はてなキーワード: キングオブコントとは
19日にキングオブコントの札幌予選を見てきた。会場はHTBと同じビルの中にある、札幌市民交流プラザのクリエイティブスタジオという小劇場。
MCはモリマン。出場組数36組(公式サイトでは37組いるが、1組棄権したらしく出ていなかった)。
全員のネタは覚えていないが、覚えているところを書いてみる。ネタのタイトルはこちらで仮につけたもの。
・やすと横澤さん
「プロ野球選手のお見舞い」
フリー。Yes!アキトと仲がいいことで知っている。最初のボケ、妙に間あったけどひょっとして飛ばしかけてた?
・ユーバーレーベン
「刑務所」
アマチュア? 設定は面白かったけど半分くらい台詞が聞き取れなかった。
「サプライズ」
アマチュア? 男女コンビ。一発芸をコントに落とし込むフォーマットで、この日初めて明確にウケをとった。
・みこはち
「札幌の名水」
・まごのて
太田プロ札幌。M-1グランプリ2020札幌予選3位通過コンビ。ツッコミのキレがよかった。
「神頼み」
太田プロ札幌。男女コンビ。男女コンビって声量に差があるから、どっちかに耳の水準を合わせるとどっちかに合わなくなっちゃいますね。
・ミクロポエジ
「合格発表」
札幌吉本。1人コント師どうしのユニット。劇場のせいなのか知らないけどなぜか下手寄りでネタをするコンビが多かった中、しっかり中央でやっていたのが印象的だった。なんか「プロだな」と感じさせた。
アマチュア? ある意味今日の主役。最高にバカなネタで大ウケしていた。しかも相方が当日の朝まで決まっておらず、この日が初舞台という噂もきいてなおさら驚いた。最初は「何を見せられてるんだ」と思ってたけど、だんだん「この人たちに勝ってほしい、東京の人に見てもらいたい」と感じるようになってしまったから不思議。当日決まった相方さんが奇跡的に、役柄にぴったり合ったルックスだった。
・TOMATO
札幌吉本。日本人とアメリカ人のコンビ。日米コンビには珍しく、アメリカ人がツッコミ。
「喧嘩」
太田プロ札幌。ピン芸人同士のユニット。男女コンビ。設定がとてもよかった。もっとウケててもよかったと思う。
・コロネケン
「予告編」
札幌吉本。現在の若手エース格的なコンビ。この日唯一の拍手笑いを獲得。圧巻のイチウケ。
・オレマカ
「強盗」
ウェイビジョンというところに所属しているトリオ。トリオであることをちゃんと生かしているし、台本がとても綺麗なコントだった。
・アヴァンチュ~る
「借金取り」
アマチュア。M-1グランプリ2020札幌予選のナイスアマチュア賞コンビ。最初のボケの間が素晴らしかった。
「実録菅野家の1日」
札幌吉本。リアル親子コンビ。M-1グランプリ2020札幌予選のトップ通過コンビ。親子のリアルを徹底的に描いたショートコント集。
・つちふまズ
「当てる人」
札幌吉本。ネタバレにならないタイトルが難しいネタ。普段は漫才をしているので、違う衣装を着ていると一瞬気づかなかった。漫才のときもこっちの風貌の方が面白いかも…。昨年も同じネタだったらしいが、ウケていた。
・すずらん
「コンビニ」
札幌吉本。芸歴20年の中堅コンビ。とても手堅いネタという感じでウケていた。
・しょーゆー
「福男」
アマチュア。北海道ではあまり知られていない福男レースを題材にしたことが逆に印象に残った。
「書店」
太田プロ札幌。本を探してるのにすでにその内容に詳しい矛盾が気になった。
「医者」
札幌吉本。普段は漫才なのでコントは初めて見たけど、結構様になってた。
「教育番組」
それぞれ札幌と大阪のNSC出身の女性コンビ。同級生らしい。北海道では珍しく「若手の女芸人!」という空気を発していて、良い佇まいの二人だった。
・しろっぷ
「身代金」
トリプルワン(元札幌吉本)。STVラジオで冠を持つ札幌のラジオスター。ボケがオチ以外声の出演だけというネタだった。
通過予想は、匿名絶望、コロネケン、つちふまズ、すずらん。明確に爆笑が起こっていた4組。
実際の通過はミクロポエジ、コロネケン、つちふまズ、すずらん。4分の3当たった。匿名絶望は通ってほしかったので残念。結果とすれば全員札幌吉本だけど、基礎のしっかりしたところが通ったという感じ。
今年からGPがカタカナでグランプリになりました、とかマジでどうでもいい。
決勝戦の見せ方があまりにもグダグダすぎて、流石にドン引きです。
M-1とは元々月とスッポンの差があったのが、もうそれが今年は月とマントルくらい開いた。
後発のはずのキングオブコントの方が、よっぽど見せ方上手い。
…一言断っておくが、Creepy Nutsを責める気はなくて、彼らはむしろもらい事故の被害者だと思う。
かの有名なM-1の出囃子、FATBOY SLIMのBECAUSE WE CANみたいにしたかったんだろうけど、耳に残りすぎて逆にネタ前に毎回かかったら見る側はネタに入っていけない。
漫才なら、出だしはだいたい「どうもー!〇〇です」って威勢よく入るからまだしも、
R1はピンネタでフリップ芸なり世界観強めのコントだから、出だしは静かな入りがほとんど。
…告知パートに紛れて、ドラマの番宣入れるなよ。M-1で上戸彩は番宣一切しないだろうが。
緊張感が削がれるし、大会の格もそれだけで落ちるんだよ。
番宣ありきで広瀬アリスをブッキングしたなら、来年はまた違うキャスティングなのかよ。
まだ、局アナに回させた方がよかったわ。
…マジで意味不明。ただでさえ尺パツパツなのに、なぜあんな長い時間、優勝決定直後という美味しいタイミングを、冠スポンサーのU-NEXTの社長を壇上で待たせたまま、1本目のネタをプレイバックしたのか。
なんか転換でもしてたのか(いや、してない)
あそこは普通、盛り上がりの最高潮なんだから、優勝者の第一声から、審査員に大会の講評を聞きながらエンドロールでエンディングでしょうに。
あの静かめな3分間、視聴者の皆さんもじっくり大会を振り返りましょう、やないねん!
…全ての元凶はこれに尽きる。それぞれのネタが、なかば流作業的に披露され採点され消えていく拙速な進行は、すべて2時間という放送枠の短さに起因している。
出場10組+決勝3組、計13ネタをきちんと見せるにはあまりにも尺が足りない。
編成上の理由で、18:30からのサザエさん動かせないのは分かる。
ならばなぜ、19:00〜22:00の3時間枠にできないのか。
日曜21時台は、20時から続く特番枠なんだから、容易に調整できたはず。
結局、Mr.サンデーの2時間特番が入ったってことは、編成的な優先順位がR1は低いってことなのだろう。
それくらいの温度で決勝を放送するから、結局R1の地位も魅力も上がらないんだよ。
審査員の人選も良かったとおもうし、M-1との差別化で取り入れた視聴者ツイッター投票による加点も賛否両論あるとは思うが、わたしはあってよいと思う。
ただいかんせん、番組やコンテンツとしての見せ方があまりにもレベル低い。
まだTHE Wの方が、見せ方としては上だった(あれはあれで、結局は日テレの番宣要素が強すぎてひどいことには変わらないが)
M-1>>>越えられない壁>>>キングオブコント>>>越えられない壁>>>THE W>>R1
である。
ZAZZYじゃないけど、
なんそれ!
2021年3月7日、R-1グランプリ2021を観たよっていう日記。(長め)
毎年楽しみだったけど今大会はTwitterやYouTube等のSNSでの盛り上げ方がよかったと思う。
creepy nutsの新曲を使った決勝出場者のPVはワクワクした。
まさかcreepy nutsがM-1に続いてPVに使われるとは!
このままキングオブコントのPVをやってほしいけど先に粗品・野田クリスタルたちに三冠取ってほしいから違う人がいいかな?
芸人をかっこよく見せる演出はM-1と同じになってしまうけどM-1ほど素晴らしい賞レースを他に知らないのでR-1も同じ道を辿って大会全体に重みを出せばいいと思う。たとえ真似したとしてもR-1らしさは絶対出ると思うし。
予告がかっこよかった。ただかっこよかった分本編が惜しく見えた。
とにかく点数の演出が残念。点数って1番知りたい部分。
M-1だったら「ジャ〜ッジ!たんたらんたんたらんたんたらんたんらたん…〇〇何点!〇〇何点!」ってなる。今田さんのMC能力も相まって多少間があっても気にならない。
別に霜降りの2人のMCがダメってことじゃなくてTwitterでの投票がいらないのかなと思った。
今までの採点方法だったら視聴者の1票って重みがあって順位に影響したけど今回の具体的な点数で採点する方法だったらもはや視聴者票の価値は低いと感じた。
ならもう視聴者投票なくていいじゃないか。時間かかるし。盛り上がらせたいのは分かるけど。
あと点数の表示も安っぽかったのがな…。今回の点数の出し方がR-1・M-1・KOC・the Wのなかで1番安っぽかったのでは?
なんか悲しいじゃん!!
途中から点数が一斉に表示されたのも。
変わるならちゃんと教えてよ!!
いや、早い時間から巻く判断するならリハーサルで分かるでしよ!
審査員のコメントも一言だけで点数に納得できない人がいるのもよくわかる。
チャンピオンの嬉し泣きしてる様子が放送時間のせいで全然写ってないのが悲しくて悲しくて…。
他の地域では2回ネタが流れたらしいけどこっちではすぐニュースだったので構成が変って訳ではないんだけどもっと見たかったのよ。賞レースって嬉し泣きを見るからいい大会だったなった思うので。
あんなに予告が素晴らしくて、ルールを前回と大幅に変えて大会を全体的に変えていこうっていう姿勢が見えたから。
たぶんスタッフが全部悪い訳じゃない。
『キングオブコント』(TBS系)や『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)での活躍もあって、ニューヨークは年末年始大忙し。その合間を縫って『ユニオンレコード渋谷』にやって来た嶋佐は、疲れているはずなのに、笑顔を絶やさなかった。そこに多種多様なレコードがあったからだ。店内にあるレコード一枚一枚をキラキラした目で見つめ「このアルバム懐かしい」「このバンドはサマソニで……」など、音楽トークも弾んでいたのが印象的だった。
テーマは『渋谷で聴きたくなる曲』。主戦場の劇場・ヨシモト∞ホールがある場所であり、PARCOがある流行最先端の街だ。果たして彼はどんな曲を選んだのだろうか? いつものごとく、“嶋佐流レビュー付き”でご覧いただきたい。
アイディアは凄いのよ。でも軽いの。薄いの。
「ほぉ~なるほど~」って真顔で言っちゃうの。もっとそのアイディアを変態的に突き詰めたら長年コスれるコンテンツになりそうなのにもったいない!って。
他の(ほぼ男性で占められている)お笑いのタイトル戦を見比べることで、お笑いにおける性差とかセンスの差を測れるかなって思ったんだけど。
The Wには、お笑いなんて種目は男女関係なく戦えるはずってことを証明してほしかったんだけど。
やっぱり笑えない。
面白いけど、笑いにはならない。へー面白いなって思いながら真顔になる。
これは同性の感性(男は男のお笑いしか面白がらない)みたいなところに寄せられているから?
友近だかが「お笑いの感性で男には敵わない」みたいなこと言ってたけど、やっぱりそういうのあるのかな。
これも個人の評価の仕方の違いで、腹から笑えなくても「面白い」「興味深い」と思った強さで評価すればいいのかもしれないけど。
でも、やっぱり脊髄反射で腹から笑えるのは、M1やキングオブコントやThe MANZAIなど(残念ながら女性が少ないイベント)の方が強い。
やっぱりこれは、笑いの感じ方には男女差あるってことかな。
こういうの。
yjkym 自分もラーメンズ見て育った世代だから、今のキングオブコントとか見てもほんと学芸会にしか見えないんだよな やっぱり彼らはコントの最高地点だったと思うなぁ
ラーメンズが終わった。
「小林賢太郎、引退」というニュースの見出しが目に入ったとき、悲しいと思う一方で、妙に納得してしまう自分がいた。
お笑い好きの中で、ラーメンズの名前を知らない人はいないと思う。
「爆笑オンエアバトル」での活躍、独特のパントマイム、まるで演劇のような不思議なコント。
かくいう私もその一人で、昨年お笑いにはまってからというもの、YouTubeにアップされた彼らのコントを繰り返し再生しては、よく笑っていたのを覚えている。
最後の単独公演「TOWER」から、ラーメンズのコンビ活動はほとんど行われていない。
小林賢太郎は演出の仕事に携わるようになり、片桐仁は俳優として、あるいは「エレ片」として出演することが増えた。
いつかこの日がくることは分かっていたけれど、やはり受け入れられない自分がいる。
昨年からお笑いを見始めた私でさえ、言いようのない喪失感を抱えているのだから、熱心にラーメンズを応援し続けてきたファンの方々のショックは計り知れない。
コントとは何か、と思うことがある。
それぞれの芸人にはそれぞれの世界観があり、どれもこれも面白い。
キングオブコメディの軽快なやりとりが好きだし、ロングコートダディの唯一無二の世界観も好きだ。
あげれば本当にきりがない。
これだけコント師が増え、また多様なコントが生まれたのは、先人たちの活躍があったからだと思う。
そして、ラーメンズは間違いなく、一時代を築いた大コント師であると思う。
ネタバレを避けるため詳しいことは言えないが、コントを中心としたライブで、どのネタもすごく面白かった。
M-1を獲ってなお、お笑いに挑戦し続ける姿勢は、見ていて恐ろしさすら感じさせた。
彼らがキングオブコントに挑戦するかは分からないけれど、もし出場するとなれば、決勝、さらには優勝もありえるのではないか。
そう思わせる単独であった。
記録として。
@fukazume_taro
空気階段、1本目も2本目も涙が出るほど笑った。本当にスゴイものを見ると本当にスゴイとしか言えなくなるので本当にスゴイ。#キングオブコント
未開の部族の人を東京のど真ん中に連れ出して、地下鉄や車、電化製品などに驚く様子を面白おかしく見せたり、彼らの主食をレポーターが気持ち悪がりながら食べたりするテレビ番組があったけど、今じゃ100パーアウトだろうし、20年やそこらで人間のオモシロに対する感覚って変わるんだなと思う。
文筆業(注、能町みね子)
@nmcmnc
キングオブコント、GAGと、空気階段の2本目とニューヨークの2本目が好きでした
昔の悪いサブカルは「分かってるけどあえて悪趣味なことやってます」って感じで、それはそれで問題なんだけど、このライターはホームレスの人を本当に心底から「珍しい生き物」だと思っていて、どう生きてきたらこうなるのか、ライターの方が観察材料として気になる
・河川敷ホームレス記事については「下手だな」とは思うが倫理的な問題は感じない
お笑いは好きだが関東在住のため、俗に言う「関西お笑い」にはあまり触れていなかった
賞レースで決勝に行った大阪よしもとの芸人をテレビで見たり、そこからYouTubeで周りの芸人のネタを発掘してみたりするぐらいだった
「てんしとあくま」の存在自体は多分6、7年前くらいからぼんやりと知っていた
M-1やキングオブコント、上方漫才大賞などの賞レースでちょいちょい名前見るな〜という程度の認識だった
2015年の「おもしろ荘」で初めて地上波でネタを見た 面白かったという記憶はあったがどんなネタだったかは忘れた
今年3月の「ザ・ベストワン」でもネタを見た これも面白かったんだけど次の日にはもう忘れていた
漫才劇場(俗に言うマンゲキ)にレギュラーで出演されていたらしいから、関西の劇場に通うファンならお馴染みの存在だったのかもしれない
関西のよしもと芸人によくいるネタはどれも水準を保って面白い優等生タイプ、でも平場を見なければインパクトに欠ける、ただハマる人はめちゃくちゃハマる、ハマらない人にはすぐ忘れられるという印象だった
最近の若手芸人にいるような「チャラ男で派手なパリピ」「元消防士から芸人に転身」「芸人と並行して税理士をやっている」といったキャラ付けも無かった
そんな芸人はごまんといる そういう人らに限ってネタは面白くて、でも世間に評価はされない
だから二日前、ツッコミの川口さんの訃報をネットニュースで知るまで久しく「てんしとあくま」の存在は頭からサッパリ無くなっていた
サッパリ無くなっていたというのに、衝撃だった
てんしとあくまがそんなに印象に残っていなかったただの一お笑いファンだったはずなのに、泣けて泣けてしかたなかった
てんしとあくまを真剣に応援していたファンの方の気持ちなんてこんなもんじゃないだろう
他の芸人のTwitterの呟きも見たが、「まだどう受け入れていいのかわからない」というものが大半だった
訃報が出たその日に行う予定だったZOOM配信や生放送が次々と中止になった 「諸事情により急遽中止します」という事務的な連絡で
なんだろう、対して追ってなかったはずだったのにこの喪失感は
心にぽっかりと穴が開いたような、ってこういうことか
ああそうだそうだ見たことある、と思い出せるものばかりだった チューリップの漫才や椅子のコント
面白いなあ
今まで頭の片隅にぼんやりと存在していたてんしとあくまの存在が急激にはっきりとした輪郭を持ち始めている
いやなんでだよ M-1決勝進出とかにしてくれよそういうのは なんで訃報なんかで初めててんしとあくまの存在をはっきり意識しなきゃいけないんだよ
今も頭の中が川口さんのことで埋め尽くされている 対して好きじゃなかったくせに
36歳なんてまだこれからだよ
一人の芸人が亡くなったんだなあ
うわなんかすごいやだな
「髪についた精子をヘアジェルと勘違いする」ってシーンがバカ受けして世界的大ヒットになった「メリーに首ったけ」が公開されたのが1998年。
それ以前のコメディー映画って、今見たら基本的に全部アウトなんだと思う。
こないだ霜降り明星がYOUTUBEで「今まで見たコントで面白かったやつベスト3」って発表してたんだけど、
粗品の1位が「キングオブコントでのバイキングさんの1本目(タクシー教習所のやつ)」だったのね。
おれはリアルタイムで見たときは「なんて日だ!」の出てくる2本目のほうが圧倒的に面白かった記憶があったんだけど、
最近見返したら「息子が娘になって帰ってきた」って部分の笑いにかなり引っ掛かりを感じて素直に笑えなかった。
当時は、引っかかりつつも爆笑していたのに。
「7年前で、もう笑えなくなるのか」って思ったよ。
THE Wは応募者を女性に限定している手前、女性だから出来ることをどれだけやっているかが評価ポイントにならざるえない。
「M-1」「R-1」「キングオブコント」といった他の賞レース番組が出揃った昨今、てらいのない番組を作っても趣向が被ってしまうためにそれらと比べて見劣りしてしまうことは否めない。
なので他番組との差別化も兼ねて独自性を打ち出していきたいというのが、主催者である吉本と日本テレビが「女性限定のお笑いコンテスト」を企画した思惑なのだろう。
つまり応募した芸人が「女性らしさ」や「女性だからこそ説得力を帯びること」をネタに取り入れてくれないと、THE WはM-1やキングオブコントから男性を排除してスケールを小さくしただけになってしまう。
これがTHE Wファイナリストがこぞって、自分たちがいかにブサイクで冴えないかを滔々と語る、安直な非モテネタを披露していた理由だと思う。
美へのこだわりや男性に異性として意識してほしいという欲求から女性性を連想する人は俄然多いために、そういった"女性らしい"パフォーマンスをする芸人が勝ち上がるよう演出されていたのではないか。
女性芸人の活躍という女性の社会参画的な大義名分を掲げながら、女性だけを集めたことにより元来の固定観念に縛られてしまったという、THE Wはなんとも奇妙なテレビ番組だった。
見取り図 85点
受けていたが、ネタの展開は読めてしまって、知らない名前は後で何?と聞くのがわかってしまっているのであまり笑えなかった。この展開は2015年のジャルジャルもやっていた。覚えてないが他にもいくつもあるだろう。使い古されている気もする。ここに既視感があると全て既視感しかない。
と悪口を言っても仕方なくて、十分上手くて受けていたので、審査員はもう少し褒めて欲しかった。トップバッターだし。じゃないと客も盛り上がれない。それが前半の点数の低さにつながったと思う。
とはいえ、この厳しさがなければM-1の緊張感と権威づけも出来ないので難しい。
しかし、いつでもこの厳しさを乗り越える組が現れてMー1の歴史がある。
結果、今回もそうなったわけだが、それにしても前半不利はどうしたものか。
スーパーマラドーナ 85点
ネタのチョイス。田中の方が実はヤバいやつ、という一点だけのボケなので、そりゃ最初に受けて後は盛り上がらんだろう。と思うのだが、予選では受けていたのだろうか。ラストイヤーで残念だが、今後はテッテレーでブレイクしてほしい。逆にいうと、これまでにその田中のキャラを引き出せなかった武智の負けなのかもしれない。準々決勝のネタはよかった。
全体的に志らくの審査の評判は悪いようだが、共感するところが多い。うまさはあったがあまり面白くなかった。前半で客が重いというのもあるかもしれないが、実は準々決勝の方が客は重い。決勝はテレビ向けに結構笑ってくれていると思う。で、その準々決勝のネタはめちゃくちゃ面白かった。それと比べると、このネタはそれほど面白くない。もちろん、うまいので笑いは取ったし盛り上げたけど、そこまでではなかった。やられた感はない。準々決勝のネタを是非見て欲しいし、どこかで披露して欲しい。
ジャルジャル 95点
ジャルジャルがとんでもなく面白いのは言うまでもないし、残念ながら伝わらない人も多いのも今さら言うまでもない。ジャルジャルファン的には今回のネタもきっちりと一般人向けにチューニング出来ていて良かったが、クオリティだけでいえば去年の方がはるかに高い。今回のはドネシア、ゼンチンというフレーズの面白さだけ。ルールチェンジの盛り上がりも2回。それに比べれば去年のネタは、ルールの複雑さ、その展開の仕方の絶妙さ、ポンピンと頭を撫でるという二つの回収要素などめちゃくちゃハイレベルだった。だからこそ伝わらない。その上での今年。
面白かった。準々決勝と同じネタですでに見てたのに、決勝の方が面白かった。間が絶妙だったと思う。本番の緊張感がよりギャップを生んで面白さを増していた。と思ったが、そうでもなかったようだ。自虐が受けない、ってそんな法則あったっけ。ミキは?トレンディエンジェルは?まあ、最終決戦に残るネタではないか。個人的にギャロップが活躍してたので満足。
ゆにばーす 90点
川瀬名人、緊張しすぎ。でもネタの構成は面白かったし、ハラちゃんのしゃべくり面白かった。そういう意味で見取り図、スーマラよりは個人的満足度はだいぶ高い。
ミキ 93点
正直ミキはあまり好きではない。ボケが本当に面白くない。あえてなのだろうけど。亜生がカワイイキャラだからあれぐらいのボケがちょうど良いのだろうか。笑いは全てお兄ちゃんで取っている。それなのに、ここまで笑いが取れる。そう言う意味では天才だ。
でも、審査員も言うようになったけど、ボケをもう少しひねった方が良いのではなかろうか。発想の凄さみたいなものが加わると最強だと思う。
トム・ブラウン 90点
勢いでやり切っていて良かった。特別面白いとは思わなかったけど、全体的に真面目な漫才ばかりだったのでとても気持ちよかった。でもそれ以上の感想はあまりないかな。
霜降り明星 95点
良かった。もうこのコンビは売れるのは時間の問題状態だったので、やっとここできた、と思って嬉しい。ツッコミの粗品は19歳の時にピンでオールザッツ漫才優勝している天才。それにせいやが合わさったら最強。二人ともRー1出てるし。せいやはすべらない話でMVS取ってたし。どうせ売れるなら早く売れた方が見ていて気持ち良い。嬉しい。
和牛 95点
ネタの展開、ツッコミの技術が凄まじい。よく出来た古典落語を名人がやっているような漫才。面白いのはみんな言ってるし知っているので、あえてケチをつけると、全てが計算し尽くされていてちょっと窮屈だ。でもすごかった。和牛もオールザッツ漫才優勝コンビ。オールザッツの先見性はすごい。
審査員について
志らくはああいう普通じゃない評価をするために呼ばれたんだろう。みんなが巨人や礼二のような審査したってつまらんじゃないか。
ということを、受け入れられないのだろうか。息苦しい世の中だ。
とはいえ、みんなにたり寄ったりの評価でそれはそれで良いんだろう。
上沼恵美子はもう役割を終えたよね。お疲れ様でした。去年は特に良かった。
松本人志は、もう、ちょっとおじいちゃんですね。たぶん、もう出場者を可愛いと思って見ている。まあいいんやけど。面白いのは今でも面白いけど、もうそろそろ潮時かもしれない、と初めて思った。今年も和牛に入れるのは違うと思う。
最終決戦
去年も勝ったらこのネタをやるつもりだったのだろう。ザ漫才でもやってたし。めちゃくちゃ面白いが、このタイプのネタでは勝てないのもよくわかる。というか本人たちもわかっていると思うのだが。ジャルジャルのアホ要素を詰め込んでいるネタだが、それだけでは世間は受け入れてくれない。残念だが、もう何度も経験済みだ。
いつかのキングオブコントのオバハン連呼ネタもそうだ。めちゃくちゃ面白いのに。
やっぱり、1本目のネタと同じぐらいに奇跡的なネタを別の切り口でもう一本作らないと勝てない。例えば、2015年の1本目と今年の1本目を合わせるような。でもそんなの流石に無理だ。
2本目やって負けるのはファンとしても納得。福徳もすっきりしていたみたいなので良かった。
これも感想は1本目と全く同じ。古典落語の名人芸。でも欲しいのはそれではなかったりする。欲しいものは何か。
それが、この勢いと煌めき。眩しい。夢しかない。
ABC優勝ネタも含まれていて目新しさはないが、その頃よりはるかに洗練されているし、とにかく瑞々しい。これを求めているのがMー1じゃないのか。和牛はそりゃ面白いけど、獲るなら2016だったと思う。銀シャリじゃないやろう。と今更言ってもしょうがない。
世代交代をみんな喜ぼうよ。スター誕生したんだから。この二人は絶対裏切らない。天才が二人。奇跡的にコンビを組んだ。
楽しみすぎる。
バナナマン日村が16年前だったかの未成年淫行で週刊誌に糾弾された。
キングオブコント生放送中に松本人志が茶化したが、これは本当にいい救い船だった。
この国のメディアどもは罪刑法定主義という言葉を知らないらしい。
憲法の下、主権者たる国民の代表機関としての国会の議決を通して法律によって罪と刑が定められる。
こんなことは中学校、つまり義務教育課程で全国民が学ぶこととされている常識未満の常識だろうが。
法に触れないことは何をしてもいい、と言ってるわけじゃない。
ただ、法に触れないことは罪ではなく、したがって刑に問われないということが重要なのであって。
昨今のセクハラだのパワハラだの、本当、法律の基本的な理解を有しないバカどもが騒ぎすぎだ。
某大臣が「セクハラ罪はない」といった旨の発言をしたといって騒いでいたが、阿呆が、完全に事実だろうが。
そもそもセクハラやパワハラが成立するのは原則として職場の話だろうが。
合コンで下ネタ言ったやつをいちいち訴えんのかよ。嫌なら去ればいいんだよ。
てめぇが不愉快に感じることを言ったら即刻違法、刑に問うとか、お前はヒトラーか。俺はお前が不愉快だ。今すぐ捕まれ。
Metooと全く同様の構図やんけ。数年経って物証も無いような話を蒸し返して売名したり小金稼ぐとか下賤の極みじゃ。
嫌なら離れろ。離れられないなら無視しろ。視界に入れるな。クレしんでしんのすけがちんこ出していちいち電話してくるクソどもと精神構造が一緒だろ。お前が見なきゃいいだけなんだよ。どんだけ自意識過剰やねん。
バナナマン日村は事案について謝罪はしてない。「お騒がせして」申し訳ないと何度も謝罪してる。
当たり前や。違法性を問いようが無いんや。事務所の入れ知恵だろうが、態度として至極適切だろう。
というか、彼が誰といつどういう性交渉に及んでいようがクソどうでもいい。
違法性の認めようが無く、明らかに自己の利益目的に誘導された報道等は、最初から出ない方が健全なんや。
出てもカチ無視するか鼻で笑って放置するかで済ませなあかんのや。
そうじゃないとこの国の法治主義が崩れる、というか既に世論レベルでは崩れてきている。
お笑い芸人の典型的なキャリアパスは、以下の通りであるような気がする。
①M-1やキングオブコントなどの賞レースで結果を出したり、ネタ見せ番組で大きくウケたりする
↓
↓
③MCになる
他にもワイドショーのコメンテーターとか色々あるけど、単純化するとこう。
仮にこうだったとして、①と②と③って、求められる能力が、全部違わない?
面白いことを言う、みたいなレベルでは共通してるかもしれないけどさ。
そこで何が起きるかと言うと、①から②へ、②から③へ上がってきたときに、前の段階で出来ていたほどの成果が上がらない、とか、②や③なら出来るのに①が出来ないから世に出られない、みたいなことになる。
もしそうだとしたら、途中段階すっ飛ばせるようになってた方が良いんじゃないかな。
アメリカでやってる「ロックの殿堂」のフォーマットをそのまま持ち込んで「日本版ロックの殿堂」という
殿堂入りアーティストを毎年決めるイベントをやってほしいんす。
理由 その1
今、日本で音楽を評価するのって、オリコンランキングとかレコード大賞とか売り上げを指標にしたものしかないっす。
日本の音楽にも、商業ベース的に成功してなくても、その後の音楽に多大な影響を与えているアーティストも存在してるはずで
理由 その2
お笑いって、M1グランプリやキングオブコントが出来てから、圧倒的に面白くなったと思ってるっす。
それまでのお笑いを評価するのは、人気だったり好感度だったけど、賞レースができたことで、
皆が、本当に実力のある漫才や、面白いコントをやる芸人は誰なのか考えるようになった。
ほんで、人気や好感度がなくても、実力ある芸人がちゃんと評価されるようになって、更に面白くなったっす。
日本の音楽も、皆が売上以外の指標を意識することで、ちゃんと実力のある人が評価されるようになって、
もっと盛り上がって欲しいっす。
理由 その3
まあ、別に「ロック」の殿堂じゃなくても「J-POP」の殿堂でもいいんだけど、
でも、本場のロックの殿堂も、「ロック音楽に多大な影響を与えたアーティスト」を殿堂入りさせてるから
日本でロックって、あんまり認められてないけど、やっぱポップスがメインストリームだけれども、
例えば、先日亡くなった西城秀樹とか、アイドル歌手としての評価ももちろんすごいけど、
ロックスターとしても、もっと評価されるはずなんす。でも、それを評価するとこがないんす。
今も、フェスとか盛り上がってて、バンドも沢山出てきてるけど、
それはテレビとかメインストリームには余り出てこないし、一般的な評価はされてない気がするっす。
だから、日本の音楽界をロックという切り口で評価して、見直していくってのは、