2023-10-18

子ども未来、なのか?

ある時期、大量の履歴書を見る立場にあった。

「こういう子供なら欲しいかもな」と思えるのは本当にほんの一握りで、あとは

2〜3千万円という大金をかけ、自分時間20年以上犠牲にし、汗水垂らして必死に働き育てた結果がコレかよ……とガッカリしてしまうような子が大半だった。

同時に、その子らの今後を想像すると何とも暗い気持ちになってしまった。

子どもがまだ乳幼児小学生くらいであれば、その存在はまさに明るい未来のものなのだろう。

でもその子が成長し、冴えないフリーターワーキングプア精神障碍者日雇い労働者ホームレスブラック企業社員になってしまった場合でもそう言えるんだろうか。

心血注いで育てた結果がハズレだったと気付いてしまった時、自分人生は、苦労は一体何だったんだろうと虚しくならないんだろうか。

立派にならなくても、生きていてくれさえすればいい、とでも言うのだろうか。

こんな子なら要らなかったと、大っぴらに言えないだけの人が殆どなのではないか

いわゆる底辺大学学生に、歴史上の偉人名前などが立派につけられているのを見たときは「この子も生まれときは両親の希望のものだったのだろうなぁ」と切なくなった。

自分結婚当初、子供はいてもいなくてもどちらでも、というスタンスだったが、あの大量の履歴書を見てからすっかり気持ちが変わってしまった。

幸い配偶者も元々子供が欲しくなく、今の日本子育てして、一握りの優秀な子を育てられるという自信もやる気も全くない我々は夫婦二人で穏やかに暮らしている。

  • 🦊「…だよな!あのブドー、ぜったい酸っぱかったんだわー、採れなくて正解だったわー」

  • ハズレはハズレしか育てられないから子無しで正解

  • なんというか、人間を、現行システムの元で使えるか使えないかだけで判断するしかできないなら、 子ども持たなくてよかったんじゃないかな。 まあ、でもいいんじゃない? 人間増え...

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