はてなキーワード: ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症だという自覚はあります。病院にも行っています。
一時期自助グループに繋がっていたのも医師の助けによるものです。
けれども、それでもまだやめられない。スリップして打ちに行ってしまう。
ざっくり状況を話すと、ギャンブル癖があるため家計の管理は夫に任せて、夫からは現金が引き出せない家族カードを預かりそれで普段の買い物をしています。パートをしていて、そのお給料は全額自分の小遣いにできる恵まれた境遇ですが、全額パチンコ屋に費やしてしまい、手元に残った数百円の小銭もギャンブルの資金欲しさに宝くじのスクラッチに費やしてしまう、そんなギャンブル依存症の主婦です。
一時期ギャンブルを止めるための自助会につながりましたが、それでも結局ギャンブルはやめられず、今日もまたギャンブルの資金がなくなりスクラッチに小銭を費やして、手元には100円すらないのが今日の私です。
今日はそんな自分を甚く反省する出来事があったので、それについて書こうと思います。
ギャンブルから帰ってきて、家に「三千円の使い方」という文庫本が転がっていることに気がつきました。
この本を買ったのは私自身です。一時期ギャンブルから離れようと考えていた時に書店で見つけて買ったのですが、そのまま読まれることなく放置されていた本です。
財布の中に3000円どころか100円すらない、自分の銀行口座には1000円もない、そんな状況の今になって、この本を読んでみる気になりました。
小説本で、とある一家のお金にまつわる悩みが描かれるお話でした。
それを今日のうちに一気に読んでしまい、この物語の登場人物たちと自分を比べて、自分がいかに自分のことだけしか考えず、刹那的に生きてきたのか、恥入りました。
特に心に刺さったのは、家計簿で計画や予定を立てる、という言葉でした。
私は普通の家に生まれました。普通というのは、家の収入が相対的貧困には該当せず、多分統計の中央値程度はある家だという意味です。
でも、それって年収400万前後の話で、この収入だと事前に計画をしっかり立てなければ子どもを国立大に通わせることも叶わないのです。
私は女だったからという理由で、両親は大学の学費を用意してくれてはいませんでした。
だから、私は国立大の夜間部に進学して、昼の間のアルバイトの収入月12万くらいから毎月3万を学費に積み立て、家賃や食費諸々も自分で払って大学に通いました。当時はまだギャンブルに手を出しておらず、こうしたお金の使い方ができる人間だったのです。
この頃の私は、確かに家計簿をつけていたし、それで計画を立ててお金を使うことができていたのです。
それを本を読んで思い出しました。
それと比べると今は、なんと刹那的にお金を使うようになったことか。
今は家計簿、いえ、小遣い帳すらまともにつけていないし、だから欲しいもののためにお金を計画立てて使うこともできません。
一方、物語の中の登場人物たちは、とても堅実に、誠実に、切実に、お金と向かい合っていました。
私のお金の使い方には、堅実さも誠実さも切実さもありません。
なぜここまでギャンブルに手を出してしまうのか、自分でも全くわかりません。
自分の金銭感覚が破滅しているのは分かります。本のタイトルにもなっている3000円の使い方。私にはもうそれがわからない。パチンコ屋に行ったら10分ちょっとで消えるお金だということくらいしか頭に浮かびません。
だから、どうやったらまともな金銭感覚を取り戻せるのか、それを考えています。
私はこの物語の登場人物の中で、主婦の真帆を羨ましく思いました。
金銭感覚がちゃんとしていて、家族の未来に備えてお金を貯めていく事ができる。かつての私のようであり、そして今の私とは全く正反対の人。
私は、もしかしたらパチ屋通いをやめることやお金の使い方をどうにかすることよりも、本当になりたい自分を思い描く事が必要なのかもしれないと思ったのでした。
取り留めなくまとまらない話になりましたが、11月に出る新作パチスロのまどマギFをスルーできるよう祈っていただけると嬉しいです。
https://www.jiji.com/amp/article?k=2023092700957&g=soc
オンラインカジノだと24時間できて借金が嵩む、っていうけど今どきの公営ギャンブルは全般的にネット販売が主流になってるし、競輪なんかはほぼ365日朝の8時から夜の11時過ぎまでやってるから大差ないんだよな。
レース数の問題はあるけど青天井だから自制心ないと一気に金が溶けるのは大差ないし。
「公営ギャンブルが全体的に落ちぶれてオンラインカジノが目立つようになった」
「ギャンブル全般でコロナ後売上が増えたけど、公営ギャンブルは合法だから攻撃しにくく、攻撃しやすいオンラインカジノが狙われてる」
感はあるなと思う
公営ギャンブル全般そうじゃないか、と思うかもしれないが公営ギャンブルで100円一点で当たるわけがない。
本気で的中を狙うなら10点はほしい。それでもほぼ外れる。
その点ルーレットの赤黒などほぼ二分の1で二倍だから的中しやすい。
勿論確率が低い穴狙いもできる。そういうのが戦略性があって楽しい
多額の賭金を入れる場合もオンラインカジノのほうがリベートやバックが多い。
オンラインカジノのほうが熱中し大金を賭けやすいという人もいるが、それ言い出したら公営ギャンブルは全レース青天井賭金制限なしだ。
八百長問題については、オンラインカジノもまけがこむと八百長と思うことはある。
というか公営ギャンブルの場合八百長じみた走りならまだマシ。競輪で一番人気背負ったやつが最後尾はしってそのまま着外とか人気してるくせに画面に移りもしないまま消えてく地方競馬とか、八百長でもいいからもう少しマトモなレースしてほしいとしか思えないことがある。疑われないために努力する八百長のほうがなんぼかマシだわ
そういうわけでオンラインカジノは公営ギャンブルより良心的でサービスがよくて楽しいんだわ。
10月から規制強化入るらしいけど辞めてくれんか。公営ギャンブル禁止にしようや。
競輪みてみろよ。
朝の8時から夜中の11時30までほぼ365日やってて、クレカに携帯決済にメルペイまで完備して意地でも巻き上げようとしてるぜ。
まず批判対象が所詮個人のブログで、このブログ主については特にコメントがないので批判も擁護もしない。ただし男性蔑視かつ決めつけだらけの増田の無茶苦茶な中身に対してはきちんと反論する。
子供を育てなければいけないのは親権を女性に優先的に与えられていることの裏返し。子供育てるのが嫌なら夫に親権渡して養育費負担したら?
https://choutei.net/toukei/shinkensha-tsuma-otto/
あとね、なぜ妻が財布を握る結果になっているか考えたことないの?
男性の8.7% 438万人
女性の1.8% 98万人
ダウト。疑われる人を含めても男女合計で約70万人(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/201904_00010.html)です。どこから持ってきたのか出典を示してくれますかね?
いずれにせよ、大多数はギャンブル依存症ではないのだからこれだけで女性が財布を握ることは正当化できない。
養育費、生活費、貯蓄とまともな家計をシミュレーションすると夫の小遣いが無くなるだけ
ダウト。夫が管理すると夫の小遣いが増えるは、妻が常に正しいという身勝手な前提に立っている。妻が管理した場合に妻の可処分所得が増えると言わなければアンフェア。
昭和じゃないんだから、嫁が働いて互いに応分負担で家計にいれればよいだけの話。
ダウト。「離婚すればいいじゃん」は両方に言えること。女性が積極的に離婚しないのは本人の意思です。育休で失うキャリアは食えなくなるレベルではない。働く気がなくて離婚できないなら世の中舐めてるだろ。
調査員が調査対象者の自宅へ訪問し、タブレットPCを用いて設問を読み上げ、調査員が回答をPCに直接入力する方法で行われた
ここで誰しもが疑問を覚えますよね?
ダウト。論文をちゃんと読め。内閣府や法務省の訪問留置調査ではデータの妥当性・信頼性が確保できないので、欧州の調査結果と比較するためにEUの調査方法も踏襲して同様の調査を行ったとあり、面接に先立って行っている研修も欧州の方法を用いている。一方、増田の批判は100%増田の主観である。第一その後でその数字を引用してるだろ。信用できるのかできないのかどっちなんだ。引用しているNHKのサイトでも結果が整合しているとしており欧州と比較するために行った調査としてはむしろ妥当であることを示唆している。
つまり,男女平等が進んでいる国の女性ほど,性的事件の中でも,とりわけ些細な事件も含めて,調査担当者に詳細に回答する傾向があることを示唆している。
ダウト。多変量解析は因果関係を証明しない。係数を比較してその関係性から示唆される関係が浮かびあがるもの。
「男女の平等を示す係数が高いほど性的事件の被害率が高い」は相関関係を示すが、「女性は性的事件の被害について率直に回答することができるため,被害率が高めに現れることを示している。」「些細な事件も含めて,調査担当者に詳細に回答する傾向がある」は解析結果を筆者が考察したものに過ぎない。従って、これをもって「痴漢程度だと尚更調査担当者に回答しない可能性が高いわけです。」は言えない。完全に決めつけである。多変量解析の基本からやり直せ。
したがって,発展途上国で,男女の平等が進んでいない場合には,国レベルの性的事件の被害率がかなり実際よりも低めに現れ得ることを示唆しており,それは,国際的比較における正確性を損なうおそれがあることを意味している。
もちろん津島昌弘教授がそんなことを知らなかったわけではないでしょう。
ダウト。一般的なバイアスの傾向として示唆したもので津島教授の調査にも当てはまるが全てに当てはまる。
意図的に抜いたと思うが、津島教授の研究はバイアスを最小限にするために以下のように様々な工夫をしていて、そうすることによって比較ができるようにしている。面接調査員にはEUに準じた研修を行い面接を行うことでバイアスを最小限にしている。
そもそも津島教授の研究目的を理解しておらず論文を読んだかすら怪しい。繰り返しになるが、引用しているNHKのサイトでも結果が整合しているとしており欧州と比較するために行った調査としてはむしろ妥当であることを示唆している。むしろ津島教授の調査結果から都合のよい部分だけを引用しているのは増田自身である。
調査員は全て女性で、面接調査の前に研修への参加を義務付けた。研修内容は、調査の背景と意義…、注意事項(倫理・安全上の注意、回答者・被害者への対処・特別の配慮、調査員自身へのストレスマネジメントなど)以下略
(出典:https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-15H01922/15H01922seika.pdf p2)
調査結果の解釈はNHKが適切に行っている。すなわち調査結果から読み取れることは記載し、読み取れない決めつけは入れていない。
この調査から言える大きなことは、女性がパートナーから性被害にあったときに警察に通報する人がほぼいないということである。警察統計からは実態が見えないので今回のような暗数調査が必要という話であって、さらに暗数があるというのは増田が内閣府のH27のコメントを拡大解釈をしたに過ぎない。
増田の思い込みの域を出ていないのと、サンプリングする際に高いところを取るようなバイアスのかかった調査が国際比較に好ましいと思うのであれば都合のいいデータを求めていると言わざるを得ない。
独身無職の男女でも男性の方が自殺率が高い以上、安易に「男は妻の代わりに外で働いているからストレスで自殺が多いんだ」とは言えないんですよね。
読むと頭が良くなると言ったが、まぁそんなのはどうでも良くて、おもしろい漫画列挙してみたよ。
上で指摘してる増田もいるが
揚げ足取りでも屁理屈でもなく、法律改正されて人格障害はいくら重度でも精神障害として定義しなくなったから精神科医も法律上動けんのよ
方法があるとすればアルコール依存症とかギャンブル依存症みたいな依存症系統として精神病院に押し付けるしかないわけなんだが、その症状を見てる限りでは酒やタバコはあんまりやらないし、外に出て手当たり次第人に殴りかかっていくと言ったことはしない、健康優良な暴力反社会性人間だからなおのこと難しい
総力戦の戦争中の社会とかなら、その手の基地外さんを忍者の隠れ里みたいな秘密工作員養成キャンプに国が放り込んで、特殊工作員として稽古つけて爆弾みたいに敵国に放り込むと言ったこともしてくれてたけど
これ!これなんだよ
この思考になっちゃうと私生活が侵食されていくから、生活に支障出てくるんだよ
俺は仕事にも影響して、職場の女をそういう目で見てしまってたし、実際何人か手を出した
別に職場で噂されたことはなかったけど(自分の実感だが)、頭がおかしくなるよな
下世話な話だが、オフィスでしたこともある。アウトなんだが、そういう脳になってたんだよ。依存症だな
若さがある時は若い子とやれるんだけど、30歳超えると難しくなってくる
筋トレして、お金は稼いで、なんとか前みたいにやりまくろうとするが、できなくなってくる
某プロゴルファーみたいに地位も金もある人間はいいんだろうが一般人には無理
でも脳が完全にセックスに占められてるし、女相手でもSNSでもセックスが承認欲求を満たす道具になってるから、どうしようもなくなってくる
オフパコとかしてる奴らは、今はいいかもだけど将来はキツイぞ、男も女も
でもずっと若いわけじゃないんだよな、若い時はずっとこれが続くと思うんだろうが、そうじゃない
特に女は歳取ると男が離れていくし、でも頭はセックス依存症になってるから相当辛いんじゃないのかな。離脱症状とかありそう
ハマる前に抜ける方がいい
と言っても、体験しないと分からないからさ、止めても無駄なんだろうが
俺もアラフォーになって、マッチングしにくくなって、何に逃げたかって、ギャンブルと酒
これ、女も同じ道辿るからな
言っても仕方ないんだろうが、皆んなはこっちくんなよ
わかる。
必要で切り離すことができないけど悪口いう人間ってつまりは依存してるんだよね。
やめたほうがいいとわかってるけどやっちゃうんだろうね。
適当な距離感がもてる人間はね、自分が必要なだけつかわせてもらってるサービスにいちいち悪口なんかいわないよ。
親離れできないくせにパパが怖いだのママが役に立たないだの教師の容姿がいまいちだのととぐちぐちいう子供なんだ。
増田は匿名なので高校生などの未成年のうち半グレな自覚のある子も夏休みにくるからまぁその感覚のままなんだろうとおもっていたが
実は増田ユーザーのボリュームゾーンが40代というすくいのない事実も考え合わせると
子供そのもののような依存的なふるまいをするダブル成人なんだよな!
そもそも「アノン」って「アノニマス」(匿名の)の略なんだよ。
目的のために匿名で(ニックネーム呼びとかで)集まって活動するグループのこと。
アルコール依存症者の自助グループ「アルコホーリクス・アノニマス」(略称AA)が始まりで、その後薬物依存症、ギャンブル依存症など様々な自助グループが派生している。
匿名で活動する理由は、参加者のプライバシーを守るため(依存症者ってバレるのは不名誉なことだから)とか、AAの活動によってアル中が酒をやめて社会復帰できているさまを称賛されるときなどに、それを個人の功績にしないため。詳しくはAAのサイト参照(https://aajapan.org/anonymity/)。
要するに「アノン」という言葉自体にはもともと「匿名の」以上の意味はまったくないんだ。
親が愛してくれなかった・まともな養育をしてくれなかった怒りは、
低スキル労働者だろうが、とりあえず、ひとりだち出来ても過去のものにならないし、
経済的にある程度成功出来ても、パートナーを得ても、子どもを得ても、
なにもかも嫉妬で片付ける人って感情が雑かつ語彙がないのか?と思って生きてきたが
マジで言葉のまま、あらゆるものが羨ましい・妬ましい人もいるんだよな
ザマァ・スカッのなにが面白いのか微塵も理解できなかったけど、
あらゆるものが羨ましい・妬ましいと、自分よりも弱いものバカにできそうなものを見ると
彼・彼女らにとっては自分の立場(ニート・小金持ち)に関わらず、
社会的弱者は蹴り飛ばしバカにしていい存在だ。今まで自分がやられてきたことをしてんだね
毒親+バカ(共感性と認知能力が低い)って本当に地獄の組み合わせだよな
そんな地獄のバカに生活保護の話題のおもちゃ与えたヤツ、かなり控えめに言って社会の敵
アルコール依存症やギャンブル依存症よりもずっとずっと公助を今後ともいっさい受けて欲しくない
慎重を期す話題であることフツーに生きていて理解できないってある????
本当に、ホリエモン・ひろゆき・田端信太郎氏・DaiGo氏・古市憲寿氏・コーネリアスの小山田氏並にどうしようもない
anond:20230103140744 anond:20230104121741 anond:20230105113705 anond:20230106065004
※なお、一般人の店をファンネル使って攻撃して大打撃与えたりしてるが、意外とホリエモンはダイバーシティかつ金より人間ありきを語っている
私が通ってる某個人がやっている習い事のトレーナーに昼ご飯に誘われた。ちなみ私は人妻でランチである。
「客先にご飯食べ行くから、ご馳走様するし女友達連れてきなよー」
女友達二人に声掛けてくれて、某飲食店に女3人で一緒に行ったのだが…。
トレーナーの普段働いている会社の人が3人いて(なので男性陣は計4人)
その中の一人(ここでは男Aとする)と女友達(bとする)とくっつけようと画策された
騙し討ちで合コンもどきに強制参加とは…最悪すぎて言葉も出ない。
その中の一人は相当ヤバい感じで
(店に謝ったのは私、拭いたのも私)
「A男くん連絡先聞きなよ!絶対いける」「C県の人ってセックスがー」
そもそもトレーナーには何度も話しているのにそれで昼食会にパチプロを公言する人連れてくるとは
ありえない…。
食事後男性陣二人がギャンブル男性を某私鉄D駅まで連れて行くので分かれたのだが
A男さんと途中道まで一緒に帰るので
「A男さんE駅ですよね、私たちは私鉄のF駅なんでさようならー」
と道の途中でサヨナラをした。
(A男さんは「えっ、あっ、ハイ」みたいな感じだった)
分かれた直後に2人にとにかく謝ってF駅まで送る。
「AとLINE交換した?」と聞かれたので
「ふざけるな、何を考えているのだ、そもそも食事どころかプライベートではもう付き合わない」
と通話。
この増田は、孤独で気が狂いそうだ(https://anond.hatelabo.jp/20220116164742)の続編である。あの時心配してくれた皆さんにご報告をしたいと思って書いた。
私は32歳の女で、生まれつき発達障害があり、父との共依存関係に悩んでいる。
結論から言うと、父とは家を別にすることになった。別居先は、空き家になっている築45年の父方祖母の家で父の持ち物だし、経済的に自立できるまでの間、生活費の一部は父に出してもらうし、1日に1回は父から電話がかかってくる。とても自立とは言えない。それでも、別居だ。別居なのだ。自由だ。
相談支援専門員さんの件はどうしたかというと、父から離れたら、一生生活保護で、治安の悪い地域のボロアパートだねと言われて、ビビって逃げられなかった。ごめんなさい。
中学受験をして入った私立の中高一貫校は、生徒みんなが旧帝大の医学部を目指すバリバリの進学校だった。毎日、大量の宿題が出た。
両親は、
・時間を作らないお前が悪い
と言っていたのだが、それはゲームやインターネットの実質的な禁止だった。
私は鈍臭く、しばしば他の生徒から文房具を投げ付けられたりしていて、何だか勉強に身が入らず、成績が学年最下位付近をさ迷っていた。
ある日、私はどうしても我慢ができず、宿題が終わっていないのに、こっそり母の部屋からゲームを持ち出してやってしまった。すぐにバレた。父はいつも通り「誰がお前みたいなゴミを養ってやってると思ってるんだ。親の言うことが聞けないなら、今すぐ売春婦にでもなっちまえ」と怒鳴った。私を叱る時の決まり文句だ。父が私を押さえ付けて、母が私の頭を何発も殴った。
折檻が終わって、私は自分の部屋で一人になった。むしゃくしゃして、何か壊してやろうと思いながら部屋を見回した。家具やぬいぐるみを壊すのは可哀想でできなかった。代わりに、自分の腕や脚をカッターナイフで切り付けた。今思うと、カッターナイフでやってよかったと思う。カッターナイフで血が出る程度に切ったところで、跡は残らないからだ。
翌朝、傷を見せるでもなく隠すでもなく、朝ご飯のパンを食べていると、両親が傷に気付いた。「見ろよ、あの厨二病。自分が可哀想だとでも思ってんのかね、受ける」と両親は私を指さして笑った。
両親が心配するような期待はしていなかったけれど、喜ばれるとは思っていなかった。アホらしくなって気持ちが冷めて、その後自傷行為はしなかった。
ちなみに、この話を中3の時の担任にしたら「リスカを止めてくれるなんてなんて素晴らしいご両親なんでしょう!感謝しなきゃね!」と一人勝手に感動してうっとりしていた。
その時の、両親に怒鳴られ、殴られ、笑われる夢を見た。カッターナイフの刃が腕に入っていく感触も蘇った。
朝起きて、もう父と暮らすのは無理だ、と強く思った。父と一緒にいると、父がどんなに優しく親切にしてくれても、すごく苦しくてモヤモヤする。その正体を見たような気がした。
その日、私は父を拝み倒した。しばらく、おばあちゃんの家に住ませてください。どうかお願いします。お父さん、ごめんなさい。嫌な夢を見て、死にたくなりました。と言った。父はめちゃくちゃ動揺していたが、死にたいと言った私の勢いに押されて、別居する上に経済的援助をするという、無茶苦茶な条件を飲んでしまった。父のための家事を放り出すのに、お金を請求するのは自分でも無理筋だと思ったが、通ってしまった。あと、父は身内が生活保護になるのは困るみたいだ。
こないだジュンク堂で立ち読みしたギャンブル依存症の本が役に立った。ギャンブル依存症の夫を持つ妻は、治療のお金を夫の親に出してもらいましょう。1ぺこり300万円です。頭を下げてお金をもらいましょう。私はこれを読んで、生き残るためにプライドや気まずさを捨てよということだと思った。
とりあえず、半年分の生活費を私の口座に振り込んでもらった。汚い生き方だ。でも、死ななきゃいいんだ。
今はB型作業所だけど、父と離れたら健康になってもっと働けるかもしれない。そうしたら、いつか自分のお金で全て賄える日が来るかもしれない。そう思っている。