はてなキーワード: 教育番組とは
「NHKのクレイアニメ『ニャッキ!』で青虫のニャッキが巨大化する回に興奮をおぼえる人間が存在する」というのを風の噂で聞いた。
当初は「またまた、ご冗談を」というのが私の感想だった。千差万別、八百万のフェチが幅を利かせているこの現代社会においても、教育番組の中の粘土でできた青虫に、ましてやそれが巨大化するさまに興奮する人間など一人もいないと思っていたのだ。
だが、いた。しかも一人でなく、掲示板で、SNSで、まばらにではあるがニャッキの巨大化に興奮する旨の書き込みがいくつも見られた。さらには、「分からないと思っていたが段々わかってきた」「そんな気がしてきた」と非ニャッキ巨大化回興奮者がニャッキ巨大化回興奮者に転化する過程のグラデーションのような書き込みまでもが散見された。
つまり、ニャッキの巨大化に興奮するというフェチは先天性のものだけではないということだ。転機さえあれば、人は後天的にニャッキ巨大化フェチを獲得することができる。
そう思うと俄然知りたくなった。人はいかにしてニャッキの巨大化に興奮するに至るのだろうか。
私はこの好奇心に取り憑かれてニャッキの巨大化回をとにかく見た。いっぱい見た。そのうちに、「もしかしたらこういうことかもしれない」という仮説をいくつか得ることができた。
今日は読者の中にもきっと存在しているであろうニャッキ巨大化回興奮者に向けてこの文章を書く。
仮説を順に挙げていくので、「これこれ!」と思うものがあれば教えてほしい。私はあなたたちのことが知りたいのだ。
ニャッキ!はクレイアニメなので、巨大化するときのアニメーションはニャッキの体に順に粘土を継ぎ足していくことで表現する。
それをアニメーションで追ってみると、ムクムクムク……というか、モリモリモリ……というか、ちょうど映画AKIRAで鉄雄の身体が膨張していくシーンのような絶妙に生々しい動きになるのだ。
この動きは確かに言いようもない刺激を私たちの心に与えてくれる気がする。もしかして、これに興奮しているのだろうか。
ニャッキはただの青虫である。お弁当代わりの実をかじり、這いずりながら暮らしてきた。それ以外の事象に対しては、虫一倍に鈍感であった。
そんなニャッキが「?」「?」としきりに疑問符を浮かべながら膨張していくのには、いわゆる無知シチュのような趣がある。自分の体がどうなっているか分からない、持ち主ですら把握できない変化が身体にどんどん起きていく、というシチュエーションは相応にフェティッシュなことなのではないだろうか。だとすればこれがトリガーである可能性もある。
破壊にフェチをおぼえる人間もいるだろう。ニャッキは身体の膨張のままにビルを圧し潰し、観覧車を見れば楽しそうに転がし、東京タワーが身体に刺さるとムッとして尾でぺちゃんこにする。
この、人間にとって取り返しのつかないことが上位存在によって無邪気に引き起こされるというシチュエーションも、それはそれで興奮に値する気がしてきた。あるいは、2.で挙げた無知要素との組み合わせで興奮しているニャッキ巨大化回興奮者の存在も考えられるだろう。この説は結構有力かもしれない。
はち切れそうな何か、というのはそれだけでフェチズムを刺激することがある。
ニャッキは作中で太陽を呑み込み、内から発光しながら膨張していって最後には爆発する。このパツパツになっていくニャッキに興奮しているパツパツニャッキ興奮勢も中にはきっといるに違いない。
ということで、最果てのアキネイターみたいになりながら質問形式で4つほど仮説を挙げてみたが、いかがだっただろうか。ニャッキの巨大化に興奮する諸兄の琴線に少しでも触れるものがあったならありがたい。
そして、もしなければ是非「こういうことだ」というのを教えてほしい。私はあなたたちのことが知りたい。ただ、知りたいだけなのだ。
小さい頃から宇宙少年で、プラネタリウム、宇宙関連の展示、天体望遠鏡や地球儀、図鑑など宇宙関連のものにどれだけお金を注ぎ込んでもらったかわからない。うちの親父は「上野の科博にお前を連れて行ってなかったら靴を一足も履き潰さずに済んだ」と今でも言っている。将来の夢はもちろん、まだ駆け出しだったのに教育番組などに引っ張りだこだった村山斉先生と同じ物理学者。
しかし、小さな頃からの憧れは学校の勉強が難しくなると長続きしなかった。東京大学なんて受かるはずないので地方国立を目指し、駅弁の理学部なんて進むだけ無駄だと工学部を選択。神戸大学の工学部と院を出て、現在は地方の工場でエンジニアとして働いてる。
最近YouTubeのWIREDというチャンネルの「質問ある?」系動画を観て、自分には「キラキラした目で人に語れるもの」、「ある分野に関して質問に答えられるもの」が何もないことを自覚して死にたくなってる。専攻してた機械工学の事だって仕事の事だって、同じ職場にいくらでもオタク(良い意味)がいて、給料のために専攻して給料のために働いてる自分とはレベルが違う。趣味だって基本、用意された商品やレジャーを消費するだけ。こんな面白味のない親で、まだハイハイしてる息子にも申し訳ない。
発達障害や注意欠陥障害に配慮した番組作りなのか「相手の気持ちを考えよう」「そう言った時の結果を考えよう」「効率よく物事をしよう」的な、空気を読んで集団の輪を乱さないお利口人間大量製造計画的な番組多すぎや。
人形劇やアニメも昔みたいにガキ大将タイプのキャラとかワガママ放題のキャラとか、ステレオタイプなキャラクターが全然出てこない。
男は主人公でも妙に腰が低く苦笑いしているような相手を立てる草食キャラばっかり。
女はひとつもムカつくところがない見せ方の違うかわいらしさを取り揃えただけで現実にはいないキャラクターばかり。
オシャレで知的で綺麗なキャンバスの教育テレビなんて本当に子供の役に立つと思うか?
BS放送なんて映画だ野球中継だを流して見ていない人にもお金をとっている、傲慢以外の何者でもない。
朝ドラ、野球中継、コント番組、教育番組で流れるアニメ、BS放送、、、、これらすべて娯楽であって見ていない人に押し売りするものではない。
一方で公共の報道機関としての役割も重要であるのは一理ある。だが、現状の番組の実態が公共の報道機関としての機能を失っているのが問題だ。
なので、NHKのあるべき姿は以下だと思う。
1. BS放送の撤退。2chと12chを統合。昼の1時間だけ国会中継を流す&緊急時に緊急放送を流す。それ以外は教育番組。あるいはそもそもテレビ事業から撤退。
2. 教育番組もあくまで放送大学的なアカデミックや教養の底上げを目指す。
2. 国政や海外情勢に関する中立的立場の報道番組は基本的にネット配信orネット記事として報道する。
3. 野球中継、コント番組、ドラマ、朝ドラ、その他報道に関係ない事業は廃止(公共の報道機関の役割から逸脱している)
8,674
岸田 奈美
2021/07/22 15:29
※身近な読者さんに聞いてほしいだけなので、気が済んだらマガジンに入れて、そのあと消します。
21:26追記
過去ラーメンズを紹介する記事を読んでくださった読者さん、彼らのファンの方々に届いてほしいと書いた文章でしたが、わたしの説明の至らなさ、思考の未熟さゆえに、どんどん違う捉え方が広がっており、傷つく人を無闇に増やしてしまっているやもしれないので、22時で非公開にします。すみません!
ラーメンズが好きだ。
小林賢太郎氏が好きだ。
父を亡くし、友人を失くし、誰とも笑えない鬱屈とした子どもであったわたしに、笑いという光をくれたのが彼らのコントだった。絶妙にわかりづらく、複雑に絡みあう、壮大な世界観のもとに成り立つそのコントは、誰かと語りたくなる衝動をくれた。天才なんよ。これはわたしの圧なので、異論は認める。
父が「お前の友人はこの箱の向こうにもおる」と残してくれたmacのキーボードを叩き、ラーメンズの、小林賢太郎氏のコントについて語り合うとき、わたしは孤独であったけれども、孤独でよかったと思えた。
その小林賢太氏郎が、東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式のショーディレクターに着任したとき、わたしの頭では「マジか小林賢太郎…」と「マジか小林賢太郎!」が同時に鳴り響いた。
こう、なんか、ものすんごく無責任なオタクとして言うと、彼らのコントはもともと知る人ぞ知る、当時のお笑い界のメインストリームを堂々と外れて宣戦布告しながら飄々と笑い転げるという位置にあったと思うので、一抹の不安があった。しかしその不安をコーナー鋭角でまくってくるのは「オイオイ、これでみんな小林賢太郎の魅力に気づいちまうんじゃねえの〜?まっ、わたしは芸能界引退前に舞台で見たけど〜?」というオタク特有の愚かなドヤりである。
わたしはドヤりドヤりしながら、孫の七五三を見るような迷惑かつ気色悪い心地で、彼が手がける開閉会式を心から楽しみにしていた。ここまでの前置きがすでに早口気味なのはお察しの通りである。とても気色悪い。
実はさっきまでテレビ局での生配信に参加していたので、解任にいたる経緯も、解任された結果も、成り行きを見守ることなくひとまとめにして見知った。
情報の石つぶてに襲われ、小林賢太郎氏の謝罪文の最後「先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします」まで読み終え、涙が出た。
京都に向かう新幹線でなければ嗚咽していた。頼む、車掌さん、止めてくれ。三河安城でこの新幹線を止めてくれ。しかしのぞみ163号は止まってはくれないので、静かに泣きながらこれを書いている。
解任の理由は1998年に彼が演じたコントのなかで、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」というセリフがあり、肯定する文脈でなくとも、笑いの演出に使われていたからだ。これが人権を著しく侵害しているとされた。
その決定に、わたしは反対しない。
五輪憲章ではあらゆる差別への反対が定められているし、たくさんの人々の命を不当に奪った歴史を、今もなお魂を傷つけられている人々がいる事実は侮辱されてはならない。
なのでこの文章は、オタクのわたしがわたしに宛てた、ただの戒めである。
というかもう、ここ最近、責任をとる人が多すぎてなにがなんだかわからん。責任をとっては去り、責任をとっては潜り、責任をとってはキングギドラに車一台で爆走して挑む。
シンプルすぎる。
シンプルすぎて二度聞きしたくなるようなこの結論にいたるまで、内田樹氏は懇切丁寧に筆を尽くしておられるので、ここではわたしの雑なあらすじで勘弁していただきたいのだが、
要は
「ごめん、で済む話はない」
ということだ。
人が傷つけたり、人が大切にしているものを傷つけた場合、それを元どおりに復元するということは不可能だ。医学がド発達したとして「いったん殺したけど、きれいに元通りにしといたから、これでチャラね」と殺人犯から言われても、きっと誰も許せん。
あってはならないことだけど、学校でいじめにあった子どもが自殺して「一億円の損害賠償を請求した」とニュースで報じられたとしてそれは「一億円払ったら許してやる」というわけではない。相手の一生を台無しにできるくらいの金額を求めて、「わたしはお前らを絶対に許さない」と告げている。
責任をとれという言葉は、「なぜなら、お前には責任をとることはできない」という意味を常に伴っている。めっちゃわかる。
ここまであらすじですけど、このド下手なアレで間違ってないですかね、内田先生。こんなところで引用してごめんなさい。
まさに今。
ここからも内田樹先生がね、答えをくれるんですけど。その答えはどうも、ひとつだけらしくて。
「我々が考えることができるのは、ただひとつ。どうすれば責任をとることを求められるような立場に立たないか」
これは、わたしは知らん、わたしは関係ない、わたしには責任がない、と言い訳をしスタコラサッサするわけではない。そんな言い訳が平気でまかり通ったら、なんか起きたらすぐさま電気は消えるわ、水道は止まるわの大惨事だ。
なんかまずいことが起こったときの責任を他人になすりつける社会と、自分の手が届く範囲のことでみんなが「あ、じゃあ責任を持つよ」とさらっと言ってくれる社会なら、後者の方が「誰かが責任をとらんとあかんようなヤバイこと」が起こりにくい。
「誰の責任だ、誰の責任だ!」と犯人探しをしてる間に、最悪の状況に陥るのを、わたしたちは何度もこの目で見てきた。もちろん、例外はあれど。
責任は、誰もとれない。
誰もとれないから、人に押しつけられるものでもない。だが、最初から自分で引き受けることができる。引き受ける人が多いほど、人間は幸福に、豊かに、安全に生き延びることができる。
だって大切なのは、同じことを未来で二度起こさないためには、どうしたらいいかだから。
さて。
小林賢太郎氏が過去の発言で解任されたのであれば、その責任は、気持ち悪いオタクのわたしにもある。今をもってわたしが引き受ける。
「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の発言がなされたコントは、わたしも見たことがある。記憶は定かではないが、中学生になったばかりの頃だったと思う。
「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の意味を深く考えることなく「なんか真面目そうな教育番組のMC役なのに、やばいこと言ってんのがシュールだな」というふわっとした文脈だけで笑った。未熟なわたしは、笑ってしまったのだ。
小林賢太郎氏がそれを「浅はかに人の気を惹こうとしていた」のであれば、わたしも「浅はかに彼らの笑いを受け取っていた」に過ぎない。
今では、その文脈で笑っていたことが、どれほど罪深く、どれほど愚かなことであったか、わたしはわかる。
それは、中学生の後半で、ホロコーストについて学んだから。中学生の授業の範囲なんて、教科書での字面だけなので、そこまで深く知ることはできない。本格的に背筋が凍るほどの恐怖がわきあがったのは高校生で世界史の授業を受け、終戦のローレライを観て、アンネの日記を読み、作家になって編集者から勧められた「夜と霧」を読んでからである。
教えてくれる人がいて、咎めてくれる人がいて、対話をしてくれる人がいたからだ。
道徳観が歴史の積み重ねであるならば、わたしたちもまた、人生という歴史を積み重ねながら、ここに生きる人としてあるべき姿を学んでいく。大人になればなるほど、聡くなればなるほど、わたしたちは過去の行いを恥じ、己を正すことができる。
小林賢太郎氏は、彼の頭のなかをのぞける自著「僕がコントや演劇のために考えていること」で語る内容をみれば一目瞭然だが、ストイックな創作家である。ストイックすぎて芸能界を引退したようなもんだとわたしは思う。
年々、彼の思考と作品は、目を見張るようなアップデートを重ねていた。
世間でまだ誰も言葉にしていない「時代感」を読み、言葉やパントマイムに落として、笑いに変えるやんごとなき天才であった。近年は特に、誰も傷つけない笑いなんてあるわけがないことを悟りながら、その状態になるべくして茨の道を歩みながら近こうと試行錯誤する、戯曲に取り憑かれた化け物であった。その背中に憧れて、わたしもここへ来た。
そういう男であるからこそ、こんな時が迫るまでに、ファンのわたしたちは話さなければならなかった。
彼に直接言うのは叶わなくても、ラーメンズについて語るたびに、記事を書くたびに、言葉にするチャンスはどこにでもあった。あれはアカンのやと。
今もさ、たぶん「いやあれってそこまでダメかな?」って思うファンもいると思う。わかるよ。わかる。でもね、ダメなんだ。気づかないといけなかったんだよ、わたしたちは。彼をいつか、日本の大舞台に送り出すつもりでいるならば。
20数年前のコントをいまさら、なのではない。20数年間、いままで、なにも言わなかっただけなのだ。
そして小林賢太郎氏は、そういう社会の奥底に埋もれてしまいそうなわたしたちの言葉を、目ざとく掘り出し、両手ですくいとって、なんらかの形で応えてくれる、いい戯曲のためなら見栄も地位も何を犠牲にしても厭わない、そういう男だと、わたしたちは、知っていた。知っていたのに何もしなかった。
むしろ、批判されているコント「できるかな」は、DVDには収録されていない。ラーメンズがあれだけ太っ腹に公開している動画の中にもない。VHS以降、公式の手で誰にも見せないという選択をとっていた小林賢太郎氏は、わたしたちより先に、気づいていたかもしれない。
時代が未熟すぎるがゆえに許してしまった、愚かな笑いというのは、どこにでもある。
だからこそ、今さらなんてなかった。遅すぎることなんてなかった。彼が責任をとれと言われる前に、彼に存分笑わせてもらったわたしたちが、責任をとらなければならなかった。
そうしていれば、明日には、小林賢太郎氏の舞台を、わたしたちは、テレビで、観れたはずなのに。なんでいまわたしは、テレビの前じゃなくて、新幹線で、どこの誰ともわからんサラリーマンが首を65度に曲げなから爆睡している前方座席を見ながら、泣いてるんだ。もうすぐ新幹線はわが京都に着く。
つらい。こんな形で、小林賢太郎氏の名が知れ渡っていくのがつらい。彼のコントを、世界を、観たことがない人も彼のことをボコボコに言うのがつらい。おもしろおかしく揶揄されるのがつらい。
しかし、それもまた、気色悪いわたしの責任なのである。彼らより、彼女らより、先に、先に語りたかった。
誰が作ったかわからんが、至言だと思う。推せるときに推せ。いいから推せ。ともかく推せ。しかし、時代は変わった。怒りや悲しみが容易に世界へ届くようになった。誰かの笑いは、誰かの悲しみになる。
行き過ぎた悲しみに気づいたとき、わたしたちは、立ち止まり、振り返り、それを受け止めなければならない。そして語る。
「その世界を作ってしまったのには、わたしたちにも、責任がある」
推しの世界に魅了され、推しの世界に生きてきたわたしは、いまここで誓う。気色悪いと言われようとも、恩着せがましいと言われようとも、その世界を終わらせないために、人知れず責任をとっていく。
そして、なにかが燃えて、燃えて、燃えて、燃え過ぎた焼け野原で、責任をとりながら両足をつける。そこからなにかを芽吹かせていく。作家という仕事に就いたなら、その責任も伴う。
10年、企業で広報を務めた立場からえらそうに語ると、重役や有名になればなるほど、謝罪文はすぐに出せない。すぐに書くことはできる。でも関わる人が多すぎて、ありとあらゆるチェックが必要になる。「チェックするための事前チェックに回す前の念のためチェック」みたいなバグった概念が普通に存在する。
しかし小林賢太郎氏は、解任の連絡があって、すぐにコメントを自分で出した。前述のとおり、彼と彼の発言をかばう余地はないが、なかなかできることではない。
ついていくぞ、どこまでも。
(当初ここに、オリンピック・パラリンピックについての表記がありましたが、本文の趣旨には関係ないのと、開催についてはいろんな思いで受け止められている方がいるので、削除しました)
小山田圭吾がイジメ記事で五輪作曲を辞退することになったのをTwitterとかで「20年近く拡散続けた人の成果」みたいに褒め称える言説が拡散している。
いや、コピペ拡散の成果ならもっと前に謝罪させることができているし、NHKも教育番組のメインに起用することもなかった。
どんだけ内容が拡散しようとも、公の謝罪はなかったし、人前に出る仕事も尽きなかったからこその五輪起用である。
コピペ記事だけで五輪開会式直前にメインスタッフ変更ということは日本社会的にあり得ない。
なぜ今になって小山田圭吾にイジメ記事で謝罪させ、五輪辞任させることができたかといえば、#MeToo以降に世界の常識が変わったからだ。
#MeToo運動では、どんなに過去のことであろうとも被害者は傷ついていることを表面化した。昔のことでも告発して加害者に制裁を加えられる風潮ができた。
BLM運動を通じても、差別に正面から反対し、弱者が自分の人権を堂々と訴えられるようになった。
そうした世界的ブームに、日本を含めて多くの政府、企業が賛同する社会に、ここ数年で劇的に変わった。
アメリカでは何十年も前のハラスメントや差別行為で多くの大物有名人が失脚した。
韓国でも今年五輪代表選手に昔のイジメ行為が発覚し代表剥奪となった。
そうした流れで小山田圭吾の五輪起用が発表され、炎上し、失脚した。
だから東浩紀のような普段からポリコレ批判をしていた者は早々に逆張り意見を投稿したのである。
一方で昔からのコピペ自体は2chを中心に拡散していたこともありネット右翼、反フェミとも親和性は高く、彼らが小山田批判を投稿しているように、アンチ・ポリコレたちでも騒動に対する見方は分かれている。
19日にキングオブコントの札幌予選を見てきた。会場はHTBと同じビルの中にある、札幌市民交流プラザのクリエイティブスタジオという小劇場。
MCはモリマン。出場組数36組(公式サイトでは37組いるが、1組棄権したらしく出ていなかった)。
全員のネタは覚えていないが、覚えているところを書いてみる。ネタのタイトルはこちらで仮につけたもの。
・やすと横澤さん
「プロ野球選手のお見舞い」
フリー。Yes!アキトと仲がいいことで知っている。最初のボケ、妙に間あったけどひょっとして飛ばしかけてた?
・ユーバーレーベン
「刑務所」
アマチュア? 設定は面白かったけど半分くらい台詞が聞き取れなかった。
「サプライズ」
アマチュア? 男女コンビ。一発芸をコントに落とし込むフォーマットで、この日初めて明確にウケをとった。
・みこはち
「札幌の名水」
・まごのて
太田プロ札幌。M-1グランプリ2020札幌予選3位通過コンビ。ツッコミのキレがよかった。
「神頼み」
太田プロ札幌。男女コンビ。男女コンビって声量に差があるから、どっちかに耳の水準を合わせるとどっちかに合わなくなっちゃいますね。
・ミクロポエジ
「合格発表」
札幌吉本。1人コント師どうしのユニット。劇場のせいなのか知らないけどなぜか下手寄りでネタをするコンビが多かった中、しっかり中央でやっていたのが印象的だった。なんか「プロだな」と感じさせた。
アマチュア? ある意味今日の主役。最高にバカなネタで大ウケしていた。しかも相方が当日の朝まで決まっておらず、この日が初舞台という噂もきいてなおさら驚いた。最初は「何を見せられてるんだ」と思ってたけど、だんだん「この人たちに勝ってほしい、東京の人に見てもらいたい」と感じるようになってしまったから不思議。当日決まった相方さんが奇跡的に、役柄にぴったり合ったルックスだった。
・TOMATO
札幌吉本。日本人とアメリカ人のコンビ。日米コンビには珍しく、アメリカ人がツッコミ。
「喧嘩」
太田プロ札幌。ピン芸人同士のユニット。男女コンビ。設定がとてもよかった。もっとウケててもよかったと思う。
・コロネケン
「予告編」
札幌吉本。現在の若手エース格的なコンビ。この日唯一の拍手笑いを獲得。圧巻のイチウケ。
・オレマカ
「強盗」
ウェイビジョンというところに所属しているトリオ。トリオであることをちゃんと生かしているし、台本がとても綺麗なコントだった。
・アヴァンチュ~る
「借金取り」
アマチュア。M-1グランプリ2020札幌予選のナイスアマチュア賞コンビ。最初のボケの間が素晴らしかった。
「実録菅野家の1日」
札幌吉本。リアル親子コンビ。M-1グランプリ2020札幌予選のトップ通過コンビ。親子のリアルを徹底的に描いたショートコント集。
・つちふまズ
「当てる人」
札幌吉本。ネタバレにならないタイトルが難しいネタ。普段は漫才をしているので、違う衣装を着ていると一瞬気づかなかった。漫才のときもこっちの風貌の方が面白いかも…。昨年も同じネタだったらしいが、ウケていた。
・すずらん
「コンビニ」
札幌吉本。芸歴20年の中堅コンビ。とても手堅いネタという感じでウケていた。
・しょーゆー
「福男」
アマチュア。北海道ではあまり知られていない福男レースを題材にしたことが逆に印象に残った。
「書店」
太田プロ札幌。本を探してるのにすでにその内容に詳しい矛盾が気になった。
「医者」
札幌吉本。普段は漫才なのでコントは初めて見たけど、結構様になってた。
「教育番組」
それぞれ札幌と大阪のNSC出身の女性コンビ。同級生らしい。北海道では珍しく「若手の女芸人!」という空気を発していて、良い佇まいの二人だった。
・しろっぷ
「身代金」
トリプルワン(元札幌吉本)。STVラジオで冠を持つ札幌のラジオスター。ボケがオチ以外声の出演だけというネタだった。
通過予想は、匿名絶望、コロネケン、つちふまズ、すずらん。明確に爆笑が起こっていた4組。
実際の通過はミクロポエジ、コロネケン、つちふまズ、すずらん。4分の3当たった。匿名絶望は通ってほしかったので残念。結果とすれば全員札幌吉本だけど、基礎のしっかりしたところが通ったという感じ。
いつのまにかTVerがめちゃくちゃ進化して、androidテレビにもインストールできるようになってる!
この日をどれだけ待ち望んだことか!
我が家のテレビはandroidテレビなので、もうこれで好きなだけテレビ番組を見られるようになった。
テレビ番組なんて別にリアルタイムで見る必要ないし、何なら放送終了後にすぐに見られるようになるし、これはもうアンテナ線いらないでしょ。
そもそもテレビなんてたいしてみてなくて、もともと契約なんてするつもりはなかった。
嫁さんもそれには同意してたんだけど、契約しろってやつらがとにかくうるさい。
あまりにしつこいから頭にきて本当にアンテナ線を抜いてテレビなんて何年も見られないようにしてあった。
今度来たら間髪入れずに家に招き入れて、アンテナ線のささってないテレビを見せて二度とくるなと言ってやるつもりだった。
ところが、嫁さんが妊娠してちょうど産休にはいったタイミングでまたこいつらが来た。
身重だし色々とデリケートなものも部屋に置きっぱなしだったので、アンテナが抜けたテレビを見せるために部屋に入れるわけにはいかなかった。
妊娠中で体調が優れなかったこともあって歯切れの悪い対応になってしまったからか、たちの悪いことにこいつらは日中を狙って何度も来るようになった。
わりとつわりも重かったこともあって、何度も何度も、時にはやっと昼寝できた頃とかにも来たりして、軽くノイローゼになってしまって嫁さんがとうとう折れてしまった。
「こんな思いするくらいなら契約しちゃおうよ。これから子育てで家にいる時間も伸びるし、教育番組も役に立つし。」と。
妊娠中の体にこれ以上ストレスをかけるわけにも行かず、渋々承諾。
それこそ子供を寝かしつけた頃にインターホンなんて鳴らされたらたまったものじゃない。
こんなの恐喝以外の何物でもないと内心では思いながら、「次来たときに契約していいよ」と承諾。
それから10年。どうせ払うのだからしっかりもとを取ってやろうと、教育番組には大変お世話になりました。
小学生に上がった子供は、もはや教育番組なんて見向きもせずyoutube。
youtubeで話題になっているアニメやバラエティを、逆検索して見るような感じでしかテレビを見ていない。
嫁さんも最近では韓国ドラマをabema TVで見ている程度で、特にテレビにも興味はなさそうだ。
それでもたまーに、バラエティなどテレビで見たい番組があるらしく、以前のようにアンテナを抜くのはやんわりと反対をされた。
受信料は契約である以上、虚偽の申告で解約してその上でテレビを見続けていた場合、契約をしないで見ていた立場と比べてものすごく立場が弱い。
だからこそ彼らはどうにかしてでもとりあえず契約をしたがるのは知っていたつもりだった。
その、週にたった何時間かのバラエティやアニメを見たいがために、解約ができないでいたのだ。
最近やたらと民放がTVerを推しているので、どんなものかとつかってみたらものすごく使いやすかった。
フジテレビだけは別アプリが必要だが、その辺の受け渡しもスムーズで特にストレスもない。
聞くところに寄ると、違法アップロードで収益にならないくらいなら、使い勝手良く期間限定で録画を流すことで広告収入をダイレクトに受け取れたほうが良いだろうという判断らしい。
まさにその通りだと思う。
しかも旧態然とした受信料なんて仕組みのおかげでテレビ離れが加速しているだなんて、民放にしてみればそんなのはとんだとばっちりでしかない。
違法アップロード対策と言いながらも、NHKの受信料システムから脱却できる素晴らしい仕組みだと感心すらするほどだ。
すでに家族内の決議は取れている。
アンテナも引き抜いた。
なんて晴れ晴れした気持ちだろう。
人の弱いところにつけ込んで取った契約で食った飯はうまかったか?
「我が家はアンテナは差し込んでおらず、オンデマンドでしか番組を見ていませんのでお引取りください。」
いまからあいつらにこのセリフを言ってやりたくてうずうずしている。
テンションにまかせて書き終わってハテナ見たら似たような内容の増田が上がっててものすごく恥ずかしい気持ちになりました。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 133 | 19473 | 146.4 | 46 |
01 | 107 | 10488 | 98.0 | 43 |
02 | 41 | 7233 | 176.4 | 56 |
03 | 17 | 1399 | 82.3 | 38 |
04 | 19 | 1554 | 81.8 | 55 |
05 | 21 | 2418 | 115.1 | 62 |
06 | 34 | 2772 | 81.5 | 52 |
07 | 31 | 2050 | 66.1 | 51 |
08 | 87 | 12387 | 142.4 | 39 |
09 | 192 | 14581 | 75.9 | 50 |
10 | 144 | 10779 | 74.9 | 35.5 |
11 | 179 | 11937 | 66.7 | 29 |
12 | 188 | 18745 | 99.7 | 41.5 |
13 | 156 | 11725 | 75.2 | 35 |
14 | 207 | 17604 | 85.0 | 42 |
15 | 194 | 13469 | 69.4 | 42.5 |
16 | 167 | 13868 | 83.0 | 38 |
17 | 169 | 12484 | 73.9 | 33 |
18 | 185 | 16849 | 91.1 | 36 |
19 | 174 | 27375 | 157.3 | 39 |
20 | 186 | 10532 | 56.6 | 27 |
21 | 201 | 18574 | 92.4 | 39 |
22 | 197 | 18744 | 95.1 | 36 |
23 | 97 | 6974 | 71.9 | 44 |
1日 | 3126 | 284014 | 90.9 | 38 |
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