はてなキーワード: ちょっかいとは
勢い良く噴き出すまではいかないが明らかに精子ではなかったので潮吹きなんだろう。
それは彼女と付き合い始めてセックスも何度もして十分に打ち解けてからだった。
その時に何をしていたか覚えてないが俺は別に欲情してたわけじゃなく勃起もしてなかった。
彼女からちょっかい出してきてズボンを脱がされ、ふにゃふにゃのナメクジみたいなやつを口に咥えられた。
ちゅくちゅくちゅく…。
感覚としては強制的に搾精されたような感じ。自分で射精をコントロールできてない。
で、彼女は出されたものを口に含んだまま「なにこれ?いつもと違う?」
俺もいつもと違うのはなんとなくわかっていた。
「飲まなくていいよ。トイレ行って吐いてきなよ」
トイレから帰ってくるとニヤニヤしながら「尿?尿?」と聞いてきた。
なんて返事をしたか忘れたが俺自身よくわからなかったから「よくわからない」と言ったような気がする。
あれは要するに潮吹きだったわけだ。
それからというもの、彼女は面白がって俺のふにゃふにゃをちゅくちゅくしたがった。
俺自身も最初はこの新しい感覚を好奇の目で見ていたし気持ちいいからまたしてもらいたかった。
実際してもらうと、そのたびに2、30秒でイカされて尿らしきものがふにゃふにゃから排出される。
でも待て。何かおかしい……。
何度かやってもらっているとオーガズムをコントロールできないことに違和感が生まれる。
男としての尊厳を奪われてるような後ろめたい感覚に襲われることになる。
5回くらいちゅくちゅくしてもらった頃に「それやめて」と彼女に言った。
とまあ俺の潮吹き体験を書いたわけだけど、みんな気になるのは「ちゅくちゅく」がどんなものか?ってところだよな。
説明しておこう。
口の中でふにゃふにゃを勢いよく吸って戻してを素早く繰り返すだけ。至ってシンプル。
▼座席が隣で泣かれてた子供って本当に不細工だったか?
お世話係が嫌なら『嫌』って言って終わり
嫌って言えない軽度障がい児や毒親持ちの児童に配慮しろっていう主張なら理解する
▼(再追記あり)「いじめを見て見ぬふりをすることはいじめと同じ」←これやめろ
クズ:小学校の時、クラスみんなで虐めていた、いのぼんどうしてるだろう。思えばかわいそうだったな。でも臭かったんだよ。
FBで調べようかと思ったけど、名前なんていうんだろう。(anond:20210716193909)
相手がサイコキラー・モンスターで生命財産に危険が及びそうでも無い限り、いじめはぶっ叩ける
自分の学校にも普通学級に知的障がいの子がいたけどそれにちょっかいを出すバカは全部ぶん殴ってやった。物理でも言葉でも
障がいが無くても許される物じゃないので、学校・職場・趣味の場の全てで突っ込んでる
これからは知らん顔しないで助け舟を出してやろう、つまんないことはやめろと法律と言葉でぶん殴ってやろう
生命財産は掛ける必要ないが、たかだか爪弾きにされる・職を失うくらいだったら
正しい行動を取ろう
anond:20210718130011 anond:20210718130753 anond:20210718131001 anond:20210718133951 anond:20210718170015 anond:20210718181340 anond:20210718183160 anond:20210718225112 anond:20210718235624 anond:20210719020558 anond:20210723033334 anond:20210723162216
が私です。
最初はアレが嫌いだと書いていたけど、何が嫌いかじゃなくて何が好きかで自分を語れよという名言に沿って、自分がどういう経緯で男性向けジャンルが好きになったのか語ろうかと思い直しました。
まず誤解を避けるために言うと、私は男性向けジャンルが好きだけど、その視点まで男性ではないと思っています。男性向けジャンルのヒロインが好きなのではなく、大抵好きなのは主人公の男性の方です。だから女の子しか出てこない系統の男性向けはあんまりです。ここら辺が分かって貰えるように語っていこうと思います。
私がオタクに転んだのはスレイヤーズにハマってからです。リナとガウリイの無茶する女の子とそれを見守る保護者男性という関係性がすごく好きでした。リナとの恋愛面については分かってるけどとぼけてるガウリイというのが私の解釈で萌えです。自己分析すると、そういう安心できる男性に好き勝手甘えたいという心理なのだと思います。
次にハマったのがTo Heartでした。マルチシナリオで泣いたのは当たり前のこととして、あかりをクリアするときの選択肢にすごくドキドキしたのを覚えています。幼なじみの彼女を、誰もいない自宅に誘うか否かの選択肢。いやこれは押すべきだろうと思って誘って、でもあかりは帰ってしまって、だけどパジャマを取りに行ってくれていたというのにもうドキドキでした。あれ、これは男性視点だな。まぁいいか。
その次はKanon。これは真琴シナリオが推しでした。少しずつ言葉を失っていく真琴と彼女に最後まで寄り添う主人公。いい。その一言に尽きます。
で、月姫は評判良かったもののコンシューマ版がないからスルーしてて、その代わりに空の境界にハマります。式がとてもカッコいいけど、幹也もなかなかの傑物ですよね。あの刃物そのものの式を受け止められる程の優しい人。でも、多分彼が本当にもう一度会いたいのは雪の日に出会ったあの人なのだと勝手に思ってます。
Fate/stay nightもコンシューマ版があったのでプレイ。全ルートクリアしたけどセイバールートでセイバーと士郎がラブラブしてるところが1番良かったです。ギルガメッシュがちょっかい出してくるあたり。
そしてEver17。これはもうシナリオがめっちゃ良かった。割と力技で持って行かれたところもありますが何言ってもネタバレでネタバレして欲しくない作品なのでここまでで。1番好きなのは桑古木だとだけ言っておこう。
そのあとは18歳もとうに過ぎPCも手に入れたので、装甲悪鬼村正に手を出しました。これもね、大傑作。もちろん1番好きなのは景明です。あんなに不器用な人、なかなか居ないよね。
で、今はFGOをプレイ中です。ぐだ子でプレイしてるけど、心は少年だなぁと思いながらシナリオ読んでます。ドクターロマンがとても好き。
とまぁこんな感じに男性向けジャンルを楽しんできたオタク女です。個人的には女性として男性向けを楽しんできたと思ってるけど、自分と同類だと思う女性には出会ったことがないので多分レアキャラだろうくらいのつもりでいます。レアキャラだろうけど、こういうオタク女もいますよーって自己主張したくなりました。
大負けさせて馬券を握り締めながら「くっふ~」って後悔してほしい
「あの○○な騎手が悪いんですの!私が乗ればぶっちぎりで勝つに決まってるだろ」
つって出走直前の騎手にちょっかい出して「やめてください邪神ちゃん」「邪神ちゃんさん、な」ってやりとりしてほしい
なんとか騎手を追い出して馬を目の前にするも「そういえば私跨げねーですの」って洟をたらしてほしい
「え~い私は魔貴族の邪神ちゃん!お嬢様らしくサイドサドルでいきますの!」ってお嬢様乗りで出走するも想像以上の激しさで落馬して馬にボコボコに踏まれまくってほしい
さらにゆりねにこらー!って怒られて最後は輪切りにされてほしい
「競馬場名物の蛇刺しはいかがですかー?」ってシェフコスのゆりねで締めてほしい
尻尾から血を出してバタバタしながら邪神ちゃんは「7月25日の『祝・邪神ちゃん帯広編決定杯』もよろしくですのー!」って告知も忘れないでほしい
放送中にベロンベロンに酔っ払って、思いつきで深夜に喧嘩中の友人に出演を求めて、
これの東浩紀的な言葉とかの部分を津田大介的なものに変えたが適当だと思う
政治的な立ち位置が違うだけで政治への悪影響という点では似たようなものと考えている
この部分への自戒が足りなさすぎる
よく小池百合子や橋下徹を批判しているが、おまえら一緒じゃないかと思っている
いや小池百合子や橋下徹は、まだ政治家になった分だけマシと言える
政治家になるわけでもないのに大衆扇動の技術ばかりを磨いている
一中小企業経営者でとどまっている東浩紀と比べ、津田大介は政治的影響力を大きく行使したいというのが見えるからその分だけは質が悪い
自分たちの界隈だけで勝手にやるのなら構わないが、宗教みたいなやり方をするのなら社会にちょっかいを掛けてくるなと言いたい
今の世の中は創価公明を批判しまくってるやつや大嫌いないやつが、それと似たようなことをして政治参加を歪ませてるように見える
「ごめんなさい
二度目である。
フェードアウトすればよいだけだ。
共依存ばかりしてきた私と回避型愛着障害の彼女、間違えて出会ってしまって間違えてしまった。
そしてその恋愛から15年くらい経ったけれど毎回共依存をしてきた
私はマチズムの発露である偽メンヘラホイホイ男共とはレベルの違う本物のメンヘラ好きである。
具体的に言えば愛着障害のある子に手を出してきた。
基本的に愛着障害以外は専門外なのでよく知らないが、他もちょっとずつは齧ったことがあるので少し知っている。
毎度無作為に選んでいるつもりだしどこで手を出すかも異っているが見事に全員障害持ちである。
子供の頃の家庭環境に問題のなかった人とデートすらしたことがあまりない。
15年も前の話だ。
少し前までその子がメンヘラだったから私が共依存になったと思っていた。
救えなかった罪悪感はあるにはあったが、やはりそれでもある意味合いにおいて彼女を恨んではいた。
それでも10年単位で長文の激しい連絡を取り合ったりはしてきた。
その子は明らかな恐れ・回避型。そして解離性障害も併発していた。
その子のことを私はきちんと好きでいたつもりだった。
だから、それをきっかけとして臨床心理学を学んだ。その時は必死だった。
なぜかは正直いまでもよく分かっていないが、今考えてみると私が共依存者であることを意識的にまたは無意識的に嗅ぎとり彼女は逃げることにしたのかも知れない。
そして今、私はプロではないが二度のデートで相対する女性の過去を勝手に赤裸々に話させることができる。
墓場まで持っていかねばならない話のリストが大変な量になっている。
というよりは気が付いたら語り始めている。聞きたくもないのに。
だから私はやはり共依存という関係へ依存しているのだろう。相手は誰でもいい。
なんならそうさせてもいい。
意識してはいなかったが、私がそうさせた子もいるのかも知れない。
私は私のこの恋愛の代替物としての共依存をきっとやめることはできない。
そして過去私が救ってきたと考えてきた女性達はきっと私が傷付けてきたのだろう。
素人にできることは傾聴することじゃない。下手に臨床心理学の手法を学ぶことではない。
下手に病理を学ぶことではない。
ただ静かにそこにいること、それができないなら去ること、それだけだ。
いや違う。私はおそらく無意識に精神分析の帰結を悪用しているのだ。
手を出さないことも多かったし、手を出すにしても回数は少なく
しかし違っていた。私は近くで破滅が見たかったそれだけなのだろう。
次こそはきちんとした恋愛がしたいと叫びながら二度目から五度目くらいのデートで彼女達の愛着障害を聞くのだろう。
そして聞き出したにも関らず、一見して奔放に見えるその恋愛遍歴にまた勝手に傷付いてまた匿名ダイアリにお気持ち長文を投下するのだろう。
勲章のように。
そしてその周りで世話を焼いて苦労しているふりをしながら自分としても傷付いていると勘違いしながら、
そしてそれをきっと私は求めているのだろう。
それが恋愛感情があまり強くない私が得た恋愛感情の代替物なのだろう。
過去の投下へのコメントさん達に元気付けられて頑張ってみたんだ今回は。
https://anond.hatelabo.jp/20210420223753
パターン化した行動を誘発させないためにスペックシートだけを見て選んだ。
雑に扱ってくれる男と愛のない関係を結ぶことを求める典型的なタイプだ。
今回の子は本当に趣味が合った。色々なペースも本当にあっていた。
気が付いていなかったと思っていたが、違和感はあったのだろう。この人以外は継続させる気がまったく起きなかったのだから。
だから双方ともに踏み込まないように踏み込まないように、踏み込んでしまったあとにもどうにか継続できるように、丁寧に慎重の物事を進めた。
今考えてみても先方は相当いろいろ察しながら我慢していた。それが今では明らかに分かる。
ヤリかけたが回避した。それも含めてきちんと進めた。でも無理だった。
出会う場所が違っていたら、出会うタイミングが違っていたら友人くらいにはなれていただろう。
「ヒロイズムですか?」
たしかにそうかも知れない、とその時は思った。
ただ、それより更に厄介かも知れない。
私は岩井俊二が好きだ。ただリップヴァンウィンクルの花嫁が好きだが連続して見られない。
なぜか分からなかったが、今回少し分かった気がする。
いつか涙を流すことができるのか。
そういえば私は女性と別れたときも、親族の葬式も泣いたことがなかったな。
そして先程、過去の女性から幸せになれそうですとのメールが来ていた。
文面を見たところある程度克服したのだろう。
それに対して上記の内容を送った。
「俺は君が思うような人間ではないよ」という書き出しからはじまる優しい文面の内容だ。
自分でもなぜ送ったのかは分からないけれど、不安型の子にドンピシャで利く内容だった。
今回の二回目のデートの子に送ったラインも回避型の子に絶対に送ってはならない内容だった。
そしてさらに追加で違う回避型の子にちょっかいを出すラインを送った。
これらのあとに後悔したし、どうかしていたと思ったが、やはりクズだなと感じる。
もうさすがに被害者ぶるのはやめようと思う。
でも、私は悪くない。
なぜか。
私がやっていることは健常の人にやっても全く問題はない。
無視しない。
返信をする。
しかし後で見かえすとかなり利く内容になっている。
わざとではないが、おそらくもう無意識にこうしているのだろう。
どうやら私こそが恋愛においてのみ強い愛着障害を持っているらしい。
ただ、ひとつだけ救いがある。
今回は二度目で終われた。
きちんと私の傾聴の姿勢が切れて、言ってはならないことが言えた。
それはきっと救いなのだ。
普通に泳いでる分には何も起こらないけど、ちょっとでも傷ができて出血しようものなら一気にたかられて骨まで食い尽くされてしまう感じが。
しかも大半が遅れてきてすでに弱った獲物ばっかり狙うハイエナみたいなピラニアばっかりで、誰かが噛み付くまでは獲物の場所を匂わせたりちょっとちょっかい出してみたりしかしない卑怯者ばっかり。
ちょっと変なことを書いたら煽られて、反撃したらそれを理由に攻撃を正当化されて袋叩きになるとか、陰険な学校のいじめと構図が全く一緒だよ。
クソ真面目に本音を書いてしまう人には向いてないけど、自分の意見に対して世の中はどうやって反応するんだろうっていうのを調べるにはまさにもってこいのサービス。
自分から開けなければ絶対に壊れない檻の中で生き血の滴る餌ぶら下げてサバンナの真ん中にいるみたいな感覚が最高に楽しい。
はてなーたちは動物園の檻の外から奇妙な動物に対して好き勝手意見を言ってるつもりかもしれないけど、書いてる自分からしてみれば全く逆。
安全な檻の中からたかってくる様々な奇妙な動物たちを眺めて楽しんでいます。
以前はそれでも対話を試みてくる知能ある動物もいたけど、今は明後日の方向見てダジャレだけ言ってるやつか檻の中相手に顔真っ赤にして全力で殴りにくる奴らか、頭良さそうな顔して自分が世界のルールを決めてる神様かなんかだと勘違いしてるようなやつしかいないんだよ。
はてなーが顕名のサービスを捨てた理由って、そういう人間ばっかり増えたからだと思う。
体感としては「日本死ね」がターニングポイントで、あれがバズったからというよりは、そういう空気が高まっているところにちょうど投げ込まれたような感じに見えた。
まあちょっとみんな余裕なさすぎだよ。
スルー力も大事だし、多様性にいちいちいっちょ噛みしないでそのままの存在をそのままで受け入れることが大事なんじゃないかな。
久しぶりに見た映画が酷かった話。
日頃応援する某グループ、メンバーの1人が主演をつとめた、少女漫画原作の映画を見に行った。
それが、あまりにも肌に合わなかった。
オブラートに包みに包んだ上で、私は面白かったと発信するのを躊躇った。でもこんな行き場のない気持ちを吐き出せないのも困るので、1回吐き出させて。
いや、あらすじは良い。健気すぎるまである主人公が、意中の相手の傍で諦めきれない恋心を燻らせる。可愛いね。圧倒的健気。
男女3:3のイツメン、登場する病弱美少女お嬢様、ヒロインに何かとちょっかいを出す遊び人。
怒涛の胸きゅんイベント紹介から詰め込まれる林間学校、海、夏祭り、極めつけに文化祭のジンクス。
何がやばいって、ここまで詰め込んで後半まで盛り上がった展開がほとんどない。無いわけではないけど、登場人物もシチュエーションもベタベタなので「どうせこうやろ」と思った展開通りになるし、何ならそこで話のポイントを作る為に、不自然にシチュエーションが捻じ曲がる。主に友達が消える。その上で来る展開がお約束、そのシーンが終われば即場転。展開の押し売りがすげぇ。襲い来る胃もたれ。繋ぎと演出があまりにも下手。
「男子の部屋に侵入して布団に隠れる」みたいなお約束(?)展開をもってきて、全くときめかなかったからすごい。消灯時間に人生ゲーム広げるやつがあるか。
展開のやばさはまだしも、主演が良かったらまだ耐えられたかもしれない。主演もやばい。
まずヒーロー役、あんなに演技やばかったっけ……?あんまり言うとあれだけど、贔屓目に見ても映画の主人公格にしてはちょっと耐え難い何かがある。声質はな……しょうがないけど……。これは演技が悪いのかキャラ設定が悪いのか、ヒロインが恋焦がれる相手にしては全体的にキャラが薄い。そのせいで後々の展開が後付けの設定みたいになるの、勿体なくないか???もっと明かすタイミング早めたり伏線濃くしたりやりようあっただろ。
あとヒロイン、役者はなんも悪くないけど、特段下手な訳じゃないけど、だからこそ見ててしんどい。
良い子で、まっすぐで、健気で眩しい。まさしく少女漫画のヒロインで、痛々しい。衣装も相まって(衣装あれもっと何かやりようあっただろ)、中学生が突っ走ってるのを見ているようないたたまれなさがある。あのひたむきさは一周まわって可哀想だとまで思った。
振り切るなら振り切るで周りの方がレベルが高いので、結果前進も後退もしない主人公カップルに煮え切らない感情だけが湧く。ロマンチックにくっついても「ハイハイ良かった良かった。公衆の面前やぞ」以上の感想はない。
7年前の成人式の夜、俺を嫌っている同級生とキスをした。俺は、彼女を好きでも、嫌いでもなかった。でも、恋人が途切れると、あの夜のことを思い出す。
彼女と俺は、同じ苗字だった。世間的にはそうそう多くはないが地元にはままある、といった苗字だ。1学年1クラスの小学校で、たまたま俺の学年には彼女と俺のふたりだけだったせいで、「お前ら夫婦じゃ〜ん」だなんだとよくからかわれた。
どうやら彼女は俺を嫌っているらしいと気が付いたのは、小学3年生の秋のことだ。運動会の練習中、俺は組体操の逆立ちができない彼女を笑ってしまった。言い訳をするならば、子どもらしい、ささやかなちょっかいだったはず。しかし、彼女はふーっとため息をつき「そうだね、できないよ」と答えた。それは「強がり」というには冷たすぎて、俺は少し狼狽えた。
勉強のよくできた彼女は、からかいやふざけたノリを快く思ってはいないようだった。俺や俺の悪友たちがちょっかいを出しても、ほとんど気のない返事しか返ってこなかった。頭のいい男子とは、楽しそうに話している姿をよく見かけた。
中2の終わり頃、彼女が1つ上の生徒会会長と付き合っているという噂を聞くようになった。彼女とよく話していた生徒会のガリ勉が、あからさまにショックを受けていた。俺は、なるほど、順当だな、と思ったくらいだった。要するに、そのくらい、彼女と俺との間には壁のようなものがあったのだ。
優等生だった彼女が成人代表の挨拶をしている間、俺は市営ホールの座席でパズドラをやりながら、隣のやつとこそこそ話していた。集合写真を撮るとき、彼女は挨拶までしたくせにささっと端に立ち、控えめに微笑んでいた。俺は、ばあちゃんに買ってもらったポールスミスのスーツを着て、真ん中でふざけたポーズで写真に写った。
成人式当日の夜、小学校のクラス会があった。任意参加だから初めから気心の知れた友達と飲んでもよかったのだが、俺は何となく成人式特有の空気に流されるようにしてお仕着せのクラス会に行った。
彼女と何年ぶりかに話をしたのはそのときだ。俺にだけ冷たいと思っていた彼女は、酒を飲んで上機嫌に笑っていて、なんとなく寂しいような気がした。大人になってもツンケンされるほど、気を許されているわけでもないような気がして。
「ぶっちゃけ、俺のこと嫌いだったっしょ?」
酒の勢いで、聞いてみた。「実は好きだった」とか、「素直になれなくて」的な答えを期待していなかったといえば嘘になる。
ところが、彼女から返ってきたのは、「……わかる?ごめんね、私ほんと子どもだったから」という肯定の言葉だった。彼女は当時の心情をオブラートに包み、ていねいな言葉で謝罪してくれた。早熟だった彼女はからかいやちょっかいといった面倒なやり取りが嫌いで、うるさくてやかましい男子に、嫌気がさしていたという。そこに「同じ苗字」で「やかましい」俺が、ぴったり合致していたのだと。
俺は、「ほんとごめん、俺うるさかったよな」と答えるしかなかった。
有り体に言えば、俺にとって彼女は「好みの女」ではなかった。「うるさくてやかましい小学生男子A」から、「うるさくてやかましい中堅グループのA」になった俺は、それ相応の相手と付き合いたいと思っていた。だから、それまで付き合った相手はスカートを2,3回折り、前髪をカラフルなピンで留めるタイプの女子だった。その点彼女はどこまでいっても「品行方正な優等生女子」で、制服のスカートは膝丈、髪を巻いているところを想像できるようなタイプではなかった。
大人しくて華やかなグループに属しているわけではない彼女だから、うまくやっている俺のことを憎からず思っているとしてもおかしくない、そんな驕りがあったのだ。蓋を開けたら、満更でもないと思っていたどころか、嫌っていたという。俺が幼い頃感じた衝撃は、何も間違っていなかった。
俺が不相応なショックに打ちひしがれているあいだ、彼女は俺をフォローしてくれていた。テニスで県大会に出たんでしょとか、そのスーツおしゃれだねとか、穏やかな口調の褒め言葉で。俺はものすごく恥ずかしくて、酒をがんがん飲んだ。すると、必然的にトイレに行く機会が多くなる。彼女はその度に「大丈夫?飲みすぎてない?」なんて声をかけてくれて、俺は自分の小ささを自覚させられた。
そのうち俺は彼女に嫌われていた自分が嫌になってきて、彼女の話を聞きたくなった。酔っているふりをして彼女の大学の専攻のこととか趣味の話とかを聞いているうちに、彼女は「ふつう」に笑ってくれるようになった。
一人の人間として見た彼女は聡明で、話も面白かった。俺もそれなりには大人になっているわけだし、無闇に彼女をからかおうと思わなければ「ふつう」の会話ができる。彼女は俺が持ち出せる精一杯のゴシップや下ネタにもくすくす笑ってくれて、まるで「ふつう」の友達みたいだった。俺が何の気無しにかけていたちょっかいがなければ、もう少しいい関係があったのかもしれない、そんなふうに思ったりもした。
2時間くらい、飲んでいただろうか。もう一軒行こうか、という話が出始めると、彼女のところにはわっと人が集まった。優等生タイプの男女以外にも、陽キャグループの奴もいた。俺はといえば、携帯に同じテニス部のメンツで飲もうという誘いと高校の同級生で集まろうというメッセージが届いていて、彼女と同じ店に行く流れは微塵もなかった。
友達が会計にもたついていたせいで、彼女はもう店の前にはいなかった。駅の方に少し離れて、はしゃぎながら歩く集団の端を歩く彼女が見えた。店の前で騒いでいる友達を置いて走って、彼女を呼び止めた。「忘れ物が」とかなんとか、適当な理由をつけたと思う。
「なあ、ホテル、行かない?」
冗談めかして尋ねると、彼女はあははと笑って「いいよ?」と言った。もちろん、それも冗談だ。「じゃあさ、思い出にキスしていい?」ふざけた口調で続けたら、彼女は笑って一歩俺に近づいた。
どこまでやっていいのかまごつきながら肩に手をかけると、彼女は俺の頭に手を回して唇を押し付けてきた。学生時代、ちょっとぽっちゃりしていた彼女は大人になっても胸と尻がデカく、思わず抱きしめたら胸がむにゅと潰れるのがわかった。街灯に照らされた首筋が真っ白に見えた。唇は柔らかく、ほのかにビールの匂いと、りんごのような香水の匂いが混ざって、酔っ払っている頭がぐらっと煮えたぎるような感覚がした。思わず口を開けると、ぬるりと熱い舌が俺の舌を絡めとった。
長いのか一瞬だったのかもわからないキスは彼女の意思と彼女の行動によってのみ行われ、俺は「される側」でしかなかった。唇を離した彼女は俺の背中を軽く叩いて、「またいつかね」と言い残し、友達を追いかけて戻っていった。
やっぱり、彼女は「好みの女」ではない。だから、このキスを思い出すのは、数ヶ月から数年に一回、女に振られた時だけだ。「またいつか」はくるのだろうか。そのときがくるとしたら、どこまで許されるんだろうか、とか。
今でも付き合うのはスレンダーな女ばかりだけど、動画を探すときは「ぽっちゃり」だの「むっちり」だの検索してしまう。別に、彼女の夜の顔を想像しているわけではない、そう言い訳しながら。
その時のことを何度も思い出すが、靄がかかったりかからなかったりして全然うまいこと傍においておくことができない
これが悲しいということか、 とあまりにも陳腐な感想を抱きながら毎日何とかやり過ごしている バイトに行って、味がしたりしなかったりするご飯を食べ、シャワーを無理やり浴びている 友達との予定はあるし、バイトだって締め切りだって変わらずある 私は、急に友人がいない世界に取り残されたのに、世界はそのまま回っている 快晴が虚しい
バイト先で気が緩むとボロボロ泣いてしまうし 訳を問われて「友達が死んじゃったの」と口に出せば出すほど現実になってしまうからなかなか言えてない この気持ちが共有できる友達にも、LINEも電話もあまりできない 自分が とにかく正常ではないということだけがわかっている 部屋にかけた喪服を見るたびに思い出している
悲しみに貴賎はない 私よりもっと悲しい人だっている、と強がろうとしたけどそんなの無理だった あまりにも呆気なくいなくなってしまった、こんな喪失感、感じたことがなくてどうすればいいかわからない
誰かの笑い声が聞こえる、飯を食って楽しそうな友達の写真が送られてくる、 なんだかあまりに残酷でまた言おうとしたことも言えなかった ヘラヘラ私は笑ってやり過ごしている 同じ状況の友達と電話したら、「こんな時くらい人に迷惑かけたっていいでしょ」と言ってくれた そりゃそうだよな なんでこんな時にだって人を頼ることがうまくてできないんだろう 一度学んだはずなのに
メンタルを一度崩しているので、その時と同じような状態になっていて、ああ、知ってる知ってると思いつつ対処法があまり機能しない 密室にあまりいたくなくて、家のシャワーより近くの銭湯に行ったり、あてもなくひたすら歩いたりいきたかったカフェに行ったりしている 芸人のラジオを爆音でかけてなんとか気持ちが落ちないように落ちないように、と必死で保っている
この気持ちを見逃すことだってできるけど、ちゃんと受け止めて悲しいね、って疲れ果てるまで泣かないとなんだか戻れないような気がしてる そんなちゃんと泣ける相手も いるようでいないのだけども 自分で自分を労らないとやられてしまう
生活ってこんな大変だったかなあなんてことも思う 洗濯機を回して、飯を食べて、シャワー浴びて、寝る それすらなんだかとてもエネルギーを使う ひとりの時間が本当にしんどい 考える隙を作ったらダメということがわかった 波があるけど、行ったりきたり、ふっと糸が切れる瞬間があって、ガタガタと気持ちが落ちてしまう
自分がこういう状況だということを周りに言うべきか言わないべきか、ずーっと迷っている 言ったところで気を使わせるだけだし、それなら自分の中でうまく うまく消化活動をする方を選んでしまう だけど、いつも通りちょっかい出されたりすると、うるせえと思ってしまうので難しい
葬式の朝は、泣きながらチャイを作ってパンを食べた 泣きながらご飯を食べたことがある人は強いって、誰かどこかで聞いた気がしてちょっとだけ ちょっとだけよりどころになった
時間が解決するのか でもそれくらいしか今のところ頼るところがないので とりあえず日々をこなしていくしかないなあと思っている
弱者男性はもともと声をあげようなんて思ってなかったんよ
自殺率が高かろうと労災で死のうと平均より早く死のうと別に、そんなもんだと受け入れてたわけじゃん
そこにフェミニストが石を投げてきたわけよ
お前らは強者だ、男性特権を認識しろとか言って。コンビニからエロ本奪ったり宇崎のポスターにごちゃごちゃ行ったりして「ズリネタ」まで奪おうとした
石を投げられたからには黙ってられないってことで声をあげてるだけだよ、そっとしといてくれたらずっと黙ってたと思うよ
つまり、弱者男性ってのは結局はフェミニストへのカウンターであって、フェミ共が変にちょっかい出さなかったら弱者男性たちは早く死ぬことを普通に受け入れてたと思うよ
今も声も上げてなかったと思うけどね