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はてなキーワード: ステータスとは

2024-02-29

妄想嫉妬してしまう病

会社のなんか酔ったらやらかしそうなえろかわいい人妻の予定表とかチャットステータスとか確認してしまう。

飲み会とかでやらかしたり、もしかしてすでに不倫とかしてるんじゃないか妄想が止まらない。

オナニー捗るけど妄想なのに嫉妬ちゃうからやめたい。

2024-02-28

結婚相談所にも魅力的な人はいるけど、増田が会えてないだけ

最近のここらへんの投稿が気になったので、40代結婚相談所に入って成婚できた経験も踏まえて書いてみようと思う。

積極的で魅力的は人はい

自分があった中ではこんな人がいたかな。

かに消極的な人もいたけど、そういう人とはお見合いより先に進まないことが多いのであまり印象に残らない。

積極的で魅力的は人は、すぐに成婚してしまうので出会えない

例えば次の3人が所属している結婚相談所を考えてみる。

3人中2人が成婚しているので、成婚実績は66%ですごく良い。積極的で魅力的な人が33%もいる。

ところが、相手の男の立場から見るとお見合い積極的なA子に出会える確率は4/76なので5%ちょっとしかない。20人に1人の確率になる。だから会っている人の印象としては、たまに積極的な人がいるけど、ほとんどの人は消極的か、こちから好きになっても選ばれない、となるのだと思う。

実際に例にあげたような積極的な人はすぐに真剣交際ステータスに変わっていたので、あっという間に成婚してしまったのだと思う。

ではどうすれば良いのか?

戦略としては次のようにすると良いと思う。

新規の人に申し込む

積極的で人を好きになりやすタイプの人はすぐに成婚してしまうので、新規会員から積極的に申し込む。

世間一般ではウケが悪くても自分にとっては気にならないポイントを探す

例えば次のようなもの。これは、相手プロフィール検索するときの条件にするだけでなくて、自分プロフィールにも書いておくといいと思う。

競争率が低そうな人に申し込む

プロフィール写真カジュアルな人、プロフィールが短い人、プロフィールに悪条件が書いてある人などでも、実際に会ってみたら良い人はいるので、気にならなければ積極的に申し込む。

わかりやす美人に申し込まない

何も考えずに写真を見て申し込むと美人ばかりに申し込みがちになるので「美人投票では上位に来ないかもしれないけど、自分の好みのタイプ」というのを意識して申し込む。

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追記

https://anond.hatelabo.jp/20240229162852

anond:20240228105452

男で受け身人間だと、よほど外見がいいとか職業ステータスがあるとかじゃないと交際結婚もできないよ

普通の人は能動的に努力しないと

努力が嫌なのであれば結婚しないという選択肢だって全然ありだし、それが許される時代になってきてる

「俺は主体的に未婚を選んだ」って堂々と胸を張ればいい

僕は婚活を降りたが

諦められない人を見下している

彼ら彼女らは己のステータスを高めることにしか興味がないからだ

直接的に相手を落すこととは向き合わない

なぜか?

いからだろうか?

そうしていつまでも向き合わないまま

なんと無様だろう

から僕は彼ら彼女らを見下している

2024-02-27

anond:20240227154952

都会の人は私鉄沿線ステータスなんだ。

かに学芸大学とか東横線沿線が人気だよね。

人気ではあるけど、ステータスかっていうとちょっと違う気がするなあ。

世田谷区の方は、あー古いお金持ちの家なんですね。って感じで、それ以上でもそれ以下でもないというか…。

旬を過ぎた金持ちみたいなそういうイメージがある。

トレンド追随し続けてるステータス的な金持ち渋谷区目黒区あと都心3区あたりにいる感じがする。

2024-02-26

anond:20240224204916

元増田のいうことはなんとなくわかる

面白いファンタジー小説web小説で読みたい気持ち

ファンタジーにもいろいろあるし、元増田の口に合うかはわからないけど増田の好きななろう小説おいとくね

・今は千年ほど昔

https://ncode.syosetu.com/n4018eo/

タイムスリップSFもの

オルランド

https://ncode.syosetu.com/n4521de/

上のと同じ作者の異世界転生もの

増田はこっちの方が好き

転生者ゆえに主人公が悩む描写があってそこがとてもよかった

地位レベル−32768の〈魔女〉は、【ステータス魔法でなんとなく世渡りしたい

https://ncode.syosetu.com/n2866en/

異世界転生もの

かに悪役令嬢ものかいろいろ書かれている

・とこしえの黄昏の国

https://ncode.syosetu.com/s2305b/

ファンタジーといえば旅よな

シリーズだけど、それぞれ独立した物語


転生先の世界主人公にとって都合が良すぎるとなんだか白けるというか、嘘臭くささが先に立って楽しめない

難しいジャンルなんだろうな

2024-02-25

anond:20240225173509

今の時代陰湿人間は大量にいるけどネット空間ネトウヨの後にリベラルが弾劾される程度にはまともになった

反差別を説く口でステータスによる差別を行っていてそれが正当とされた時代は異常だった

母親危篤らしい

から危ないと聞いていて、二月の頭に顔出しに行った。

その時は意識あったけど、もうないらしい。

叔母が一週間くらい休み取って準備や片付けに来なさい!と言ってきたけど、正直行必要あるのか?が本音

入院しないで家で死にたい母親のために実家介護仕様になってる。

そんなとこ行っても今は何も出来ないと娘の私は思ってる。

そもそも物理的な距離も遠いし(実家東北現在九州住み)、亡くなって葬式火葬の日程決まってからでいいのでは?

父親にも次の連絡があったら日程の連絡だから覚悟しておきなさいって言われてたのに。

それなのに今駆けつけなきゃ薄情者みたいなテンションで来られるときつい。




姉妹としては、母親は叔母から見て面倒見のいい素晴らしい姉だったんだと思う。

から最後を惜しんだりしてるけど、全員同じだと思わないでほしい。

私には過干渉だったり放置したりの気まぐれ毒親で、私のステータス自分の手柄みたいに思ってる嫌な母親だったんだよ。

味音痴料理下手で掃除しないか家中ほこりだらけで清潔の概念が全く合わなかった。

煙草臭いしんどいからと訴えても無視した最低な母親

実家にいる時は気が付かなかったけど、私だいぶ煙草臭かったと思う。

所構わずうから服に染みついてたもん。




危篤理由肺がんだし自業自得だと思っちゃうよ。

だって吸わなきゃ絶対もっと生きれたでしょ。

苦しくなかったでしょ。

肺がんって言われた時ショックだったんだって。なんでよ。

一番ありうる病気じゃない。

あーー意味分かんない。



私はきっと帰りません。

彼氏年収低すぎて草(追記)

彼氏が突然結婚の話を持ち出してきた。

びっくりしたし、周りの結婚ラッシュで「結婚」のステータスが欲しいだけなんだろうなという予感がしてだるかった。

軽く考えすぎなんだよ。

国立大公務員で月手取り21万はしょっぱすぎるよ。それで結婚して仕事辞めたければ辞めていいよ〜なんて、私より稼いでから言いなさい。

いい大学卒業したのに、手取り21万…

今の時代公務員になるメリットってあるの?

(追記)

増田以外の方がスペックを書いて印象操作をしてるようなので追記しますが

私は20代前半の年収500万〜くらい。

彼氏よりちょっと稼いでるくらい…

福利厚生が私の方が良いため、ややいい暮らしをしているかんじ。

駅に行けば100人いるような女です。

2024-02-20

anond:20240219152528

どのランクか聞いた増田だけど、この言い方はきついが実際リスク高い人生になると思う。

男は女をそこまで社会ステータス評価しないので男から評価が上がるでもなし。

受験医学系もしくは理系じゃないので就職が確保されるでもない。

はてなでも高学歴に憧れてアナルセックスしてた女の人が昔いたけどあの人は適当に男捕まえて軟着陸してたな。

ネタであることを祈る。

2024-02-19

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

2024-02-18

anond:20240218052025

騙せたかしかないと思うが

叩かれて気持ちいいって人もいるんだから

君は絶対的幸せたるステータスがあると信じてるみたいだが

果たしてそれはいかなるものなんだ?

具体的に言語化してみてほしい

2024-02-17

なにかをやり遂げても、結局それで燃え尽きてしまって、その後に続かないんだけど、どうすればいいんだろう

自慢に聞こえてしまったら、ごめんなさいと先に言っておきます

でも、本気で悩んでいるようでいて、実際はべつにそうでもなくて、正直言って自分でよくわからない

よくわからないことが、なんか空しい、それだけはわかる、とりあえずそういう状態

たとえば資格

世間一般に難関資格とされるもの必死こいて取得したはいいけれど、

一応必要とされる業界に身を置いてはいものの、だからといって転職して給料アップまでは気力が保たない

確実に今よりは待遇もよくなることは、理性的に考えれば分かるんだけど、

資格勉強していたときの、目標に向かって突き進む集中力の爆発がなくて、ただただやる気が出てこない

たとえばPCスキル

資格は持っていないが、とりあえず意味もなくPythonPHPJavaScriptは一通り使えて、

WEBアプリの開発もいくつか個人適当に作ってみては、ドメイン有効期限が切れたらそのまま消え去るを繰り返している

流行りに乗ってAI関連も少しいじってはみていて、ローカルで特化した文書生成用ぐらいは用意できる

Excelはとりあえず関数、ピボットテーブルVBAぐらいは使えて、仕事はそれだけでほぼほぼ自動化してしまっている状態

PhotoshopIllustratorJw_cadAutoCADなら、なんか使えます

たとえば英語

気付いたときには、英検一級からTOEIC満点、TOEFL満点まで取ってしまった

最近スピーキング練習として、ChatGPTに大変お世話になっている

現在仕事では、まったくと言っていいほど必要がない

意味もないのに、主にビジネス向けのシチュエーションを想定して、スピーキング練習を無心で繰り返している状態

でも、外資系にいけば、他の資格や実務の経験等を合わせても、客観的に見てもおそらくまあまあの希少人材ではあるんだと思う

だけど、いくら待てど暮らせど、その気には一切なってくれない

長々と書いてしまったけれど、たぶん上を目指すべきなのに、その気になれないのが自分でもよくわからない

結局、すべてなにか明確な目的があって始めたことではないので、それを駆使してのし上がってやるぜ的な情熱がない

どうすればそれを得ることができるのか、それがわからない

自分は、なにか強力な推進力がないと前に進めない人間で、それがどうやって生まれるのか自分でもよくわからないまま、この歳まで生きてきてしまった

まだ転職が難しい年齢とまではいえないけど、何のために転職するのか、明確な理由が欲しい

転職転職言っているけど、べつに転職したいわけではなくて、ただ世間一般的に考えて、収入を上げて社会的ステータスを向上させることが正しい方向だとは思うので、そう言ってるだけではある

他になにか、それぞれのスキルの意義ある使い道があって、それに自分の気がちゃんと向いてくれるのならば、べつになんだっていいのだ

もうよくわかんない

どうすればいいですか

なにがしたいのが自分でもわかりません

2024-02-16

anond:20240215221308

当方アラサー派遣やってるくらいなので、責任あるポジションとかキャリアアップとかは全然考えてない。元々やる気ない無能から。いまの会社でも誰でもできるような仕事しかしてないし。

必要最低限の給与と「就業している」というステータスだけほしいから、どこかとご縁があるといいんですけどね。

2024-02-15

anond:20240215104558

マジレスすると、1〜3が多数派で、少し4と5がいる感じじゃないですかね?

そもそも色恋できゃっきゃしたい軽薄な人類以外には関係ないワード

  1. 自称キモカネおじさん(文章見るにどう考えても高等教育受けてる)が流行りに乗って弱男を名乗ってる
  2. なんでも弱男認定したがる自称フェミ増田自称パパママ増田揶揄っている(本当は高所得セクシャルマイノリティor単純に必要としてない人)
  3. その場のノリ
  4. ニート増田が弱男を名乗っている。ニートニートでは?
  5. 女がいないと弱男という思考(ネタではなく本気っぽい)の増田が弱男を名乗ってる。社会ステータス不明だがニートでは無い模様

2024-02-13

知り合いが光源氏計画成功させて結婚した話

先日、知り合いAの披露宴に出席した。Aは大学時代同級生で、同じサークル所属していた。

Aは32歳。お相手のBは19歳。13歳差の年の差婚だ。

インターネットで1年前に共通趣味を通じて知り合い…といった感じで馴れ初めが紹介されていたが、一つ大きな嘘がある。

二人が知り合ったのは8年前。そして付き合い始めたのは5年前だ。

二人はあるFPSを通じて出会った。ほぼ毎日ゲームを一緒にやっている中で、次第に親密になっていった。

気づけば二人はフレンドを超えた関係になっていた。

簡単に言えば、Aはロリコンだった。

から結婚すると聞いたときは驚いた。成人したBはもはやストライクゾーン外なのではないか、と。

だがそうではないらしい。Aは別に若い女の子が好きなわけではなかった。むしろ世間一般女性に対する忌避感が強かったそうだ。

から、「婚姻相手青田買い企業で言うところのインターン採用」をしたらしい。

Bの可能性を見込み、市場価値の付かない内から手を付けておく。時間と金を大量に投資し、世間価値観に汚染される前に、自分にとって理想女性へと育て上げる。

どうやらそれは成功したようだ。

披露宴で見たBはとても美しかった。そして話してみると人当たりの良さと聡明さを感じた。

事実、Bは一流の大学に通っている。それも、Aが受験勉強を教えていた賜物かもしれない。

Aの愛情は、サイコパスじみてはいものの本物だ。

Bによれば、Aは大学受験に向けて高校3年間をずっと伴走していたそうだ。

特に受験前の1週間は、長期休暇を取って最後対策に付き合った。

Aは新課程用に独自研究した想定問題を用意し、実際、その内の数学の1問は当たったらしい。

Aは文化資本を外部から注入し、Bの人生を変えてしまった。

俺が言うのもおかしな話だが、きっとそれはBにとっても幸せなことだったと思う。

Aは悪いやつじゃないし、社会的ステータスも同世代に比べれば二回り以上高い。

仮に彼女がAと出会わなかったとしたら、彼女大学に行くことは無かっただろう。

そうして、生まれ育った町で高校卒業と同時に就職し、そこで骨を埋めただろう。

Bにとって、Aは白馬王子様だったに違いない。

ああ、俺は8年間何をしていた?

世代の女とくっついた別れたを繰り返して、無為に過ごしていただけだ。

そうして今は婚活市場に身を投じ、非常識人間精神をすり減らし、デートのために馬鹿にならない金額を出費し、未だに結果は出ていない。

Aは俺みたいになるはずだった。同じ穴のムジナだと勝手に思っていた。でもそうはならなかった。

俺はAが羨ましい。Aの先見の明、度胸、そして狡猾さが羨ましい。

Bはきっと、良い妻にも、母にもなるだろう。その学歴と人当たりの良さがあれば、キャリアを積むのも容易いだろう。

Aは先見の明と長期戦略を以て、あらゆる経済的社会的リスクを背負い、婚活市場で最も価値のある20代の時期すらも犠牲にして、Bの教育に費やした。

Aは「光源氏計画」をこの現代において完成させた。

そうして、賭けたものに見合ったリターンを得た。

Aは大きな賭けに勝った。ただそれだけのことだ。

二人の進む道に幸あらんことを。

2024-02-11

女の成功者って結婚相手に対して「自分と同レベ以上の年収社会的ステータス」を求めるけど

男の成功者ってビックリするくらい「自分より遥かに年齢若いこと」を求めるよな


あれ本能なんだろな

anond:20240208121600

身長は単に数字還元されてしまものから、その意味で体型とは違うのよ。

パートナー身長ステータスと思うかどうかは個人価値観によると思うんだけど

パートナー身長ステータスに感じる男女差の話ですよ。

初めから個人価値観なんかは無視した、ざっくりした男女論だからね。

2024-02-09

anond:20240207120122

>「頭痛い~」「だるい~」「熱あるかも~」とか言ってる相手に、

>「だるいんだね、でも家事しなきゃだよね、しんどいね~」と言うのが共感なの?

>俺だったらマジで頭くる

>「分かってんだったら 代わりにやるよ くらい言えや!」って

これ読んで思ったけど

増田は「共感以前」の話をしているし、なんなら妻より未熟。

あのな、「頭痛い」には「だから察して家事やってくんない?気付いてよ」なんて意味はない。

「空が青い」「今日は風が気持ちいい」を聞いて勝手に、「じゃあ今日のうちに窓の掃除やってほしいなって思ってるくせに言わない」という妄想を挟んで「言いたいことがアレばいえよ!」まで勝手に進んでキレてる状態

あのな、増田みたいにみんなが嫌味や依頼をただの報告風に誤魔化したりシないんだよ?

ついったーでもそういうやばい絡み方してたの?

つぶやいてるだけなんだよ

そうなんだ~でいいんだよ

共感求めてる、しいてはなにかの依頼をサイレントに込めてるっていうのがそもそも増田思い込み

自分ステータス表示をしてるだけ

強いていえば「今日●●してほしかったけど、まあ明日でいいか」くらいのことを求めてる

「体調悪いって知ってたら言わなかったのに」みたいなケース、あるだろ

それに先回りしてるだけ。

きもちでもなんでもない

ステータス共有。毒状態混乱状態になっても非表示キャラいたら困るだろ。きちんと点滅してくれるの助かるだろ。

共感問題すり替え得て、どさくさに紛れて女を貶めるんじゃない。

共感共感いってんの増田だけだから

お前は提示された「状態異常の情報」だけ「ふんふん」とうけとって、コマンド選択を少しだけ変えればいい。

わかったか

anond:20240209123927

筋肉つけて「ガッチビ」になればホモにめちゃくちゃモテる

ただのマッチョよりガッチビは3段階上ぐらいのステータス

anond:20240209111629

本人はステータスに思ってるとこがどちらかというと車、バイク自己啓発系に近く感じる

2024-02-08

anond:20240208165337

現実的に買えるかどうかが一番

燃費保険料を含め、養えるかが二番

走行距離や修理歴などを見て、今後トラブルがあっても対応できる値段内に収まりそうかを見て購入

   

内装?外観?そんなん関係ないよ

ステータスとして持ってるんじゃなくて移動手段だし

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