「効用」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 効用とは

2023-08-04

生きたい。

しかし生きてる限り苦しみ続けなければいけない。

苦しみを打ち消してくれるほどの苦しみ以上、或いは苦しみと同量の効用はこの世にはない。

から死ぬしかないのである

2023-07-27

マカ自閉症に効くとか本気で言ってんのか?

金沢大学の論文

要するにマウス実験だとマカオキシトシンの分泌を促し、これが自閉症に効きそうなエビデンスを得たと。

えー、マカって精力絶倫になるとかいうあのマカ…?いくらなんでも怪しすぎんだろ。

そもそもオキシトシン自閉症に対する効用ネタも、日本と金大学震源地で、

子供に点鼻投与したら効きました!」

ブチ上げてみたものの、後年東大との合同治験であっさり否定されていたり。

それに懲りもせず、一体いつまでオキシトシンフォーカスするんだか。

2023-07-25

話題事件

社会エアプのみなさんは知らないでしょうけど、あの社長みたいな振る舞いには効用があるんですよ。」とか言ったら一人ぐらい釣れないか

「やっぱりああい暴力性を発揮できるのが女を獲得できる男」とか。

2023-06-30

anond:20230629175842

ローン組んで1億に行かない程度の家を買うのがやっとという人にとって、賃貸にすべきか持ち家にすべきかどちらが生涯効用期待値がが高まるだろうかという論争なのであって、それは予算青天井の人が賃貸ではなく持ち家を選ぶのが常だとしても論争としてあり得るものだ、ということも理解できないの?論理大丈夫

2023-06-26

anond:20230626093750

規制政策妥当性を全体的な視点から吟味すべき」派と「現実的効用を考えて問題解決を優先すべき」派で対立するのって、個別政策とか経済の話してても普通に見る気がするんだけど、なんでエロだけだと思うんかね

こういう人って抽象化とか苦手そうだよね

2023-06-22

anond:20230622145616

野口晴哉風邪効用」より

湿気で皮膚を包まれると一番影響を受けるのは、泌尿器と呼吸器である

普通人でもあまり湿気が多いと蒸し暑く、息苦しく感ずる。

蒸し暑い時は体を積極的に動かし、息苦しくだるい時は深呼吸をすると、そういう感じは薄らぎ、思い切って大股に五、六歩歩けば、だるいのがとれる。

坐骨神経の周辺の筋硬直がだるさの原因であり、息苦しいのはその影響です。それを伸ばすように歩いてみると、すぐ体で判る。

なお個人的実践して効くこともあれば無理なもんは無理なこともある。話半分で。

消費財投資商品比較するなよな。

anond:20230616094300

魚の効用は早々に飽和する(もう一匹さらに食べても満足度ほとんど上がらないか下手するとマイナス)が、

利回りのいい物件から入るものであるカネは、そう簡単にもう要らないってならないだろ。

2023-06-21

年を喰ってる=実働期間の期待値が短い、だから

奨学金が貰う人の個人的効用を高めるためだけではなく、社会的な厚生を高めるため

という目的があるということを鑑みれば、年を喰った人よりは、同じような経済的境遇

にあるより若い人を一人でも多く手厚くしようとするのは当然でしょうね。仕方ない。

anond:20230621172603

anond:20230621180711

効用の話だとしたら

得られる快とか楽の部分を得って言ってるので別にずれてはないな

2023-06-12

anond:20230612111922

世界に対する効用感の違い

自分がちっぽけで、何をしても世界は変わらないという無力感にさいなまれてる人は何もしないし

自分の行動で何かが変わると信じてる人はどんな些細な事でも行動する

2023-06-09

知的障害のある子を産むのが怖すぎる

皆この恐怖をどう処理して何人も子供を産んでいるんだろう…。TORCHや出生前診断でわかるものは良いけど、出産時の事故脳性麻痺とか原因不明知的障害とか避けようがないのに自分人生を賭けてギャンブルするの怖すぎるよ…。

しか子供がいない配偶者や孫がいない親は可哀想だし、普通の子供が生まれたら子供がいない人生より彩り豊かになる気はする。

けど、そもそも子供が好きじゃないしたぶん自分の子供にも豊かで正しい愛情を注ぐことができないか子供による最大の効用が「配偶者や親が一瞬喜ぶ(かも知れない)」「人生に彩りを添える」くらいなんだよね…(ふつうの子供が生まれたからといって必ず良好な関係が築けるというわけでもないだろうし後天的障害突然の死もあり得るし)。それに対して賭けに負けたときマイナス効用デカすぎる。

こんなゴミカス人非人の元に生まれてくる子供もかわいそうすぎるし、やっぱり生まないほうが良いんだろうな。万が一知的障害があったら病院施設に預けて一生逃げ回るだろうし…。でも生まなかったことで後悔するのかなあ…。子供の頃から10年以上悩んでる。皆なんで平然とこんなデカすぎる賭けに出られるんだ。不思議だ。犬猫で満足すべきだろうか(犬猫障害があっても飼い主の人生は終わらないと思うので)。というかよく考えると犬猫を飼うことで生じる生活不自由さに躊躇して結局犬猫を飼っていないのに、子供を産もうなんて異常者の思考かも…。

少子化、この恐怖に由来するところも結構あるんじゃないかと思うけど、だからといってどうすることもできないよね…。医療の力で知的障害をどうにかしてほしい。知的障害者のケア人生を捧げているあらゆる家族のためにお願いします…(他力本願寺)

2023-06-07

俺はマスクを着用し続ける

俺には持病がある。新旧コロナウイルスを歓迎する訳にはいかない。

風通しの良い外なら外している事も有るが、公共交通建物の中では着用しているし、今後も続ける。

誰が何と言おうとマスク効用ゼロでは無いと思っている。

第5類に引き下げられてから新型コロナウイルス新規感染者数の公表が為されなくなったが、

確実に第9派は始まっていると考えている。

俺は罹患したくない、飲食店の衝立も、消毒液も、これまで通り必要だと思っている。

キチガイ

それは違う、病弱なだけだ、理解してくれ。

効用関数を激ショボにしなさい

経済を回したいならそうしないとダメ

アップル革新的でないのではなく自身効用アップデートが遅いだけ

今までもそうだっただろ?

2023-06-06

経済学部の皆さん、需要曲線はありません、あるのはノルマです

営業部長が消費者マインド需要量を決めます

これは決定事項です

営業部社員でなぜ成績が異なるか

それは消費者効用ねじまげているからです

需要とはうすぼんやりしたもの確率的です、未来から見たら点です、人によって違います、同じ人でも環境で、気分によってですら変わります

一対一でない不連続対応関係にすぎません

本来微分なんて出来ません

一つ言えるのはノルマがあることです

営業マンは売らないといけません

原則では売れません

一人一人顔も清潔感も異なります

消費者効用を捻じ曲げます

アップルなどは商品を最大限魅力的に見せます

ウルフオブウォールストリートという映画おすすめです

経済が悪いのは消費者のせいだ、効用関数が悪い、ゆでガエルのようにありがたみを感じなくなっている

仮に今のパソコンの性能が20年前のパソコン10倍の性能なら

当時の10倍以上の金額をすすんで払わないといけない

算数だよ算数

2023-05-31

全身のムダ毛を処理した

当方30歳の独身男性

身体的なコンプレックスだらけの人生だけど、なにがいちばん嫌かというと、ずばりムダ毛だ。

自分の毛深さときたら本当に嫌になるほどで、すねの表と裏はもちろんとして、膝まで鬱蒼、太ももの表と裏までびっしりだ。

しかも肌が白いせいで剛毛がより際立っていて、自分ことながら気色悪い。最近は暑くなってきたせいもあり、汗ばむと最悪である

実害でいうと尻毛もやっかいだ。汚い話なので具体的には書かないが、トイレで嫌な思いをすることが少なからずあった。

そういうわけでかねてから億劫に思っており、また仕事でよくないことがあったせいもあり、半分鬱憤晴らしで処理した。

まずは素肌に優しいというバリカンで全体を刈った。美容院で髪を切ったあとのような、こんもりとした毛が玄関に生まれた。脚だけでこの量ってお前。お前ら頭に生えろよ。

処理したあとは、家庭用の脱毛マシンであるケノンを取り出し、どんどん照射していった。

このケノンという脱毛マシン、めちゃくちゃに優秀である。たぶんわざわざここで自分言及せずともすでに名機として知られているだろう。

きちんと剃ってからケノンを根気よく照射すれば、そこの毛根は死滅する。

弱点としては照射範囲が小さく、1回の照射ごとに冷却の時間必要になるため、脚のような範囲の広い箇所に施すときは、べらぼうに時間がかかることだ。

今回は両脚の全体を処理したということで、なんと4時間弱もかかった。映画ながら見しながらの作業だったが、それでもつらかった。これをあと最低5回から10回ほどやらなければならないと考えるとめんどうだ。

ちなみになぜケノンの効用を知っているのかというと、すでに両腕と体幹部の脱毛完了しているからだ。

両脚がかように類人猿のようだったのだから、腕も腹も胸も、かつてはそれはひどいものだった。

腕だの胸だのは普通に社会生活を送っていても露出してしまう部分なので、脚とは違い、かなり早い段階で処理していたわけだ。

そういうわけで、長らく下半身は毛深く、上半身は毛がないという不自然状態だったのだが、億劫さがまさっていて、ずっと目を瞑っていたわけだ。

これ以上書くと回し者みたいに見えそうだが、少なくともどこかの業者に長く通うよりは、これにバシッと7万円払ってしまったほうがいいように思う。

自分にかぎらず、ムダ毛を処理しようという人間の多くはあまり人に身体を見られたくないだろうというのもあり、時間はかかれど家でひとりで済むというのは魅力だ。

ところで、けさ全身のムダ毛がない状態風呂に入って、とてもおどろいた。

ぜんぜん入浴感が違うのだ。本当に、まったく違う。

なぜこうも違うのだろう。ふしぎだ。なんというか、肌全体がきちんと湯船に包まれている。

毛の抵抗がなくなるだけでこうも変わるものか?

しか上半身下半身の入浴感が違うなとはかねてより思っていたが……

とにかく驚きだった。もしもムダ毛処理を考えている剛毛の男性諸君は、ぜひ湯に浸かってみてこの衝撃を体験してみてほしい。

時間はかかりそうだが、いざ脚の処理も済んだら次は陰毛で迷うのだろう。

範囲を狭めたいが、この箇所は照射の痛みに耐えられないのはわかっているので、うまくカットしてごまかすことになるのだろうな。

とくに見直さずに投稿

2023-05-26

anond:20230520211832

うちは不妊治療してもダメだったから「産む側に回らない」という逆パターンだな。

子どもを産み育てる意味は、大きな視点では生命体としての使命のような、自分が生きた証が未来に残る、繋がっていく面があると思う。

個人的に考えれば、時間含むリソースやりくりの問題から子育てに満足するかどうかは結果(子どもがどんな風に育ち、自分にどんな効用をもたらすか)だから運ゲー…になっちゃう。

2023-05-09

主計局長のますだでございます

お答え申し上げます

主計局次長をはじめとした本省の職員60名余りがラスベガスにてカジノに興じ、その後ドイツにて性的サービスのある浴場施設滞在し、その後マカオ韓国に赴いてカジノに興じ、最後帰国東京都台東区千束の個室型欲情にてサービスを受けたことが確認されております

滞在費、遊興費など、延べ6000億円余りが我が国国庫から支出されたものであることも把握しております

職員たちに聞き取りを行ったところ「楽しかった。6000億円以上の価値はあった」という解答が多数を占めており、我が国全体の効用は本省職員による国庫流用以前よりも全体平均として高まったのではないかと考えております

ただ、次官主計局である私が誘われていたかったと言う点についてでございますが、これは大変に遺憾に思っております

2023-04-25

anond:20230425075617

それはコントロールしようがない出来事であって、夏場の蝿に文句を言うのと同じくらい意味がない。通勤時の快不快あなた効用にとって本当に重要地位を占めているのであれば、たとえ年収が低下しても、電車の混雑率が低いか、あるいは自動車通勤できる地域に転居することを検討しなければならない。もしそこまでする気がないのであれば、それはあなたにとって大切な問題ではない事になるし、そのような問題に逐一怒ることはあなた健康にとって有害である

2023-04-21

いわゆる「無課金課金による廃課金への感謝」に関して

最近課金圧が強くなってきて辛いだか言っている人がいることに関して、

廃課金いるから高品質ゲームを遊べているので、

廃課金感謝している微課金の人がいる。

それに関して思いを巡らせたが、メモしておきたい思い浮かんだこと。

辛いといっても嬉しい悲鳴かも。

課金したくなる魅力的なキャラを多く提供するのは企業として当然だと思う。

おおまかにはみんなが自分の支払った費用肯定的な態度をとれればいい。

各人がそのゲームにかける一円当たりから得られる効用が、

他のあらゆる何かにかける一円から得られる効用以上ならば理想的には最善。

金持ちの人が廃課金するならいいのだが、

借金等で長期的な利益を損なってまで廃課金することはないほうがいい。

仮に破滅的な廃課金がいなくなったら十分な喜びを提供できないのなら、

そのゲームサービス終了することも仕方ないと思う。

2023-04-09

anond:20230409121434

そりゃ寄付も立派な使い途の一つなんだからお金の使い方が分からないという人に提案する人がいて当然でしょ。

他人のためにお金を使うこと自体が、直接的な消費を経なくても本人の効用を高めるケースは別に珍しい話でもないし。

追記老いていく親の終活 財産分与又は終活リアリズム

https://anond.hatelabo.jp/20230407210512 これの追記

書いたつもりがスポッと抜けていた「財産分与」について。あと「関係を良好にできない親の場合は…」についても少々。

この俗説は因果が逆なんです→『財産が自宅ぐらいしか無いという人ほど、相続大戦争が勃発する』

ブコメにあった『財産が無い人ほど相続大戦争が勃発する』というのは、よく言われてる話なんだけど、因果ちょっと勘違いしていて、半分ぐらいしか合っていない。

自宅ぐらいしか財産が無い家で揉めたら、生きてる家族人生にそこそこ大きな影響があるような相続大戦争になることもあるが、財産がたいしてなかろうが、家族仲・兄弟仲がいい、または家族がそれなりに常識的合理的なご家庭の場合は揉めることはない。

揉める根本原因は「大した財産がないから」ではなく、家族兄弟間の仲が良くなかったり、家族兄弟の誰かがそれぞれの家庭に何らかの問題があって合理的判断ができなくなっているという点だ。

増田なので言葉を選ばずに言うが、お金があってもなくても、人間関係が悪いか、もしくは頭が悪いかの場合は、たいてい揉める。ただし、その先はリアリズムで、家族間で揉めてもお金があれば最終的には日常生活におけるクリティカルな悪影響は受けにくい。しかお金がないとそうじゃない…(財産分与で揉めて調停になって時間とカネがかかって結果もらえた財産雀の涙、みたいな)。

ただまぁお金持ちだって金銭日常生活面での影響が相対的に小さいだけであって、「家族の仲が悪い」とか「相続で揉めて親兄弟と断絶」とかはお金で換算できないタイプの影響はあるよね。

話は戻るが、平成以降の貧富拡大社会では「親に金がある=子もある程度は余裕がある」そして「親に金がない=子供結構カツカツ」だから、「貧乏人ほど相続で揉める」みたいな一見論理が通っていそうな俗説をつい言いたくなる。だがそれは論理が少し飛躍していている。カツカツの生活をしていると心の余裕がなくなりがちで、親子兄弟含め人間関係が薄く悪化しがちで、親が死んだタイミングで色んな物が噴き出しがち、なのだ

本来因果関係は、「親子ともに金がない」→「家族全員がカツカツ」→「それぞれの家庭に若干問題が(住宅ローン返済が大変とか諸々)」→「あわよくば」という悪い心→「醜い争い」という順番である

兄「親父が死んだ後の自宅を売ろう」

妹「何言ってんのお母さんが住む家がなくなるでしょう」

兄「おふくろは一人になるんだからお前が引き取って面倒見ればいいだろう。母さんもそれが安心だよな?」

母「そうね…でも…」

妹「何言ってんの夫がいい顔するわけない。そもそもお兄ちゃん何でそんなお金必要なの」

母(…無言)

兄「ローンとか教育費とか大変なんだよ…」

母(だんだん涙目

とか?こういう想像上の橋田寿賀子ドラマのような戦争はめったにない。まぁごくたまには見かけるけど…その場合相続関係なく「もともと家族の仲が相当悪く&全員が相当金に困ってる」場合だと思う。多くの場合はどちらかの条件が満たされないので、例えば、家族仲が悪いけど、比較的羽振りの良い兄弟が面倒にかかわたくないからと引くんだよね…。

要するに、何が言いたいかと言えば、つまりお金があまりない自覚があるなら、何よりもまず親兄弟との関係を良好にしておくことが大事

そして、人間色々あるからね、仲良くするのは難しい場合でも、「親の財産生活」に関することをできるだけ透明化する努力はしてもいい(本当に険悪な場合は放っておいても全然いいとも思う。後述)

親の財産生活の透明化および等分化

実はこの「親の財産生活の透明化」が、要するにエンディングノートの一番大きな役割

またしてもリアリズムな話だが、親が死ぬ前に自分たちいくらぐらい金が残りそうなのかを透明化できていれば、お金がない家なら邪な期待を持つこともなくなるし、お金がそれなりにある家ならそれなりの予定や計画が立てやすくなる。

そして、大事ポイントなのに前の増田にうっかり書き忘れたが、エンディングノートは必ず、利害関係者(配偶者兄弟)に全員が見られるようにしとくこと。

利害関係者の誰か1人だけが事前に情報を持っている」という状態は、下手すると比較的悪くもない人間関係悪化させる危険もあるので、「エンディングノート書いてもらおうよ→そうだね→手伝ってね→出来たら読んでね」的なプロセスは必ず、必ず必要。親が勝手にやり始めてる場合でも、子供たちから「見せておくれよー」は言うようにしよう。

「透明化」について、テーマとは直接かかわりはないがもう一つ大事な所としては「介護の金と労力」について。

人間老いてくると段々ゆっくり自分のことを自分でできなくなる。介護段階に入った時に配偶者や子が(介護サービスを利用しつつ)老いた人の責任を負っていくことになるが、このお金と労力で、子供負担をする場合は、ある程度は金銭的、労働力的な出納を透明化するのをお勧めする。完全平等分担なんてできないのでだいたいで良いのだが、透明化しておくことで負担配分が合理化されやすくなるし、トラブル人間関係悪化を事前に防ぎやすくなる。親の状態おかしくなったら介護認定が付かないにしろ早めにケアワーカー相談しておく方がおススメなのは介護ケアは早い方が予後が良いとか悪化した時の介護認定スムースだということが一番だが、家族問題第三者が入ることで透明性が高まるから、という効果も期待できるよ。ケアワーカーの選別ももちろん、利害関係者(兄弟)と相談して決めるの大事報連相まじだいし。

お金については単純に使用した分を記し精算(理想介護用さいふを共有してそこから拠出)、労力についても共同の分担スケジュールを作っておくといいよ、見える化することで手伝えない人にうっすらとした罪悪感を持ってもらえるし。

ちなみにだが、「亡くなった人の介護負担が大きかった家族へ、相続財産の配分をより大きくすることは可能か」について。

正解は「その介護により相続人の財産が大きく減った場合以外は、財産分与比率にはほとんど影響しない」。ケアワーカーさんや施設の手配や色々なやり取り、送迎や見舞い、日々の生活サポートやら、諸々けっこう日常を削られる「労働」だが、財産分与にはほぼ反映されない。一応「寄与分」という考えはあるんだけど、雀の涙なんだよね。この扱いはとても理不尽だと増田も思う(多分法律を考えた人が親の介護自分でするなんて考えてないんだろうと思う)。極端な例で考えると理不尽さが増すので極端な例を出すが、「義母に尽くして看取った嫁に財産分与可能か」の答えはNoである。法定相続は、「配偶者に半分」「残りの半分は子が等分」なので、子の妻には財産相続権利そもそもない。

なのでまぁ財産を多く貰おうと下心で面倒を見てもほとんど効果ないので、現代においては「透明化」によって親の老いに対する労力の等分化を目指そう。

財産分与について。

まずは前提条件:親の残した財産をどう分けるかは、法律を守らなくても別に全然いい。

こう言うと語弊があるが、民法にある法定相続分あくまでも民事訴訟が起きた時の基本的解決線なので、別に民法に従って分けなくても、家族兄弟相続人とか言います法律だと)が仲良く話し合って皆が納得すればその納得した方法で分ければいい。ちなみに、亡くなった人の銀行口座が凍結された場合はこれらの「相続人」たちの連名で書類を提出しないと口座解凍ができないのだが、要するに揉めてない証拠を出してくれという銀行の都合の書類ですね。だまして口座解約して逃げちゃう悪い兄弟がいるとも限らんし。

で、例えば財産を全部無職の弟に渡したって全然良いし、上に書いた「義母に尽くして看取ったけど財産をもらえなかった可哀想な嫁」も、その状態が透明化され家族間で共有されてて、そして家族仲が良ければ財産分与においては報われ得る。「お義姉さんがずっと面倒見ててくれたんだから、死亡保険金はお兄ちゃんが受け取って。それでお義姉さんに少しでも慰労になるといいけど」「そうだよな、本当にありがたかったなぁ…」というほのぼのストーリーにすることも可能。というか割と多くの「大きな問題がないご家庭」はこういう風にやっている。

次に自宅の相続:利用状況に準じるのが大原則。利用しないならすぐ換金

例えば父親が死んで母親がいる場合は当たり前だが母親がもらう。両親と兄弟の誰かが同居している場合でも生き残った方の親がもらうケースが一番順当(配偶者が取得する方が税金上の得が大きいので。ただし金持ち場合はその限りにあらず。金持ちは金を払って税理士過激節税方法でも聞けばいい)。まぁ当たり前すぎる話。

親が死んで利用する人がいない自宅は、個人的お勧めは「すぐに売っちゃえ、売って金で分けろ」である。それが一番穏当だと思う。住む人がいなくなった家は本当に笑うほどすぐ傷む。家の整理に数か月かけるもよし(思い出がいっぱい出てきて楽しいよ)、業者を入れれば2、3日(ある程度思い出を掘り出せたら人の手を借りちゃうとよい)。業者ごみ処分を頼んだってせいぜい数十万~百万ぐらい。売れば1千万ぐらいにはなったりするわけで。お金は良いよ、きっちり等分もできるし、好きなように傾斜も付けられる。

厄介なケースは下記。

  1. 死んだ親と同居している兄弟がいる場合
  2. 実家に拘りが強くて継ぎたい(と言い出した兄弟がいる)場合

不動産という財産の厄介さは「不動」なことと「財産としてデカい」ことで、あまり蓄財していない親御さんだった場合、「同居してた兄弟がそのまま自宅を相続する(そうじゃないと住むところがなくなっちゃうからね)と、財産分与がかなり不公平になってしまう」という問題が起こる。もちろん、等分じゃなくて全然いいよー!と他の兄弟が言うのであれば何の問題もない。兄は同居、妹はF1ドライバー結婚して億万長者、とかなら言いそうな気もする。

だが庶民はやっぱり、自分も貰えるはずのものが貰えないとなると、内心穏やかではなくなることがほとんどだと思うので、その場合はまぁ、頑張って話し合いをしよう笑。

エンディングノート効用はここにもあるが、こういう同居してる結果不均衡になりそうなご家庭の場合は、例えば、同居してない子に不公平感が出ないように、親の支払いで「非同居子」を受取人にした死亡保険に入っておくとかできます。これもエンディングノート関係者全員で共有出来てれば可能家族兄弟で話し合って決めるのが大事

この「同居してた兄弟系の争い」で見たことある一番のバッドエンドはこんな感じ…。トホホ…。

ちなみに上の2を言い出したのは私の兄弟配偶者の親が住みたいというかもしれないからと言われ、なんでそれで何千万の家がもらえると思うとんねん!とすごいデカ兄弟喧嘩をしたぜ…。親が片方死んだあとは残った家族は仲良くなりがちで、もう一人の親が死んだあとは兄弟の仲が悪くなりがちっていう俗説はガチだったんだなとしみじみした。

「家族」ってまぁ人一人の人生複数持つことになるんだよね。愛人がいるとかではなく、結婚やらで所属する「家族クラスタ」が増えていく。結婚すれば別の家族ができる。自分の親による家族自分配偶者による家族配偶者の親による家族独身のままでも、家族ではないにせよ世帯別になるからまぁ似たような感じだと思う。

戸籍が分かれても世帯が分かれても、生まれた時の「家族の枠」がなくなるわけでもなくて、親の介護やら相続やらで「産まれたり育ったりした家族の枠」のなかで行動したり考えたりする必要が出てくる。でも、その時に他の家族自分家族配偶者実家家族など)のこともつい考えてしまったりして、思ってたより多いしがらみの中で非合理的なことを言い出すこともある。それで何かね、親が一人もいなくなっちゃうと兄弟がむき出しの喧嘩なっちゃやすいんだね。いやぁ、生まれからほぼ初めてかつ最大の兄弟喧嘩だったよ…。ちゃんと仲直りはできましたが。

自宅以外の不動産場合プロ相談

地主とか運用してる不動産があるとかの場合は、素直に税理士に聞いて言う通りにするのが吉。

田んぼや畑=地目が「農地」になっている場合は、耕作放棄地だろうが市民農園に貸してる畑だろうが、簡単に売れないので、地元農協相談だ!農地を持ってるということは100%親御さんは農協組合員のはず。農地地域農業員会の許可がないと相続も売却も自由にできないらしいので、生きてる時からその辺は親御さんに聞いとくといいよ。

山を持ってるとか森を持ってる、みたいな人もたまにいると思うが、これも同様。エンディングノート作成に当たっては、自宅以外の土地を持ってると判明した場合地目が「宅地」以外のもの法務局確認可能)があったら要注意。しかるべきところ(農協とか役所とか)に色々聞いとくといいと思う。

ただし、地目が「宅地」じゃない土地は、都市部ではまずあんまり見かけない。家庭菜園をやってるけど地目は「宅地」なんてことも普通にあり得るので、親に確認だー。

親が賃貸に住み続けてた場合

速やかに家財を引き上げないと、ずっと家賃を支払い続ける羽目になるので、業者を入れてでも引き上げしましょう。結構馬鹿にならんと思います

親と、兄弟と、どうしても反りが合わなければ、何もしなくてもいい

色んな事情があるから、そういうことも普通にあると思う。関係が良くなければ、良くないままで、心を鬼にして「放置」が良いと思う。あとは物理的にどうにも無理だ!というときも「放置」するしかないよね…。

自分が何もしないままで親が死んだら相続はどうしたらいいのか。割と全然何とかなる。

誰も存在を知らない金融機関の口座は一定期間が過ぎればその金融機関の持ち物になるので心配しなくていい。株式なども同様。勝手発行者が何とかしてくれるから大丈夫

家については、一番簡単方法業者に頼んで売っちゃう。片付けとかもドライに割り切ってすべて金で解決処分費用相殺した残金があればラッキー、無くても(多少の持ち出しがあったとて)手間代だと思えば腹が立たないと思う。そこまで実家関係が悪いなら。

親御さんが金持ち場合は、誰かしら財産管理を手伝ってる人(銀行とか税理士とか)から必ず連絡があると思うので、その指示に淡々と従えばいい。

やらない方がいいかな、と思うのは以下

  1. 親も兄弟も苦手、実家に帰るのも間遠で気が重い。でもどうしても心配にはなるから数年ぶりに帰省してモノ言いたくなって大喧嘩
  2. もうずっと没交渉なのに財産分与の時だけめちゃ権利を主張
  3. 親に結構借金があることが分かったが財産ちゃんともらいたいので頑張ろ

要するに、酷い言い方になるが、親子兄弟との関係が良くできない(あちらの理由もあろうし、こちらにも理由があろう)なら、何かを望まない、というのが大原則。そうすれば別に今以上悪くなるということはない。まぁ、そういうこともあるよね。

相続は分かった、介護はどうするんだ。

これもまぁ、そこまで関係が悪い家族関係なら、出来るだけ縁薄く接するのがいいと思う。お金解決第三者委託介護業者)、同様に、感情時間も手間も労力も金もかけない、その代わり何も文句も口出しもしない、というのがベストだと思う。

ちょっと前の増田に、親の介護のために仕事を捨てて田舎に戻るか、というのがあったが、あれブコメに多数指摘があった通りで、戻ったら最後増田人生が割と酷くなるだけなんだよね。介護する子がいる要介護者は施設入所の順番が後送りになり実質的には多分入所が不可能になる。仕事もなくなる収入も減る、介護はよりより厳しくなるだけなので戻らないのがリアリズムの正解なんだよね…。

リアリズム面を書き始めたら長くなりすぎたし、楽しい話が全然できなくなった。しょうがないよな…。家族自分老いも、逃げても逃げられない「生の頚」のようなものだな、と思うときもある。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん