「新型インフルエンザ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 新型インフルエンザとは

2020-03-10

anond:20200310222759

無駄じゃないか欧米ではやってるんだが?

つか以前に新型インフルエンザで書いた事と今回で矛盾しないように

厚生労働省が大変しているが?マスク記載を含めてね

察してノーガードやめて差し上げて

2020-03-07

新型コロナウイルスワクチンは出来ません!

ワクチンを望むブックマークコメントがチラホラだけど、絶対出来ない。

今年だけの流行のために大量生産はしないし、そもそも新薬開発はしない

あり得ない仮定だが、実用化できそうなワクチン製法今日世界に公開されたとしてもだな、工場をおったてるかって、建てないわな。

いくら巷で流行してても、タピオカブームに乗るような感覚で、医薬品の開発がやれるかって話。

工場が稼働する頃にこの騒ぎがおさまってしまったら、投資無駄

インフルエンザとか麻疹くらいに世界に広まってくれて、毎年冬になるとCOVID-19が大流行するならとにかく、数年に一度SARSMERSときみたいにたまにぽっと出ては数か月で収束するんなら、流行ってもいない病気ワクチン大量生産して、誰が買ってくれるというのか。

既存の薬がCOVID-19にも有効でした!」

ってんなら、既存の薬の増産くらいはするかもしれん。

けど、COVID-19のためだけに大規模投資は出来んよ。

最近だと、副作用訴訟起こされたら巨大な製薬会社も傾くからな。

医者だって新薬はいきなりは使わん。

動物実験いくら安全だったっていったって、治験でも安全だったって言ったって、基礎疾患を持ってるかによって反応は様々なはずだもん。

藁をもすがる思いで、副作用覚悟で投与する抗がん剤とかならまあとにかく、そもそも罹患する確率が0.1%以下で罹患しても死亡率が5%以下って病気の予防薬なんて、副作用報告が限りなくゼロじゃなくちゃ使いたくないわな。

どうやっても毒になりえない、例えばヨーグルトとかなら

R-1乳酸菌コロナウイルス予防効果が認められました!」

みたいな宣伝をして増産するだろうけども。

そんなわけで、増産どころか開発もしない。

そもそもワクチン大量生産は難しい

そして、ラボワクチン候補を作ってみて、動物でした!人体実験でも有効でした!って結果が得られたとして、それを大量生産できるかは非常に怪しい。

ワクチン味噌づくりや酒造りみたいな「醸す系」のものなので、いきなり大量生産に移行できるかというとかなり難しい。

例えるなら、木桶で日本酒醸造した日本酒を、巨大なステンレスタンク大量生産できるかってこと。

事実ワクチンって21世紀の今でも手作業でチマチマ作ってる。

信じられないかもしれないが、インフルエンザワクチンは卵にウイルスを接種して、培養して液を吸い上げてるし、麻疹ワクチンなんか小さなフラスコ培養してる。

卵をコンベアで運んでるとか、昔はスポイトで吸い上げてたけど今はポンプを使ってるとか、スゲー空調管理された場所フラスコ培養してるとか、そんな程度の機械しか出来てない。

機械化すりゃいいというのは簡単だが、全世界どの業者もそうってことは、出来なかったから今に至ってる。

新型インフルエンザ対策公募事業細胞培養でゴッソリ作れとお達しが出たが、何年も検討して上手くいかなかった。

一応、上手くいったことになってるが、既存の季節性インフルエンザワクチンが今でも卵でチマチマ作ってることからお察し。

ワクチン開発は簡単じゃない

ワクチン開発は易しくない。

マラリアワクチンだってHIVワクチンだって、何十年も頑張っても出来る気配がない。

それと、今の時代倫理的問題で開発が進まない。

ワクチン起源は、ジェンナーが、

「牛痘に罹ったことがあると天然痘に罹らないなら、ひらめいた!」

ってノリで、近所の子供に牛の膿汁を針で刺したのが始まりとか。

出来るかそんなもん!

弱毒化してるとか、このウイルスワクチンになるに違いないとか、どんなに培養細胞動物で確かめたって、ヒトにはそうそう打てないよ。

ワクチン(たぶん)を接種したあと、その人にウイルスを吸い込んでもらって本当に有効かを試すような実験が、いったいどこで出来るというのだ?中国なら出来るかもしれないが。

昔開発された歴史ワクチンは、倫理?なにそれ美味しいの?って時代に開発されてたので、弱毒化したとはいえ病原体のものを使ってるものが多い。

そいつらは超優秀。

天然痘BCG麻疹、そりゃ弱毒な病原体とはいえ、一度罹るわけだから免疫は確実につく。

だが、そんなワクチン開発は今のご時世もう開発は難しい。

今後開発されるワクチン生ワクチンであることはまずない。

一方で、効き目はとにかくとしてとにかく安全不活化ワクチンがこれからワクチンを開発するなら最有力。

ただし、不活化ワクチンは効き目がイマイチ

インフルエンザワクチンくらいの有効性のワクチンが開発できたとしよう。

インフルエンザワクチン有効性が5割、同じ程度のワクチンが開発できても、死亡率3%のCOVID-19を、死亡率1.5%に減らす程度。

感染予防は出来ないので、次回蔓延したときも今回と同じようにイベント自粛、小中学校臨時休校といった措置は避けられない。

これが、エボラとかだったら死亡率を半減させるだけで十分有効といえるけど、今回のCOVID-19って死亡率が問題ってわけじゃないんで。

そういうわけで、ワクチンに期待はしちゃダメ

anond:20200306155221

なるほど。

新型コロナ前例に倣えば新感染症にはならないけど、運用上は新型インフルエンザに準ずる扱いにしたほうが、今後同様の事態が生じたときに都合がいいはず。そうなってないのは、インフルエンザと違い、コロナウイルス由来のSARS日本でこれまでほとんど流行したことがなく、専用カテゴリのない指定感染症まりだったという背景によるものなんだろうな。

ぞれと、政府は初動の段階で新型コロナをまずは新感染症として検査治療体制確立し、疫学的な情報が十分に蓄積した段階で指定感染症に切り替えて対応することも出来たはず。そういう柔軟な対応ができたにも関わらずやらなかったのは、当該ウイルス感染力に対する当初の見通しが甘かったのと、オリンピック開催のために大事にしたくないという思惑が重なったことによるものだったと思ってる。

2020-03-06

国会議事録からみる新感染症指定感染症定義

COVID-19が新型インフルエンザ等対策特別措置法改正話題となっている。

政府は新感染症じゃないか改正必要があると言うけど、感染症法では

「人から人に伝染すると認められる疾病であって、既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもので、当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、かつ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう」

定義されている。

条文だけを読めばCOVID-19も新感染症になりそうだが、政府はならないと言う。

そこで過去国会での答弁から感染症とはなんぞやを探ろうと思う。ついでに指定感染症も調べた。



---新感染症---

第142回国会(1998年)

小林(秀)政府委員感染症になるというのは、一類相当の重い病気ということを想定をいたしております

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114204237X01319980522&spkNum=85&single

第187回国会(2014年)

政府参考人(新村和哉君)

御指摘の新感染症、これは病原体が未知の感染症対象とするということでございます

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=118714260X00820141106&spkNum=12&single

○新村政府参考人 

病原体特定できない感染症につきまして、この疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、かつ、当該疾病の蔓延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある、こういうふうに認められる場合には、その当該感染症につきましては、感染症法において新感染症として位置づけられることになっております

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=118704260X00720141113&spkNum=204&single



---指定感染症---

第142回国会(1998年)

小林(秀)政府委員

危険性が比較的高くなく、新感染症定義に該当しない新感染症については、病原体の究明、確定を進めた上で、その病原体の性状に応じて、入院等の対応や消毒の措置必要指定感染症指定した上で適切な対応をとる

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114204237X01319980522&spkNum=10&single

参考人清水喜八郎君)

指定感染症というのは、これは病原体のわかっていたものであって、例を挙げますと、新型のインフルエンザが出てきて非常に猛威を振るったときに、それは指定感染症として指定しなければならない。

感染症指定感染症関係というのは、新感染症のものでいろいろわかってきたらばこれは指定感染症になるし、指定感染症というのは今あるもの指定感染症になり得るものもあるという二つのものをお考えいただければよいかと思います

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114214333X00919980421&spkNum=5&single

新型インフルエンザ感染症法に分類されたのは2008年5月。それまでは指定感染症とされた。

政府委員小林秀資君)

例えばウイルスならウイルスタイプが変わるとか、バクテリアならバクテリアが変形をして特別強い毒素を持つとか、それからインフルエンザでいけば今度新型インフルエンザというのが出現するとか、そういうような、その病気自体が菌だとか病原体によって影響されてくるわけです。それの変化があって、そしてそれが著しく感染力が強くなるとか致命率が高くなるとか、そういう変化を見て、そしてそれは従来どおり国民の皆さんに情報提供することだけでこの病気蔓延を防止することは難しい、こういう場合には、それは指定感染症にして二類扱いをお願いするとか、場合によっては三類扱いをお願いするとかということはあり得るわけであります

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114214333X01019980428&spkNum=115&single



以上の国会議事録によれば

感染症病原体が未知で病状の程度が一類感染症程度に重いもの

指定感染症既存病原体感染力や致命率が高く変異したもの、もしくは新感染症病原体がわかってきたもの(SARSがこれに当たる)

となる。

過去国会議事録に照らせば確かにCOVID-19は新感染症にはならない。

anond:20200303074945

あんたそう言うてたけど、結局「既存法律をあてはめる」方向で決まったで?

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための新型インフルエンザ対策特別措置法改正案が13日にも成立する。自民、立憲民主両党が5日、改正案を12日に衆院通過させる日程で合意した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030500550&g=pol

2020-03-05

anond:20200305013529

感染症法の『新型インフルエンザ感染症』と『新感染症』で十分だと思ったんじゃないの?新型インフル特措法の『新型インフルエンザ等』は先の2つを含めているし。

まさか先に指定感染症に“誤って”指定することで新型インフル特措法の対象外になるなんて思わないでしょ。

anond:20200302224302

新型コロナ指定感染症(既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ感染症を除く。))にしてしまったのが間違いなので、指定を解除して陳謝でもすべきだと思いますが、それでは問題が出るのでしょうか?

2020-03-04

新型コロナ≒ただの風邪と言うデマについて、たくさん書く

うっす。馬と鹿のキメラは嫌いなので、たくさん書いたよ。(少し書くの人とは別人ね)

https://anond.hatelabo.jp/20200303170825

https://anond.hatelabo.jp/20200304115839

結論

ただの風邪とは違う。医療リソースの枯渇すると武漢の再来になるので、経済活動とのバランスを考えて流行抑制すべきである理想は、ほぼ新規感染者が発生しないような抑え込み、次善は流行ピークを小さくすること。

ただの風邪、のような症状の人は、家で休むこと。休むのが無理でも、ジムとかライブハウスとか雀荘とか宴会とかビュッフェに行かず、満員電車も避け、何よりも「病院に行かないこと」。

結論にいたる背景

・基礎情報中国国内WHO調査報告書2月20日時点調査 https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/who-china-joint-mission-on-covid-19-final-report.pdf)によると。55,924人が確定診断。うち2,114人死亡、死亡率3.8%。このうち武漢だけを見ると5.8%、武漢以外では0.7%。単純化すると武漢並みになると悲惨。そうじゃなくても怖い。国内において、武漢のような事態になる可能性も考えつつ、以下検討してみよう。

・このCOVID-19の特色はいくつかあるが、風邪インフルエンザと大きく異なる点は、症状が重い上に長引く点。軽症者においても、倦怠感や発熱が1週間以上つづくことが多々あり、一定以上の肺炎発症した重症者においては、長期入院余儀なくされているケースが多いこと。結果、患者1人あたりの病床をはじめとした医療リソース消費が大きい。

・同じく特色として、重篤肺炎が、風邪インフルエンザに比べると高率で発生する。そうなると、まずは酸素吸入、ついで人工呼吸器。これも密着マスク型の非侵襲的陽圧換気、気管挿管、気管切開、体外式膜型人工肺(ECMO)を、重症度や設備に応じて使い分けて患者の血中酸素濃度を維持して回復を待つことになるが、余剰が多くあるものではなく、技量を持つ医療スタッフにも限りがある。利用可能な人工呼吸器が枯渇すれば、当然致死率は上がる。そのためにも重症者数を減らすべきで、現状では感染者の全数を減らすしかない。

・その医療スタッフについても、現状ではインフルエンザでのワクチンタミフル予防投与等に相当する予防手段はなく、中国においては2月11日時点で医療スタッフ3019人が感染したとの情報がある。大規模流行にいたると、仕事量が激増し、さらには院内感染戦線離脱するメンバーもでて、人的医療リソースが枯渇する。その結果、待合室での感染拡大という悪循環になったり、医療サービスレベルも下がり、COVID-19以外の疾病での死者も増えることにもなりかねない。中国政府は4万1600人の医師らで構成される330の医療チームを湖北省派遣という報道もあり、人海戦術で乗り越えたように見られるが、日本ではどうだろう。流行規模が武漢より小さい韓国大邱でも、医療現場は大混乱である

・もう1つ懸念事項がある。これはエビデンスがある話ではないが、一般論としてインフルエンザ等の既知のウイルス性肺炎では、無視できない比率細菌肺炎合併し致命的となるケースが見られる。そのため、一部医師は予防的、そうでなくても細菌肺炎確認されれば全ての医師抗菌剤投与を行うが、その状況が長期に渡り患者数が多いと、多剤耐性菌と呼ばれる抗菌薬が効かない菌が増殖する確率も増えてくる。そして、多剤耐性菌での肺炎を併発すると致死率はさらに上がる。

多剤耐性菌は、免疫力が低下した患者において、抗菌薬投与により他の菌が排除されるよう環境でこそ容易に増殖するため、従来より院内感染問題となっている。もし、武漢のようにICUなどの隔離度の高い病室が満室となり、COVID-19患者同士の隔離感染予防ができなくなるような事態となると、多剤耐性菌院内感染派生し、COVID-19のみの発症であれば救えた患者も救えなくなるリスク高まる

多剤耐性菌健康人間であれば無害なものが多く、健常な人間が無症状で保菌しているケースが多いと言われるが、社会全体で抗菌薬(一般には抗生物質と呼ばれる)を過剰に不適切に利用していると保菌率が高くなるとも言われる。この保菌率は菌の種類によっても差があり、全般的には途上国に多く日本は少ないという報告はあるものの、COVID-19の重症患者一般病室にあふれるような事態はできるだけ避けるべきである。なお、細菌肺炎合併した際も、タイムリーに原因菌を検査し、適切な薬剤選択を行うことで多剤耐性菌感染症の発生抑制治療一定可能と考えられるが、この点も医療リソース次第である

・COVID-19は1個人として見た場合重症化しない限りは特にリスクはない。ただ、長々と書いてきた観点から社会全体の感染者数を抑えることが、致死率にも大きく影響する可能性が高い。ごく軽症であっても他者感染させている例もあり、のどの痛み程度でも、クラスタ発生が確認されているような場所へ行くことは避けることが重要である特に病院は逆にウイルスを貰う可能性もあり、希少なリソースでもあり、少なくとも現状では軽症での受診を避けること。どうせ検査はして貰えないし、濃厚接触者でもない軽症者を検査する合理性は下記の観点からもない。

  - PCR検査キャパが限られていること

  -(特に軽症者はウイルス排出も少ないことも多く)検査精度が低いこと

  - 日本国内流行がそこまでではなく感染確率のものが低いこと

経済も疫病もグローバル化した世界に、我々は住んでいる。全世界において他国は抑え込めているのに日本けが流行している状態がつづくと、他国の防疫にも悪影響を与えて迷惑をかけるし、人的交流禁止され、経済的に大打撃を受ける。日本外需依存比較的低い国ではあるが、人口減少国である外国市場での販売拡大、海外生産、そして国内の余剰設備活用できるインバウンド消費は、経済規模ひいては生活レベル維持のための生命線であり、純経済面で見ても、目先の損失を覚悟してCOVID-19の流行をおさえることに、合理性はあると考えられる。

希望が持てる情報(だから耐えよう)

タイシンガポールは抑え込めている。昨年末から武漢封鎖までの期間でみると、武漢から出国者は国別で「タイが2万558人で最も多く、シンガポール1万680人、日本9080人、韓国6430人」という情報がある。防疫体制の強いシンガポールはともかく、タイでの患者数が増えないのは、気候が影響していることが推察される。逆に主な流行地を見ると、武漢韓国大邱イタリア北部イラン北海道、米ワシントン州と、おおむね2月の平均最高気温10度を下回るエリアとなっている。あくま可能性の域を出ない話ではあるが、季節性があるならば、今を耐えて抑え込みを目指すのは、日本風土を考えると合理的であろう。

中国当局の情報を見ると、武漢以外ではほぼ抑えこめており、武漢新規患者の発生はかなり抑制できてきている。大規模な封鎖や、追跡隔離、操業停止、仮設病院建設などのあらゆる手を打ったとはいえ武漢レベル流行抑制できているように見えるのは朗報だ。

高山義浩先生岩田健太郎教授プロレス相手)も以下のように書いていて、スーパースプレッダーが発生するような特定条件以外では、インフルエンザほど感染力は強くなさそうである。抑え込みを放棄した2009年新型インフルエンザとは異なり、抑え込める可能性はより高いと思われる。

「新型コロナ感染力がインフルエンザほどではなさそうだということ。国内発見された確定患者の濃厚接触者(1症例あたり数名から数十名)を保健所が追跡していますが、その後に感染確認されたのが、ほぼ、同居者など家族に限られているのです。これがインフルエンザだったら、もっと学校職場でのクラスターが確認されるものです。(https://www.facebook.com/100001305489071/posts/2726515674068589/)」

以上。がんばりましょ。

こちら、下記を書いた増田なので、一部の文章は、そこから流用。

https://anond.hatelabo.jp/20200228013154

https://anond.hatelabo.jp/20200210110528

再掲:おま誰?

通りすがりネットウォッチャー医者ではないので、本件記載医療情報としては扱わないこと。

過去流行病の感染者数・死者数

病名流行期間感染者数死者数致死率
スペインかぜ1918年1919年5億人?5000万人2%?
アジアかぜ1956年1957年不明200万人0.5%?
香港かぜ1968年1969年不明100万人不明
SARS2002年2003年8096人774人9.6%
新型インフルエンザ2009年2010年不明1万80000.01%
MERS2012年2500人858人34%
エボラ出血熱2014年2015年2万80001万1000人40%
新型コロナ2020年9万人+3000人+

新型コロナ≒ただの風邪と言うデマについて少し書く2

anond:20200304115839

でもインフルエンザより死んでないんでしょ?

上の方で重症化率の話をしたけど、今回のウイルスは暫定で3.4%の致死率があるよ。「何だ、SARS3分の1じゃない」と思うかも知れないけど、今日時点の累計感染者数が全世界に9万人、つまり終息の見込みが見えないのにSARSの累計感染者よりも10倍多くて、死者数もSARSの774人よりも4倍に増えた状態だよ。

あと、「死者数はインフルエンザの毎年の死者数より全然少ないじゃん」と言う人が居るけど、2月11日時点の世界平均致死率2.3%と比べて、今日世界平均致死率は感染者数が倍以上増えてるのに3.4%と1.5倍近くに上がってるから、このペースで副作用のキツくないワクチンが完成する前に全世界の数億人に感染すると凄まじい数の死者が出るよ。

季節性インフルエンザ日本で毎年1000万人以上罹ってるから0.1%下の人が亡くなってるだけなんだ。今年アメリカインフルエンザの死者がとても多いと報道されたけど、あれも推定感染者と比べて致死率は0.05%程度しか無いんだ。

さらに、WHO中国の共同調査でこれまで死亡した人が発病してからの闘病期間は2〜8週間と公開されているから、高齢者は早く死ねるだけで40代以下の若年層の致死率はこれから跳ね上がる可能性も十分あるよ。よく言われる医療崩壊で適切に治療されなかったからポックリ死んじゃったケースが多い訳じゃないよ。

https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/who-china-joint-mission-on-covid-19-final-report.pdf#page11

参考までに、1918年世界史で初めてインフルエンザ流行したスペイン風邪英語だとちゃんとSpanish Fluでインフルエンザ扱いだよ)は自然抗体ワクチンも無かったから2年間で推定感染者最大5億人超(当時の世界人口の約3分の1)、死者数も5000万〜1億人(致死率1020%)レベルだったから、今回の新型コロナウイルスがノーガード戦法で済むものじゃない事は分かると思う。アメリカCDC(疾病予防管理センター)はPSIパンデミック重度指数)というパンデミックの怖さの基準カテゴリー1〜5で定義してるけど、日本人が知ってる季節性インフルエンザ2009年の新型インフルエンザは致死率0.1%以下のカテゴリー1で最弱扱いだよ。

カテゴリー2は昭和戦後に起きたアジア風邪香港風邪(どちらも和名風邪だけどインフルエンザだよ。ややこしいね)で、カテゴリー3、4は存在しなくて致死率2%以上のスペイン風邪インフルry)がカテゴリー5として君臨しているんだ。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/column35.html

※指摘のおかげでスペイン風邪の致死率をtypoしていたことに気付いたか修正と合わせてスペイン風邪についてのリンクを追加したよ。

スペイン風邪けがカテゴリー5になれた理由はやはり初めてのインフルエンザ抗体予防接種も無かった事だよ。それを考えると今回の新型コロナウイルスは怖すぎるよね。

でも感染力は低いんでしょ?

全然低くないよ。誤解されてるけど、風邪よりうつやすい季節性インフルエンザでも現代人はみんな過去抗体予防接種があるから再生産数は1.5未満(1人から平均1人ちょっと二次感染)だけど、今回の新型コロナウイルス中国はもちろん「日本でも」基本再生産数は2はあると言われてるよ。(3月2日専門家会見より)

インフルエンザ再生産率が2より高くなっているデータ抗体が無い新型や予防接種が無い地域を含めたデータだったりするよ。基本再生産数(R0)の範囲が最大3もあるインフルエンザはほぼスペイン風邪ワーストケースの推定だよ。今回の新型コロナウイルス場合はR0がインフルエンザの倍近くの2以上、さら二次感染者が感染してから発症するまでの期間を表す発症間隔(Serial Interval)も2〜3日で発症するインフルエンザと違って最大2週間の潜伏期間のせいで推定2〜3倍あるんだ。二次感染した人は1週間以上初期症状すら出ないから、タクシー運転手1月屋形船のように一次感染者すら新型コロナ感染に気付いてない時期に倍々ゲームで広がってしまう恐れがあるんだよ。

https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090828-01.pdf

https://youtu.be/wZabMDS0CeA

あと上で今の累計感染者は9万人って書いたけど、これは感染確認できた人数、つまり検査できた人数だから今日の時点で全世界に数十万人の新型コロナウイルス感染者が居る可能性があるよ。

日本専門家は、「計算2月25日の時点で北海道には940人の感染者が居るはずなのに、3月2日の時点でまだ77人しか見つかってない。おかしいな」と3月2日の会見で言ってるよ。日本イベント自粛や全国休校は大体これが遠因で、今の日本は誰が感染者か全然分かってないのに、インフルエンザよりも辛い症状の病気が街中に蔓延している状態だよ。

https://youtu.be/LkKiszyvB4c

罹ったらどうすれば良いの?

どうにもできないよ。気付かずに周りの人にばら撒くのが一番最悪だから風邪っぽい症状が出たら家に篭って保健所電話して案内を受けてね。患者数がピークアウトしてキャパティに余裕が出来るまでは重症肺炎スレスレ状態になるまで検査はできないよ。家で耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に休め。

ナショジオ新型コロナウイルスに罹った場合重症例を記事にしてくれているけど、流石にこうなるまで我慢するのはやめようね!

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200221-00010000-nknatiogeo-sctch

次で最後だよ https://anond.hatelabo.jp/20200304120014

新型コロナ≒ただの風邪と言うデマについて少し書く1

https://anond.hatelabo.jp/20200303170825

増田のように今回の新型コロナウイルス医学的な正式名称は後で書く)を風邪勘違いしてる馬と鹿が合体したような全く新しい生物がここ数日のネットで急に散見されるようになったけど、「その声は、義務教育の敗北結果ではないか?」と言うのも酷なので昨夜の深夜に3時間近くかけて書いたのを一晩寝かせて上げたよ。

ワイ増田医療関係者では無いので(増田医療関係者名乗っても意味無いし)、この増田では厚労省WHO論文引用した記事日本政府専門家会議の会見記事など流石に客観的に信頼して良いだろうしほとんどの人が信用してくれるだろうソースを元に書いているよ。これらは今日時点でのほぼ正解だけど、明日不正解になっているかも知れないし出来ればそうなってほしいけど、この記事を読んだ後に自分でもちゃんと最新情報を調べてね。

マスコミはN〇Kとかを含めてこの記事引用した厚労省WHOレポート勝手に削ってたり印象を「軽めに」操作して報道しているから、必ず厚労省WHOソースを読んだ方が良いよ。あと今のGoogle翻訳はめちゃくちゃ馬鹿から海外記事を読むときMicrosoft翻訳国産のみらい翻訳を使ってね。

あと、「〇〇クリニックの現役医師」的な肩書きマスコミに出てる人は政府専門家会議に参列していない限り暇なだけのヤブだから気を付けてね。日本人専門家インタビューを読む時は

政府専門家会議に参加している人か?

確認した方が良いよ。同じ「専門家」でも、プロ野球オールスター草野球選手が同じ信頼性に見えるかな?

次の行から本文だよ。(この前文は最後に書いたよ)

だって風邪の一部もコロナウイルスなんでしょ?なら怖くないんじゃない?

風邪の原因に含まれコロナウイルス人間宿主とするヒトコロナウイルスだよ。犬コロナウイルスや猫コロナウイルスもあるよ。ヒトコロナウイルスが僕ら人間に罹ってもまず全くと言っていいほど重症化しないよ。

今回の新型コロナウイルスは初期に報道された通り、WHOレポート含めてほぼ間違いなくコウモリ宿主コウモリコロナウイルス変異したものだろうとされているよ。遺伝子のおよそ9割5分以上がコウモリコロナウイルスと同じという事が分かっているんだ。

武漢市場コウモリを食べた人が発生源では無いらしい事も分かっていて、真の発生源はまだ不明のままだよ)

宿主種族が違うウイルスはヒトに強い毒性を齎す事があるよ。

※例:鳥インフルエンザ人間が罹ったらいつものインフルどころじゃなくヒトが死ぬよ。インフルエンザ>新型コロナウイルスだと言ってる人はこの鳥インフルエンザの致死率と混同してるか後に書く死亡リスク計算できてない可能性があるよ。

ヒトコロナウイルスは人の扱いを心得ているから人が死ぬうな重症は起こさないけど、新型コロナウイルスはヒトを知らないかiPhoneWindowsを無理やりインストールするようなもので人体がバグりまくって死に至る事があるよ。

(下のURLで死者が出てる新型コロナウイルスはこの記事で言うコウモリ由来コロナウイルスの事だよ)

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000588330.pdf

風邪じゃないの?

風邪じゃないよ。2002年にもコウモリコロナウイルスのヒト感染が起きて日本以外の国で騒ぎになったよ。SARS重症急性呼吸器症候群の英語頭文字の略)という名前を付けられてたくさん報道されたよ。

統計上みんなが知ってるインフルエンザで入院する人は500人に1人以下で、2009年流行した新型インフルエンザとかでもない限り身の回りでお爺ちゃんお婆ちゃん以外の知り合いがインフルエンザで入院した事がある人は少ないと思うけど、SARSと今回の新型コロナウイルス重症20%前後、5人に1人が入院しないと危ない重症患者になるよ。ちょっと数字概念が分かればこれが広がると危険ということは分かるよね?

みんなが不安にならないように「80%は軽症」とも言われてるけど、軽症は入院しなくても治る熱や咳、倦怠感の症状を全部ひっくるめてるから軽症でも罹れば普通に辛くなるよ。

SARSは最終的に全世界で致死率9.6%(感染者8096人、死者774人)という高いキルレートで歴史に名を残したよ。今回の新型コロナウイルスで「中国医療崩壊してるから致死率が高いんだよ」と言う人が居るけど、実は2002〜2003年のSARSだと今よりさら生活水準が低かった中国でも致死率は世界平均より低かったよ。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/414-sars-intro.html

今回の新型コロナウイルス武漢で去年12月発見した李文亮医師(34)は「あれ?これ2003年に終息したSARSの症状じゃないの?」と気付いて知り合いの医師グループに周知したけど、色々あって当局処罰されたよ。この辺りの断罪は終息後にやって欲しいね

医師最前線で初期の感染者に触れていたか自身新型コロナウイルス感染していて2月7日に亡くなったよ。30代の医療専門家でも新型コロナウイルスに罹ったら1ヶ月程度闘病して亡くなってしまうのは怖いよね。

https://toyokeizai.net/articles/329129?display=b&amp_event=read-body

続きあるよ(読んでなさげな反応があってビックリした)

https://anond.hatelabo.jp/20200304115933

追記

する予定無かったけどまだ分かってない人達が居たから1個だけ書くよ。

致死率が高いのは重症患者しか調べてないせい。インフルエンザとは母数が違うせい。数字見方が悪い

全くの誤解だよ。中国韓国イタリアとかが軽症・無症状患者も滅茶苦茶検査した上で全世界の平均致死率3.4%だよ。2月上旬はまだ2%台前半だったけど日に日に増えてるよ。

引用した国立感染症研究所記事の中にもあるけど、SARSの時も母数が少ない発生当初の致死率は1.6%(5人/305人)しか無かったんだ。そのせいでSARSの時も中国WHOへの報告もWHO非常事態宣言最初患者発生からかなり遅れたよ。

続きの記事で書いた通り、今回のSARS-Cov-2は感染したらすぐに死ぬわけじゃなくて2~8週間程度の長い間苦しんで亡くなってるから流行終息期に本当の致死率が分かる病気から怖いんだよ。

検査して母数が増えさえすれば致死率は減るに決まってる」の理屈だと2月11日から今日までに全世界感染者数が2倍以上になったのに致死率が半分どころか1.5倍に増えた説明が出来ないよ。

ちなみに中国を除いた全世界の致死率も1月末は1%未満だったのに、累計陽性患者数が12000人を超えた今日現在は1.7%にまで増えているから致死率を引き上げているのは武漢だけじゃなくて医療崩壊は関係無い増え方だよ。

から効果的なワクチンが出来るまでは何をどう予測しても季節性インフルエンザ程度の致死率(陽性患者の0.1%以下)には残念ながら落ちてくれないよ。

落ちてくれるならどれだけ有り難いことかと思うよ。

2020-03-03

なぜ政府は新型コロナウィルス感染症を新感染症にしなかったのか

民主党時代に作られた新型インフルエンザ対策特別法を使いたくなかったから、みたいな邪推してる人がいるけど、単に当初の政府の見通しが甘かっただけな気がする。

anond:20200302235756

そんなにCOVID-19って危険病気

感染しても軽症で風邪くらいの症状で収まってしまって気づいていない人がいて、それが市中感染を広げているっていうけど

じゃあ、それってもう風邪じゃん。

風邪だって高齢者じゃ結構危険なもんだよ。

新型インフルエンザときには、もう怖がらなくていいみたいな感じになって、職場の人も罹患したけど、いつものインフルみたいな感じになったじゃん

コロナってそんなに学校閉鎖したり、都市閉鎖するほどのもの

もう普通生活に戻って、重傷者だけCOVID-19の検査して、普通病棟入院すりゃいいんじゃないの?

なんでこんな対応ずっとしているの?

専門家は一体何を恐れているの?

教えてよ

追記

致命率がって言っても検査で発覚した人を分母にしてるんでしょ?

無自覚キャリアを含めたら季節性インフルエンザくらいなんじゃないの?

追記2

基本再生産数は2から3とか1.5から3とか言われているけど

季節性インフルエンザと同じくらいなんじゃないかな。

そんなにバンバンうつるっていう感じでもないよね

楽観的にみたらインフルエンザより少なくて、楽観的に見なくてもインフルエンザ程度でしょ

ちなみにバンバンうつる感染症の麻疹だと12だいうから桁違いだね

追記3

未知という点ではインフルエンザより警戒や対策をしなきゃいけないのはわかるけど

都市を閉鎖したり、学校を閉鎖したり、経済活動を止めるほうが副作用大きいんじゃないか

反応を受けて

こういうのを知りたかった。書いてくれた人ありがとう

https://anond.hatelabo.jp/20200304115839

anond:20200302235756

安倍総理「新型コロナは『新型コロナ』だと正体がわかっている。だから”新感染症”には当たらないか新型インフル特措法は適用できない。」

正しい。

安倍総理「新たな法律の制定が必要

正しくない。新たな法律を作らなくても、新型インフルエンザ等の定義に、「インフルエンザウイルスもしくはコロナウイルスであって」っていう一言を加える法改正で十分。ちなみに一月の段階で野党はこの提案をしているが自民党は拒んでいる。

anond:20200302225601

感染症法六条

(....)

7 この法律において「新型インフルエンザ感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 新型インフルエンザ(新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルス病原体とするインフルエンザであって、一般国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

二 再興型インフルエンザ(...インフルエンザであって...)

8 この法律において「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ感染症を除く。)であって、第三章から第七章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。

9 この法律において「新感染症」とは、人から人に伝染すると認められる疾病であって、既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもので、当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、かつ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。

七条 指定感染症については、一年以内の政令で定める期間に限り、政令で定めるところにより次条、第三章から第七章まで、第十章、第十二章及び第十三章の規定の全部又は一部を準用する。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=410AC0000000114#30

かにこの定義では、新たなエボラみたいな新感染症ではなく、指定感染症になると思う。指定感染症は第七章(新型インフルエンザ感染症)についての規定を準用できるから指定感染症で十分だな。

コロナに関するはてな民の反応に共感性羞恥を覚える

新型インフルエンザ特別措置法対応しろとか

マジで法律理解してないんだなと頭クラクラしてくる

特別措置法は国に強力な権限を与えることになるから対象が厳密に定義されてるんだよ

から、なんとなくインフルエンザ法律でやっちゃえば?

なんてどこの無法国家だって話だろ

結局、ウイルスなんてすぐ新種、新型、変種がでて脱北ドラッグみたいに法律の網を簡単にすり抜ける

対象を絞らなきゃいけない固い法律での対応には限界がある

他の方法を考えないと何の歴史の教訓もなく同じことをまた繰り返すことになる

から、対案が必要なんだよ

対案がないなら国が決めたことに従うしかない

文句批判なんてなんの価値も持たない

出せ

対案を

anond:20200302173322

条文の整理。

インフル等特措法

定義

二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

一  新型インフルエンザ等 感染症法六条第七項に規定する新型インフルエンザ感染症及び同条第九項に規定する新感染症全国的かつ急速なまん延のおそれのあるものに限る。)をいう。

感染症法

定義等)

六条 ① この法律において「感染症」とは、一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症、五類感染症新型インフルエンザ感染症指定感染症及び新感染症をいう。

7 この法律において「新型インフルエンザ感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一  新型インフルエンザ(新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルス病原体とするインフルエンザであって、一般国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

二  再興型インフルエンザ(かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することな長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるものが再興したものであって、一般現在国民の大部分が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

8 この法律において「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ感染症を除く。)であって、第三章から第七章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。

9 この法律において「新感染症」とは、人から人に伝染すると認められる疾病であって、既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもので、当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、かつ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。

感染症法6条8項の指定感染症として指定されるということは,同項カッコ書きによって感染症法6条7項の新型インフルエンザ感染症には該当しないこととなり,また8項の「既に知られている感染性の疾病」が9項の「既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもの」と矛盾するから9項の新感染症にも該当しない。

2020-03-02

安倍首相の答弁は正しく、バカなのは増田ブクマカのほう

https://anond.hatelabo.jp/20200302173322

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200302173322

本当に馬鹿ばっかりで頭が痛くなる。法律くらい読めよ。日本語読めるだろ?

新型インフルエンザ等対策特別措置法

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=424AC0000000031

この法律適用範囲は、第一章第二条に書いてある。

二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

一 新型インフルエンザ等 感染症法六条第七項に規定する新型インフルエンザ感染症及び同条第九項に規定する新感染症全国的かつ急速なまん延のおそれのあるものに限る。)をいう。

感染症法の6-7、6-9が対象なわけね。

で、感染症法感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)の6-7、6-9にはこう書いてある。

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=410AC0000000114_20160401_426AC0000000115

7 この法律において「新型インフルエンザ感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 新型インフルエンザ(新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルス病原体とするインフルエンザであって、一般国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

二 再興型インフルエンザ(かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することな長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるものが再興したものであって、一般現在国民の大部分が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

9 この法律において「新感染症」とは、人から人に伝染すると認められる疾病であって、既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもので、当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、かつ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。

まり新型インフルエンザ」「再興型インフルエンザ」「新感染症しか新型インフル特措法では対応できないの。ここまでは理解できた?

じゃあ新型コロナウイルスは何かというと、すでに感染症法に基づいて2月1日、「指定感染症」に指定されている。

新型コロナウイルス感染症指定感染症等への指定について

https://www.cas.go.jp/jp/influenza/corona_taiou3.pdf

指定感染症」は感染症法6-8に書かれていて、6-9「新感染症」とは明確に区別されている。

8 この法律において「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ感染症を除く。)であって、第三章から第七章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。

から新型インフル特措法では対応できないの。さすがにこれくらいは小学生レベルの話だから理解できるよね? 知能が幼稚園児並みならわからなくても仕方ないけどさ。

安倍総理「新型コロナは『新型コロナ』だと正体がわかっている」

安倍総理「だから”新感染症”には当たらないか新型インフル特措法は適用できない、新たな法律の制定が必要

当たり前のことを言っているにすぎない。「新型コロナは『新型コロナ』だと正体がわかっている」というのは「新型コロナは「新感染症」じゃない」という意味でしょ文脈を素直に読んだら。なので増田ブクマカも間違い。ろくに調べもせずにイキるからこうなる。

普段から謝ったら死ぬ病」とか他人揶揄しているブクマカの皆さんは、当然デマ誹謗中傷拡散を省みてビシッと謝罪してくれるんだよね? 楽しみにしてるよ。

新型インフルエンザ等対策特別措置法は新型コロナに使えない(追記有り)

勘違いしている人が多いので法律の条文を読んでみましょう。

この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、

それぞれ当該各号に定めるところによる。

一 新型インフルエンザ等 感染症法六条第七項に規定する新型インフルエンザ感染症及び同条第九項に規定する新感染症全国的かつ急速なまん延のおそれのあるものに限る。)をいう。


六条第七項はこれ

この法律において「新型インフルエンザ感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 新型インフルエンザ(新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルス病原体とするインフルエンザであって、

一般国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから

当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

二 再興型インフルエンザ

(かつて世界的規模で流行したインフルエンザであってその後流行することな長期間が経過しているものとして厚生労働大臣が定めるものが再興したものであって、

一般現在国民の大部分が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから

当該感染症全国的かつ急速なまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。)

六条第九項はこれ

この法律において「新感染症」とは、人から人に伝染すると認められる疾病であって、

既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもので、

当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、

かつ、当該疾病のまん延により国民生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいう。



ある程度の文章が読める人なら六条第七項が新型コロナに該当しないのはわかるだろう。

問題六条第九項ですね。

恐らく法律テクニカルなところに引っかかるのはこれ

当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり

広く知られている通り、新型コロナウイルス罹患しても重篤になる確率が低い。

というか、殆ど患者が無症状か風邪程度と思われる。

既に知られている感染性の疾病とその病状又は治療の結果が明らかに異なるもの

新型コロナウイルスは「病状や治療の結果が明らかに異なる」に該当しないという判断だと思われる。

まぁ咳が出て重篤場合肺炎で、対症療法をするコロナウイルスって、一般的に言われる「風邪」ですからね。

病状又は治療の結果が明らかに異なるとは言えないでしょう。

これが使えない理由です。

法律を作った政権官僚が、新型コロナのような感染症を想定していませんね。

怒る前に法律をよく読みましょう。

https://anond.hatelabo.jp/20200302173322


追記

重症率については中国武漢数字を含む世界保健機関のものは参考に出来ないと考えています

医療機関が正常に機能している日本数字河野太郎大臣毎日発表中です。

全員に検査を行っているクルーズ船のデータ実態に近いのではないでしょうか。

また、同程度のインフルエンザなら自宅療養となる場合でも、新型コロナなら念の為ICUに入れているケースがある程度存在している事も考慮するべきです。

3月1日正午。

国内感染者239名

 退院42名

 入院中178名

  軽中度 94名

  人工呼吸/ICU23名

  確認中 56名

  待機中 5名

 陽性で症状なし 14名

 死亡       5名

クルーズ関係(2/29)

陽性 706名

退院 100名

人工呼吸又はICU 34名

死亡 6名

lady_joker この記事も間違い。新型コロナはすでに感染症法六条八項の「指定感染症」に指定済み。指定感染症と新感染症は全く違うものなので、

インフルエンザと新感染症のみを対象にした新型インフル特措法は使えない。簡単な話


lady_joker氏が凄くシンプルな指摘を入れてくれて助かる。感謝です。

感情的コメントが並ぶ中で為になるコメをくれた諸氏にも感謝します。

anond:20200302173322

感染症法内の疾病カテゴリである「新感染症」や「新型インフルエンザ感染症」に該当しないという法律上テクニカルな話であって、別におかしいことは言ってない。

現在新型インフルエンザ等対策特別措置法を改修して、新型コロナウイルス適用可能にするという方向で動いてるし。

2020-02-28

舛添って厚生労働大臣とき新型インフルエンザ対応してまあまあ有能なイメージでやってたよな?

って確認したら「そんなわけないだろ」って扱いだった

一旦悪くなったイメージって取り戻せないんだね

2010年新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議 提言(案)

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0616-3p.pdf

病原性等に応じた柔軟な対応

1. いわゆる水際作戦学校閉鎖等、感染症拡大防止対策効果限界と実行可能性を考慮し、感染力だけでなく致死率等健康へのインパクト等を総合的に勘案して複数対策選択肢を予め用意し、状況に応じて的確に判断し、どの対策を講じるのかを柔軟に決定するシステムとすべきである。ただし、流行の初期においては、病原性感染力等疫学情報不明又は不確かな場合が多いので、万が一病原性が高かった場合を想定し、最大限の措置選択せざるを得ないことに留意必要である。こうした観点に立ち、今後新たに新型インフルエンザが発生した際に、速やかに、かつ、円滑に行動できるよう、行動計画ガイドラインについて、現行をベースとして見直す必要がある。

【迅速・合理的意思決定システム

2. 迅速かつ的確に状況を分析判断し、決断していく必要があることから、国における意思決定プロセス責任主体明確化するとともに、医療現場地方自治体などの現場の実情や専門家意見を的確に把握し、迅速かつ合理的意思決定のできるシステムとすべきである。また、可能な限り議論過程オープンにすることも重要である

地方との関係と事前準備】

3. 地方自治体も含め、関係者が多岐にわたることから、発生前の段階から関係者間で対処方針検討実践的な訓練を重ねるなどの準備を進めることが必要である。また、パブリックコメントなどを通じて広く国民意見を聴きながら、事前に決めておけることはできる限り決めておくとともに、地方がどこまで裁量を持つかなどの役割分担についても、できるだけ確認をしておくことが必要である

感染症危機管理に関わる体制の強化】

4. 発生前の段階から情報収集情報提供体制の構築や収集した情報の公開、発生時の対応を一層強化することが必要であり、このため、厚生労働省のみならず、国立感染症研究所感染症情報センターインフルエンザウイルス研究センターを中心に)や、検疫所などの機関地方自治体保健所地方衛生研究所を含めた感染症対策に関わる危機管理を専門に担う組織人員体制の大幅な強化、人材の育成を進めるとともに、関係機関のあり方や相互役割分担、関係明確化等が必要である特に国立感染症研究所については、米国CDC(疾病予防管理センター)を始め各国の感染症担当する機関を参考にして、より良い組織や人員体制を構築すべきである。なお、厚生労働省における感染症対策に関わる危機管理を担う組織においては、感染症に関する専門的知識を有し、かつコミュケーション能力マネージメント能力といった行政能力を備えた人材養成し、登用、維持すべきである

法整備

5. 対策実効性を確保するため、感染症対策全般のあり方(感染症類型医療機関のあり方など)について、国際保健規則地方自治体関係学会等の意見も踏まえながら、必要に応じて感染症法や予防接種法見直しを行う等、各種対策法的根拠明確化を図る。

2020-02-26

anond:20200226134459

2009年新型インフルエンザでも、日本での死亡率が圧倒的に低かったのね。

やはり、日本国民皆保険が行き届いていて、重症者が医療に救われやすいのが最大の理由と言われています

ちょっとした入院破産しかねない国では、どんなに重症でも医者に行かない層がいるのです。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん