はてなキーワード: 雑務とは
今回の件で政府側及びその賛同者たちが争点として挙げているのはメディア側のモラルであるが、この点はたしかに議論の余地があるのかもしれない。少なくとも素人には判断できない法学的知識が必要になるだろう。
しかしながら、それ以上にわれわれが国民として警戒せねばならないのは政府側が、安倍晋三氏のツイートからもわかるように、その批判の対象を恣意的に選択している点である。
たしかに、メディアはしばしば誤報を発するし、そのモラルが疑われるべき不祥事を起こす。とはいえ、日常の様々な雑務に追われるわれわれ一般国民はマスメディアを介せずに専門的な情報を入手することは困難であり、彼らを頼らざるを得ないのも事実である。それを否定するのであれば極論、与党の機関紙さえあれば十分ということになってしまうだろう。
したがって、今回の件においてメディア側に問われるべき問題があるとしても、われわれが何よりもまず注意すべきはモラルの問題ではなく、政府とメディアの間にある権力勾配についてであり、そこで蠢いている権力者たちの悪意に満ちた謀略である。
恣意的に批判対象を選択した上でメディアを敵視するような風潮を煽り立てようとする政治家たちの意図に与するようなことは絶対にしてはいけない。
女性が増えなかった研究環境や制度の改善をすべきなのに、比率だけ上げて取り繕っているような気がして気分のいいものではありません。
少し前までは海外に行く女性研究者が多かった傾向にあるような気がします。欧米では、家事・育児との両立がしやすい、復帰しやすいなどの制度が整っており、
プライベートで休んでよいという雰囲気があります。(子どもを研究室につれてきてる人とかもいました)
日本は、長時間労働や雑務の能力も重視されており、なかなか休めないような雰囲気があります。
会議も夕方に開催されたり、飲み会の場で研究予算の確保のつながりができたりと難しいのではないでしょうか。
鶏と卵みたいな問題にもなるのかもしれませんが、比率を上げる云々より、研究環境の改善を先にした方がよいと思います。
たとえば最近だと、女性研究者が育休を取ってその分の授業を男性の研究者がしないといけない、負担がのしかかっているという問題があります。
あとで職場復帰したときに男性研究者から嫌味を言われたという話も聞いたことがあります。ギリギリで人を雇っていることがまず問題です。
負担が男性にのしかかるという意味で、男性の研究者にとっても大きな影響があることなので男女参画の会議とか、もっと男性も出席して意見した方が
単に業績、長時間労働だと、産休・育休を挟んだ女性は負けてしまいます。プラス飲み会、夜の会議を評価されると生き残れません。
オープンリーゲイと言っていいかわからないが長い間の男性の恋人がいたようだし(なんか別れたとか別れないとか書かれてましたがともかく)とりあえず本人は同性愛者だろうと思っています。
でもまあ男女の恋愛で男目線で「彼女」とのことを描いている曲はたくさんある。
それで久々に聞いてて気になったんだけど槇原敬之の曲の「ぼく」のジェンダー役割観はすごい。すごい昭和だ。まあ昭和の曲だから当たり前なんだろうけど、おそらく結婚しているわけではなさそうな男女関係で、でも一緒に住んでいる「ぼく」は家事を一切やらない。ボタンが取れた服は彼女がいなくなってしまったことを噛み締めるアイテムだし、自分の食事を用意することも覚束ない。ナチュラルに、全ての雑事は「彼女」の仕事で、彼女に感謝しているのは日々の雑務をやってそんなダメなぼくの世話を見てくれてありがとう!みたいなストーリーがめちゃくちゃ多い。
それを「おいしいパスタ作ったお前」みたいなマッチョな語り草ではなく「ぼく」と「彼女」っていう一見ソフトな村上春樹的モダンな言い回しでゴリゴリに旧世代の価値観だからなんか戸惑う。
たぶん槇原敬之本人は周りの男女(それもバブル時代の)を参考にして描いて、そのころはそういう女が家事!女は男の面倒見る!みたいなのが普通だったんだろうが、本人が男女の性別役割のない恋愛関係を築いているのに、母ちゃんとダメな息子みたいな変な男女の不均衡な関係を描くことになんか疑問とか抱かなかったんだろうか?
今の会社に転職してから初めての後輩が出来たんだけど、それが自分よりひと回り年上の人だった。
その人、物腰も柔らかいしとても良い人なんだけど、確認不足でした、認識不足でしたって謝ってるのを何回も何十回も聞いたし見たし言われた。
小さな会社だから1人のミスでみんなが困るし、フォローするのも大変だし、お客さんにも迷惑かけちゃうし、確認不足だったと思うなら、それを何回も繰り返してるのになんで最初から全部周りの先輩にやり方聞いて失敗しないように行動しないのか不思議でたまらない。
うちの会社の先輩はみんなすごく優しいし、聞けば丁寧に教えてくれる。
でもそれに甘んじて謝り慣れちゃってるのでは?と最近感じる。
謝ったらみんな大丈夫だよ次から頑張ろうって言ってくれるから、失敗しても謝ればいいみたいな。
そうじゃなくて、失敗しないように努力をして欲しいんだけど…あなた私よりひと回り年上でしょ?しっかりしてよ…と思ってしまう。
先輩は謝ったら許してくれるけど、お客さんは許してくれない人もいるだろうし、これからこんな事続けてたら顧客が離れる原因にもなると思う。
うちは本当に少人数の事務員さんでやってるからもちろん社歴の長い短いはあれど役職のついた「直属の上司」がいないので、誰もその人と面談して「どこがわからない?何が苦手?どうやったらお互い改善していけると思う?」って聞く人がいない。
もちろん私は思うけど、ひと回り年下のペーペーの女だからそんな事言う立場じゃない。
(面談はあるけど、一緒に働いてる人が現状をわかって寄り添って、というよりは経営陣への報告みたいになってしまう。)
私は生意気だし後からクレームとか後処理のお鉢が回ってくるのも嫌でガンガンその人にここ違う、これやった?ここ確認した?これの事?って聞いちゃう。
でも本当は自分で出来る様になってほしい。
その人が休みの日にお客さんから書類の内容違うって電話入って、全部私が作り直して送り直して…とか、もちろん私も失敗する時はたくさんあるし、みんながそれをフォローしてくれてとても感謝してるから、私もある程度のフォローはしてあげたいと思ってるけど、なんだかな。
その人が入ってすぐは仕事であっぷあっぷになってるのが目に見えてわかったから、本当は自分の持ってる雑務とかでやって欲しい事あったけど、可哀想だし仕事下ろせなかった。
2ヶ月、3ヶ月、まだまだ新人だし仕方ないと思った。
それでずっと仕事に慣れるの待ってたけど、でもそろそろ、まだ、ダメ?
あと自分が困ってること、業務で改善した方がいいこと、自分から発信しない。
このままじゃ辛いだろうに、どうしよう何やってんだろうグルグル(涙目)って感じだから、生意気な私はミーティングでこう言う事でこの人困ってますよ、改善した方いいんじゃないですかって言っちゃう。
でも本当は自分で言って欲しい。
自分で言って欲しいな、やって欲しいなってこと、私は一回やってみせて次からこうしましょうね、そしたらみんな助けてくれるからって言うんだけど、「自分発信して欲しい」ってこと、あんまり伝わってない気がする。
人には得意不得意があるし、仕事のスピードも違うし、苦手分野も得意分野も違うし、私にはないその人の良いところ沢山あると思う。
だからあんまりこの人仕事できないな…みたいなクソ生意気な評価を勝手に下して思ってしまう自分もなんだか性格悪くて嫌だ。
その人が普通に仕事抜きでおしゃべりする分には良い人な事はわかってるし。
社長や先輩が私が頑張ってることを評価してくれてるのも、お給料に反映してくれてるのも、その分その人より頑張らないといけない事もわかってます。
でも、なんだかな、私よりひと回り年上だよね。私より社会人経験も長いよね。だから、そろそろちゃんとして貰えないでしょうか。ダメでしょうか。
「新人は下積みから」やら「石の上にも三年」やらと色々と新人がつまらない雑務をしたりすることへ色々な言い回しや格言があるけれど、新人はこれらの言葉を一旦忘れるべきだ。
もちろん様々な言い回しや格言には過去の世代の積み重ねがあって示唆に富むものではあるのだけれど、ぶっちゃけお前ら新人がこれを真の意味で理解するには人生経験が足りなすぎる。
少なくとも「いま会話している相手の背後にはそれまでの人生経験がある」ことを畏敬の念をもって想像できるレベルにまで至らないと示唆を理解することは難しいだろう。なぜなら格言や言い回しは他人の過去の経験から生まれているからだ。お前ら新人には言い回しや格言を理解する過去が足りないのだ。
物理的に生きてる年数が短く過去が少ないのだから理解することを諦め一旦小難しい言葉は全て忘れてしまえ。これは物理的な問題であって仕方ないこと。
そもそもアレだ、この"下積み"とかっていう言葉の選択が物凄く悪い。これでは勘違いが生まれてしまう。どういう勘違いかと言えば「会社(上司や先輩などを含む)は新人を成長させるために下積みを経験させてくれている」という勘違いだ。
ハッキリ言うぞ?会社は金払ってるのだからそんなわけねぇだろ。
即戦力に使える新人のほうが会社も上司も先輩も喜ぶのは間違いないんだ。使える新人のほうが上司や先輩は他の仕事へ集中できるのだから、新人を受け入れる職場が一番最初気にしているのは新人が使えるのか使えないかだ。
新人がより成長する素地があるかないかなんて使えるか使えないか判断したあと考えること。成長する素地をまず最初に判断して欲しいなら学生に戻れば良い。新人は新人が求められることへ応えなければならないんだ。
さて、ここまで長々と陰鬱になりそうなことを語ったが新人へ対して「新人が求められること」とは何か?を書かなければならないだろう。
それは「上司や先輩が雑務に追われてより重要な仕事を処理する時間が消費してしまうのを防ぐこと」である。
人生の諸先輩方は思い出して欲しい。これまでの「使えると感じた新人」のことを。その新人は雑務に関して覚えが速くミスが少なく安心して任せられたはずだ。下らなく面倒な日々の雑務をこなしてくれる新人は例外なくその職場で使える新人として記憶されているだろう。
"下積み"などという言葉は新人が求められている本来の期待を霞ませてしまうので使うべきではないのではなかろうか。
だからこそアナタの職場では簡単でそこまで重要ではない雑務をまず与えるのではないか?その雑務の中で職場のいろはを経験させていくのではないか?
新人は知るべき。君が与えられたその雑務を処理することで職場の時間は節約され上司や先輩の仕事量は減って君は凄く役立っていることを。雑務に役立つことこそ先ず君が気付くべき評価基準であり仕事をこなしているという実感なのだ。
だから考えろ、どう動けば上司や先輩の時間を節約できるのかを、何を知れば上司や先輩の時間を節約できるのかを、どこまで成長すれば上司や先輩の時間を節約できるのかを。
良い上司ってなんだろうな。
難しいわ。
業務は丁寧に教えてるつもり。
ミスったら理由聞いて、間違って覚えてたらここ違うから直そうぜって言う。
本人が工夫して努力してるのは分かるから上手くできてたらばっちりじゃんって褒めるし、
自分がフォローしてもらったらありがとう、助かったって毎回伝える。
作業後の片づけなんか誰がやってもいいから自分が率先してやる。
出社が定時ぎりぎりでも別にと思う。
でもこれって、優しい虐待?みたいなのかもってちょっと思った。
メモ取らなくても気にしないけど、
何度同じ説明させられても怒らないけど、
誰がやってもいい片づけをずっと自分がやってるのも別にいいけど、
荷物置いてる間に定時すぎるのも気にしないけど、
嘘はつけない。
これが得意です、こういう工夫をしています、
今これを教えているところです、
雑務は自分の仕事だと思っていないし、作業始めるのは定時すぎてます。
良い上司ってどんなんだろうな。
でもこの間、すごくささいなことだけどそのまま放置しておいたら
さすがにまずいから注意したら「そんなことで?」みたいな顔されたから、
全然分かってないのか、やる気がないのか。
一人で怒られて自腹で尻拭いするの、しないしできないだろお前。
これが新卒ホヤホヤの新入社員なら、憎まれ役を買ってでも教えなければいけないだろうけど、
そうでもないからそこまで面倒見られないと思うし、
「そんなことで?」みたいな態度を出されると、こちらだって人間だからじゃあいいよって思ってしまう。
将来的に苦労するのは本人だろうけど、知ったこっちゃねえよって。
知ったこっちゃねえから当たり障りのないところでしか接しない結果、
表面的(本人的)には嫌な顔せず何度も教えてくれて、
雑務も下に押し付けない「良い上司」になってるのかもしれないけど。
何が良い上司なんだろうな。
本当に難しいわ。
→「配ってて」と土産を手渡しされたり、無言で机に置かれてたり
・ケーキなどの差し入れがあると、切り分けて配るよう要求された
・10時、昼休み、15時頃にお茶を淹れて社員に配る謎イベントがあった
→なぜか女性社員のみでやらされる
→客先常駐してたら言われた
・結婚してからも毎日残業していたら、上司に「早く帰って旦那さんのごはん作らないと」と諭された
・生理休暇が取れなかった
パターンいろいろ
→上司(女性)が「たかが生理で休むほどではない」と受け付けてくれなかった
仕事以外の雑務は、女性だから、男性だから、若手だからやらされるのではなく、
皆で分担できるようになればいいなと思います。
(自分で変えられるところは変えていきたい)
晴れて憧れの職業になったけど、やっぱり雑務や色々あって残業も多く、大変だった。
今年で初任研も終わり勤務校が変わる。
ちょうど一緒に学校に来た3年生が卒業するのを見て、ふと私も卒業かなとふと思った。
勤務校も変わるし、なんかそういう風のような気がした。流石に明日辞めます見たいなことはないけど、時期を見て。。。
色々迷いもあったし先輩とかにもとりあえずやってみたらと言われて3年頑張った。
残業代を計算してみたけど、給特法が無ければ未払金の残業代は遡って請求できる2年で300万くらいになるんじゃないか!!w
内容はだいたい「これの根拠を完璧に説明しろ」→「俺が若い頃はもっと大変だった」→「俺なんてゴミクズだって上司に言われ続けてきたけど出世出来た」→「優秀な若者様なら俺より出来るはずだろ」→「仕事を舐めるな」の定番コース
そんで上司はそのあと「はあーこんな毎日お前に付き合ってたら俺の時間無くなっちまうよー」みたいなこといつも言ってる。
で、俺はというとその上司に逆らえない。
例の如く「個人としての仕事」は出来るタイプで、それによって得た人脈があるし、そこからハブられると今の職場で苦しくなるから誰も逆らわない。
とりあえず新人君が振られそうな雑務は先に回収してせめて本来の仕事に集中できるようにしてる。
あとは自分の仕事と新人君の仕事で領域が被る部分に対して将来の引き継ぎ資料ということで分かりにくい部分の説明を残したりしてる。
でも新人君はどんどん疲弊していって、最近はいつも眠そうだし服とかも洗濯が間に合ってない感じになってきた。
あと、上司の新人舐めムーブが職場全体に広がってきて「コイツはとことん下に見ていい人間」って扱いが加速してきた。
正直どうすればいいのか分からん。
完全に私の天敵かつ敵対勢力みたいな人だな〜
ズボラでたしかに総務の備品注文とか忘れてしまって申し訳ない思いをするんだよね。ADHDグレーっぽいとこあってなかなか直せないんだけど。
細かいことに目を向けることとか、メイン業務で頭がいっぱいのときに雑務に目を向けるのがすごい苦手でさ。
落書きみたいな書類や写真の間違いとかはダメだと思うし私だって許容しないけど、備品とかホワイトボードの雑務気にしてる暇があったら仕事しろって思っちゃうな私なら。
だって備品切れてもホワイトボードの表記が欠けても、誰もそこまでは困らないし。それをきちんとするよりは、本業に認知能力のリソース割くほうが大事じゃね?余裕があったらそこまで気を回せばいいけどさ。
https://anond.hatelabo.jp/20210228234557
を読んで,じゃあ准教授になるとどうなるのか書いてみよう。
コピペですむ部分はそのまま利用している。
40代前半で旧帝大の准教授 (任期有→もうすぐ任期無になる予定)。この業界ではそこそこ勝ち組と呼ばれる部類だと思う。
日本トップクラスとも言えるこのポジションで、私が普段何をしているのかを書いてみたい。
准教授とはいえPIなので在籍する研究室に居る学生のうち10名ちょいに対して研究指導を行っている。各人に対し、一対一のミーティングを月に 1 時間行うため、トータルで週3~4時間くらい。
それに学会論文チェックなども入るのでトータルだとこんな感じかな。
学生の研究の進捗を研究室メンバー全員で確認するための会。実質的な研究指導はここでおこなわれる。
学部生,大学院生向けの講義を週に平均すると2コマくらい受け持っている。
実際には前期後期で異なるので必ずしもこのとおりじゃないけど。同じ専攻の中では多いほうだと思われる。
数は少ないが非常勤などもそれなりの数あるので実質はもうちょっと多いか?
ちなみに講義の準備は一度したら終わりと思われがちだけど、意外なことに毎年それなりの時間をかけてアップデートしています。
月1~2回の会議が6~7個、一回2時間程度あるので平均するとこのくらいかな。
大学院、学部などの組織ごとに、運営、教育と異なる目的で会議が行われるのでかなり多い。
とはいえ、昨年はオンライン化されたおかげで自分と関係ない業務の際には全力で他のことができたのはありがたかった。
今後もこのまま進めたい。
うちは事務補佐員がいるので、基本的に雑用は全部お願いして週1回打ち合わせをするだけですんでいる。
補佐員を雇う前は週4時間くらいは領収書の処理とかをしていた気が。
ただし、事務補佐員は外部資金で雇うため、外部資金が切れるとまた事務作業との戦いになるので、
研究を継続するためにも研究費を切らせられないのでかなりつらい。
学会の運営 (研究会の準備など) は主に大学教員がボランティアでやっている。元増田には
とあったが、学会関連の雑務はステージが上がると異なる雑務が降ってくるだけな気もする。
助教氏は査読に結構時間をかけてくれているようだけど、その査読の割り振りなどが今度は仕事になってきたりする。「割り振りだけなら楽じゃない?」と思われるかもしれないが、結局論文を読まずには割り振れないので、論文を読む数は増える。
もちろんそれ以外にも研究会の運営やら学会の理事会やら・・・色々あります。学会運営委員とかなると、もう。
助教氏は書いていなかったけど、様々な研究プロジェクトに参加することが多いので、それに相当時間がとられる。
プロジェクトなら研究だろ、と言いたいところだけど、報告書の執筆やプロジェクトメンバーとの会議などを含めると相当時間を取られる。
大体いつでも本だの依頼原稿だのが2、3個はスタックにたまっている気がする。
それにプラスしてマスメディアからの取材とか、国や企業からの相談とかインタビューとかがある。
そして、講演。企業や団体からの講演依頼にこたえていくと結構時間がとられる。講演そのものは1時間くらいだけど、その準備になんだかんだ時間がかかる。
というわけで、トータルだとこのくらいになる気がする。
ということで、以上の項目の合計で 42時間。1 週間の所定労働時間 (8時間×5日 = 40 時間) はすでに赤字である。
え?自分の研究?もちろん、実際には(12時間×5日 = 60 時間)くらい仕事しているので、18時間くらいは何とか確保していますよ。
コロナ禍のおかげで移動しての会議が無くなったのでオンライン化最高だと思わざるを得ない。
最後に、助教氏は雑務をあまり押し付けられなかったとのことですが、うちの元ボスもそんな感じだったので、それを見習って若手のためにもなんとか雑務は自分たちで止めておきたいところですね。
その結果、その分自分の研究できなくなって老害とか言われるようになるのかもしれないけど。
そして、うちには助教いないけどな!
https://anond.hatelabo.jp/20210228234557
を読みました。上の記事の方とは別人ですが、同業者として色々と思う所があったので書きます。初めての増田です。
自分を勝ち組とは思っていませんが、年齢や職位などはこの記事を書いた方と似ています。ただ、多分私の方が少し年上です。
各所で反響があったようですが、基本的には過酷な労働環境で頑張る若手教員、すごいな、頑張っているな、というような反応が多かったように思います。私も他人事として記事を読んでそう思ったのですが、ふと自分のことを振り返ると決して自分の労働環境が過酷とは感じておらず、大変幸せな日々を送れているなと思いました。大学教員のような仕事に対してよくあるイメージとして、好きなことをやっているのだがら、異常な労働時間も苦にせずに働く、といったようなものがあるかと思います。しかしながら、私の幸せというのはそういったものではなく、むしろ大学教員の裁量を最大限使うことでワークライフバランスを保ちながら、学生と刺激的な議論ができ、たまに面白い発見もありといった具合に割とゆるく楽しむといった感じです。こういったケースはレアかもしれませんので、私の大学教員ライフを共有できればと思います。
元記事の方も書かれているように、大学(院)教員として研究室やゼミでの学生指導は最も重要な仕事だと思います。が、私は1人あたりにかける時間としては元記事の方の1/2 - 1/3程度です。基本的には配属時に時間をかけて研究ゴールの共有と中長期のスケジューリングをして、あとは学生におまかせです。人前で発表したりする訓練は当然必要なので、週0.5時間程度/人ミーティングで発表してもらいます。もちろん、学生から議論したいと言ってきた場合はこの限りではありません。そのときには、なるべく少ない時間で議論の成果を増やすために、分からない事がある場合はなんでもいいので自分の仮説を持ってくること、をゆるやかに要求しています。そうでない場合は、「とりあえず2,3日考えてみて、俺も考えとくから、あとで答え合わせしよ」てな感じで一旦追い払います。2-3日後に答えが出なかったらその場で一緒に考えます。ちなみに、私は学生といろいろお喋りするのは好きなので、この部分が多少増えても苦痛ではないのですが、お互いの効率を考えてこのくらいの配分にしています。投稿論文を書くときはある程度時間を使って一緒に書きます。
このあたりは大学や学科依存で若手教員の負担がかなり違う部分だと思います。平均的な実負担時間でいうと私は元記事の方の1/5程度です。
私の学科では単純に教員の数が比較的多く、負担が少ないといった部分があるとは思います。ただ、学生実験に関しては、技官さんやTAと打ち合わせをしっかりして、学生実験の数ある業務(設営、実験前の講義、実験中の巡回、試問、採点などなど)のうち、どの部分が教員にしか出来なくて、どの部分は技官、TA、学生に担当してもらえるかはいま一度考えてみるといいかもしれません。意味もなく教員が実験室で巡回するといった無駄があるならばそれをへらす努力は必要(だが多くの学科でされていない)だと思います。
このあたりは同程度です(週3h程度)。好きではないですが、気晴らしと思えばそんなに苦ではありません。また、自分以外(秘書さん、大学事務、学生)にふれると思った仕事はどんどんふっていきます。例えばオープンキャンパスの運営が例にあがっていましたが、こういった毎年殆ど同じ内容の仕事(上の学生実験も実はそう)は、マニュアル化して多少のバイト代さえ工面できれば、自分で動く時間はだいぶ減らせます。
この仕事を苦にしないために、アブストをよく読んで1.本当に読みたい論文である場合 2.自分の専門に合致しており容易に論文の価値を判断できる場合 のどちらかに当てはまる場合以外は断るようにしています。1であればどうせ後々読む論文を先取りできてラッキーですし、2の場合は4-5時間くらいで査読レポートまで書き終えられるので、締切直前にぱぱっと終わらせます。月2くらいのペースなので、時間的には元記事の方の半分くらいです。この一年は皆引きこもって論文を書いていたからか、依頼がめちゃくちゃ増えました。査読をするといかにも科学コミュニティに貢献しているといった気分にはなるのですが、一方で、査読する価値もないゴミ論文も相当数投稿されるので、そういったものはしっかり査読する前に断るようにしています。
科研費はもちろん、プロジェクト型予算、色々な財団の助成金をとにかく出せるものはすべて出します。結局お金があると、秘書さんを雇えたり、学生にバイト代を出せたり、研究にしても既に新規性のない開発部分は外注したりと、かなり自分の時間を買えるので、ここは力を入れてやっています。募集が沢山ある時期は一日中申請書を書いているときもあります。
基本、断っています。個人的な感想ですが、研究者の数は増えないのに年寄り(に限らず若手の会みたいのも沢山あって困りものなのですが)の同窓会のような学会が増えて、お互いに何が違うのかも分からない研究会が乱立しているような印象を受けています。私も以前は参加していたのですが、そういう学会に行って懇親会なんかがあると、決まって皆大学事務の悪口や、如何に大学での雑務が忙しいかで盛り上がります。私達が今参加しているまさにこの会こそ意味の薄いものなのではないかと考えるようになり、基本的には学会には参加しないようになりました。
さて、残りの時間で自分の研究です。上の項目はあくまで平均であって時期によって忙しさが違うので、何週間も自分の研究が進まないこともありますが、逆にどかっと時間があいて没頭できることもあるので、無理せずに自分のペース進めています(それを可能にするためには、極端な競争になりにくい研究テーマを設定するなど、それなりに考えてやる必要はあると思います)。
随分な長文になってしまいました。自分の周りの若手助教の先生なんかを見ていても思うのですが、どうも大学教員は忙しい!雑務多い!それでいて待遇ひどい!学生は使えない!といったような思い込みに縛られている人が多いのではないかと感じます。過酷な環境で業務をこなすスーパーエリートってな感じでやっていくのも悪くないですが、現場でできる効率化をどんどん進めて、ゆるふわハッピーに研究をするっていうのもアリなのではないかと思う今日この頃です。今年度からは科研費等の研究費を一部自分の給料にあてることも出来るようになり、大学教員の待遇は良くなってきている部分もあります(予算とれば給料ふえる)。個人的には、大学教員は自分が研究を好きという点を差し引いても十分魅力的な仕事で、若者にすすめられる仕事です。
頭の良さそうが数時間とはいえ、雑務をこなし、かたや民間企業じゃコネなしじゃ就職先がなく、生活保護受給者になってもおかしくない人間が自民党に入って議員として偉そうにしているんだからな。なんという皮肉だろうか。
30代前半で旧帝大の助教 (任期無し)。我ながら、この業界では勝ち組と呼ばれる部類だと思う。
日本トップクラスとも言えるこのポジションで、私が普段何をしているのかを書いてみたい。
私の在籍する研究室に居る学生のうち 8 名 に対して研究指導を行っている。各人に対し、一対一のミーティングを週に 1 時間半行うため、トータルで週 12 時間となる。
基本的に、私がやれば 2 週間で片付くような作業に 2 年くらい費やす学生が大半だ。旧帝大とは言え、自力で英語論文の読解や、プログラムのバグ取りができない学生の方が標準的なので、これはまあ仕方がない。これで賃金をいただいている以上、真摯に取り組む他ない。
専門書を学生だけで読むのはハードルが高く消化不良にしかならないため、解説役として教員が参加する必要がある。私は 2 種類の輪読会に参加し、各 1 時間半を費やしている。
学生の研究の進捗を研究室メンバー全員で確認するための会。他の教員から指導学生のテーマについて意見をもらう貴重な機会。
学部学生向けの実験科目を二つ担当している。各およそ 4 時間で、週 8 時間。午後が丸々つぶれて体力的にもしんどいが、これで賃金をいただいている以上、真摯に取り組むしかない。
なお、昔は助手二人で一つの実験だけ面倒を見るという体制だった (らしい) のが、いまは助教一人で二つ担当しているので、負担は 4 倍になっている。
大学学内には教員でローテーションしている様々な雑務が存在する。例えば広報なら、ホームページ管理からオープンキャンパスの準備まで幅広いお仕事がある。これで賃金をいただいている以上 、真摯に (以下略
研究室の環境整備は若手教員の仕事である。実験ハードウェア・ソフトウェアの調達やメンテナンス、学生の使用物品やアカウントの管理などなど、細かい仕事がいろいろある。
学会の運営 (研究会の準備など) は主に大学教員がボランティアでやっている。もちろん実行部隊は若手である。昔と違って若手が少ないので、所属する複数の学会で運営の雑務をこなさなければならない。私の 3 時間/週はかなり負担の軽い部類と思われる。
査読付き学術誌の品質を担保しているのは当然、ボランティアの査読者である。基本的に、自分の論文が掲載された論文誌からの査読依頼は、引き受ける道義的義務があると思う (自分の論文もボランティアで丁寧に査読してもらったわけなので)。
毎週あるわけではないが、月に 16 時間くらいは査読に費やしている (これは少ない方だと思う)。
ということで、以上の項目の合計で 1 週間の所定労働時間 (8 時間 × 5日 = 40 時間) は終わりである。
毎日 3 時間ずつ残業して、土日も 8 時間ずつ出勤すれば週に 31 時間は研究時間が確保できますよ。いつも脳みそクラクラで死にそうになるけどね。
上記を読んで何か違和感を覚えなかっただろうか。そう、私は若手助教にも関わらず、「教授の雑用」を押し付けられていないのである!
これは私のボスが聖人君子 (SSレア) なので、「若い人は研究時間を確保しなさい」と言って、雑用を全部自分でやってくださるのである。
多くの助教は、教授に押し付けられた雑用で残業時間を食いつぶしてしまうらしい。しかし、これは決して教授がサボっているというわけではないということを強調しておきたい。そもそも教授自身も異様に忙しいので、並みの事務処理能力では、手助けなしに雑務をこなしきれないという悲しい現実があるのだ。
欧米に住んでる日本人がコロナで盛り上がるアジア人差別のせいで(主に中国人の巻き添えで)被害に遭うニュース大好き。
こういう記事読むと一日心が晴れやかになる。コロナで増えた雑務でイライラする日々の数少ない癒やしだ。
ところが、仏「リベラシオン」紙のフェイクニュース検証コーナーでは、パリ警視庁が「襲撃で酸が使用されたことは確認されていない」と述べたと報じられている。
事件の現場となったパリ17区の区長は、「襲撃で酸が使われたかどうか、またアジア人差別的な性格の襲撃かどうかは現時点ではまったく確認できていない」というメッセージをツイッターに投稿し、「監視カメラの映像では告発された事件の時間と場所での襲撃は確認できていない」と付け加えた。ツイートには日本人とみられるアカウントから批判の声が寄せられている。
ところで我らが差別大国日本では何人ぐらいの中国人が病原菌扱いされてぶん殴られたの?
初期に感染爆発したイタリア人なんて毎日のように「毛唐は国に帰れ」と心無い差別暴言をぶつけられたことだろう。
変異ウィルスを日本に持ち込んだバカ記者の巻き添えでイギリス人は熱いミソスープをぶっかけられるテロに怯えて家に引き籠もる日々を過ごしているのか。
ヨーロッパの人権先進国でさえこの記事の有様なのだから日本での差別事件は凄まじい数になっているに違いない! ……そのわりには全然聞こえてこないけど。