はてなキーワード: 姉妹とは
僕らの人生はどこから始まったのかと言えば、当然二十年前であり三十年前であり四十年前なんだけど、僕らの祖先はどこからやって来たのか、という話をした時に、辿ることのできる歴史には果てがない。僕らは遺伝子のボートに乗って何千万年も旅をしてきた、あるいは、何億年と旅をしてきた。
僕らの中にある遺伝子の声を聴く時に、そこには声にならない声がある。僕らはその声に耳を澄ませ、そしてある程度言語化された呻きを聴くことができる。僕らは、その微かな声を頼りに、歴史を辿ることができる。
人のルーツを辿る時、その歴史上最も古い霊長は(今のところ)七百万年前のサヘラントロプス・チャデンシスである。我々ホモ・サピエンスが分化したのは今から二~三十万年前とされており、我々はアフリカから世界の各地へと足を伸ばし、文明を伝えてきた。
当然ながらその歴史は暴力と共にあった。恐らく、そこには絶えざる暴力の連鎖があった。
ここで言うところの「暴力」とは戦争や軍事力を媒介にした暴力の行使を指しているわけではない。
ごく身近に、あるいは、我々の中に存在している。
それは自明のことと言って差し支えなかろう。暴力が無ければ人間は生きて来れなかったからである。
例えば、鋭い牙と爪、そして圧倒的な膂力を持つ獣に襲われた時に、我々に最も必要なものとは暴力である。
例えば、そんな事態においては武器が必要になり、そして、獣を殺す為の殺意もまた必要になる。そこには、暴力を振るうための道具と、暴力を振るうための膂力と、暴力を振るうための意志が必要になる。
無論、我々に暴力を振るう可能性があったのは獣だけに限らない。例えば、同族である人間が暴力を振るってくることも大いにあったであろう。そのような人間に対して、暴力を振るわなければならない場面もあったであろう。
更には、そのような暴力が防衛や自衛のみを目的としていたと仮定することは恐らく不可能であろう。そこに積極的な暴力の行使の可能性があったことを、認めなければならない。
繰り返すように我々がホモサピエンスとして遺伝子を繋いできたのは今から三十万年程前からのこととなるのだけれど、例えば、我々の遺伝子のレースが百万年前に始まったと仮定して、そして、我々の世代の継承が十五年毎に行われていたと仮定する時、我々にはこれまで六万から七万の世代が存在したということになる。仮に、たった百万年前から我々にとっての遺伝子のレースが始まったと仮定してさえ、そこには膨大な数の関係者が存在することとなる。とにかく、我々は遺伝子のキャリアとして長い時間を旅してきた。
その膨大な関係者は、恐らく長い間暴力と共に遺伝子の旅を送ってきた。
そんな時、我々の振るってきたであろう暴力は――あるいは、我々が振るわれてきたであろう暴力は――どんな種類の暴力であろうか。
まず挙げられるのは、殺人。
強盗。
強姦。
傷害。
恐喝。
その他に何があるだろう? すぐには思いつけない。
何らかの種類の搾取があったかもしれない。詐取が存在していたかもしれない。
我々の祖先はそれを不断に行ってきただろう。恐らくそれを止めることはできなかったであろう。
それを止めることによって、周囲の遺伝子のキャリアに対する対抗手段を失ってはいけなかったからである。我々はそれを止めるわけにはいかなかったのである。それを止めた途端に、我々の遺伝子のキャリアは頓挫し、今日という日に辿り着くこともできなくなってしまうからである。
恐らく、ありとあらゆる種類の暴力の行使は、我々の遺伝子のレースにおいて切り離すことのできない要素だったであろう。
つまり、この文を通じて僕は何を言わんとするのか。
それはつまり、恐らくだけれど、貴方のかつての父親は、あるいは貴方のかつての母親は、誰かを殺したことがあるということである。
何かを盗んだことがあるということである。
その他の、無数の暴力を与え、そして、与えられてきたということである。
我々のかつての父は殺し、盗み、傷つけ、犯し、騙してきただろう。
我々のかつての母は殺し、盗み、傷つけ、犯し、騙してきただろう。
我々のかつての父は盗まれ、傷つけられ、犯され、騙されてきただろう。
我々のかつての母は盗まれ、傷つけられ、犯され、騙されてきただろう。
例えば、百万年前までの歴史を辿れば、我々一人につき六万から七万の世代が存在することになる。そして、当然そのような世代は必ずしも一人の人間が継承し続けてきたわけではなく、無数の兄弟や姉妹が存在していたことであろう。そのことも勘案すれば、我々にはおよそ無数の関係者が――無数の肉親が存在していたということになる。
我々には関係者があまりにも多すぎる。そう考えた時に、我々の関係者の内に、一人たりとも、百万年の歴史において暴力を振ったものなどいないと言い切ることのできる可能性は、どれほどあるだろうか。恐らくはその可能性は限りなくゼロに近い。我々は無数の暴力をはたらいてきたし、恐らくは無数の暴力に晒されてきただろう。
むしろ生活保護受けたり抜けたりしてるのに身内・知人に借金はある
自分も200万くらいアラフィフに援助してるし、アラフィフの兄弟姉妹に至っては2000万以上は軽く援助している
ちなみにアラフィフは事業に失敗したりはしていない、家族に難病の者がいたりもしない、博打もしない
アラフィフは生活能力が無く、よく詐欺られたり、収入に見合わない契約をしたり、
メンタルが不調な上に身体も弱くて生活保護抜けたタイミングで入院退院を繰り返したりで、いつでも金が無いのだ
けれど、そんなアラフィフのどこが刺さったのかは知らんが年下の子持ち女性は彼と結婚するらしい
自称結婚したい・恋人が欲しい人 と このアラフィフの違いは、人間が好きかどうかでしょうね
このアラフィフは油断すると過呼吸起こすレベルのパニック障害持ちだけど
メンタルの障害持ちなのでプライベート空間を持てない状態で誰かと暮らすのは
非常にストレスなはずなのだけど誰かと暮らす喜びがまさった模様
もちろんフツーにトラブルは起こしていて、都度、アラフィフの兄弟姉妹と自分が金銭的尻拭いをした
仕事にしても同様である。医者に働ける状態では無いとお墨付きを貰うレベルなのに
職場で誰かと話をしたり関わったり、稼いだお金で人と交流をする喜びが、精神や身体の苦痛を上回った模様
もちろんフツーに職場で倒れたり、アレなアラフィフを受け入れる職場はブラックだったりで、
様々なトラブルを起こしては、都度、アラフィフの兄弟姉妹と自分が金銭的尻拭いをした
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 114 | 16853 | 147.8 | 43 |
01 | 85 | 16188 | 190.4 | 23 |
02 | 57 | 9408 | 165.1 | 45 |
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14 | 92 | 8272 | 89.9 | 45 |
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親や兄弟姉妹が全て尻拭いするべき、って発想の方がおかしいんだが
ある程度年食ったら親は死んでるか生きてても要介護だったりするわけだし
病気が原因の場合は、緩和ケアが失敗している、機能性内科疾患による精神障害とか起こり得るから
その場合はご実家の親・兄弟姉妹祖父母とかは関係ない話になると思う
アインシュタインは偉大な科学者だが異常者枠にブチ込んでいいやろ。これが標準なら世界は滅ぶ
犯罪・病気を除けば、自死を選ぶのは 99% 親と兄弟姉妹祖父母に問題があると認識してるけど、
物事の見方・解決の仕方以前に、生得的(遺伝的)に ストレス感受性・レジリエンス形成に個人差がある
たぶん増田は、ストレッサーに暴露されても健康的な精神状態を維持する力(抵抗力)と回復力が強いのよ
ワイもおそらくそう
ものすごく無配慮な言い方するけど “コイツ何言ってんだ?” 状態なのはもう既にその個体の許容値を超えてボロボロの状態なのよ
死にたい:
個性 > 外的要因のストレス・内科的疾患による症状> 健全なコミュニケーション・問題解決以前に本人の限界値を超えている > 不健全なコミュニケーションをとる > 外的要因のストレス・内科的疾患による症状が悪化 > 死にたい
増田:
個性 > 外的要因のストレス・内科的疾患による症状 > 別に大丈夫。問題を解決出来るかどうかはシチュエーションと増田の対応力による
自分より稼いでる人は自分より優れてるって考えてるから、金持ちを妬むこともない。努力したんだな、運がすごく良いんだな、とは思う。
増田で(増田じゃなくてもいいけど) 嫉妬 でなるほどって思う要素あったか?
どう嫉妬しているのか聞いても相当ふわっとする答えしか返ってこないぞ
例:
2020-08-09
あれはなんなんや
ワイには全く理解できん
↓
ワイも理解できんやで
なんでも嫉妬に括りの雑すぎやで
あと、自分以外が成功しているとムカつくという心理状態もよくわからんやで
強いて言えば小金持ち以上に生まれて親からプレッシャーかけられている状況なら
なんとなくイメージ湧いたが (兄弟姉妹はXXなのにお前ときたらみたいな)
他は?みたいな?
なんで無償で賛美歌うたって成功を讃えたり、なんらかのリアクション返してんの?
それって得するの?
↓
ワイは特に羨ましくもないタイプの成功者(例.ホリエ○ン)とかに対してはイラつくで
なんでかはわからん
羨ましい奴にはムカつかない
中学一年生の三学期、隣の市からA(半キラキラネーム)という転校生がやってきた。
休み時間に、その子がアニメのキャラの絵を描いているのを見た。私も当時ハマっていたアニメだったので、こちらから声をかけてすぐに仲良くなった。Aはそれまでの私の人生で出会ったことがないタイプの人間だった。私の中学にもオタクの友達はいたが、どちらかというと仲間内で細々やっている大人しめのオタクだったのに対し、Aはイベントに行くわ絵を描き散らすわデカい声で萌え語りをするわとても活動的なオタクだった。彼女のオープンさにヒヤヒヤすることはしょっちゅうだったが、同時に大人しすぎるオタク仲間に物足りなさを覚えていたこともあり、私はAとよく遊ぶようになった。
Aは変わった子だった。繰り返すが、今まで会ったことがないタイプだった。彼女のようなキラキラネームの持ち主に会ったことも初めてだったし、「前の学校は治安が悪かったが、男子に喧嘩で引けを取らなかった」と聞いた時は、さすがに嘘だろと思った。Aはラグビーをやっているらしくふくらはぎには固い筋肉があったし、実際腕力も強かったが、それでも信じられず彼女の名前で検索をかけたところ、ラグビーのクラブチームの名簿がヒットしたので、ラグビーをやっているのも嘘じゃないとわかった。本当に喧嘩が強いのかもしれない。私の中学は平和だったので治安の悪い状態というのがドラマのようなものしか想像がつかず、知らない世界からやってきたAへの憧れは強くなった。
その他にもAは様々な信じ難いことを言った。
全員キラキラネームの妹が3人いて4人姉妹。(これはまあなくはない)
両親が事情があって別居するので転校してきた。
隣の市の祖父母の家は車のディーラーをやっていて、そこそこ金持ち。
その店には暴力団関係者も来るので、その手の人と繋がりがある。(ダメでは?)
車屋の事務用のデカい印刷機で小説同人誌を刷ってイベントで頒布した。それは年齢制限ものだったが、特に咎められなかった(ダメでは?)
覚えているのだけでもこれだけあるが、多分もっと小さい忘れているものも数多くある。
一度だけAの家に遊びに行った時に彼女の妹たちと会っているので、4人姉妹なのは本当だ。
今思うとこれを全部信じるなんて相当の世間知らずかバカなんじゃないかというところだが、当時中学生の私は世間知らずのバカだったし、少なくともラグビーや姉妹の話は本当だと確認したし、何より私の知らない世界から来た彼女なら、もしかしたら本当ということもあるのでは?と思ってしまっていた。Aの非日常な名前が、性格が、バックグラウンドが、話のありえない部分にも肉付けをしていた。
従兄弟のBは彼女に劣らないキラキラネームで、そこそこイケメンで、彼女と仲が良いということだった。AはよくBの話をした。
AがBの家に遊びに行った時、私はBと初めて会話した。といっても直接ではなく、私がTwitterのDMでAと会話している時に、私がBと話してみたいと言ったら代わってくれたのだ。
趣味やお互い知らないAの様子の話で盛り上がった後、Bは「絶対に漏らさない」という条件で、とある秘密を教えてくれた。曰く、BはAを恋愛的に好きだという。そして、なんやかんや上手くいくようにAの気持ちをそれとなくBに誘導してほしいというのだ。驚き、面白そうだと思った私はそれを了承した。Bは彼のTwitterアカウントを教えてくれた。プロフには腐男子だと書かれていて、Bも私たちと同じアニメが好きなようだった。
私は2人の関係をちょくちょく気にするようになった。AがBの話をしたらBを上げ、二人が仲がいいことを賞賛した。AとBがTwitterでやり取りするさまを眺めた。診断メーカーで2人の「相性が良い人」欄が完璧にマッチしていたとき、Bは明らかにAを匂わせるコメントをし、Aもそれを意識しつつも完全には気づいていないようなコメントをした。正直AはBの好意に気づかない振りをしていると思った。彼女のふるまいは鈍感系主人公のそれだった。
ある夜、Aの家族とBの家族が一緒に食事に出かけた。そこで何かあったようで、Aは動揺した様子で私にDMを送ってきた。
その日は一段とBのアピールが激しかったという。もう好意を隠す気もないような態度を一貫してとり、Aの指にソースがついたときなど、なんとその手を取って舐めたらしい。その話を聞いた時はさすがにオワーーーーーーッッッ!!!!となった。現実でそんな事する奴が本当にいんのか!?!?!!?しかしAとBは共に重度のオタクだったし、リアル中学2年生が厨二病を患っていたら、もしかしたらそんな血迷ったことをしてしまうかもしれない……と思った。
Bの行為にAは驚いて泣き出してしまい(引かれてるじゃねえか)、その場を飛び出したと言う。しばらくそうやってDMで話していると、Bのアカウントから突然「今から告白する」という旨の文が届き、それからAが「Bが来た」と言ったきり返信がなくなった。しばらくして、Bのアカウントから連絡があった。
同時にAからも連絡が来た。舐められて驚いたが、嫌だった訳ではないらしい……?私は指を舐められたことがないので気持ちがわからない。
なにはともあれふたりは付き合うことになった。と言っても私はBの事をキラキラネームであることとAのことが爆裂に好きであるということ以外知らないのでこいつにAを任せていいか不安だったが、それは置いといて私はふたりにおめでとうと言った。その後特段に変わったことは無かったが、Aの話に時たまBとの惚気が入るようになった。
Aから「夏休み明けに、また元の中学へ戻る」と連絡された。Aの話はどこまで本当かわからなかったが、それでも家庭環境が確かに複雑であることは読み取れたので、おそらくそのせいだろうと思われた。
私はAと本当にお別れしたくないと思うようになっていた。Twitterのアカウントは知っているが、少し前から彼女のツイート頻度は減っていて、彼女はLINEの返信も遅れがちだったので、とにかく不安になった。それでも私に彼女の引越しを止めることなどできるはずもなく、彼女は予定の日から数日オーバーした後、私の中学から姿を消した。
しばらくはTwitterなどで今まで通り連絡を取り合うことができていた。しかし、彼女のTwitterアカウントはある日完全に停止した。数日後見るとブロックされていた。LINEも既読がつかなくなった。Bのアカウントも全く動かなくなっていた。
私はAに何があったのかと心配したが、彼女の今の住所もわからず、治安が悪い(と聞いていた)中学に凸する勇気もわかず、やはり何も出来なかった。しかしAはメンヘラとはいかないまでも精神的に不安定な部分があったので、いきなりこんなことが起きても意外ではなかった。時が経つにつれ、Aも向こうでなんとかやっているんだろうと思うようになり、いつしか私はAのことを考えなくなっていった。
中3になり、私の所属している部活に新入生が入ってきた。その名前を聞いて、私は心底驚いた。
その子は、Aのすぐ下の妹と全く同じ名前だった。Aの妹かと聞くと、そうですと言った。確かにAの面影があった。
なぜAとその妹が別居しているのか、家庭の事情があるのだろうと察せられたので深く聞くのははばかられた。ただ、妹から、Aは元気にやっているということは聞けたので、そこは安心した。
私は妹ちゃんに、一緒に過ごしていた頃のAの様子を話して聞かせた。妹ちゃんはとても良い後輩で、彼女もやはりオタクだったので仲良くなるのは容易だった。
ある日、私は妹ちゃんに尋ねた。
「Bは元気にしている?」
「……誰ですか?」
「え?Aが、Bっていう従兄弟がいるって言ってたんだけど……」
ぞっとした。
私はBの顔を見た事がない。写真は見せないでほしいと言われていると、Aがそう言ったからだ。
正直、暴力団うんぬんや同人誌の話はAが盛った話だろうと思っていた。日々の生活の中で、Aがそうやって話をちょこちょこ盛る悪癖があることを、あとの方の私は薄々感じていた。
でもまさか、存在しない人間を作って、そいつとの恋愛模様を一部始終見せつけられたなんて、思いもしなかった。地域の祭りの日に一度だけAを見かけたが、話しかける気には到底なれなかった。
Aは家庭環境が複雑らしいから、もしかしたら妹ちゃんが会ったことがない従兄弟がいるのかもしれないと、そう考えたこともある。しかし一度Bの存在を疑ってしまうと、今まで感じていた違和感たちが風船のようにむくむくと膨れ上がった。
Aは友達が多い方ではなく、中学では私と一緒にいることが多かった。今となっては、Aのことを覚えている同級生の方が少ないかもしれない。転校してしまったので卒アルにも載っていない。Aの嘘で塗り固められた話に惑わされた私は、もうAの存在すらも、夢のようなものだったのではないかと感じている。
これを書くにあたってAとのDMを遡ろうとしたのだが全部消えていた。おそらく過去の私が恐怖のあまり消したのだろう。Aは垢変を繰り返したようで追跡は困難、Bのアカウントは完全に消えていた。私の机の引き出しにしまってあるAがくれたラバストだけが、確かなものとしてそこにある。
はあとがZなら掲載しなくても良かったのに
赤井はあとを語る上で欠かせないのは、小学、中学、高校での留学で起こった外国人差別、カースト分け、いじめ経験を語った雑談配信だろう
ぱぱちゃまの経歴といった特殊な家庭環境を踏まえて、アイドルとしての「赤井はあと」の決別と現在のはあちゃまに至るまでに頭がおかしくなっていった経緯を辿っていくと俺ははあとをZという評価をつけることは出来ない(配信の質としては否定は出来ないが心情的に)
親元から離れ外人らに差別といじめを受けながらアイドル「赤井はあと」を配信していた彼女は英語が強みであると信じて自我を保っていたと思われる
姉妹で泣いていた辛い環境も英語学習の為だと思ってなければ海外で過ごせて居なかっただろう
それほど英語というのが苦しめる要因でもあったわけだが桐生ココの登場により英語がアイデンティティーであった「赤井はあと」は居なくなってしまった
ココが登場するまではマイクラで英語only配信をしていたのだが登場後は英語は少ししか喋れない理解できてないと言うようになり英語から逃げてしまうようになってしまった
そこからは、まともなふりしてからの頭おかしい配信から端から頭おかしい配信へと変移していくことになる
Bilibili限定の赤井クッキングで闇鍋を姉こころに食べさせる配信は面白かったしあの頃がピークで、俺は桐生ココ登場前の赤井はあとが好きであったが、もうそれは望むぺきことではないのだろうな、と不気味で気持ちの悪いゴールデン1頭身YAGOOが視界に映るマイクラホロ鯖配信を見ていて諦めた
吹っ切れて語学力をネタとして扱うがことが多くなってきたが英語学習で人生の大半を占めているはあとに取っては精神の内面ではエグい弄りだとは一視聴者として思うし見ていて辛く感じる
自己中心的で話題はいつも自分のことでないと不機嫌になり、お金使いが荒く、異性にもだらしがない癖に変に純粋でよく男に泣かされていた。
私が高卒で独立して働きだしてからは変にお節介を焼きたがって周りの人間関係を引っ掻き回したり、急に現れてはお金をせびってくることも多々あった。
それでも女手一つで高校卒業まで私を育ててくれたのは事実だし、感謝することはあれど恨むようなことはなかったはずなのに。
あの日は仕事がトラブル続きでイライラしていた所に、不注意で自損事故を起こしてしまい、挙げ句に帰宅したら隣室の住人が引越の際に出たであろうゴミを私の部屋のドアを塞ぐように放置し、大家に連絡しても「警察に連絡してください」の一点張りで電話を切られて途方に暮れていた時だった。
限界まで来ていたストレスが爆発しないよう、水が満タンに入ったバケツを頭の上に載せているみたいに慎重に歩く私の背中を押したのは、母からの電話だった。
大家からの折り返しだと思って確認せずに通話を押した私の鼓膜を、急にザラついた猫なで声が叩いた。
甘えたようなワントーン高い声で電話が始まる時は大抵何か頼みごとがある時で、ここ最近は決まってお金に関する話題だった。
私はイライラを隠すことなく「今忙しいから」と言って電話を切ろうとしたが、母はその度にわざとらしく私の昔話や一人で子供を育てる苦労を語り出して同情を引こうとした。
普段ならきっと途中で「しかたないな」と思えただろうに、その日は私をより一層苛立たせた。
「私が死んじゃったら困るでしょ~」
冗談っぽく言う母の甘える声に対して、この時の私の声はひどく冷たいものだったと思う。
「そっかぁ、もういらないかぁ」
母の声はさっきと全く変わらないようで、急に明るさを失っていて、まるで電話先の私にではなくもっと遠い誰かに向けられたような話し方だった。
私はここで怯んだらまた元通りだと思い、グッと堪えて何も言わずにいた。
しばらくお互いの息づかいだけが聞こえる無言の時間が続いていたが、ガラガラという窓を開ける音がして、私は慌ててiPhoneの画面に向かって「何してるの、止めてよ!」と叫んでいた。
「助けて」
母のか細い呟きが聞こえたと思うと、続けて数秒後に ごしゃり という音が聞こえてきた。
冗談だと思った、きっと母が携帯を窓から投げ捨てたのだと信じこんだ、でも念のために救急車を呼ばなきゃって、後で「イタズラで呼ばないでください」って親子で怒られればいいやって、そのまま二人で久しぶりに飲みに行って沢山愚痴を聞いてもらおうって、色んな考えが頭の中をグルグル廻っているのに、私に出来たのは一歩も動かずにひたすらマイクから聞こえる音を聞き続けることだけだった。
「ウッワ、ヤバくね」「気持ち悪」「初めて見た」「大丈夫ですか」「確実に死んでるっしょ」「見ちゃダメ」「最悪じゃん」「救急車呼んで」「スゲーな」「写真撮るなよ」
沢山の声が聞こえてくる、そのうちサイレンの音がして私はそのまま気を失っていた。
目覚めた私は青白いカーテンに囲まれていて、ここが病院だと気がついた。
目を覚ました私に気がついた看護士が医者を呼び、医者が私に体調を尋ねると、次に警察が現れ「本当に母が死んだ」という事実を伝えた。
もっと沢山のことを話したはずなのだけれど、まるで記憶が抜け落ちたように何も思い出すことができない。
最後に職場の上司が顔を出し、「しばらくゆっくり休むと良い」と言われたことだけは覚えている。
私はそのまま長い眠りにつき、その職場には結局2度と出社することはなかった。
それどころか、従姉妹の子供が遊んでいた携帯電話型のおもちゃを耳に当てただけで、あの ごしゃり という音が急に聞こえて、そのまま過呼吸になってしまったこともあった。
困った。
自分ははてな界隈では「滅ぼすべき邪悪」とされることが多い秋元系アイドルが結構好きで、その流れで月曜深夜枠放送中の「青春高校3年C組」という番組を見流ようになったのだが、これが結構面白い。
いや、素人半の10台20台前半の子たちがやってることなので、バラエティとして面白いという意味でなく、これが仕掛けられて、視聴者想定の10代に一定の受容をされていることが面白い。
この番組は元々、平日17台に帯でやってた番組が改変で深夜に移動したもので、コンセプトとしては「理想のクラスを作る」というもの。
枠といい、未完成のものをフィクション半分、ドキュメント半分で見せる体裁といい、おニャン子クラブの男女混成版のようなものだったのだが、このクラスの構成というのが、ハーフあり(日本生まれ育ちで英語は喋れない。1人はナイジェリア人、1人はカナダ人とのハーフ)、女装男子あり、キモカワ男子あり、クラスに一人はいるおっかさん的ルックスの女子あり、見た目はどう見てもギャルだがフニャフニャしてて保育士が夢みたいな「何かいそう」なタイプあり、そうかと思えば幼い時代からアイドルのオーディションを受けまくってた芸能少女あり、と言った具合。
彼らがふつーにおなじ教室で机を並べて教室でわちゃわちゃしている姿が「理想のクラス」として提示されている。
結構な多様性を含むものが「理想」という提示のされ方をしている。
甘いとかそういうツッコミはまああるんだろうけど(支援が必要な子とかいないじゃないかとか、そもそもみんな芸能事務所所属だろとか)、そこまでリアルを詰めないエンタメだよ、としてみると、「2000年代以前でテレビのエンタメでこういう学級って描かれなかったよなあ」って思う。
これが10代にウケるなら、10代の見てる世界ってだいぶ変わってるんだなって。
あと、「アイドル部」という活動があって、CDも出してるんだけど、母体がこの教室だし、その教室では男子生徒が女子生徒に告白したりしてるので、「アイドル部で恋愛があっても3年C組の生徒ならいいか」っていう空気になっていて、そこも「アイドルが恋愛禁止ってそういう時代じゃないだろ」っていう「時代とともに今までの構造を過去に押し流そうとしている」という挑戦みたいなものが感じられて興味深い。
あとここら辺に関しては現センターの子が並行活動として姉妹ユニットでYoutubeチャンネルを持っており、恋人と結婚を意識する条件などを姉と語り合っているのだが、この一緒に活動している姉というのが少年院出というなかなかパンチのある経歴の持ち主であって、そのせいで「あの子は見た目は可愛いけど闇の国から来たお姫様だよね、裏があるのはみんな知ってるよ」という不思議な状態で、そこらへんの恋愛事情も「そこを気にしても仕方ない」という感じになっている。
あと浅井くんがイベントでやった女装で初めて自分を出せたことをカミングアウトして、次から基本女装で収録参加になった回は妙な感動があった。