2018-12-11

THE Wが非モテ自虐ネタばかりになる理由

THE Wは応募者を女性限定している手前、女性から出来ることをどれだけやっているか評価ポイントにならざるえない。

M-1」「R-1」「キングオブコント」といった他の賞レース番組が出揃った昨今、てらいのない番組を作っても趣向が被ってしまうためにそれらと比べて見劣りしてしまうことは否めない。

なので他番組との差別化も兼ねて独自性を打ち出していきたいというのが、主催者である吉本日本テレビが「女性限定お笑いコンテスト」を企画した思惑なのだろう。

まり応募した芸人が「女性らしさ」や「女性からこそ説得力を帯びること」をネタに取り入れてくれないと、THE WはM-1キングオブコントから男性排除してスケールを小さくしただけになってしまう。

これがTHE Wファイナリストがこぞって、自分たちいかブサイクで冴えないかを滔々と語る、安直非モテネタ披露していた理由だと思う。

美へのこだわりや男性に異性として意識してほしいという欲求から女性性を連想する人は俄然多いために、そういった"女性らしい"パフォーマンスをする芸人が勝ち上がるよう演出されていたのではないか

女性芸人活躍という女性社会参画的な大義名分を掲げながら、女性だけを集めたことにより元来の固定観念に縛られてしまったという、THE Wはなんとも奇妙なテレビ番組だった。

  • 阿佐ヶ谷姉妹のネタ見て言っているのか? あれもオバサンの揶揄なのか?

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