「大団円」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 大団円とは

2021-03-12

長期作品キャラクターの無毒化

10年以上継続しているファンタジー作品を追っている

その作品の中で、暗殺者キャラクター不老不死キャラクターが登場する

初期において、暗殺者は、少女を殺したり、保身の為に悪あがきしたりしていた

また不死のキャラについても、メインキャラを凍結させたり、攻撃的な物言いが多かった

どちらも描写としては「悪人」の比率が多かった

ただ、最近では、その二者について多くのフォローが入れられている

暗殺者は一度死にそうな目に遭って以来、達観者として周囲の人物アドバイスを送る立場になった

不死のキャラは、本来は優しい人格だと描写され、実際にメインキャラの一人を救助するという活躍を見せた

作品も終わりが見えてきて、恐らく登場人物全員に大団円を迎えさせたいんだろう

自分としては、キャラクターは汚点も魅力だと思っているので、そこについては作者と相容れないなと感じた

他人感想を読まずにエヴァネタバレ感想を書く

午前に観てきたんで、とりあえず書く。

これを書き終わったら、他の人の感想を読んで答え合わせでもしよう。

総評エヴァとはもう関わりたくないという監督の強い思いを感じました。


後日談まで描いた事と言い、全員をカップリング成立または死亡で人間関係を片づけた事といい、

とりあえず全員割と優しくて良い奴にしてしまった事といい、

申し訳程度に1人だけシンジ批判勢を残した事といい、

強引にタイトル回収した事といい、

とどめに、スタッフロール後半を聞き覚えのある曲にした事といい、

とにかく「観終わった観客に絶対に余韻を残さない事」に執念を感じた。

大団円なんて好きでもないだろうに大団円にしてくれちゃって、

おまけにシンジゲンドウの直接対決なんて、どこの二次創作だってところまでレベル下げて決着つけてくれちゃって。

まあ、でも作ってくれてよかったよ。

ありがとうお疲れ様でした。

2021-03-11

旧劇派が振り返るシン・エヴァンゲリオン

シンエヴァ、めちゃくちゃちゃんと終わるアニメだったのでTVシリーズと旧劇の救いの少ない終わり方が好きだった十代の自分だったらめちゃくちゃ怒ったのではないか、という気がする。

旧劇のコピーの「だから みんな、死んでしまえばいいのに」というのは映画の内容にすごく合っていたと思ってて、今回はそういう、やさぐれたり自分に酔ったりする感じが全体にすごく少なく感じた。

Q~シン序盤だって普通あんなん誰だってへこむだろ、という感じで、「あんた観てるとイライラすんのよ」成分が足りないと感じた。

テレビ24話丹念にちょっと上がっては落ちてを繰り返して溜まった鬱屈みたいなもの映画は全体にない感じで、だからドラマ構造としても旧劇でやったような補完計画、というふうにいくのは無理があったんだろうなと思った。

いま気になって時間を調べたら映画は4作トータルで462分でテレビでいうとだいたい20話分の時間があるということになり、別に描写する時間が足りないのではなくて、志向する物語の方向の問題なのだな、と思う。

で、それはどうしてこうなったんだろうな、と思うと、割とみんな書いてる安野モヨコの影響はめちゃくちゃあると思うし(ヴィレの皆さんの描写とか働きマンみたいでしたもの)、旧エヴァチーム以外の人が増えてて、描写や設定の作り込みをちゃんとチームでやってるんじゃないかなと思ったんだけど、そういうのも関係ある気がする(変な単語の並べ方や心理世界描写、旧劇の引用がやや過剰で、なんとなく庵野がやりたくてやってるというよりは周りのひとたちが旧劇等の感じを継承して発展させようとしてるんじゃないかな、と思ったりした。根拠ないけど。

あと、受け手側も当時のファンの感じと全然違うというのは関係あると思う。

当時のファンは全体的に抑圧を受けている意識は強めだった気がしてて、そのへんがシンジの受けてる抑圧に共感をしてるみたいのがあったと思うんだけど、旧来のファンも年をとり、新規ファンは当時のオタクほどはつらい人生を送ってない(と思われる)、という中で

そういう自傷みたいなことを主人公にさせても共感されないだろ、という風にファン側としても思うし、作り手側にもそういう相手の変化みたいなことは意識されてたんじゃないかな、と思った。

(あと、震災以降の状況下で「だから、みんな死んじゃえ」という主人公普通に厳しいだろ、とかそういうのもあると思う)

自分はなんもわからん子供がひたすら理不尽を受けながら人類のために戦う異常事態普通しんどいしうまくいくわけない、と思ってしまうので鬱屈して破綻してしまうほうに気持ちは寄ってしまうのだけど現代の娯楽大作としては厳しいし、今回、いろいろ自己模倣みたいなとこもありつつきっちり振り返らせて本当にきれいに着地したのはめちゃくちゃに偉いと思った。

とはいえ自分が旧劇の好きだったポイントとして、ぜんぜん大団円感のない終わり方がめちゃくちゃ好きで、「こういう終わり方ってしてもいいんだ!」ってすごい感動したので、今回、めちゃくちゃきれいな着地を見せられたとき「めちゃくちゃきれいな着地ですね」以上の感想があまり出てこない、という気持ちもある。

たぶん次に時間とれたら旧劇もっかい観るし、そしたらその後映画館いけるときにまたシン・エヴァンゲリオン観に行くので、あんまりさようならしないのだけど、観れてよかったです。サンキューエヴァンゲリオン

2021-03-08

エヴァンゲリオンって「ぼくは勉強ができない」だったのな。

テレビ、旧劇、シンでヒロインがちがう。

で、シン以外はアンハッピーエンドにしてるね。旧なんて「気持ち悪い」エンドだったしな。

からむしろ庵ハッピーエンド

そしてシンがシンになったのは新キャラがいたからこそなんだな。

現実から迎えにきてくれたひとが、中二病が授業中夢想する空から飛んでくる女の子だったのな。

シンは大団円というのともちょっとちがうけど。

あと、ラストホームの向こうはもうちょっとみておきたかった。あそこから別のホームに移ったってことなんだ。

あと劇中の歌、みんなかなり重くて意味深ものだったね。

歌のメッセージを久しぶりに強く感じた。

とくに坂本真綾が歌う一連。

あれを集めた音源化ってしねえかな。オールアカペラでいいんだけど。

ネタバレごめんね。

こんなタイミングはてな匿名ダイアリーなんかみてるあなたが悪いのよ。

2021-02-25

anond:20210225104141

人気でなくて短期間で中途半端にサ終する作品大団円ちゃんと完結した鬼滅じゃ質が違いすぎるでしょ

ジャンプ打ち切り漫画をわざわざ勧められてもなって話

腐女子だけど、BLやらTLに出てくるセクハラ紛いだの無理やり描写だのには心底うんざりしているよ

価値観アップデートしろって思ってるよ

無理やりからの「体は正直じゃねえか」から大団円って流れ、男性向けエロ女性向けエロわずクソだわ

追記

そういえば好きではないけど、BLに増えたオメガバース設定は発明だなと思ってる

あい舞台装置があればまだ見られる気がする

男性向けにオメガバース流行らんのかね

2021-02-04

電車に「吊革」ってあるじゃん

電車に「吊革」ってあるじゃん

そっか、あるわけないか。ごめんごめん。

じゃあ、仮に有るものとして聞いて欲しいんだけど、今日乗った電車の吊革は本当にひどかった。

最近コロナの影響も何のそので、通勤電車の混雑がまたひどいけれど、今日座席に座るどころか狛犬ポジションも取れず、

やむなくドア前の吊革を掴んで、押し合いへし合いする車内の圧力に流されまいと思ったんだ。

ところで、吊革で身体を支えるときって、その輪っかにほんの指先を絡めるだけでいいのに、

なぜか手全体まで力が入り、自然とグーの形になってるんだよ。知ってた?

そうだよな。俺も今日まで気づかなかったわけよ。

車圧の苦痛に耐えるので精一杯だから、手がグーだかパーだか考えてる余裕なんて、まあ無いわけで。

でも手汗は気にしろって?

それはともかく、なぜ気づいたかというとな、今日の吊革はゴムみたいに伸びてさ、そのグーの手が、そのまま吊革の下に居た通勤友達の頭にゴーンって当たったんだ。

人間ってとっさの場合、本当にイテッって言うのな。わりと無口な奴なのに。

いや、グーの手というと、まるでこぶしで殴ったかのように聞こえるダメ絶対だが、それは心外

吊革を掴むと手首は下側になるわけで、正確には、手の付け根のわりと硬い部分でゴーンっていったわけよ。

まあ、グーで殴るよりひどいか

とにかく、人間の頭って強打した場合、本当にゴーンって音するのは新発見。♪ゴーン

というか、あんな手の硬いところで重力加速度のまま叩かれたら、たしかに痛いだろうことはよくわかるけど、

まあ、まさかまさかで吊革がゴムのように伸びるとは思ってなかったわけよ。ビヨンビヨーンのダッダーンなわけよ。ひとりエキスパンダーなわけよ。

から、つい思わずププッって吹き出し笑いしちゃった。通勤友達もそれに吊られて一緒にププッ。

乗客みんなもそれ見てププッププッ。君もププッププッ。

そして、証拠を見せるごとくに吊革を2、3回ビヨンビヨーンさせては通勤友達も大いに納得。

乗客たちも笑いに包まれて、混雑で殺伐とした車内に温もりが生まれた。愛が生まれた。

しかし、それでも代わりの吊革を誰も回してくれないわけよ。ゴムゴムの吊革じゃ、通勤の嵐に耐えられないわけよ。

思えば、「嵐は愛に気づくために吹いてる」のだから、本当の愛には嵐が必要なんだね。おードリーム

とにかく、ゴムゴムの吊革じゃ満員電車というウェーブに立ち向かえない。

それに俺、身長が160cm無いじゃん。いや、今さらまじまじ見なくても。

から、吊革の上にある鉄パイプを掴もうと思っても手が届かない。

まり、ひとりパイプフィニッシュ排水口じゃなく俺が手詰まり

このままじゃカーブで、コロナ対策で全開の窓から車外に飛ばされてしまう。

しかしだ。狛犬ポジションも取れない車内の混雑具合が、このときばかりは功を奏す。

ここで、予備知識として群速度と位相速度の話をしよう。

難しい話は聞きたくない?

そんなことがあろうか、いやそんなことは…え、いやそんなこと…いや、じゃあスキップしよう。

とにかく、車内の密密具合が波動と同じ働きをもたらしたってこと。

まり、先のププッとした笑いは車内の先頭部と最後部まで、すなわち運転手車掌までウエーブのごとく伝達し、笑いの位相速度は電車の群速度を越えるのだと目の当たりにしたのだけれど、

それくらいぎゅうぎゅうに詰まる人間圧力というウエーブにゴムゴムの吊革で、足元おぼつかなく立ち向かう俺の危機感は伝達しなかったようだ。

くせの強い車掌は車内放送で俺の救済を強く呼び掛けてくれよ。

「吊革にお捕まりください」どころじゃねぇんだよ。まあ手錠みたいな形だけれども。

今はむしろ劇団ひとりエキスパンダーなんだよ。

仕方なく圧力波なるウエーブに身体の一切を委ねるも、いつもの吊革のようには踏ん張りが利かないから、その振幅には吐き気と新たなイベントを催すほど。

仕方ないので、危機感通勤友達に伝えようと、心もとないゴムゴムの吊革をできるだけ伸ばし、ゴム鉄砲のように友達の頭を狙うわけだが、

吊革をビヨーンと腕がちぎれるほど伸ばすと、吊革が鉄パイプから外れる。その勢いで電車の天板も外れ、酸素マスクが落ちてきた。

またのまさかまさか飛行機の墜落イベントよ。

当然、電車は急に減速する。いわゆる緊急着陸ってやつだ。

マッハ7と言われる高速からディスクブレーキが働き、人圧がウエーブとして身体ごと前傾する中、

くせの強い車掌さんことキャビンアテンダントは、車内放送で衝撃防止姿勢と車内設備を教える。

前傾姿勢を取り、顎を引き、頭を前の座席に付けるとのことだが、俺には座席どころかゴムゴムの吊革しか無い。

こんな吊革が何の役に立つんだ!いや、人生において役に立たないものなど無いはずだ!

とりあえず顎を引き、前傾姿勢についてはディスクブレーキの勢いでみんな100点。スリルも満点。

あと、禁煙車は3号車らしいが、酸素マスクがあるからどうでもいいわけで、さっそく酸素マスクを身に付けよう。

そう。知ってのとおり「酸素マスク」とは、酸素で作られたマスクだね。

空気イス」と同じ意味合いだとは、なるほどわかりやすい例えだね。

しかし、広義には酸素放出するマスクを含むんだ。

それでもさすがコロナ禍と言うべきか、周囲を見ると、マスクをしたままその上に酸素マスクをつける奴が居た。

しかしそれはまだマシな方で、酸素マスクの上にマスクを付ける奴も居た。マスクマスクだった。

しかし、それは一見シュールに見える行動だろうが、理由の無い行動ではない。

与えられた酸素マスクはその広義性に本来意味を失わないよう、マスクのみなのだった。

もっとわかりやすく言えば、そこにあるのは酸素放出するマスク面のみで、それを固定する耳バンドは無かった。

まり、耳バンドを無くすことで本来酸素マスク定義酸素マスク酸素構成されたマスク)を片鱗でも感じさせる心憎いマスク

いや心憎いマスターことくせの強い車掌気遣いなのであり、マスクマスクはその車掌に対する返歌、

すなわちバンド代わりにマスクを使うという逆転人生な行動だったわけだ。

一方で、すっかり存在を忘れていた通勤友達には、だからか!と気付きが生まれたようだ。

吊革がゴムゴム製だったのはそれが理由だったのだ。

まりバンドが無かろうと、天板から外れたゴム製の吊革でマスク面を顔面に縛りつければよいわけか!

人生において役立たないものなんてないわけだ。上出来じゃないか

そんな天空の城もブレーキが効き始め、コロナ対策で全開になった窓から脱出できるくらいのスピードになった。

300km/hくらいかな。

直方向にね。いよいよ茶番は終わり、嵐のような風当たりの中を人がゴミのように脱出すべきときだが、

愛が生まれる代わりに、玉座の間こと窓の間からは何かが出ていくだけじゃなく、何かが入ってくる。

例えば、細かいゴミとかなんとかかんとか。

そうするとゴミは細かいからみんなの目に入って、大方の予想どおり「目が~目が~」の大合唱

乗客みんなの大合唱に、欲望という名の電車ならぬ、聴衆という名の車掌こと、くせの強い車掌は、

そこで大団円を感じて無料スマイルするわけだが、私と通勤友達も目の前が見えないもんだから

なんだかんだ有耶無耶ってなって、私だけ会社に無事到着。今日の昼飯は春を感じるしらす丼

ところで、しらすってさぁ、色合いも柔らかさもミニチュアの「吊革」みたいだと思わない?

って話から、こんな長々とした展開になったわけだけれど、もう昼休みわっちゃうよ?

そっか、電車に「吊革」なんて無いんだっけか。そうだったね。ごめんごめん。

2021-02-02

サマータイムレンダ

ジャンプ+で連載してたサマータイムレンダが完結した。話の完成度がとても高く、面白かったんだけど、どうも自分の中で盛り上がりに欠けていて、その理由がわからない。

アプリリニューアルに伴い、全連載の初回無料リセットされた。そのため改めて1話から読み返した。夏の離島舞台にしたループ物で、主人公は死んだはずの幼馴染み(の影)と、3日後に訪れる島民皆殺しの未来回避するため異形の物に立ち向かう。

巨乳で変わり者で人間離れした強さを持つ小説家とか、主人公を慕う妹キャラとか、ヘタレで優しい友人とか、ゲーム脳ラスボスとか、キャラクターも悪くない。

ループ主人公の死をトリガーとして、ループごとに戻れる時間は短くなっていく。そのため無限回死んで試行錯誤できず、取り返しのつかない死もある。

絶望的展開を様々なアイディアで打開していき、物語の謎は段階を経て解かれ、大団円を迎える。

めっちゃ面白かった。面白かったんだけど、なんか煮え切らない。

ループ物醍醐味であるカタルシスが今ひとつ感じられない、気がする。劇中のある人物死ぬときとか、なんやかんやあって別れてたキャラと再開できたシーンとか、最終決戦時とか、なんかいまいち盛り上がらん。

いや、ちゃんと描くべきシーンを余すことなく描いてるし全部腑に落ちるんだけど、あって然るべき鳥肌が立つような感動がない。

それがなぜなのかわからない。

こちらの感性死滅してるわけではないと思う。圕の大魔術師とか新刊の度に吐きそうなほど泣いてるし。宝石の国だって新刊の度にしんどくて吐きそうだし。

それらと比べて何が足りてないのかがわからない。話として面白いのに、なんであまり心に響かないのか。

とはいえアニメ化は楽しみにしている。あのめちゃくちゃ凝った世界観をしっかり描ききってほしい。

2021-01-29

中学のころ(俺にそんな時代があったとは!)、好きな女の子がいた。よくある話だ。

俗に言うスクールカーストのこともあり、まあ憧れに近いような存在ではあったが、

たびたび目が合うと、お互いじっと見つめ合っていたのだ。

僕の記憶以上に僕が彼女意識して見てしまっていたのだろうし、

彼女としてもからかい甲斐があったか何も言わない僕に戸惑いもあったのだろうが、それは幸せなひとときではあった。

給食前のちょっとした空き時間なんかに目が合うと、そのまま2、3分くらいじーっとはにかんだような表情で曖昧に笑って、

見つめ合っていた。開け放った窓から入り込む風がクリーム色のカーテンをたなびかせ、真昼のけだるい光を透かしていた…

みたいなね。どこまで美化されているのかはもう定かではないが、甘い記憶だ。

で、まあ、よくある話だが、あるとき僕が言った何気ない一言彼女を傷つけてしまった。

僕としては悪意のない軽口だったのだ。

ある出来事に付随し、単に彼女と長く一緒にいられる可能性がなくなってしまたことへの残念な思いが出てしまっただけだったのだが、

僕はその可能性の余韻に少し気持ちが高ぶっていたのだと思う。

だが時と場合というものがある。それは今考えてもひどい言葉だった。

それで彼女は泣きだしてしまって、周りの女子に諫められながら僕はただ謝ることしかできなかった。

で、まあ、それで彼女とは疎遠になったまま、中学卒業して、その後は何もない。

よくある話だ。だが…と続くわけでもない。何のオチもない。ここで再会するような大団円もない。

先日、唐突彼女が夢に出てきた。この流れもよくある話。

僕は過去に戻って彼女と再会した。未来から来た僕を彼女不思議がらず、微笑んで迎えてくれた。

目が覚めて、気づいた。

あの一言がなかったら、どうだっただろう。というのを今まで考えたことがなかったことに。

その後の僕の人生も後悔の連続だったが、彼女のことは幾度となく考えた。後悔もした。

だが、今の今までそのことを考えたことがなかったのだ。

そうして次々に記憶から引き出されてきた、幾つか分岐点のようなものがあったのではないかということも。

中学の時、その後もいろんな場面で言葉を交わしたこと高校の時も駅で彼女が遠くから手を振っていたこと。

僕はここに、この後悔にまみれた人生原初的な後悔の形を見つけた。

それは盲点となり死角となり、僕の人生を封じていた。自ら蓋をしたようなものだ。

そうして人はそれを「人生」と呼ぶ。ここに至って気づく、ああこれが…、テレビとか小説でよく見てきた人生というやつか、と。

残念なことに、愚者経験から学ぶことしかできない。それに気づくのに、僕はいささか年を取りすぎてしまっていた。

彼女はとうに結婚し、子供を持ったらしい。

うそう、そうだよね人生って。テレビで観たことあるわそういうの。よくある話、よくある人生

ただ過ぎていくだけの、信じがたいほどに意味もなくただ過ぎていくだけの。

いざわが身に起こってみれば、どうしようもない。あらゆる可能性が閉ざされていくのだ。

でも、手を振って呼んでる、まだそう思ってる。

手遅れなのに。わかっているのに。

2021-01-18

anond:20200309163854

感想がほしいなら作風を知ってもらったり読んでもらう必要がある。

だいたいエロだと食いつきがいいし同人誌にしたときサンプルでもいい感じに見られる。

なので、

 

エロ

 ↓

二人の普段の様子

 ↓

何かしらの問題(やるだけやっといてくっつけない理由や何かしらの喧嘩

 ↓

突発的なエロもどき自慰喧嘩しながらのエロなど)

 ↓

それによって変化する関係

 ↓

何かしらの問題解決

 ↓

大団円エロ

 

これでよく読まれるし問題部分や出だしの時点での関係をくっついてるくっついてない変えればバリエーション出るよ。

 

10万字あるなら女性向けなら3回男性向けなら5回くらいエロがあると体感的に食いつきがいい。

エロフェチを出したほうが良かっけどキャラ崩壊しない程度に。

 

まれたいって意味ではエロいれるのかなり強いのでこだわり無いなら入れたほうが楽。

それに加えて自分の好きなものを混ぜ込めばいい。

首絞めと死体損壊が好きなので毎回なんとかねじ込んでるけど女性向けでも注意書きしてエロ多めにしとけばあんま怒られないしコアなファンがつくよ。

 

もしくは金を払うのもいい方法だよ。

ココナラやスキマで小説分析や講評や評価やってる人を探して依頼するといい。

感想じゃなくて講評や評価寄りな。感想だとマジであいつら「面白かったです!(引用)が良かったと思いました!」で書きますって事前に告知してる文字数分埋めるから

上手い人にあたると自分文章の弱点や物語としての盛り上がりが足りない箇所、改善点を教えてもらえる。

しかもここはよかったと褒めてももらえる。

同じ話を複数人に頼んで評価を貰い、ここは直したほうがいいなと納得した箇所は修正、納得できないとこは直さないままでアップするなり同人誌にするなりすれば上達もする。

第三者の目は大事だし、読み手はたいてい悪いとこは教えてくれないのでそういうの知りたいなら金払ったほうがビジネスライクでいい。

 

あとは友達ができるってか擦り寄りだけど感想を送りまくる。ジャンル上位の人の小説読んでどこがおもしろいのかそのためにはどういう流れを作ってるのか分析した上で感想を書く。

オタク自分の狙ったものを読み取ってもらえると嬉しいから喜んでくれる場合が多いし友達になれるかもしれない。

しか自分面白理由分析自分次回作に活かせるかもしれない面白さの解析ができる。どっちもWin-Win

2021-01-17

anond:20210114235234

わからんけど、そーいう危うい感じが人気なんじゃねーの

創作世界だと、「どーせ最終的には大団円で終わるんだろ」的な安心感があるけどそれがむしろ物足りないっつーか

あと、「たぶんこの話、どっかのオッサン適当に考えてるんだろーな」ってのが透けて見えるようになっちゃったというか

わからんけどね

2021-01-07

anond:20210106221023

なんかこう,「大団円」とか「感無量」とかい感情が想起された。

2020-12-27

anond:20201227153203

チンポが出てきて大団円って「理解のある彼くん」じゃねーんだぞ

2020-12-14

乳首オーガズム、そして童貞供養

先日、乳首オーガズムを会得した増田です。

https://anond.hatelabo.jp/20200910150220

しか自力ではなかなかイケず、本日イメクラ嬢の助けを借りて乳首イキに挑戦。乳首だけで3回もイッてしまいました。

強烈なドライオーガズム連続に思わず大声が出そうになり、声を押し殺すのに苦労しました。


また、今回は本格的なイメージプレイに初めて挑戦しました。

人生も折り返しを過ぎ、ここのところテレワークで物思いにふける時間ができたせいもあって、「あのとき、ああすればよかった」という思いがふつふつと湧いてきます

私が高校生の頃、思いを寄せてくれるかわいい後輩がいました。

結局交際には至らず、高校生活は童貞のまま終わりましたが、あの頃の憧れやときめきと思春期鬱屈した思いが混ざった澱(おり)のようなものを、ロールプレイで「ありえたかもしれない青春」を疑似体験することで、童貞供養をしたいと思ったのです。


イメクラ嬢に「高校時代片思いだった後輩に告白たかった」と伝えたところ、頭の回転が速く利発な彼女はすぐに私の意図を察してくれて、ごく自然イメージプレイ世界へと誘導してくれました。

放課後の誰もいない教室で待ち合わせて、彼女に私から「ずっと前から好きだった」と告白

ベタな展開でも、プレイだとわかっていても、心の奥からなにかせつなく懐かしい感情がこみあげてきて、泣きそうになってしまいました。


その後は、かわいらしさと聡明さをかねそなえ、かつ床上手というなにもかも申し分ない彼女との閨房術の応酬

前述の乳首オーガズムのおかげで性感が高まっていたこともあいまって、心を満たすあたたか多幸感下半身か押し寄せてくる激しい快感に包まれて、ビッグバンのごとき大団円を迎えることができました。

目を閉じると花火昇天していくようなサイケデリックイメージ脳裏をかけめぐり高校時代悶々としていた私の童貞ルサンチマンは、この日、見事に成仏したのでした。


心身ともに完全に満たされた至福のひとときの思い出として、ここに記しておきます

2020-12-06

のび太結婚式で逃げないと思う

夢幻剣士で逃げなかったでしょ。

安易に盛り上げようとして、どっかで見たようなストーリーを借用して原作レイプすんのやめてね。

どうせ原作レイプするなら、クンタックとかパピとかエルとかリルルとかアニマル星の皆とか、24倍の速度で年くって200歳超えてるロップルくんとか呼んでブワーっと盛り上がって、

クライマックスではタイムパトロール乱入して「お父さん静香さんご成婚おめでとうございます! ドラえもんのせいで僕たちは生まれなくなったけど、草葉の陰でお二人の幸せをお祈りしています、生まれるはずだったジャイ子のび太の子供一同」と祝辞を読み上げて大団円を迎えて欲しい。

2020-12-04

鬼滅の刃23巻 個人的不満点(ちょいバレ)

2点ほど。

1点目、最終的に未来に飛んで大団円は悪くないんだけど、それまでにもう数話、エピソードを挟んでほしかった。

なんなら〇〇のその後、みたいに個人に焦点当てた感じでもわたしは一向にかまわん。

2点目、無惨様との決着前、炭治郎、善逸、伊之助の3人がかりで戦うシーン。

普通に考えると凄く盛り上がるはずなんだけど、読んでて盛り上がらない。

恐らく作者の疲労限界に達していたのであろうか、作画がぐだぐだで残念過ぎた。

元々、個性的で味のある絵だけど、上手いとは言えないというのが個人的なこの作者の評価だけど、

その絵が物語面白さに追いついてない感がここで出てしまたか~、と。

次の連載は月刊誌でじっくり描いたものを読みたいなと思った次第です。

2020-11-28

ハガレンアニメ1期と原作および2期は別作品です

ハガレンアニメ1期は原作およびアニメ2期とは全くの別作品だ、ということは1期ファン原作・2期ファンも凡そ同様の認識だと感じている。

しかし、ネット上でアニメ1期が話題に上がったり、2期が話題に上がると必ずと言っていいほどもう一方の作品が引き合いに出されて比較され、私は1期の方が好きだとか、俺は2期の方がいいとか、比べたがる人が出てくる。

こんな全くの別作品比較するのは余りにも不毛なことだ。

正直、1期の仄暗い雰囲気好きな人が2期の少年漫画的な雰囲気を好むとは思えないし、2期の大団円ハッピーエンド好きな人が1期の鬱々としたストーリーを好むとは思えない。

両方視聴済みの大体の人がどちらかをより好きなのではないかと思う。完全に好みの問題だろう。

両方を同等に好きなストライクゾーンの広い人もいるかもしれないが、それは珍しい気がする。いたら教えてほしい。

から、頼むから今一度、1期と2期が別の作品であることを思い出してほしい。

あなたがそっちをより好きなのは構わないが、それとは別の方を好きだと話しているところにこっちの方が面白いとか水を刺すようなことを言うのはやめてくれ、余計なお世話です。

2020-11-18

デマを書いて釣らせチキンレース

デマ書いて釣らせて、デマ信じるやつを笑いたいという密かな(褒められたものではない)願望があるんだよ。

本当にギリギリの「そりゃないだろ」レベルデマを発信して、後でネタバラシをして信じてたやつが怒り狂うまでセットでみてみたい。

でもさ現実さ、不正選挙だーとか、ピザ屋が人身売買組織の窓口で政治家が関わってるとか、単なるスポーツ優勝パレードデモ行進だとか、ちゃん理性的な目で見れば全然引っかかるレベルでもない物が信じらちゃっているんだよね。

こうなってくると、デマ趣味の人もきっとさ、デマの信ぴょう性レベルを下げてツッコミ待ちみたいになってくるんだと思う。

自分でもそうするもん。

信じてくるやつが増えてくる。どんどん信者レベルが上がってくるにつれて、もっと信憑性レベルを下げて、カルトレベルを上げて、ネタバラシで大団円を迎えたい。もっともっとカルトレベルをあげるぞ!!ってきっとなってると思う

すごい楽しそう

もうチキンレースだよ。どっちがブレーキを踏むかやってやろうじゃんかってことよ

おそらく、黒瀬深も同じデマ趣味の人だと思う

2020-11-04

プリキュア映画感想無駄に長い)

映画プリキュアミラクルリープ〜みんなとの不思議な一日

見てきた。

テレビでは初代〜フレッシュゴーゴーあたりまでしかちゃんと見てなくて、今回の映画ミリしら…までは行かないけどペギたんというのがいるくらいしか知識なく行った。

なんかもうね、はじめからじわじわ涙が滲みっぱなし。

小さい子供たちに「映画館では静かにしてね」を語りかけるキャラマスコットたち。子供たちはきっと「うん!わかった!」って意気込むんだろうな。鬼滅の影響か、プリキュアスクリーンは客がそれ程いなくて、自席からは親ごさんたちの背中しか見えなかったけど。

子供たちの反応を想像するだけで涙ぐみそうになるし、もっと小さい子のぐずる声もまた良い。親御さんは周りに気を使って困ってるだろうな、と思いを馳せる。

映画館ではスマホを切っていたから、あやふや記憶しか書けないのが残念だ。実況したいくらい楽しかった。

まずはペギたんかわいい

の子ちょっと真面目なのかな?そして桜の描写がきれい。これ春に公開する予定だったやつ?

恒例の、応援グッズもちゃんと出てきた。今回は声を出しちゃダメで、「心の中で応援してね」と最初のお願いのときに言われてた。あ〜でもきっとクライマックス応援したくなるよねえ〜!でも心の中で!

              

プリキュアのオープニングソングも良い。声ものびやかで強く、曲は転調とかやや技巧的で歌い甲斐がありそう。サビに入るところでカタルシスがある。

              

映画で知ったけど、今のプリキュアって舞台地方都市なんだね。信州とかあたり?の観光地の隣の町くらいの雰囲気?ですごくよい…。そうだよねえ、プリキュア見てる子供日本全国にいるんだから舞台東京都下のおしゃれ住宅街みたいなところばかりじゃなくていいよね。もしかしてしっかり所在地の設定あったりする?聖地巡りを想定してるとか?(調べてない)

              

そして、今回の映画過去プリキュア総出演じゃなくてスタートインクプリキュアHUGっとプリキュアが出てくるのね。スタートインクルの、TOKYO MXのゆめらいおんみたいなスカートの子がいる〜!と嬉しくなった。キラやば〜〜!

              

ゲストキャラミラクルン、クックルンみたいな名前やな…みらいが来るからミラクルンなのね。

基本ミラ〜しか喋らないけど要所要所で話が通じるように少し喋る。ぬいぐるみサイズのペギたんたちと並ぶとさらお人形さんサイズで縮尺あってるか不安になるけど、主人公のどかちゃんの手のひらサイズらしいので合ってるっぽい。主人公名前映画でしったよ!

              

モブキャラが合体して襲ってくるの、妙な既視感あるな〜、アレだ、あの形は使徒っぽい。てか、エヴァ以降ああいオブジェ的造形の敵って割と一般化してるんです?それとも親世代に訴求するべくあの形なんですかね?

プリキュアたちそれぞれの変身バンクも堪能しました。いいねぇ、各キャラを区切る枠にお花やら星やらが散って華やか!スタートインクルはセラムンかぶらないように名前を良く考えたんだろうねえ。キュアソレイユが好きです!

戦ってる時にHUGっとの男の人(よく知らない)どっか行っちゃうというか元からいなかったような扱いなのはチトもやるな…。

              

ボスリフレイン、でかい!?……いや、そうでもなかった。目がいろんな色が入ってて、小さい子には怖いかも。今よく考えたら、あの目は時計だね。

リフレインのシーンに出てくる時計機械重厚でかっこよい!

(以降、ネタバレするかも。)

              

リフレイン下半身ウエットスーツのような、魚河岸の胴付き長靴のような…肉厚で防水性ありそうな。中身の質量感はあるのに、そこに生身の人間身体は感じられない。どっかで見たことある。腰つきがベルク・カッツェみたいだ。中性的ではないけど。でも人間ではない感は目もそうだし足がずっと爪先立ちなのとかでもわかる。あ!あの爪先立ち、あれも時計の針じゃんね?!今気がついた。

              

のどかは何回か土曜日を繰り返し、毎回ちょっとずつ変化する。繰り返してることに気づきパンを焦がさなくなり、水たまりにハマるのが片足だけになる。ついには巻き込まれではなくて自分意思で最終決戦に臨む回にはパパの見た映画名前ママ同窓会に行くのもわかるし、交通事故は未然に防ぐしサブミッションオールクリアだ。ゲームで習熟してくみたいに。

それは繰り返しだけど繰り返しじゃない。ちょっとずつ前に進んでいるんだ。

              

SF的には〜〜あ〜〜う〜〜、ほかの2チームのプリキュアたちの記憶は……、繰り返しで分岐ごと消滅するのはそこまでの人格の死では?特にこれから時間が戻るよ!私達は忘れちゃうけどまた一緒に戦おう、みたいなシーンは、えぇそれでいいの?その意識消滅ちゃうけど大丈夫?!と思っちゃったけどまあそれ言い出すと収拾がつかないので棚上げする。

              

何も知らない3回目くらいのスタプリ・ハグプリたちに事情説明するとすんなり受け入れるのもまあそうだよね。黄色い子の説明メタっぽくて笑った。「あなた達がプリキュアだって知ってるし何なら私もプリキュアだし〜!」みたいな。

              

そして明らかになるリフレイン目的動機ちょっと泣けるのは個人的に似たような思い出があるからだな…

今、少子化からそういう親御さんも多いんじゃなかろうか。

リフレイン動機は迫る破壊から自己保身というより郷愁にしがみつき幸福過去に留まりたい成長拒否と思えるが、確かに日々すくすくと成長する小さな子供たちとその親御さんにとっては、あってはならないのぞみだろう。

けど、リフレインて「過去精霊」とか言ってませんでしたっけ?!仕方なくね?そもそもそういう存在なんじゃ…と少し思ったり。

              

でもまあ、プリキュアたちは皆の応援もあり、だって私達はプリキュアから!って一瞬初代から総出演ピラミッドもあってリフレインを倒し、お大事に…ってキメて、大団円

ここで同窓会に出てたママ登場して、小学生ママたちの幻影と穏やかな微笑みのリフレインミラクルン。このシーン、リフレインは口元だけなんだけど、それがよかった。うまく言語化できないけど。

              

同窓会ママたち(ママ同窓生がでてくるわけじゃないけど)視点二次創作をすごく書きたくなった!

どんなに過去幸せでも、一歩を踏み出したから今がありのどかちゃんがいるんですよ、てな話が書きたくなるね〜。

              

そしてエンディング。踊る踊る。みんなで踊る。楽しい。泣ける。

結局何が泣けるのか全然説明できなかったけど、いちいち「おお!」「よい!」と心の中でつぶやきながらうるうるし続けていた。

              

しかったです。

2020-10-06

得意分野で戦うことだけがうまかった人間の末路

30にして人生飽きた。

勉強が得意でやる気出る分野で学位とって興味持てる分野で仕事して、料理家計だけ自分でやってあとは外注とか文明の利器に頼りまくった生活してたら、本当に急に飽きた。趣味も全部急に興味がなくなった。料理もやる気でないか最近外食ばっかりだし、ジム唐突に行かなくなった。酒も高いウィスキーは全く減らずに棚に陳列されっぱなしで、なんか安く売ってた4Lのやつを炭酸水で割って酔っ払うまで飲んで終わりになってる。

私は知っているぞ、この感覚ラスボス直前でゲームをやらなくなるアレだ。どうせラスボス主人公に倒されるのだ。そして、大団円かは知らないが、物語に結末が訪れるのだ。

ようは私は人生をほぼクリアして、結末が見えてしまったのだ。だがクリアしたわけではない、ほぼクリアだ。結末が分かる程度には情報が出揃った。クリア前ってそんなものだ。私の人生は結末を見たくなるほどのモチベーションを与えない、ただ得意分野で戦うことがうまかっただけの、できそこないのなろう系主人公人生だったのか。初めはスカッとするとか、困難な状況全部うまくいくとかでちょっとは読めるけど、続きを読むモチベーションほとんど湧かないあのなろう系。まあなんでもいいかクリアしてないけど、飽きてしまったのだ。

ざんねん!わたしのぼうけんはここでおわってしまった!

2020-09-29

舞台文豪アルケミスト〜綴リ人ノ輪唱〜に絶望した話。

舞台文豪アルケミスト〜綴リ人ノ輪唱〜に絶望した話。

これは『文豪アルケミスト』(以下文アル)(「文アルって何?」という人の為に細かに説明するほどの気力はありません。すみません)というゲームユーザーが、その2.5次元舞台(以下文劇)に深く絶望し、ゲーム共々辞めるに至った話です。

この日記上記舞台ネタバレを含んでおり、内容もネガティブものしか無いので、未観劇の人は読まない事をお勧めします。


文豪アルケミスト原作ゲームが好きで、1と2を観劇し、とても素晴らしい舞台だと思い、今回の第三弾もチケットを購入しました。

京都劇場での初演のチケットをあらかじめ購入し、東京初日公演インターネット配信観劇しました。

その内容の酷さに、京都公演は観に行きませんでした。

1と2が素晴らしかっただけに、あまりにも失望しました。

役者さん達の演技は今回もクオリティが高く、作品真摯に向き合われている姿勢が見えてとても素晴らしかったです。

酷かったのは脚本及び世界観監修です。

文豪達が為す術もなく殺されていくストーリー文学が、思想大勢主義に潰されて、個が殺されていく世界

それはきっと自分達の文学を守る為に戦う文豪達が立ち向かうからこそ意義があると、創作をする全ての創作者達の強い想いというもの表現する意味を込めて作られた話なのだろうな、と思いました。

しかし、それは本当に実在する文豪達を元にしたキャラクター達を悪戯に殺してまでやり通す話でしたか

私は原作文豪アルケミストというゲームがとても好きでした。

元々キャラクターデザイン世界観声優さんが好きで始めたゲームでしたが、自分アルケミスト司書であるという立ち位置もとても好きでした。

第一回公演の余計者の哀歌では、自分がいつもプレイしているゲーム世界の中に実際に飛び込んだような没入感、自分ゲームプレイヤーである事がとても嬉しく、誇らしくも思えるような素晴らしい脚本だったと思います

今回の公演ではそれが覆され、否定された気分になりました。

悪役であったアルケミスト・館長の背景も詳しく語られないまま、アルケミストが悪であると、アルケミスト文豪が戦い、敗北させられる所を見せつけられ、没した後の文豪は転生し、余計者の哀歌と異端者の円舞の世界線に繋がるという展開は、希望である描写だったのでしょうが、私にはそれが絶望を乗り越えて立ち向かう文豪達の物語にはどうしても見えませんでした。

文豪達が死ぬ描写も、ゲーム内の「絶筆」という描写も使われず、ただただ「没」という悪趣味垂れ幕演出

文豪達が時に排除され、転生し、苦しみながら戦い続ける事が文豪達の運命である公式が言うのであれば、それはあまりにも文豪達を愛していたいちユーザーとしてはとてもついて行ける内容ではありませんでした。

愛おしく、大好きなキャラクター文豪達が悪戯に殺され、身勝手エンタメの「駒」として使われているようにしか思えませんでした。

史実があり、実在した文豪モデルにしたキャラクター作品の中でも殺して、神にでもなったつもりなのかと思いました。

コロナ禍で世界中が大変で、気分が沈んでいるこの時期だからこそ、私はもっと違う形での希望物語を観たかった。

余計者ノ哀歌や異端者ノ円舞のような、問題がキチンと作品内で完結される、大団円を観たかった。

今回の作品が、前回、前々回の作品へ繋がる前日譚と言うのであれば、それは前回、前々回の作品に対して泥を塗るようなものだと思いました。

それほどに今回の脚本はあまりにも稚拙で、言葉足らずだと思ったのです。

脚本担当されているなるせゆうせいさんの2.5次元舞台脚本がとても好きだったので、なるせさんに何かあったのではないか心配する程です。

舞台装置役者さん方の事は本当に素晴らしいと思っているので、今後のより良いご活躍を心よりお祈りする所ですし、第四弾があるのであればそれは喜ばしい事だと思いますが、私は二度と観に行きません。

公演お疲れ様でした。長々と失礼いたしました。

…と、ここまでが実際にアンケート入力し、送信した内容。

そもそも原作ゲームも、近年剽窃問題クリエイターさんの作品をパクった上で公式から謝罪も無し、終いには「デザインを頂戴しました」と書いてしまうような杜撰を超える対応をしていたのがずっと心に引っかかっていたのを、「でもキャラクター好きなのに変わりないしな」「でも舞台は最高だもんな」で自分を誤魔化し誤魔化し楽しんでいたのですが、今回の舞台で「あーこの製作陣は実在した文豪モデルにしているにも関わらずそのキャラクター自分達のエンタメ()の都合で悪戯に殺すような人達なんだな」と感じ、その物語の内容に対してTwitterの文アル経由で繋がったフォロワーが「地獄だった!」「最高!」「感謝感謝圧倒的感謝!」と言っているような意見しか見ないのも違和感を感じてしまい、自分文豪アルケミストというコンテンツ、そのユーザーとしての相違が大きくなってしまったと思い、離れるに至ったのです。

「周りの人たちが楽しんでいる中、楽しめなかった自分に拗ねているだけ」と言われたら、そうなのかもしれない。

自分無意識下ではずっと辞める理由を、決定打を探していたのかもしれない。

でも、私が文アルに感じた違和感は嘘ではないし、これもとあるユーザー意見だと思って貰えたら嬉しい。

世界観キャラクター自分アルケミストという立ち位置の設定が本当に好きでした。

キャラクターは今でも好きです。

けれど、公式が「これが公式の答えです!!」と言って地獄()を出してくるのなら、私はもうそれを飲み込めない。

文豪という存在を通じて、自分に新しい世界や繋がりを作ってくれた文アルには本当に感謝しています

感謝しているけれど、もっと好きでいたかったけれど、もう盲目的に好きとは言えない。

長々とお気持ちを書き連ねましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

2020-09-13

三大ベタだけど好きになっちゃ演出

クライマックスで見開きカラーページ

最終回ラストバトルor大団円流れるOP

あと一つは?

2020-09-12

永吉昴と『ビギナーズストライク』が好きだという話

永吉昴と『ビギナーズストライク』が好きだ。けど語り合える友達がいない。からここに書き散らそうと思う。

わざわざこのためにはてなの垢も作った。えらい。

最初に断っておくがわたしミリシタ2周年ぐらいかミリオンに触れ始めたにわかPだ。グリー時代全然知らないし、なんならミリシタ内でも未読のコミュもある。

しかすると先輩Pからすると「こいつ何言ってんだ?」「解釈おかしすぎワロタ」的なところもあるかもしれない。

でも全部知らなきゃ語っちゃダメか? いやそんなことはない。はずだ。不快なところがあったらごめん。

あとはてな記法とやらもよく知らん。読みにくかったらごめん。

永吉昴と『ビギナーズストライク』の魅力について語る前に、ここまで何を言ってるのか全然わからんという読者(いるのか?)のために、まず少しく基本的情報を共有しておく。

有識者の同僚諸賢におかれては★印あたりまでスキップしていただくとよろしいかと思う。

 〇永吉昴とは?

 バンダイナムコエンターテインメントの展開する『アイドルマスター ミリオンライブ!』に登場するアイドルのひとり。

 15歳。一人称は「オレ」。趣味野球で特技は変化球

 すぐ「すっげー!」って言う素直でボーイッシュキャラクターかわいい。尤もアイドルはみんなそれぞれにかわいい

 〇『ビギナーズストライク』とは?

 永吉昴ソロ曲野球モチーフに、全体的に元気な曲調で瑞々しい恋心を歌った曲。

 ミリシタ内でしかいたことのない方にはぜひフルで聞いてみてほしい。フルを知らないとこのエントリ全然わからんと思う。

 〇ミリシタとは?

 『ミリオンライブ!』のスマホゲー。詳細はググってほしい。9月からフェスから始め時だよ☆

他、わからない単語適当検索してほしい。ていうかわかるPしか読まんだろたぶん。

そろそろ本題に移ろう。


  ★


ビギナーズストライク』の魅力は、ズバリ次のフレーズに凝縮されている。

  "素直にならなくちゃ なんにも変わらない ホントライバルは ヨワムシわたし"

      (出典:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-140430-185

この部分がわたしはもーほんと素晴らしいと思う。この1節のためにこの曲はあるといってよい。

尺の都合があるとはいえ、この部分がミリシタに実装されなかったのは残念至極というほかない。

さあではこのフレーズの一体どこにそれほどの魅力を感じているのか?

先述のように、ミリシタにおいて昴は基本的ボーイッシュキャラクターとして描かれることが多いが、そればかりではなく、実はかわいらしさ・女性らしさといったものへの憧憬を持っている。

例えば4コマ『あとひと押し』ではかわいい服に惹かれながらも自分からはなかなか一歩を踏み出せない姿が見られるし、オフショットかわいい必要もの』ではまさにド直球で「かわいいってなんだろう…」と思い悩む。

(少し話がそれるが、わたしの思うに『かわいい必要もの』は、一見安易性的ネタに逃げているように見えて実はしっかり昴の心情を表現している見事な一コマだ。おふざけでなく真剣に眉を寄せているのが肝だ。

例えば亜美真美ならおふざけ全開で胸に詰め物をするだろう。この違いは亜美真美が頭空っぽとかそういうことではなく、昴がボーイッシュ自分と風花さんのような女らしさとの間に乖離を感じていることに起因するものだ。

『あとひと押し』は正直なところ4コマ目が若干解釈違いで、わたしが作者なら「そ、そこまで言うならしかたねーなー!」みたいなセリフで喜ばせるところだ。「入ってみたかった」とはっきり言わせるのは違う。『あとひと押し』というタイトルならなおさら

このボーイッシュさと女らしさのせめぎあいというのが、永吉昴の大きな魅力のひとつだとわたしは思っている。このせめぎあいはすなわち子供らしさと大人らしさの葛藤であり、15歳の彼女の成長痛といってもよい。

アイドルとしてのみならず、一人の人間として女として、子供から大人へ成長しつつあるアイデンティティの揺らぎが描かれるところが、多くのアイドルの中で昴を昴たらしめている大きな特長である

翻って『ビギナーズストライク』の歌詞を見ると、全体としては「いま観戦してる試合に出てる”彼”、前から思ってたけど素敵だな~…でも告白する勇気は出ないんだよな~…でも…思い切って告白しようかな…!」みたいな歌詞なわけだが、つまり言いたくても言えず、心の中でつぼみのように大事にしている恋心をいざ伝えんと歌ったもので、要するにいままさに子供から大人へ一歩踏み出そうという歌詞なのだ

とはいえ勇気を出して告白しよう!」という曲ならぶっちゃけいくらでもある。が、『ビギナーズストライク』の場合、もう一つ注目すべきところがあって、それがさきほど引用したフレーズなのである

思い出してほしい。昴はボーイッシュキャラクターで、普段一人称は「オレ」であるしかし『ビギナーズストライク』に「オレ」は登場しない。昴が、曲中たった一度だけ心情を吐露する一人称、それが「わたし」なのである

この「わたし」のおかげで、『ビギナーズストライク』は、ボーイッシュではあるのだけれども決してそれだけではない、「オレ」ではない、恋する女の子としての昴を見事に表現することに成功しているのである

「こっそり隠したラブサイン」→「欲張りなオモイが泣き出しそう」→「告白してみよう…かな?」→「ホントライバルは ヨワムシわたし」なのである。ここに至るまで「わたし」は登場しない。ぜひフルで聞いてみてほしい。


正直に言うと、ミリシタ内で初めて『ビギナーズストライク』を聞いた時には、まあありがちな自己紹介曲だな、くらいにしか感じなかった。なんだか歌詞もわかるようなわからんような、まあ野球を恋の歌に落とし込むとなると難しいんだろうな、程度の認識だった。

初めてフルを聞いて『ビギナーズストライク』の良さに気づけたのは6月ライブ一挙放送でのことで、まあそんなわけで何が言いたいかっていうとその節は運営さん素敵な企画ありがとう可能ならまた一挙とかやってくれると嬉しいです。あとマスピ実装待ってます。あの大団円感が好きです。歌い分けもお願いします。おわりです。

2020-08-28

干渉ママから逃げた発達障害早大生のイマ

母は「女手一つで子どもたちを育て上げた立派なママである

しかし一方でたいへん過干渉な束縛ママだった。

ーーーまぁ、ここまでの話はよく聞く。

先日

https://ddnavi.com/serial/563023/a/

を読んだ。母子密着と共依存の話。見てみると面白い

ほんで

早稲田政経発達障害先輩が職場不適応を起こしている話を読んだ。

私の場合、深刻な問題が起きたのは、

母親から距離を置き、共依存関係が切れ、自力で生きて行かざるを得なくなった時だった。

就職活動である

母親高卒で、就活のことは全くわからないというタイプだった。

今まで「恋愛ダメ」「○大に行かないとダメ」「ママを養わないとダメ」などと言ってきた母親が、ここで急にハンドルを切ってきた。

「娘ちゃんの選びたいようにするのがいいよ。ママにはわからないし。」

めちゃ今更である

私は自分意思判断力で決定するという岐路に、唐突に立った。

ママを養わないダメなのかな…?」と、公務員試験勉強をやってみたり、安定した大企業面接を受けたものの、全くダメだった。

主体性ゼロで育ったお人形のような私が、

強い意志モチベーションを持って社会自分を示す同級生と闘わないといけない。

早々に心が折れ、一人暮らしの部屋で昼夜逆転適応障害になった。そのうち、一学年下の人たちの就活が始まった。

心療内科ガチ心理検査を受けた。

そこで判明したのがガチガチ発達障害(ADHD)と愛着形成からくる不安障害である

数値を見て「わはは!こりゃすごいね」と医者が笑っていた。

私は19歳くらいまで「偏差値の高い大学に入れば自動的人生薔薇色、大手企業で働けるのだ」

という母親第一書記洗脳を大真面目に信じていた。救いようのないアホである

そして早稲田大学滑り込み上京

母親という「最高指導者」がいない環境に放たれたADHD。在野の精神

…タガが外れ放蕩時代を過ごした。

ストロングゼロ中毒者みたいな精神状態を思い浮かべてくれれば雰囲気は合っている。

本当なら大学でも学友とコミュニケーションを沢山とってインターンサークルで結果を残し自信をつけないといけない。プログラミング英語も使い物になっておくべきだ。

こういうことの知識収集プランニングが全く出来なかった。まぁ頑張ってはみたのだが、足りなかったかもしれないし、怠惰だったこともある。

サークルコンテストで頑張った時期もあるようだが、適応障害ストロングゼロ生活記憶ボロボロになってから、それを生き生きと語ることが出来なくなった。

(頑張った気持ち、というのは瞬間真空パック出来ないので、早めにアピールして他者から評価にした方がいい、と思う。)

ともかく、母の「指導」を受けることが出来なくなった私は孤立し、無数の選択肢がある自由から逃げ出したくなった。自分で選ぶということをしっかりやってきた同級生に比べて自我がなく、きわめて幼なかったと振り返って思う。

これが母子密着、共依存を経て、唐突に野に放たれた発達障害者の怖さだと思う。

甘え、逃げ、依存思考停止責任放棄

親と共依存になった子どもが誤って学んでしまう悪癖の一覧である

子ども母親の言われた通りにやっていて、大学受験は大団円しかし後で大きなしわ寄せがやってくる。

就活で失敗したことをいくつか書く。

発達障害で言うと、

複数あるESの締切に間に合わない。落ちる。各社の方向性に合わせて自分を微調整して動くことが出来ない。発達障害を見抜かれる。地図が読めない。大手町のビル迷子になる。

不安障害では、不安自己PRが出来ない。PRしていることが嘘のようで罪悪感があり眠れなくなる。(アスペ的要素もある)

そんな感じで、就活は大きな傷を残し失敗。

背水の陣で挑んだ院試で某院に入り、何とかバイトのかけもちでピヨピヨと生きている。

もう親から仕送りはない。

しかし2度目の就活もまた、怖くて出来ないでいる。

もうすぐ、夏が終わる。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん