ある日俺は、その帽子とそっくり同じだがワンサイズ大きい帽子を買ってきて、こっそり社長の帽子とすり替えておいた。
帰り際に社長が帽子をかぶると、帽子はブカブカで目まで隠れてしまう。社長は混乱して、何度も脱いだりかぶったりしてた。俺はそれを盗み見て声を殺して笑った。
翌日、社長は同じ帽子をかぶって出社してきた。だが帽子はふつうに頭にのっている。社長が会議に行っているすきにその帽子を調べると、内側の汗止めに丁寧にティッシュで詰め物がしてあった。
俺はそのティッシュを抜き取り、今度は元の帽子のほうに丁寧に詰め直して帽子掛けに戻した。
帰り際に社長が帽子をかぶると、キツキツでかぶれない。ショックを受けた社長は帽子をひっくり返して内側を見るが、そこには今朝自分で詰めたティッシュがそのままある。社長は額に汗をにじませて、目が泳いでいた。俺はそれを盗み見てまた声を殺して笑った。
社長イライラで草 この建物が傾いてるんじゃないか!?って会議でブチ切れてたらしい おー怖
うちのむかつく社長はいつもお気に入りの帽子をかぶっている。 ある日俺は、その帽子とそっくり同じだがワンサイズ大きい帽子を買ってきて、こっそり社長の帽子とすり替えておいた...
俺が直しに呼ばれるやつだ―ーー犯人お前か―
なんのためにやってんの?
裏に隠し金庫つくれないじゃん