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2022-12-14

anond:20221213172318

うちのむかつく社長はいつもお気に入り帽子かぶっている。

ある日俺は、その帽子そっくり同じだがワンサイズ大きい帽子を買ってきて、こっそり社長帽子すり替えておいた。

帰り際に社長帽子かぶると、帽子ブカブカで目まで隠れてしまう。社長は混乱して、何度も脱いだりかぶったりしてた。俺はそれを盗み見て声を殺して笑った。

翌日、社長は同じ帽子かぶって出社してきた。だが帽子ふつうに頭にのっている。社長会議に行っているすきにその帽子を調べると、内側の汗止めに丁寧にティッシュで詰め物がしてあった。

俺はそのティッシュを抜き取り、今度は元の帽子のほうに丁寧に詰め直して帽子掛けに戻した。

帰り際に社長帽子かぶると、キツキツでかぶれない。ショックを受けた社長帽子をひっくり返して内側を見るが、そこには今朝自分で詰めたティッシュがそのままある。社長は額に汗をにじませて、目が泳いでいた。俺はそれを盗み見てまた声を殺して笑った。

これを2、3ターン繰り返していたら、社長会社に出てこなくなった。

2022-12-13

オタク批判ぼっち・ざ・ろっく持ち出すなら『ひとりちゃん貧乳なんだぞ😡』みたいな感じでは?

原作からし巨乳だけど?」

「そんなわけないだろ!表紙を見ろ😡」

「1巻の表紙をよく見ると膨らんでるだろ」

ブカブカジャージ着たらあんなだろ😡」

「作中でもメイド服の時に巨乳って話題が」

「寄せてあげればあんなもんだろ😡」

そもそも風呂のシーンで」

「あれは作画崩壊だろ😡」

「その後も結構巨乳だと分かるシーンがあるが」

「作者の女キャラの描き方がアレしかないだけだろ😡」

「他のキャラ比較しても明らかにデカイが」

作画崩壊だと言ってるだろ😡」

「虹夏が意外と大きいと口にしてるんだが」

「虹夏の胸が特別えぐれてるだけだろ😡」

「郁代と比べても大きいけど」

「胸がえぐれてるキャラが二人いてもいいだろ😡」

って状態だろ。

女の「俺と解釈の違う奴は俺に見つからないようにしろ😡」は。

男の「地雷引いたわ。クソが。金無駄にした」とは全然別物じゃん。

2022-09-24

娘のブラを買いに行く。

 次女の誕生日のあと、長女の誕生日があって、その直近の祝日、二人に誕生日プレゼントと服を買ってやるために買い物に出た。トータルで三万円くらいかかった。はぁ。

 服を買う時に、ついでに長女に今のうちに生理用品とかブラを買っとこうぜ、と言うと、長女は思いの外喜んだ。

 長女は11歳になったのだが、最近爆速身長が伸びると共に体型も大人に近づきつつある。彼女は小さい頃から今に至るまで安定の痩せ体型だ。身長に合わせてズボンを買うとウエストブカブカだったのが、今は150のズボンを履いてもずり落ちなくなった。痩せているなりに身体の厚みは増しているのだ。

 最近の長女は胸が急に育って来ているのが悩みらしい。そういう事をぽつぽつ言うのだが、ブラが欲しいと自ら言う事がないので、親であるこちから提案した方がいいんだろうなあと思った。

 長女を子供下着売り場に連れて行くと、彼女は種類の多さに圧倒されていたが、ぼくが

ステップ1とか2とか3とかタグがついてるな。まずはステップ1でいいんじゃないか?」

 と言うと、それらを物色しはじめた。

「すごーい、いっぱいあるー。こんなのが欲しかったの!」

 などと言うから可愛い色のやつを買うのかな? と背後で見ていたら、スタンダードな感じの、キャミソールと一体型の白いのを二枚選んだ。黒や紫もあるし、ブラだけ独立していて、同色のショーツとセットになったものもあるよとぼくが言っても、「絶対これがいい!」と長女は譲らなかった。まあ、白無地はアウターに響かなくていいよな。もし、ぼくがユニクロの白のエアリズムばかり着てることに影響されたのだとしたら、なんかすまないなと思うけれど。

 今時の小学生女子は、他の子がどんな下着を着けているのか、気になりはしないのだろうか? ぼくが子供の頃は、女子はそういう事についてはかなり煩かった。白い「初めてのブラ」なんか着けていると、露骨馬鹿にされたものだ。

 ぼくが子供の頃、ぼくの母親はどういう訳か我が子の二次性徴について捻れた考えを持っていた。だからぼくはなかなかブラを買ってもらえなくて、確か中学に上がってしばらくはノーブラで過ごしていた。部活の時以外は胸が目立たないよう猫背で下を向いて歩きがちだったように思う。

 当時はぼくの母親だけでなく、世の母親達の考えは大抵いい加減かつバラバラだったので、胸が既にかなり大きいのに「子供から」という理由ノーブラ女子というのはしばしばいた。ぼくはそれが好きじゃなくて、自分はそうはなりたくないと思ったのだが、無駄に性に対して厳格な家庭でしかも鈍感な母親にブラが欲しいなんて強請るのはあり得ないと思って我慢していた。ただ、ぼくの場合は胸が発育しかけだとしても限りなく俎板に近い胸をしていたので、ブラを着けていないことを誤魔化すのはそんなに難しいことではなかった。

 だが、体育の授業や部活の授業の前後更衣室で着替える際だけは誤魔化しなどは利かない。

 体育の時の着替えはまさに針の莚に座るような心地だったが、部活の時はそうでもなかった。更衣室では先輩達が下着姿で悪ふざけをしていたし、彼女達の下着はみなカラフルでまるで見せるためのもののようだった。たった一、二学年違うだけでどうしてこんなにも文化が違うのか不思議だった。ぼく達の学年はいつまで経っても白いペラペラ下着で、誰が一番先に「色気づいて」大人のようなブラを使い始めるのか、監視し合い足を引っ張り合っているのに。

 先輩の一人が日曜日に買ったばかりだというグリーンのチェックのブラを見せびらかしている時、ぼくはホワイトボードの下にレイジと二人で潜り込んでぴったりと身を寄せ合って先輩達の馬鹿騒ぎを眺めたり、今週のジャンプの話したりしていた。ブラの自慢をしていた先輩がぼくらの所にやってきて、

今日も二人、異様に仲がいいよね」

 といい、ぼくはそこに含みがある事に素で気づかず、

はい、ぼくとレイジ友達なんです」

 と答えた。

 レイジとは中学に上がってすぐの部活見学期間のある日に出会った。レイジ武道館の片隅に一人で体育座りをして、先輩達の稽古の様子を眺めるでもなく膝の上に顔を伏せていた。最初レイジがぼくを見たが、話しかけたのはぼくの方からだ。当時のぼくは既にはみ出者気質を全開にしていたが、今よりは社交性があったのかもしれない。

 レイジ第一印象は、大人しそうな男子、といった感じだった。目が合って、一言二言交わしただけですぐに気が合いそうだと思ったのと、ぼくと同性である事に気づいたのとは、どっちが先だったろうか。立ち上がれば性別を間違いようはない。レイジはぼくよりずっと背が高く、正面から相対すると迫力のある胸が視界を圧倒してくる。まるでモデルのように手足が長く、メリハリのある体型をしていた。

 そんなレイジだが、ほとんど大人同然の背格好をしていたにも拘わらず、ぼくと同じくまだ「子供」というカテゴリーに押し込められていた。つまり中学に上がってもしばらくはノーブラで過ごした。その点でぼくにとっては類友でもあった。

 いつだったか、先輩の一人がそんなぼくらを見かねて声をかけてきた。ブラをしないと恥ずかしいとか乳が垂れるぞとか、そんなことを言われ、ぼくらは「はーい」と返事をしたが、すぐに他愛ない雑談に戻った。レイジは先輩に言われたことなど全く意に介していないようだったけれど、ぼくは内心かなり気にしていて、やはり母親にブラが欲しいとお願いしなくてはならないのだろうか? と考え、まだ何も行動しないうちから屈辱に打ち負かされたような気になっていた。

 記憶に間違いがなければ、ぼくらは少なくとも一年夏休みまでは「子供カテゴリーのままでい続け、それぞれ親の方針通りに子供肌着制服の下に着続けていたと思う。そのことによってレイジがどんなデメリットを被ったかはぼくは知らないが、ぼくの方には人には言えないようなデメリットがあった。

 ある日、竹刀を振った瞬間に身体の内側から「ぶちっ」と音がした。腕のつけ根辺りがヒリヒリと痛くなった。家に帰ってから服を脱いで見てみると、鎖骨のすぐ下辺りに赤い皹が入っていた。まるで鋭利刃物でひと突きしたような傷は薄い表皮で繋がっていて、出血はない。どうやら急に大きくなった胸の重さに皮下の肉が負けて裂けてしまったようだった。奇妙な傷はその後いくつも増えていき、白い痕になって残った。

 肌にいくつもの傷が残るほどに、ぼくの胸はお荷物になりかけていたのだが、だからといって目立って大きいのかというと全くそんな事はなく、服を着ている限りは相変わらずの俎板に見えるほどだった。なのに、ただ普通に生活していくだけで服の下に隠れた部分が傷だらけになっていく。その原因がさして膨らんでいるようには見えない胸であるなど、親に相談出来る訳もなく、ぼくはひた隠しにした。

 その件はレイジにも話した事はない。そもそもぼくとレイジは「親友」だと言い合っていたのにも拘わらず、お互いに相手内面には踏み込もうとしなかった。ぼくらは校舎の内外を、ひとの目も気にせず手を繋いで歩き、座る時にはスズメきょうだいのように身体をくっつけた。部活の合間の休憩時間には互いの背中を背もたれにしたり、膝枕をしあったりした。

 ぼくがレイジの太ももを枕にしている時、ぼくの鼻先にはレイジの胸があるのに、そのぼくの胸の何倍も大きな肉の塊はレイジにどんなダメージを与えたのか与えなかったのかなんて知らなかったし、レイジレイジで、ふざけて指でつついたぼくの貧相な胸がぼくにとってはけっこうな凶器だった事など知らないままだった。

 レイジに対してのぼくの隠し事なんて大した数はないが、ぼくにとってレイジは謎の多い奴であり続けた。真面目そうに見えてちゃらんぽらんで、部活だって、ぼくとレイジとはたった二人だけの新入部員なのに、レイジはよくサボり、ぼくを一人にした。夏休み部活に、レイジは半分も顔を出さなかった。なのに試合に出ればそれなりに勝つの不思議だ。何故レイジはそんなに休むのか、ぼくはしばしば先輩達から聞かれたが、わかりませんと首を振るしかない。

 親友の癖にぼくはレイジ個人的な事をほとんど知らない。そのことが気にならない訳ではなかったのだが、いざレイジと顔を合わせると、数々の謎の解明などどうでもよくなってしまう。レイジとする話は好きな漫画アニメの話ばかりで、端からみればそれは終始うわべだけの話をしつづけているだけで、それのどこが親友なのか不思議だったかもしれない。

 ぼくとレイジは心が遠くにあるのを補うかのようにスキンシップだけは過剰に行った。一日の中で最初に会ったときは、相手存在を視認したらどんなに遠く離れたところからも全力で駆け寄り、

「カーラミーア!」

「モンシェ!」

 と叫ぶとひっしと抱擁し合う。隙あらば、学校内のどのカップルよりも密着して過ごした。

 夏の間、ぼくはろくに飲食をせずに部活でしごかれていた。これ以上身体無駄な肉がつくのを止めたかったし、生理出血をなんとか止めたいと思って行った無謀なダイエットだったが、消耗したわりに効果はいまいちだった。ひと夏で顔だけげっそりしたぼくだったが、片やレイジ夏休み前と少しも変わらず飄々としており、健康のものに見えた。実際、心ない男子がぼくらに対して目障りだ死ね罵倒を浴びせるやそいつを蹴り倒しプロレス技をかけて泣かせるなどワイルドに暴れることもあった。

 ぼくは安心した。実はぼくの母親がぼくとレイジが仲良くなったのを知り、ぼくの同級生母親達の情報網を使ってレイジ個人情報仕入れており、聞いてもいないのにぼくにそれを話したのだ。ママ友ネットワークをもってしてもレイジの事で確かな情報は得られず、噂程度のことしか仕入れられなかったようだ。それによれば、レイジは何らかの病気で定期的に通院しているという。だがその病気が何であるのかは誰も知らないらしい。

 ぼくが知っているレイジ個人的なことといえば、レイジには兄が一人いて両親も健在で、四人家族で仲良く暮らしているということくらいだった。

「ねえレイジ、どうしてレイジレイジなの?」

 ある日、ぼくが何気なく訊いたら、レイジはこう答えた。

「うん? うちは兄と俺との二人きょうだいから

レイジのジは二番目のジってこと?」

「そそ」

「納得した」

 きょうだいの二番目だからレイジ」と名乗るレイジとぼくとは部活つながりの親友クラス出身小学校が違うせいでお互い相手の事で知らないことが多いかもしれないが、そんな事は関係なく、ぼくらはとても仲がいい。

 秋になった。ある日、学校から帰るとぼくの部屋に大きな買い物袋が置かれていた。母親が開けてみろというので中身を見たら、「はじめてのブラ」と書かれた厚紙つきの白いブラが三着ほどと、その他下着類が入っていた。母親によれば、「ぼくに必要から買った」というより「みんなが必要だと言うから買った」ようだ。母親他人の言う事になにかと流される。

 しかし、断られる可能性が高いと思いつつこちらから羞恥心を堪えつつ頭を下げてお願いすることもなしに、必要ものが手に入ったのは良いことだ。ぼくは「はじめてのブラ」を着けてみた。ところがサイズ全然合っていなかった。それはAカップだがアンダーが85cmもあって、上半身だけは骨の浮くほどガリガリだったぼくにはユルかった。

 翌日から「はじめてのブラ」を着けて登校したが、いざ日常生活を送ってみると、ユルすぎるブラはぼくの助けになるどころか邪魔邪魔で仕方のないものだとわかった。ちょっと身体を動かしただけで背中ホックが外れる。これまでの習慣通りに猫背にしていると外れるし、かといって背筋を伸ばしてもまた外れる。走るとどんどんブラが浮いてきて胸の上までずり上がってくる。それを狼狽しながらも誰にも気づかないよう適正な位置に引き下ろさなければならない。

 なんなんだこれ……。母親に苦情を言うべきではないかと思わなくもなかったが、母親がぼくにブラを買い与えた時、牽制するように「デブで胸のないお前にはサイズがそれしかない」と言ったから、解決策は何もないとぼくは思い込んだ。デブ言いがかりだ。ぼくはチビの癖に肩幅と腰幅があり、脚も太かったから、セーラー服を着るとずんぐりむっくりに見えたが、上半身ガリガリに痩せていたのだ。

 何でぼくだけこんな事に……と思いつつ、部活の際に先輩達がふざけながら着替えている間は、いつもの様にぼくは部室の隅っこにレイジとぴったりくっついて体育座りで待っていた。先輩達は相変わらず可愛いブラを着けていて、それらはぼくの「はじめてのブラ」のようにズレたりホックが外れたりはしない。どうしてぼくの「はじめてのブラ」はこんなにも役に立たないのか、すぐそこに何事にもあけすけな先輩達がいるにも拘わらず、ぼくは誰にも打ち明けられない気がして、勝手孤独に浸っていた。隣のレイジは、元からそういう話をすべき相手ではない。

 その時、ツンツンと脇腹をつつかれた。隣を見れば、レイジが膝の上に半分顔を埋めたまま、いやーな顔で笑っていた。

「お前、これなんなの?」

 レイジはニヤニヤしながら、ぼくのTシャツの上からブラのバックベルトを引っ張った。

「何でもいいだろ!」

 ぼくは小声で身をよじりながら言った。その反応がレイジには面白かったらしく、レイジは「なんなの、なんなの」と言いながらぼくのブラのあちこちを引っ張り、脇を擽ってきた。そんなぼくらの攻防戦を先輩達はいものじゃれ合いだと思ったらしく、「今日も二人は仲良いよねー」と言った。

 その日以来、レイジはぼくがブラを着けているのを面白がり、やがて服の上からブラのホックを外すという技を会得した。レイジ通りすがりにぼくの背中を叩くと、ホックが外れる。とんでもない悪戯だが、ぼくのホック悪戯をされなくてもしばしば外れるし、ぼくとレイジクラスが違うので、被害を受けたところで大した事にはならない。それでぼくとレイジの仲が決裂するという事もなかった。

 ただ、レイジがぼくをブラのことでイジッてくるのは意外だと思った。同級生女子の中には、他の女子が「色気づく」のを嫌って意地悪をしたり他人の足を引っ張るような事をする奴が何人もいたが、レイジはそんな陰湿女子どもとは最も遠い存在のような気がしていた。でも、その頃レイジはまだ「子供カテゴリーの内にいて、それをぼくなんかみたいな貧乳の方がイチ抜けしたのだから、変に執着されるのはおかしい事ではないような気もした。

 人の心理としてレイジの反応は特におかしものではない。が、ぼくらの関係性の絶妙バランスをレイジの方から崩して来ようとするのは……逆にぼくの方から壊しにかかるなら自業自得なのでまだしも……どうしていいのかわからない。わからなさすぎたので、ぼくは何事もなかったかのように過ごす事を選んだ。

 二年からはぼくとレイジは同じクラスになった。一緒に過ごす時間は益々増えた。レイジ休み時間教室ですれ違いざまにぼくのブラを外して遊ぶ事もあったが、ぼくは責任を取ってホックを元に戻せとレイジ要求し、レイジは「はいはい」と言ってぼくの制服背中に手を突っ込んでホックを掛け直した。

 いつの間にかレイジはその遊びをしなくなった。

 その頃にはレイジは既に「子供カテゴリーを脱していたのだと思うが、ぼくにはその件については全然記憶がない。少なくとも、ぼくはレイジからされたようにレイジがブラを着け始めた事をからかうことはなかった。

 教室が一緒だと、友達同士なら休み時間ごとにお互いの机のところを行来するものだ。ぼくは授業が終わってもすぐに教科書しまって離席することがないから、レイジの方からぼくの席にやって来がちだった。ふとぼくが顔を上げると、視界の全面をレイジの胸が塞いでいる。よく、胸の大きな女性が「(男は)私じゃなくて私の胸に挨拶をする」と言うが、レイジ場合はぼくに胸から挨拶して来るようなものだ。ぼくはレイジに知られないよう視線を外した。だからレイジの胸がしょっちゅうぼくの目と鼻の先にあったのに、ぼくはレイジのブラ事情など全く知らない。一方レイジはといえば、ぼくをからかえるだけからかって恥ずかしい思いをさせたのに。

 レイジは狡いと思ったが、他の女子といがみ合うようにレイジと争うのは嫌だった。レイジ喧嘩する事があるとしたら、それとは全く関係のない、取るに足らない事が原因だ。そしてベッタリと仲がいい分喧嘩するのもわりとしょっちゅうだった。大体はぼくの方から吹っ掛ける。そこにレイジは狡いという思いがなかったとは言えないと、当時を振り返って思う。

 レイジは胸が大きくて手足が長くてモデルのような体型をしていたが、女としてはある意味で無敵だった。ぼくはといえば、自分身体がなにかとコンプレックスで、わざと身体に合わないダボダボな格好ばかりしているから、本当はガリガリに痩せていたのにすんぐりむっくりのデブだと思われがちだったうえに、貧相な体つきのわりにはきっちりと女であることのデメリットを受けた。すなわち生理が異常に重くて一月のうち絶好調なのは三日ほどしかなく、あとは瀕死

 レイジは不調知らずで常に元気いっぱい走り回っていた。何かの病気で通院しているという噂はデマに過ぎないのではないかとぼくには思われた。だがレイジはよく部活をサボった。同じクラス親友のぼくにも何も言わず放課後になるといつの間にか姿を消している。ぼくは既にレイジはそんなものだと思っていた。部活顧問から来年女子部長は消去法でぼくに決まりだと聞いて軽く絶望した。レイジの方がぼくよりもずっと強いのに、部長は実力よりも真面目さが大事だと顧問は言う。だがぼくは顧問が思うほど真面目ではない。絶不調ながら毎日律儀に部活に出ているのはほとんど、稽古カロリーを消費しつくせば生理にかけるエネルギーが少なくなり、来月こそは体調がましになるのでは? と期待していただけに過ぎない。

 そんな馬鹿な事をしていたせいで、ぼくはある日、体育の授業中に具合が悪くなった。その日のメニューは1000メートル走だったが、ぼくは運動神経がない癖に中距離を走るのが大好きで得意だったので、生理中だというのに無理をした。酷い目眩がして手足が冷たくなり、震えが止まらなくなった。爪が真っ青になり、顔色も青を通り越して真っ白だと、ぼくを見た体育教師が言った。体育教師は厳しい人で滅多な事では生徒を休ませないのだが、ぼくが芝生に座っても一向に回復しないので、保健室に行って休めと言った。ぼくは保健委員に付き添われて保健室へ行った。ベッドに寝かされた途端に意識が落ちた。

 気がついたらベッドの側にレイジがいた。

「おはよー。今どんな気分?」

「どんなって、最悪だけど。でもさっきよりはましな気がする」

「ははっ、体育の時はヤバかったな。こいつマジで死ぬんじゃね? って感じの顔してて、先生がさすがに焦ってた」

 そう言うとレイジはぼくのほっぺたをつまんで引っ張った。

「ほっぺぷにぷにー。すべすべで真っ白ー。でもさっきよりはましー」

 レイジはぼくの肌をすべすべで真っ白だとよく言う。小学校時代は徒歩通学で、中学に上がってから自転車通学で、それなりに日に焼けていたから、ぼくの肌も黒くて荒れているはずだと自分では思い込んでいたが、レイジに指摘されてはじめて、ぼくは色白で肌質がいいのだと知った。少なくともレイジのほっぺたよりはぼくのほっぺたの方がすべすべで白い。

「今どんな気分?」

「君が血色が戻ったというなら、思ったよりもいいんじゃないだろうか。確かに吐き気はしないし、頭痛もしない」

「ふーん。俺にはそういうのが無いからわからないけど、まあ無理すんなよ」

はいはい

 レイジはいいな。ぼくと性別が同じでもぼくのような思いはしないんだ。でもぼくみたいにひ弱なのはレイジには似合わないから、それでよいのだと思った。

トラバに続く。

2022-08-26

anond:20220826141838

50代、下の息子が増田の子供と同じ高校生大学時代ブカブカジャケットサングラス、親の脛かじって買ってもらったセリカxx乗りながら杉山清貴しまくってたけど、そんな風潮知らない。

2022-08-07

anond:20220807004927

ガバガバという言葉グダグダという意味が生まれたのはここ10年のこと」

google先生2010年以前を聞いてみた。

エロでの用途が多いのでセーフサーチ推奨。多くはないもの普通にグダグダという意味でも使われていると感じた。

ニコニコ大百科から引けば

3.服や靴が大きすぎるさま。ブカブカ。ダブダブ。かぱかぱ。

これが転じたものでしょ。






とはいえ今までにだって使われなくなった言葉は多くある。

どんなに日常に広く行き渡っている言葉であっても、「正しい」人が問題視して声高に糾弾し続ければ葬り去ることができるのだ。

この元増田程度では世の中変わらないが、便乗して絶対的に「正しい」人がいつものように親しいマスコミを焚き付けてくれば、許されなくなってしまうのだろうな。

anond:20220807004927

液体が入れ物の中で揺れ動くさま。ガボガボ

入れ物の口から液体が溢れるように流れ出るさま(意味深)。ドバドバ。

服や靴が大きすぎるさま。ブカブカ。ダブダブ。かぱかぱ。

飲み物などをどんどん飲む様。がぶがぶ。

お金などがどんどんと入ってくる様。がっぽがっぽ。

逆に、お金などを湯水のように垂れ流して使う様。上記2.から転じたものか。

用例:「(やれ旅行だ、やれバイクだと言っては)息子は毎月金をがばがば遣う。」[1]

布などが固くこわばっている様。「ごわごわ」に似ているが、「「がばがば」は薄い物が板のように平面状に硬直している様子を表す」と使い分けについて記す書籍[2]もある。

用例:「このシーツ、のりのつけすぎでがばがばだ」[3]

布などがあおられてめくれる、広がる様。

用例:「雨風の中で車にカバーをしようとしたが、がばがばあおられたりまくれたりであきらめた」[4]

上記3.から転じて、性行為対象としての膣や肛門が、大きすぎて締まりがない事。

上記9.から転じて、締まりがない、だらしがない、杜撰である事。「真夏の夜の淫夢」界隈でいわゆる「淫夢用語」として使われはじめたとされる。

これ本当によくまとまってるな……。

服や靴が大きすぎる→

まりのないマンコ→

おまえガバガバじゃねえか→

ニコ動なんJが締まりのない状況を指す言葉として語録化したことで定着

ゆっくり侵食して一般

辞書的な意味の中に「締まりがない」は最初から存在してないことを知らない人達誕生

ってことか。

そもそも一般の人って定型文や語録で会話する文化を知ってるんだろうか?

2022-04-30

anond:20220430000818

ウエストをあれだけ絞って胸を強調するデザイン

デザインって意図して行うものなんですけど…

結果として強調してしまっているという意味でも

乳につられて他ブカブカダサい→そうじゃなくしましたよって売ってたものをそう言っちゃう結構失礼やん

ハトクロ服としてはちょっとダサ目では?

今胸元ブカブカの服がトレンドなんだし、普通の服でも着れるの多いと思う。

2022-04-29

anond:20220429173331

ボディラインを見せる、というか割とタイトなシルエット多いよね。

体格は普通なのに胸が大きいかタイトな服着たくても売ってない、という需要あるから、そういう層にはここでしか買えない服だったと思う。

特にビジネスで着る服でスーツインナーとかジャケットとかワンピースとかある程度タイトなシルエットの服はここで買わせていただいてた。

胸に合わせて買ったらブカブカとか格好悪くて嫌だし、ワンピースに至っては妊婦デブに間違えられる。

今回の騒動で一番痛いのは着画見て買えなくなったこと。

店のモデルさんの画像は超ビッグサイズで参考にならない。体格が似ていた顧客さんのを参考にしていたのに、今回の騒動関係のない男性興味本位で見るからって画像削除されてしまった。

2022-04-07

コンプレックス

息子がフルBokkiしても、平均より小さい。

色んな人とかには、別にいいんじゃない?って言われるけど、

普通サイズコンドームつけてもブカブカなのが1番心に来る。

2022-01-04

anond:20220103120531

チビだけどブカブカの服好きだから助かってる

一昔前はピッチリした服ばっかりでわざとデカい服ばっかり買ってた

裾上げ必須に関してはどうにもならない

2021-12-09

日本の服のモデルポーズってなんでダサいん?

なんかあの気だるげーなブラーンってするやつ

横向いたり下向いたり

いかにも

別に気取ったりしませんけど何か?」

みたいな雰囲気出すやつ

最近服も髪型ブカブカダラダラしたのが流行ってるから

本当になんか可笑しいんだけどw

あれがかっこいいの?

ワロスwwww

2021-11-18

弱者男性自分好みに育成しよう!という増田を書こうとして挫折した

 いや、書こうとしたのだ。本気で。

 乙女ゲームやらハスクラが好きな層に刺さるような増田を。

 狙いは女慣れしていないゲームけが生きがいの男性。太ってるだとか禿げてるだとか、不細工な要素は最低でも四つ欲しい。自信なさげで、話しているかどうかもわからない、職場で浮いている男性を狙う。ファッションに疎いとなお良い。

 他の女性が愛さな男性を狙う。カッコいい男性積極的で美しい女が掻っ攫っていく。身の程は弁えるしかない。

 だいたいそういった男性は押しに弱い。アプローチアプローチを重ね、それっぽい空気を作って告白する。相手恋人がいなければだいたいOKしてもらえる(はずだ)(多分ね!)。

 先にセックスして既成事実を作っても良いかもしれない。ヤリチンならセフレ行きだが、セフレすら作れない弱者男性なら即恋人コースに乗れる可能性が高い。

 それから淡々男性を育てていけば良い。

 食べ方が気に入らなければ調教する。

 男性クローゼットを暴き、毛玉だらけの服、ゴミがこびりついた服、洗いざらしの何年着たかからない服、サイズ感の合わない服、何もかも捨てる。

 服はデートと称して服屋に連れて行き、自分好みの服を買い与えてあげる。最近ワークマンでも格安でお洒落な服もたくさん出ている。太った男性でも着れるようなサイズの服もある。一万円しないくらいでブカブカ糞チェック野郎卒業できる。ガチャ30連回す金でいい男が誕生日するのだ。

 歩き方を教える。胸を張って歩くだけで呼吸がしやすくなると教えてあげる。ねごぜを注意する。あごを引くように伝える。それだけでも見れるようになる。ソシャゲの周回より効率がいい。

 真っ直ぐに好意を伝える。

 ちょっと努力世界は変わるのだと教えてあげる。男性の拗ねた世界観を少しでも良い方へ導いてあげる。

 

 ここまで書いて、挫折した。理由は二つある。

 ひとつめ。ここまでやるメリット女性側にほとんどない。

 超絶喪女でもない限り、この手の男は育成する必要がない。出会いの場とチャンスさえあれば上記よりマシな男性関係を持ててしまう。わざわざ弱者男性を仕込んで育てる必要がない。

 超絶喪女でも手間暇をかけても結ばれるのが弱者男性、というなら生涯孤独でいいという者もいるだろう。自由恋愛の世の中だ、当人が望むなら外野がとやかく言う権利はない。

 ふたつめ。女のタイムリミット男性よりも早い、ということ。

 女はクリスマスケーキ、という言葉死語と化しても男性の好みは変わらない。どう言い繕っても、彼らは若い女が好きだ。辛く悲しいが、この現実と向き合わないといけない。

 これが弱者男性育成と食い合わせが悪い。

 弱者男性を仕込むは早くて半年、長いと二、三年の期間がかかる。弱者男性が育つまでに女としての旬が終わる。必死に育てた元・弱者男性自分より若く美しい女に取られたら? 奪われないまでも諸事情で別れたら?

 育成済みの弱者男性結婚できなければ苦労だけして、若さだけ失うだけ失って、得られるものは何もない。別の男性トライアンドエラーを繰り返してる時間は女にない。

 だったら最初からある程度育った手間がかからない男性を……。となっても仕方ない気がする。

 ……失礼。上記ふたつは建前である申し訳ない。本当は弱者男性成増田を書いている途中で否応なしに現実と向き合うハメになり、心が折れたのだ。

 早く結婚して恋愛ゲーム卒業したい。

 セーラー服を脱いで早十年余。

 同い年の親友は「私たちはまだ若い!」と言ってくれるが本当にそうだろうか?

 歳だけ重ねて得たものはあったか? 中身は学生時代のままなのに若さだけを失った。

結婚? まだ大丈夫でしょ(笑)

 本当にそうだろうか?

 結婚した友人がいない。そも、友人たちのほとんどに恋人がいない。恋人いない歴=年齢の友人もいる。

 親友たちはソシャゲ2.5次元舞台の追っかけ、アニメ漫画映画消化で忙しく、結婚に対する不安はなさそうだ。

 彼女らのように趣味に生きることができない。自分人生の全てを推しに捧げる程狂えない。結婚出来なくて孤独金もないけど推しいるか幸せ! だなんて快哉を叫べない。そこまでの覚悟を持てない。

 早く結婚して楽になりたい。

 学生時代から恋人がいる。もう付き合って9年が経つ。

 パッとしない人だった。穴の空いた下着を履き、ぶかぶかのチェックワイシャツを愛用している典型的理系男子。口癖は「人肌が恋しい」。

 強引に服を捨てて新品の買い与えた(割と怒られた)。少しでも恋人自己肯定感が上がるようにじゃぶじゃぶに愛情表現した(上手くいったのかは未だに分からない)。

 最初クロマニョン人寄りのゴリラだなと思っていたが、今では育成が上手くいって福士蒼汰風味のゴリラに見える。

 育成の成功した彼が私より若く美しい女に奪われないか心配になっている。

 もう若い子のようなミニスカは履けない。日々の生活に疲れ、若い子のような無垢さも立ち消えた。

 結婚しようと持ちかけてもはぐらかされる。卒業して遠距離になってしまった。結婚するにはどちらかが仕事を辞めるしかない。

同棲してみて、合わなかったら別れよう。その時君が路頭に迷わないように、仕事を見つけて。喧嘩した時の避難場所も欲しいだろうから君の名義でアパートも借りておいた方がいいね

 恋人のいうことは正しい。

 私が仕事を辞めて彼の元に行って、振られてしまったら? 私の手には何も残らない。

 結婚しても働かないと家計を支えられないか仕事を見つけるのはマストだ。遠距離転職活動がうまくいかず心だけが弱っていく。

 結婚したい。また育成するのがダルすぎる。

 働きながらの転職活動が辛い。転職もできない無能ですごめんなさい。転職したとて結婚できない可能性があるのが辛い。

 何も得られていないのに歳だけとりすぎた。

 潮時なんだろうなと思う。

 現実逃避のために増田を書いている自分が苦しい。痛みから目を逸らすために他人にご高説を垂れてる自分が痛々しくてかなわない。

 色々生意気言ってすみませんでした。恋人ちゃんと話し合ってみます結婚をぼかすようなら、きちんと別れを告げようと思います

 弱者男性愛されないのアレかな、優柔不断結婚だとかに踏み切れなくて女の方が逃げ出すんだろうな。あはは、笑える。

 別れたらそうだな、職場の30過ぎた年上の人にアタックしてみようと思います。M字ハゲがひどくてデブの脂ぎった人だけど、気性が穏やかだから。育成方法自分で書いたしいけるっしょ。

 あーあ、疲れた

2021-09-15

anond:20210915190648

粗チンのヤツらは大変だなw  

ひょっとして、オマエら、コンドームもLじゃブカブカなんか?ww

2021-08-22

新しく買ったロングスカートを夫に見せたら、何を思ったか夫はスカートを履きだした

なんだ?女装ネタかな、と思って見ていると、ウエストホックを止めて

ブカブカ〜」

ホックを止めたままスカートを腰から下げて脱いで

ブカブカ〜 履いたまま脱げるやん」。

なんだよディスりたかっただけかよ

ムカついた

2021-08-04

昨日まではいてたブカブカのワークパンツが見つからない

ちょっと外に出るにも問題ないし、家の中でも楽だし、ペラペラから洗ってもすぐ乾くし重宝してる

昨日もはいて、さっさと洗濯カゴに放り込んだはず

けど今朝洗濯して干して、干した中にワークパンツがなかった…アレ?

昨日どこかに脱ぎ捨てて洗濯カゴに入れてなかったかな、と家中探すが見つからない

狭い家で探せるところも限られてる、全部見回って2周3周したけどやっぱり無い

意味がわからない

家の中のどこかにある時空の歪み・ブラックホールに飲み込まれたか

捨てたか何かした記憶がスッポリ抜け落ちてるのか、

というくらい訳がわからない

からなすぎて怖い

追記

見つかった

イスにおいてあった、目の前にあった

あったのに、違うと思って確認してなかった

のものだと思い込んでた

夫の座る場所でいつも何か夫のものが置いてあるから

バッグだったり衣類だったり

それと同じような夫のチノパン洗濯干しのそばにもあり、そちらは触って違うと確認してた

夫の私物置き場だから、というのと、実際触って別物だと確認したものが他に1つあったことで、

頭の中から目の前にあるものが完全に除外されてた

2021-06-06

最近ださいと言われてたファッション流行ってない?

おっさんが昔からやってたような

ハイウエストブカブカ目のシャツをインしちゃう格好

女も男もおしゃれとしてその格好してるような気がする

どういうことか説明できるやつおる?

2021-05-21

スマホって2年くらいで買い替えるのがいいのかね

徐々に充電端子がブカブカになっていくなあ

使い方にもよるのだろうけど

2021-02-19

anond:20210219113046

元増田ブコメにある「一枚着ればサマになるワンピース」って、スタイルのいい〜普通の女限定だろ、といつも思う。

背が低くて尻が出てて垂れてて下半身デブで手足が丸短いと、どんなワンピース死ぬほど似合わない。

ストンとした型のワンピースは、上半身に合わせると下半身がパツパツ・下半身に合わせると上半身ブカブカで袖が余る。

フレアスカートだと低いウエストから低い出っ尻で変な広がり方。

スカート丈も合わなくて裾上げするとバランスおかしくなる。

どうやったって「体に合ってない変な格好」にしかならない。

自分場合、一番悪目立ちしないのは、上下サイズでそれぞれサイズの合った、シンプルブラウス+硬めの生地で体型を拾わないパンツストレッチとかは最悪、厚めのデニムチノなら多少マシ、ハリとゆとりのあるワイドパンツも有り)+袖丈をちゃんと合わせたジャケットの組み合わせだ。

anond:20210219115524

バスケシューズだけど、ナイキEPモデルかいかがだろうか

イリー結構EP系があるので、近くのバスケショップに行ってみるといいか

つま先がブカブカとかあると思うけど、足の甲を靴紐で抑えるのが正しい靴の履き方だと思うから靴の中で足が泳がないようにすればいいと思うよ

他にもAF1のHighやバンダルHighなどは、シューストラップと言って足首に巻くベルトがあるよ

スニーカー好きの何人が知っているのか知らないが、初期のAJ1にはこんな感じのストラップがついていたPEモデルもある

https://images.solecollector.com/complex/images/gqlj6uqah74kdluze2ia/air-jordan-1-strap-1986-injury-sample]

Yeezy boost 350 v2結構大きめサイズを買うのもいいか

あれはニットだったから伸縮性があって個人的に良かった。27.5cmは少し小さかったけど。。。

2021-01-25

物は言いよう

ふつうサイズマスクだと俺の顔がデカすぎて、ヒモが弾け飛ぶことがある


顔の小さい人「あたし鼻が低いから、普通サイズマスクブカブカぴえん」とつぶやく


それを受けた俺「あー、普通サイズマスクあわねーの、マジつれーわ。鼻が高いのも考えものだな」


完 全 勝 利

2020-07-27

駅まで走る

高校の頃、好きな子がいた。

中学で同じ部活だったっていうのもあってまあまあ親しかった。同じ高校に入ることになって超ラッキー!と思ったのもつかの間、2人とも帰宅部になるわクラスは違うわで接点がゼロになり、話すこともまれになった。

すると思春期特有(?)の拗れた自意識みたいなのが絡んできてがぜんコミュニケーションが取れなくなってくる。視界に入るだけで心臓が良くも悪くもバクバクし、話しかけるなんて夢のまた夢みたいな感じになった。

同じ中学から最寄駅も同じ、田舎から電車は2両、帰宅部から帰るタイミングはおおむね同じ。となると普通に帰ると結構高い確率で近接することになる。もともとは交流があったんだから完全に無視するのは人間として異常だ。でも俺的に彼女はもはや気安く話しかけられる対象ではなくなってしまっている。

どうするか?

授業が終わるなり早歩きで学校を出て、駅まで走るようになった。まあ体力ないから走るつっても休み休みなんだが、それでも電車を一本ぶんくらい早くすることは可能だった。時刻表をみて、普通に帰ったらこれだというのを確認して、その一本前に乗れるように走る。

今思うとマジで何やってんだ、バカか?という感じがするんだが、まあ拗らせた非モテの考えることはよくわからない。

どうでもいいけどひとつ思い出がある。冬のある日、いつものように走って帰ってる途中、ちょうど休憩として歩いてるところで通行人のオバちゃんに話しかけられた。「今日寒いねえ」俺はわりと走ってきたところだったので身体が暖まっていて全然寒くなかった。「そ…そうですね」イヤ寒くないっスなんて答えるのもヘンだと思ったから話を合わせたが、つかなくていいウソをついている、なんで今その話を振ってくるんだ、間が悪すぎる、いや別にいいんだけど…世間話にしてはたくさんのことを考えさせられた。クソみたいなエピソードだな。

彼女との交流エピソードわずかにある。

偶然他校に行ったほかの吹奏楽部の同期なんかと出くわしたときは、駅でしばらく立ち話をすることが多かった。そうすると俺も彼女も同じ駅を通るんでほぼ確実にふたりとも輪に加わることになる。そうすると昔に戻ったみたいに(というか気まずくなったっていうのが俺の妄想だったんだと思うが)普通に話せる。ある時は俺が言ったくだらないダジャレ彼女がすごい反応してツッコミとしてベシベシ叩いてきて、「実は俺のこと好きなのでは?!」と思った。ある時は制服の体育服の話になって、俺が「ウチの高校の体育ズボンすげえブカブカなんだけど女子のやつはあんまりそう見えない、なんでだろう」というようなことを言ったら彼女が「そもそも男女でデザイン違うよ」つってスカートをたくし上げて下に履いた体育ズボンを見せてきて、周りにたしなめられていた。

仲べつに悪くなってなかったんだろうな。そうでもねえのかな。ああ……

でも青春時代の淡い思い出性が高くていいと思う。というかヘタに彼女とよく話す関係になってたらうっかり告白なんかして本格的に気まずくなってたんじゃないかと思う。走ってまで避けてたからこそ俺は暴走せずにすみ、致命的なふるまいに出ないで済んだのかもしれない。

2020-06-26

ユニクロに初めて一人で入った

高校卒業してから服屋に行く服がないので購入はすべてネットだった。

zozoもよく利用した。俺はネットがあれば何でも出来ると思った。

自分の服屋の勝手イメージ

・話しかけてくる

・いらっしゃいませーと言いながら舐め回すようにみてくる

レジ商品ピッピてしてる時に様々な入会を勧めてくる

・話しかけてくる

・試着室の前で待機してくる

・話しかけてくる

監視されている

・話しかけてくる

監視されている

・話しかけてくる

監視されている

こんなイメージでどうしてもリアルの服屋に行くのが怖かった。

 

先週末、洗濯物を忘れ、しかワイシャツ靴下が一組もない状況に陥った給料日前日。

ネットで注文している暇はない。

仕方がないので近場にあるユニクロに赴くことになった。

監視されたくないので10分で全てを終わらせる予定で入った。試着しなくてもネットで注文するサイズ基準に買えばいい。ワイシャツなんて別に少々ピチピチやブカブカでも問題ないはずだ。

開幕ワイシャツのコーナーに赴く。

値段をみると1枚1990円とか書いてあって「この安さは監視されているな」と思った。

周りをキョロキョロ見回し何枚か選んで籠に入れる。

キョロキョロ見回すとTシャツのコーナーにポケモンコラボTシャツが並んでいる事に気がついた。

しかも大体ポケモンコラボっていうとピカチュウリザードンミュウツー、その当時の御三家伝説という感じなのにゲンガーカビゴンギャラドスと「人気はあるけどテーマに沿ってないとピックアップされない」みたいなポケモンが集合していた。

俺はそれを手にとっていた。

 

行けないいけないと思い恥ずかしさからレジに並ぶ。

レジ時間も嫌いだ。

レジ店員商品を1点1点確認するから「このおっさんポケモンコラボTなんて買ってるw」と思われるのが嫌だった。

 

でも天下のユニクロ

籠を装置の中にぶっこんだら「4点です」という案内と共に店員が寄ってきて「点数確認しますね」と枚数を数えただけだった。

 

俺はなにか服屋というものを誤解してたのではないだろうか。

アニメとかTwitterの話とかを鵜呑みにしていたわけではない。

自分にとって服屋は本当に怖い場所の一つだった。ファッションのファの字もないから間違った作法をすると見下される、そういう場所だと思っていた。

店員達は客を選んでいるような目をしていると思ってた。いや、事実ユニクロ以外のリアル店舗に友人と入った時、その服屋はそういう目でみていた。

俺を棚からジッと見ていた。恐怖だった。大学1年生の春、少し格好の良い友人に誘われて入った服屋。あそこは自分にとってふさわしくなかった。

俺はその時のトラウマがずっと残っていたんだろう。なんか少し気が楽になった。

 

ユニクロありがとう

そしてソックスを買うのを忘れた俺は冬用ソックスを穿いている。

2020-03-11

こんな身締めなパンティーになるくらいなら編まれなければよかった

パンティーに編まれた時点で人からブカブカにされる一生

どんだけ中身を補正しようと熱を蓄えようと豚にアナルパール

女性パンティーのタイプを聞いても清潔なパンティーなんて建前を言うがそれは最低、綿のパンティー、いやそれならまだいい、普通以上のパンティーが前ティーなのだ

こんな不細工に編まれてきた俺は人絹(レーヨン)すらない

某二流リネン我慢してきた それなりに努力してる方だと自負してる

でもそれでも普通以下なのだ 

もう、衣装場違いだ なんのために履かれてるんだろう 

anond:20200310225709

2020-02-18

じゃあ普段スニーカー履きの革靴エアプ勢は何を買えばよいかという話

anond:20200203232919

革靴エアプ勢のおっちゃんは、普段スニーカーを履いていて、革靴なんて冠婚葬祭しか履かないのだけど、不惑を越えてようやく安くて自分の足に合った革靴を見つけたのよ。

なので、ちょっとその辺の話を書いておくよ。

まあ安かったと言っても、KenfordのK641 Lって言う1万円ちょっとする高い靴なんだけどね。おっちゃんが靴を買う時の予算は3,000~6,000円で(これでも奮発してる)、それ超えたら自動的に高い靴扱いしてる。

まず、大概の革靴って、基本買った時は革が硬いのよ。そこは仕方ない、ある程度履いて馴染ませるしかない。諦めましょ。

でも、革の硬さ以外については知恵と工夫(≒知識と「試し履き」)で回避できる余地がある。あるのだけど、普段スニーカーしか履いていないと、意外とそのポイントに気づかないものなのね。

  1. 冠婚葬祭ぐらいでしか履かない、という前提で:とりあえず「黒の外羽根ラウンドトゥプレーントゥ」1足と安めの木製のシューキーパーを買っとけ。
  2. スニーカーと「国内メーカーの革靴」とでサイズ表記が違うので注意すること。
  3. 自分の足にたいして、大きすぎず、小さすぎず、履いた時に指先以外の部分の遊びが少ない靴を選べ。
    • 靴の中に遊びがあると、歩いた時に足の位置がずれて「小指の外側の側面」とかが硬い革に当たって痛い。この辺、スニーカーよりもシビア
    • 指先は捨て寸を設けるとして、それ以外の部分は遊びが少ない方が安パイ。でも遊びが少なすぎると、今度は逆にサイズキツイ感じになる。塩梅が難しい。
  4. 遊びが少ない靴を選ぶためにも自分の足の正確なサイズを把握しておくと吉。
  5. 履いた時の遊びを少なくするためにも、革靴は「履いた後に靴紐を結んで、脱ぐ前に革靴を解く」という運用をするものと心得よ。
    • 靴紐を結んだままで運用しようとすると、往々にして本来サイズよりも大きな靴を買うことになり、履いた時の遊びが大きくなって以下略
  6. 履き口の形状に注意しろ
    • 例えば、くるぶしの下側とか、踵のすぐ上の辺りとか、履いた時や歩いた時に履き口に当たらないか
    • この辺、スニーカーなら多少当たっていても大丈夫だけど、革靴だと革が柔らかくなるまで傷が絶えない生活になる。
  7. 以上のポイントを踏まえて、ひたすら試着して自分の足に合った「安い革靴」を探せ!

おっちゃんの話に戻ると、KenfordのK641 Lを買ったのだけど、別段この靴を万人に進めようとは思わない。単に、自分の足に合っていただけなの。

から、小指の先から側面が圧迫されることが多くて、靴選びで悩んでいたのよ。EEEの靴を選んでも痛い。1段大きなサイズを選ぶと、今度は足全体がブカブカで、インソールで調整しようとすると小指が圧迫される状態に戻ってしまう。

不惑を越えたころに足のサイズを調べたら、全体的にはギリシャ型で、足幅Eの足囲Bで(つまり足先が平べったい)、足幅と「小指の指先あたりの横幅」が割と近い値だった。だから足の形状からすると、靴先が細めのスマートデザインだと、幅が足りなくて小指が圧迫される。甲高ではなく平べったいから、1段大きなサイズにすると甲とアッパーの間の隙間が大きくてブカブカになる――ということに気づいた訳だ。

そこで「靴先が細くなくてあまり甲高ではない」という条件で探して、合っていたのがK641 L。同じKenfordのK422 Lや、似たようなデザインで「『お高めの革靴』の入門版」扱いされているリーガルの2504 NAは、残念ながら足に合ってなかった。

そんな訳で、足に合った1足を見つけられて満足しているのだけど……でもスニーカー履きなのね、今日明日明後日も。楽ちんだから仕方ない。

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