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はてなキーワード: ヤングとは

2023-04-02

優生思想肯定してるのって、障害当事者なんだよな

障害者(特に身体以外)に関する綺麗事障害者家族特にきょうだい児にとっては空虚で忌々しい呪い言葉しかないんだよな

親はぶっちゃけ産んだ責任があるけど、きょうだい児は何の責任もなしに兄弟ガチャに外れ、親は先に死ぬから自分兄弟の面倒見なきゃならずに縛られて、一生をめちゃくちゃにされ、時には兄弟に直接危害を加えられ「障害者なんだから仕方ないでしょ!許してあげなさい!差別するな!」と親から抑圧される

兄弟に面倒ごとを全て押し付けながらガンギマリ綺麗事言いまくりの親もいる

そりゃきょうだい児は優生思想支持するわな

中にはガンギマリ綺麗事言いまくりきょうだい児もいて、そういう奴は兄弟が誰か(たとえそれが自分の子供でも)に危害を加えても「障害者なんだから仕方ないでしょ!許してあげなさい!差別するな!」と抑圧する側に回ってたりする

障害者の身近にいればいるほど、優生思想支持に説得力が加わる

親が障害者ヤングケアラーというパターンもある

もっと優生思想支持が多いのは、障害を持つ当事者だ。特に発達障害

「生きてるだけで嫌われる」で有名になった、発達障害で苦労してきた女が結婚して子供産んでその子供も発達障害だった漫画

あれ、前にも似たような流れの漫画があったけど、両方発達障害当事者に叩かれまくっていた

障害者を産むな。障害者を産むのはエゴだ。障害遺伝するのだから障害者は産むな。俺たちは生まれてきて苦労してる。生まれてきたくなかった」と。

ダウン症とわかっている子供をあえて産んだ、という話も界隈でよく同じように炎上してる。

優生思想を、他でもない障害者が支持している

そういえばヘレンケラー優生思想支持者だった。植松並に知的障害者差別していたらしい

2023-03-29

anond:20230328171022

どうにか夜逃げして一人暮らししたほうがいいとおもう。生活保護がそのままきく市内とかで。住民票追跡停止して。

共依存というかまあ親が子に依存してヤングケアラーにしてるわけだけど、ほっといていいかのたれ死にさせな

世帯になって別の民生委員とやっていってもらえ

ガチャ貧困はもうほんと無理だわ貧困から抜けるの

サイン民生委員とか保証人協会とかでよかったのではなかろうか

2023-03-23

ペヤングの「ぺ」って何?

ヤングは分かるんだけど、ぺの意味が分からない

名字かな?

2023-03-18

忙しい人のための2023WBC名シーン(侍ジャパン以外)

日本侍ジャパンで大盛りあがりだけど侍ジャパン以外のWBC面白いので紹介したい。

①POOL B 韓国-オーストラリア 韓国チャレンジ失敗とT.エドマン盗塁失敗

https://youtu.be/10mapdh-tho?t=506

今回のWBC最初番狂わせと言ってもいい試合

韓国は8回裏1アウト満塁のチャンスも内野ゴロでの1点に終わるのだが、このとき二塁アウトの判定をめぐりチャレンジ(ビデオ判定のこと)を要求するも判定覆らず。

続く9回裏、韓国系アメリカ人のT.エドマンがヒットで出塁するも2アウトからまさか盗塁失敗でゲームセット

メジャーで2年連続30盗塁を記録しているエドマンでも空回りするWBC

しかしこの盗塁リプレイで見るとセーフのようにも見える。

1次リーグではチャレンジ権が1回しかなく、韓国が8回にチャレンジせず9回に温存していればエドマン韓国英雄になる世界線もあったかもしれない。

 

②POOL A 台湾-オランダ 張育成の満塁ホームラン

https://youtu.be/cOM1WSgX_mI?t=171

実力伯仲のPOOL Aにおいてやや格上と見られていたのが前回ベスト4オランダ

予想どおりオランダが先制するが、2回裏台湾の四番で唯一のメジャーリーガー・張育成が満塁ホームランを放つ。

実はもともと張育成は調整を理由WBCを辞退するつもりであった。

しか台湾では「補充役」という兵役短縮の恩恵を受けた選手国際大会招集拒否できないというルールがあり、張育成も「補充役」のメリット享受している選手のひとりである

この「補充役」の選手代表招集拒否することに台湾野球ファンの間で議論が起こり、台湾リーグコミッショナーが直々に張育成本人を説得し参戦するに到った。

こういう経緯があるため私は張育成の本気度を疑っていたのだが、この一打と咆哮を見て彼を疑った自分を恥じるとともにすっかり張育成のファンになってしまった。

 

③POOL A イタリア-オランダ ラソーラの9球

https://youtu.be/Z_PW8QpzY78?t=341

POOL Aは全チーム2勝2敗でならぶ結果となりWorld Baseball Chaosとも称された。

その最大のハイライトを上げるならPOOL A最後試合、満塁のピンチを抑えイタリア初の1次リーグ突破を呼び寄せた「ラソーラの9球」だろう。

無失点で切り抜けた彼のガッツポーズ雄叫びをぜひ見てほしい。

 

④POOL D ベネズエラ-ドミニカ アルカタラまさかK.O.

https://youtu.be/AtP3U7CVmeE?t=275

ドミニカ代表アルカタラは昨年、その年最も活躍したピッチャーに与えられるサイヤング賞を受賞した世界最強のピッチャーだ。

なにが凄いかというと160km/hのストレート、160km/hのツーシーム、150km/hのスライダー、150km/hのチェンジアップぜんぶエグい。

そんな最強ピッチャー攻略し盛り上がるベネズエラ選手ファンタオルで顔を覆う失意のアルカタラとのコントラスト

 

⑤POOL D ドミニカ-プエルトリコ F.リンドーアランニングホームラン(記録はヒットとエラー)

https://youtu.be/FDXHEruN4wE?t=293

勝ったほうが準々決勝に進出する大一番。

打ったリンドーアショートを守りつつめちゃめちゃ打つスタープレイヤー

守るJ.ロドリゲスは去年デビュー1年目の選手としてメジャーリーグ史上初めて25本塁打・25盗塁クリアした新人王

何が起こるかわからないWBC

プエルトリコナインの盛り上がりがこの大会への本気度を物語っている。

この試合最初から最後までぜんぶ面白いので暇だったら見てほしい。

2023-03-16

グルメYouTube見てたけど箸の持ち方がでたらめすぎて内容がさっぱり入ってこなかった

今どきのヤングはそういうの気にしないのかね

2023-03-13

まだカイジを読んでるはてな民、少数派説

24億円脱出編」とか、知らないんだろうな

俺も読んでないし、内容が昔と変わらないおっさんみたいな感性のままなんだよな

これが「ヤングマガジンに載ってることが驚きだよ

暇なら無料で少し読めるから見てみて

引き延ばして引き延ばして引っ張る作風は今も健在だから

https://yanmaga.jp/comics/賭博堕天録カイジ_24億脱出編

2023-03-09

国際女性デーヤングカンヌ金賞のCMから読み取れたもの一言

私たちはしなくてもいいことをしながら苦労しています

2023-03-03

生主義者は「産まないより産んで虐待する方が良い」と何故言えないのか?

生主義とは「産まないより産んで虐待する方がマシ」という思想である

にもかかわらず、そう認める人を見かけない。

だってそうでしょ。産んで、その内何割かが不幸になって、何割かが犯罪者になって、そうやって回ってきてるんでしょ社会は。

虐待被害者犯罪者障害者もみんな生まれてきて社会を回してる。犠牲者を出しながら。そういう世の中を持続させようという思想なんだから、「産んで死なない程度に虐待する親の方が産まないより偉い」とハッキリ言うべきなんじゃないの。

もし言われたら「ふざけんなテメーが虐待されてみやがれ」って思うけど。

でも、言わないんだよな。産まない女は苦しめとほざく、小山晃弘とか花つ葉とかのアンチフェミ系出生主義者。女は平気で敵に回して、少子化解決の為に女の人権制限しろ女子教育をなくせ、と言うくせに、子供に関しては「虐待されても仕方ない」とは決して言わない。むしろ虐待親を叩く。虐待親を擁護する女を叩く。小山晃弘は母親虐待被害者から尚更。

あいつら、「可哀想ランキングに立ち向かい、みんなが言いにくいこと、見ないふりをしている事にズバズバ切り込む反ポリコレ」を気取っておきながら、ダサいやつだなと思う。自分だって都合の悪い事に切り込んでない。

あいつらは「可哀想ランキング上位」であるらしい女性のことは積極的に敵に回すし虐げる。そうすればミソジニー信者達が持て囃してくれるから

一方、もっと可哀想ランキング上位である子供」のことは虐げられないし、敵に回せない。虐待が増えてもいいか子供を産め、なんて言わない。誰もがかつては子供だったからな


子供人権が重視される現代社会では、誰もがうっすら反出生だと思う。

虐待事件が起きれば、虐待するなら産むな、出産免許制しろ、と騒がれる。そして虐待したくないから産まない、という人が出てくる。虐待親への刑罰が甘すぎる現状ですらこうなのだから虐待親への刑罰が厳しくなったらもっと産まない人は増えるだろう

10代前半の出産、逆に60代とかの高齢出産、貧しい未婚女性出産DQNメンヘラ出産不倫や托卵の子出産障害者出産否定的意見ばかりが溢れる。子供が不幸になる可能性が高いからだ。リベラル保守派も。保守派同性カップル出産子供可哀想だと叩く。

ちなみに障害者出産は、親が障害者のケースと子供障害者のケース両方を指す。親が障害者だと子供ヤングケアラーにされると非難殺到するし、発達障害者界隈では「発達障害で生きづらい、生まれてきたくなかった。障害ある子供を産まないで。産むことを美談にしないで」という声が大きい。「発達障害で生きづらい女性理解ある彼くんを得て同じ障害を持つ子供を産みました」漫画の作者は、発達障害界隈に「発達障害者子供を産むな!遺伝する!」と叩かれていた。

ともかく、子供が不幸になる可能性が高い出産は反出生主義者でなくとも反対する。「子供が不幸になる可能性が高いなら産まない方がいい」というのは「うっすら反出生」だと思う。反出生とは「この世に生まれた時点で不幸になる可能性が高い」というものからだ。

そして、とにかく産め産め言う出生主義者達は、これらの出産もっと悲惨な背景の出産も全て肯定できるのだろうか。

その結果生まれる不幸は全て、社会持続性のために仕方ないと言えるのだろうか。

悲惨虐待連鎖も、凶悪毒親も、犯罪者に育ってしま子供社会持続性のために仕方ないのだと。

もっと言えば、旭川いじめ事件コンクリ事件被害者の苦しみすらも、社会持続性のために仕方ない、子供被害者加害者になってしまっても産まないよりマシだから産め、と言えるのか。

善良な子供のいない夫婦より虐待親の方がマシだと、

被害トラウマにより異性との性行為ができず子供を産めない女は子供のいる性犯罪者より蔑まれるべきだと、

そう言えるのか。

言ってみてよ。

さあ。









https://anond.hatelabo.jp/20230302235714

anond:20230303103805

そりゃあそうだよ

昔みたいにお家の存続が万事に優先されるような社会ではなくなり

宗教もうるさい親戚の影響力も全部弱まっていけば、こうなるのは最初から当たり前

老後の面倒を見てくれる保証もなく、ましてヤングケアラーなんか絶対許されないというのが令和最新式の価値観なんだから

もう子供を産み育てる理由なんて見栄ぐらいしか残らない

私たちは産み育てたいのに社会政権のせいで妨害されている」わけでもなんでもなくて

元々ガキなんか大して好きじゃなかったって、ただそれだけのこと

2023-02-28

社長島耕作を読んだ(1話だけ)

いい加減自分島耕作を読まねばと思っていた。

だが今更になってヤング課長から読むのものな。折角だから一番偉いのを読んでやろう。会長相談役、果ては騎士団長なんかもあるが、やはりシンプルな偉さで言えば社長だろう。

というわけで、社長島耕作から読み始めた。

だが最初の13ページで読むのをやめた。

就任挨拶を終えた島耕作秘書室挨拶に行くシーンだ。

ページの半分ぐらいを占める大ゴマに20人ほどの女性が描かれ「おはようございます」と挨拶をする。

キモチワル!!!!!

発行日を確認するとこれでも2008年のようだ。

うーむ15年前か……平成という昭和の名残みたいな時代も流石に20年もするとだいぶ近代化していたはずだが……。

秘書室にこんな喜び組のようなものを作ってご満悦するのが大企業の振る舞いだったものかな。

ページ数を確認する過程で下のコマに目を移すと「28名」という文字が見えた。

28名の秘書がいて全員女性

なるほど。男女共同参画精神にあふれているね初芝

これはこれで「島耕作世代価値観で切り取るそれぞれの時代」という資料としては勉強になると思ったのだが、だがそれをするにしたってこんなグロテスクもの漫画で読む必要もないように思った。

2008年の価値観が知りたいなら2008年のビジネス書を直に読めば良いのであって、島耕作式のデフォルメをわざわざ通して見なくてもいいのではないかな。

そう考えると自分島耕作から得るものはないのだろうと気付いたので読むのをやめることにした。

余談だが、最近社外取締役島耕作は時折読むのだが、こちらについてはまだ幾分マイルドというか、比較的「流石にこれは連載時期を考えても時代錯誤だ」という感じをあまりさせない内容になっている。

まあこれについては、私自身が島耕作と同じペースで齢を重ねた時間がそれなりの長さになってしまったのも大きいように思う。Z世代等が所属する若者世代と、島耕作世代所属する老人世代で区切ったとき島耕作側に所属してしまう年になってきたのだ。

島耕作はなんだかんだいって時代に合わせて少しは変化する姿勢があり、私はまだまだ産まれ時代若さに甘えて老害化に対するワクチンのようなものちゃんと打とうとしていない所がある。そういった油断の間に遠くにいたはずの亀に追いつかれたという所だろうか。私も自分が置いた亀になる前に走らねばなあ……。

あれ?

島耕作を読んで学ぶものなんて「老害世代やっぱキモイわwwww」しか無かったぞ!で終わろうとしたのに、意外と学びがあったな。

たった13ページなのにな。

社長島耕作の1話は色んなサイトで読めるので、皆も13ページまで読んでほしい。

一例を貼って終わりにする。

https://booklive.jp/bviewer/s/?cid=40640_001

2023-02-27

anond:20230227145416

少年漫画青年漫画なんて自己申告による掲載誌ジャンル分けでしかないし、モーニングヤングほにゃららがどっちも青年漫画って幅広すぎて役に立たないだろ

それくらいならストアのジャンル分けタグのがまだマシ

2023-02-17

anond:20230217125435

ヤンキー風の若いヤングが平日の通勤ラッシュ時に窮屈なんだよてめーらもうちょい離れろ!ってでかい声出してたの見た時、若いっていいなって思ったよ

あいつもそのうち慣れるんだろうな

2023-02-16

anond:20230216210121

その辺の悩みはつきないし深いんだよねー。なれたおじさんは、自分利益誘導したりする、たとえば、

自分の2次会、3次会、帰宅に便利なところにする。

自分が行きたいところに誘導する

クレジットクーポンを駆使して自分の参加費を無料にして小遣いを作る

アンケートとかして希望聞いちゃったら喫煙おじさん組、ヤング嫌煙早く解放された組、女子意見割れて結局きまらないし、

意見聞いちゃったら、なぜそこに決まったか情報共有しないといけないから、「おれが行きたいところにしたんだよ」ってできない。

2023-02-14

ノブちぃを叩いてる奴等が読解できない

だって自慢のじいちゃん、とうちゃん、おいちゃんがいたら誇りに思うもんじゃないん?

毒親とかヤングケアラーとか言って血のつながったご両親、ご片親、障がいのあるご親族をボロカスTwitterblog攻撃しているような、3代前の出自あやふやで、どこの馬の骨とも分からぬ輩が色気出して出馬してくるのが、それによほっぽど不安になるけど。

2023-02-09

スペクターサウンドを256倍楽しむ方法

 日本では'76年に、フィレス・レーベル作品がまとめて再発売されたことがありましたが、ボックス形式としては本邦初で、しかCDボックスとしては今回が世界初ということになります。また同時に、<ヒーズ・ア・レベル>という、関係者インタビューを中心にした本が白夜書房から発売されます。それを読みながらこのBOXを聞きますと512倍楽しく聞けることを保証します。

 では、時代を追って解説していきます

テディー・ベアーズ

 1958年17才にして彼は”スター”でした。この後ポップス歴史を彩ることになるクリスタルズロネッツキャロル・キングバリーマンビーチ・ボーイズビートルズの誰よりも先に<NO.1ヒット>を持っていた!、このことが良くも悪くもスペクターのその後の人生を決定づけたと思いますポップス史上、#1ヒットを星の数ほど作り続けたリーバー&ストラーや、ジョージマーチンも、自らの#1ヒットはなく、このことが彼を単に<プロデューサー>の範疇では捉えられない最大の理由です。<彼を知ることは、彼を愛することだ>というデビュー曲の<彼>は、もちろんスペクター本人の意味で、そこには強引さ、傲慢さも感じられますが、実はそれが力強くもあり、<スターの要素>そのものだともいえます。彼の仕事ぶりを評して、全てを自分一色に染めてしまう、という批判をよく聞きますが、これはことの本質理解してい居ない人の発言です。かれは<裏方>ではなく<スター>なのです!それを、アーティストの持ち味を引き出すのがプロデューサー仕事だ、という常識的意味で彼を捉えようとするから批判的になるのです。彼こそが<スター>で、誰が歌おうか演奏しようが、他の人は全て脇役なのです。単に映画監督と言う視点ヒッチコックを捉えるとおもしろ解釈は生まれない、というのにも似ています。(誰が主演でもヒッチの映画になります黒沢さんもそうですね。)

 デビューアルバムTEDDY BEARS SING」のB-1「I DON'T NEED YOU ANYMORE」の<ステレオバージョン>はナントリードボーカル女の子の声が左で、真ん中がフィルコーラスしかも、ところどころリードボーカルの3倍くらいの大きさでコーラスが<邪魔をする>といってもいいほどの前代未聞のバランス!です。

 デビューからしてこうなのですから自己主張とかワガママなどという、なまやさしいことではないのです。

SCHOOLもの

 のちにブラックミュージックにのめり込んでいった彼ですが、スタートは白人ポップスでした。まずは自らのヴォーカリストギターリスト、および作曲家としての才能を試すところからはじめた、というところでしょうか。'50年代後半は、まだ黒人音楽一般的ではありませんでしたが、若者の間では熱狂的な指示を得ていました。スペクターもいろいろな黒人アーティストを聞いていたようですが、こと自分デビューに関しては、世間的に穏便な方法をとったところなど<奇[...]

 また'50年代中期には「暴力教室」をはじめ「HIGHSCHOOL CONFIDENTIAL」など<怒れる若者>をテーマにした映画が続々と作られ、その代表としてJ・ディーンが登場し、代表作が「理由なき反抗」-REBEL WITHOUT A CAUSE -でした。このように、当時の若者キーワードの一つは<REBEL>であり、「乱暴者」のマーロン・ブランドのような皮ジャン、サングラスバイクというスタイル流行しました。

 彼のでデビューソングはたしかに<学園もの>でしたが、それまでの、例えばドリス・デイの「先生お気に入り」調のホンワカしたものではなく、女の子自分の想いを直接的、また積極的に<ナゼわかってくれないの?>と切々と歌い上げるというのは冬至若者フィーリングにピッタシきたようです。実はこの手法スペクター特有の<ソフィスティケーションの中の直接性>というもので、彼を理会する上で大事ことなのです。

ガレージサウンド

 ある程度、あるいはそれ以上の音楽素養がなければミュージシャン作曲家になれなかったジャズと違って、ギター1本あればだれでもロックンローラーになれる、というのがロック時代でした。子供技術を会得して成長し、大人の仲間入りをするのがジャズだとすると、ロックは、子供子供のままで音楽ができるというのが特徴でした。ヒョットしたらオレにもなれるかもしれないと、多くのシロウトがわれもわれもと参加したことが、音楽単純化拍車をかけました。ジャズ豊満でふくよか、とすると、R&Rは骨と皮だけといえましょう。ジャズ大人音楽で、背景はナイトクラブ女性お酒が似合いましたが、子供音楽として誕生したR&Rの背景に一番ピッタリだったのはナント、<ガレージ>でした。

 麻雀同様4人(あるいは3人)いればすぐにできたのがR&Rの特徴でしたが、ニュー・ヨークのようにせまいところで大声を上げれば、お母さんに怒鳴られるだけですからストリートへ出るわけです。50'sのDoo Wapブームの背景は街角ストリート・コーナーが似合ったわけです。

 それにくらべて土地の広大な中西部西海岸は車がなければ不便なので、当選、どこの家にもガレージがあり、ここが若者の格好の練習場所となりました(蛇足ですが、今の日本ロックサウンドの背景は<貸しスタジオ>--密室--ではないでしょうか?)。さて、楽器感覚でどうにか弾けますが、作曲というのは簡単そうでもやはり多少の音楽素養必要です。しかし、若者の、なんでもいいからR&Rをやりたい!という想いはこんなことではくじけません。骨と皮だけのロックを、さらに皮も捨てて骨だけにしたのです。それが<ギターインストゥルメンタル>でした。これは、楽器感覚的にかき鳴らすだけですから、とりあえずだれにでもできました。ジャズ単純化ロックとすれば、これはさらに、ロック単純化で、その極致であったわけです。

 これが<ガレージサウンド>の正体でしたが、この時代呼応するかのように、新しく生まれ現象がありました。それは、録音機が少しずつ普及し始め、ガレージ居間などでの<ホームレコーディング>が行われるようになったことです。そして、デモテープのような、ある意味では乱暴

チャートに登場するようになり、まさに音楽大衆化が、内容だけではなく、音質までにも及んだのです(エルビスバディ・ホリーデビュー曲地方の、オヤジさんが社長、オカミさん専務、というような町工場風のスタジオで録音したものです)。

 それまでの録音は、演奏者と録音技師ガラスを隔てて別々の仕事場でした。技師演奏者にマイクの使い方を指導することはあっても、演奏者の方が技師に注文をつけるというケースはめったにありませんでした。しかし、ホームレコーディング特有の、機械いじりの好きな少年の思い付きや、また機材不足からひねりだした斬新な工夫は、新しいサウンド母体となるのです。

 スペクターは、テディー・ベアーズの録音の時からスタジオ内と調整室を行ったり来たりして、録音技師を困らせていたようですから、コダワリの姿勢最初からのようです(口述しますが、後年よくいわれるワグナー好きやソウルミュージックの追求というのは、スターありがちな<後付け>である、と私は考えています)。

 このホームレコーディングが、実は<スペクターサウンド>の根幹なのです!<BACK TO MONO>の意味もこのことなので、一つのかたまり大人数、熱気、乱雑の中の整理、複雑の単純化、そして<ホーム>、これが彼の求めたものでした。かたまりは<MONO>、大人数はミュージシャンの数、熱は<ハルブレインドラム>、整理は<J・ニッチェアレンジ>、単純化は<L・レビンミックス>、そしてホームは<西海岸>、これがスペクターサウンドの中味の分析ですが、詳しくはこれも後述します。

インストマニア

 この当時のロックンロール少年と同じく、スペクターギター少年でした。本名フィル・ハーヴェイとしてインストレコードも発表しています。また'58、'59年はインストロックの当たり年で、チャンプ栖の「TEQUILA!」が#1になったり、B・ホリーのインスト版ともいえるファイヤーボールズ、リンクレイ、そしてジョニーハリケーンズサント&ジョニーサンディー・ネルソン(「TO KNOW HIM~」のドラムデビュー前の彼です)、そして極め付きはギターインスト王者、デュアン・エディーの登場でした。

 日本ではなぜか、ほとんど評価されませんでしたが、ギターリストとして一番の人気とヒットのあった人で、そのサウンドユニークさとポップ・シーンへの影響は大きいものがありました。またイギリスでの人気は特に異常で、'60年の人気投票では1位でした(すごい!)。近年リバイバル・ヒットした「PETER GUN」などは後の<007シリーズ>や<バットマン>のもとになったともいえますし、日本では未公開の映画「BECAUSE THEY'RE YOUNG」のテーマは、彼の"トワンギー・ギター"と流麗なストリングスとのコンビネーションは、すぐアル・カイオラが取り入れて「荒野の7人」となって登場、西部劇インストテーマの基本形となりました。また「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のジョージマーチン楽団の「リンゴテーマ」も、まさにD・エディーのマネジャープロデューサーレスター・シルで、テディー・ベアーズの録音の際、隣のスタジオ仕事をしていて知り合ったといわれ、この人と出会ってなければ<スペクターサウンド>はこの世に存在しなかったといえるほど重大な出会いでした。

 シルはこの時すでにスペクタープロデューサー向きであることを見抜き、早速契約を結び、最初に買った曲のタイトルナント「BE MY GIRL!」。

 スペクターについては、まわりにいた人に才能があったので、本人にそう才能があったわけではない、という人もいますが、これは間違いです。確かにまわりにいた人々は有能でした。しかし、彼はプロデューサーとして一番重要な要素である<何をやりたいのか>ということが明確にありました。それは前にも述べましたがいろいろな意味での<直接性>というテーマを持っていたことです。これはもちろんR&Rのイディオム佐野元春調)ですが、荒々しいサウンドの中の直接性より、スペクターポップスに折り込んだ直接性の方がより<暴力的>ですらありました。

 例えば、R&Rの時代になって<BE>という動詞で始まるビッグ・ヒットは「BE MY BABY」が第1号です(BE CAREFUL~などの慣用句を除く)。簡単なようですが、作る側にまわってみると、これが簡単に言い切れるものではないのです。まさにこれをスパッと言い切れるのが<スター>なのです。「TO KNOW HIM~」の断定と「BE」の命令。このシェイクスピア調の、時代がかったともいえる口調が、逆に新味を呼んだのではないでしょうか。この大時代的で、且つ直接的な手法は「I WANT TO HOLD YOUR HAND」(ユーモアの点ではJ&Pの方が数段上ですネ!)に共通したものを感じます

 シルと契約直後、スペクターはD・エディのセッション見学しています。さっそく実地訓練をさせようというシルの計らいで、時は'59年の4月の後半でした。この年のエディーの最大のヒットは6月に発売された「FORTY MILES OF BAD ROAD」(9位)で、この曲はナントベースドラムだけをイントロでフィーチャーした、ポップス史上初のヒット曲>なのです。さて、ベースドラムイントロといえば「BE MY BABY」ですが、この2曲の因果関係についての疑問を、10年ほど前の<ニュー・ミュージック・マガジン>で発表したことがありましたが、時期的にはこの推論が成り立つようです。が、モチロン、その因果については全く憶測の域は出ておりません。

 エディーのスタジオは1トラックテープレコーダーが1台しかないという粗末な設備ながら、そのエコーを駆使してのサウンド作りは、特に録音にはうるさかった若き日のスペクターには刺激的な体験だったと思われます。トワンギー・サウンド秘密であった水道管やドラム缶をエコー使用するという一風変わった手法は(そのためシルは何10個もドラム缶を買い、しかも一番響きのいい缶を探したといいますスペクターが興味を持たなかったはずはありません。

 そのような多彩な録音技術を駆使していた人は、D・エディー・サウンド製作者<リー・ヘイズルウッド>でした(エンジニアはエディー・ブラケット)。ヘイズルウッドといえばナンシー・シナトラとのデュエットアストロノーツの「太陽の彼方に」の作者として日本ではおなじみですが、エディーのプロデューサーとして最初評価された人なのです。

中したスペクターは、一瞬たりともヘイズルウッドの背後から離れなかった>と発言しています

憧れのリーバー&ストラー

 その後シルは、スペクタープロデューサーにすべく、今度はニュー・ヨークリーバー&ストラーのもとへ送り込みました。’60年代代表的なコンビレノンマッカートニーとすれば、’50年代リーバー&ストラー時代で、ロックビジネスを目指す人々にとっての目標でした。スペクター学校の先輩でもあった彼らのデビューに一役買っていたのが、これまたレスター・シルでした。シルがマネージャーをしていたコースターズをきっかけに、ドリフターズ、そしてエルビスへの曲提供プロデュースを行い、初のR&Rにおける独立プロデューサーとしての地位確立したのがこの二人なのです。

 スペクターにとって、このニュー・ヨークでの修行時代の最大の収穫はベン・E・キングヒット曲「SPANISH HARLEM」をJ・リーバーと共作できたことでしょう。これはR&Rビジネスへの切符を手に入れた、つまり、お墨付をもらったということ......って、最大の自信となったことは疑う余地はあり.....

 ま.... ドリフターズの「THERE GOES MY BABY」...にストリングスをフィーチャーする手法を....ことも<スペクターサウンド>への引金になったと、私は思います。その手法プロデュースしたジーン・ピットニーの「EVERY BREATH I TAKE」は、全くドリフターズ調でしたが、すでに<スペクターサウンド>は出来上がっていた、ともいえる、本家を凌ぐ作品でした。<ゴフィン&キング>との最初作品でしたが、この日のセッションにはリーバー&ストラーをはじめ、B・バカラック、B・マン&C・ウェイル、アルド出版社代表のD・カーシュナーら、そうそうたる顔ぶれが集まったといいます。そしてこの作品が、ここに集まった全ての人にスペクターの印象を強く与えることとなり、一緒の仕事が始まるわけです。特にこの曲で印象深いのはドラムフレーズですが、G・ゴフィンの証言によれば、フィルドラマーゲイリーチェスターに指示をして、それが実に的確だった、ということです。

 この修行時代にすでに、J・ニッチェやH・ブレインがいなくても、これだけのものを作っていたことは見落とせません。スペクターサウンドを作ったのはやはり彼なのです。

 この曲は残念ながら大ヒットにはなりませんでしたが、来たるべき<スペクター時代>の幕開けを飾るにふさわしい素晴らしい曲でした。

 また、この頃、レスター・シルとリー・ヘイズルウッドは共同活動を解消、スペクターは新たなパートナー、いわば後釜としてシルと関係を結び、それが二人の頭文字を合わせた<PHIL+LES>の誕生となりました(シルとヘイズルウッドのレーベル名は二人の息子の頭文字から<GREG+MARK>というものでした)。

ガールグループ

 '60年代初めにシュレルズがキャロル・キングの名作<WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW

....きっかけに、ガール Permalink | 記事への反応(0) | 09:24

2023-02-06

anond:20230205235938

金持ちだけど親が心の病気ヤングケアラーやってる人はガチャ成功?失敗?

そんな特殊事例だされてもって感じ?

2023-02-05

anond:20230204190819

子どもを親からとって、成人になるまで国や自治体公共施設で全員面倒を見るようにすればいいなと思う

親もSAPIXや痰吸引、部活の送り迎え、PTA療育、お弁当作りなどの重い負担から解放される

から虐待性的暴行を受ける児童ヤングケアラーになる児童ゼロ人にできる

子ども福祉専門家がいつも胸を痛めている子ども貧困格差完璧解決され、専門家が手放しで喜べる結果が現実のものとなる

2023-02-03

anond:20230203004305

最近ヤングケアってブームからね。

両親に心身の障がいがあっても、生まれた子が親の良き理解者になってくれるって話を先々月頃にやってたよ。

2023-02-01

多分理解されない感情

飲食店で注文するために店員呼ぶボタンあるじゃん

何回も押しても来ないと頭に血が昇るいうか

んで店員来たら俺その店から注文せず出ていくの

そして2度と行かないんだわ

その店員が来るまでにロスした時間に対して何の保障もされないのがどうにも腑に落ちなくて

大抵の人が「我慢強くない人ですね」って思うんだろうがどうも俺の人生で頻繁にこういう事態に遭遇するんだわ

何度目だよこの感情・・・というイライラが瞬時に湧いてくるからどうしても席を飛び出していってしま

店員何人もいるのにどうして来ねえんだよ忙しい時期を外して入店してるのにさ

基本的に、そして社会的には俺が悪いってことになるのわかるんだけどだったらタブレット注文とかそういうのでいいじゃんチェーン店なんだし

わざわざ接客する意味がわからねえ

[追記]

あんまり理解されないのは「頻度」の問題

例えば常人が年に1回あるかないかのことが年10数回起こるとしたらそれはおそらく理解されない

例えば保育園騒音問題

ある者はそれぐらい許容しろと言う

しか当事者にはとても苦痛しかなかった

はてな人間たちもそれは一般的許容範囲だと位置付けられるだろ?

でも毎日毎日毎日毎日騒音が聞こえてきたらどう思う?

助けてと言ってもそれぐらいは我慢するべきだろうと言うだろう

それが「まともな大人」ってやつだ

最近ヤングケアラーというのが問題になっていたがあれも昔だったら許容するべき事象だろ?

あいうみんなから見て見ぬふりされてた事象が今でもゴロゴロある

まあ結局悪態付いても俺の不運さに対し誰も保障してくれないし理解もされない

ということを言いたかっただけでそのうち理解される日もあるかもしれないけど

anond:20230131151914

子ども予算高齢者から徴税するってことはヤングケアラー是認してるんだよなあ

俺らを介護するために子供を産めってこと

2023-01-27

anond:20230127085910

後者のは女の医療漫画と括るにはちょっと的が外れてて(追記:女性がメインキャラに入ると言う点では確かに「女の」括りは合ってました。失礼。ただこの後の話はそれでも成立すると思うのでそのままにします)モーニング系の青年誌掲載殆どなので、あの系列特有ハードさがある。同じ講談社でも女性向けレーベルから沖田×華先生医療漫画を出してるけどもおおむね同じ傾向。

Kも講談社だけどあれはスタートマガジンだったのでスーパーヒーローなのは少年誌向けとして書かれてる

今表出してる医療漫画は3つに大別して

少年ヤング

青年誌

婦人誌(エレガンスイブとかフォアミセスとかあたりに載ってそうなの)

で見たほうがわかりやすいと思う

ほんまもん女子医療漫画だと多分ハード方向性コウノドリなんかと違ってくる

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