はてなキーワード: 消費財とは
じゃあ個別論破していこうかね
・女性の人生と肉体を破壊する人間の子供、女性の人生と肉体を破壊しない猫 ←トキソプラズマ、猫アレルギー。はい論破
・発達障害がある人間の子供、発達障害がない猫 ←そんな猫は生まれてすぐ死んでいるだけ。論破
・人間の子供は3000万円、猫は240万円 ←高校まで義務教育化。大学は本人次第。楽しみに費やす金は実質タダ
・犯罪者になる可能性がある人間の子供、可能性がゼロの猫 ←飼い犬飼い猫だって他人に噛み付いて怪我させたら即殺処分。論破
・消費財である人間の子供、生産財にもなりうる猫 ←ビル・ゲイツにだって親はいるんだが?論破
コロナ1期生(昨年がとも言えるが)21年入社組技術系研修by研究所に付き合ったんだけど、色々知らないことを教えてくれた。
昨年は3月就職協定解禁が緩和されたらしい、でも緊急事態宣言で各社足並みが揃わなくて、弊社は入社面接を延期していたらしい。知らんかった。
弊社(一般消費財メーカー)は昨年5月にリモートで面接を行ったとのこと。
緊急事態宣言後には入社が決まったらしく、その後は修論に邁進していたとのこと。
でも大学によって、大学に入る総人数の規制があったらしく、規制が緩ければ実験上等、規制がきついと研究するのも面倒があったとのこと。
昨年もだが、通常新入社員全員が半日研究所見学に来るんだけど、そのイベントは無かった。
先輩を見てると研究所の見学が有用かどうかは疑問符があるので妥当かしら。
通常なら若手先輩が飲みに連れてったりして交流を促すのだが、当然なし。
以下、独り言
逆に言えば、新入社員育成プログラムが必要かどうかが、問われるかも。
上述のように1か月研究所での教育を行うんだけど、無くてもいい気がする。
ちなみに僕は別企業だけど新入社員研修で研究所での研修を受けていない、いきなり工場実習だった。
あまり変わらないような気がする。
コロナ1期生(昨年がとも言えるが)21年入社組技術系研修by研究所に付き合ったんだけど、色々知らないことを教えてくれた。
昨年は3月就職協定解禁が緩和されたらしい、でも緊急事態宣言で各社足並みが揃わなくて、弊社は入社面接を延期していたらしい。知らんかった。
弊社(一般消費財メーカー)は昨年5月にリモートで面接を行ったとのこと。
緊急事態宣言後には入社が決まったらしく、その後は修論に邁進していたとのこと。
でも大学によって、大学に入る総人数の規制があったらしく、規制が緩ければ実験上等、規制がきついと研究するのも面倒があったとのこと。
昨年もだが、通常新入社員全員が半日研究所見学に来るんだけど、そのイベントは無かった。
先輩を見てると研究所の見学が有用かどうかは疑問符があるので妥当かしら。
通常なら若手先輩が飲みに連れてったりして交流を促すのだが、当然なし。
以下、独り言
逆に言えば、新入社員育成プログラムが必要かどうかが、問われるかも。
上述のように1か月研究所での教育を行うんだけど、無くてもいい気がする。
ちなみに僕は別企業だけど新入社員研修で研究所での研修を受けていない、いきなり工場実習だった。
あまり変わらないような気がする。
そこそこ高い消費財を扱っている小売だからか、たまに環境に配慮~の質問はあるんだけど全然評価軸を持たないままに聞いてるんだよね。
例えば「どのような基準で評価されていますか?○○なら○○以下で、国際基準と言われる値以下です。生産段階の△△は△△です。ただこれはこちらの製品の方が低いです。どちらを優先されますか?」的な回答をしても
明確に選べる人はほとんどいなかった。
大体、昨今の世に出ているもの大体はそれなりの環境基準をクリアしているので、質問してくるからにはそれ以上の情報を求めているに等しいのであり、それにも関わらずある程度の判断基準すら持ってないとなんだかなーと思う。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 96 | 17567 | 183.0 | 40 |
01 | 272 | 198636 | 730.3 | 929 |
02 | 193 | 70058 | 363.0 | 128 |
03 | 320 | 150343 | 469.8 | 630 |
04 | 148 | 89572 | 605.2 | 714 |
05 | 216 | 127183 | 588.8 | 725 |
06 | 83 | 46510 | 560.4 | 709 |
07 | 51 | 19774 | 387.7 | 368 |
08 | 75 | 13686 | 182.5 | 43 |
09 | 118 | 37241 | 315.6 | 160.5 |
10 | 137 | 13100 | 95.6 | 38 |
11 | 119 | 13112 | 110.2 | 49 |
12 | 144 | 17102 | 118.8 | 59 |
13 | 131 | 18129 | 138.4 | 53 |
14 | 183 | 22752 | 124.3 | 48 |
15 | 192 | 17606 | 91.7 | 37 |
16 | 137 | 13694 | 100.0 | 47 |
17 | 107 | 11608 | 108.5 | 50 |
18 | 119 | 11602 | 97.5 | 43 |
19 | 97 | 10114 | 104.3 | 46 |
20 | 167 | 16619 | 99.5 | 36 |
21 | 176 | 18675 | 106.1 | 42.5 |
22 | 118 | 13916 | 117.9 | 44.5 |
23 | 102 | 8682 | 85.1 | 42 |
1日 | 3501 | 977281 | 279.1 | 94 |
ロア(11), みゆ(13), ジャーキー(3), Trait(3), 上げ底(12), 富士山頂(3), 詰まん(3), ナイチンゲール(6), interface(3), ポプラ(5), 消費財(5), レンタル(50), 方言(15), スタバ(12), セブン(10), 失望(10), 鬼滅の刃(15), ラップ(10), 若く(24), 若い女(14), 洗わ(7), きれいな(10), Vtuber(16), 定義(52), 中年(15), 消費(53), 滅(11), 美人(31), 無職(23), 性的(53), 鬼(15), 容姿(23), 無意味(16), メンヘラ(14), LGBT(12)
■無職中年男が若くてきれいな女性に失望した話 /20201021210748(67), ■LGBTに物申す。 /20201022112648(16), ■継承は禁止するべき /20201022005749(15), ■観光がなんなのかわかんなくなってきた /20201020160713(14), ■東証の障害、富士通はケシカラン! /20201021201859(11), ■嫁とのやりとりがものすごく煩わしい /20201022091003(11), ■セブンイレブンは一度潰れたほうが良いよ /20201021232805(10), ■ちんぽがイキそうな時にどんな歌を歌うべきか /20201021193539(9), ■ /20201022120751(8), ■ /20201022010831(8), ■京○ニ、ルッキズム、金閣寺 /20201022130009(8), ■増田に下の名前がないのでつけることにした /20201022160132(7), ■この国で生きることが地獄でない理由を言える人なんているの? /20201022163026(7), ■マスクに効果があるとの研究結果ではノーマスク勢は変わらない /20201022183903(7), ■ /20201022144746(7), ■マスク無しで喋る人に傷害罪を適応してほしい /20201022150414(7), ■テレワークどうでしょう /20201020221445(6), ■死にたいと思ったらエアロバイク漕ぐといいんだよ /20201022101050(6), ■性的消費って結局なんなん? /20201022125845(6), ■毒親 /20201022211923(6), ■ /20201022140923(6), ■にじさんじファンはあきらめて覚悟しろ /20201022210505(6)
性的消費=性的対象化=性的モノ化で、「モノ化」とは「その個性や尊厳を無視して消費財や手段として扱うこと」とはっきりしている。
ただ「何を個性や尊厳だと思うか」「どれを消費財や手段として扱うこととみなすか」「モノ化はすべて間違っているのか」「部分的に間違っているならその範囲はどこか」がはっきりしていない。
と言ったのは君だよ?
608 :名無しさん@引く手あまた:2007/10/30(火) 07:02:24
勝ち組は負け組を馬鹿にしました。負け組の上に成り立つ勝ち組を引きずり落とすには、負け組が競争社会を放棄すればいいのです!
オラ いち抜けた!w
・とにかく競争心を持ちません。負けるが勝ちです。
・食事…100円ショップ、安い食事で済ませます。 高級飲食店で無駄金は使いません。
・同棲、結婚、出産、共同生活等、生産性を促す社会活動には、加担しません。
・子供は只の消費財。子供一人につき4千万円の出費です。今時、親になるのは正気の沙汰ではありません。
・他人や社会には嵌められないようにチェックはしますが、競争には加わりません。
・奴隷労働型企業では働きません。自分の働いた半分は楽している勝ち組に搾取されるだけです。
・高級品・高級車・住宅は、使いません買いません。欲しがりません。
・今使っている物く以上は、持ちません、買いません。
・テレビ、雑誌の記事はなにか買わせようと煽っているだけ。そんなものに乗るのはアホです。
・テレビは宣伝する会社、全て何か買わせようとたくらんでるとみなします。
・できるだけまめにオナニーして30後半まで頑張って性欲を封じ込めます。
・ネットをフル活用しすべての娯楽、生活情報収集は基本料のみで済ませます。
・ひとはすべて快楽で動いています。脳内の電気信号で一生振り回されているだけ。
意図せずサイレントテロに加担してる人も多いと思うけど、結局勝ち組は負け組に対する態度を何も改めないな。
風当たりが強くなってるまである。
僕はドラッグストア関連の消費財メーカー勤務なのだが、同業他社の秋冬の新商品が少ないことに気付いた。
複数の包材メーカーに各社の新商品開発状況をヒアリングすると、延期か中止が多いとのこと。
業界の性質上、3月上旬までには商品概要は決まっており、3月以降に煮詰めるのは販売戦術や包材仕様の確定くらいである。
ヒアリングでは消費財メーカー本社機能が止まってるからではないかとのこと。
ここで疑問に思うのは、通常生産品は滞りなく生産されており、ジャンルにもよるが4、5月の前年比100%はザラである。
消費財メーカー工場は稼働していて、資材(BtoC)メーカー工場も稼働している。
しかし新商品開発が滞っている。これは営業サイドの要望なのか?
先に「秋冬の新商品」と書いたが、次は春夏でこちらで代替できるわけではない。
というか、包材メーカーでは来春夏新商品の開発も滞ってるメーカーが多いとのこと。
ここで本題なのだが、ヒアリングによると外資は本社機能を停止していることが多いとのこと、国内トップ企業も開発が進んでいないらしい。
ところが資材メーカーは割と動いている。容器メーカー巨人のT社は本社機能を止めたと聞いたけど、他は大手でも週の数日は出勤してるとのこと。
僕は研究所勤務なので家でできることはメールのやり取りだけなので、在宅勤務は「呼び出し(メール)に応じるくらい」である。
世の中のテレワーク全体もその程度なのかということ。
コロナ禍で在宅勤務が進んだという体だが、何もしていないのではという疑問だ。
昔から驕れる者久しからずとか、諸行無常などと言われてまして、世の中の物事というものは常に変化し続けており、一生、永遠に続くものなどありません。
ところがどっこい、世間には未だに「一生モノ」などという言葉がございまして、割高の商品を販売する商売人のウリ文句でございます。
わたくしなどに言わせれば一生モノは自分の体以外には無いのですが、まぁ彼らはものを売り込む商売でございますから、あの手この手で、一生使える、安物を買うよりお得、ステータスになる、などと吹聴してきます。
ところで生活に必要なものというのは、貧乏人や大富豪でもだいたい同じもの、同じ量になるのでございます。
なぜかと言うと、人間の体というリソースは一人に付き一つしか無いのですから、一人の人が5倍も10倍も歯を磨いたり、食事をしたり、ゲームしたり、旅行をする、睡眠を取る、なんてことは到底ありえないのです。
10倍の値段の歯ブラシを使えば10倍歯がきれいになるのでしょうか。10倍の値段の食事を食べると10倍腹持ちがよく、10倍栄養が吸収され、10倍美味しいのでしょうか。10倍の値段のバッグを買えば、10倍収納力があるのでしょうか。重さが1/10になったりするのでしょうか。
そんなこと無いですよね。
まぁファストファッションみたいにあまりにも安すぎて使い捨て前提の商品も駄目だけど、生活の質は総合的に決まるので高いもの買えば解決する。みたいな単純なものでない以上、あまり一生モノという幻想に固執しないほうが、無難であり人生の限られたリソースを浪費しなくてすむ、ということを申し上げたいのです。
そこそこの値段で大量生産されてて代えの効くもので生活基盤を揃えるほうがコスパ高いです。一点物は高いしメンテナンスも面倒で、いざぶっ壊れたら二度と手に入らなかったりして生活のリズムを崩します。
逆に言うと手に入りやすくメンテナンスも楽でいざぶっ壊れても金出せば簡単に手に入ったり、いざとなれば売れる資金流動性の高いものや、資産価値の減少が低いものなら購入検討はありです。(高級時計、ブランド物、フィギュア、高級車)
高級布団や豪華海外旅行、結婚式などの消費財や消え物に大金を出すのは、まぁ気分の問題を差し引けば、賢い選択とは言えません。
まあ思い出は奪われない…という考え方もありますので、全否定はしませんけど。
わたくしの考える一生モノと言えるものはなんと言っても健全な生活を運用するための習慣でしょう。
筋トレや運動したり、歯磨き、適度な食事量、早寝早起き。といった丁寧な暮らしの習慣は生涯に渡って生活基盤を底堅くサポートし、幸せにしてくれる一生モノの大切な資産となるでしょう。
ちなみにわたくしはおっさんですが、小1のお道具箱に入っていたハサミを未だに使っています。
丈夫だということは、なかなか厄介なものなのです。
危機の出始めにはよくあることだが、ニュースやSNSを見ているといまだに妙な楽観論が支配している。4月にはウイルス騒ぎが収束し、日経平均株価は20500円前後で底入れし、間もなく景気も回復するなんてことを言う専門家も少なくない。だが、そんな可能性は万が一にも無くて、少なくとも東日本大震災級、悪くてリーマンショック級の不況が来るのは確実なのだが、企業業績や経済指標などに具体的に反映されないと私たちは危機として認識できないものなのだろう。
コロナショックは、超グローバル社会と感染症とが組み合わさった未曾有の事態だが、今後の日本経済で展開されるシナリオは過去の経済危機の経験からだいたい想像はつく。リーマンショックの時は、金融機関へのショックを起点として、不動産→耐久消費財(自動車など)→消費財→小売り・外食へとショックが伝播していった。今回は実体経済にまずショックが起き、人とモノの流れが国内的、国際的に滞り、そこからいろいろな過程へ伝播していくプロセスとなっている。
3月上旬の今、飲食店、ホテル、テーマパーク、スポーツジム、イベント、旅行業、ホテル、百貨店といった個人消費分野がすでに深刻な打撃を受けている。
また、世界の製造業の中枢である中国の工場稼働停止が、各国の製造業のサプライチェーンに深刻な影響を与えている(これは早晩正常化するだろう)。
これから何が起こるのか。年内ぐらいでありそうないくつかのシナリオについて、整理したものを書きおこしておく。
●リーマン・ショック時の「トヨタ・ショック(2008年11月の下方修正)」のような、代表的企業の業績下振れショックが3月下旬~4月末の株式市場を直撃する。
●個人消費の縮小に続き、春先から企業投資にもブレーキがかかる。機械受注や民間建設受注の前年比マイナス幅が大きくなる。また、広告出稿量も低迷する。
●4月初め、歓送迎会シーズンなのに居酒屋ガラ空きの映像がテレビに流される。
●金融円滑化法が事実上復活したにもかかわらず、中小の旅行代理店や飲食店、旅館、イベント会社の倒産が前年比で急増する。加えて、さらに図体の大きな業態(空運会社など)でも信用危機が取り沙汰され、金融界に緊張感が高まる。
●インバウンドによって支えられてきた地方経済の困窮ぶりが併せて問題になる。貸し倒れ懸念の高まりとともに、ただでさえ暗かった地方銀行の先行きがさらに暗くなり、再編機運がいっそう増す。
●東京五輪の中止か延期をIOCが発表する。もし予定通りの開催となったにしても来訪する観客数は想定を大きく割り込み、旅行、ホテル業界が目論んでいた2020年下半期の回復シナリオが完全崩壊する。
●日経平均株価が15000円を意識した流れへ向かう中、株価を買い支えてきた日銀やGPIFの含み損に批判の目が向けられる。
●「派遣切り」が相次ぎ、派遣労働者の活動が落ち込む。相前後して鬼女板が往年の勢いを取り戻す。
●「餃子の王将」「マクドナルド」ブームが再来する、既存店売上高の前年比増加率が2桁を超える月が続く。
●ホテルの建設中断があちこちで起きる。五輪の見込みが外れ、今やホテルは完全に供給過剰になり、経営悪化に耐えられなくなった事業者の中から、手元資金確保のためのホテル物件投げ売りが起こる。そのいくつかは財務基盤の厚い財閥系デベがマンション用地としてハゲタカのように拾いあさっていく。
●もともと薄氷を踏むようだった構造不況業種も、リストラや業界再編の動きを一段と加速させる。例えば、百貨店や百貨店への出店を主とする従来型アパレル(三陽商会やオンワード)。
●10月の臨時国会では、インバウンド依存型経済の功罪が議論になるとともに、巨大な補正予算が組まれ、消沈するインバウンド需要の埋め合わせを財政で行おうとする。消費減税や、疲弊する地方の振興、特定の市場への振興策などが景気対策の玉として注目される。
●景気刺激策として政府は新たにどんな市場を振興したがるだろう。これについては予想がつかない。ただ、リーマンショック時はエコカー補助金、家電エコポイントとして実現された。自動車や電機業界のロビーイング能力は今回も健在だろう。
●大胆な財政・金融政策パッケージによる景気回復を前面に打ち出したドナルド・トランプの再選が決まる。
●安倍晋三4選への道が険しくなる。この道が絶たれた場合、政権がレームダック化するため、「ポスト安倍」に向けた自民党各派、公明党、野党の動向が2021年政治の焦点となる。
新潮社のトマス・ピンチョン全小説の『V.』を読み返していたら、ちょっと気になる箇所があって、これは原文ではどうなってんだろうと、図書館で原書を借りてきてみました。そしたら、あれ、もしかしてこれ、この翻訳ひどい?
というわけで、原文と翻訳を照らし合わせたうちで、これはいくらなんでもという箇所を以下で検証していきます。
この段落はニューヨークの下水道に巣食うワニを狩るパトロール隊として雇われているプロフェインという男が第五章で書かれたワニ狩りのことを回想しているというところです。訳文とそれに対応する原文を引用していきます。訳文の引用は『V.』上巻の217,218頁から。
フェアリング神父の教区を抜けてイースト・リヴァー近くまで、独りで追っていったワニのことを、プロフェインは振り返ってみた。
He thought back to the one he'd chased solo almost to the East River, through Fairing's Parish.
「抜けて」とありますが、第五章を読めばわかるようにプロフェインは教区を抜けていません。ここのthroughは「~の間を通って」の意でしょう。
ちなみにフェアリング神父は下水道でネズミにキリスト教を布教しようとしていた人物です。
そいつは、みずから歩をゆるめて追いつかせ、自分から求めるように撃たれていった。なにか取り決めでもあったのか。プロフェインが酔っぱらってか欲情してか、頭がポワンとしていたとき、ワニの足跡だらけの泥の上で、契約を交わしたのか?
It had lagged, let him catch up. Had been looking for it. It occurred to him that somewhere--when he was drunk, too horny to think straight, tired--he'd signed a contract above the paw-prints of what were now alligator ghosts.
「なにか取り決めでもあったのか」という訳文に対応する箇所がない。
これに対応するらしき原文はこのあと出てくるのですが、なぜここに置かれているのかわかりません。それ以外にも問題がありますが、それは後述。
It occurred to him thatが訳されていない。
tiredが訳されてない。
of what were now alligator ghostsが訳されていない。
この段落ではこのalligator ghostsなるものがどういう存在なのか、このあと縷々綴られていくので、これを落としてしまうのはちょっと。ここは訳すなら「今や幽霊であるワニたちが、かつてそうであった存在の」となるのでしょうか。あまり自信はないですが。
プロフェインはワニに死を与える、ワニは彼に職を与える、それでイーヴン、恨みっこなしと。
Almost as if there had been this agreement, a covenant, Profane giving death, the alligators giving him employment: tit for tat.
Almost as if there had been this agreement, a covenantが訳されていない。
上に出てきた「なにか取り決めでもあったのか」が訳文なのかもしれないけど、this agreement, a covenantとわざわざ言い直して二回言っているのを「取り決め」の一語にまとめるのはどうなんですか。しかもcovenantなんて「(神との)聖約」という強い意味の語なのに。そんな語がワニ相手に使われているというのがこの文のミソだと思うのですが。うーん。
プロフェインにワニは必要だが、ワニはなぜプロフェインが必要だったのか。その原始的な脳の回路に、記憶と理解が生じていたのか。子供のころ自分たちはただの消費財で、財布やハンドバッグになった両親や親戚のおじさん、おばさんたちと一緒に、世界中のデパートで、あらゆるガラクタと一緒に陳列されていたことを覚えていたのか。
He needed them and if they needed him at all it was because in some prehistoric circuit of the alligator brain they knew that as babies they'd been only another consumer-object, along with the wallets and pocketbooks of what might have been parents or kin, and all the junk of the world's Macy's.
息の長い原文を切って日本語として不自然じゃないようにしているのでしょうが、かえって意味のつながりが見えにくくなっているような。
おかげで分かりづらい。これでは「必要だったのか」「生じていたのか」「覚えていたのか」と三つの疑問文がただ並列されているように見える。せめて「生じていたのか」「覚えていたのか」を「生じていたからなのか」「覚えていたからなのか」にした方が良いのでは。
the world's Macy'sを「世界中のデパート」としているのは明らかに誤訳です。メイシーズは基本的にアメリカにしか展開していないようですし、なによりもこの挿話の元になった都市伝説はニューヨークのメイシーズで、ペット用に売られた赤ちゃんワニがトイレに流されて下水道で成長していたというものだったわけです。なのでthe world'sはここでは「ここらの界隈の」みたいな意味ではないでしょうか。
あと英語の仮定法を日本語の疑問文で訳すというのは翻訳のテクニックとしてアリなのでしょうか。いや、アリならアリで全然いいんですけど。ただの素人なのでよくわかりません。
トイレを通って、地下の世界に流れてきたのは緊張の中の束の間の平和に――いずれは子供の、見かけだけ動きのあるオモチャに戻っていくしかない、それまでの借り物の時間に――すぎなかったのだろうか?
And the soul's passage down the toilet and into the underworld was only a temporary peace-in-tension, borrowed time till they would have to return to being falsely animated kids' toys.
トイレにジャバーっと流されて下水道に流れ着くという事態を「魂の道行き」なんて大げさな言い方をしているのが、面白いところなのになんで訳されていないのか。あとダッシュをいれて「――いずれは子供の(中略)借り物の時間に――」と挿入するくらいなら原文の語順通りに訳したほうがわかりやすいように思えます。
もちろん自分から望んでのことではない。望みは、もとの自分たちの暮らしにある。それを叶える完璧な形は死ぬことだ。死んで、ネズミ職人の歯によってロココ様式の死骸になることしかない。そしてそのまま、教区の聖なる水に浸食され、あの日、あのワニの墓場を明るく満たした光のような燐光を発する、アンティークな骨細工になっていくしかない。
Of course they wouldn't like it. Would want to go back to what they'd been; and the most perfect shape of that was dead--what else?--to be gnawed into exquisite rococo by rat-artisans, eroded to an antique bone-finish by the holy water of the Parish, tinted to phosphorescence by whatever had made that one alligator's sepulchre so bright that night.
to go back to what they'd beenが「もとの自分たちの暮らしにある」でいいんでしょうか。このあとに続く文に則して意味をとるなら「暮らし」では変では? それに原文はto go backなのに「帰る」という意味が訳文から感じとれないです。
さて、ここから先が問題です。ここは第六章の中で非常に重要な段落の中でも、さらに重要な一文だと思うのですが、まともに訳されていなくて頭をかかえました。
まず、ダッシュで囲まれたwhat else?が訳されていない。
「しかない」という形で間接的に訳されていると言えるかもしれませんが、それでもこれを落とす理由にはなりません。
exquisiteが訳されていない。
tinted toが訳されていない。
by whatever以後の節を「燐光」にかけて訳していますが、これは英文解釈的に無理なのではないでしょうか。また、そのせいなのか原文の語順がぐちゃぐちゃにされてしまっています。なぜeroded to an antique bone-finishとひとまとまりなっているのを千切って「浸食され」と「アンティークな骨細工」をかけ離れたところに置いているのでしょうか。
原文を素直に読めば、ワニは死後、gnawed-齧られてrococo-ロココ彫刻になって、そのロココ彫刻がeroded-浸食されてan antique bone-finish-骨仕上げのアンティークになり(bone-finishというのは妙な言い方ですが、matte finish-つや消し仕上げをもじったような表現だととりました)、そのアンティークがtinted-染められてphosphorescence-燐光になると読めます。
つまりワニの死後、時間の経過によってワニがどのように変貌していくかの推移を追うことができるように読めるわけです。しかし翻訳ではそのように読むことはほぼ不可能です。
さらにこの段落の一番最後に来るのは原文ではwhatever had made that one alligator's sepulchre so bright that nightなわけで、ここに意味上の大きな負荷がかかっていると思えるのですが翻訳では「燐光」の前に置かれて目立ちません。
これでは、4コママンガのコマの順序を入れ替えてしまったために、オチの意味がわからなくなっているようなものです。
ここのところをわたしなりに試しに訳してみたので、ここに置いておきます。
そして、その望みの最も完璧な形とは死ぬこと――他に何があろう?――であって、そうして工匠ネズミに齧られて精妙なるロココ彫刻とされ、教区の聖なる水に浸食されて骨仕上げのアンティークになり、何ものかに染められて澄んだ緑色の燐光と化すのであり、そしてその何ものかこそ、あの晩、あのワニの地下埋葬所をあんなにも輝かしく光らせていたのだ。
(phosphorescenceという単語を見ていたら、どうしても『宝石の国』のフォスフォフィライトの顔がチラついてしまったので「澄んだ緑色の燐光」としてしまいました)
とにかく第六章にはここ以外にも訳されていない語、節、文がたくさん出てきます。他にも誤訳、誤訳とは言いにくいけどおかしい訳もままあります。誤訳ではなくてもあまり使われない珍しい単語が使われていたり、凝った表現がされていたりするところが、平易な分かりやすい、いいかえれば、ありきたりでつまらない日本語になっていたりします。
いったいなんでこんなことになっているのでしょうか。ピンチョンが好きでこの『V.』も何度も繰り返し読んできたというのに、今まで読んできたものは何だったのかという気分で、ショックが大きいです。
共訳者の一人、佐藤氏は何十年もピンチョンの研究、翻訳をされてきた人で、こんな訳をするとは思えないのですが。それとも、このころ『重力の虹』の翻訳に集中していて実は『V.』にはあまり関わっていなかったとか? しかしもうひとりの小山氏もイギリスの大学院に留学して英語の著作もある人だそうですし。学生に下訳させて、ろくに直さずに出版したとか? まさか。
ただ原文を横において検討したのは第六章だけなので他の章はちゃんとしている可能性はあります。わたしの英語力では全文チェックするなんてとうてい無理なので、誰か英語を読むのが苦ではなくて、現代アメリカ文学に詳しい人に『V.』全編の翻訳をチェックしてみてほしいです。