるんですか!?」と詰められていたが、結構最後まで改善はなかった。

 

 Bとの社内レビュー10時間近くかかった案件が、顧客担当とのレビューでは10分で終わったこともある。

 

下請けリーダーC

 口を出してくるのはこちらの残業が80時間を超えたときだけ。

 元請けのB同様、こちらの管理には首を突っ込みたくないので

 他所部署リーダーに「増田残業がヤバそうになったら彼に注意して」と残業管理を丸投げしていた。

 もっともその頃にはCとの関係は相当険悪になっていたので、残業関係メールチャット無視していた。

 

 「我々はお客様お金をいただいて勉強させてもらっているんだからそれくらい我慢すべき」といってAを擁護する始末。

 

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230623020631

2023-06-21

自動車メーカーでのIT土方の思い出1

親会社が某自動車メーカー元請けに入っており

様々な開発案件を巻き取っては、うち含む下請けに撒いているのだが

現場に入ってみたところ、上から下までブラック案件だった。

 

自動車メーカー担当者A

  • 顔合わせ時のAの挨拶が「私は他のプロパーのように優しくありませんよ!」「質問には一度しか答えません!」だった。

 今思えばこの時点で次の職場を探しておくべきだった。

 

 作業者の経験値も考えず、10人いたら10人分の作業をギチギチに詰め込んでくるタイプ

 よその部署からの問い合わせを複数投げ込んでおいて、作業が遅延したら

 「問い合わせ対応資料を作って、それを相手に渡せば済むようにしておけばいいじゃないですか!それを怠ったそちらの原因でしょう!」とのこと。

 

 状況の把握・原因の特定解決策を全て揃え、自分YESかNOで回答できる状態でないと応対しない、ということらしい。

 このため、リーダー層はAからの指摘や問い合わせを現場に丸投げするようになり

 新規メンバもAの洗礼を受けると、それ以降は報告を避けるようになった。

 結果「Aさんの問い合わせ対応」が辛うじて可能な一部のメンバー負担が集中することになり

 報告内容を作るだけで定時が終わることもしばしばだった。

 

 「あなたの同僚は使えないから、ここから外すよう上司に言ってください」等の要求もあった。

 元請けもAに関わりたくないので「作業依頼はうちを通してくれってお願いしてるんだけどねぇ(笑)」と黙認していた。

 

 スケジュールは調整してくれないので、進捗が悪いとき終電を盾に頭を下げるほかない。

 「他の下請けだったら連徹だろうがやってくれるのに」とAに吐き捨てられてようやく帰宅許可が出る。

 当然毎月残業80時間オーバーが続いた。

 

 巻き取った当初はスクショ資料を作る必要はなかったが、どんどん作成要求エスカレートしていき

 ソースを直してソフトビルドする、という一連の作業エクセル資料20個弱作るのがデフォルトになった。

 作業時間も三倍弱に増えた。  

 ひどい物になると自分の指示ミスに対して「それくらい現場ピックアップできるでしょう!以後は毎回私の指示が間違っていないか資料を作って確認しなさい!」と逆ギレされたこともある。

 

 「資料の内容がわかりづらい」「今後はこの確認も追加しろ」「資料作成時間がかかりすぎるから短縮する方法を考えろ」

 などの資料に対する指摘が大半で、自分から具体的な修正方針絶対に示さないので

 Aの指摘意図を推量して直しては、指摘件数が増えて戻ってくるの繰り返しだった。

 最終的にAの指摘件数は数年で1000件を超えていた。

 

  • 指摘件数が減らないことにキレたAは

 「今後の私の指摘には必ず再発防止策を併記し、すべてのエクセル資料にも適用しろ」と言い出した。

 当然、指摘の修正難易度工数が激増し、現場は指摘対応をほぼ放棄するようになった。

 

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230622011949

2023-06-03

外資を辞めて日本事業会社転職したら天国だった

自分学校コンピューターサイエンスを修めてないし、新卒就職もしてない野良犬みたいな経歴です。しょうもないアラサーです。

Fラン大学文系を出て、理由もなく2年ニート、その後はバイトからはじめて、小さいソフトハウスに入るもパワハラで1年くらいで退職しました。

その後は夜中にサーバー再起動するIT土方をしていました。月の手取りは15万で何もできなかった。

その時にコロナでの案件崩壊と自宅待機が来ました。暇で仕方なかったので、流行りのクラウド資格をいくつか取り、しょうもないSIer転職

毎日やることは、しょうもないエクセル方眼紙スクショを貼り付けたり、全力でセルを結合することなどです。

他には、技術がわからないプロジェクトマネージャに、画面共有で5000文字くらいある設計書を半日かけて説明して、得られたもの句読点をずらすことだけだった時は、耳鳴りめまいしました。

しかしながら、自分技術はわかる方じゃなかったので、大流行クラウド資格や、国家資格とかも暇つぶしで取って、ちょっとわかるようにしました。

また、知識だけじゃどうしようもないので、慣れないGitHubを使ってOSSコントビュートとかもしてみました。ただのGood First Issueのバグ潰しでしたが。

こういうことをしても大して給料も上がらず、会議中にAPEXの音がするプロジェクトマネージャの方が評価が高かったのは虚無でした。

彼のAPEXの音をBGMに、転職サイトへとスムーズ登録し、外資系コンサル転職してみました。ここはいわゆるBIG4というところです。アーキテクトをすることになりました。

初め、貸与されたPCMacだったので、外資はいいぞと思ったのですが、MacでやることはWindowsのVDIに繋いでパワーポイントピクセルずらし、論点のない会議ばかりでした。

当たり前のようにコードは書けず、日々Office製品をいじり、顧客社内政治に巻き込まれながら、毎日7時から0時まで働きました。管理職はいつ寝てるのかわからない。

外資なのに社内のワークフロー日系企業並みに複雑、裁量はあるが、そもそも仕事量が多すぎるので実際ありませんでした。無駄LGBT環境への配慮研修が多かったです。

結局ここも前職のSIer仕事を煮詰めただけで、ストレスは上がるばかりだったので、すぐにやめました。給料は爆増したが、色々と失うものがありそうでした。

ここまでで、エンジニアリングにおいて邪魔もの顧客だということがわかったので、次はB to C会社事業部エンジニアになりました。給料は前職据え置き。

今の所たくさんコードがかけて、割と幸せです。この会社に入ってからOffice製品は一切触ってません、あれが悪いわけではないのですが、物には適切な使い方というものがある気がします。

今思うと、自分ものづくりが好きなだけで、顧客課題解決には全く興味がなかったと思います。昔は技術的なコンサルティングや技術営業などもやりましたが、作った後は金の切れ目が縁の切れ目で、作ったものがどう動いてるかは全くわからなかった。

また、前職と違い、事業部エンジニア基本的技術力がある人しかいないので、頑張ってきたつもりの自分でも毎日不足を感じていますしかもみなさん若いので尚更焦る。

これからは、ちょっとずつ頑張っていこうと思います

2023-05-17

anond:20230515165430

似たような話で。

医療システムを作って、病院に納めてるシステム屋さん。

ときどき、プログラムバグによる検体の取り違えが発生してる。

そんなときは、どうやって隠蔽しようかって話をしてる。

俺が何故知ってるかと言うと、そのシステム屋さんで、協力会社IT土方として働いてたからだ。

「そんな設計じゃ、取り違えが発生するじゃろ!?

とか口うるさくしてたら、煙たがられた。

障害発生させたガイジは、現場でこっそり改修してデプロイする。リポジトリには反映されない。

からリリースすると再び障害が発生したりしてね。

ガイジは内緒改修した箇所を覚えてないのか、ヤバすぎて言えないのか知らんが。

ガイジが邪魔過ぎる!吊るせ!」

とか口うるさくしてたら、契約切られた。アハハ!

2023-05-15

anond:20230515153706

その二つの資格程度の知識がないならマジでコードポチポチ入力するだけのIT土方しかできないレベルだが、それがバレるのが嫌だから騒いでるんだろう。

 

流石にその辺りの知識を覚えることを否定する奴は

底辺底辺等級が一番下だわ。

2023-05-08

東京が人を吸い上げるって言うけどさ

地方仕事を作れないか地方の人が移民みたいに東京に来て東京土地の人らは迷惑してると思うんだよね。外国人不動産買い占めとか目じゃないレベルで、地方民が来る需要があるから年々不動産価格は上がるし就活競争苛烈になるし、電車は混むし賃金も一生上がらない。幼稚園保育園も混む。

頭が悪くて生産能力が低い、一生懸命な人たちがいっぱい来ちゃうのは正直邪魔だよなって思う。東京地元の子たちがバイト1,250円で働いてた頃のが手取り多かったな〜って思う職場地元の時給が950円だった子達が低い条件で喜んで働いちゃうから東京賃金はいつまでたっても上がらない。

カスみたいな建売住宅馬鹿みたいな1Kアパート異臭がする東京湾の湾岸に住みたがる田舎者のせいで、おばあちゃん達は不動産屋に騙されて土地を取られるし、昔はまともな公営住宅が建ってた土地地上げされてタワマンになる。

頭が良い人は納税してくれるからまだマシだと思う。北京みたいな感じで、三代都民じゃない人間は住居を買うのにVISAがいるみたいにしてほしい。よく分かってないけど。

地方仕事がないって皆言うけど、地方民が東京に来るせいで東京にはまともな仕事がない。具体的には、商業高校で一番を取れば地銀に勤められるとか、工業高校ちゃん勉強すればトヨタや製鉄の孫会社に滑り込めるとか、資格を取れば地元の電力会社通信会社に入れるとか、高卒ちゃん公務員になれるとかそういったコースがない。まともな仕事につくために必要な経費が、他地方よりも優位に多い。なぜかって言えば人が余ってるから

東京高卒は、運動神経が良ければ土建屋に、体力があれば引越屋か飲食にで、工業高校に行っても運送/倉庫管理中小商業高校に行っても事務派遣みたいな状態。そうなったら金もないのに専門か大学に行くしかないし、専門に行ったとて地方から出てきた変な夢抱えてラリってる馬鹿が引下げた賃金労働環境やりがい搾取大学に行ったら良いとこ入れるかは皆様ご存知の通りってとこ。

貧民が稼げるようになる糸口はIT土方不動産営業くらいだと思う。それもそこそこ頑張らなきゃいけない。地方民が競争率上げるから

東京が人を吸い上げるせいで地方が衰退するって言うけど、こっちから言わせてもらえば地方が人を送り込んでくるせいで東京は終わってる。全部引き取ってくれ。困らないから。夢とか追いに来るな、お前のせいで不動産の居室が1室埋まり電車が1席埋まる。馬鹿なお前が日々やりがいを持って働くせいで、俺たちの労働環境は一生改善しないし適正な競争が生まれない。日東駒専以下のやつ全員帰れ。あと年収360万以下も帰れ。東京に貢献できないくせに東京に来るな。

あと安保施設工場発電所地方押し付けてるって言い方も腹立つ、地元首都機能押し付けられてる方がどう考えても迷惑土地はぶんどられるし、労働市場住宅市場破壊されてる。

自然環境家業の維持も、何贅沢いってんのって感じ。東京湾で漁師やってた人間世田谷で葱作ってた農家も、全員、業は取潰されて端金の補助金受け取って、土地を2代も守れず追い出されてったわけだけど、それについてはどうなの。地元土地になんかよくわからん施設ができるのは最悪よ。漁船を留めてた場所羽田空港が出来ようが、元漁師は豊かになんかならない。全部東京がとうの60年前にやられた事で地方意気揚々文句垂れ流してるのもそれはそれで違わね?

残念だけど東京で割りを食ってるのは俺みたいに貧乏馬鹿な連中だからちゃんとした文句の言い方知らなくて全然こういうの聞かないけど、東京一極集中について地方可哀想って文脈マジで馬鹿みたいだと思うよ。

anond:20230508162352

他の世界の慣習に慣れるのも大変なのにITまでやるとか主人公が有能すぎる

「なんだその言語は…!?

「何って…Javaですけど、もしかして違う言語が主流でした?」

(な…なんだこの若者は…!?

ってなりそう IT土方ってどんなんかわからんけど

anond:20230508150254

もう異世界に転生した後描かれてない世界って何もないんじゃ・・・

転生したらIT土方毎日18時間労働でした、救いはいっさいありません、みたいなのでももうありそうな気がする

2023-03-28

現代プログラミングって市中の中小レベルだと、他人コードコピペ他人が作ったAPIライブラリ?のプラモデルになってるの?

職人仕事って言われたり誰でもできるIT土方って言われたりよく分からん

2023-03-17

anond:20230317210436

からすまん。

一般的派遣会社の振ってくる仕事事務系)なら、ある程度は業務範囲が定まった状態契約してるから無茶振りされにくいし、されたら断りやすいんよ。

あと残業時間も気にされるので、場合によるけど、概ねは許容範囲残業ですむ。

でもIT土方下請け下請け下請けの~っていうケースもわりと有るので、途中に入ってる会社がテキトーだと、下に行くほどテキトーになって皺寄せがくるので苦労する。

工数単位で受けてる場合と、プロジェクト単位で受けてる場合とで残業の考え方とかも違ってくるので、わりとガチャ

本当に、踏み台として考える方がいいよ、。長くできる働き方じゃないと思うよ、現場によりけりすぎて疲れるんよ。

から賃金も高めなのかもしれんし。

みなし残業代で高く見えるだけかも知れんし。

2023-03-07

anond:20230307133552

デザインとかインフラ心配する前に親の心配しよう、と思う

 

自分IT土方自称でぶら下がってただけかも)で家を離れてるときに親が認知症になった

しばらくして統合失調症的な被害妄想併発して自殺したよ

後悔した

IT土方の私の遠方にすんでいる親が認知症になった

表題の通りなのだけどすこし話したくなった。

はてなはいろんかITに関する方が多くてそれでここに書きたいと思った。リアクションがあれば嬉しいです。

自分WEBブラウザベースサービスをずっとやり続けていた。既存顧客保守に手厚いサービスで「メインバージョンアップデート基本的個別開発をした顧客にも展開する」といった形。今になってそれはよい道のひとつだと思う。

ただ裏を返せばUIはいじれない古くさいシステム自分はそれを変えたいと思っていたし、提案していた(し、実現もした)。UI変更から顧客からクレームは「フィットandギャップ」で片付けて(自分は客前にも出ていくSEだったので実際に客にそう言ったこともある)、変えることがよきかなと思っていた。

親の話をする。昨年からすこし掛かってくる電話の回数が増えて「なんか寂しいんだよねー」って言っていた。私はそんなときもあるよなと思っているだけだったけど、今にして思うのは「認知症はいつどこに自分がいるのか分からなくなる不安がある」って症状のひとつだと今は思ってる。軽度なので私のことは覚えてるので電話をしてくれた。

そのタイミング親族なんやかやお得だからと言って母のスマートフォンiphoneからandroidに変えてしまった。後になってから分かったのだけど。その頃からから連絡がくることはなくなり、昨年末に症状が私にも分かった。

iphoneandroidに移ることでホーム画面のUIひとつ変わるだけで、使えなくなるひとがいるってことに自分は何一つ思い至ってなかったことに恥じる。親の兄弟姉妹にも「認知症かもー」って電話した。そのうちの一人が話してくれた。

知り合いにもスマートフォンに苦労してる友達はいっぱいいるよー。なんか途中からからなくなって孫とかに連絡できない友達の話はよく聞くんだー。

ほんとUIころころ変えるサイトとか、スマホアプリってインフラになってくんだろうか?

なんかほんと考えてしまう。

2023-03-04

anond:20230304172341

ほかのコメント羊水IT土方だの話だけで

本筋である実際の施策について言及してるのこれだけなのはてブの民度の低さが伺えるな

anond:20230304172823

AIコード吐き出したところでコード書きしかしてないIT土方なんていないか危機感なんて無いよ

いやひょっとしたら学生バイトとか入社1年目の新人ならいるのかもしれないけど

anond:20230304172547

IT土方仕事も、フリーランス仕事

AIに置き換わるから新しい仕事じゃないよ。

設計とかしない作業員レベルなんじゃないの?それもうAIコード吐き出してるよ。

まじで全部AIに置き換わるよ

PMやってんなら知らんけど。

10年前の感覚のままでいるんじゃない?

 

IT土方系は本当に今後仕事なくなるって危機感ある人が大半なんよな。

いつまでも仕事あると思ってるのは一部のバカだけ。

anond:20230304171426

IT土方フリーランスっていうと

悪く捉えればブラック企業SE年収400)とフリーランス年収200代)とかを想像するけど、

「金はある」って書いてるから少なくとも世帯1000以上を想定して読んだ。


新世代の職業が許せない人しぐさだったらごめんね。

anond:20230304171426

IT土方って単なる自虐世帯年収2000万以上あるんじゃないの?

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