Aさんの目の前には2つの封筒X,Yがあり、X,Yのどちらかにはもう片方の2倍の金額が入っている事だけが分かっている
さて、AさんがXの封筒だけ開けたら中には1万円が入っていた
Yの中身が5000円である確率が幾らなのか設定されてないんだから
じゃあここで「5000円である確率を幾つに設定するのが適切か?」なんて考えをする事も出来るけど
こうやって現在の数学は数学的な設定が不十分の問題には「分からない」というしか無い学問になっていて
どういう設定を与えるのが適切かというのは数学以外の学問でやって下さいとなっている
設定が与えられた時に答えを導く事に全力を注ぐ事で、答えを導く方法が洗練されてきた歴史が数学にはあるから
一方で統計学や医学では上記とは違って「問題の設定をどう与えるべきか?」も学問の中に入っているし
もちろん「設定が十分な時に問題の答えはどうなるか?」も学問の中で扱っている
まぁ数学の方も応用数学の方で問題の設定をどうすべきかについても専門的な知識を持ってる人がいる
ベイズ推定しようぜ
事前確率を適当に設定すればいけそうよな
🚂💨💨💨💨💨💨💨トーマス
その状況でAさんがどう行動するかというデータからそれを合理的に説明するAさんの頭の中にある確率(と効用関数)を特定できる条件を数学的に調べたのがvon Neumann-Morgensternの期待効用...