はてなキーワード: 正規雇用とは
と昨日ホッテントリに入ってた生産性に関するブログを読んで思った。
竹中平蔵は新自由主義の権化みたいに言われてるが、実際に彼がやったことは
「社会全体の生産性を下げ、労働者一人ひとりの取り分は減ってもより多くの人が職にありつける社会」
だと思う。
そのため雇用の流動性は生まれず、かわりに業務の効率化より非効率でも安い労働力=非正規雇用を使ったほうが業績が上がる仕組みになった。
その結果、効率化で居場所がなくなるはずの低スキル労働者の雇用が守られるようになった。
更に年金引き上げて60以上も働かせるが、その老人が若者の職を奪うほど出しゃばらないようにするために、残業して働きすぎると給料が減るシステムを導入し安い給料になるよう強制し、それなりの仕事をさせるように仕向けた。
これにより、低スキル労働者も若者も高齢者も職にありつける仕組みが樹立された。
これを新自由主義と呼べるだろうか?
低スキル業務の自動化/効率化による生産性向上より、労働者をたくさん雇用して業務を進めたくなるように企業を誘導し、日本の生産性向上はみるみる落ちているが、失業率は世界と比べ低く誰もが非効率だが働けている社会になっている。
ただ、彼が彼の望む新自由主義を推し進める上で譲歩してしまった「正規雇用の廃止」と、年金不足対策で高齢者雇用を促進させたものの、「老人は老人なりの仕事をさせ、能力を発揮させない」という若者が有利になる条件により、
彼の新自由主義施策は生産性向上による弱者(低スキル労働者や若者)の切り捨てではなく、低スキル労働者=非正規雇用者や経験のない若者という労働者階級の職の確保とその人たちが死ぬまで働ける社会を担保する共産主義政策に変容した。
適当に書く。脚色したり故意に現実と変えたりした部分はいくつかある。けど、おおむね本当の話。だけど、フィクションなんだと思ってください。
元々はよくいる男のオタクだった、と言って良いと思う。といっても、オタ活で人生が充実していたというタイプではなくて、抱き枕カバーとかタペストリーとか買ってSNSで見せびらかすということもなくて。そこでアイデンティティを主張してた訳ではなかった、という意味では今風のオタクではないのかもしれない。
ツイッターで数千人くらい、絵師とか同人作家とかエロ漫画家とかフォローしてた。VTuberは見ない。基本的には絵を描く人のフォロワー。
たまにはすごい気に入る絵師というのは現れる訳で、『推し活』をやるかどうか、迷ったことが何度かある。けど、そういう文化は自分には合わなかった。リプ欄見てるとなんか歯ぎしりしたくなる。
同人誌の委託とか、電子書籍販売とかで、粛々と買う。あとFANBOX入ったりする。多いときで月に数万円使ってた。
この数万円という金額は、俺はコアなオタクであると主張するにはたぶん少ない金額だし、かといって俺の所得の内訳の中で、無視できるほど少ない金額でもない。
サブカルの世界でそれ以上なんか何者かになろうとは思わなかった・・・というと、違うのかもしれない。ワナビめいた憧れが絶無だったとも思えなくて、ただ、幸か不幸か、本気になって取り組んで挑戦する気にはなれなかった。
俺がなんかやるとしたら、音楽はぜんぜんレベル高くなかったけど少しやってたことがあって、もしかしたら作りたかったのかもしれない。そういうことは今でも思う。
というのが前提。書いてて自分でもつまらないと思う。俺みたいなのはよくいるタイプだとも。
あと、書いてみると、無意識にルサンチマンが煮えてたんだろうな、ということがなんとなくわかる。イラストは好きなんだけど、イラストが好きな人たちの界隈の空気にはぜんぜん入っていける感じがしなくて、ただの消費者に押し込められる感じがしてた、というかさ。イラストAIに手を出したのは、そういうのの影響が絶無だったとも思わない。あ、これは一応は予防線のつもり。
で、ここから本筋。
AIイラストが出始めたときは、まあホットな話題だった訳で、絵師数千人もフォローしてるのでツイッターに流れてくるたくさんの情報はそこそこ追えてた。「ふーん」くらいに思って眺めていた。初期のNovelAIとかは、「上手いイラストが描ける」というのとはぜんぜん違う代物だった訳で、面白いけどそれなんの意味があるのよ? というのが最初の頃の感想。
どうやら意味のある絵が描けるらしいな、ということがわかったのは今年に入ってから。だいたいイラストらしいものが描けるAnything-v3.0というモデルが出てきて、これもやはり「ふーん」とは思ったけど、多少は感心した。このペースで進化するんだ、という感じ。とはいえ、『イラストらしさ』が出てくるだけならpixiv、っていうか俺の場合は普通にツイッターのタイムライン、を適当に見た方が楽しい訳で、この頃でもまだ存在意義がわからなかった。
さて、この頃から同人コンテンツの電子販売サイトにはAI生成のNSFWな奴がずらずら並び始めて、俺は冷やかし半分に買ったりしていた。
実用性は、最初の頃は「うーん」だった。というか今でも、ああいうところで売ってるのは「うーん」なのが相当多い。人がイラスト描いて作ったのに比べると同じボリュームでもぜんぜん安いので、ギリ存在が正当化されないこともないかな、くらい。
とはいえ、たまには当たることもある訳で、頑張って漫画を作り始めた人たちのとかは、粗が多いとか漫画として出来が悪いとかを割り切れば、『今晩のおかず』に使えたりした。あと、すごく安く買えるCG集で、普通にNovelAIのつまらないAI絵なんだけど、ボリュームあるから多少は良い絵が混ざってるとか、シチュの力で抜けるとか、そういうこともあった。
そんな感じで、気づいたら販売サイトのAI生成の新作はけっこう真面目にチェックしてて、悪くなさそうなのを(相変わらず冷やかし半分という気持ちはあったけど)ぽちるようになっていた。し、この頃からAI絵師(この頃は術師という言い方はまだそこまで流行ってなかったように思う)のアカウントをフォローしてウォッチしたりもしてた。
そういう感じだった期間が、一ヶ月くらい。
俺にとって革命だったのは、AbyssOrangeMix2というイラストAIモデルで生成された絵が、そういうところまで流れてき始めたこと、だったと思う。
最初に見たのが、ツイッターだったのか、販売サイトだったのか、どっかのブログのまとめ記事だったのかは思い出せない。とにかくウォッチしてたAI絵師界隈で、やたらクオリティが 高く見える(傍点) 絵が流れてくるようになった。
「こういうの出るんだ、これは人には描けないので、AIの存在意義あるだろう」
ちょっと話が逸れるけど、自分でイラストAIを触り始めてからというもの、そういうのが成り立つ仕組みは、なんとなくは把握するようになった。
AbyssOrangeMix2というモデルは、リアル系マージモデルというジャンルの、古典的な代表格みたいな代物である。つまり、イラストを描かせるAIに、実写美女風画像を生成するAIを適当に混ぜ込んである。そうすると、服のディテールとか身体の表現とかがすごくなってエロい。
まあ上手く配合比率とか設定できれば、という話ではある。AbyssOrangeMix2はやたら完成度が高くて、未だにこれメインで使う人もいるようなモデルである。
Stability AIの中で働いててAI研究してるような人からしたらクソどうでも良い技術なのだと思われるけど、AIイラストの界隈では革命だった。
上に書いたことを繰り返すけど、イラストAIを使って『イラストらしさ』が出てくるだけなら、『人が描いた絵』を見れば良い。けど、『AIイラストらしさ』が出てきてそれが『人が描いた絵』とは違うベクトルで美しいなら、イラストAIの存在意義を認めるしかない。
そういうものである。逆に誰でも簡単にすごい神絵師みたいな絵が出力できますというイラストAIには(まあそういうのがあるとして、というかあるんだけど名前は出さないでおくとして)俺は率直に言って存在意義を感じられない。
だいぶ話が脱線したので本筋に戻すとして、そういう訳で俺がイラストAIに価値を見出だせるようになったきっかけは明確で、AbyssOrangeMix2である。その頃の俺は、初めてAI絵師のFANBOXに登録してみたりする、というムーブをしたりした。
とはいえこれ自分でできるわ、とも思ったのは、事実ではあって。
自分でやると、自分の性癖にフィットするので、そういうところを狙いたかった。
やや埃を被っていたデスクトップPCの数世代前のGPUを5万円くらいの新しめの奴に買い替えて、AIイラスト始めてみたりした。
最初の一週間くらいは、なにもかも思い通りにいかなかくて大変だったけど、ググってノウハウ調べて色々試行錯誤しながらやってたら、なんかちゃんと自分の性癖に刺さるものが出るようになった。少なくとも俺は抜ける。
あ、俺はIT系で、そういうの慣れてる。windowsでやるの面倒くさいだろうと思ってlinuxで動かしてる感じ。そういう人がなんとなく使えるようになるのに一週間なので、慣れてない人はもっと努力しないとできないであろう。
で、しばらくはネットに晒さないでこそこそやってたんだけど、こういうのは他人に見せて、という要素がないと行き詰まるわ、ということも感じるようになった。それで、某所と某所と・・・に上げるようにした。上げててもフォロワー二桁なんだけど、それは積極的に宣伝してないし始めて日も浅いのでその・・・という感じ。
ちなみに、渋とかには投げないようにしてる。サイトに投げるとしてもAIイラスト専用サイトである。あとツイッター。一次創作しかやらず絵柄LoRAとか既存絵からのi2iとかは当然やらず第三者が検証できるようにプロンプトとか設定とか基本的に公開してる。それ使うのどうすか問題を棚に上げれば(AIイラストそれ自体の是非と、あとNAIリークの問題がある)、わりかしクリーンなもんである。そして、それで金を取ろうとは思わない。
自分で言うのもなんだけど、さすがにヘタクソなの投稿してるとは思ってなくて、それなりにこだわって質が良いのを投げてるつもりてはある。まあまあ気に入って継続的に見てくれてそうな人も数人はいる雰囲気で、俺はそれくらいで良い。あと、それで繋がりが出来たというとさすがにそれは嘘だろ、なんだけど、それ繋がりでたまにネットでお話する人とかはなんかいて、現状は割と居心地が良い感じである。
『俺はいかにしてAI術師になりしか』ってことなら、経緯としてはこれくらい。読んできた皆様は、文章くどい割に中身がないことに薄々感づかれているであろう。AIイラストやる人間のクリエイティビティは大したことないので、大目に見て欲しい。
で、以下は余談的な話。
こないだツイッターで燃えてた?話で、AIイラスト作ってる人も努力してるんだよ、いやしてねえだろ、みたいなのあって、面白がって眺めてたんだけど。
俺たちは費やしてる時間ということなら、たぶんけっこうそれなりの量を突っ込んでるのは事実である。もちろんAIイラストが始まって数ヶ月しか経ってないので、これまでの蓄積の総量ではイラスト描く人たちには負けるけど、それなら数年後には追いつく訳で。
それを努力と呼びたい人がそう呼ぶのは構わないと思う。ゲーム遊んでるのとなにが違うんだ、とも思うけどね。
イラストレーターになるような人っていうのは、それこそ十代の頃から人生賭けてやってるんだろうなあ、というのはツイッターで見ていると伝わってくる。それと、不特定多数に対して自分の実力の承認を求めないと生きていけない、というのはかなり辛いことだろうな、ということも。それで病んで潰れちゃった人ってよく見るしね。職業イラストレーターで食って行こうというのは、大変なことであろうな、というのは、見てるだけの人も察することはできる。
で、俺たちはそういうことはなくて、なんとなく人生歩んでて、創作(仕事とかなんとか言い換えても良いかもしれない)って人生とか実存とか賭けてやるようなことじゃないとか思ったから、ここにいる。
イラストになにを求めてるかって、端的に嗜好品だと思ってて、ささやかな癒やしを買い求めたいに過ぎない。
イラストレーターさんたちがそういうところで商売してくれるかっていうと必ずしもそうではなくて、SNSとかでは必ずしも嗜好品として実用的なものが伸びる訳ではないっぽいので、イラストのトレンドと俺たちが欲しいものって、けっきょくどんどんずれていく。その中でどうにか自分の性癖に近い絵師をがんばって探してその人から買って人によっては『推し活』していついなくなるかわからない絵師を支えて、という日々だった訳である。そういうのが楽しい人は良いんだろうけど、全員がそうでもない、というかオタクというかサブカル消費者やるような人間の中では楽しんでやってる奴は少数派じゃないの?と思う。
でもイラストAIさんはそういうの端折らせてくれるので、確実に俺たちのニーズには応えている。好みの絵柄が出るようになるまで設定をチューニングして(モデル選び、生成の設定、プロンプト、LoRA適用など、ここには意外と努力と技術が要るのだが)、あとは欲しいだけ出せば良いんだから・・・
・・・というのは大嘘で、どんなにプロンプトで頑張っても欲しいポーズとか服とかが出てこない(学習がちゃんとできてなくて描けない)からControlNetでなんとかとかLoRAで云々とか、あと細かい粗とかは常にたくさんあるのでそういうの修正したいとかやりだすとここでもやっぱり努力しないといけないとか、そういう問題はある。
でもそれは努力でなんとかなる問題で、覚悟は問われない。ゲームをやり込むのと同じ。
俺は、覚悟のない人が余暇にやって、自分の欲しいものと多少の繋がりを得られる、っていうのは趣味というか道楽としては素晴らしいことだと思う。
そう、イラストAIとは、道楽である。たぶん、俺たちは、それをそれ以上のものとは思っていない。
ネットで見かけるAI術師たちを見てると、「AIを使っていることは不問とするならば、ちゃんとモラルを持ってやってるんだろう」という感じがする術師って、俺みたいなタイプが多そうなんだよね。ちなみに、すごくたくさんいる。たぶん一番多い。フォロワーせいぜい3桁なので目立たないけど。次に多いのはお金儲けとか一山当てるとか承認欲求とかやりたい人って感じはし、それより更に少ないほとんど例外的な人種として「なんか邪悪なことをしたい人」がたまにツイッターに湧いてるかな、という感じ。
雰囲気は昔の2ちゃんねるっぽい。大多数の利用者はなんとなく楽しみたくてやってる名無しさん。気の利いたことをやって認められよう、みたいな奴もいてIDで呼ばれたりコテがついたりしている。荒らしは数は少ないけど暴れるので目立つ、みたいな。
それでなー。以下は本当に余談というか、まあ世間の論点にいっちょ噛みくらいはしておきましょう、というお話。
俺たちは別に金取ってなんかしようとかそういうつもりはない。繰り返すけど、自分のためにささやかな癒やしが欲しいだけである。そういう意味で、イラストレーターさんの仕事を奪おうとかはまったく思わない(ある人・・・というか、そうさせたい人にはどう対処するの問題はある。それはそっちでイラストレーターさんたちはどうにか頑張って対抗してください、としか言えない)。
ま、実際問題として、AIイラスト垢って今のところ、同族のAIイラスト垢にフォローされて伸びる以外ではぜんぜん伸びない感じもするし。
ただし、俺のサブカル向け出費は順調に減少している。5万円するグラボを買っちゃったけど、節約効果で来月くらいにはペイしそうなのも、また事実である。
俺がサブカルに何万円も使ってたのって一種の中毒だった訳で、AIイラスト道楽中毒になれば相対的に安い訳で、差し引きプラスになる。『今晩のおかず』を自給自足する割と実用的な手段であるという効果も相まって。
これはつまりは縮小再生産に加担しているということであって、その点に関してだけはやや胸が痛む。
とはいえ、「オタク向けの商品をバンバン買え!消費しろ!」というのに踊らされ続けるのも、しんどい訳でさ。降りさせてくださいな。去るものを追わないでくれ。
今のAIイラストっていうのは、これまで書いてきた俺の事例みたいに、努力はできるが覚悟はできなくて満足が得られると嬉しい、というニーズに一番合ってると思う。おかずを地産地消し、その過程でも享楽が得られる、という道楽である。他人の出したAIイラストっていうのは、まあそんなに低くない頻度で刺さるのはあるけど、基本的にはそれを楽しむくらいなら自分で出した方が、ってところがある。逆に、AIイラストやる他の人に刺せると、してやったり感があって嬉しいというところもあるけど。
で、俺らみたいなのって、けっこうそういう意味の努力が要求されるのは事実。
そういうところが面倒くさいので、ものすごくでかいムーブメントにはならないはずである。ゲームを本格的にやり込む『廃人』みたいな人が数の上では少ないのと一緒。
『nijijourney V5』というサービスがある。『神絵師らしさ』を存分に発揮した画像がツイッターとかでよく流れてくるので、ご存じの方も多いと思う。これは無料枠でもそこそこの枚数、月額数千円課金するともっとたくさん、イラストが生成できて、しかもそこまで面倒くさい設定とか要らない。Discordで割とシンプルな呪文を投げれば向こうが勝手にやってる最適な設定で動く、ようなサービスになっている。
現状、これがいまいちなのは間違いないと思う。『神絵師らしさ』は出るんだけど、それはどっか上の方に書いた理由で存在意義がない、と俺は主張する。あと、それより根本的な問題としてはNSFW出せない縛りがあってそれがきついとか、あと本当に「誰がやっても同じ」になってしまうので自分の性癖に刺さるものにチューンできないとか、色々問題点はある。
けど、そういうのをなんとかした後発サービスはどこかの会社が頑張って作ってる最中だろうという気もして、それがサービスのクオリティというか気の利いてる度合いみたいなところで「俺たちが使える水準」になれば、でかいムーブメントになるのかもしれない。
なったら、あとは俺たちの縮小再生産が勝つ。
「AIに仕事を奪われる」立場の人たちってすごい大変だと思うけど、その反対側では「そもそも仕事にならなくなる」という形で需要が溶けていく部分もあると思うんだな。そういう需要で食ってきた人はどうするんだろう、みたいな。「イラストAIの方が低コストで需要に応えられる」ならこれまでイラスト描いてきた人たちが覚えて使えばそれで良いという話もあるけど、それ以前に需要のいくらか(ぜんぶではないにしても)は消滅する方向性である。現に俺は節約できてしまったのだし。
そういうのはあんまり正規雇用の職業としては成り立ってなかったという意味では「イラストレーターの仕事を奪わない」かもしれないけど、じわじわ来るだろう、みたいな。
そういう意味でイラスト文化というかイラスト産業の未来は明るくない気がするのだけど、とはいえそれがものすごく明るいものに見えてたのが異常だった、ということかもしれない気もしていて、ちょっとよくわからない。
俺は節約したとはいえ、サブカルに落とすお金がゼロになった訳ではないし、まだ消費者を名乗れるのだけどさ。
ささやかな癒やしを買いたい人に、ささやかな癒やしを売れてなかったという意味では、そのシステムはずっと前に壊れていて。AIって、つまるところそれを露呈させただけだと思うよ。
それでもヤクザと水商売のハーフとして生まれたわりには健闘してるのではないだろうか
母はまあ、わたしにとって祖母である母の母親が当時精神分裂症と呼ばれた統合失調症を患い
精神疾患に無理解の昭和40〜50年代を生きるためには虚勢を張るほかなかったのだろうと予想する
母が生まれた家庭は一家離散となり、誰も帰ってこない実家に中学生の頃から独りで暮らし、
やがて中学を卒業すると、歳を偽り夜の世界を生きるしかなかったんだろう
辛かっただろうね、よく頑張ったと思うよ
わたしが中学に上がるまで、母は水商売を辞めたりまた働いたりを繰り返していた
父がヤクザになった経緯は知らんが、辞めた時のことならよく覚えている
恐喝の容疑で父とその舎弟がパクられた
何せ組が動かないため、母が父だけに弁護士を用意した
それが気に入らないと組と揉め、足を洗うきっかけだった
それまで住んでいた家にはガサが入り、部屋の中がぐっちゃぐちゃになった
そんなぐちゃぐちゃになったその家を、夜逃げのように捨てることになる
新しく越した先は、6畳の部屋が2つしかない2Kという間取りだった
家では不起訴処分となり釈放された父が四六時中タバコをふかしている
母は必死で仕事を探し、それまで経験のない工場勤務の職をやっと見つけてきた
家中の小銭をかき集めてATMに突っ込み、やっと残高を1000円にしてその1000円を下ろす
その1000円札を握り締め激安スーパーに行き、5食198円のインスタントラーメンを買う
ただレジ袋有料化導入前の時代でも、激安スーパーではレジ袋をもらうには10円かかった
その10円を節約するため、インスタントラーメンを抱きかかえて家まで運んだ
そんな状況で進路を考える時期を迎えたわたしは、当然進学なんて無理だった
定期代が払えずに学校に行けない日もあった
当然学校には自分の状況も話せず、先生たちからはただのやる気のないやつという扱いを受けた
それでも何とか学校だけは辞めずに済むよう、母は頑張ってやりくりしてくれた
無事高校を卒業、わたしはそれから2年間フリーターとして生きた
その頃やっと母は父と離婚
相当遅いと思うが、一家離散を経験した母は家庭を守ることに必死になっていたのだろう
わたしの方はとにかく正規雇用の職を探し、やっとの思いで事務職に就いた
ただそこは典型的なブラック企業、月280時間働かされて残業代は支給なし
それでも学歴も資格もない自分は、勤続年数が資格になるはずだとそこに身を置いた
母がステージ4の乳がんを患い、時間かお金どちらかだけでも余裕が必要となるまで、その会社で8年働いた
新しい職に就くのは結構大変だったが、今は自分のスペックに対して満足できる給与と余暇のもらえる会社にお世話になっている
ちなみに母は今でも元気に生きており、わたしは収入の半分を母に渡して一緒に暮らしている
一方母という食い扶持を失った父は、派遣で上手く社会に潜り込んだ
ただろくな生き方をしてこなかった人間なので、潜り込んだ先で問題を起こしてクビになることを繰り返し、
それでも金はあればあるだけ使う頭の悪い父なので、毎月毎月金を貸してほしいと連絡が入る
ある月は1万、ある月2万、返ってきたと思えば数日足らずでまた金を無心される
更には会社に借金もあるらしく、すぐに用立てる必要があるという
何とかならないかと娘に金をせびる父
電話を切り、泣きながらネットバンクに積み立てていた定期預金を解約した
すぐに父の口座に振り込み、一括で返せるまで連絡はよこすなと電話で告げた
この先連絡が途絶え、縁が切れることになるならそれはそれでもう構わない
誰かと笑い合う人生なんて歩めないんだろうな
就職氷河期に労組は自分らの正規雇用を守るために新卒採用やめて派遣を容認したし、都会の電源のために過疎地に原発作ったし、都会の水源のために山奥の村をダムの底に沈めたし、成田空港のために農地を取り上げたし、本土の安全保障のために沖縄に米軍を押し付けた。
みんな「犠牲者が出る」と分かった上で、自分らの生活のために平気で容認してきた。
今さらカルトの犠牲者が出たところで、なーんにも心を痛めずに自民党を支持し続けるよ。自民党の支持団体にカルトやらマルチやらがいることはみんな前から知ってたし、知った上で支持してる人がたくさんいるよ。
ついでに言えば、今まで2回ばかり政権変わった(細川政権・民主党政権)けど少数に犠牲を強いる体制は何一つ変わってない。変わる兆しはあったかもしれんが変わる前に内ゲバみたいなので政権潰れた。
39歳、独身、小梨、年収600万、地方都市在住、フルリモートワーク、金融資産3000万
FIREするほど金はないし独身貴族って程稼いでもいないんだけど
仕事は正規雇用で特別忙しい訳でもなく普通、趣味は適度にエンタメ消費してればそれでおk
今の生活に全然不満はないけど、こんな感じで可もなく不可もなくみたいな生活して、
あと残ってる人生のイベントは自分が年取ることと親を看取ることくらいしかないと考えると、もう老後と変わらんやろと思う
老後といっても悠々自適で趣味に生きるとかじゃなくて、定年後の再雇用とかシルバー人材なんちゃらで働ける間は働くって感じの老後っぽいけど
結婚とか子育てとかあると40代50代でも人生のイベント色々起こるけど、独身小梨はこの後自分と親のことだけ気にしてればいいってのはお気楽というか張り合いがないというか
まあ今後何があるかわからんけど、当面は何もなければ居心地のいい安定した生活がずっと続くっていうのはとても幸せなことだとは思う
正規雇用ならめったなことでクビにならないので、
『自分が働いていてストレスがない』+『自分が必要な額を稼げてる』・・・・なら、別に手帳要らんぞ
もう一度同じこと書くけど、大企業に低難易度で入れるけど、年収400万台でもそこそこ年収高い求人扱いだぞ
それ以上の年収の求人もなくは無いが、かなり少ない上に、一般雇用での求人よりはやや難易度低いくらいでしかないので、
やることがない期間が何ヶ月もある場合、どうしたらよいでしょうか。
私はしばらくフリーターをしており、30代になってようやく正規雇用で働き始めました。
会社で何をしているかというと、毎朝適当に座ってはてなを見たりしていて、たまーに雑用の作業を30分ほどやる位です。
上司も特にという感じで、普通以上の評価を毎回くれます。昇給も賞与も困らないのですが、この先40代50代と年齢が上がったとき、少し怖いです。
もっと自分から動いていくような働き方ができればいいのですが、何をやって良くて何をやったらいけないのか分かりません。
何を求められてるのかも分かりません。
今日はおそらく新入社員に会えると思うのですが、今日も私はただ何となく座ってぼーっと過ごし、8時間経ったら帰るんだと思います。
誰かと話をしている時、一対一でも5、6人に対してでも、自分に関係することがその場の話題の中心になると、なんか緊張して涙が出る。
職場の飲み会とかで、年長者に自分の仕事とか結婚とかについて言及されて「これからどうすんの?」とか言われたらヤバい。
別に将来とか結婚とかについての不安はない。パートナーも普通にいるし関係も良好。でも仕事は非正規雇用で今の職場も任期付(あと一年くらい)。次の仕事は決まってない。
正規雇用の人たちから見たら若手の独身とか不安定そうに見えるだろうし、聞きたくなるのはわかる。
自分は頭は冷静に、何て返事しようか考えてるんだけど、だんだん混乱して顔がカーッと熱くなる。上手く堪える事もあるし、決壊して場の空気をヤバいことにしてしまうこともある。
一回泣き出したらなかなか泣き止めないのもつらい。
涙と鼻水がグワーーーと出て、気持ちは落ち着いてるのに、3時間くらいは余裕で止まらない。
動悸がして落ち着くのと、ぶわーーって泣くのを繰り返す。過呼吸になることもある。
長時間泣くから瞼も腫れやすい。普段は普通の二重だけど泣いた後はハム目になってしまう。ちいめろのすっぴんみたいになってしまってそれもすごい嫌。
もともと気持ちが落ち込みやすい気質ではある。病院に行ったことはない。
気分の浮き沈みはとりあえずいいとして、涙が出るトリガーが不可避(他人の話題の振り方に依存してる)なのと、泣き止みにくいところが嫌。大人なのに恥ずかしい。
人生において、現時点から将来のことを考えることと過去を振り返り反省することの時間軸のバランスが大事だと思ってるんだけど、俺の場合は将来のことを考えられず、過去のことばかり考えてしまう。
しかも、そこから何かを学べる振り返り方なら良いんだけど、実際には「あの時こうしておけば」、「俺の親が金持ちだったら」というような意味のない妄想ばかりしてしまう。妄想ばかりに時間が消費されている。
だけど先のことを考えた所で、27歳ニートの俺がこれからどう頑張っても劣悪な環境や待遇の悪い職場で正規雇用になれれば御の字。明るい未来なんて待っていない。明るい未来を考えるには過去の色々な箇所や生まれた時の条件をいじる必要がある。だからまた過去の妄想に囚われる。もう嫌だ。
https://togetter.com/li/2066899
どう見ても有配偶女性の非正規って結婚後に旦那の収入に頼れるから非正規に転向したパターンでしょ?
https://www.p-a.jp/word/2020-3-9.html
「女が低賃金の仕事を選ぶから悪いんだー!女が選り好みするから悪いんだー!低収入の非正規女が自分よりさらに低収入か無職の男を養わないのが悪いんだー!」と喚きそうだけど。
「そもそも、非正規の女性は結婚市場において不利というのは事実なのでしょうか。結論から先に言うと、非正規の女性が結婚市場で不利であることを示すデータは存在します。
2017年に日本労働組合総連合会が1000人の女性を対象として「非正規雇用で働く女性に関する調査」を行い、最初に就いた仕事と結婚率の関係を調査しました。
調査の対象となった女性の雇用形態は、パートタイマーが57.6%、アルバイトが20.4%、派遣社員が10.7%、有期契約社員・嘱託社員が9.8%、臨時・非常勤公務員が1.5%です。
その結果、最初の仕事が正規雇用だった女性の結婚率が約71%だったのに対し、非正規雇用であった女性の結婚率はわずか27%になっていることがわかったのです。
この調査以外にも、厚生労働省が行った「第10回21世紀成年者縦断調査」でも同様の結果が出ています。
結婚前の就業形態が正規雇用であった女性の結婚率は約69%であるのに対し、非正規雇用であった女性の結婚率はそれを大幅に下回る約22%という結果でした。」