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はてなキーワード: サキとは

2021-01-01

anond:20210101131145

サマンサキングズとか有名なものを持っていると盗まれから

ことしは1000円のがよい

ちょっとでも他人とのかかわりつながりになって

なにかよけいなことをされる

それが本当にいやなんだ

ひとことひとことが

じゃまでじゃまでしょうがない

anond:20210101131145

サマンサキングズとか有名なものを持っていると盗まれから

ことしは1000円のがよい

ちょっとでも他人とのかかわりつながりになって

なにかよけいなことをされる

それが本当にいやなんだ

ひとことひとことが

じゃまでじゃまでしょうがない

anond:20210101130245

サマンサキングズの財布がなくなった

あげてはいない

こころあたりのかたは キングズにとどけておいてくれ

おそらく2度と行かないと思うけど

それがいい

ちなみに一般客で一切キングズとのかかわりはないか

一切冗談ではない

anond:20210101125926

ポケットからサマンサキングズのさいふがなくなった

から人が死ぬ

チェーンをつけられないか

つぎからチェーンがつくようにしてくれ

そこに冗談はないんだ

わらいもない

わらいたければ

わらえばいいさ

おれはわらえない

紙切れ1枚でひとがしぬ

それだけだ

どうやったら

機能払った小銭入の財布がポケットからなくなるのかがわから

冗談はいっさいない

ぬすまれ

ばかをなぐっておいた

冗談は1つもない

ぬすんだやつが得をして

ぬすまれたやつがなぐられる

それだけだ

からチェーンを付けている

まちがえましたがないように

お願いがある

オフィス以外ではなしかけるな

2020-11-30

anond:20201129093335

痛みなきサキヅモとかい総理漫画ときは黙ってたんじゃねえの

※ムダヅモなき改革だった

2020-11-18

商社は中で抜く

商社マンは中で抜く。サキッチョだけだからなんて嘘。中で抜く。まったくもう。

2020-09-11

anond:20200910123804

いや、にじさんじ運営側普通に企画やってるだろう。

文化放送ラジオ番組とか、バラエティー番組の「ヤシロ&ササキのレバガチャダパン」とか知らずに語ってるの?

コロナのせいで中止になったけど、ライブなんかは運営なしにできるものではないし。

にじさんじ全く見てない(嘘。レバガチャだけ見てる)俺でもそれくらいは分かるよ。

anond:20200911020258

専門知識を売りにするVtuberをやる場合、内容の正しさの担保に心を砕く必要は薄い。

視聴者が少ない時期は、そもそも視聴者は零細Vtuberに厳密な正確性を期待しない。

視聴者が多くなれば、視聴者の中に識者みたいな人たちが出てくるので、そいつらが推し布教としてVtuber発言の正しさや補足をツイッターとかで語ってくれるのが担保代わりになる。




でも専門的な内容をウリにするVtuberはほぼ出てこないし、はじめてもあまり長続きしないわな。

Vtuber 学者 とか、 Vtuber 研究者 とか、youtubeTwitterでそれっぽい検索をすれば出てくるのでゼロではないが、少ない。

その理由は主に二つ。

視聴者がつかないからってのと、ネタ切れがキツいから。

専門知識を語るやつって、知的好奇心を刺激してくれそうで一見面白そうだが、まーーー視聴者がつかない。

たとえば、夜子・バーバンクってのがいる。こいつは学問ではなく映画に特化したVtuberである

https://www.youtube.com/watch?v=ABB0QlGKul4

中堅事務所バルス所属で、映画HUMAXシネマズの公認ももらってて、しゃべりも実績のある人をキャスティングしている。

だが、映画というそこそこ(まあ少なくとも学問よりは)間口の広いものでも、それ特化では視聴者が伸びない。俺は好きなんだけどな。

人気Vtuberがたまに好きな映画を紹介するとか、月に一回歴史の話をするとかだと好評だけど、毎回やられるとうけない。

あとネタ切れは言うまでもない。

最初の頃は詳しいし面白いことを紹介できても、ある程度回数を重ねたら、動画説明しづらい事とかウケの悪そうなことしか残ってなくて、結局はキャッチーさ重視で知識曖昧物事とか胡散臭いソースをもとに語ることになって堕落する。

この辺はオリラジ中田と一緒よ。

あいつも賢いとか説明うまいとか言われててYoutube最初は好評だったけど、そのうち変なこと語りだしたり、聞きかじり読みかじりの受け売りを言い出して叩かれまくったじゃん。

そういや中田ムーブは、情報の正確性をどう担保するかの参考にもなるな。




追記9/13

学問映画需要が少ないからでもっとオタ受けするのにしろって意見もあるが、漫画への造詣が深く、初回の薩摩義士伝語りでバズりまくり公式も反応するほどだった黒ギャルVtuber皇牙サキめっちゃ期待されたが結局ジワ沈みして引退した。

特撮・日アサ語りが得意なVtuberは多いが、まあ微妙だ。

結局オタクコンテンツ語りは、アニメ特撮漫画配信上に乗せられないのが痛すぎる。

なのでどいつもこいつもゲームに特化することになってしまうんだなぁ。

歌とかASMRとかは乗せられるからそのスキルがあるやつはそれでやってけるけどな。

こう考えると、配信に直に乗せられるネタが強いんだったらやっぱり学問系がいけるんじゃないかと思いたくなる。

歴史経済理科などの情報自分パワポにでもまとめれば配信にわかやすく乗せられるからな。

本文では「映画でも人が来ないのに、学問系はもっと需要ないだろ」みたいな書き方をしたが、「需要映画が高く学問は低いが、映画は元コンテンツを直に見せられないというマイナスと、学問は見せられるってプラスを勘案すれば、配信ネタとしては学問の方が強いのでは」って仮説にも一理はある。

ただ学問系はネタ切れのキツさが本当に半端ないわな。

Youtuberは配信頻度がめちゃくちゃ重要から、すげー勢いでネタが消費されていく。

同じVtuberでも、割と練ったコンテンツを週イチでやってる頃と、普通ゲームプレイを連日やってる頃、どっちが登録者数増えるかつったら悲しいけれど連日やってる頃なんだな。

ということで、伸びるために頻度を高くすると遠くないうちにゴシップデマスレスレ煽情的胡散臭い話をするようになるし、頻度を犠牲に質を保つなら伸びないし、ってことになる。

ま、専門知識オタク層にチヤホヤされたいなら、赤月ゆにみたいにググれば出てくるような「今日は○○の日」って情報ちょっと見栄えのいい数分動画にしてTwitterにアップするか、物理たんとか数字に詳しい悟空とかエコノミクスアライさんを名乗ってTwitterでなりきり専門家をやるのが可能性あるわ。

宇宙物理たんbotはそれこそTwitterのなりきりから始めて最近はVをやってるルートだな。

https://twitter.com/astrophys_tan

2020-08-24

固定費説明

もうけもん - トダサキ | 少年ジャンプ+

https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331693664586

って漫画ブコメ欄でこういう言い争いが起きてたんですよ。

 

toresebu うーん、船の設備固定費から、一杯の販売価格から原価と設備費引いて利益計算するのはおかしくない?と思い始めてからちゃんと読めなくなった。損益分岐点ってご存知…?

2020/08/16

tomiyai じーさんの代からのボロ船なんかとっくに償却済みで固定費なんか考えんでええやろ。修繕費とか消耗品費とか変動費的な支出でもおかしくない。雑な知識でご存じ?とかいうの恥ずかしいからやめてくれや。

2020/08/16

  

☆の数では圧倒的にtomiyaiが支持されてるし

そもそもtoresebuのこれは漫画に対する一種クソリプなわけです。

 

が、反論が「うるせえなそこはどうでもいいんだよ」ではなく会計の話に乗ってしまった以上は

カタは会計知識の正誤性でつけるべきで、その場合toresebuの方が正しくてtomiyaiはなんにもわかってません。

 

1. 

まず漫画主人公台詞おかしいというのは確かなんです。(以下、漫画独自通貨デラは円で説明。わかりやすいからね。)

「一杯50円で売るソバの原価が14円、船の設備にも金がかかってるから利益はたったの16円」と言っています

 

まり原価以外にも1杯あたり20もの変動費があるということです。

これ一体何でしょうね?

 

売上単位に連動して出ていく費用で、船の設備に関するもので、しかも売価の4割にもなる費用

じゃあ答えから書きますね。

さっぱり思いつきません。

 

もうこの時点でわかるのは、作者の取材中途半端ということです。

この説明をするとき主人公は「ペラペラ」と喋っており、いかにも商売上手で理財に明るいようなキャラなのだから

具体的な数字をわざわざ出すならもうちょっと勉強すべきです。(それが面倒ならもっと数字用語をぼかせばいい。中途半端が一番しょっぺえぞと悟空も言っている。)

  

 

toresebu うーん、船の設備固定費から、一杯の販売価格から原価と設備費引いて利益計算するのはおかしくない?と思い始めてからちゃんと読めなくなった。損益分岐点ってご存知…?

2020/08/16

まさにこういうことですね。

 

船の設備にかかるお金ソバが売れようが売れまいが一定出ていくわけです。(手漕ぎの船だから燃料とかもないしね。)

それを固定費と言います

そば一杯の儲け」という計算の時には入ってこない費用のことです。

原価と固定費を混ぜて売上利益計算するという主人公説明はまるっきりしったかぶりの会計素人です。

 

ほんとなら売価50円原価14円一杯当たりの売上利益36円

たとえばこれを月に1,000杯売ったら売上総利益36,000円

ヤクザに払った20,000円に船の修繕費10,000円に俺らの給料6,000円でトントンだぞーなら

1,000杯が損益分岐点

別にtoresebuも高度なことは言ってませんね。せいぜい簿記2級ぐらいでしょうか。

 

 

tomiyai じーさんの代からのボロ船なんかとっくに償却済みで固定費なんか考えんでええやろ。修繕費とか消耗品費とか変動費的な支出でもおかしくない。雑な知識でご存じ?とかいうの恥ずかしいからやめてくれや。

2020/08/16

それに対するわれらがtomiyai 氏の反論ですが、

これも残念ながら中途半端ちょっとだけかじった素人意見です。

 

まずそもそも償却費の帳簿上の処理なんかの話じゃねーし。

この船が新品だったら減価償却費付けてると思うのかっていう。

なわけねーじゃんよ。その帳簿を誰に提出すんだよ。

船買った時の借金を日割りして計算するぐらいはこの世界でもしてるかもしれないが。

 

で本題。

この場合の船の修繕費がどうして変動費になるの?

どう考えても売り上げに連動してないでしょ。

一日川に浮かべてりゃ船は傷んでいくよ。ソバが売れようが売れまいが。

 

ソバが売れない日は船も動かずに止まってて痛みが少ないの?

逆だよね。むしろ客を探してウロウロするから痛みが増すでしょ。

  

 

まあ、どう考えてもあの漫画の作者はそのへんの知識感覚は疎いんだよ。

そこが主題じゃないんだけどさ。

取材中途半端なの。一切ぼかすかちゃん取材してそれらしい数字用語にするかどっちかでしょ。

 

売上から税金取ってるヤクザが何の意味もなく商売邪魔しに来るしな。

時代劇なんかに現れるああいう行動をするヤクザ

その店を潰して賭場にしたいとか、その店に借金押し付け看板娘を取り上げて妾にしたいとか、

何らかの合理的動機説明されてるはず。

そこをよく見ず考えずに表面だけ真似したか意味わからん行動になっている。

 

(勿論全く不合理に邪魔しに来る狂人というのは現実にいるでしょうが

 そういう人格作品主題でないところで出して来るべきではないよね。 

 この漫画については狂人描写というわけでもないし。)

  

 

まとめ

tomiyai じーさんの代からのボロ船なんかとっくに償却済みで固定費なんか考えんでええやろ。修繕費とか消耗品費とか変動費的な支出でもおかしくない。雑な知識でご存じ?とかいうの恥ずかしいからやめてくれや。

2020/08/16

簿記2級ぐらいの知識で「ご存じ?」とかがうぜえのはその通りなんだけど

明らかにそいつ以下の知識レベルで「雑な知識」とか言ってるのも恥ずかしいですから~~~!

 

反論するなら「いいじゃんそこは厳密じゃなくてよ、うるせえな」とかにすべきだった。

相手クソリプであろうと会計話題に乗った時点で、

簿記2級のtoresebu と3級怪しいtomiyai なら前者の方が偉いわけよ。 

 

 

はてなは例によって簿記知識会計知識が皆無なのでどっちが正しいのかの判断すらできない。

お前ら何のために10年ぐらい簿記会計記事ブクマ付けとんねん。

少しは実際に勉強しろや。 

 

 

追記

雑に「普通に100杯売ったくらいだと固定費20円のってくるから」みたいなつもりで書いたんではと解釈してあげて終わりそうな気がするんだけど。

いやあのさあ

変動費固定費を混ぜたらあかんからわかれてるわけじゃん

「のってくるから」じゃねえんだよ

100杯売って一杯に20円なら固定費2000円なのね?

ならそれを分けておこうよ一杯辺りの計算からはさ!

 

そこを分けるのが基本の知恵であって、

そこを「のってくる」しちゃうならもう完全などんぶり勘定って言うんだよ

 

売れたのが50杯だったら?200杯だったら?

全然話変わっちゃうのに固定費になってないか

売れ行きの変動のインパクトがわかんなくなるわな

 

ついでに、そのスッと出てきた例えの数字がもう全くセンス無いよね

固定費2000円てこれまで見てきた他の数字スケールあってなくねーか?

そして月100杯って売れなさすぎじゃねーか?

会計知識数字センスゼロ

こんなコメント一位にすんな

 

このコメントは上の簿記2級3級コンビよりはるかにひどいし、tomiyaだって呆れると思うよ

なんで間違いを指摘して指導したらもっと悪化した回答になるの?

闘いの中で退化していかないでくれ 

 

2020-08-16

[] もうけもん - トダサキ | 少年ジャンプ+

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/13933686331693664586

これの「50デラで売って原価が14デラ、船の設備にも金がかかって利益は16デラ」に引っかかって絡んでるようなのがいわゆるアスペってやつなんやろな

ざっくりの説明としてはこれで十分解釈可能なのに細かい部分を自分の中で決めつけておかしい!とかいってるの

敵対するつもりでかかってくるアンチよりこういう手合の意見が一番うんざりする

2020-06-28

[][]作戦2日目 艦これ精神修行

本日アタイ攻略した2020年梅雨イベ、第一海域(E1)。

攻略テーマは、昨日書いたけど、要するに「大漁海防艦いらっしゃい!」である

結果、第一海域クリアできた。攻略難易度は最高難易度の「甲」で。

でも、肝心な海防艦が一匹も釣れず。坊主。あー、くやしい。

ざっとE1海域攻略した流れをは書き残す。

E1海域は、2段階で攻略する。第1ゲージと第2ゲージだ。

第1ゲージは、輸送作戦で、これをアタイは「チマチマ、ポコる」作戦攻略する方針であることは、昨夜書いた通り。

この作戦に参加する艦隊千鳥方面部隊」のメンバー6人は、軽巡1、重巡1、雷巡1、駆逐艦3で、こんな面々。

五十鈴改(Lv.38)【2軍】 主砲連撃。(めざせLv.50で改二へ大規模改装
プリンツオイゲン改(Lv.86)【2軍】 連撃装備。夜戦装備(夜偵、照明弾)
木曽改二(Lv.74)【2軍】 先制雷撃と連撃装備
フレッチャーLv.50)【2軍】 対潜要員。(めざせLv.55で改へ大規模改装
伊太りべっち改(Lv.57)【2軍】 対潜要員。イタリア駆逐艦の魅力は対潜。ここで魅せてくれ!
伊太まえ改(Lv.57)【2軍】 対潜要員。同上

E1海域第1ゲージを攻略するだけじゃなく、アタイ艦隊の2軍メンバーを強化するレベリングも兼ねたチームを組んでみた。

艦これというゲームは、心折れる単純作業に対して何か意義をこじつけ付与し、なんとかモチベーションを上げて維持する術を鍛える修行ボスをチマチマ何十回も殴り続けるという延々と続く単純作業も、「普段相手する暇のない2軍メンバーの育成も兼ねる」というテーマをネジ込めば、あら不思議、なんだか心ウキウキ

で、E1-1のボスに対して29回S勝利した結果は…

ドロップした艦娘は、全て、通常海域出会うような駆逐艦軽巡の娘たち。

ぷにぷにホッペの海防艦ちゃんたち、もっと! もっとだっ! 来いやぁ!

29回目にS勝利をして輸送ゲージが破壊された時、ドロップする娘に期待したのだけれど…

…って軽空母龍驤チャンかよっ!

イイ覚悟だほら! そのまっ平らな飛行甲板、出しなよ!いくぜっ!



この不漁な海域、E1-1にアタイが戻ることは二度とあるまい。アバヨ!

続く、E1海域第2ゲージも、ボスに対してA勝利4回、S勝利2回を重ねて、攻略完了

でも結果としてゲットした艦娘は、海防艦ゼロ。他にレアな娘も無し。ふぅ。


こんな不漁な本日で、あえて一番の戦果を挙げるなら、E1海域第2ゲージの突破の決定打を決めた駆逐艦の曙たんの活躍。曙は、E1海域で敵への攻撃に特効ボーナスが設定されているらしい。

でも、うちの艦隊の曙は、まだレベル58にしか育ってない。

顔を合わせれば「このクソ提督っ!」と罵倒してくる娘だから、あまり可愛がってなかったし。

「曙」って字面を見ると、横綱だった曙太郎が目に浮かんじゃうし。

から、特効艦とはいえ、まだレベル58にしか育ってない小娘に何ができるのかしらと、

まり期待せずに、ゲージ破壊寸前の「ラスダン」決戦メンバー旗艦で送り出してみたら、

連撃装備の曙が、夜戦でボスに3桁ダメージを叩き込んでフィニッシュ!!

ほんと、じゅ~~ぶんに感謝する!言葉通り、何とかしてくれたじゃない!

今日ほど、曙の「このクソ提督」という罵声が可愛く聞こえた日はない。

さて、次は第二海域(E2)。今度の戦場は、南西諸島沖縄方面

しかも、先行するガチ勢たちのつぶやきによれば、大和ドロップしているらしい。

沖縄大和…次は「坊ノ岬組」か。



うちの艦隊には、まだレベル57の「2軍」大和がいる。

ということで今度は、この娘を大規模改装できるレベル60までレベリングすることを楽しみに、アタイは「刺身たんぽぽを載せるお仕事」をするわけか。

ほんと、艦これって精神修行

2020-04-05

チキンレースは先にブレーキを踏んだほうが負けなのだ

必勝法ブレーキを踏まないこと

ってサキさんが言ってた。

2020-03-16

謎の歌

数年前、セクキャバ(東京セクキャバ)でかかっていた曲のタイトルを知りたい。

♪ちんぽ ちちんぽ ちんちんぽ ちんぽ?

ちんぽ ちちんぽ ちんちんぽ ちんぽ♪

を繰り返すノリのいい曲。

ついてくれた、清楚系のサキちゃんは、まさかと思う俺をよそにノリノリでハモってた。

その後、サキちゃんの湿ったおっぱいを揉んで、吸いまくった。

まだ上野セクキャバが壊滅してなかった頃。

サキちゃんにまた会いたい。

そしてあの曲は何。

2020-01-24

【横増】室町時代くらいの人と果たして会話できるのか

anond:20200124000832

このあたりの議論面白かったので横増させていただきます

論点標記の通り。素人考えです。

まず、この枝では言葉がここ500年で変化したかどうかが議論になっています。ある増田はそんなに変わっていないと言い、ある増田はいや変わっているだろと反論する。

後者増田は、時間軸だけでなく空間軸でも変化があると論じている。

私はこれらに明確に答えを出せないけれども、二人の言わんとしていることはなんとなくわかる。

しゃべり言葉は500年くらい変化がない

これはたしかにその通りで、たとえばwikipediaの「中世日本語」の項目を見ると、「この時期に古代から備わっていた特徴の多くは失われ、現在日本語にかなり近い形となった。」

とあり、その細かい要件が書かれている。わかりやすい例でいうと、散々古文で苦しめられた「係り結び法則」が最終的に崩壊するのがこの時期。

私たち古文で苦しむのは、この時期に古文古文になったことが関係している。

増田はこの辺りを論点として「変化がない」と主張したのだろう。

ネットで見られる具体的な原典として大英図書館所蔵『天草平家物語』を見てみよう。

https://dglb01.ninjal.ac.jp/BL_amakusa/show.php?chapter=2&part=1

ローマ字っぽい表記で当時の言葉の「音」を知ることができる。

発音に多少違いはあるのだろうがこれ、令和を生きる私たち結構読める。

日本言葉ヒストリアを習ひ知らんと欲するひとのために世話にやはらげたる平家物語

表題に書いてある。ぜひ原典対応させて読んでみてほしい。読める。

他に、柳生徳政碑文という石に彫られた文字がある。

正長元年ヨリ

サキカンへ四カン

ウニヲ井メア

カラス


正長元年より先は、神戸四箇郷に負目あるべからず。字の流れ的にはいけなくはない。

ところが通じないのだ

ここからは2番目の増田意見に沿いながら話をする。

前段では意外に室町時代くらいの日本語ならば通じるのではないかという話をしたが、実は通じないかもという話をする。

例えば『天草平家物語

世話にやはらげたる

のところ。「世話」も「やわらげたる」も現代語でもほぼ通じそうだ。「世話」という言葉は今も使われるし、「やわらげたる」は「やわらげている」とすぐに発想できる。

ただ現代では、直接「世話にやはらげたる」の意味がわからない。

「世話」は、現代ではあれこれお手伝いするみたいな意味

ところが他に「話し言葉世俗で使う言葉」という意味がある。現代ではほぼ失われた用法だ。

まりここでは、『平家物語』を(当時の)現代語に和らげて書きましたよ、ということを示している。

現代人はこれがわからない。

まり文法は近いけれども、用いられる言葉やその意味全然異なるのだ。

方言問題、あるいは発音差異問題と絡めて、この点は500年前の人と会話を難しくする要因になる。

それでも俺は会話できると信じている

つの異なる意見が、それぞれ正しさを持っていることを見てきた。

増田ではそこまで語れれば本望で、こっからちょっと蛇足

織田信長くらいの時代の人と会話できるのか?

見てきた通り、行けそうでもあるし行けなさそうでもある。私は、それでも、いけるんじゃないか、と思っている。

なぜなら日本語には文字がある。それも、平仮名片仮名漢字もある。そして、述べてきた通り音もある。

論語』やそれこそ『平家物語』など、共通の「話題」もたくさん存在する。

これらを駆使して「会話」すれば、互いの言語感覚を調整・修正しながらコミュニケーションを取れるのではないかと思う(そして、当然と言えば当然なんだが平安人より室町人の方が格段に「会話」は簡単だと思う)。

この点は、元増田の「言語的に正しい大河ドラマ」を作ったり私たちが見て楽しめたりできる可能性を肯定する。

字幕入れたり解説入れれば、英語字幕より近い感覚を持って楽しくドラマを見られるのではないか

おわりに

俺は、俺好みの室町貴族の娘や守護大名守護代クラスの娘(前髪ぱっつんの「のじゃ」口調の姫(大人っぽくてもロリっぽくても可))が異世界転生して俺の部屋にシュワみたいにやってきた場合に備えて、室町人と対話する準備はできている。

覚悟はいいか? オレはできてる

2019-12-31

anond:20191230185517

久々ニコニコ開いたぞ

僕がギターを辞めた理由

12345678

ユビサキ

あたりが今聞いてもエモい曲だった

2019-12-19

『ササキ』って名前だけど

この『佐咲』って漢字名前を見たときは、「ササキって名前もカッコよくなれるんだぁ…」とちょっと感動した。

佐々木』とか『笹木』とかよりも明らかにまとってるオーラが違う気がする。

『ササキ』もカッコ良くなれるのなら『サトウ』とか『タナカ』とかもいけるのかな?

2019-12-12

[]2019年12月11日水曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
008914093158.339
015711863208.145
02349487279.089
0325221588.649
04466082132.2101.5
0521179285.345
0618104558.127
0743207748.328
081051013596.546
091181163098.650
101801685893.749.5
1121024727117.742
121771099062.127
132081484071.331.5
141931692487.743
151621073866.340.5
161621080866.736.5
172121521371.834.5
181991041652.326
191271071284.345
20125929174.335
219213629148.147
221371132282.634
232291505565.726
1日296926194288.238

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増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

6855181(4001)

2019-12-11

anond:20191211193912

そんな展開かわいそうでしょサキ

お空の上から選びました・前(短編小説)

「またやっちゃった…」

ヒロコは苛立ちと罪悪感でいっぱいになった胸を抑えて深く溜め息を付いた。

間も無く3歳になる娘のユウが赤くなったあどけない頬をめいっぱい歪ませて泣きじゃくっている。

嫌な周波数の泣き声がヒロコの脳に刺さり容赦なくさぶる。

片付けても片付けてもおもちゃを散らかし、いたずらばかりするユウをきつく叱りつけたのだ。

手をあげる必要などなかったことはわかっている。

同じことを何度繰り返せばいいのか、また抑えきれない怒りを発してしまった。

掌がヒリヒリと痺れている。

我に返った時には遅く、ユウは火が付いたように泣き出した。

それでもヒロコはすぐには動けなかった。

その様子を他人事のように見詰め、抱き寄せる事も出来ず、これを宥めるのも自分仕事かとうんざりし、またそう考えてしま自分が嫌だった。

夫の帰りは今日も遅いのだろう。

激務の為、終電になることがほとんどだ。最後に娘が起きている時間に帰ってきたのはいつの事だったろうか。

日が傾き始めた窓の外に目をやり、逃れられない娘の泣き声と孤独感にヒロコはまた溜め息をついた。

──

「こんなはずじゃなかったのに」

ヒロコはサキの家のリビングクッキーを齧りながら言った。

「イヤイヤ期は大変よね」

サキは応じる。

ヒロコの学生時代の友人だ。

サキの子供はユウの2つ上の男の子で、サキ企業勤めのいわゆるワーママである

ヒロコにとっては気の置けない親友であり、育児の先輩だ。

最近は忙しくて会う機会も減っていたがサキが2人目の出産を間近にして産休に入った為、久しぶりにお茶でもどうかと招待を受けたのだ。

「可愛くない訳じゃないんだけどね、時々イライラが止まらないの。本当にひどいんだよ。なんで何回言ってもわからないんだろう」

自分の家にはない、物珍しいおもちゃの数々に目を輝かせているユウを横目に、ヒロコはまた溜め息をつく。

「片付けは出来ないし、気付いたらすぐ散らかすし、昨日もリビングに水をぶちまけるし、トイレットペーパーは全部出しちゃうし…。毎日毎日片付けに追われてる…!すぐにビービー泣いてうるさくて頭おかしくなりそう。この子、私のこと嫌いなのかなって本気で思う事がある」

愚痴は次から次と溢れ出す。

サキは時折自身体験を交えながらヒロコの言葉にうんうんと耳を傾ける。

ヒロコがアドバイスなどを求めていないことはよくわかっている。

ただただ言葉を吐き出したいだけなのだ

まだ意思の疎通もままならない子供と一日過ごしているだけでどれだけ気力と体力が削られるかサキもよく覚えている。

久しぶりに人と話をしている高揚感と充実感に夢中になるヒロコの気持ちはよくわかった。

「…そろそろ保育園のお迎えに行かないと」

サキカップを置いた。

時間が過ぎるのはあっという間だ。

長居してごめんね」

ヒロコも席を立ち、ユウの散らかしたおもちゃを片付ける。

「帰るよ」

その一言でユウの顔がぷうと膨れた。

「やだ」

ヒロコの目が吊り上がった。

「また始まった…!ワガママ言わないで!!」

「やあぁー!あそぶ!あそぶの!!」

ユウはおもちゃギュッと握りいやいやと首を振る。

「もう時間なの!これ以上いたら迷惑でしょ!」

さなから乱暴おもちゃを取り上げると、ユウはわぁっと泣き声を上げた。

「はぁ…。もううるさい!泣かないでよ!行くよ!」

ヒロコはユウを抱き上げようとしたが、ユウは泣いて暴れ、その手から逃がれようとする。

カァッと目の前が赤くなるような感覚に襲われ、反射的にヒロコの右手にグッと力が入ったが視界にサキの姿が入り、ヒロコは震わせた拳を抑えた。

その分声はヒートアップする。

「泣いたって時間から仕方ないの!暴れないで!」

強引にユウを引き寄せ、そのまま引きずるようにして玄関へ向かう。

「みっともない所見せてごめんね。いつもこんなで…ホントごめん」

辛そうに頭を下げるヒロコにサキは困ったような笑顔を返すと、本棚から一冊の本を取り出してヒロコに渡した。

「ね、良かったらこれ、読んでみて」

──

ヒロコは疲れていた。

「こんなはずじゃなかったのに」

もっと育児って楽しいものだと思ってたのに。

お母さんだからメイクもお洒落ちゃんと出来なくて、髪を振り乱して鬼の形相で子供に怒鳴り、お母さんだから子供の為に我慢ばかりで辛い事ばかり。

ユウの寝顔を見て愛しいと思っても、朝になればまたあの1日が始まると思うと恐怖すら感じた。

の子を産んでいなければ…考えても仕方のないifが頭の中を駆け巡る。

夫は今夜も終電での帰宅になると連絡があった。

めしい。子供の事など考えず、仕事だけしていればいい夫が恨めしかった。

独りの時間はとても長く、虚無で満たされていた。

ふとヒロコはサキに渡された絵本の事を思い出す。

(絵本か…)

本屋へは何度か行ったが子供に何を選べばいいのかわからず、無難そうな物を数冊買ったきりだ。

読み聞かせをしてもユウはすぐに飽きてしま最後まで読み切れた事もなく、読んでいる最中絵本を破かれて怒って以来、開くのをやめた。

サキは何故、絵本なんかを渡して来たのだろう。

から取り出し、表紙を撫ぜた。

『この子は、ママをおこらせるためにいきています

絵本はそんな一文から始まった。

「えぇ…どういうこと?」

口の端に自然と笑みが浮かんだ。

静かなリビングにページをめくる乾いた音が響く。

いたずらで母親を困らせる可愛くない子供が、デフォルメされた絵柄で描かれていた。

(そう、毎日こうよ。嫌になる。この子ユウみたい)

嫌な感情が胸を巡る。

気分が悪くなり、一度は絵本を閉じようかと思った。

しかし、めくるごとにヒロコの手が震えだした。

(あ、このママ…)

絵本の中の母親自分が重なっていく。

(私だ…私がいる…)

『はっきり言って、おこらないママなんかダメだと思う!

あたしがあんたをうんだんだもん!

大好きすぎるからおこるのよ!あんたにはママよりしあわせになってほしいの!!

それがおこるってことなのよ!』

絵本の中のママは涙と鼻水で顔を汚しなから子供に叫んでいた。

ヒロコの目から知らずに涙がこぼれた。

(うん、私、怒りたいんじゃない。ユウが大好き。大好きだから怒ってしまうんだ…!私、間違ってなかったんだ…!)

胸が、身体中がカァッと熱くなった。

堰を切ったようにとめどなく涙が溢れてくる。

ヒロコは絵本を抱き締めて嗚咽を上げた。

ヒロコは昨夜泣き腫らしてむくんだ瞼をこすりながらも、穏やかな気持ちでいた。

今朝も早くからユウは冷蔵庫野菜室に積み木を放り込むいたずらをしていた。

いつものように怒鳴り付けたヒロコだったが、泣いているユウを自然に抱き締める事が出来た。

「あのね、ママはユウが好きだから怒ったんだよ。わかる?ユウの事がどうでもよかったら、怒ったりもしないの。だからユウが悪い事をしたら怒るのよ」

そう。こうやって子供に素直な気持ちを伝えれば良かったのだ。

今はまだ全ては伝わらないかも知れない、けれどきっとわかってくれるはず。

心持ちが違うだけでこんなにも余裕を持っていられるなんて。ヒロコは晴れやかさすら感じていた。

──

もしもしサキ?昨日はありがとう絵本、読んだよ」

追い詰められていた自分気持ち理解し、黙って絵本を渡してくれたサキ感謝を伝えようとヒロコは電話を掛けた。

「何て言うか、助けられた気持ち。私、いっぱいいっぱいだったんだと思う…」

「私もそうだよ」

サキの声は安堵したような響きがあった。

「いい絵本だったでしょう?私も辛いときに読んでるんだ。怒るのは悪いことじゃない、子供の為だって思えると気が楽になるよね」

「うん。ユウにちゃんと向き合えた気がする」

しばらく話を続けたあと、あぁそうだとサキは言った。

「あの絵本を書いた作家さんの講演会が再来週あるんだけど行ってみない?」

講演会?」

そんな堅苦しいのはちょっと…とヒロコは尻込みした。

「ユウも騒ぐしそんな所に連れていけない…」

大丈夫子供連れでも安心して行ける講演会なの。作家さんが子供と遊んでくれたり、絵本読み聞かせをしてくれたりするんだ。親も子供も楽しめていい息抜きになるよ」

本を一冊読んだだけ、どんな人かもわからない絵本作家講演会に3000円も出すのは専業主婦のヒロコにとっては少し高いなと思う金額だった。

だが、子供も沢山来ると言う話だし、ユウにもいい刺激になるかも知れない。

熱心に勧めてくれるサキに押され、せっかくだからと参加を決めた。

講演会と聞いて構えていたが、会場に入って拍子抜けした。

椅子も置かれていないホールブルーシートが敷かれているだけ。

子供大人もその上で体育座りをして待っている。

「なんなの、これ?」

わず口をついて出た言葉サキが拾った。

「知らないとちょっと驚くよね。まぁ座って座って」

サキに促されるまま、ブルーシートの端にそっと腰を降ろした。

キョトキョトと辺りを見回しているユウにサキが声を掛ける。

「ユウちゃん、これから楽しいお兄さんが来て遊んでくれるよ。ご本も読んで貰おうね」

サキの息子ケンタは場馴れしているのか、サキに寄り掛かるようにして静かに座っていた。

ケンタくん、お利口さんだね。ユウとは大違い」

「そんなことないよ。全っ然ダメな子なんだから今日はユウちゃんいるから良い子のフリしてるだけ。もうすぐ赤ちゃんも産まれるんだからもっとお兄ちゃんらしくして貰わないと困っちゃう。ね?ケンタ?…あ、ほら始まるよ!」

それはヒロコが想像していた作家講演会とは全くかけ離れたものだった。

絵本作家と聞いてかなり年配なのだろうと勝手に思っていたヒロコは、40半ばに見える気取らない格好をしたこ男性絵本作家その人であることも驚いた。

作家本人が壇上を降りて子供と触れ合い、子供達が楽しめるように趣向を凝らした様々な遊びが繰り広げられた。

時には大人も一緒に歓声をあげるような賑やかなもので、気付けばユウもキャッキャと声を上げて遊びの輪の中で満面の笑みを浮かべていた。

(凄い…)

今まで自分が知らなかった世界が広がっている。

絵本作家って本当に子供好きなんだね」

そっと囁くとサキ悪戯っぽく笑う。

「この人は特別だよ。こんなに子供の為に自分からやってくれる作家さんなんて聞いたことないもの。生の意見を聞きたいって日本中回って年に何本も講演会開くんだよ。絵本も発売前に講演会読み聞かせして、感想を聞いて手直しするの。凄いでしょ?」

サキ、詳しいね

「前にね、仕事でこの人のイベントに関わった事があって。妥協しないでこだわりを貫く姿勢とか、誰に対してもフランクで、作家なのに偉ぶらない所とか、凄く温かみがあって純粋な人だからファンなっちゃったんだ。しかも、ちょっとかっこいいじゃない?」

作家の事を語るサキの瞳はキラキラと輝いていた。

絵本読み聞かせもなんて上手なんだろう、とヒロコは思った。

子供達は食い入るように作家の手元を見詰め、声を上げて笑っている。

(これがプロ読み聞かせ…!ユウなんて私が読んでも最後まで聞かないのに、こんなに子供の心を掴むなんて。やっぱりプロは違うのね。私もあんな風に感情を込めて読んでみたらいいのかな)

作家は、二冊の本を読み終わり、次が最後読み聞かせだと告げた。

講演会も佳境である

もう終わってしまうのか…と残念な気持ちになるヒロコは気付かないうちにもうこの作家ファンになっているのだ。

新作だと言うそ黄色い表紙の絵本は、作家が渾身の思いを注いで全国のママ達の為に描き上げたのだそうだ。

この明るくて楽しい、優しさに溢れた人が私達ママの為に描いてくれた絵本とは一体どんなものなのだろう。

ヒロコの胸は期待に掻き立てられた。

世界中でママにしたい人はたったひとりでした』

読み上げられた一文にヒロコは頭を殴られたような気がした。

何故子供を産んでしまったのかと後悔が過る事もあった。

周りを見れば大人しい子供もいるのに何故ユウのようないたずらばかりする子だったのかと妬ましい気持ちになることもあった。

子供が親を選んで産まれてきただなんて考えたこともなかったのだ。

作家感情を溢れさせた独特の声音絵本を読み進め、ページを捲っていく。

空の上から下界を覗き、ママになる人を探す沢山の赤ちゃん達。

ひとりぼっちで寂しそうなママを喜ばせたいんだと飛び込んでいく魂。

ヒロコの心は激しく揺さぶられた。

気付けば茫沱たる涙が頬を濡らしていく。

子供は空の上で己の人生を決めてから母の胎内に降りてくる。

母に喜びを与える為に産まれるのだ。

ヒロコは肩を震わせしゃくり上げて泣いた。

その背中を優しくさするサキの頬にも涙が伝う。

そこかしこから鼻をすする音が聞こえる。

作家の声もいつの間にか涙声に変わっていた。

作家を中心に会場の空気が一つになったような感覚をヒロコとサキは味わった。

同じように感じる来場者は他にもいたのではないだろうか。

(自分絵本を読みながら泣くなんて、とても繊細な人なんだ…)

作家自分に寄り添ってくれるような気持ちになり、ヒロコはその涙が温かく感じた。

ママ…?」

ヒロコが泣いている事に気付いたユウが、どうしたの?と母の頬に手を伸ばす。

ヒロコは反射的にその小さな体をギュウと抱き締めた。

「ユウ、ありがとう

何故かはわからない。無性にそう言いたくなった。

「私の為に産まれてきてくれたんだね。ありがとう

講演後に開かれた即売会でヒロコは迷わず黄色い表紙の絵本を買った。

そのまま作家サインが貰えると言う。

感動と感謝を伝えているとまた涙が溢れてきた。

作家はにこにこしながら『ユウひめ、ヒロコひめへ』と言う宛名の下に2人の似顔絵を描いて手渡してくれた。

──

翌日からヒロコはユウに、そのサインの入った絵本積極的読み聞かせた。

講演会で見た絵本作家の姿を脳裏に思い浮かべ、それと同じように読み聞かせをしたのだ。

冗談を言うシーンでユウは笑う。

もう一度ここを読んでとヒロコにせがむ。

こんなこと今まで一度だってなかったのに。

この絵本はまるで魔法のようだと思った。

「ユウもこんな風にお空の上からママを選んだんだって。覚えてる?」

「うん。おじいちゃん

ユウは絵本の中の神様を指差す。

「このおじいちゃんにユウも会ったの?」

「うん」

幾人もの子供たちから聞いた話を元に絵本を描いたとあの作家は言っていた。

本当だ、ユウも産まれる前の記憶を持っているんだ、とヒロコは確信した。

「どこが良くてママを選んだの?」

「うーん…ママかわいい

照れたように小首を傾げながら舌足らずに答えるユウをヒロコはきゅっと抱き締める。

ママ嬉しい~!ユウも可愛いよ!可愛いママを選んだんだからユウが可愛いのも当たり前だよね~!」

ヒロコは幸せ気持ちで満たされていた。

子供からこんなにも愛を貰えると気付かせてくれたこ絵本は、ヒロコにとって正にバイブルとなったのだ。

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お空の上から選びました・後(短編小説)

講演会からほどなく、サキも無事出産を終えた。

幼児の面会が禁止されている産院だった為、お見舞いに行けなかったヒロコは、サキ退院を心待ちにしていた。

サキ、おめでとう。赤ちゃん見に来たよ」

お祝いを手に、ヒロコはサキの家を訪ねた。

ありがとう。片付いてなくて悪いけど上がって」

サキはほんの少し疲れの見える、けれど元気な笑顔で迎えてくれた。

赤ん坊ベビーベッドの中ですやすやと寝ている。

「わぁ可愛い。ほら、赤ちゃんだよ、ユウ。寝てるからかにね」

「あとで起きたら抱っこしてあげて。ユウちゃんお菓子どうぞ」

サキは客人をテーブル誘導する。

ケンタお菓子食べるでしょ?おいで」

部屋の隅でミニカーを走らせていたケンタにも声を掛けるが、ケンタは小さく首を振るだけだった。

ケンタくん。一緒に食べない?」

ヒロコも声を掛けたがケンタは反応しない。

サキ苦笑いしながらコーヒーの入ったカップをヒロコの前に置いた。

ユウにはリンゴジュースだ。

ヒロコが制する間もなく、ユウはお菓子を口に運んでニコニコしている。

「こら!ちゃんいただきますしてよ!座って!!」

「ユウちゃん、慌てて食べると喉に詰まるよ。沢山あるからゆっくり食べてね。…ケンタの事は気にしないで。赤ちゃん返りしちゃったみたいでね、構って欲しいくせにずっとああやって拗ねてるの。ねー?赤ちゃんケンタちゃーん?」

サキからかうように声を投げるとケンタは口をへの字に曲げてテーブルにお尻を向けた。

「ね?退院してからずっとこう。もうお兄ちゃんになったんだからそんなに甘えられても困るんだよねぇ。私だって赤ちゃんで手一杯なのに。放っておいていいよ。お腹が空いたら勝手に食べるから

そう言ってサキビスケットを口に放り込んだ。

他愛ない話をしていると、赤ん坊が目を覚ました。

ふぇぇ…と新生児独特の小さな、けれども弱々しくはない泣き声が耳に届く。

ユウが反応して振り向いた。

「あかちゃ!ないてう!」

赤ちゃんて泣き声も可愛いね。もうユウなんて泣いてもうるさいだけだもん」

抱っこしていい?とサキ確認して、ヒロコは赤ん坊を抱き上げた。

軽い。

儚いが確かな感触

よしよしとあやすと、直ぐに赤ん坊は泣き止んだ。

「君もママを選んで産まれて来たのかな?」

ヒロコが頬をつつくと赤ん坊はきゅっと目を瞑り、口が緩やかに開いた。

生理的微笑だ。

ヒロコの頬も緩む。

可愛い…。ユウが赤ちゃんの頃なんてもう忘れちゃった」

「じゃあもう1人産めばいいじゃない」

サキがヒロコの脇を小突く。

「欲しいけどこればっかりはね」

ヒロコは苦笑いして上を見上げた。

視線天井よりももっと遠くだ。

「私の事を選んでくれる赤ちゃんいないかな~。降りてきて~!なんちゃって

「今、空から見てるかもよ~」

ヒロコとサキは目を合わせてクスクスと笑う。

その時ケンタがポツリと言った。

赤ちゃんなんて嫌い」

サキが溜め息を吐いた。

「またそんな事言って…。ケンタママが大変なのは見てわかるでしょう?お兄ちゃんらしくして欲しいな。ね?ママを困らせないで」

「まぁまぁ、ケンタくんも寂しいんだよ」

リビングの気まずくなった空気を和ませようとヒロコは明るい声を上げた。

ケンタくん、知ってる?赤ちゃんて、ママを選んで産まれて来るんだよ。きっとこの赤ちゃんケンタくんとケンタくんのママに会いたくて産まれて来たんだよ。ケンタくんだってそうだったでしょう?」

「そんなのしらない」

ケンタはふてくされた顔で横を向いた。

ヒロコはなんとかフォローをしようと言葉を続ける。

「忘れちゃってるだけなんだよ。ケンタくんだって赤ちゃんが産まれることまで空の上でわかってて今のママの所に来たんだよ。ユウはちゃんママを選んで来たって覚えてるもんね?」

ヒロコがユウを振り向くとユウは急に自分に話を向けられた事にきょとんとしていた。

「ユウ、ママを選んで来たの、覚えてるよね?」

ヒロコに重ねて問われ、ユウはやっと頷いた。

「おそらのおじいちゃん

「ええ?ユウちゃん覚えてるの?」

サキが驚きの声を上げた。

「そうなのよ」

ヒロコは秘密告白するかのように声を潜めた。

「あの絵本を読んでたらね、ユウもここにいたって言い出したの。空の上から見てたって…」

サキが感嘆の息を吐いた。

「凄い…。本当に覚えてる子っているのね」

「私も驚いちゃって」

ヒロコも深く頷く。

「いいなぁ。ケンタなんか全然知らないって言うし、さっきもあんな事言うでしょ?この子には産まれる前の事を覚えておいて欲しいなぁ」

サキは腕の中の赤ん坊に目を遣った。

ケンタはそんな会話など聞こえないかのように部屋の隅でまた1人遊びに戻っている。

──

ひとしきり話した後、新生児のいる家に長居しては悪いと、ヒロコは腰を上げた。

「さ、ユウ、行こうか」

辺りに散らかったおもちゃを片付けながら声をかけると、ユウは口をへの字に曲げて手にしたおもちゃに力を込めた。

帰りたくないと言う意思表示だ。

ヒロコはつかつかとユウの側へ寄り、おもちゃを取り上げると箱へ戻す。

「やぁだぁ~!!」

ユウがわぁんと声を上げた瞬間、ヒロコはその頬を迷いなく叩いた。

パチンッと言う乾いた音が響き、ケンタがハッと顔を上げた。

サキも「え…」と声を漏らす。

叩かれた痛みに更に泣き声を大きくするユウをヒロコはぎゅっと抱き上げる。

「ユウ。痛かったよね。ごめんね。でもママの手も痛かったんだよ。ママだって嫌だけどユウがワガママうから仕方なく叩いてるの。わかるよね?ユウも叩かれたくないでしょう?」

ゆっくりと低く、含むように諭すヒロコ。ユウは涙目を開いて、うん、と頷いた。

「わかったね。じゃあ帰ろうか。」

「うん」

ユウが静かになったのを確認してヒロコはサキを振り向いた。

掛ける言葉が見付からず目を泳がせているサキににこりと笑うヒロコ。

「驚かせてごめん。最近は私も我慢しないで正直に怒ることにしてるの。叩くのはよくないけどちゃん理由もあるし、説明すればユウも今みたいわかってくれるから

「そ、そっか。うん、いきなりだからびっくりしたよ…」

ちゃんと愛を持ってやることは子供にも伝わってるんだよってあの作家さんも言ってたか大丈夫

ヒロコの自信に溢れた顔を見て、サキはふっと息を抜いた。

「ヒロコ、変わったね。この前来たときは凄く疲れてたか心配だったけど、ちょっと安心した。しっかり考えて育児出来てるの偉いよ!私も頑張らないとって思った」

「色々ありがとうね。サキが話聞いてくれたおかげだよ。また辛いときは頼っていい?」

サキは「もちろん」と応じた。

ヒロコはユウの手をギュッと握り、その暖かさを噛み締めながら帰路に着いた。

──

それから数ヶ月、目に見えてユウのイタズラは減っていた。

いや、ヒロコの意識が変わった事でイタズラが以前ほど気にならなくなったのかも知れない。

自分は背負い過ぎていたのだと気付いて、ユウへの接し方を変えてから育児がうまくいっていると感じていた。

ヒロコがそんな物思いに耽っていると洗面所の方から不穏な物音が聞こえた。

ふと見るとさっきまで目の前にいたはずのユウの姿が消えている。

ヒロコは溜め息を吐きながら洗面所へと向かった。

そこで目にした光景を見てヒロコはもう一度深く溜め息を吐く

一体何をどうしたのか、ユウは洗面台の前に出来た水溜まりにびしょ濡れで座り込んでいたのだ。

「ユウは本当に悪い子だね…」

ヒロコが声を掛けるとユウはびくりと体を震わせた。

ヒロコは躊躇いなくその頬に手をあげる。

ヒィン…と小さな声を漏らしたユウの瞳から涙がポロポロと零れた。

「ユウはママに叩かれたくて生まれてきたのかな。ユウのせいでママの手が痛くなっちゃった

ママ…ごめんしゃい…」

か細い声でしゃくりあげながらユウはヒロコを見上げる。

ヒロコはため息を吐いてユウの前にしゃがみこんだ。

ママは、ユウがママを選んでくれた事、本当に嬉しいんだよ。だからがっかりさせないで。ちゃんママの事喜ばせてっていつも言ってるでしょう?」

ヒロコが諭すように言うとユウはこくりと頷いた。

ほら、怒鳴る必要なんかない。心で話せば子供に伝わるんだ、とヒロコは実感していた。

「ユウはママの事嫌いなの?」

「すき…ママのこと、すき…」

ユウは絞り上げるように言葉を紡ぐ。

ヒロコはにっこりと微笑んだ。

「よかった。ママもユウが大好きよ。じゃあ一緒にお片付けしようか」

ヒロコはユウの肩を抱き寄せた。

手が触れる瞬間、ユウの体が硬直したように感じたのは水に濡れた寒さからだろう。

ヒロコはいそいそとユウの着替えを用意した。

このくらいの悪戯なんて何でもない。子供のしたことをいちいち怒鳴っても仕方無いんだから

ヒロコは余裕を持ってそう思える自分に満足していた。

子供に愛され、子供を愛する事はなんて素晴らしいんだろうと満ち足りていた。

ヒロコは幸せだった。

「ユウ、ママの為に産まれて来てくれて、ありがとう

~完~

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2019-12-04

ヤバいやつに会った話

話は3週間前に遡る。

Fastgrowとかいサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。

テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。

イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。

2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルCOOと話すべく並んでいた。

その時、ヤツが後ろに並んでいた。

ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井CMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。

その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。

ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。

Bは、特許簡単審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、

特許という古い慣習が残っていそうな業界課題解決してくれるようなベンチャーだった。

グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。

翌日BからFacebook申請が来た。

面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、

他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメセージが来た。

「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」

積極的だなぁと思いつつ、まぁこういうイベントでは良くある、

ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。

全然いいですよ!ぜひ!」

まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、

祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。

この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。



待ち合わせは大崎

ほとんど降りたことの無い駅に降り、南改札前で待った。

18時45分。早い。

Bが来た。

お久しぶりです」

「お待たせ!飯行こっか!定食でいい?大戸屋行こっか!」

???

あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティ大戸屋へ向かった。

事業調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」

「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」

???

不覚。Aだった。

かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。

まぁしょうがいか、マ○フォも拡大路線からリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。

着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。

着いてから30分、飯を食い終わるまであまり生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。

この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?

友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。

広告業界に憧れてる系の人なのかな?


ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、

どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちからキャリアの話を持ちかけてみた。

最近キャリアとか悩んでるんですよねぇ」

(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)

『カチッ』

Aのスイッチが入る音が聞こえた。

増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」

特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRA馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」

「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」

「まぁ馬主冗談っすけどねw 特に無いっすねーw」

Aのスイッチが更に入ったのを感じた。

自分人生の夢とか目標を言うとき冗談を言うのは良くないよ。

人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」

何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。

「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。

どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」

「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。

業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」

旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?

まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。

一緒に考えてあげるからさ。」

「そ、そっすねー ^^」

何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、

マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。

「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。

その時ちょうど出張東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。

その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。

そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分事業を3つもやっていて。

フリーコンサルやってたり、ベンチャーアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」

へぇ。」

ダルかったのでスマホをいじり始めたが、構わずAは続ける。

「その時、その先輩と一緒に初めて自分人生目標を考えたんだよ。

そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。

そこから目標必要なことを一つづつこなしてる。

今3社目だけど、全部目標必要スキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」

「そ、そうですか。」

ピュアな子なのかな?

良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。

わずAは続ける。

自分人生真剣になれる人は実はごく少ない。

目標を立てられる人もごく少ない。

目標を立てられても努力できる人はもっと少ない。

努力できても結果を出せる人は更に少ないんだよ、増田くん。」

「そ、そうですね。」

少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww

増田くん本とか読むの?」

「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」

若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」

エクセルパワポの本って読み漁るほど読む必要無いだろ…

わずAは続ける。

「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」

そこは勝手に喋ってくれよ…

こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…

「なんの本ですか?」

「知りたい(‾◡◝)?」

(゚Д゚)ウゼェェェ

もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、

この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。

「知りたいです。」

しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。

金持ち父さん貧乏父さん』って知ってる?」

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キヨサキは悪くない。キヨサキは良いこと言ってる。

キヨサキに感化される量産型のお前が悪い。

キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…

笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。

「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」

わずAは続ける。

「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。

まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。

2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロークワドラント』って本。

お金が稼げるか稼げないか自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、

これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」

キャッシュフローマネジメント

キャッシュフロー経営的な、経営学の実務本かな?

自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。

キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」

クワドラントだよ」

ポチポチポチ、、、、



Amazonキャッシュフロークワドラント 著:ロバート・キヨサキ


キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!


2回目のキヨサキ卑怯ww

3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www

キヨサキ連発は卑怯だよwwww

もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3

冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…




ここまでトータル1時間半、苦行のような晩飯が終わった。

見ず知らずの人に説教をされ、

ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタ披露され、

帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、

波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。

ようやくレジにて、お会計

「別々で!」

\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!

以上、執筆時間2時間。。。


ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?

①キヨサキに感化された量産型

②次回マルチ勧誘してくるヤバイやつ

 (もちろん会うつもりはまったくない)

③今後世界を救ってくれる神が作った救世主

==

②かなと思って「アムウェイ キヨサキ」でググったらめちゃヒットしました。マルチ安心した。

2019-10-20

日本語にエ段音が連続しづらいのは現在日本語のエ段音は新しい音だから

[追記あり]

この増田について解説

 

anond:20191019223745

 

日本語母音は昔からアイウエオ5段だったわけではなく、時代によって変遷があった

50音図やいろは歌が広まった平安時代以降は概ねアイウエオ5段だったんだけど

万葉仮名の分類を行った結果、かつては

(ア)(イ甲)(イ乙)(ウ)(エ甲)(エ乙)(オ甲)(オ乙)という8段の母音があった

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E4%BB%A3%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BB%AE%E5%90%8D%E9%81%A3

 

という話を前提として。

この8音はどの音も平均して使われていたわけではなく、出現頻度の高い音と低い音があることを大野晋という学者発見した

  • [出現頻度高] : (ア)(イ甲)(ウ)(オ乙)
  • [出現頻度低] : (イ乙)(エ甲)(エ乙)(オ甲)

 

https://www.dai3gen.net/boin.htm

 

なぜこのような分布の差ができたかという理由について、大野晋

出現頻度の低い4つの母音本来日本語母音ではなく、他の2つの母音が融合してできたものだという説を出し、現在概ね受け入れられている

 

  • イ乙 → オ/ウ+イ甲
  • エ甲 → イ甲+ア
  • エ乙 → ア+イ甲
  • オ甲 → ア+ウ

 

(被覆形・露出形/動詞活用の期限 などで調べるともっと詳しい話がわかると思う)

http://shouyouki.web.fc2.com/sakaya.htm

このなかで、エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない

特に擬声語擬態語では「デレデレ」など新しく作られた言葉くらいしか現れない

 

[追記]

 

被覆形・露出形に補足してくれたブコメありがとう

これは概ね賛成。露出形・被覆形についてはhttp://nobinyanmikeko.hatenadiary.jp/entry/2019/02/23/011616

この法則複合名詞の時に一部の母音が交替する現象説明したものなんだけど

例)

 酒 サケ乙 : 酒蔵 サグラ

 爪 ツメ乙 : 爪先 ツサキ

 木 キ乙  : 木陰 カゲ乙

 身 ミ乙  : 躯 ムロ甲

 

この他にも上二段・下二段活用の未然や連用形で出てくるイ段・エ段音は乙類であるって法則があり、

その場合関連する自動詞他動詞ペアでは上記被覆-露出の交替と同じような母音が現れることが知られている

ちょっと説明が複雑になったんでこれも例で説明すると(わかりやす現代上下一段動詞を前に//でつけて説明)

例)

 詰める//詰め ツメ乙 : 詰まる//詰ま ツ

 起きる//起き オキ乙 : 起こす//起こ オコ乙

こんな風に、エ乙とアが、イ乙とオ・ウが密接な関係にあることがわかると思う

これがなぜア・オ・ウにイ甲がついたものだと言われているかと言うと

嘆き ナゲ乙キ甲 が 長息 ナガ + イ甲キ甲 が縮まってできたものだったり

日本語の 神 カミ乙 が アイヌ語に kamuy という単語で借用されてたりなどの

様々な証拠から推測されている

"エ段音だけは甲も乙も本来の音ではないので、日本語では連続して出てこない"ってエ段の母音の発生が遅かったから少ないという意味平安時代には存在して1000年たっててもまだ足りないのだろうか

1000年は結構時間な気がするけどそれでも足りないみたいだね

例えば撥音「ん」は50音図やいろは歌成立時点では存在せず、今の漢字音が定着した時代に広まった(平安時代末期くらい?)んだけど

それでも「ん」が頭に来る単語ほとんど作られてなくて、それゆえにしりとりルールが成立する

 

なお日本語2000年ほど前に分岐したと言われている琉球方言では「ん」が頭に来る単語がたくさんある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%93

宮古島「んみゃーち」など

 

その他のブコメに対してもコメントしま

 

ら抜きをすることでエ段音の連続になって言いづらいのにら抜きを強行してる人を見ると、なんでそこまでらを言いたくないのか疑問に思ってる(続ける、見せる、食べるなど

やや話がずれるけど、ら抜き言葉自発可能を言い分けるために可能動詞から類推派生したといわれていて

発音の制約より意味の使い分けの方が重要だとみんなが思い始めたから広く使われるようになったんだろう

現代日本人にとってエ段音は特に言いにくい音でもないしね

 

ちなみに「続ける」「見せる」「食べる」自体特にら抜き言葉でもないんだけど

「続けれる」「見せれる」「食べれる」と言いたかったんだよね?(100文字の制約下で正確にものを言うのは難しいと思うんで)

 

ただ大野晋自身は後にこの説を放棄し、タミル語母音に合せて、日本語は初めからa,i,u,e,oの5母音だったと修正している

タミル語説には近づくな

ラ行とパ行も新しいってなんか大学で習ったような習ってないような

ラ行音は特に新しい音でもない。が、日本固有の単語では頭は出てこない

これまたしりとりしたらわかると思うけど、ラ行で始まる音で返そうと思ったら

林檎みたいに漢語由来の言葉を使うかラッパのような外来語を使うか

 

この原因は色々推測されてるけど、朝鮮北東アジア一帯に似たような性質を持つ言語がいっぱいあるので

古くはこうした地域特有発音方法だったんじゃないかって言われている

(※もっと踏み込んで、直接祖先が一緒だったんじゃないかという説もあるんだけどアルタイ語説には近づくな)

 

パ行は発音の変化の結果分離した。古くはハ行がパ行の発音だった

北京が「ペキン」なのはホクという読みが昔は「ポク」に近かったことを示してるし

上海が「シャンハイなのは「ハイ」という音がなく、海の読みに近い音である「カイ」を使っていた証拠

 

ハ行転呼音で調べると詳しく出てくる

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