僕はドラッグストア関連の消費財メーカー勤務なのだが、同業他社の秋冬の新商品が少ないことに気付いた。
複数の包材メーカーに各社の新商品開発状況をヒアリングすると、延期か中止が多いとのこと。
業界の性質上、3月上旬までには商品概要は決まっており、3月以降に煮詰めるのは販売戦術や包材仕様の確定くらいである。
ヒアリングでは消費財メーカー本社機能が止まってるからではないかとのこと。
ここで疑問に思うのは、通常生産品は滞りなく生産されており、ジャンルにもよるが4、5月の前年比100%はザラである。
消費財メーカー工場は稼働していて、資材(BtoC)メーカー工場も稼働している。
しかし新商品開発が滞っている。これは営業サイドの要望なのか?
先に「秋冬の新商品」と書いたが、次は春夏でこちらで代替できるわけではない。
というか、包材メーカーでは来春夏新商品の開発も滞ってるメーカーが多いとのこと。
ここで本題なのだが、ヒアリングによると外資は本社機能を停止していることが多いとのこと、国内トップ企業も開発が進んでいないらしい。
ところが資材メーカーは割と動いている。容器メーカー巨人のT社は本社機能を止めたと聞いたけど、他は大手でも週の数日は出勤してるとのこと。
僕は研究所勤務なので家でできることはメールのやり取りだけなので、在宅勤務は「呼び出し(メール)に応じるくらい」である。
世の中のテレワーク全体もその程度なのかということ。
コロナ禍で在宅勤務が進んだという体だが、何もしていないのではという疑問だ。