はてなキーワード: 菊地成孔とは
https://anond.hatelabo.jp/20230709143809
7/9サンソン内放送の「スピーチ」は7/3-5に収録されており、7/6の松尾氏記事(小杉周水が泣いてた&山下夫妻意向を弁護士確認済み等)、また7/5服部吉次氏告白記事は踏まえずに話されている。
7/9サンソンの冒頭で山下達郎は「例によって前倒し」と収録である旨発言。
7/7ツアー島根公演について「はず」と形容しているので、7/7以前は確か。
7/2サンプラザ最終日については過去形で語っているので、7/2以後なのも確か。通常ツアー地方公演の前日に番組録るのもないので、おそらく7/3~5の間に番組は収録している。
地味に冒頭で「ネットや週刊誌等」と言ってるのも気になるというか、7/6以降であればメディア側の震源は日刊ゲンダイなのは明白で、その場合「週刊誌等」ではなく「夕刊紙等」と言うはず。
そしてこれはラジオリスナーのカンなんだが、「スピーチ」部分は番組の通常の流れの中ではなく、別日で録音したものを素材として流している感じがする(「えー」の入りの声があきらかに2秒前のフリと違う)。
ただ通常番組収録を行うTOKYO FMスタジオ収録か、「おうちスタジオ」収録かは判断できなかった。リモート収録ではない。音質的にはほぼ違いなかったと思うので、TOKYO FM収録?
また、明らかに自分で書いた文面(台本)を読み上げている。誰か別の人が書いたものではない。しかしその場のアドリブでもない(一番連想したのは菊地成孔の口上だった)。またSC内での原稿チェックが無かったとも思えない。チェックしたからこそ公式リリースで言及している。
ということで推測。
7/9(日) 山下達郎 楽天カードサンデーソングブックで「スピーチ」を放送
7/6(木) 松尾潔 日刊ゲンダイ連載記事掲載(小杉周水が泣いてた、弁護士経由で山下夫妻が契約解除賛成を確認)
7/5(水) 19:25 スマイルカンパニー声明発表、サンソン内でコメントありを明言
7/5(水) 6:00 日刊ゲンダイ 服部吉次氏独占インタビュー掲載
7/3(月)-7/5(水)のどこか 山下達郎サンソン翌日曜放送分本体を収録
上記より前の7/3(月)-7/5(水)のどこか 山下達郎「スピーチ」収録
さらに前の7/3(月)-7/5(水)のどこか 山下達郎「スピーチ」原稿作成、社内確認
7/1(土) 松尾潔 Twitterでスマイルカンパニーとの契約解除、山下夫妻の意向を公開
カンだけど7/3(月)に山下から言及の申し出、7/4(火)に「スピーチ」原稿作ってすぐ社内確認、同日収録、7/5(水)夕方SC社公式リリース、という流れだったんじゃないかな。
収録の弱みでもう打ち返せない7/6(木)に追い情報を出せたKC松尾&ゲンダイ師匠のケンカの強さが際立つ(もちろんほとんど偶然だけど)。
6/20 松尾潔 RKB Grooooow Up! 生放送で「第三者委員会でない」件を批判
6/12 ジャニーズ事務所再発防止特別チーム(第三者委員会でない)記者会見
6/2-30のどこか 双方弁護士経由で「山下夫妻が契約解除に賛成」を確認
6/2 スマイルカンパニー小杉周水が松尾潔に「山下夫妻が契約解除に賛成である」と告げる
5/22 松尾潔 RKB Grooooow Up! 生放送で引き続きジャニーズ問題に言及
5/18 スマイルカンパニー小杉周水が松尾潔に契約解除を通達
5/16 Yahoo!ニュース等に書き起こし
5/15 松尾潔 RKB Grooooow Up! 生放送ゲスト出演で前日の動画に言及
ちなみに松尾潔は明確に日弁連の定めるガイドラインを踏まえたうえでの「第三者委員会」を提言しており、山下達郎は踏まえているのかいないのかよくわからないけど同じく「第三者委員会等での事実関係の調査というのは必須」と発言しているので、結果的に松尾潔の「ジャニーズ事務所は『特別チーム』とか適当な逃げ打ってないでマジの第三者委員会立てて調査報告しろやオラ」という提言を補強することになっている。
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映画「We are little zombies」を8/31にウェブでの無料公開で見た。今も劇場で上映されているにも関わらず、という点は素直にすごいな、と思う。海外で賞を取ったとも聞く。Filmarksを見れば、割と高評価を付けている人が多い……ように見受けられる。だけどあれ、そんなに良かったか?
両親を亡くした4人の少年少女(ヒカリ、イクコ、タケムラ、イシ)が火葬場で出会い、バンドを結成し、社会現象となる。しかし、主人公(ヒカリ)の両親が亡くなる原因となったバス運転手がネットで特定され、運転手は自殺。バンドは解散し、主人公は親戚に引き取られることに。イクコ、タケムラ、イシらはヒカリを連れ出し、ヒカリの両親が事故で行けなかった草原へと目指す。道中で事故に合い、4人の乗った車が水没する。頭の中で走馬灯が駆け巡るヒカリ。突然「Continue?」という文字が浮かぶも、一度は拒否。しかし仲間たちの声もあり「Yes」を選ぶ。するとヒカリの出生シーンが浮かび、気づいたころにはヒカリは事故現場にいた。その後草原へ4人で向かい、平凡な人生がいいねとかなんとか言う。念仏が聞こえ、鯨幕の白からズームアウトして終わり。
大筋だけ抜き出すとそれなりに理解は出来る。というかこういう、理解のない大人や嫌な現実に反抗し、自由を勝ち取るというストーリーは青春モノの定石なので、悪くなりようがないのだ。それから、映像が斬新というのも分からなくはない。短いカットの連続に鮮やかな色彩、独特なショット。
自分が何を思ってどう動いたか、バンドがどうなっただとか、最初から最後まで説明のセリフだらけ!映画は、カメラを通じて作り手が見せたいものだけを見せられるメディアだ。だからこそ、言葉で全部喋っちゃ興ざめなんだよ。表情や仕草、寄って撮るか引いて撮るか、背景に美術、何を画面に入れて何を排除するか、言葉だけに頼らず表現しなきゃ「映画」の意味がないんじゃないの。主人公が一人称でナレーションをたっぷり入れることが効果的に作用する場合もあるだろうが、主人公たちは感情が無く、両親の葬式なのに泣けない(だから「ゾンビ」)という設定のはず。それなのに(一応「ゾンビ」だから棒読みで!)べらべらしゃべるものだから、「俺、中学生だけど正直感情が無くて全てが滑稽に思える」のコピペを思い出す仕上がりである。
「さあゲームの始まりです」は流石になかったが、感電して骨が見える、ネットの特定シーンでは画面上に書き込みと思しき文字がずらずら表示される、などの古臭い表現がそこかしこに見られる。走馬灯も「Continue?」も差し込まれる出生シーンも……4人が逃げ込んだ先はラブホテル、了解です!ちなみに、主人公がゲームボーイを持っている理由は一応明かされてはいるが、イクコ役の中島セナに(iPhoneでもデジカメでもなく)フィルムカメラを持たせているところから見るに、ちょっとレトロな感じよくない?ぐらいじゃないかと疑ってしまう。街中で若者がスケートボードをやっている場面も、有り体に言やPOPEYE感を演出するだけ。こういうのを削除したら90分ぐらいのソリッドなものに仕上がると思うのですが。本筋には関係ないものの、正直かなり冷める。
ここがかなり嫌だった。主人公ヒカリはおそらく東京生まれ、東京在住(東京タワーらしきものが見えることから分かる)の中流家庭であるのに対し、がめつく、金をむしり取る親戚は関西弁である。これをステレオタイプと言わずしてなんと呼ぼうか。他にも、葬式の場で主人公に「感情が無いの?」と泣くよう迫る親戚の女性は福島在住だし、主人公の両親が巻き込まれた事故の原因であるバス運転手は広島?出身であるという描写がある。それだけではない。タケムラの父親は、工場を経営しており、貧困で、母子に対し暴力をふるう。そして母親を巻き込んで自殺する。イシの両親は中華料理屋を営んでおり、イシは太っている。そして実家は火災で全焼する。イクコの両親は、イクコに心酔するピアノ教師によって殺害される。そういう設定だと言われればそれまでだ。気にならない人もいるだろう。だが、私はなんだかなあという気がするのだ。ついでに言うと、主人公ヒカリの父親は広告会社に勤めており、社内では人気者だそうだ。監督は電通の長久允氏であることを鑑みるに、強い電通力(ぢから)を感じる。
主人公たちにバンドを組むよう勧めたホームレスたちの音楽が、見た目通りのヒッピー感溢れるものだったことには思わず笑ってしまったが、それは好みの問題だろうから置いておく。問題は主人公たちのバンドだ。エクスペリメンタルビットポップをやるのは、それも好みの問題だろうから(あと一応「ゾンビ」的設定を生かしたのだろうし)置いておく。それの凄さを語る方法が酷い。CHAIや菊地成孔を出して、彼らがいかに凄いかを喋らせるのだ。鑑賞中、思わず叫びそうになった。嘘だろ?!観客はそれぞれ好みが違うから、楽曲の凄さを表現するのはとても難しいということは分かるが、実在するアーティストに言葉で説明させるのは一番ダメでしょう。先ほども述べたが、それなら「映画」でやる意味がないのではと感じる。
「エモいって古い」にはエクスキューズを付けるいやらしさを感じる。さらに、一種の夢オチとも取れる結末で〆ているところもあまり好きではない。別に、全て主人公ヒカリの内面の旅であっても悪くはないが、それにしてはこの(法要中の)短い間によくそこまで考えたな!となり、オモシロさが増す。また、自己弁護ではないが、「絶望ダッサ」にはどうも乗り切れない。「僕は感情がないから悲しみなんて感じないんだ平気なんだ(自己防衛)→いや本当は絶望して悲しんでいるんだ(自覚)→でもそんなのダサいから乗り越えていくんだ(そして未来へ……)」なのかな、と好意的に解釈するとしても、それは「ダサい」という言葉で乗り越えていくべきものなのか、疑問である。抑うつ状態はダサい/ダサくない、という問題じゃないと思うのだが……。
疲れた。映像が斬新と述べたが、中島哲也に似ているんじゃないかとも思う。他にも色々言いたいことはあったが、もう止める。だいたい夢オチの可能性がある時点で、全ての指摘は負けなのだ。楽しんでいる人をけなしたいわけではない。良かったという人はそのまま、堂々としていればいいと思う。ただ、私には合わなかった。
アニメの作り手は一つの作品だけでも沢山いるので「なんで殊更声優に詳しい人が多いんだ?」という疑念は、全くアニメを観てなかった2年前の私も持っていたのだけれど、いざアニメを観るようになってからは、三度「彼らもこうやって声優のことを好きになったのかなぁ…」と思うことがあったので、そのあたりの経験を増田に投げてみようと思った。
アニメにハマった初期の頃は声優の名前を気にせず、物語の好き嫌いだけで観ていた(そういう意味では「アニメ=魅力的な原作を動画化したもの」という認識だったのかもしれない)のだけれど、去年ニコニコ動画で「ふらいんぐうぃっち」を観ていたとき、作り手に言及したコメントがたくさんあったので、自然と本作の監督、脚本、絵コンテ、音楽、背景等について興味が湧き、めっちゃ調べまくったのを覚えている。
それ以来、アニメは必ず作り手が誰かを気にしながら観るようになった。自分の好きな作品に関わるスタッフが別作品に関わっていれば、観てなくても好みの作品であることが分かるので、そういう「好きなスタッフ」を増やしていくことが、大好きな作品に出会うための一番の指針になるからだ。でもこの時点ではまだ、殊更に声優を意識することはなかった。声優の演技は基本ディレクション次第で、いい演技=いいディレクションだと思っていたからだ。
最初に声優の凄さを実感したのは〈物語〉シリーズだったと思う。どのキャラも作中で掘り下げていて必ず見せ場があるので、一通り中の人の好演を観ることができる。おかげでキャラと中の人の名前が一致するのにそれほど苦労しなかったのだけれど、そんな彼らが別の作品に出ていたのを観たとき、声がまるで別人みたいな声色や喋り方で(別人格だから当たり前なんだけど)、いくらディレクションが違うとはいえこんなに多彩な演技ができる声優ってすごい!と感じ、以降気になったキャラの中の人は「作り手」として積極的に覚えるようになった(この頃はまだ、アニメ作品の主演声優すら覚えてない事が多かった)。
一方、明確に声優個人の人となりを意識したのは「てさぐれ!部活もの」シリーズだった。これは中の人とキャラクターの境界が非常に曖昧な作品なので、本作に限り「このアニメを好きになる=中の人を好きになる」といっても過言ではない。また、本作はニコ動で公式ラジオを今でも無料開放しており、声優同士の馬鹿騒ぎや、それに対するファンからの愛のあるコメントを見ることができる。そこではどの声優も独特のいじられ方をしており、非常に愛に溢れた独特の空間になっている。当然声優個人に興味が湧いたので各声優のニコニコ大百科を見たのだけれど、どの声優のページもあらゆるエピソードや出演作を網羅的に記載していて驚いた。あまりに面白かったので、暫くの間声優の大百科サーフィンにハマっていたくらいだ。これだけの情報をまとめるファンたちはすごい。もはや一種のエンターテイメントである。おかげで、特定の作品の中の人を全員覚えることが出来た(全員覚えたのは本作だけかもしれない)。この頃から特定の声優目当てでアニメを観ることが多くなった気がする。
てさ部がキッカケで多くのアニメに(広報として)公式ラジオ番組があることを知った。この手のラジオは大抵出演声優がMCを務めているので、そのアニメのことを詳しく知りたいからと聴くうち、どんどん声優に詳しくなっていく仕様になっている(特にラジオはSound Onlyなので、声と名前を一致させるところから始める必要があるのも、これに拍車をかけている気がする)。
広報のための番組とはいえラジオはラジオなので、たまに声優個人の近況報告の中で友達の声優や同じ事務所の声優が話に出て来たりするのだけれど、その度調べていくうち「声優のラジオ界隈」というコミュニティにたどり着き、そこからは芋づる式に声優に詳しくなっていった(例:水瀬いのりさんのラジオにちょくちょく出てくる大西沙織さんと一緒にラジオをやってる佐倉綾音さんと仲がいい加隈亜衣さんと東山奈央さんとか)。ラジオを聴く限り声優は職業柄、横のつながりを大切にする人が多いようだ。声優は基本的に他事務所の声優と一緒に仕事をする機会は多く、同じ事務所の声優と一緒になる機会が少ないので、事務所を越えて交友関係が広がる傾向にあるとのこと。声優による、事務所を越えた労働組合を作る日が来たりして。
私はもともとラジオ大好きっ子だったので、ラジオパーソナリティの人となりが好きという理由だけで、福山雅治さんも荻上チキさんも伊集院光さんも朝井リョウさんもオードリーも菊地成孔さんも花澤香菜さんも西明日香さんも小澤亜李さんも黒沢ともよさんも吉田有里さんも本渡楓さんもラジオで聴いている。そう考えると私には「演者として好きな声優」と「人として好きな声優」がいるということなのだろう(必ずしも可分ではない)。ラジオという媒体は多かれ少なかれパーソナリティのプライベートを切り売りする仕事なので、聴けば聴くほど彼らを好きになってしまうのだ。例えば黒沢ともよさんのラジオを聴こうと思ったキッカケこそ「宝石の国」での演技に感動したからなのだけれど、「それはそれ、これはこれ」みたいな。
だから、「声優は好きだけどアニメは観ない人」も「アニメは観るけど声優には詳しくない人」もいて当然だと思う。なんせ声優の仕事は多岐に渡るので「アニメの仕事」は声優のいち側面でしか無く、「アニメに詳しい人が知る声優」と「声優が好きな人が知る声優」は必ずしも一致しないのだから。強いて言えば、多くの声優はアニメが大好きなので自然と「アニメが大好きで声優にも詳しい人」が多くなるのだろう。私みたいに。
よくアニメ実況のTLやニコニコのコメントで声優いじりのネタを書き込む人がいるけれど、あれも「普段ラジオや生放送で馬鹿騒ぎしてる人がアニメで真面目に演技している(笑)」とか「あの作品ではあんなにコミカルな演技してたのに(笑)」っていう、ある種声優本位な観かただったりするので、それはそれで楽しそうだ。
でも私にも全く分からない分野があって、たとえばアイドル声優(アイドルを描くアニメ等の作品と同時展開でリアルでもライブイベント等を通じてアイドル活動を行う人たち)だ。本当に何もわからない。もちろんそれは特定の声優をさすカテゴリではなく、あくまで声優のいち側面でしか無いのだろうけれど、個人的な観測範囲ではどうもファン層が異なるように感じる。あの界隈はやっぱりリアルでのライブに行かないとその本質が分からないものなのだろうか。もし増田erの中にアイドル声優(狭義)にハマってる人がいたら「アニメをどう楽しむのか」とか「アイドル声優と声優じゃないアイドルの違い」とか聞いてみたいな。あと、アニメキャラクターの性格と中の人の性格は当然違うわけだけれど、ライブってどうやって楽しむんだろう。やっぱり「それはそれ、これはこれ」なのかな。
菊地成孔っておっそろしく文章がヘタで、文を読んでも何を言っているのか分からない。
『セッション』の議論も、結局論点が何なのか分からないまま泥沼に陥ったし。
町山も「これは相手にしても実りが無い」と思ったんだろうな。
菊地成孔“ラ・ラ・ランド酷評”の動機を吉田豪が解説。「あれは菊地ジャズ警察による町山智浩への攻撃なんですよ」
吉田豪の見解は結構正しい。菊地成孔は世界を敵に回したかったのではなくて、町山智浩と戦いたかっただけだ。
上の記事だけだとなんのこっちゃな感じですけど、以下簡単な流れを解説。
背景: 町山智浩と菊地成孔が『セッション』(デイミアン・チャゼル監督の前作)を巡って喧嘩した。
町山智浩「『セッション』マジでヤベー。ボクシング映画みたい」
菊地成孔「チャゼルはジャズ好きとか言ってるがそのジャズ描写があらゆる点でクソ。業界でこれ褒めてるやつ皆無」
↓
1. 町山智浩が『ラ・ラ・ランド』をラジオで絶賛。「今回もすごくいいですよ。でも相変わらずジャズ警察(笑)の方々には叩かれてるらしいんですけどね」
*この時点では日本公開されていなかったため、『ラ・ラ・ランド』を叩いている「ジャズ警察」とはアメリカ本国の人たちを指している…‥ように見せかけて、前回の論争時の菊地成孔が念頭にあったのは明らか
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2. 菊地成孔が映画・音楽情報サイトに一回目の『ラ・ラ・ランド』叩きを掲載。論調としては『セッション』の時と一緒。
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3. だが、今回は町山側が沈黙。ラジオでも重ねて『ラ・ラ・ランド』を紹介し、褒めまくる。
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4. アカデミー授賞式で『ラ・ラ・ランド』が作品賞を逃す。この時の中継で町山が解説を務めていた。
↓
5. 菊地が補記としてさらなる『ラ・ラ・ランド』叩きを展開。
町山に無視されたのが応えたのか、「WOWOWの授賞式中継に出演していた映画評論家」とほぼ名指しで当てこすりみたいなことを書く。内容は「ホントはあんたも『ラ・ラ・ランド』が大したことないってわかってたけど、世論の流れに気圧されて本音言えなかったんでしょ???」。
山本一郎との抗争を見ればわかるように、町山智浩は売られた喧嘩はダースで買う人間なので、引きずり出す戦術としては正しい。
↓
6. が、やはり町山は無視。twitter で「(菊地のララランド記事を受けて)観客叩きはよくないよね」とコメントしている他の人を賛同RTしたりはしているが、直接菊地に対して言及はしてない。至現在。
そして現在までジャンル問わずかなりの数を聴きまくった自分の良い曲だと思った10曲
Apple Musicも始まったことだし
曲ありすぎて何から聞けば良いか分からないやつとか参考にしてもらえれば
● Golden Lady - Stevie Wonder
誰もが知っているスティーヴィーだけどこの曲はシングルでもなくたぶん推し曲でもない
そしておれは特にスティーヴィーのファンでもないMotownの初期のカタログを少し聞いていた程度
2年ほど前彼女にフラれて音楽とかクソ時間のムダだわと絶望してたおれは
”そういやいわゆる名盤には手を出してねーな救われねーかな"と思い
「名盤」で検索して引っかかったスティーヴィーの"3部作"と呼ばれる傑作アルバムがある事を知った。
さっそくその中の「Innervisions」というアルバムを落とした
飽きたくないから何回も聞きたくない...あーでも聞きてえみたいな
そこからたぶん相当数聞いてるが運良くまだ飽きない
聞くたびに「なんて良い曲なんだ」と口に出す
https://www.youtube.com/watch?v=qS2yMn3JbQk
● Mr. Dieingly Sad - The Critters
数年前ジャズミュージシャンの菊地成孔氏が川勝正幸という評論家の人が死んだ時に自身のラジオ番組の追憶放送でBGMとして流した1曲
この人たちをよく知らなかったがたまたま「追憶」というドラマティックな回が上がっていて
聞いてみるかーと思って視聴したら大当たりだった思い出がある
この回でかかった曲は人の死が背景にあった事も影響してるが全てが良かった
https://www.youtube.com/watch?v=u-6khXfUK3M
ラブホテルに行った時に教えてもらった1曲
どういう流れで音楽の話になったか覚えてないがたぶん相手の青春の1曲だったのだろう
状況と背徳感もあってか異常なほど興奮しながらこの美しいメロディに耳を傾けていた事を思い出す
(その女は後にストーカーになった)
https://www.youtube.com/watch?v=qCoxPHTyXuo
● How Soon - ROLAND ALPHONSO
当時ライブハウスでもフェスでもとにかくスカバンドが多くて"ルーディ"という言葉にカッコよさを感じてたおれは
「スカじゃねえよスキャって言えや」と本気で周囲に言ってるバカで
1枚20Kもするレコードを買って毎日牛丼しか食わないようなクソみたいな日々を送っていた
連中のオシャレだと思っていた古着ファッションセンスもただ貧乏なだけだと気付いてから完全に冷めてしまった
そんな事を思うようなおれは大学を中退しユニオンにジャパレゲを売って生活してるクズで
女にも縁が無くただただ悶々とした日々がティッシュに埋もれていった
この曲は二度と戻りたくない時期の唯一の収穫で唯一売らなかったレコード
https://www.youtube.com/watch?v=HGyzq6S4Ssk
● bikinikill - Moscow Club
同級生とバンドを組みブラフマンのAnswer Forで田舎のクソ狭いライブハウスで数えるほどしかいない客にダイブしていた
ビジュアル系のカバーバンドを結成したくさんの女の子にリアルにキャーキャー言われていた
(後に彼をインターネットで発見した時、髪の毛が一本もなくなっておりポルノグラインドを一人でやっていた)
皆その後は音楽はほとんど聞かなくなるが30前後の結婚ラッシュでバンドの再結成を果たし
中性脂肪の塊の腹を引きずりながらギターを奏でる姿がなんともいえず感動を誘った
当時を懐かしがる連中は多く久しぶりに会うとそのような話にもなるが昔話は一日もたなかった
抜け出せない現実に限界がきてギターショップで万引きをして捕まった奴
精神病を患って引きこもった奴
車に轢かれて死んだ奴
ずっと働かずにスロットしてる奴
周りには自分も含めてクズだらけだがこの曲を聞くと10代の彼らの笑顔しか思い出さない
https://www.youtube.com/watch?v=FfsLKefAkyQ
● Song 1 - DJ Krush
10年以上前THA BLUE HERBにひたすらハマっている時期があった
一時期はカトマンズに住もうかと思うくらいだったがブタほどの行動力も無いヘタレのおれは
当時片思いしていた女に無理やりボアダムスを聞かせて感想を言わせたり
その女が好きだった大人計画の演劇に同行して「よかった〜あんなの始めて見たよ!」と言って
内心は「どこがおもしれーんだクソだわでもヤリたい」と腐った思いを握りつぶしていた
そんなモヤモヤしていた時期のおれがラップに入れ込むのは必然みたいなもので
そして5lackが登場するまではHIPHOPに対しても距離を置くことになる
このインストゥルメンタルはその時期に聞いた至高の1曲で宝物だ
https://www.youtube.com/watch?v=bj3y5vFS3Es
● Feel It All Around – Washed Out
ある時期強烈にブラックな仕事に従事していたおれは疲れ果てていた。
上司のパワハラと時間に追われて睡眠薬が無いと寝られなくなった、ブクブクに太って体が重い、
給料はストレスから全てデリヘルに消える、二度と帰りたくないクソみたいな日々、
「日本に生まれるだけで宝くじに当たったようなものだ」と文句を唱えて必死に感情を押し殺していた
背が低くて足が太いクソブスの女上司に「君って感情が無いみたい、ロボットなの?」と言われた時
2010年の夏は太陽が本当に眩しくて暑かった、サマーオブラブは間違いなく2010年に来ていた
● Go Berri Be Happy - Mark Barrott
去年の夏に同僚の人妻を好きになってしまい、頭の中が彼女の事で満たされてしまった俺は、
ある日から体調が異常に悪くなった、検査したら胃から出血していた、
15年ほど吸っていたタバコを辞めざるを得なくなった。
もう抱けるならどうなってもいいと毎日デパス飲んで働いていた(顔を合わすから)
そんなある真夏の日、田舎に現実逃避旅行へ出かけボーっとしながら緑がキレイな山沿いをチャリでブラブラしてた俺は突然
「あなたの事が好きになってしまった、一度食事してくれませんか?」とメールを打ち、
返信を待つ間の胃の痛みに必死に耐えた。一週間後、俺は彼女と一緒に食事をしていた、
夕方の街をブラついた後ネカフェへ行きペッティングした。とても簡単だった。
次の日から好きだった職場に行きにくくなった、背徳感からなのか、すさまじい興奮を覚えて汗が止まらなかった(継続)
この曲はメールを売った驚くほどキレイな自然の中でリピートしていたアルバムからの1曲
https://www.youtube.com/watch?v=2e8Py9ToC7M
● 君はそう決めた - 坂本慎太郎
坂本氏の良さを書こうなどたぶん野暮だし恐れ多い
思い出はまだ無いけど、全作品心を鷲掴みにされる
https://www.youtube.com/watch?v=t08i_cWdcbM
● ADEPRESSIVE CANNOT GOTO THECEREMONY – imoutoid
モテる要素が皆無だった自分に女が寄ってくる、ただ好きな事に熱中して作品を発表しただけで、
本質は変わってない自分への周りの変化に戸惑い苦しむ、世界へ絶望する第一歩を踏み出す。
もしこのような事だとしたら自分は人間に改めて感動する。なんて脆くて危なっかしいんだろう。
心と体のバランスの取り方は複雑で人それぞれだから何も言えないけど
良い音楽は死ぬまで聞くし俺より何倍も生きてる価値がある(あった)
また書く