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はてなキーワード: ミステリとは

2024-05-06

[]5月5日

ご飯

朝:なし。昼:なし。夜:サラダ生ハムチーズ、旨辛チキンパスタドリアワイン。間食:グミ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

秋田男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花

ファミコン風のADV2020年技術で全力で作るミステリー案内シリーズの第二弾。

前作黒真珠で魅せた骨子はそのままにボリュームを増大させており、だいたい3倍ほどのプレイ時間になっていた。

ちょけた態度をとるがやるときはやる相棒ケンと、寡黙なセンパイコンビ秋田県に潜む謎を追いかけるサスペンスドラマ風のストーリー

パズラーのような謎解きは必要なく、ひたすらに聞き込みと現場調査を繰り返す足で稼ぐタイプミステリが楽しめる。

観光旅行に来ているわけではないと言いながら名産品や郷土料理に舌鼓を打ったり、地元で自慢の名所を楽しんだりする行楽パートも相変わらずと、前作の良かった点が踏襲されている。

キャラクタの面では、ケン警察学校時代の恩師の茂木、同期の如月の2人の刑事が同伴者として活躍してくれる。

特に如月20代後半の仕事が出来るキャラだが、女性キャラなだけに“ツンデレ”のような態度を見せたり、時々方言が出るなどのわかりやす可愛いポイントがあったりと、メーンヒロインに相当する有り様だった。

ケン辛辣な態度を取り嫌味を隠さな如月が、古い刑事ながら優しい茂木さんにたしなめられつつ、ケンにもほだされていく、そんなパッケージが繰り返され、如月がデレていく過程は良き。

今作の特徴はなんといってもボリューム

大規模な詐欺集団を追うために秋田に行くのだけど、その前段の東京事件からすでに歯応えのある捜査必要

秋田に着いてからも、詐欺事件を追っていたはずがいつの間にか殺人誘拐、果てには全く別の土地への捜査と、二転三転し続ける。

この捜査をしていく過程面白いと言えば面白いのだけど、正直少し辟易する場面も多かった。

というのも、今作はファミコンドット絵ルックを徹底するために、基本的ひらがなカタカナ表記され、漢字が使われない。

(メインキャラの名前や超重要証拠品は数少ない例外)

その上、メッセージウインドウが小さく一度に表示できる文量も少な目。

なので1クリック辺りの情報量そもそも少ない構成になっている。

コレ自体は工夫のしどころで悪いわけじゃないんだけど、今作ではここの工夫が足りていなかった。

端的に言えば無駄テキストが多すぎる。

真面目な捜査中にちゃらける相棒ケンに始まり個人的私怨から情報無駄に渡さな如月に、手を変え品を変え情報を出し渋り雑談を繰り返す容疑者たち。

(雑談の中でヒラメキに繋がる会話もないではないが……)

ボリュームは前作に3倍と書いたが、はっきりいって中身のある文章の量は変化していない印象だ。

もちろんギャグが合わないだけでそこまで強くマイナスするつもりもないが、テンポ感の悪さは否めない。

これだけ文量があるにも関わらず、掘り下げ不足な容疑者や、唐突に出番がなくなるキャラに、奇妙な謎だけ提示してなんの種明かしもない事件など、消化不良な箇所も数多い。

特に留置所に捕まっており自供をはじめた人間弁護士との面会した後に自殺する、それも2名連続でという大きな謎が、脅迫の2文字だけでアッサリ終わるのは流石に彼らに自供されるのが困る話の都合が見えすぎる。

ストーリーをあらすじにすれば見所はたくさんあったはずなのだけど、実際に遊んでいる最中は、とにかくこのテンポの悪さが目につき続け、物語への没入感が著しく阻害された。

悪しきに語ってしまったが、ファミコン風のルックで2時間サスペンスドラマをやるという骨子の面白さは健在。

テンポの悪さと消化不良な展開も期待感からハードルが高くなってしまった故に、悪く見えた部分もあるかもだ。

次作になる3作目も購入しているし、制作会社が作っているオホーツクに消ゆリメイクにも期待しているしで、ファミコンADVという骨子そのものへの好きの気持ち否定することはなかった。

如月ケンのなかよくケンカする男女関係に、最後の重苦しくも少しだけ救いのある展開に、魅せる背景描写など、良い見所もあったので、今後の改善に期待したい。

2024-05-04

「虎に翼」を面白いと言ってる人って他にはどういう作品がが好きなの?

「虎に翼」を評価してる人って普段どういう作品を楽しんでいるの?

好きなドラマ映画漫画ゲーム演劇、なんでもいいから教えて欲しい。

なんでかって?

「虎に翼が好き」という感覚理解したいからだ。

私は虎に翼が面白いとは全く思えない。

正々堂々とハッキリ言っておくのがフェアだろう。

私が朝ご飯リビングで食べる時間母親が毎朝見いるから一緒に見せられているが、全然面白くない。

出勤日には食堂や休憩室のテレビで同僚と一緒に見ることもあるが、全然面白くない。

なんでこんなのを見せられなきゃいけないんだろうと思ってる。

正直、朝ドラは全部苦痛だ。

まらない。

虎に翼だけは特別面白いとも思えないし、それ以前にやっていた作品と差があるようにも思えない。

そして、虎に翼は正直言って他のドラマよりもある意味レベルが低いと思っている。

扱っている題材が単なる恋愛モノに留まっていない分、出来の悪さがより如実にやすくなっているように感じるからだ。

なんでこんなこんな作品評価されているのかが知りたすぎる。



「じゃあ逆に、虎の翼が好きじゃない人はどんな作品が好きなんだろう」と感じた人もいるだろう。

それに先に応えるのがフェアだろうから回答する。

国産ドラマなら「dele」「民王」「おいしい給食」が最近(もう結構古いな・・・)だと好きだった。

海外ドラマ場合は本当につい最近配信された「フォールアウト」を推したい。

小説だとミヒャエルエンデ、劉慈欣、恒川光太郎村上春樹といったファンタジー系の作家を好んでいる。

映画ならファンタジー作品だと「チャッピー」のようなSF人間は愚か、実話系でも「イミテーション・ゲーム」のようにサスペンス寄りなものが好きだな。

全体として、手間暇をかけて世界観空気感を構築する作品を好んでいるようだ。


さて、じゃあ私は「虎に翼」に対して丁寧な世界観空気感の構築を感じていないということなのではという仮説が立つな。

うん。そうなんだと思う。

「この時代はこんなにも男女不平等だったんですよ~~~~」と視聴者に語りかける時の説明台詞っぽさは本当になんとかならないのかと感じてしまう。

説明することにばかり意識が言っていて、その中に不自然さが溢れているんだよ。

まれから今日まで当たり前のように男女不平等世界に生きてきた人々であるという感覚そもそもないとういか、突然あの時代に転生してしまった現代人が必死にあの時代人間のふりをしているかのような語り口なのはなんとかならないのか。

脚本を作っている人たちの中に、男女の生き方についての「常識」が違ったという前提がすっぽり抜け落ちているようにさえ見えてくる。

「男(女)が~~~なのは当たり前でしょ?」という感覚の当たり前感が薄っぺらい。

劇中でそれをわざわざ再度強調する時の

「女~~~~!!!女ごときが~~~~~!女め~~~~!!!

「え?女だから駄目なんですか」

やれやれとんだ差別主義者がいたものだな」

「女ごときが~~~俺が間違っているというのか~~~~~」

法律ではこのようになってますな」

「それは法律が間違っているんです」

「女~~~~まだ言うか~~~~~~!!!!」

みたいな流れも見ていていい加減うんざりするというか、アレを作劇的に意味があるものだとして監督ディレクターOKを出している、というよりも後押しをしてより安っぽい作りにしようと頑張っているんだろうなということに程度の低さを感じて目眩がしてくる。

男女平等啓発のための30分程度の教育ビデオならともかく、30時間も尺があるドラマで「物語を通して薄っすらと見えてくる現代とは違う男女観」を浮かび上がらせることを放棄して、露骨でっち上げた憎まれ役に「女ごときが~~~~」と何度も言わせているのは稚拙と言わざるを得ない。

なぜ、こんなもの評価されているのか、私には本当に不思議でならないんだよなあ。





追記

皆さんの好きな作品

闇金ウシジマくん」「そこをなんとか」「少しだけ生き返る」

ドラマだと「白い巨塔」「PICU」「Nのために」

国産ドラマは「最愛」「vivant」、海外ドラマは「グッドファイト」「トッケビ」、アニメは「PSYCHO-PASS」、本は小説より宇宙物理が好き、映画ネイチャードキュメンタリーが好き。

朝ドラだと「あまちゃん」「ゲゲゲの女房」「エール大河だと「鎌倉殿の13人」「いだてん」「西郷どん」「真田丸」辺りが好き。

北村薫推理小説白石加代子の一人舞台劇「百物語」、柿本人麻呂長歌、スーシェのポアログールドバッハグルダモーツアルトジョージ・セルの「ハーリ・ヤーノシュ」。

漫画課金勢ワイ、この一年で見てるドラマは虎に翼だけ。こんな私が漫画で好きなのは、違国日記、君の心に火がついて、隠密お局、明日カノ、薬屋、町田くんの世界平和の国の島崎へ、繕い裁つ人、銀太郎さん等

同じくカーネーションが飛び抜けてるという感想だが今回のも秀作。光る君へ、鎌倉殿、拾われた男、エルピス、大豆田十和子、カルテット大奥nhk)、MIU404他野木脚本など

クールアニメ「ウィンドブレーカー」「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」見てる。/ 一番好きな漫画は「ワールドトリガー

鎌倉殿野木亜紀子と坂本裕二が好き…。ごめんね、ど定番で。。マンガ萩尾望都吉田秋生小説恩田陸村上春樹が好き

虎に翼みたいに、主人公ペラペラよく喋るドラマは掛け合い漫才みたいでわりと好き。逃げ恥とか、ミステリと言う勿れとか、大豆田とわ子とか。

なるほど、色々あるな。

虎に翼以外の朝ドラも見てる人が多くて、大河も見てる人が多いっぽいがそもそも視聴率が高めだからなんともだな。

大河だと鎌倉殿が人気っぽく見えるし、全体として味付けの濃いキャラがたくさん出てきてガヤガヤしてるタイプが好きって傾向が強そうに思える。

朝ドラ説明台詞は画面を注視せずに分かる作りで仕方ない

朝ドラ」というものそもそも分かってないみたいだね。

アレは映像がついてるけど基本的にはラジオなんだよ。

それも家事をやりながらでも聞けるようなラジオイメージしてる。

なるほど。そもそもの前提として適当に見るような作品として作られているのか。細かい機微表現することを最初から捨てているとああいった大雑把な演技・脚本になるんだなあ。

「男女の生き方についての「常識」が違ったという前提がすっぽり抜け落ちている」その常識に疑問を抱き戦った女性達の話なのでああなるのは作劇上必然。当時の常識に従い耐え忍ぶ話が見たいなら別の話をどうぞ

ちょっと話が噛み合ってないかな。前提としている常識の違いを台詞によって表現する際の微妙機微が出せていないという話なんだが。まあこれもそもそもながら見前提の大味演技のせいで削ぎ落とされてしまった部分ということなのかな。だとしても、それを出せない癖にこういった題材を扱うのはなんというか・・・失礼な気がするんだがな。

この人がちむどんどんをどう乗り越えたのかが気になる。

乗り越えられなかった。「ちむどんどんする!ちむどんどんする!」の声を聞きたくなくて別の場所で飯食ってたよその時期。

母親とか職場の人に聞けばいいのに

N=1とか2とかじゃなくて幅広く情報を集めたかったので。

なんとなく色々分かった気がするので増田で聞いて良かったと思う。

2024-05-02

小説書くのってコスパいい趣味なんだな

極論、紙とペンあればいいじゃない。スケッチなんかも同じだけど。

最近ほとんどの人がスマホPCを持っているので投稿サイトなんかもあるし。

新しい趣味がほしい、なんなら作るやつがいい、と羊毛フェルト編み物レジン刺繍アイロンビーズ塗り絵ドールウィッグと様々やって見たがどれもなんか楽しい!とならない。こんな感じなんだー、で終わってしまう。はちゃめちゃに上手くなりたい!とも思わないのがまた侘しい話だと思う。

最初はお手軽に百均のもので初めて見たが、本格的な道具が欲しい!ってならなかった。

新しいことでわくわくできない自分ってなんだかつまらない大人になったなと思う。

小説は昔からずっと書いてる。小学生くらいのときにそれらしいことを初めてから今もずっとやっている。しんどくても書いている。明確に趣味なのだと思う。

で、書いてて思うのは「紙とペン自分知識」だけで作るものなので材料費がほぼゼロなこと。

そりゃインプット行為はなんであれ金がかかるけど、たとえばミステリホラー恋愛小説を1冊ずつでも読んだら、その知識ってその後も半永久的に使えるので材料費と考えた時のコスパが良すぎるんだよね。

私の場合読書趣味なので割がいい。(読書は消費する趣味、だと思っている)

ボタニカルキャンドル、作るのやってみたいなと思ったものの「ほんまにやるんか自分?」と内なる自分が問いかけてくる。またどうせこんな感じかーで終わるんじゃないかと思うとAmazonポチれない。もう1つくらい「何か作る趣味」が欲しい。

切断島の殺戮理論を読んだ

日本にある架空の秘匿された島が舞台

そこに住む2部族の特異な文化ベースにして話が進むミステリ

部族文化ちょっと無理あり過ぎ、トリックのつじつま合わせすぎなのと

殺人動機が「実はあの二人に恋愛・肉体関係があってその嫉妬で」の連発

ちょっとノリが合わなかったかも。

2024-04-30

[]4月29日

ご飯

朝:納豆たまごかけご飯豚汁。昼:なし。夜:ウインナー大根人参キノコスープきつねうどん。いりたまごバナナヨーグルト。間食:柿の種

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

刑事J.B.ハロルドの事件簿 マンハッタンレクイエム

1987年に発売されたコマンド選択ADVSwitchリメイク遊んだので感想を書く。

JBハロルドシリーズの第二弾、前作で事件の本筋とは関係していなかったが印象に残る色気のあるキャラだったサラ・シールズ殺害されるところからストーリーが始まる。

ストーリーの繋がりはこの程度で非常に薄めで、シリーズキャラになる主人公JB一人称述懐するシーンが限りなく少ないため、あらすじが気に入った順にプレイして問題ない。

システムSwitch移植の際に統一されたのか、ほとんど同じエンジンでガワが変わっているだけな印象。(細かい変化はあるので全く同じわけではない)

そんなわけで前作同様に、ひたすらに聞き込みと現場捜査を繰り返す足で稼ぐ系のアドベンチャーゲームだ。

とにかくコマンド総当たりで聞き込みを繰り返していき、少しづ事件輪郭を浮き彫りにしていく、非常に原始的アドベンチャーゲームのそれを楽しむことになる。

UI周りはスッキリしていてモタつかないのは流石にリメイク恩恵がありそうな部分。

今作では何と同姓同名被害者が3人おり、さらいづれも同様な飛び降り自殺を行っている、そんな奇妙な謎が開幕早々に提示される。

しかし、この謎はどうも、アドベンチャーゲームとしての総当たりコマンドにおけるコマンド数の省略、すなわち「サラの〜〜」を聞くという形式にすることで3人いるサラJ、サラO、サラNのいづれか3人の質問をまとめる効果を狙ってのもののようだった。

なので、同姓同名が出てきたということは、なんてミステリオタクが先回りしがちなアレやコレや全くなく、正直ただただテキストを読む際に整理しながら読む必要があっただけだった。

とはいえ、ひたすらに聞き込みを行い誰の証言が信用おけるのか、誰を疑うべきなのかを切り分けていく、JBハロルドシリーズの骨子の部分は面白い

特に意外な人物達が繋がっていくのはこういう聞き込みを繰り返すゲームならではの楽しみだ。

古いアドベンチャーゲームなので、良く言えば媚びていない、悪く言えば味付けが薄い部分も前作同様。

特徴的なキャラ付けも薄いので、登場人物たちを覚えるのに一生懸命だった。

読んでいけば自然と彼らのことが分かっていき、クリアまでにはほぼ全員をしっかりと理解できるのは、何回も何回も聞き込みを繰り返してこそだ。

面白い面白くないの軸で評価するというよりは、テンポよくテキストを読むのが気持ち良いそんな軸で評価をしたくなる一作だった。

2024-04-29

永劫館超連続殺人事件というミステリを読んだのだ

主役の一人が超能力者死ぬ直前に両眼を合わせた相手と一緒に1日前に戻ってループするファンタジーありのミステリ

ループの多重構造で本筋がわかりにくくなるというところから配慮なのか、作中描写ノイズがなさすぎて、それに気が付いた中盤からなんか笑っちゃった。

など

自分が何で異世界転生小説大好きなのか考えていた。

しかも超甘口の世間的に馬鹿にされやすタイプの奴が好きだ。

今日休日だけど気温が変動しすぎて体がキツイんでぐったりしてるからさ。行動する気が起きない。部屋掃除とかした方が良いんだけどなあ。

主人公自分投影しているのはもう確実。それでいて現代もの近未来SFミステリといった以前好んでいた小説より異世界転生へ主軸が移ってしまったのはなぜなのか。

しかしたら、既存社会に影響を与えたくないのかな。迷惑をかけたくないのか。

バトルロワイアルとか流行ったじゃん。エンタメとして素直に面白かったけど、どこか遠くに「実際の殺人ゲームではないが実質的にぼくたちはこれをやらされているのでは」とか「こんなくそったれな大人社会から手を取って抜けだそう、出し抜いて台無しにしてやろう」みたいな実社会に対する気持ちが残るじゃん。モデルとして提示するというか。

それを異世界転生は残さない。だって新天地うつっちゃってるし、元の世界に影響を与えることはまずないからね。荒唐無稽世界に行っちゃってるからそちらの教訓を持ち帰ることすら読者はできない。

自分いくら幸せになっても、自分にかかわった人を不幸にしても幸せにしても、現実のもしくは現実類似した世界に影響は与えない。だから好きなのかなあ。安心から

ん?なんでそれが安心なんだろうか。現実に持って帰る教訓が一切ないことがなぜ好きなんだ。

説教臭いのはエンタメにはこりごり。うんまあそうだな。私は確かにそうだ。

それに加えて自分人生に行かせそうな教訓なんぞうっかり受信しちゃったら自分人生で頑張んないといけないじゃん。

ロスジェネのつらさなんてほぼ構造的なもんで個人努力なんて同世代から奪うことにしかならないってのにさあ。

抜本的な対策なんて突き詰めたら親世代社会から取り除くしかなくなっちゃうんだよ。古典には親殺しはよくあるが歴史に残る英雄が達成するならともかく自分でやったら単なる犯罪者だもんな。考えない方が良いんだよ。

ああだからかあ。そういうことかあ。

親を殺さないために、我慢するために、異世界の話を読んでるんだなあ私。

[]4月28日

ご飯

朝:餃子人参キノコ長ネギの鍋。キムチたまごおじや。昼:なし。夜:餃子人参キノコ長ネギの鍋。キムチたまごおじや。間食:クッキー

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

○ Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~

ライターをしている兼城と保村の男女コンビが、インターネットオカルト系の話題で盛り上がっている旅館取材に行き、その炎上騒ぎの謎を解くアドベンチャーゲーム

小粋な掛け合いやネットミームたっぷり詰まっており、徹底徹尾ネタ要素に全振り。

定価も100円とお安いし、公式サイトもふざけまくっているので、真面目なゲームを期待してはいけないことは明白。

オカルト現象の謎を解くミステリっぽいくだりはあるものの、常にふざけた会話のやり取りを楽しむゲームになっている。

ヒロイン役になる保村も終始ちょけてるふざけたキャラで、パチスロ大好きで仕事中すらアルコールを飲む手が止められないヤバいやつなんだけど、ちょっとエッチなシーンではちゃんエッチになるところはとても良かった。

(お風呂に入るシーンを描写しつつ、お風呂に入らない系女子が好きな読者に向けた目配りもされており、なるほどと感心した)

主人公の兼城も斜に構えたニヒルキャラで、ツッコミ役兼ネタの加速要員として会話が楽しかった。

30代ながらインナーカラーで染めた髪の毛の情報や、元カノとの関係値、誰かからもらったアクセサリなどの詳しく語られない情報次回作への布石っぽさがあって興味深い。

キャラや掛け合い以外のストーリー部分は“バカミス”と言うほどミステリに気配りしているわけでもないので、あまり感想らしい感想もない。

評価は難しいが100円で遊べること、何か大きい作品がのちに控えていることを踏まえると、このタイミングで遊べたことはよかったかも。

保村ちゃんが出るなら次回作も買いたいな。

2024-04-28

anond:20240424222733

新本格ミステリというジャンルトリック (謎) を重視する。

要素をパズルのように論理的に当てはめて事件解決へと導くことに主眼があるのでドラマ的要素は重要ではない。

重要ではないのでミーム化された「古き良き」ミステリ様式を取り入れることを多い。

キャラクター個性ではなく役割表現リアリティより芝居。

個々の要素を原作通りにしたかどうかよりもこれらのテイストを守れていることが良い部分だと思う。

2024-04-27

にわかミステリ小説を読んで思った感想

はじめて読んだミステリ……?は中学生の頃に読んだ白夜行だった(ミステリじゃないかも)

当時は中二病?今は弱者男性です

普段小説は読まない低学歴低能でーす

好きな作品はブルアカでーす

ミステリ推理をしないで読む派だけど、たまにトリックにあれ?って思い浮かぶ事があるけど大体外れる

俺にオススメミステリ小説があれば教えて

四重奏シリーズ

作者である津川辰海の高校の女先輩がこんな小説をお前が書いてる事が気持ち悪いと言ったのは正しいし、群を抜いた物凄く頭の良い作者が書いた小説とも思えない(他のミステリ作家の作風の方が余程スマート知的に見える)けど、取り敢えず量だけはあってちゃんと読める事は読めるので買って後悔はない

蒼海館以外は凡作

屍人荘の殺人、魔眼の匣の殺人、兇人邸の殺人

犯人がまあまあ分かりやすいけど全部一定以上の質があり個人的に一番面白かったのは魔眼。逆に屍人荘が一番好きじゃない。

ミステリありがちな物語軽視ではなく単純に小説として質が高い

チーム・バチスタの栄光

これが小説デビュー作の新人とか化け物過ぎて草

でも他のシリーズは読んでない

屍人荘の殺人シリーズメルヘン殺しシリーズとこの作品は凄い勢いで読み進めたぐらい面白かった

メルヘン殺しシリーズ

このシリーズの作者が死んだのを知らずに読んでいた

一番好きなシリーズなだけに本当に残念だ……

この作者の小説ミステリに限らず読んでる

イライラしそうなレベルのクソしょうもない会話とロジカル作風グロさが相まって独特な雰囲気ある

探偵役より脇役の方が大体賢くて推理出来るミステリって他にある?シリーズ全部好き

同じシリーズからいつものノリだなって部分多いのに作品雰囲気全然異なるから凄い


占星術殺人事件

最初の数ページで読み辛すぎて脱落しそうになった

トリック死体が分割されていて明らかに持ち去られてる時点で偽装かな?って普通疑うし実際その通りだった

ただ推理ノイズが凄まじく多いので、俺のようなゆとりには古い作品は辛いなって感じる

あと何かカマホモっぽい


硝子の塔の殺人

嫌儲で昔オススメされてたなと思い出した

ヒロインのクソ女感とエッチ感あるし癖出てるよね

あいつ多分絶対やるためにバイアグラ持ってきてるし多分コンドームも持ってそうなのもそういう事って話

個人的犯人に意外性はなかったけど、探偵に意外性はあった

名探偵はらわた

あんまり内容覚えてない

でも他のこの本読んだ奴もそうだと思う


その可能性は既に考えた

今の所読んだ小説の中でもっとロジカルに話が展開してるように感じる

物語としてはチープで典型的ミステリのためのミステリ小説

というかこれオタク向けじゃねえ?俺のようなにわか向けじゃなくね?


変な家

たか殺人ときホラー感出してんじゃねえ!!

でも不動産間取り図で推理してくのは俺のような推理しないでミステリを読む人間でも思わずやってしまたから素晴らしい仕組み

殺戮に至る病

シンプルに一発ネタな上に話は別に面白くない

ラスト行為として物理的に出来る出来ないかで言えば出来るのかもしれないが、なんだかなあ

話や殺人とかよりも登場人物きもい

おまけ

クリムゾン迷宮

ミステリと思って買ってミステリじゃなかった奴

小説としては普通に楽しめた


死亡遊戯で飯を食う4巻

犯人トリックもわかり易すぎるけどミステリはおまけのおまけだから仕方ないね

2024-04-23

anond:20240423092524

小説共感性高いタイプならなんか適当に好きなの読め。低いタイプならイヤミス以外のミステリでも読め

スポーツジョギング筋トレ競技なら安く始められてジジババでも出来る割に真面目にやったら結構動く卓球でもやれ。

モノ作り→知らん

車→何が好きかによってはアホみたいに金がかかるけど、高級車やスポーツカーばかりが車好きって訳ではないぞ

ゲーム時間をドブに捨てたきゃコレ一択

ギャンブル→ハマる適性がないと意外とハマれないぞ

料理→凝ったもの作ろうとすると色々必要になるからやめとけ。

2024-04-17

anond:20240417162322

ミステリ小説最近読むようになったけど

単にソシャゲアップデート待ちまで待たされるの嫌だから時間つぶしに過去作品読んでるだけなんだよなあ

そんな高尚なジャンルにも見えないしね

2024-04-16

anond:20240416194611

からだけど馬鹿にしてるつもりかもだが、そいつは本当の事を言ってるし

長年のコナンファンなんか出来が悪いだけの漫画読みだろミステリファンでは間違ってもないよな

anond:20240416194123

コナンファン(笑)には申し訳ないがミステリを楽しみにするならミステリ小説を読むしコナンなんか見るわけない

それに女向けに完全に舵切ってからの方が人気も興行収入も圧倒的に上で何倍にも市場が拡大してるよね

2024-04-14

[]4月14日

ご飯

朝:たまごかけごはん納豆豚汁。昼:ニンニクパスタコーンスープ。夜:ニンジン長ネギシメジ餃子の鍋。キュウリモヤシキムチチーズリゾット。間食:チョコ柿の種アイスクリーム

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみりー。

○災難探偵サイガ~名状できない怪事件

町の平和を守る系探偵ながら不運ばかりの天堂サイガが、路上生活をしている占い師のヒン・レイ出会い、様々な事件に立ち向かっていく短編連作式のノベルゲーム

探偵事件捜査ミステリの要素を使ってはいるが、内容は完全にコメディ

事件現実離れした不可思議な怪事件ばかりで、上っ面の推理すらせず、とにかく体当たりで立ち向かうサイガの男らしさを楽しむタイプ作品

不幸で貧乏サイガを冷めた目で見るレイだが、時折見せるその漢気にキュンとくるという王道パッケージをしっかりやり切っており、探偵助手関係値を見ると鳴き声を上げながら喜ぶ僕としては最高に楽しめた。

まず何といっても助手役のレイの可愛らしさで、本作の魅力の大半はこの子が占めている。

路上生活から脱するためにサイガに媚びるシーンからスタートするが、早々に立場が逆転して尻に敷く関係面白い

そんな関係自体もさることながら、ビジュアルルックも素晴らしい。

作中で男性女性かをボカしているため、どっちの性別とも解釈できるデザインにする必要があるのだが、それが大成功している。

そんなレイの魅力をさらに引き立てるのが、恋のライバル役となる小学生女児サナギ

小学生ながら中年男性サイガのことが大好きでお嫁さんの地位を狙っているサナギちゃん

しかし、小学生であるため危険捜査に巻き込みわけにはいかず基本的にはお留守番

なのでサナギ助手レイ現場に着いていくことに嫉妬してしまう。

それに対してレイレイで割と満更でもない雰囲気なのが女性であっても男性であっても、凄く良い関係値で大好きなシーン。

サナギレイのことを女性と考えているのか男性と考えているのかは定かではないものの、ライバルとして敵視するからこそ、レイサイガ関係値が際立つ良い恋の鞘当て役だった。

他にも闇社会の凄腕たち、ハッカーギャルミルぽん、ドローンの使い手で爺のDG、変装の達人すぎて立ち絵がない謎の人など、魅力的なキャラクタ大勢いる。

特にミルぽんは出番も多いし、優秀の度がすぎてるのが楽しいキャラだった。

やっぱりハッカーキャラは「もうやってる!」って言って欲しいよね。

コメディなので、これらキャラクタ面白いことをするのが基本的な作劇になる。

ステレオタイプが過ぎると批判することも可能かもしれないけど、引用符付きな“普通に面白いであることも事実なので、僕は好きが圧倒的に優った。

彼らのドタバタもっと遊びたい、シリーズ化していつもの面々として何作も遊びたくなる良いキャラが揃っていた。

そこにもう一味加わるのが、主人公サイガの魅力も欠かせない。

普段は不運で貧乏ダラシなくて頼りないが、どんなデタラメ事件であっても諦めない心の格好良さがたまらないキャラだ。

まあこれを「僕は何歳になっても冴羽リョウテンプレートのことを好きなんだなあ」としみじみ思うのは否定しないが、サイガ女性関係はしっかりしているのが好印象。

これはメーンヒロインレイ性別不定からこその余白感もあるのがニクい。

キャラの魅力を彩る変なことが起こる「祭鳴町」の世界観も、コメディらしい良い世界だった。

開幕早々、明らかに尋常じゃない猫に始まり、巨大水生物、人語を介するネズミ全裸女性淫猥女性と、奇妙な生物をガシッと受け止められる変な町だった。

短編連作なので短いプレイ時間が気にならないし、それでいて縦筋もあってちゃんとフリとオチが決まっているし、スチル絵も豊富だし、キャラクタ可愛いしで、割と文句なしに好きな作品だ。

とはいえ2時間と少しのプレイ時間じゃ物足りないのも事実で、もっと二人が接近するエピソードも読みたいのも本音だ。

なお路上生活を何ヶ月もしていたレイの入浴頻度に関する言及がないことは明確に欠点なので、早急に続編や番外編での言及を求めたいところだ。

2024-04-12

anond:20240412215925

あ、ごめんね…

かつての少女誌(ララとかASUKAとか秋田書店系で描いてた人とか)で活躍してたベテラン作家さんが描いてたりするので自分も読むけど、

嫁姑のドロドロものとか不倫ものとかそれ「だけ」を好んで読んでる人は最初に入ってくるルートが違う人が結構いるのをバイト先で知ってそうなんだなって思ったことあったからそう書いちゃった

でも偏見よね、ごめん

追記

かつて繊細で優しいSF日常を行き来するような短編を多く描いていた夢路行さんという作家さんが(活躍時には知らなくて全集刊行されたときに初めて存在を知って好きになった)、

今はフォアミセスという婦人誌で超超ロング連載で作中の人々の人生が移り変わっていく田舎移住教師もの家族ものを今も描いてとても成功していて、

短編連作で今また日常ちょっとだけ不思議が姿を現して馴染んでいるようなSFものや軽いミステリのような風合いのある人間ドラマ短編複数刊行できてるのを見て漫画家にもいろいろな変遷やステージがあるんだなと確かに思った

媒体や売り方が変わっても根本的に技術があって面白い漫画を描ける人が強いんだね

2024-04-10

anond:20240228141531

アクロイド殺し』の感想

やっぱり海外ミステリ小説は、人名の把握に時間がかかる

把握できるのは、たいてい小説も半ばまで勧めたくらいの、各登場人物に関しての出来事もある程度たまってきたときである

作品としては、ふつうだと感じた

トリック自体は、mediumでもあったパターンなので、珍しさを感じたわけではない

事件時系列が、すごく短い時間帯に集中している(9時台の1時間にいろんな出来事が起こる)ため、あとから新事実が発覚しても、それがどのタイミングなのかがぱっとわからないのは自分としては読みにくかった

2024-04-08

anond:20240408115533

ミステリーのことはミステリって呼ぶようにしてる

そっちのほうが玄人っぽいし森博嗣っぽい

2024-04-07

anond:20240406185229

これなんだよな

昔は天才ミステリSFを作っていた

今はバカが「空想から現実知識とは関係ないもん!フィクションだしファンタジーから全部俺の脳内設定でいいんだもん自由だもん!」で描いている薄っぺらい話しかない

最近アニメや本を面白いと思ってる層とは会話が成り立たないと思う

2024-04-05

星を継ぐもの」の読み方

SFミステリー古典と言っても良いホーガンの「星を継ぐもの

多感な時期に読んだこともあって自分の中では名作中の名作認定されてるのだが

他人に勧めると

「浅い科学議論が長くて萎える」

ダンチェッカーがうざい」

などと前半で離脱するもの多数

そこでご提案なのですが、作品前半の科学的な小難しい議論パートは読み飛ばしてみてください

作品テーマになってる大きな謎だけをひとまずは追ってみて欲しい

具体的な目安としては、ダンチェッカーが魚の解剖してハントに会いに来るところまではハントが何してるかだけ追っておけばいいです

たぶんそれからミステリ的な推進力が強まってページを捲る手が加速すると思う

挫折しちゃった方はぜひ

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