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はてなキーワード: バイアスとは

2018-05-23

anond:20180523125854

そのコミュニケーション認知は、的外れだしお友達を作る役には全く立たない、うまく行ってないので直せよ、と言っても聞き入れないのだからしょうがないよな。

非モテは、自身ののアイデンティティをゆがめるアドバイスを、聞き入れないといけないのか?

それこそがこの問題の歪み。

非モテは間違いで、自身は正しいという強烈な成功バイアス

それに、非モテの性欲満たすために女は嫌でも我慢しろって言ってるじゃん。頭おかしいの?

私は別に女性だけ我慢しろとは言ってない。

全員、我慢しろと言ってる。非モテだけに我慢を強いるのをやめろと言ってるのだ。

あと、非モテ問題は性欲の問題でもあるが、承認問題でもある。

そういうとこやぞ。

非モテを追い詰めるのは、認めないのは、そういう言動やぞ。

anond:20180523125457

法を悪用して独裁的に嫌疑者を不起訴にしたという噂のある人

ここがすでにバイアスがかかっている。

「法を悪用した」根拠もないのに、「法を悪用した」というのは

法律重要ししている」とは言えない。


まして、伊藤詩織の件には確たる証拠もない。

どうして、山口に損害を与える正当性があろうか?


法の下で、法に守られて生きているものが法を疑うのなら、

法を変えるしかない。

それをせず法律外の私刑を、根拠なく感情で人を裁くことを正当化するのなら、

法治国家国民にふさわしくないのではないか

anond:20180523120155

レイプされたと言う人」が正しいとは限らない。

「色々な絡みあって不起訴になったという噂のある人」が正しいとは限らない。


レイプされたと言う人」にだけ「かわいそうバイアス」を働かせるのは、公正とは言えない。

「色々な絡みあって不起訴になったという噂のある人」が無実なら、本当にかわいそうなのはこっち。


私はただ、「疑わしきは罰せず」を重視しているだけ。

法は、「不起訴」といった。

それが、「人間としてはかなり終わりだよなーと感じる」のであれば、

あなた法治国家になじまない。

anond:20180523105533

そもそも、「恋愛対象としてみない」「性の対象として見ない」ということ自体

実は「平等に扱って」いない。

出会う異性全員を「恋愛対象」としてみて「性の対象としてみる」ことをしろっての?

馬鹿じゃないのお前。

人が人を好きになるってのは珍しいことなんだし

友達としては普通に成り立つことは多々あれど、恋愛対象なんてごくごく一部だろ何言ってんだ。

全員を「性の対象としてみろ」っていうんだったら、それこそ心底気持ちいね

本当にそれは、中身をちゃんと見られているのだろうか?

外見のバイアスを受けていないのだろうか?

受けてねぇよ。中身しか見てないわ。

ネトゲオフ会とかやることもあるが

中身を完全に知ってから出会いだわ。ふざけんな。

自分だけ報われない可哀想な僕ってやりたいのかもしれないけどウゼェからやめてくれるか。

anond:20180523104453

同じ人間として平等に扱っているがね。

この「平等」が、個々人によってまず違う。

そもそも、「恋愛対象としてみない」「性の対象として見ない」ということ自体

実は「平等に扱って」いない。


変に扱えば優遇してることになるしな。身なりよりも中身だろ。

中身腐ったような奴には容赦しない。

本当にそれは、中身をちゃんと見られているのだろうか?

外見のバイアスを受けていないのだろうか?


全ての責任を回りに求め、自分勝手がすぎる奴が被害者面してたら腹立つわ。

すべての責任非モテに求めているのが今の世の中だと思うよ。

恋愛の勝者側が、自分たち価値観を全く疑わない。

俺にはあん勇気出せない、きっと。

日大選手自分が全て悪かったことにされないためだったとしても

顔出しと名前を明らかにして衆人環視の状況で経緯を明らかにするってとても勇気がいることをやってのけたよね。

起訴もされていない事象に対して記者会見を開く勇気果たして自分にはあるかと問われたらとても頷けない。

会見聞いたら監督たちのマインドコントロールがすごいのか体育会系からさらバイアスかかるのか知らないけど

彼が感じたプレッシャーやその仕掛け方にものすごい闇を感じた。

5/3

いきなり練習から外される

(いきなり会社来なくていいよって言われるようなもんだよね、自宅待機?

お前やる気ねーから来るなよとか言われるんでしょ。

いや、そこで有給があるしとかそーゆーもんでもないんだよね。実際。

理由聞きたいし、けど彼は聞けてない。)

5/4には日本代表合宿行くなと言われる。

(来月だし、参加費20万払うし、もう払ってたのかな?飛行機とかとってた?)

練習で下級生のためにタックルを受けるためダミーサンドバックみたいな重い緩衝材)を率先して持ってたら

お前何勝手なことしてるんだと言われてグラウンド10周させられる。

さらに、練習には出さないとコーチから言われる。

出張予定してたらいきなりキャンセルさせられて

仕方ないから社内の作業手伝ってたらいきなり怒られて全然関係ない仕事押し付けられるみたいな。

さらに、今日、お前の仕事ねーから、って言われるようなもん?

5/5

この日も実戦練習は外される。

練習後、井上コーチから

監督に、お前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、

相手のQBを1プレー目で潰せば出してやると言われた。」

「『QBを潰しに行くんで僕を使ってください』と監督に言いに行け」

と言われた。

ここ、この日が強烈、あいつが邪魔なんだけどお前が露払いしてくれたら試合に出せるんだけどなぁ・・って。

で、ここで断ったらまた俺の居場所ないのかな?って思っちゃうよね?

しかもまだ働いたことのない二十歳のまだひよっこがよ?

コーチ監督コメントを録音する知恵もない子供が追い詰められて鉄砲玉になっていくさまが悲しい。

5/6 試合当日

試合メンバー表に私の名前はありませんでした。

試合前のポジション練習時に井上コーチ確認したところ、「今行ってこい」と言われた。

私は、監督に対して直接「相手のQBを潰しに行くんで使ってください」と伝えた。

監督からは「やらなきゃ意味ないよ」と言われた。

戻った私は、井上コーチに、監督と話をしたこと監督から「やらなきゃ意味ないよ」と言われたことを伝えた、

さらに、井上コーチに対して「リード(DLの本来のプレーのこと=相手のプレーに反応してボールを追うこと)をしないでQBに突っ込みますよ」と確認した。

井上コーチからは「思い切りいってこい」と言われた。このことは、同じポジション人間は聞いていたと思います

悩んだけど、鉄砲玉にならないとこのあとオレの居場所はないと感じていた。

やはり今日も出勤しろとは言われなかったため上長電話したところ更に上役に繋がれた。

みたいな感じかな。

記者会見の中で徐々にアメフトを好きではなくなっていったというのがとても悲しいコメントだったけど

日本部活ダメ指導陣がこういった可哀想選手被害者を生み出してしまっているとしか考えられない。

教育もっと哲学を入れることで根本的な改善にならないかな。

もう日本未来が明るくないことはわかっているのだけど

道徳をずっとやっていてもこういった問題は起きるのだから

ぜひ小学校から哲学を始めてもらいたいよ。

2018-05-22

anond:20180522153234

しろそこに性的匂いを感じる方がバイアスなのだ、とも言えるのでアレは難しいよ。

現象だけ見れば単なる採寸だし。

とりあえず「キモい」を前面に出すと「感情先行で後付けで理屈をくっつけてる」と思われるからやめたほうがいいよ。

anond:20180522161954

結構練習してるじゃん、ってのはともかく

美術部員フルマラソンに参加させたら半分地点で50パー以上がリタイアするので、

走れた奴の平均タイムを見ても意味なし。それこそ生存バイアスってやっちゃ。

2018-05-21

anond:20180521000518

あなたもそうだが日本会議だの統一教会だの

世界イルミナティ支配しているみたいな陰謀論と同じっていい加減気付いてほしい

あと、中国云々言ってるけど戦中の話出すなら日本アジアほとんど侵攻しています

そういう色々無駄バイアスがかかってるから変に難しく考えるんじゃない?

あなた安倍政権下で何を苦しんでるの?

正直それがよくわからない

給料に不満なら転職すれば?

今どこも人手不足スキルあれば引く手あまただよ

株価も上がってんだから投資すればいじゃない

何も動かずに不満言えるんなら言えるだけ幸せだよ

2018-05-20

anond:20180520073533

自分から行っても、何も得られないか持たざる者なんだよ

貴方のその、上から目線生存バイアスの塊みたいな発言も、貴方がもてる者だからこそできること。

2018-05-19

anond:20180519190559

持たざるものがどれだけ努力や苦労をしたか、してないか

決めつけて書いてないか、それ。

努力たからもてる者になったって言うそれ、ただの生存バイアスしか無いぞ?

2018-05-16

子育て成功記事ってなんで「年収」の情報を伏せるの?

共働きでもイクメンでもまあなんでもいいが「子育てこんな風にしてうまく行きましたよ」系記事ってネットで多いけどさ

大体「年収」というめちゃめちゃ重要な要素が伏せて語られるし、

読者もそこを疑問視してる人が少ないのが首をかしげる。

いや別に義務ってわけじゃないし年収書きたくないなら書きたくないで良いけどさあ。

年収」という重要情報排除した子育て論に意味なぞあるの?と思ってしまうのだ。

年収を開示して「低年収」ならば、なるほどじゃあ自分も見習おうかな、と思えなくもないが

「高年収」ならばいやそれあんたが収入高くて余裕があるからですやん…成功バイアスですやん…と思ってしまっても仕方ないだろう。

まさか拝金主義とか金の亡者とか言わんよな?

子育てにおいてめっちゃ重要だろ、カネ。

創意工夫すれば低年収でも子育てはできる!甘ったれるな!みてーなクソマチズモを振りかざすわけじゃなかろうな?

2018-05-15

葬送

元彼に新しい彼女ができた、と人づてに聞いた。

別れてから数ヶ月、1人でもそれなりに楽しく生きていたつもりが、話を聞いてから丸1日はそのことしか考えられなくて、自分の中で彼とのことを消化できていないことに気づいた。それは本件について誰にも本音を吐き出せていないからかもしれない。彼に大切な人ができた今なら、私が何を語っても大丈夫だろうし、今まで何かが怖くて言語化してこなかった自分気持ち文字にすれば、これまた何かを供養できるんじゃないかと思い立ったので筆を執ることにした。

4年間という短くない期間を共にしたので、長文になるだろう。でも、文章にしてしまえばとても陳腐な話なのかな。書き終わる頃には少し楽になれてるといい。

一目惚れだった。内定先の会社で開かれた先輩社員との飲み会で隣の席になり、仲良くなれる気配を感じてSNSアカウントを交換したのが始まり

当時大学生の私にとって、たった2歳上でも社会人ものすごく大人に見えて。そのバイアスも多分に含まれていたとは思うけど、落ち着いた雰囲気ながらもユーモラスな彼はとにかくかっこよかった。ルックスも好みで、特に目元がゾウさんみたいにぱっちりでマツゲが長いところは、ずっと眺めていたいほど。背も高くて、大きな手が魅力的だった。

その飲み会では、彼に彼女がいるということを聞いて(周りの先輩達がわざわざその場で言ってくれるくらいには、私の好き好きオーラバレバレだった)、ものすごく残念に思ったけど、私にも彼氏がいたので飲み会後は「入社が楽しみだな」という気持ちで帰った。

でもせっかく連絡先を交換したので、飲み会の後から頻繁に連絡を取り合うようになる。ライン上での会話のテンポ言葉遊び感覚が非常に合って、話ははずんだ最初は先輩後輩としての会話だったものが、だんだんプライベートな話までするようになっていき、私の好意はもちろん伝わっていただろうし、向こうもまんざらでないように思えた。

そして2ヶ月後には彼が大阪まで遊びにきてくれるという進展っぷり(私は当時大阪在住、内定先および彼は東京だった)。一緒に大阪観光名所を遊び回って、電車の乗り間違えなんていう些細なことでも笑いが止まらないほどだった。この旅行での胸の高鳴りは今も忘れていない。

大阪旅行を経て、私は彼の恋人になりたい気持ちが強まった。当時の彼氏に別れ話をして、彼と付き合えるように準備を進めた(私が悪いので当然だが、別れ話はもめにもめた)。そんな中、彼からは決定的な言葉はなくて、まだ彼女とも別れていないようだった。スカイプでのテレビ通話中に不安を伝えると、無言になって部屋の中で何かを投げ始めて、びっくりした。どうやらイラついたらしい。そのような感情表現をとる人を見たことがなかったので本当に驚いた。これが最初違和感。そのほか、お互いの恋愛観についてもいろいろと話をする中で「とにかく楽しいほうに流れたい。現状を変えるのは面倒」といった旨の意見を聞いて、このあたりにも少し不安を覚えたけど、恋は盲目からそっと記憶の端に追いやった。

数ヶ月後、晴れて彼も彼女と別れ、私が正式恋人となることができた。幸せだった。遠距離は寂しかったけれど、名古屋で会ったり彼の家に泊まりにいったりして、私が入社のために東京に引っ越すまでに5回ほど一緒に過ごしたのではないだろうか。私は時間を、彼はお金をお互いのために割いた。卒論は彼の家で書いた。

大学卒業して、ようやく社会人になった私は極力彼の近くにいるようになった。彼の住む駅と同じ場所アパートを借り、ほぼ私の家で一緒に過ごしていた。6畳のせまい家だけど、大好きな彼とやっと一緒にいられる楽しさで全然苦ではなく、べたべたとくっつく毎日

けれど、頭の隅に追いやったはずの不安が少しずつ顔を出す。発端は彼が家事をあまりやらないこと。ありがちかよという感じだが、気になったのはそこではなくその後の対応である家事負担に対して私が不満気にしていた日、彼は「(私)が不機嫌みたいだから」と出て行こうとした。話をするのではなく去ろうとした。違和感その2である。私もただ不機嫌なのはよくないなと思い、家事の分担について話すと「俺のほうが疲れてる」「昔は文句言わなかったのに」と的外れかつ見下した返事をする。結局その後チャットでもう一度話して分担を決められたけど、この時のそこはかとない不安感覚は鮮明に覚えてる。

それから、忘れられないのがその年の私の誕生日。彼はほぼ常に誰かしらの女の子と連絡を取り合っている人であったが、その時期特にはまっている相手がいて、私の誕生日にも目の前でスマホばかり見ていてかなり辛かった。出かけていたけど、悲しくなってすぐに帰ってきた。彼にとっては私の嫉妬がうざったかったようだが、それならそれでもう少し上手くやってほしいと願う。彼へのいくつかの不信感はこの後どんどん増大していく。

なんだかいきなり悪いことばかり書いてしまったけど、基本的にはすごく楽しい日々だったし、彼のことも尊敬している。私が配属先のことで悩んでいた時、彼の的確なアドバイス希望通りに進んだことは感謝のしようがない。常に向上心を抱いていて、努力努力と思わずストイックに進み続ける人。でも私にはどろどろに甘くて、一緒に歩く時は手をつないだり腕を組んだり、駅の階段を上る時は体力のない私を押してくれたり、そんな何げないシーンに幸せを感じていた、確かに愛されていた。1人では何もできなくなるんじゃないかと思うくらい甘やかしてくれた。シングルベッドと壁の間にぬいぐるみが挟まって爆笑したり、旅行して写真を撮ったり…このあたりの時期に撮ってもらった2ショットはその後3年間ずっと部屋に飾るほどの宝物だ。ここまで書いてやっと1年。ちょっと飛ばそう。

やはり6畳では手狭に感じてきたので、私が社会人2年目になる頃には広い部屋を借りて同棲を始めることに。さすがに同棲をするのに親に内緒というわけにはいかず、私の親に電話あいさつをしてもらった。2~3年後には結婚を考えていると電話口で言っていて、常套句ながら口元が緩んでしまったのを覚えている。

新しい1DKの部屋で、私は世界一幸せだった。夜、眠くなったら優しく寝かしつけをしてくれて、朝は私から行ってきますキスをして、毎日ハグして、一緒にゲームして、くっついて寝て。手をつないでふらっとコンビニに行った。テレビを見てやいやい意見を言い合ったり、ばかみたいに妖怪ウォッチダンスを踊ったりして笑顔が絶えない日々だった。ご飯を食べる時は、小食な私の食べ残しを彼が食べてくれることに強烈な愛情を感じていた。うれしくて、別にそこまでお腹いっぱいじゃなくても彼にパスしちゃってたな。私のドジで笑ってくれるのが愛しかたから、いっぱいドジした。大柄な彼の上にのしかかるのが好きだった。お互いの寝言について笑った。関西弁を使ってくれるのが嬉しかった。2人にしかからない符号がたくさん生まれた。彼の好きなものを真似して、私にも好きなものが増えて、世界が広がった。彼の脱いだTシャツですらいとおしかった。彼に愛され続けるように、見た目も中身も、かわいくいようと努力した。

そんな幸せ日常の一方で、なるべく直視しないようにしていたものの、不安なことはいくつかあった。まず、お出かけを一緒に楽しめなくなっていたこと。倦怠期と言われればそれまでだけど、付き合いはじめの頃はどこに行くか、何を食べるか一緒に決めて楽しんでいたのが、だんだん彼が私についてくるだけになった。ついてくるというのは、本当に後ろをついてくるだけ。何食べる?と聞いても「どうする?」と言うだけ。目的地でも興味を示さずぼーっとスマホをいじっていて、それならむしろ1人で出かけたほうが気楽だからとそう言っても、ついてこようとはしてくれる。店員さんを呼ぶのも、席を探すのも、地図を見るのも私。前に出るのは苦手だったからかなり苦痛だった。友達とたくさん遊んでいる彼は、絶対友達の前ではそんな感じじゃないはずなのにね。甘えられてたのかもしれないけど、一緒に楽しもうとしてくれない人と出かけてもしんどいだけになってきたから、だんだんデートに誘わなくなった。最後年の瀬カレンダーを買いに行くと言ったらついてきてくれたけど、やっぱりずっとスマホをいじってるだけだったね。連れまわして機嫌が悪くなっても困るから、早く済まそうとして最初に入ったお店で全然趣味じゃないカレンダーを買ったときの虚無感は忘れられない。

不安なことの2つめは、彼が不機嫌になった時のこと。機嫌を損ねると無言になって話ができず、物にあたり、こちらを無視してどこかへ行ってしまうという癖があった。これは付き合う前に感じていた違和感その1と2で、どんどん膨れ上がっていた。もちろん私も黙って我慢していただけではなくて、話し合いをしたいときは、どういう話の持って行き方をすればいいのかを調べて試行錯誤したし、直接、無視するのはやめてほしいと伝えたこともあった。でも性格簡単に直らないし、私の心もなかなか強くはならない。本当にもう無理と感じたのは、彼がケガの療養中に、少し出かけてみるというから一緒に行ったら、ケガが痛いようでみるみるうちに不機嫌になっていった日のこと。「帰ろう」と言っても「うるさい」と一蹴され、どうすることもできず黙って着いて行った。みじめだった。極めつけは、後になって「ごめんね。でもケガしたらわかるよ」と言われたこと。例えば私が生理痛あなたに当たり散らしたことが一度でもあっただろうか? ケガのせいではない、この人の性根がそうなだけだ。この人と、将来、何か問題が起きたときにうまく支えあっていけるのだろうか? 不機嫌をまきちらすこの人と。私はいつの間にか、彼の顔色を伺いながら無理におどけるようになっていて、どうにも元気が出ない日も、ドアの前で深呼吸をして笑顔を作ってから帰宅していた。できるだけ彼の機嫌が悪くならないように。そうすれば楽しい毎日が送れていたから。何度も傷ついて、もうあの空気になるのが耐えられなかった臆病者。

不安なこと3つめは、女性関係。前述の通り、彼は常に誰かしらの女の子と連絡をとっていて、時々会ってもいた。私が嫉妬するからと隠そうとしてくれるのはいいが、全然隠せていないから、結果として最悪な形で私に「女の子と会う」と伝えていることになっていた。男女入り混じったグループで遊ぶことはもちろんあるだろうが、2人でデートしたり、合コンに行ったり、ドライブしたり…これで嫉妬するほうが悪いというなら、恋人を作らないほうがいいのではないかと思う。愛されているという自覚はあったけど、彼が何を考えていたのかわからない。仕事のためだと言うこともあったけど、本当だとしたらどれだけ効率の悪いリクルーティングだろう。でも嫉妬しすぎて彼が不機嫌になったら大変だから、1人の時に泣いて消化していた。この家で不機嫌になっていいのは彼だけだから。それでもどうしても我慢できないことがあった。それは旅行。私とは満足にお出かけもせず、何にも誘わないのに、ほかの女の子とは自分で車を借りてホテルを予約して旅行するんだ。その扱いの差に耐えられなかった。出発の日には目の前で泣いてしまった。帰ってくるま毎日涙が止まらなかったし体調も崩した。彼が帰宅後、我慢できずに口からこぼれてしまった日、彼は心底めんどくさそうにして、私と別れると決めたようだった。女の子と会うことよりも悲しかったのは「私が嫌だと感じていることを意に介さない」こと。例えば、本当に仕事なのであればそう説明するか、友達なら紹介してもらうとか、何かしら2人の間で納得できる解決策を見つけようとすることがなかったのが辛い。また思い出して泣けてきた。痛い。私の価値観が低次元とかそういうことではなく、歩み寄ろうとしてくれないことが何より悲しかったんだ。

でも彼のことは、心に顔が浮かぶだけで泣きたくなるくらい大好きだった。3年目にはもう頭の中はぐちゃぐちゃで、彼と結婚してずっと一緒にいたいという強い思いと、上記不安がないまぜになって、自分でもどうしたいのかわからなくなる。彼は結婚というものに興味がなさそうだったので、私から結婚するのであれば子供不安なく産めるうちに、と逆算した結果を提示し、これくらいの時期に籍を入れたい、という話をしていた。彼も了承していた。でもその時期になっても彼は何も言わない。私たちより後に付き合い始めた友達カップル結婚した。彼は何も言わない。彼は結婚してまで私と一緒にはいたくなかったのだろうか。うちの実家には来てくれたけど、その気がなくなったのかな。わからない。

結婚したい、してくれない、でもこの人と将来ずっと生きていけるのか、そんなことばかり毎日ぐるぐると考えているとき旅行騒動があったから、私の心はポッキリ折れてしまった。このままじゃ彼のことも自分のことも嫌いになって、笑顔でいられなくなりそう。自分の心を守りたかった。でもまだ寝顔ですら愛しいと思う気持ちは変わってなくて、「別れたい」という言葉は絞り出すように口にした。

そこからは早かった。「別れたい」「わかった」というやりとりをした1か月後には引っ越して、あっさりと同棲は終了。最後に会った彼は、あの飲み会で初めて会った時と同じ顔をしていた。

今私は初めてのちゃんとした一人暮らしをしている。彼氏はいない。4年間というのはとても大きくて、生活のそこかしこに彼のおもかげを感じてしまう。彼が好きなテレビ番組、食べ物スポーツ、手をつないで乗った電車の中、駅のエスカレーター。彼に似た人が歩いているとつい目で追ってしまう。

彼には新しい彼女ができたらしい。

私には、親から見合いの打診があった。

高校卒業からずっと彼氏を切らさないようにしていたが、独り身になった途端これだ。きっと逆らえずに結婚するのだろう。私の人生は親の言うとおりだから。思えば、就職先だけは自分で決めた。そこで出会った彼に恋をして、4年間幸せに生きた。途中は恨み言ばかり書いたようになってしまったけど、上京就職という精神的に不安定になりがちな時期を支えてくれて心の底から感謝しているし、夢のように幸せ時間だった。彼の腕の中で安心して眠った日のことを思い出して、この先強く生きていけるはず。今はまだ泣いてるけど。大丈夫。1人で階段も登れるようになる。

これを書いて、匿名ではあれ公開して、誰になんて言ってほしいのかわからない。別れてよかった、別れないほうがよかった? もし彼が見たらどうしよう、見てほしい?

まり不義理な感じだったから、上手くいっていないなんて誰にも言えなくて。自分から別れを切り出したのに、何で悲しんでいるんだと思われそうで。「何で別れたの?」って聞かれても一言では答えられなくて。でもここで吐き出せたら少しだけ気持ちが楽になる気がする。まだまだ書き足りない思い出も気持ちもあるけど、心の中でぐるぐる回っていたものをやっと少し言葉にできてすがすがしい。

面倒くさがりな彼がこの先、とんでもなく面倒な「結婚」ということをしてまで一緒にいたいと思う人を見つけたら、ちょっと悔しい。

でも、いつ死に別れても後悔しないように、私にできる精一杯で、全力で愛したと胸を張って言えるから、その結果がこれなら仕方がないかな。

2018-05-12

anond:20180512105140

容姿の良し悪しで面接でどう評価されるかの実験で、容姿のいい人はわざととんちんかんな受け答えをしても評価高かったから、容姿がいいと内面もいいと思うバイアスが掛かってるのかもしれない。

2018-05-10

anond:20180510155926

それに限らず、名前意味と反対の性格に育つことってかなり多い。個人的経験則だけど。

自分名前意識することでひねくれるバイアスがあるんだと思う。

2018-05-09

anond:20180509140144

正確には学歴ではなく、正社員優先だから非正規だとまず勝てない、の間違いだな

(勿論夫婦両方が適応されるので、夫婦のどちらかが非正規だとまず無理)

同じ正社員夫婦同士でも、妊娠から保育園に入りやす地域に家を構えたり

妊娠と同時に認可外予約して認可外に預けて点数稼ぎして…なんて事が出来るくらい要領がよく金にも余裕もある人は

高学歴が多い、と言うバイアスもあるし

低学歴でも公務員とかで仕事安定してりゃ入りやすいだろうけど

2018-05-08

若者は常に正しい

老人が「今の若者甘ったれてる」とか言うのを目にするけど、いつの時代若者が常に正しい。俺はおっさんだが、若者価値観のほうが正しいと思っている。

 

老人の考えは時代遅れである成功体験とか生存バイアスにとらわれすぎて、自分価値観だけでしか物事判断できていない傾向にあるように思う。全ての基準は「俺の若い頃は」だ。だが、若者は今を生きている。

 

クルマ離れがある。これについて老人は「ステータスとしてのクルマを買って、美女を従える気概を持て」と言う。しかし、若者は各々が今の状況を鑑みて「クルマは要らないのではないか」という判断を下している。決して大多数の若者が裏で示し合わせてクルマを買わないのではない。

 

音楽とかゲームとかのサブカルもそう。老人は「昔の音楽は良かった」なんて言うけれど、それは単なるノスタルジーしかない。第一音楽に良し悪しはない。老人が時代について行けなくなっただけ。

 

リン効果がある。人類IQは常に高くなり続けているという理論である特に新しい世代客観視に優れているそうだ。昔の人間は「俺が知らないからそれは存在しない」と断罪する傾向にあることもわかっている。物事判断する際に重要なことはメタ視点であり、客観視だ。物事客観視できる若者は正しい。

 

若者根性が足りない、努力が足りない」と言う言説も聞く。確かに努力重要かもしれない。だが、若者は正しい。とすれば、今の世の中は努力無意味世界になってしまっていて、若者けがそれを見抜けていると言うことはできないだろうか。

 

俺はおっさんだ。だが、自分よりも年下の若者が正しいと思っている。個人としてではない。全体としてだ。たしかに「ロマサガ2みたいなすごいゲームは現れないなー」とか「昔のインターネットは良かったなー」とか思うことはたまにある。だけど、若者が作っている今が常に正しい。俺が間違っている。これは絶対だ。

 

若者に、例えば「クルマはあったほうがいいよ」とか「ロマサガ2っているゲームがあってだな」とか言いたいのであれば、根性論やポジショントークではなく、実例として見せていく必要があるのではないか。「Undertale」を若者プレイしているかどうかはわからないが、そうやってきちんと努力して訴求していくことだ。年金暮らしエスカレーター式の出世にあぐらをかきながら「今の若者は」とのたまうことに説得力はない。

 

若者は常に正しいと私は考えている。

2018-05-03

[]攻撃自己表現とは

攻撃自己表現とは

攻撃自己表現は、非主張的自己表現対照的に、自分の言い分や気持ちを通そうとするものです。例えば「言い放しにする」「押しつける」「言い負かす」「命令する」「操作する」「大声で怒鳴る」などは、攻撃自己表現です。

相手を巧妙に操作する場合

ただ、攻撃自己表現にはこのような明らかに攻撃的な」表現もありますが、そうでないものもあります。ハキハキと表情豊かに自分意見を述べているように見えるとき、丁寧で優しい言葉や態度でおだてたり甘えたりしているときでも、自分の思い通りに操作するとしたら、攻撃自己表現にあたります雑談での「押し付けがましいダメ押し」や「不必要一言」なども、優位に立つための攻撃表現といえます

セクシャルハラスメントパワーハラスメントなどは、攻撃自己表現典型的な例です。相手同意善意依存し(つけこみ)、自分発言を通すことにばかり気を取られ、相手の反応は無視/軽視する自己表現です。

敬遠され、孤立しがち

攻撃自己表現では、自分が正しいかのように言い張り、相手を黙らせようとしたり、同意させようとしたりします。自分と異なる意見もの見方に耳を傾けようとせず、雑音、異物、脅威ととらえて無視排斥しようとすることもあります

このような表現をしている人は、一見堂々としているように見えますが、どこか防御的で、必要以上に威張ったり強がったりしがちです。

結果としてたしか意見は通るのですが、本人が後味の悪い思いをすることも少なくありません。自分の言い分が通れば、一時的には満足感も覚えますし、優位に立って勝った気分になりますしかし、そんなことを続けていると、利害関係で付き合う人は周りに残るでしょうが、それ以外の人々には敬遠され、孤立することになります

先に非主張的自己表現我慢を続けた末にキレることがあると述べました。そのようなケースは、普段は非主張的自己表現をしてきた挙句、いきなり攻撃自己表現の方に大きく針が振り切れて爆発するケースと考えることができます

どんな人が?

権力権威のある立場の人、知識経験豊富な人、役割や年齢が上の人は、このような攻撃自己表現無意識のうちにしてしまいがちです。また「地位や年齢差、権威などによって人権は左右されるものではない」ということを理解していない人、常に自分が優先されるべきだと考える人自分の思い通りに人を動かしたい気持ちが強い人がとりやす言動です。攻撃的態度を向けられるのは、部下や弱い立場にある人、子供などです。

どんな心理と繋がっているのか

この攻撃自己表現も、先の主張的自己表現と同様に、二つの心理と繋がっています。一つはその人自身心理、もう一つは社会的文化的背景による心理です。

まずその人自身心理です。例えば自分の考えは正しい、優れているという思い込みや、自分の言い分を絶対に通したいという欲求、あるいは自分の考えや気持ちが通らないことへの不満といった心理です。

注意すべきことは、この攻撃自己表現も、非主張的自己表現と同様に実は、相手依存し甘える心理に繋がっているということです。

第二には、社会的文化的背景による心理です。

すなわち、社会常識や習慣から無意識に「攻撃的」になり、社会組織でそのことは許容されていると思い込んで、無自覚なまま、さら権威権力地位役割、年齢差、性差などを利用して自分意見を通すために相手操作してしまうのです。

例えば上司が部下の事情無視して休日出勤押し付けるとか、親が子供に怒りをぶつけるとか、立場が弱い人に対して相手の反応を待つべきところを一方的命令するなどのケースです。

攻撃自己表現が習慣になると、他者従属的態度や支えなしには自己を維持できなくなっていきます挙句の果てに、周囲からは横暴で自分勝手な甘えを撒き散らしている人と見なされていきます。その結果、先に述べたように、いつのまにか孤立を招いてしまうのです。

安定した人間関係が築けない

攻撃的な対応をされた相手は、不本意な行動をとらされ、軽く見られたとか、人格無視された、馬鹿にされたという気持ちが残るでしょう。その結果傷つき、恐れて、相手敬遠したり、怒りを感じて復讐心を覚えたりするようになるかもしれません。

あるいは、相手攻撃自己表現の強い人の場合は、自己主張の押し付け合いや喧嘩が起こり「勝ち負け」の人間関係になっていくでしょう。

いずれにしても、対等で親密な人間関係や、安定した人間関係を築くことは難しくなっていきます

非主張的自己表現攻撃自己表現は凹凸の関係

ここまで述べてきた二つの自己表現タイプ、非主張的自己表現攻撃自己表現は、ともに年齢や地位の差、権威や力の差、ジェンダーバイアス差別意識などの強いところで無意識のうちに使われがちです。この二つのタイプは、凹凸のような関係とも言えるでしょう。

非主張的自己表現では、弱い立場の人が強い立場の人の攻撃的態度や表現に屈することになり、ストレスを蓄積させ、心理不適応を抱えることになります

一方、攻撃自己表現では強い立場にある者が弱い立場にある者の弱みや善意を利用することになります利害関係のあるところでは、弱いものいじめをしながら自分を支えることができても、そのうち周囲から敬遠されていくでしょう。

先に、非主張的自己表現の傾向の強い人が突然キレる例をあげました。誰でも状況や相手によって両方の自己表現が出てきますが、「非主張的自己表現」と「攻撃自己表現」が交互に現れる人もいます。例えば外では言いたいことは言えないのに家では暴君内弁慶タイプDV で妻をいたぶる夫、不登校児の家庭内暴力などです。

anond:20180503131208

普通に会社員してるよ

あなた社会認識バイアスがかかってるだけ。

女性自分たちだけのロールを放棄しているが、男性果たしてきたロールを背負おうとはしない。

なくならない女性特権の数々を見れば明らか

2018-05-01

オタク差別差別じゃない

はっきりそう思う

でも苦しんでる人がいるなら助けるのが人情だろう

では何に苦しんでるのだろうか?

容姿への侮蔑か?それはオタクかどうかは関係ない

趣味への偏見か?アニメはでも受け入れられてる。君の名はのヒットは誰でも知ってる

それともガチのオタアニメをたしなむ事を世間は許容しろというのだろうか?

私もオタクだがそれは無茶というものだろう

オタクという存在自体への侮蔑か?

それなら少し分かる気がする

かに程度の低いオタクとそうでないオタク混同されてしまっている状況はあるのかもしれない

インターネット差別用語を平然と使い、コミケ帰りでエロ紙袋を広げる輩と

単純にクリエイティブを楽しむオタクを一緒にしてはいけないとは言える

だったらオタク差別差別だろう

健全な人たちをバイアスで包んで非難するなら差別だろう

だがここで疑問が浮かぶ

オタク差別を謳う人たちは、後者のように人生かけてオタクをやっているのだろうか

宮崎駿庵野ほど突き抜けたオタク人生オタクというしかないようなオタクだろうか?

無名でも、それが生きがいだと言えるほどオタクやってる人なんだろうか?

もしそんな人たちが、程度の低い輩と混同されて非難されてるなら差別だろう

作品が、言論が、評価されないなら差別だろう

そんな人たちが法的に制限を受け、処罰対象なら差別だろう

就職や進学、結婚などに不利益を被るなら差別だろう

でも現実はそうじゃない

オタクの中にドロップアウトした人がいたとしてもそれはオタクという属性によるというよりも

実際には、彼らの取り巻く環境家系資産、運などの影響の方がはるかに強いだろう

イケメンコミュ力のある金持ちオタクが、オタクという理由差別されますか?、

美女で有能で男性受けのいい女性オタクオタクという理由迫害されますか?

思うんだけど、オタクを名乗るならむしろ差別されろよ

権力にクソったれと言え

迎合するな

マイノリティであるならそれを誇れ

なんのためのオタク人生なんだお前の人生

オタクであることをみんなにちやほやされたいのか

オタクであることを認めてもらいたいのか

オタク仲間でワイワイやるのが楽しいのに外から批判されたら腹が立つってだけだろ

タチの悪いヤンキーと同じなんだよ発想が

馬鹿

本気でオタクやれ

世間からの称賛がないとできないっていうならやめちまえ

ウチワの寒いノリが批判されてることを差別だ何だっていうのはダサすぎる

2018-04-28

anond:20180427235111

怒りは抑え込まずとも、コントロールして発露すればいいってコメントついてるけど

現実的に怒りを発露していい場面とか、発露してもいい怒り方ってどういうのよ?というのが分からん

その一つの例として義憤というのがあるのだろうけど、ネット義憤炎上なんか見てると、あれもどうだかなと思うし

怒りの原因を見極めて八つ当たりしないようにとか言ったって、人間そこまで正確に自分を把握できるもんだとも思えない

結局、立場が強かったりたまたまツイてたりして、怒っても報復されなかったやつが生存バイアス適当こいてるだけに見える

怒りが原動力になって怒ってないときにはできないことが出来る、ってのは確かにあるんで

怒りそのもの不要感情だとは思わないが、怒り駆動で動いてるときには周りに迷惑かけてるのも確かだろ

2018-04-27

ロジカルからといってうまくいく訳ではないのが現実

 忙しい方向けに結論を先出しすると、

・「『正しい前提』でないと、いくらそこから説明ロジカルでも誤った結論しかでないのが上手くいかない原因」

人間論理の誤りを検出するのは得意だが、自分の見てきたものしか世界を把握できないために前提の正しさの検証が苦手

場合によっては、論理整合性を保つために現実バイアスをかけたり自分に嘘をついたりして前提をでっちあげてしまうこともある。

いくらロジカルで筋がよくても、なんかもやっとするときは前提を疑おうね。

という話です。

数学論理学をベースとした理論では論理的であれば必ず正しくなります。そこで、世間では理論に限らず様々な場所論理性を活用して物事を上手く回しているように見受けられます

しかしながら私は、とりわけBtoCの現場では論理であるからといって必ずしもうまくいくわけではないことに気付きました。そして何かを考えたり作ったりする上でロジックに全幅の信頼を置くのをやめました。

最初はこの気づきを上手く言語化出来ず、ロジックを信奉している方々になぜそうなのか説明してもなかなかうなずいてもらえなかったのですが

この度何故自分がそう考えるかの「ロジカルな」説明がおおよそ形になりました。

(尚、ここで言うロジカルとは、AでA⇒BならBだよねとかAでBだからA∧Bは真だよねなど、何かしらの真なる前提の元にそこから言えることを組み立てるという方法論をさします)

理論では、究極的な大元になる前提(公理)が存在し、それを前提に論理を組み立てることで様々なことを言っていきます

要するに「前提が正しい、論理が正しい、だからそこから言えることは正しい」なわけです。

逆にいえば、論理が正しくとも前提が誤っていればその結果は誤りうるわけで、標題の主張の根本はここにあります

現実で何か提案問題解決を行う際にも、何か前提があり、そこに論理を入れることで、結論を出すわけですが、ここで正しい前提を設定しないといくら論理の筋がよくても結論が誤ったものになります

 では正しい前提とは何でしょうか。多くの場合、主張する当人が正しいと思い、その場で意思決定をする人間がそれを否定することが出来ないことが正しい前提として扱われるのではないでしょうか。

論理学や数学における公理のようにそれ自体地球上の何億人という人間によって否定できないならまだしも、実際の現場ではたかだか数人が否定出来ないことによってそれが正しいように扱われます

言ってしまえば、その場で意思決定する人間全員が否定できなければいくら誤った前提でも通ってしまうのです。

 じゃあもっと広い人にその前提を検証するためにユーザーテスト市場調査を十分に行えば問題いかと言えばそういうわけでもありません。現実問題として潜在的ユーザー全員を調査することは困難でありますし、例え全員を調査できたからといっても、調査した人それぞれが自分感覚を正直に言葉にできるわけではありません。時には真逆のことを言ってしまうこともあります

 そういった制約のなかで、本当にその前提が正しいのかを検証することは困難です。説明論理的かどうかは多少勉強をすればわかります論理的でないことを捉えるのも簡単ですが、自分が立った前提が正しいかどうかは「少なくとも自分世界や調べた範囲では当てはまらないものがない」ということでしか検証できないため、広い世界で本当に現実に即しているかを把握することは非常に困難になります

 また、これは仕事で成果を出さなければならないという状況下で顕著ですが、筋が通っていなければ提案否定されるということを理解している人が、筋の通った説明をするために自分バイアスをかけて真実を歪める場合があります。たちが悪いのが、成果を出すこと=意見を通すこととなってしまった場合自分自身そのバイアスに本当に気づかない、または気づかないフリをすることがあるのです。

 要するに、前提が間違ってていいならロジカルであることなんて簡単で何にでもロジックをつけてしまえるということでして、本当に難しいのは正しい前提を見つけることなんです。

 だからこそ、本当に成功したいのであれば他人の「ロジカルな」説明を聞いて「ロジカルから大丈夫だろう」などと考えてはいけません。貴方が話を聞いて正しそうに感じるけど何か引っかかるのであれば、それはおそらくこねくり回された理屈の都合の悪い部分が前提に隠されているのを感覚で感じているからです。前提を疑いましょう。きっとなにか隙があります

2018-04-25

anond:20180425140045

まあ、セクハラをたしなめる言葉という文脈ですら女性に対するセクハラじみた不当なバイアスを込めないと気がすまないっていう

日本社会の徹底的なセクハラ体質って感じなのでは

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