はてなキーワード: 底辺大学とは
私は中学から不登校→高卒ニート→通信制大学生のルートを辿っています。
勉強の意欲と自由な時間はたくさんありますが、根本の学力が足りていないのと勉強のやり方が下手なのか上手くいってません。
学部は情報学部で、授業は専門知識がいらない簡単な単位なら取れそうです。
絶対卒業したいので、最初の1年は勉強に慣れるところから始めようと思っています。
本題です。
私は今まで簡単なテキストを読んで、重要な箇所をノートにまとめて、簡単な問題を解いて直して、少しずつ難しい問題に挑戦していくやり方でやっていきました。
しかし、難しい専門科目や資格の勉強をする際、テキストの量が多い+内容が噛み砕けないのでノートにまとめることが難しいです。
一番簡単とされるテキストを購入しても、受験時代と違って用語が多く、全てが重要箇所に見えて短く自分でまとめることが困難です。
解説動画や解説サイトが見つけやすい分野は、何とかなりそうですが、無いもしくは見ても分からなかった場合、皆さんはどうやって内容を理解しますか?
大学の講義室って大体長机とか長いベンチを他の受講者と共有するじゃん。それで必修科目とかは受講者も多くて講義室いっぱいに詰め込まれてまあ窮屈じゃん。そういうところにソワソワしてる挙動不審なやつがいてまあ参ったよね。机に連結してるタイプの椅子でモゾモゾしたり座り直したりを繰り返すせいで頻繁に振動を与えてくる男とか、単純に臭い男とか、あと濡れた靴下を椅子にかけて乾かしながら授業受けてるのとかもいたな。全部男。最悪だった
どんなド底辺大学かと思いきや旧帝だからね。18にもなってまだ他人に迷惑をかけるとか想像がつかないって何なんだよ。女子にはそういう周りが見えていないタイプはほとんどいない。いるかも知れないけど、自分が在籍してた期間には会ったことがない
でも勿論男が全員そういうのではない。それで問題のあるタイプの男は尚の事目立つし、避けたいから記憶に残る。で、そういうタイプは全部チー牛の容姿に当てはまる。長さだけ指定して邪魔にならない程度に切った髪、眼鏡、あとボロいカバンと臭そうな靴。籠もったような、饐えた臭い
つまり全く自分を客観視できていないことが容姿から伝わってくる。そして客観視できていないから自分の世界に入っていて、周りへの最低限の気配りさえ疎かになっている。でも本人はそれで問題ないんだ。迷惑を被るのは周りだけ
周りは最低限の気配りくらいは身につけてるから、そういう奴が周りに不快感を覚えることはあまりない。しかも閉じた世界には時々、女が訪れることがある。グループワークで一緒とか、その程度の接点で仕方なく話しかけに来た女なんだけど、こういう女はまるで天から降ってきたように見えるのか、これを逃せば後はないとばかりに執着する
こういうことが重なって、ついに周りから呆れられたりキレられたりするんだけど、本人は何が悪かったか分からない。本人的には自分の世界でよろしくやってただけで、周りに関わったり迷惑をかけた覚えがないから。でも存在することによる臭いや仕草や、関わらざるを得なかった人に執着して不幸にするのが周りの気に障っている。本人は気付いていないか、うっすら気付いた上で今更努力するのもみっともないと思っているのかは分からないけども
こういう要因が積もり積もって嫌われているのに、やれ容姿が良くないから、やれ陽キャの性格が悪いからと言い訳して一向に成長しない姿が見苦しい。これでよく周囲の人間と対等でいられると思っているのか、理解に苦しむ
「こういう子供なら欲しいかもな」と思えるのは本当にほんの一握りで、あとは
2〜3千万円という大金をかけ、自分の時間を20年以上犠牲にし、汗水垂らして必死に働き育てた結果がコレかよ……とガッカリしてしまうような子が大半だった。
同時に、その子らの今後を想像すると何とも暗い気持ちになってしまった。
子どもがまだ乳幼児や小学生くらいであれば、その存在はまさに明るい未来そのものなのだろう。
でもその子が成長し、冴えないフリーター、ワーキングプア、精神障碍者や日雇い労働者、ホームレス、ブラック企業の社員になってしまった場合でもそう言えるんだろうか。
心血注いで育てた結果がハズレだったと気付いてしまった時、自分の人生は、苦労は一体何だったんだろうと虚しくならないんだろうか。
立派にならなくても、生きていてくれさえすればいい、とでも言うのだろうか。
こんな子なら要らなかったと、大っぴらに言えないだけの人が殆どなのではないか。
いわゆる底辺大学の学生に、歴史上の偉人の名前などが立派につけられているのを見たときは「この子も生まれたときは両親の希望そのものだったのだろうなぁ」と切なくなった。
自分は結婚当初、子供はいてもいなくてもどちらでも、というスタンスだったが、あの大量の履歴書を見てからすっかり気持ちが変わってしまった。
幸い配偶者も元々子供が欲しくなく、今の日本で子育てして、一握りの優秀な子を育てられるという自信もやる気も全くない我々は夫婦二人で穏やかに暮らしている。
2000年代末に偏差値40ぐらいのド田舎の高校(いわゆる底辺校)を出た人間だけど、はっきり言ってそのレベルですら推薦入試はかなり成績優秀じゃないと使えませんでした。
指定校推薦に至ってはそもそも枠自体がほとんどなかったです。地元のボーダーフリーの大学ですら自分の高校には枠を与えてくれませんでした。
ましてや早慶や日東駒専といった有名大学の枠なんて1つしかありませんでした(確か明治)。
指定校推薦を使える時点で高校のレベルはそれなりなんですよ。本当の底辺高校には指定校推薦はおろか推薦入試すら無理なので。
ついでに自分は頭が悪すぎたのと、地元の同級生から集団ストーカーされていたので進路特定防止のために推薦入試は絶対に無理でした。
どれくらい悪いのかといえば、模試も定期テストも280人中下から数えたほうが早いという感じでした。
結局センター利用で色々やってみたんですが、底辺校の底辺にふさわしいゴミスコア(6教科7科目で7割)を叩き出したので地元の定員割れしていたFランすら落ちましたね。
幸い「大学」と名の付くところには2つだけ引っかかったんですが、そこも偏差値が存在しないガチ底辺大学(文学部と産業社会学部)だったのでぺんぺん草も映えません。
スキルアップスキルアップ上を目指せ金持ち金持ち月収○○マン以下はゴミ結婚してないやつはゴミ彼女いねえのもゴミ自分磨き自分磨き自分磨き夢を叶えろ
自己が確立しつつある思春期、俺の夢は「定職につく」もしくは「20になる前に死ぬ」でした。
齢14にして社会のレールを外れた俺はそういう夢しかもてませんでした。
結局通信制高校を卒業して、底辺大学へ何故か進み、20歳を迎えました。死んでないので一つ夢が潰えました。
そのままときはすぎ、無能でしか無いのに何故か内定をもらい、就職できました。夢は叶いました。念願の定職につくというやつです。うれしいですね。
人生クリアです。でも結局は無能で、向上心もないので本当に終わった人間です。そろそろ働きだして4年になりますが、夢なんかなにもない。目標もない。ただ死んだように生きている。リビングデッド言うやつですわな。周りの評価は低空飛行ですわ。そりゃそうですわな。
夢を叶えたらその後が大事っつーのはようわかっとる。ようわかっとるんすわ…。
弱者男性の話題が流行っているらしいので、便乗して私が過去に見てきた「弱者女性」の話がしたい。
今から15,6年ほど前、私は東京の底辺大学で底辺学生をしていた。底辺過ぎて一年休学し、ヒマを持て余しバイトをするも長続きせず、転々としているうちにピ○サロのボーイへと辿り着いた。
その店は30分4000円(だったはず)の格安店で、やはりというかスタッフも客もクオリティが格安であった。
店長だけは常勤で唯一マトモだったが、他の人ボーイは皆バイトか腰掛けで、一ヶ月で殆どのメンバーが入れ替わる有様だった。そんな店で私は半年ほど続いた。優秀な方だと思う。
客層についても買いておきたい。他の店の事情は全く知らないが、あの店の客層は相当底辺寄りである。まず約6割くらいが体臭と口臭のキツい肥満者。店舗の入口で手の除菌とマウスウォッシュをしていたが、正直焼け石に水だった。臭いもんは臭い。
デブでなくとも浮浪者のような見た目の臭い中年男性が大半。レベチで不潔な人は流石に入店拒否されていたようだが、少なくともまともに社会人をやれてるような人はほとんど居なかったと思う。
そんなお客様方をお相手して彼らのイチモツをしゃぶり抜き奉るのが、嬢と呼ばれる女性店員である。その店はキスもOKだったと記憶しているので、実際そこまでやってたんだろう。それ以外もやっていたかもしれない。
当時、私自身は嬢と全くと言っていいほど会話していなかったが、なんとなく噂を聞くに彼女らは年齢や病気で外の店に居られなくなり、その店に墜ちて来た人ばかりだったようだ。確かに年齢層は高めだった。
嬢の給料は知らなかったが、格安店だから普通のピン○ロより安いだろう。調べたところ一般的に時給3〜5000円程度なんだそうだ。とするとあの店では2〜3000円程度か。
...
時給2000円で浮浪者のオッサンとベロチューしてブツをしゃぶり口の中に出させる。
間違いなく弱者だと思う。それも最底辺の。男性でもこのレベルでキツい人はほとんどいないんじゃないか。しかも誰からも救おうとされていない。
私はただそういう女性たちを過去にを見たという話をしたいだけで、ここから何かを主張したいとか救うためにどうしたいとかいう気は全然ない。ただ、彼女らのような女性もなんとか生きていけるような政治になればいいなと思っている。
昔から頑張ることができなかった
人より秀でている能力はないくせに、努力して何かを得ようとしたこともなかった。
中学までは聞いてさえいればなんとなくできた授業も、高校ではついていけなくなった。
予習復習が必要だったんだろうけど家で勉強なんて出来なかった。
じゃあ外でやればいいのにそれも出来なかった。
しようともしなかった。がんばれなかった。
人としゃべるのが苦手なくせに口だけは回るから、AO入試で面接だけで入れる底辺大学に入った。
授業は寝てばかり、単位ギリギリで、資格も取らず卒業だけした。
入れそうなので適当に入った会社、満員電車や人混みが嫌だったので
中学生バイトでもできそうなエクセルとのにらめっこで4年間働いた。
地元に逃げ帰り、実家でこどおじしながら中小の事務へ転職し今の手取りは17万ほど
ネットワーク関連のあれこれを専門の知識もない自分に全て任せているんだ。
絵にかいたような旧時代の経営者といった感じの経営陣が舵を取るこの会社で定年まで働けるわけもない。
彼女はいない、恋をする努力をしなかったから人を好きになったことがない。
趣味はない、何もできなかったから何をやっても楽しくなかった。
死ぬ勇気はない、事後処理や世間体を考えるとそこまで踏み出せない。
これからのことを考えると死にたくなる。
ここまで何もやってない自分はもう生きていても死んでいても変わらない気がする。
今も会社で目の前にある仕事を頑張れず、こうして日記を吐き出している。
頑張れず目の前のことを先送りにして逃げ続ける障害あったよね、アレなのかな。
共産党の件で「キモオタ共は政党の政策や経済対策よりも自分のオナネタにしか興味がないのか!」みたいなご意見を時折見かける。少なくとも自分は完全にそう。
自分の両親はともに大した技能もない高卒・低賃金の人間で、しかし高卒同士のアホさゆえに結婚し、あろうことかロクな将来設計もせず子供を作りやがった。当然そんなんで生活がうまく行くはずもなかった。
サビ残・パワハラ上等のふざけた労働環境の中で精神をすり減らした両親が頻繁に喧嘩を繰り広げる家で育った自分は、奨学金に頼りつつ辛うじて底辺大学こそ出たものの、結局は低賃金の仕事にたどり着いた。
特に将来の目標も希望もなく、結婚したいとも子供を欲しいとも思わない。自分がそれをすれば両親と同じ、あるいはもっとひどい失敗を繰り返すだけなのは目に見えている。
今の自分はいわゆるオタクコンテンツだけを楽しみにどうにか生きている。ゲームやアニメ、漫画……昨今様々な争点になっている男性向けポルノコンテンツを含む……を消費し、僅かに供給することで、日々の生活を営んでいる。
趣味というのは本来日常の息抜きとしてあるべきなのだろうけど、貯蓄も将来設計も組みようがない状況では、趣味はどうにか日々を生きるための希望であり目標に他ならない。オタクコンテンツは自分の生活にとって文字通りの生命線だ。
そんな自分にとって、そこへの規制というのは文字通り生死に関わる事象であって、紛れもなく他の政策課題に比べて重視すべき問題だという事になる。政策がクソで経済がクソでも、それさえあれば辛うじて生きていける、その対象が自分にとってはオタクコンテンツなのだ。
思えば物心ついてから何度かの政権交代があって、自民党政権の期間においても、小泉改革やアベノミクス、その他色々な騒ぎがあった。国政に限らず、まさに地元の人間として小池都知事と都民ファーストの会が都政で勢力を伸ばしていく過程も見ていた。
しかし、事前に色々と魅力的な事を言っていた政党や政治家が、いざ選挙に勝ったところで、体感としてそれで景気が上向いたとか、生活が良くなったとか、そういう記憶はほとんどない。
お前とお前の家庭がクソなだけだと言われればそれまでの話だけど、選挙の結果によって何かが変わる、世の中が良くなる、というのはファンタジーに思える。歳を重ねるごとに、守られず、翻され、風化していった公約の印象ばかりが積み重なっていく。
選挙権を得てからは欠かさず投票に行き、極力政党を気にせず、可能な限り労働問題や若者向けの政策など掲げる候補を重視して投票してきた。自分のような人間が減る社会に近づくならそれは良いことのはずだと思っていた。
しかし、そうして選んでいった投票先はどうも泡沫同然の無所属候補になりがちで、彼らは大半爪痕すら残せず選挙戦を終える。彼らの主張や、そこに投票した自分の票は、どこにも反映されず消えていく。
時にはマトモな政党の推薦をもらっている有力候補の主張を気に入って、首尾よくそいつが国政まで行ったこともあった。そいつがその後何か業績を残した覚えはないし、そいつの主張していた内容が何かに反映された記憶もない。
そんな事を繰り返した結果、今や自分が投票に行っているのは「オタクが・若者が、選挙にも行かずに偉そうに~」という意見の対象範囲になるのが気に障るというだけで、一票で政治が変わるとか、その手の若者向けメッセージはほとんど詐欺に近いと思っている。変わったことないし。
壺型と形容されるような日本の人口ピラミッドにあって、一番膨らんでいる高齢者層が一番票と金と権力を持っているのは当然の話で、今から多少なり若者の投票率が上がったところで、この状況がひっくり返る可能性はないんじゃないのかと思う。
そもそも、少子化対策とか若者への支援とかそういうのは大前提として国家運営上の重大問題のはずで、国の未来を考えるなら、若者の投票率の高低に関わらずもっと議論され争点として扱われて然るべき問題じゃないのか。
そういう各政党の争点選択のおかしさや政治的主張のズレみたいなものが、全て「若者が投票に行かないこと」に起因しているような主張は、それ自体が政治における若者軽視の姿勢の現れで、責任転嫁に他ならない……などと憤っていた時期もあった。正直今はもうどうでもいい。
自民も旧民主系も共産も、その他政党も色々言ってはいるが、どうせどこが何をやっても大して公約は守られないし、自分や両親の生活状況が良くなるわけでもない。そういう意味で、自分にとって大半の政策は、まあ部分的にでも実現するならいいかもね、程度の事項にすぎない。
しかし自分の生活に直結するオタクコンテンツへの規制だけは別だ。これも他の公約同様、適当に守られず立ち消えるの程度のものかもしれないが、万に一つでも規制強化の可能性が生まれるのなら、その意図を持つ政治家や政党に対して票を投じることはできない。
白饅頭氏のnoteを読んで感慨深くなり勢いでツイートしてしまったので深掘り
https://note.com/terrakei07/n/n0024690e307c
助けられなかった友達……。10年近く音信不通の後に帰って来たことがあった。「助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た」と
ヌルいMMOのほうが女性PLが多いという話しだったし、有名な「FFは遊びじゃない」発言の出る前だったと思うけどUOやFFは殺伐としすぎていてついていけないと思ったので。ぬるオンライン(仮)を始めた。
初めてしばらくはギルドを渡り歩いたりでプラプラして、後にPSOから落ち延びてきた面子を中心としたギルドに入った。そこに、ぐだ男とするか、がいた。ぐだ男は高校生の頃からPSOをやっていたらしくみんなにかわいがられていた。
ウェイなギルドで最盛期には50人(女性約30%)くらいになったのかな。やたらオフ会が多く、飲み会、カラオケはしょっちゅうで、ギルド内でバンド始めた奴らのヘタクソなライブを見に行ったりもしたし、フットサルとかもした。俺も社会人になってからこういう集まりは貴重だと思って良く参加していた。アルファードを買ったアルファオス、アルファ氏に便乗して平日でも関西の徹カラに出かけたりした。もちろん、全く出てこない人もいた。
今で言えば縦の旅になった。パーティーリーダー勢は、アルファ氏はもちろん、本職税理士のギルマス、俺もそうだけど金に余裕があって彼女がいる独身男性、もしくはガチゲーマー男性。女性陣は絶対にリーダーシップは取らないけど半分は中二病、イラスト描けたり声優志望だったり。販売やコールセンター勤務、あとはシンママも。ポスドク東大女子とかもいた。
やがて、ちゃんと定職がある男性と、働いていたり無職だったりの女性ギルメンがくっついたりするようになった。俺らのモテ指導の成果だと楽しかった。
で、問題になったのがパッとしない男性陣である。バイト生活だったり、底辺大学を退学になりそうだったり、そもそも高卒無職だったり。資格試験を勧めたり、就職先を斡旋したりもした。ここで壁にぶつかったのである。パッとしない勢は能力が低いのである。
ぐだ男もその一人で、そして強権的な父が進路を勝手に決める系の毒親家庭環境だった。バイトは家門の恥と言われて三流大は出たものの無職だった。そこまで息子の進路に介入するなら、仕事斡旋しろよとか、もう解放してやれとかギルマスとアルファが説得に出向いたこともある。
さて、正攻法で就職させようと言うことで資格試験の勉強をさせた。手始めに基本情報技術者試験資格、俺らはまがりなりにも全員パソコン大先生なわけで、教科書3冊買って3日で1冊、計9日集中して勉強すれば大丈夫だろうと踏んだ。
一日12時間 × 9日 = 108時間と言うことだ。長めのRPG一本分だ。
しかし、ぐだ男はどんなにつついても一日30分も勉強できなかった。それじゃ、216日かかる。忘れるしサボる日も入れると一年かけても基本情報取れないだろう。ゲームなら一日12時間できるのにだ。
が、よく考えたらパーティーリーダー勢は同じゲームを遊ぶにしても、ギルドの運営に奔走し、攻略情報を集めたりしているのに、ぐだ男は指事に従ってついてくるだけの奴だったのだ。
どうにか俺らにできたのはぐだ男の親を説得して、ぐだ男に運転免許を取らせたことくらいだった。
そうこうしているうちに年月は経ち、ギルマスは当時ゲーム外で付き合っていた彼女と結婚してギルドにはあまり顔を出さなくなった。
と同時に空前の結婚ブームが巻き起こり、5~6カップルが爆誕して披露宴企画が忙しくてぐだ男にはあまり構ってられなくなった。俺もギルドメンバーと結婚した。前の彼女と別れた顛末は俺を十分女嫌いにさせるものであったがそれは別の話しだ。
それはさておき、ぐだ男は誰の結婚式にも来なかった。
その頃には、ぬるオンラインも完全にマンネリ化していてゲームはしないで、SSやイラストを交換しボイスドラマを作ったりと課外活動中心のギルドになった。マビノギやアラドに乗り換えた奴もいれば、スパロボしか遊ばなくなった奴もいる。
ぐだ男は俺たちの前から消えていた。
ネトゲの人間関係は薄いと言うけどそれからもしばらくは関係は続いた。mixiにログインしなくなってからはだいぶ消えたけど。ツイッターに乗り換えたときについてきた面子とはまだつながっているし、産まれた子供同士を遊ばせたりもしている。
今から5年ほど前だったと思う。当時はそれなりにモテていたが今では低収入過ぎて婚期を逃した奴を交えてオフ会をしていたらぐだ男の話になった。
「あ、俺まだぐだ男とlineつながっているよ。あいつはもうお前らには会いたくないって、でも一応毎日働いているし家も出たみたい。『助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た』だってさ」
少し酒がうまく感じた。
おまけ
学生時代まで巻き戻すと、
助けようとしてみんなで世話を焼いたけど後足で砂をかけて愛想を尽かされた奴とか
いっぱいいるけど彼らはそれなりに居場所を見つけてそれなりにやっているようだ。
俺が代わりに卒論を書いてやったのに教授発表会の前に逃亡した先輩なんか今では医者だ。
おまけ2
ギルドでダンナや彼氏について愚痴を通り越して悪し様に言っている女はヤバい。姫である自分を快適にさせてくれないダンナや彼氏をなぜか見下す存在ばかりだった。