はてなキーワード: 4コマとは
今年になって仲良くなった友人(22歳)は声豚である
好きな声優:小倉唯・水瀬いのり・内田真礼・佐倉綾音etc... 数え役満である。
そんな声豚な彼はこれまで日常系アニメばかり見てきたようだ。のんのんしたりぴょんぴょんしたりぞんぞんしたりである。
私(友人より年上、声豚だが未アニメの漫画なども読む)は、日常系も好きだが恋愛要素がある方が好きなので(そしてハーレムは苦手なので固定CPが好き)、
たとえば同じ4コマ系でもファミレスだったり未確認だったり今期のドSだったりが好きである。
そこで微妙に話が合わないのが残念であった。
圧倒的声豚集客力を誇るキャスト陣に、友人は当然ホイホイされた。
これはチャンスだと私は思った。徒然チルドレンは原作から追っていて、その甘酸っぱさ、恋愛経験に乏しい我々にとっての理想のような恋愛模様は大好物だった。
この作品なら、きっと友人も男が出てくるのも悪くないと思ってくれるはずだ。
石川界人と水瀬いのりの演じるCPにニヤニヤしながらヤキモキし、
小野賢章と佐倉綾音の演じるCPはなんであんなにキスばっかしてるのかと腹を立て(怒るポイントが如何にも童貞で笑った)
毎週会うたびに、最新話の感想を聞かされた。かつての自分の高校生活を思い返して軽く憂鬱になっていた。
そして彼は来年のイベントに6口ぐらい応募して現在、金欠になっている。
彼をラブコメ沼に沈めたいのだ。同士を増やしたい。
その為に、どんな作品を勧めればいいだろうか。
そして声豚なので、若手の可愛い声優が出演している作品以外見ない。
某ファミレスを勧めた時、明らかに反応が微妙そうだった。お前アスミスに謝れ。
ここまで読んでくれた方、知恵を貸して欲しい。
「朝比奈みくるになりたい」
「うっちーになりたい」
「七転福音になりたくない」
「滝本ひふみになりたい」
車を買って青葉ちゃんとデートしていたら、青葉ちゃんが漏らしそうになるも新車を汚すわけにはいかないから口で受け止めるシーンなんてないが、あってほしいという気持ちは否定したくないから
「神林しおりになりたい」
喜多村英梨の相手役を演じるということはすなわちそういうことであるという都市伝説を今作ろうと思ったことのぜひは問わないで欲しくないから
「フウゲツになりたい」
今年中に戻ってくると言った冨樫先生の気持ちを肯定する気持ちが今こうして二次創作を描きたい気持ちに繋がっているのだから
「紅守黒湖になりたい」
あわーちゅーぶって単行本未掲載分あるよね? ああいう4コマ雑誌の未収録を救う会を作って欲しい。
「森田さんになりたい」
「阿澄佳奈になりたい」
この場合はヤマノススメの話をしたいが、ヤマノススメ以外においても阿澄佳奈になりたいという願いは、最早全人類が毎晩寝る前に星に祈りを捧げる共通的な願いでもあることを忘れないでくださいね
「喜多川真衣になりたい」
あえて未登場キャラの話をすることで、ワールドトリガーへの興味をもう一度持とうとしているのです、帰りを待ってるよ!
「ちょっと待って! もうとっちらかりすぎだし、なにより途中からキンドルライブラリーの上から選んでいることがバレバレよ!」
こ、この声は! 最近、再放送をされることも決まったメダロットのメインヒロイン!
「イッキのママです」
いやわかる、これは那須めぐみと勘違いしていたんだよ、仙台エリと那須めぐみを混合するのはあるあるだから。
「絶対そんなことないけど、間違えたことは事実だから否定しきれないよ」
「ほうほう、イワノイくんのエピソードよかったですよねえ」
いや、ドギーの方。
「りんたろうかー」
洲崎綾はラジオパーソナリティだしね
「時系列、メダロット関わったことへ時系列がガバガバすぎるよ」
うるせーーーー!
こちとら、もう三十歳なんじゃ!
「いや、あんた、昔から時系列ダメな人でしょ、なんだっけ、押井守は?」
押井守は小学生の頃犬と脳みそを交換したから、ワンしか言えない。
「えええええええええ!? あんなの買うやつは犬だ! 四足歩行のやつだけが買う、二足歩行のやつは買ってはいけない、と言ってたくせに?」
言ってない…… こともないかもしれないけど、買うは買うよ
オチ……
あじすあべば先生のすけべブックで未だに月に一度はオナニーしています!
「もういいよ」
あの世界観は多分たつき監督にしか作り出せないし、仮に2期がたつき監督によって作られたとしても
他の影響力が大きくなり1期のような魅力は無くなってしまうのではないかと。
ヤオヨロズが条件を飲んだとしてもいいものができる可能性は限りなく低いと思うと
2期は無かったことにしたほうが幸せのような気がする。(と思わないと既にもうやっていけない)
仮に2期が今後発表されるとして、多分1期からの続編ではなく
通学時間が二時間ちょい、一つ県を跨ぐほど遠かったため、電車の中ですることを探していた。
スマホがまだない時代で、ネットオタクとしてはあの今でいうガラケーのちまちましたのでネットを見ることが耐えれず、本を読んでいた。
そんなときに、ふと大学の近くの本屋さんで雑誌を立ち読みした。
それが、まんがタイムきららキャラットのひだまりスケッチ、ゆのっちが屋上でひとりごちる回だ。
「これは、僕の知っている四コマ漫画とは違う、なにかだ」と思い、その場で雑誌を買い、
気づくと、きらら三誌、本誌、MAX、キャラットを購読し、単行本も後ろのKRの通し番号を100までは全て買っていたし、
もちろん、そうやって数をこなすことで、きららが特別変異的に生まれたわけではなく、
ももせたまみとか、あずまきよひことか、胡桃ちのとか、書ききれないぐらいの数多の四コマ漫画の先にきららがあることも理解して、
まんがタイムきららミラクが創刊され、
そこに掲載された桜Trickの一話に、また人生観を揺るがされた。
「他の娘たちとは絶対しないことをしようよ」から始まった、そんな物語が、単行本も込みでついに完結した。
結局、働き出してから、強く感じている
「お前は男だ」という圧力。
いやもう、そんなこと言ってたら、来週には三十歳になるんだから、
そろそろいい加減、そらそうだよって話なのかもだけど、
未だに自分が男性であることへのしっくりこなささに、もやもやが募る。
こう、話が通じれるように書けないんだけど、
「僕」がただ一人無人島にいるなら、きっとそれは感じないんだよね。
「僕」と「僕を知らない人たち」といても、それは感じない。
「僕」と「僕を知っている人たち」との間にあり、かつそれが
「お前は男だ」という圧力。
これなんだと思う。
0、1、ではっきり線を引けるわけじゃなくて、
向かい合っている僕と他人の、僕から見ると45メートル、他人から見ると55メートルぐらいの、位置にあって
これから、逃れたい、
もしかすると、それだけの気持ちで百合作品を読み続けているのかもしれなくて、
そんな、自分勝手な気持ちに、こんなにも面白い漫画を押し込めてしまう、
どうして、いつも、自分がこうなってしまうのか、わからなくて、
難しいね。
桜Trickは明確に終わった。
廃校までの三年間というテーマを見事に描き切って、登場人物たちの気持ちも、それなりにけりがついている。
それでも、まだ読者の僕の気持ちは終わっていない。
自分のことを好きになりそうにない、自分が作中にいてもきっと歯牙にもかけられない、そんな存在になりたくて、
この誰かから感じる「お前は男だ」という気持ちへの不快感を和らげている。
もし仮に、このキャラクタたちが僕の目の前にいたら、そんな圧力をかけないような気がして。
でも、きっと、そんなわけはなくて、
なぜなら結局、この気持ちは、他人が発しているものでは決してなく、
自分が産んで、自分が苦しんでいる、ただの自家中毒にすぎなくて、
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56806_56907.html
私の肉慾も、あの海の暗いうねりにまかれたい。あの波にうたれて、くぐりたいと思った。私は海をだきしめて、私の肉慾がみたされてくればよいと思った。私は肉慾の小ささが悲しかった。
あいつとあいつとあいつのことだけど(宣伝に協力したくないので名前は控える)
肝心の漫画が絵も話も下手だからって他のコンテンツに擦り寄ったり喧嘩売って売名とか恥ずかしくないのか
好きな作品にあいつらが絡んできてへったくそな絵やファンを挑発するような絵を見せらると本当に腹立つ
あいつらに比べたら人気作のスピンオフ描かされてる漫画家も本当にあった○○みたいなしょーもない4コマ描いてる漫画家も過去のヒット作の続編で食いつないでる漫画家も、漫画家という範疇で仕事してるだけ十分マシだわ
むしろ編集やファンに求められて描いてるだけ立派。炎上漫画家みたいに誰にも求められてないのにしゃしゃり出てくるゴキブリこそ真に恥ずかしい漫画家だろ
無料とは言っても、スマホで見ると広告が動いて、スゴく読みにくいんだけど。
エムさん。
基本4コマから8コマだけど。一気に50話ぐらい読んでしまった。
まずりんの独身OLの全てや海月姫みたいなのが、女子の妄想だとしたら、
男の妄想やね。
東京喰種とかも、無料で何話かは読めるんだよね、いつも、満喫とかでまとめ読みしてるけどさ。。
はー。良い時代だねー。
昔は西原理恵子さん、ファミ通世代なら桜玉吉さんぐらいしかその手の人はいなかったような気がするが、今ではあのkadokawaとかが専門サイトを公開するなどだ。
数年前にダーリンは外国人ってのが出てきてから、そういうのが多くなってきたような気がする。
テルマエロマエのヤマザキマリさんも、テルマエを書く前は、イタリア人の旦那の家族を描いたエッセイ漫画を描いてたくらいだ。
挙句の果てには外国人のオーサイェークストロムさんが、日本での生活を描いたエッセイ漫画を描いているまでになった。
オタリーマンや猫のぽんた。挙句の果てには心療内科物までござれという状況だ。
私はそれまでは、特にエッセイ漫画についてこれといった思いはなかった。
むしろ、作者たちの生活を見るといった点で、気軽に読めるという事で楽しめてもいた。
しかし、こうもエッセイ漫画が乱立してきて、何だか白ける感じになってきた。
私が見たいのはその作者たちが、どんな創造の世界を見せてくれるかという事を考え始めてきた。
エッセイはあくまで現実がネタだ。西原さんはその現実体験がぶっ飛んでいるから、もうそのスタンスで行くとこまで行ってくださいといった感じですし、玉吉さんは鬱を経験し、それを幽玄漫玉日記に出てくるような絵柄で創造の世界を見せてくれた。ヤマザキマリさんは、旦那の研究を基にテルマエロマエの考証などでこれもまた創造の世界だ。
以上の3人は別格として、後発のエッセイ漫画は、どうもビジネスライクで描いているようにしか思えないのです。
特にそれで「自分はオタクです」という作者に対しては、どうもモヤモヤした気分になります。
オタクにも色々タイプがありますが、基本的には現実が大嫌いなのが多数派なのですよ。
そんな中で自分はこんな面白い体験&幸せな体験をしました!というのを見せ付けられても「はぁ左様ですか」としか言いようがありません。
まるでFacebookでどうでもよい投稿を見せ付けられたかのような、軽いめまいをしてしまいます。
特に外国人作家がエッセイ漫画描くのは、何だか手堅い「投資対象」一般層に対するビジネスの臭いしか感じないのです。
もっとこう「ラヴィアン」みたいに、ワンピっぽいのでもいいから勝負に出たら「外国人作家も侮りがたし」ってなるのかもしれませんけどね。
しがない漫画描き。
自分も一人の表現者として「読者受けが全て」という覚悟はある。
だから、自分から見てどんなくだらない作品が世間の評判を得ようとも、甘んじてその結果は認めるつもりだ。
とはいえ、あちらこちらから流れてくる話題のネット漫画のたぐいを見ていると、どうしても「なんでここまで読み難いものが…」と困惑せざるを得ないときがある。
・絵が添え物程度の扱いで、膨大な文字数のネームですべてを説明しているもの。
・2コマで十分表現出来る話を無理矢理4コマに引き延ばし、余計な状況描写やリアクションで主題がぼやけているもの。
・今日見かけたあるものは「(子供が能動的に本を)読む」「(子供に本を)読み聞かせる」というふたつの話をまったく説明なくひとつの「読む」という言葉で表現していて、洒落や演出のつもりなのかも知れないが、作品の根幹のテーマを理解させたいのか、とんち問答でもさせたいのか、怪しいくらいの難解さとなっていた。
どれもこれも、プロの指導者に持ち込めば、いの一番に直せと指摘されるような部分だ。
あるいは、対面で知人などに見せて感想を得たとしても、何人かは読みにくいという指摘を必ずするだろう。
しかしインターネットの、特にSNSなどで「バズる」漫画はどれも大抵こういう、ある種ざつな部分がある。
のみならず、本人が特に問題とは認識していないのだろう。何作も同じような事を繰り返し続ける。
SNSで作品を「共有」するのは、その作品で満足した読者であるから、「読みにくい」ところはどうかこうかすでにクリアしてしまっている。
読みにくさにスルーした人は感想なんか書かないし、友人知人がわざわざ「共有」してきた作品にネガティブな感想を敢えてつけるものも居はしまい。
これがブログや自作のホームページにでも上がっているものなら、いくらでもコメントフォームで突っ込みが入るだろう。
2chに関連スレでも立とうものなら、罵詈雑言に混じって必ず読み辛さの指摘は出る。
そしてやはり、昔ながらのやり方で、手渡しで誰かに感想を求めたとしても、SNSほど忖度は働かないだろう。
SNS以前の時代。他人に漫画を読んでもらって感想を貰うという事が、一定数の「わからない」という感想を貰うことと等しかった時代。
誰もが「わかる」表現を必死で模索したし、表現の指導をするとはすなわちこれを指摘する事だった。
今やそういう場は、表現者の登竜門としてオーソドックスなものではなくなってしまった。
「きちんとネガティブな指摘を貰う」ということは意外と難しいことなのだ。
他人からネガティブな指摘を貰う事なく、自主的に読みやすい表現を模索するのは、もっと難しいことなのだろう。
SNS時代には、それでも届く読者には届いてしまうから、それで良いという考えもあっても良いのかも知れない。
・島本和彦
「アオイホノオ」で一気に全国区になってしまった感があるけれど、それまで長きに渡ってひたすら「面白いのになぜかマイナー」と言われ続けてきた「面白いのになぜかマイナー」界のレジェンド的存在。
「燃えよペン」「吼えろペン」シリーズや「逆境ナイン」辺りがまとまっているが、「無謀キャプテン」のように明らかに破綻している(作者公認)作品でさえ、その破綻が魅力になるという異常な漫画家。
オチのある短編・中編を書く天才。初期の作品も味があるが、「路地恋花」「海月と私」「そこをなんとか」など近年になって才能が爆発しだした感が強い。
私の中では、あだち充(短編)、沙村広明(光)、佐々木倫子、よしながふみ、などと同じ系統の漫画家に分類されている。
甘くて気持ちのいい恋愛漫画を描く作家。安定して心に染みる恋愛漫画を生み出し続けているという意味で、少女漫画界のあだち充(長編)だと勝手に思っている。
キャラクターも魅力的で、コミカルとシリアスのバランスも素晴らしい。中期以降の作品ならどこから入っても良いと思うが、男性にオススメするとしたら「おまけの小林クン」をチョイスしたい。
成年誌から一般誌に移って17年、サンデーGXでオートバイのウンチク漫画「ジャジャ」を長期連載中。
個人的にウンチク漫画は大好物なのでそれだけでも高評価だが、画風もスッキリ読みやすい感じで気に入っている。
すべての作品を読んではいないのだけれど、魔法少女リリカルなのはシリーズのコミカライズ作品があまりにも素晴らしいので挙げさせてもらう。
特にMOVIE 1stのコミック版は、アニメも含めたすべてのなのはシリーズの中で最高傑作だと思う。
・ざら
とっておき。ホントはあまり紹介したくないくらい、お気に入りの隠し玉。
きらら系を中心に活躍する4コマ作家。久米田康治や畑健二郎など目じゃないくらいに所狭しと詰め込まれた多方面のヲタネタ・小ネタの数々が最大の魅力。
ヲタ文化にあまり詳しくない人間には面白さが伝わりにくい面もあるはずなので、なかなかメジャーにはなり切らないのだろう。
初期作の「ふおんコネクト!」がすでに素晴らしい出来なので、ここから入るのが王道だろう。
元増田も挙げていたけれど、私も好き。ただ、作品の方向性に結構ムラがある辺りは評価が難しい。
個人的に人生でもっとも完成度の高いと感じたストーリー漫画は「フラワー・オブ・ライフ」。まさに衝撃的だった。
※ブコメ800越えました。800人以上の方が、「これ面白いよ」とか、「こんなに面白そうな漫画あるのか、ブコメしとこう」とか、「伝説級の定義を教えてくれ(個人的にはポケモン種族値で説明していたコメントは『うまい』と膝を打った)」とか、たくさんのブコメ・トラバを頂きました。ありがとうございます。コメントいただいた皆さんには感謝しかありません。
手塚治虫とか鳥山明とか藤子不二雄とか、まとめサイトとか互助会ブログとかで「漫画の歴史に残ると思う漫画家」とか「好きな漫画家ベスト100」とか「天才だと思う漫画家」とか「おすすめ漫画ベスト100」とかに絶対挙がってくるような人いるじゃん?
そういう人じゃなくて、ニッチというか売れてないというか知名度が低いというか、とにかくあんましそういった所で名前を見ないんだけど、「俺は(私は)この漫画家好きなんだよおおおおおなんで誰も言わねええええんんんだよおお本当にお前ら漫画オタなのかよおおおお」ってのを教えてほしい。
俺も何人か挙げとくか。
・鈴木みそ
「おとなのしくみ」「オールナイトライブ」「銭」とかの人。最近はamazon電子書籍を出した時の話とかを漫画にしてた。色々とアイディア豊富だよなあと思う。
ルポ漫画が結構多くてどの作品も基本的にギャグ路線なのだが、「おとなのしくみ」に載っていた飯野賢治(故人)って言うゲームクリエイターとの対談漫画は読んでちょっと震えた。手元に本がないんでうろ覚えだが、飯野さんの作ったゲームがなんかスゲエクソゲーでファミ通のレビューが散々だったらしく、それに飯野さんがブチギレてしまったけどまぁちょっと色々お話しましょうよ、的な話だったと思う。あれは文字で対談記事読むより100倍面白いと思った。吉田豪でも文字で対談記事上げたらあそこまでのクオリティにはならんと思う。
あと、この人の3.11を描いた漫画「僕と日本が震えた日」はすごく良かった。
・穂積
「式の前日」で結構バズってた人。「さよならソルシエ」もすげえ面白かった。
「式の前日」はいわゆる短編集で、表題作「式の前日」は、まんま結婚式の前日の話。これ以上言うとアレなんで気になった人は本編を直接読んでもらうとして、短編集なんで当然他の話も色々入ってる。俺はネットで「今度商業デビューする穂積って作家の式の前日はヤバい」という書き込みだけ見て買ったんで、短編集だと思ってなかったんだ。表題作「式の前日」は文句なしに面白かったんだけど、新人でこんだけの作品書かれると、読む側としては不安になる。「コイツ、これだけの一発屋じゃねえの?」って。
結論から言うと穂積先生は天才だった。式の前日の次のページから始まる…なんだっけ、幼女と親父のハナシとか、オッサン兄弟が居酒屋でグチグチ言うハナシとか、話の運び方がスゲエうまくてグイグイ引き込まれる。しかも読後になんかちょっといい気持ちになれる。そんなもんだからもう俺の次作への期待値は上がる一方で、この人早よ連載書けよと思ってたら「さよならソルシエ」が出た。やっぱり面白かった。
未読の人は、「式の前日」を読むのがいいかな。かなりBLっぽい絵柄なんで、そういう絵が辛い人にはちょっと読みにくいかもだが、まずは我慢して1話読んでみてほしい。多分次の話が読みたくなる。
「ヨコハマ買い出し紀行」「コトノハドライブ」とかの人。ブコメでも複数指摘されていたが四季賞好きなアフタ民は俺です。
とにかく「ヨコハマ買い出し紀行」がヤバすぎる。ヤバすぎて青い表紙の旧版と、愛蔵版?だかの白い表紙のやつと、両方買った。今って多分新刊で買うと白い表紙のほうしか買えないと思うんだけど、こっちには巻末4コマついてないんだよなあ。俺が電子書籍買わない理由に「こういうオマケ要素がない」ってのはそれなりにあるんだけど、最近の電子書籍だとちゃんと載っけてんのかな。「トライガン」とか、買ってきてまず最初にするのはカバー外して「ああ、内藤先生は今日も平常運転だな」って確認する事でしょ?
なんか話がズレてきたので戻すが、「ヨコハマ買い出し紀行」は横浜に買い出しに行く話…では無い。いや、横浜に買い出しにも行く時もあるが、1回か2回ぐらいだ。基本的には主人公の「アルファさん」が経営する喫茶店の日常が語られる。話自体は(ロボットとかのSF要素とかはあるが)そんなに突飛な話ではない。日常が淡々と描かれていく。では何がヤバいのか。芦奈野先生は「空気感」をコマに表現するのがメチャクチャうまい。夏の日差し、雨の匂い、草のざわめき、空の青さ…。そういった「なんでもない」風景や事象を切り取って描くのが本当にうまいと思う。サラッと書いたが、基本モノクロのコミックで「空の青さ」ってなんやねん、というツッコミはあるかも知れないが、青いんだからしょうがない。(ちなみに、カラーページも結構多い。)はじめて読んだ時に結構衝撃を受けたので挙げた。本当はアフタ民として沙村広明先生を挙げようかなと思い、「おひっこs」ぐらいまでタイプしたような気がしていたが、いざ増田を書いたら芦奈野先生になっていた。超スピードとかそんなチャチなモンじゃ断じてねえ(以下略)
「さらい屋五葉」「リストランテ」とかの人。最近は「ACCA13区監察課」がアニメ化された。
好きなんだけど「なぜ好きなのか」を言語化しにくいんだよなあ。友人に勧める時も「まぁ読んでみて」とか素っ気ない事しか言えないし。雰囲気かなあ…。
BL界隈では有名な方らしいが、増田はBLをほぼ読まないのでわからん。あ、俺が挙げてる作品にはBL要素ないから、「そういうのはちょっと…。」という男性増田諸氏も安心して読んでほしい。
ここまで書いてて、BOOWYコピペの「ちょっと渋すぎるかw」を思い出した。ブコメでもさんざん指摘されてるけど、俺が挙げてるのって有名どころかつ第一線バリバリの人ばっかだな。すまぬ…すまぬ…(丸太でボコボコにしながら)
「大奥」「昨日何食べた?」とかの人。よしながふみ先生レベルになると伝説っつってもいいような気もするが、とりあえず挙げておく。好きだから。
漫画好きな女性とよしなが先生について語るときに、「よしなが先生一般向け作品での最高傑作は?」でいっつも喧々諤々の議論になる。女性は「フラワーオブライフ」を推す人が本当に多い。次点で「ジェラールとジャック」かなあ。サンプル少ないけど。「大奥は完結してないから評価保留」って意見も多い。まぁそういう議論(というか、『俺は私はこんなにこの作品好きなんだぜ!』っていうただの自分語り)も好きだから互いに延々と自説を述べるんだが、本当のところは「人による」でしかない。俺も他人に勧めた漫画が「これ、あんまり面白くなかったよ」と言って返却された事は10や20じゃきかないし、俺自身も「これ超面白いよ!」っつって友人から借りた漫画がイマイチだった事は稀に良くある。
まぁそれでも俺は大奥超好きだし、俺に大奥のレビュー書かせたら多分余裕で2万字行くよ。そんぐらい好き。(実は「2万字はよ」のブコメが妙に伸びてるので、内心ヒヤヒヤしている)
2万字レビュー、少しづつですが書いてます。多分この話題も風化したころにシレーっと増田に上げおきますので、ご笑覧頂ければ幸甚です。(そういえば昔「ご笑覧下さい」て新井先生の漫画があったが、面白かったなあ。)
・(追記)岡田あーみん
ある意味伝説だな。こいつら100%伝説だし。EじゃんGじゃん最高じゃん。よしながふみが2万字なら、この人なら5万字書ける。ウソつけお前、絶対書けないだろ。いやいや5万字でしょ?400字詰の原稿用紙で125枚でしょ?小学校の時に読書感想文で80枚出したことあるしヘーキヘーキ。(なお80枚中50枚ぐらいあらすじと本文引用だったもよう)ブコメの「2万字はよ」の方のスターが50ぐらい行ったら書くわ。俺、書くよ…。頑張って書くよ…。
えーっと、何の話でしたっけ、そうそう岡田あーみん先生ですね。劇中のセリフをアンキパンで暗記したのかってぐらい読んでた。昔は「何巻の何ページ」と言われれば、コマのセリフを暗唱できるぐらいだった。
・(追記)桜玉吉
ゲーム系?の人なのかな。作者自身が作中に登場する作品が多い。自分はアフタヌーンの「なあゲームをやろうじゃないか」という漫画でファンになった。またアフタヌーンかよ。そうだよまただよ。アフタヌーン出身の作家ってクッソ面白い人多いから皆にもオススメしたい。まあ玉吉先生はファミ通かLoginかゲーム雑誌の出身だった筈だが。
「なあゲームをやろうじゃないか」が面白かったので、そっからすぐ玉吉先生の全作品を買った。最近は「日々我人間」「伊豆漫玉日記」とかの作品で作者自身の日常話が多いが、俺は「幽玄漫玉日記」とかの昔の漫画のほうが楽しめたな。
「なあゲームをやろうじゃないか(今は「なげやり」という傑作選が出てる)」では毎回1本ゲームを紹介するのだが、ゲームは全然紹介せず、タイトルのギャグ・アナグラム等でひたすらゴリ押ししていく。(例:ペルソナ2罪→なるぺそ堤、とか言って堤市まで行って「なるぺそ!」とか言うだけ、とか)
「北へ~ホワイトイルミネイション~」→「鍛えねえと生きてる意味ねえでしょ」は爆笑した。
未見の人は、「防衛漫玉日記」ってやつの文庫版があるんで、とりあえずそれかな。桜玉吉自身が代アニの漫画科に(漫画家としての身分を隠して)一般生徒として潜入する回とか、2017年じゃ絶対成立しねーだろ。オチとか含めてクッソ面白いし、他の話もメチャクチャ面白い。読んで面白かったら、「〇〇漫玉日記」って作品名のやつと、上で挙げてる「なげやり」あたりをオススメしたい。きっとアナタもぺそみちゃんに恋するはずだ。
・(追記)楳図かずお
俺の書き方が良くない事は百も承知の上で、「俺は伝説級だと勝手に解釈していたがブコメに名前が挙がっていた人」。挙げてくれた人、なんかすいません。怒られる前に謝っておきます。
最初に楳図作品に触れたのは「まことちゃん」って言うギャグマンガで、これは残念ながら俺にはあまり合わなかった。当時は若かったせいもあるが、「なんかキモい絵だなあ」ぐらいの感想だった。
そこから状況が一変するのは数年後、たまたま「漂流教室」を読んだ。…いや、表現を変えよう。「読んでしまった」だな。頭をハンマーでブン殴られた感じっていうか、とにかく全ページからのオーラがすごくて、気づいてたら全巻読破していた。「なんで学校が漂流するのか」とか、「なんで空き地で交信できるのか」とか色々あるんだが、そんな事は些事である(断言)。
正直、あれだけの漫画体験は俺の漫画人生の中でもそうそうない。俺のこれからの人生で、あと何回こんな体験ができるんだろう。そう考えると、なんだかオラわくわくしてきたぞ!!
…で、楳図先生の作品だが、そっから「14歳」「わたしは真悟」「神の左手悪魔の右手」と読んでいくことになるのだが、当時思っていたのは「この作者は頭がおかしい(誉め言葉)」だった。「トリ頭の天才科学者(パッと見、鶏の被り物をつけているように見えるが、本当にトリの顔をしている)」とか、普通思いつくか?
ストーリー展開も超絶で、多分いくつかの漫画フォーマットはこの人が作ったんじゃないかと(勝手に)思っている。まとめブログとかでさんざん言われているような気がしないでもないが、本当に現代の漫画家さんはしんどいよなあ、と思う。なんか面白そうなハナシを思いついても、だいたい先人が似たようなネタやってるんだから。
BL出身の作家さんが多くなったが、これを書いている増田自身は男である。一応来年入籍予定なのだが、嫁(になる予定の女性)が大奥全巻(当然初版のみ)は新居に持ってこないでとか早くメルカリでいらない漫画全部売ってよとかずっと言われてて、どうやって説得しようか迷っている。女性増田諸氏にはそちらのアドバイスもできればお願いしたい。
こちらの「嫁と漫画問題」のほうにも様々なブコメがついた。つけてくれた方々に感謝したい。嫁は大奥に限らず、漫画をほぼ読まない。「逆ハーレムものの本を置かれるのが嫌なのでは」というブコメもあったが、そもそも嫁はBLという概念を理解しているかどうかも怪しいレベルである。例えドラゴンボールでも嫌がるだろう。「なんでそんな人と…」というのは思わないでもないが、漫画以外の部分では本当にいい女性だなと思っている。漫画以外では性格的にもあってると思うし、付き合いも長い。ついでに料理もうまい。…そう、本当に「漫画以外は完璧」なんだよなあ…。
実家に置く…のは無理だ。察してくれ。俺の実家は結構な田舎にあって、実家の敷地面積もまぁそれなりにあるんだが、たまに実家に帰ると確実に言われるのが「漫画捨てていいか」である。実家の俺の部屋(だったところ)は、漫画と本で埋まっている。比喩表現でなく、埋まっている。俺は実家に帰ると、居間で寝ている。
本当に捨てられかねないような場所に漫画を置いておくのは嫌だし、何より大奥クラスの本は手元に置いておいて読みたい時にサッと読みたい。
自炊…は、単に好みの話で、俺が紙の本が好きなので辛い。kindleも買ってみたが、結局買ったのは「野望の王国」だけだった。買った理由も「紙の本がどこにも置いてなくてしょうがなく」だし。あ、ちなみに野望の王国は柿崎が大好きです。次点で疋矢。
交渉…は数年に渡り接触を図っているが、全く進展がない。勇午(←プロの交渉人)でも状況を打開するのは難しいだろう。
多分、レンタルスペースを借りるか、潔く電子書籍に移行するかの2択だと思っている。自炊するヒマは無さそうなので、もう一度全部買うとなると蔵どころか家が一軒建ちそうなので、厳選しないとなあ。
ブコメくれた皆さんありがとう!ちょっと俺の言い方が悪かったかも知れない。マイナーな漫画家じゃなくても全然いいんです。アナタが!好きな!!作家なら!!
自分はこの手の質問を周囲によくするのだが、昔とある友人に「藤子不二雄」って回答されて「あのさあ…。」って返したら「ミノタウロスの皿」をスッと差し出された事があって、なんじゃこれと思って読んだら俺の中の(勝手な)藤子不二雄像がブッ壊されたという、「漫画オタあるある」な体験がある。そんな体験をまたしたくてこの増田を書いた。だからもう、あんまし気にせずに面白いと思った作家さんを挙げてくれるだけで嬉しい。皆のブコメやトラバは何回も読み返した。こんなクソみたいな聞き方した失礼な奴に真摯に対応してくれてありがとう。
あと、こんな事書いてるとマウントされるのでは?という気づかいをしてくれた方(sukekyo氏)、ありがとう。心遣いに感謝する。迷惑だと思うのでidコールはしないが、増田書いてて親切なアドバイスをもらったことがないので、とてもうれしかった。
でも俺はマウントされてボコボコにされようが、プロファイラーにケツの毛の本数までプロファイリングされようが、とにかくクッソ面白い漫画が読みたい。大爆笑したいし、ふむふむ言いながら感心したいし、号泣したい。「アニメとか映画とかゲームとかは?」とかよく聞かれるが、俺の興味対象は何故か漫画だけなんだ。このへんは自分自身でもよくわからない。プロファイルに自信ニキの分析待ってます。
起床してブコメ見たら驚愕な伸びでビビってる。みんなありがとう。本当にありがとう。コメントくれた皆と俺のオゴリで飲み会やって漫画の話を延々やりたいと思った。「お前あれだけ偉そうな増田書いといて〇〇先生知らないとか正気?」とか言われつつ、その先生や作品に対する愛をたっぷりと拝聴したい。当人が愛をもって存分に語るハナシって、何であれ大抵面白い。俺はジャニーズってあんまし好きじゃないんだけど、「ジャニーズファン(特に嵐)の書いたライブレポ」は毎回楽しく読ませてもらっている。っていうか嵐のライブ行った事ある(なんか男性だと優先して入れるやつがあるとかでジャニオタの女性に1枚融通してもらった)。楽曲とかに興味がないので今一つノリきれなかったが、エンターテイメント性はメチャクチャあった。超!エキサイティン!!そりゃあれだけ熱狂的なファンがつくわ、と思った。男性増田諸氏には「女性と会話で盛り上がる為のネタとしてジャニーズのネタは結構使える」と言っておこう。逆に漫画の話をすると、経験上ドンビキされることが多いかな。何年か前のコンパで「ときめきトゥナイト好きなの」と言ってくれた女性がいたから、乗っかろうと思って「何部が一番好き?」って聞いたら「は?」って言われた事がある。(彼女はアニメ版の話をしていた)あの時の女性、本当にすまなかった。
…えーっと、何の話でしたっけ。ジャニーズの話じゃなかったですよね。そうそう漫画の話。
俺、漫画だけは死ぬほど読んでる自信あったけど、そんなチンケなプライドをガタガタに崩壊させるぐらいに知らない作家さんが多かった。まあ、↑で俺が挙げてるのがメジャーどころばっかってので色々察してほしい。
でもそうだよ、なんか忘れてたよ。俺は「オバカミーコ」読んで「片山まさゆきって面白いよな」ってやつに「ノーマーク爆牌党こそが至高に決まってんだろうがよおおおお」と居酒屋でクダを巻きながら爆牌理論のすごさとか八崎の伝説とか色々語ってたんじゃないのか。大同人物語を読んで「切り餅3ツ」とかホントに使うのかよでもあのヒラコーが言ってるし俺の知らない同人界隈ではみんな使ってるんだろうとか思ったりしてたんじゃないのか。
「はじめの一歩って面白いよな。ボクシング漫画最高峰だよな」ってやつに「はじめの一歩も面白い、ベストバウトは鷹山vsホーク、次点で過去編のvs米兵戦だろう。だがな、『ボクシング漫画界ベストバウト』はシュガーのリンvsキンジだ。でも続編のRINは読まなくていいぞ」とか居酒屋でジョッキ片手にブチ上げて、そっから頼まれもしてないのに同じ作者の「ザ・ワールドイズマイン」の話を延々してたりしてたじゃないか。ワールドイズマインはボクシング漫画ですらないが。
「サッカー漫画ってキャプつば以外に面白いのないの?」ってやつに「お前がサッカー好きならジャイキリだが、俺は「リベロの武田」がサッカー漫画では突き抜けてると思う」とか語りだして、「サッカー漫画には必殺技が必要不可欠だが、ジャイキリにはそれがない。いや、最近の椿はスーパーサイヤ人化が激しい部分もあるが…。それはさておき、リベロの武田には必殺技がいっぱい出てくる。」「例えばどんなやつ?」「うーん、『いじめっ子の結界』とか?GKエリアに入れない。入ったらモンゴリアンチョップされる」「それ本当にサッカー漫画?」とか言われたりしてたじゃないか。
…しかしこうして見ると、他の客から見て俺はただの「うるさい端迷惑な客」だし、友人もよくもまあ俺のクソどうでもいい話を聞いてくれたもんだ。友人たちよ、ありがとう。