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2024-08-07

生きているだけで全員偉いから優勝!

胎児「もう少しで優勝、優勝…」

2024-08-04

東浩紀

東浩紀の伝記を書く。ゼロ年代に二十代を過ごした私たちにとって、東浩紀特別存在であった。これは今の若い人には分からいであろう。経験していないとネット草創期の興奮はおそらく分からいかである。たしかにその頃は就職状況が悪かったのであるが、それはまた別にインターネットは楽しかったのであり、インターネットが全てを変えていくだろうという夢があった。ゼロ年代代表する人物を3人挙げるとすれば、東浩紀堀江貴文ホリエモン)、西村博之ひろゆき)ということになりそうであるが、彼らはネット草創期に大暴れした面々である。今の若い人たちはデジタルネイティブであり、それこそ赤ちゃんの頃からスマホを触っているそうであるが、我々の小さい頃にはスマホはおろか携帯電話すらなかったのであるファミコンはあったが。今の若い人たちにはネットがない状況など想像もできないだろう。

私は東浩紀の主著は読んでいるものの、書いたもの網羅的に読んでいるというほどではなく、酔っ払い配信ほとんど見ていない。しかし、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の東浩紀スレ古参ではあり、ゴシップ的なことはよく知っているつもりである。そういう立場から彼の伝記を書いていきたいと思う。

1 批評空間

東浩紀は71年5月9日まれである。「動ポモ」でも援用されている見田宗介時代区分だと、虚構時代のちょうど入り口で生を享けたことになる。國分功一郎は74年、千葉雅也は78年生まれである。國分とはたった3歳しか離れていないが、東が早々にデビューしたために、彼らとはもっと年が離れていると錯覚してしまう。

東は中流家庭に生まれたらしい。三鷹市から横浜市引っ越した。東には妹がおり、医療従事者らしい(医者ではない)。父親金沢出身で、金沢二水高校を出ているそうである(【政治番組東浩紀×津田大介×夏野剛×三浦瑠麗が「内閣改造」について大盛り上がり!「今の左翼新左翼左翼よりバカ!」【真実幻想と】)。

東は日能研でさっそく頭角を現す。模試で全国一桁にいきなり入った(らしい)。特別栄冠を得た(らしい)。これに比べたら、大学予備校模試でどうとかいうのは、どうでもいいことであろう。

筑駒筑波大学附属駒場中学校)に進学する。筑駒在学中の特筆すべきエピソードとしては、おニャン子クラブ高井麻巳子福井県実家訪問したことであろうか。秋元康結婚したのは高井であり、東の目の高さが分かるであろう。また、東は中学生時代うる星やつらファンクラブを立ち上げたが、舐められるのがイヤで年を誤魔化していたところ、それを言い出せずに逃げ出したらしい(5ちゃんねる、東浩紀スレ722の555)。

もう一つエピソードがあって、昭和天皇が死んだときに、記帳に訪れたらしい。

東は東大文一に入学する。文三ではないことに注意されたい。そこで柄谷行人の講演を聞きに行って何か質問をしたところ、後で会おうと言われ、「批評空間」に弱冠21歳でデビューする。「ソルジェニーツィン試論」(1993年4月であるソルジェニーツィンなどよく読んでいたなと思うが、新潮文庫ノーベル賞作家を潰していくという読書計画だったらしい。また、残虐記のようなのがけっこう好きで、よく読んでいたというのもある。三里塚闘争についても関心があったようだ。「ハンスが殺されたことが悲劇なのではない。むしろハンスでも誰でもよかったこと、つまりハンスが殺されなかったかも知れないことこそが悲劇なのだ」(「存在論的、郵便的」)という問題意識で書かれている。ルーマン用語でいえば、偶発性(別様であり得ること)の問題であろうか。

東は、教養課程では、佐藤誠三郎ゼミ所属していた。佐藤村上泰亮公文俊平とともに「文明としてのイエ社会」(1979年)を出している。共著者のうち公文俊平だけは現在2024年7月)も存命であるが、ゼロ年代に東は公文グロコムで同僚となる。「文明としてのイエ社会」は「思想地図」第1号で言及されており、浩瀚な本なので本当に読んだのだろうかと思ったものであるが、佐藤ゼミ所属していたこから学部時代に読んだのだろう。

東は94年3月東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科を卒業し、同4月東京大学大学総合文化研究科超域文化科学専攻に進学する。修士論文バフチンで書いたらしい。博士論文ではデリダを扱っている。批評空間に94年から97年にかけて連載したものをまとめたものである私たち世代は三読くらいしたものである博論本「存在論的、郵便的」は98年に出た。浅田彰が「東浩紀との出会いは新鮮な驚きだった。(・・・)その驚きとともに私は『構造と力』がとうとう完全に過去のものとなったことを認めたのである」という帯文を書いていた。

郵便本の内容はウィキペディアの要約が分かりやすく、ツイッター清水高志が褒めていた。「25年後の東浩紀」(2024年)という本が出て、この本の第3部に、森脇透青と小川歩人による90ページにわたる要約が付いている。森脇は東の後継者と一部で目されている。

東の若いころの友達阿部和重がいる。阿部ゲンロンの当初からの会員だったらしい。妻の川上未映子は「ゲンロン15」(2023年)に「春に思っていたこと」というエッセイ寄稿している。川上早稲田文学市川真人によって見出されたらしく、市川渡辺直己の直弟子である市川鼎談現代日本批評」にも参加している。

東は、翻訳家小鷹信光の娘で、作家ほしおさなえ1964年まれ)と結婚した。7歳年上である不倫だったらしい。98年2月には同棲していたとウィキペディアには書かれていたのであるが、いつのまにか98年に学生結婚と書かれていた。辻田真佐憲によるインタビュー東浩紀批評家が中小企業経営するということ」 アップリンク問題はなぜ起きたか」(2020年)で「それは結婚の年でもあります」と言っており、そこが根拠かもしれないが、明示されているわけではない。

そして娘の汐音ちゃん生まれる。汐音ちゃん2005年6月6日まれであるウィキペディアには午後1時半ごろと、生まれ時間まで書かれている。名前クラナドの「汐」と胎児聴診器心音ちゃんから取ったらしい。ツイッターアイコンに汐音ちゃん写真を使っていたものの、フェミに叩かれ、自分写真に代えた。汐音ちゃんは「よいこのための吾妻ひでお」 (2012年)のカバーを飾っている。「日本科学未来館世界の終わりのものがたり」展に潜入 "The End of the World - 73 Questions We Must Answer"」(2012年6月9日)では7歳になったばかりの汐音ちゃんが見られる。

96年、コロンビア大学大学入試に、柄谷の推薦状があったのにもかかわらず落ちている。フラタニティ的な評価によるものではないかと、どこかで東は推測していた。入試について東はこう言っている。「入試残酷なのは、それが受験生合格不合格に振り分けるからなのではない。ほんとうに残酷なのは、それが、数年にわたって、受験生家族に対し「おまえの未来合格不合格かどちらかだ」と単純な対立を押しつけてくることにあるのだ」(「選択肢無限である」、「ゆるく考える」所収)。いかにも東らしい発想といえよう。

2 ゼロ年代

東の次の主著は「動物化するポストモダン」で、これは2001年刊行される。98年から01年という3年の間に、急旋回を遂げたことになる。「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」はその間の論考である

東はエヴァに嵌っており、「庵野秀明はいかにして八〇年代日本アニメを終わらせたか」(1996年)などのエヴァ論も書いている。その頃に書いたエッセイは「郵便不安たち」(1999年)に収められた。エヴァ本をデビュー作にすることも考えたらしいが、浅田彰に止められたらしい。だからサブカル本を出すというのは、最初から頭の中にあったのだろう。

「いま批評場所はどこにあるのか」(批評空間第Ⅱ期第21号、1999年3月)というシンポジウムを経て、東は批評空間と決裂するが、それについて25年後に次のように総括している。「ぼくが考える哲学が『批評空間』にはないと思ってしまった。でも感情的には移転があるから、「お前はバカだ」と非難されるような状態にならないと関係が切れない」(「25年後の東浩紀」、224-5頁)。

動ポモ10万部くらい売れたらしいが、まさに時代を切り拓く書物であった。10万部というのは大した部数ではないようにも思われるかもしれないが、ここから動ポモ論壇」が立ち上がったのであり、観客の数としては10万もいれば十分なのであろう。動ポモフェミニストには評判が悪いようである北村紗衣も東のことが嫌いらしい。動ポモ英訳されている(Otaku: Japan's Database Animals, Univ Of Minnesota Press. 2009)。「一般意志2.0」「観光客哲学」も英訳されているが、アマゾンのglobal ratingsの数は動ポモが60、「一般意志2.0」が4つ、「観光客哲学」が3つと動ポモが圧倒的である2024年8月3日閲覧)。動ポモ海外論文でもよく引用されているらしい。

次の主著であるゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2」までは6年空き、2007年に出た。この間、東は「情報自由論」も書いていたが、監視否定する立場から肯定する立場へと、途中で考えが変わったこともあり、単著としては出さず、「サイバースペース」と抱き合わせで、同じく2007年に発売される(「情報環境論集―東浩紀コレクションS」)。「サイバースペース」は「東浩紀アーカイブス2」(2011年)として文庫化されるが、「情報自由論」はここでしか読めない。「サイバースペース」と「情報自由論」はどちらも評価が高く、この頃の東は多作であった。

この頃は北田暁大と仲が良かった。北田は東と同じく1971年まれである。東と北田は、2008年から2010年にかけて「思想地図」を共編でNHK出版から出すが、3号あたりで方針が合わなくなり、5号で終わる。北田は「思想地図β」1号(2010年)の鼎談には出てきたものの、今はもう交流はないようである北田はかつてツイッターで活発に活動していたが、今はやっていない。ユミソンという人(本名らしい)からセクハラ告発されたこともあるが、不発に終わったようである結婚して子供もできて幸せらしい。

その頃は2ちゃんねるネットの中心であったが、北田は「嗤う日本の「ナショナリズム」」(2006年)で2ちゃん俎上に載せている。北田は「広告都市東京」(2002年)で「つながりの社会性」という概念を出していたが、コミュニケーションの中身よりも、コミュニケーション接続していくことに意味があるというような事態を表していた。この概念を応用し、2ちゃんでは際どいことが言われているが、それはネタなので心配しなくていいというようなことが書かれていた。2ちゃん分析古典ではある。

東は宮台真司大澤真幸とも付き合っているが、彼らは北田のように鋭くゼロ年代を観察したというわけではなく、先行文献の著者である。宮台は98年にフィールドワークを止めてからは、研究者というよりは評論家になってしまった。大澤は日本ジジェクと称されるが、何を論じても同じなのもジジェクと同様である動ポモは彼らの議論を整理して更新しているのであるが、動ポモも「ゲーム的リアリズムの誕生」も、実際に下敷きになっているのは大塚英志であろう。

宮台や大澤や北田はいずれもルーマンであるが、ルーマンっぽいことを言っているだけという印象で、東とルーマンも似ているところもあるというくらいだろう。しかし、ルーマン研究者馬場靖雄2021年逝去)は批評空間に連載されていた頃から存在論的、郵便的」に注目しており、早くも論文正義門前」(1996)で言及していた。最初期の言及ではないだろうか。主著「ルーマン社会理論」(2001)には東は出てこないが、主著と同年刊の編著「反=理論のアクチュアリティー」(2001)所収の「二つの批評、二つの社会」」ではルーマンと東が並べて論じられている。

佐々木敦ニッポン思想」(2009年)によると、ゼロ年代思想は東の「ひとり勝ち」であった。額縁批評などと揶揄される佐々木ではあるが、堅実にまとまっている。類書としては、仲正昌樹「集中講義日本現代思想 ポストモダンとは何だったのか」 (2006)や本上まもる「 “ポストモダンとは何だったのか―1983‐2007」 (2007)があったが、仲正は今でも読まれているようである。本上は忘れられているのではないか。この手の本はこれ以後出ていない。需要がないのだろうか。

佐々木の「ひとり勝ち」判定であるが、そもそもゼロ年代思想土俵を作ったのは動ポモであり、そこで東が勝つというのは当たり前のことであった。いわゆる東チルドレンは東の手のひらで踊っていただけなのかもしれない。懐かしい人たちではある。

北田によると、東の「情報技術公共性をめぐる近年の議論」は、「批評が、社会科学的な知――局所から全体を推測する手続きを重視する言説群――を媒介せずに、技術工学的知と直結した形で存在する可能性の模索である」(「社会批評Introduction」、「思想地図vol.5」、81-2頁)ということであるが、ゼロ年代の東はこういう道を歩んでいた。キットラーに似ており、東チルドレンでは濱野智史がこの道を歩んだのであるが、東チルドレンが全てそうだったわけでもなく、社会学でサブカルを語るというような緩い営みに終始していた。宇野常寛などはまさにこれであろう。

佐々木ニッポン思想」と同じ2009年7月に、毛利嘉孝ストリート思想」が出ている。文化左翼歴史をたどっているのであるが、この頃はまだ大人しかった。ポスコロ・カルスタなどと揶揄されていた。しかし、テン年代佐々木命名から勢いが増していき、今や大学メディア大企業裁判所を押さえるに至っている。しかし、ゼロ年代において、動ポモ論壇と比較できるのは、非モテ論壇やロスジェネ論壇であろう。

非モテ論壇は、小谷野敦の「もてない男」 (1999年)に始まり本田透に引き継がれるが、ものすごく盛り上がっているというほどでもなかった。本田消息が分からなくなり、小谷野2017年から売れなくなった。ツイッターでは雁琳のような第三波フェミニズムに応対できる論者が主流となっているが、そういうのの影に隠れたかたちであろう。大場博幸「非モテ独身男性をめぐる言説史とその社会包摂」(2021年教育Permalink | 記事への反応(13) | 17:44

2024-08-03

この質問に対して精子卵子に向かって泳いだからとか、胎児の時に腹を蹴ったからとか言っている人達って

頭が悪すぎないか

子供が聞いているのはその『前』の話、すなわちどうして中出しセックスをしたのかって話だろうに。

子供から「産んでくれなんて頼んでない」って言われた時の対処法ありますか?→寄せられた回答例に各家庭の苦労が滲む

https://togetter.com/li/2412401

2024-07-27

中絶人権トリレンマ

トリレンマとは、「3つのうち2つしか選べず、1つを諦めざるを得ない」という状況である

中絶権利普遍的人権とのあいだにも同様のトリレンマが成り立つ。

我々は、

  1. 胎児人間である
  2. 人間出自によって差別されてはならない
  3. 中絶自由である

という3つの原則を持っているが、すべて満たすことはできないので、1つを諦めねばならない。

  1. 胎児人間であり、かつ、人間出自によって差別されてはならないのだとすれば、中絶全面禁止されることになる。しばしば挙げられる「家が貧しいから」とか「性犯罪によるものから」という理由は、「貧しい家に生まれ人間はいじめてもよい」「犯罪者の子供として生まれ人間はいじめてもよい」という主張が認められないのと同様に、認められるべきではない。子宮癌が見つかり、即座に胎児ごと子宮を摘出しなければ妊婦生命にかかわる、というような場合にのみ、緊急避難(一人乗りの救命ボートに乗っているとき他人を突き飛ばし溺死させても無罪)による中絶が認められる。
  2. 胎児人間であり、しか中絶自由であるのならば、人間が親の恣意によって、あるいは「貧しい家庭に生まれた」とか「犯罪者の子である」という理由によって殺されることを認めることになる。究極の人権侵害である殺人がそのような理由で認められてよいのであれば、それより軽度の出自による差別もすべて認められなければおかしい。「◯◯出身者は雇いたくない」とか「うちの大学入試女性の配点を低くしてるんでー」とかいった差別も解禁されることになるだろう。
  3. 人間出自によって差別されてはならず、かつ、中絶自由であるのならば、胎児人間ではない。そうであるならば、胎児を殺そうとした者を「殺人未遂に問うべきだ」などと主張するべきではないし、妊婦を殺した人間の罪は2人ではなく1人を殺したものとしてカウントされねばならないだろう(もちろん、情状によって重い刑を科すことは否定されない)。

2024-07-15

キュウリの95%は水分、胎児の90%は水分

まり俺らはキュウリだった...🍆

2024-07-12

anond:20240711162554

トランスジェンダーを他のトランスxxxに例える話には、こういう不勉強だというコメントをするアライがいるけど、じゃあ説明してみろと言われて説明できたアライを見たことがない。

自分金持ちのはずなのに、生まれときから金持ちだと確証していて、今の貧乏自分違和感しか感じないのと、何が違うのか。

「そんな簡単な話じゃない」 「お前は不勉強だ」 「何もわかっていない」 以外のワードでお願いします。

いや、正直ね、GIDはわかるよ。おそらく胎児発達過程バグることはあると思う。

GIDは、ADHDのように脳の研究が進めば科学的に判定が出来ると思う。一方で、ファッショントランスジェンダーはどうやって識別すればいいのかね。

2024-07-09

胎盤を食べたかった

これまで2回出産して、もう二度と子供を産むことはないのだけれども

一度くらい自分胎盤を食べてみたかったなぁ

人間の臓器が食べられるチャンスなんてない

胎盤食は産婦が自身胎盤を食べても病気感染するリスクがあるらしく

病院もも胎盤食を提供して、産婦を病気にさせてしまったら責任が発生してしまうから

胎盤食なんて絶対絶対出せない

九州の一部の助産院胎盤食べさせてくれるって聞いた

コムアイ自分胎盤を食べて「生も焼きも美味しい」って言っててうらやましい

私は生を食べる勇気はないけれど焼き胎盤は食べて見たかったなぁ

二回目の出産とき胎盤を見せてもらえるように希望して、ゴム手袋をして、自分胎盤をしっかり見て、触った

夫はこういうグロテスクなのは苦手なので目を背けていた

胎盤に触りながら「ああ、食べてみたかったな」って思った

元気な赤ちゃんを育てた私の胎盤はきっと美味だったんだろうな

他人胎盤じゃなくて、自分胎盤を食べてみたかった

期間限定内臓である胎盤はけっこう大きくて、柔らかくて、

こんな立派な使い捨て内臓を作るなんてメスの体はスゴいんだなって思った

胎盤機能しているから、胎児は胎内で呼吸もせず血液も作らず、内臓、臓器を休ませて、自分からだの成長に専念することができる

食事や呼吸を外注できるなんて、胎内はすごい

出産ときもへその緒を通して、産まれようと頑張っている胎児血液酸素を送っている。

最初から最後まで私の胎盤は頑張っていた

ああ、私の胎盤を食べてみたかった

2024-07-01

[]

蒲生(後の苻生)は幼い頃から無法な行いを繰り返しており、祖父の蒲洪(後の苻洪)からは強く忌み嫌われていた。

まれた頃から隻眼であり、彼が幼少の頃に蒲洪はふざけて侍者へ「片目の子は片方からしか涙を流さないと聞いているが、まことかね?」と問うと、

怒った蒲生は刀で自らを刺して血を流すと、「これもまさか涙と言うのですかな」と言い放った。

苻生は隻眼であったので『不足、不具、少、無、缺、傷、残、毀、偏、隻』と言う文字使用を禁じ、これを犯した者は左右の側近でも処刑され、その数は記録出来ないほどであった。

苻生が即位して幾ばくもしない内に、殺された人間は后妃・公卿下僕隷に至るまでゆうに500人を越え、

截脛(膝から下を斬り落とす)・拉脅(わき腹を圧し潰す)・鋸頸(頸を鋸で斬り落とす)・刳胎(胎児を抉り取る)の刑に処される者が相次いだ。

治世の末年には、その数は千をはるかに越えたという。

苻生は群臣と共に太極殿において宴会を開き、右司馬の辛牢が酒監となった。

宴もたけなわとなると、音楽が奏でられ、苻生自ら歌を詠み、場を楽しませた。

だが、苻生は辛牢が酒を飲んでいないのを見ると「酒が進んでいない者がどうしてこの席に座っているか!」と怒り、辛牢を射殺した。

苻生は夜に棗を多く食し、朝になると体調を崩したので、太医令の程延を呼び寄せて診断させた。

程延は「陛下はどこも悪くありません。ただナツメを食べ過ぎただけです」と答えると、

苻生は怒って「汝は聖人でもないのに、どうして我がナツメを食べたと思うか!」と言い、これを殺害した。

苻生は左右の側近へ「我が天下に臨んでいることについて、汝は外からどのようにきいているかね」と問うと、

側近は「聖明なる陛下が世を治めるおかげで、賞罰は明確となり、天下は太平謳歌しております」と言うと、

苻生は激怒して「汝は我に媚びを売るか!」と言い、斬り殺した。

洛陽伽藍記に「苻生は勇を好み酒を嗜んだとはいえ、仁にしてでたらめに人を殺すようなことはなかった。

その統治を観るに凶暴とはいえないものであったのに、史書には天下の悪を全て帰している」という真逆人物評が載っている。

anond:20240701141814

胎児妊娠4か月以上になった時点で宿るやで。

2024-06-28

産科医療について誤解があったり誤解を招きそうなので

anond:20240627202914

 

2019年の時点では掻爬法のみ23.5%、(電動/手動)吸引法+掻爬法が40.3%、(電動/手動)吸引法のみが36%となっている。(厚生労働省)

https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/keikaku_kanshi/siryo/pdf/ka4-3-4.pdf

吸引法と掻爬法を併用するのは子宮内に胎児の一部が残留するのを防ぐ目的がある。

ただ古い医師は掻爬法に慣れた医師が多いせいで吸引法にのみできないのは技術問題がある可能性もあると私は個人的には思う。

また胎児が大きめの場合は、吸引法のみでは対応できないため掻爬法が併用されるのが通常のよう。

 

WHOが言う通り、吸引法より掻爬法は全体での子宮穿孔や子宮胎児(の一部)残留危険はたしかに高いが、

熟練した医師ならば掻爬法でも安全性が高いので、掻爬法だからといって必ずしも倫理観がない医師とはならないと思う。

また昔はそうではなかったかもしれないが、いまは中絶の際に麻酔が出来る医院ほとんどなのでは?そうすると懲罰的とは言えない。

 

世界的には時代遅れの掻爬法が日本では併用含めるとメジャーになっているのは、人工妊娠中絶タブーとなっていた歴史から(たとえば10万件あたりの事故率※を見た際に)許容できるほど安全であれば方法までは話し合われなかったのではないか

また中絶を多く手掛ける医師は、出産を手掛ける医師より地位が低く見られてた経緯が関係あるかもしれない。と産科医は語っている。(NHK)

https://heart-net.nhk.or.jp/heart/contents/14_1/index.html

 

現在は掻爬法は吸引法より医院の得られる収入が少なく、今後はゆっくりではあるが掻爬法のみの医院は減ると思われる。

 

中絶薬については、認可していないのは国なので産科医の問題というわけではないが

選択肢が増えるのが大事なので薬は認可されるべきと私は思っている。

ただ薬が認可された場合不正出血危険があるため経過観察が必要なのと、人工的に陣痛引き起こして(痛い)子宮内の胎児を出す必要があるので入院必要になる可能性がある。

上記NHKで語っている医師は、これはこれで痛く、(麻酔有りの場合の掻爬法や吸引法と比べてだと思う)苦痛が大きいのではと話している。また仕事をしている女性は気軽に入院できない。

※掻爬法や吸引法は調べたら日帰りばかりヒットした。検索した限りでは掻爬法でも併用でも吸引法でも通常麻酔は使う医院が多い様子。

 

 

※掻爬法、吸引法、併用の10万件あたりの事故率について。

“医会実態調査における妊娠 12 週未満の妊娠(中絶場合) 10万851 件のうち子宮穿孔件数は搔爬法 12 件、併用法6件、吸引法1件だった。”

“同様に遺残件数(胎児の体の一部などが子宮に残る)は搔爬法 166 件、併用法 107 件、吸引 法 20 件”

“大量出血数についても搔爬法6件、併用法 9 件、吸引法 2 件 ”p88

https://www.jstage.jst.go.jp/article/wsj/28/0/28_79/_pdf

 

上記色々書いたが私にも問題だと思っている点がある。

堕胎手術の値段の高さだ。たぶん中絶薬が認可されたとしてもかなり高額になるだろう。

コンドーム避妊したとしても方法を間違えれば妊娠可能性は上がる(つまり男にかかっている)。緊急避妊薬もまだ土日含め気軽に入手できるとは言えない。というか低容量ピル含め値段が高い。

少なくとも義務教育避妊方法をきちんと教えないのであれば、避妊薬、緊急避妊薬や、堕胎手術保険適用にすべきだと思っている。

anond:20240627202914

薬は薬で、出てきた胎児自分確認しなければいけないのがな…

ただ両方選べるといいなとは思う。

anond:20240627173855

胎児中絶することの倫理的問題については多くの意見が出てるので置いておいて。

 

中絶独身でも複数医療機関で断られたりする事があるのと(NHK下記リンク)

元が生理不順で妊娠初期にある不正出血(あまり知られていない)があると、それを生理勘違い中絶可期間が過ぎる事もある。

女性希望じゃ無いのに出産すれば男性強制認知訴訟を起こされる可能性が。(希望でも可能性あるが)

また子宮妊娠といって子宮ではない場所、例えば卵管などに妊娠する事もあって

通常は生理が止まるが、上と同じく普段から生理不順の場合不正出血があると生理と見分けがつかない事もあり

そのまま放置して卵管が破裂すると大量出血し最悪死亡する。障害が残ることも。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220125/k10013446791000.html

2024-06-27

中絶求めるのってそんな倫理的ダメなの?

古谷徹については不倫暴行だけで業界干されてもまあ同情の余地なしだと思ってるけどそれは置いといて。

子供欲しくないのに避妊してないのは愚かなことだが、中絶を求めるのってそんなに倫理的ダメか?

もちろん手術代+αは渡さないといけないし、高圧的な態度で怒鳴りつけるように中絶を求めるのは良くないよ。

日本には一神教的なプロライフ主義者って少ないと思ってたから、中絶について憤ってそうな人が多いのは意外だった。

追記

俺は米国におけるプロライフプロチョイス対立における生命倫理問題個人的な興味があったので上のような感想を持っていたが、当然いろんな側面があるわな。

母体ダメージについて

この観点から批判は当然だな。具体的にどのような後遺症がどの程度の確率で起きるか知らないので、これから調べよう。

避妊について

コンドームしていてもピル飲んでも結構確率避妊失敗することはあるので「避妊していなかったとしたら」と書くべきだったな。

パイプカット避妊リング無しにセックスするなら、妊娠は予定しておかないといけない。

プロチョイスについて

プロチョイス主義に立つとしても、女性本人の意志尊重されるべきであり男性の側が強権的に干渉すべきではない、というのは当然のことだな。

追記

妊娠継続出産にも母体への負担があるので、それと比べると中絶負担は相対化できるのではという思考もあったが書き忘れてた。

中絶より出産の方が侵襲は大きいだろ。日本中絶法が低侵襲なのを採用してないことの方がよほど問題出産を望まないならセックスするな、っておまえらみんな宗教保守なの?ひくわ。

俺は無神論者で反宗教主義者だが、上にも書いたとおり出産を望まないならセックスするべきでは無いだろ。

薬を使った堕胎でも妊娠間中母体負担があるので、愚行権考慮しても男の側は出産を望まない相手セックスするべきでは無い。

最近はやりの射精責任というやつだな。(かの本を読んでないので多分違う)

パイプカット避妊リングなどの確実性の高い避妊手段を使っているのなら別。

プロライフは「胎児は人であり人権を有するから緊急避難を除き誰であれ命を奪うのは許されない」と言う論理で筋は通ってるのだが、プロチョイスは命に何も向き合わず「全決定権を私に寄越せ」しか言わないんだよな

そうだね。けど筋が通っているというのは何かすっきりするというだけで、政治的にも倫理的にもディベート的にも宗教的にも大した意味を持たないのだ。

カント倫理学一般市民には全く理解されないし、倫理学者にすら人気が無いし、俺も支持しない。

2024-06-19

anond:20240619185003

ビニールバックの中で育つ羊の胎児は、はっきりいって不気味そのものでしたね。

人間が人工子宮を実現するには、不気味の谷を乗り越えないとあかん気がしますわ。

2024-06-18

少子化対策いうわりに

そこそこの確率流産は起こるわけだが

胎児がうまく育たなかったことによる

自己責任でない流産まで

麻酔で泣き叫ぶような処置しかない

 

これ絶対少子化関係あるで

 

そもそもこれについて嘲笑してくるような医者のところでは正常な出産すら躊躇うレベルw

2024-06-16

anond:20240616073833

母体特に問題がなくても腹の中で胎児が亡くなってしま場合があり、流産と同じ方法で亡くなった胎児を摘出するが。それを麻酔なしでやる鬼畜産婦人科医ばかりだから。激痛で苦しんでも「女は痛みに強いのになんで泣き叫ぶの?」って言われるらしい。

 

なお海外では麻酔ありの手術の模様

2024-06-13

anond:20240612084352

妊娠しても途中で胎児心臓がとまる可能性もあるし、へその緒が絡んで血液供給がとまって胎児死ぬこともある

もう、無事に産まれてくれただけでも感謝してるよ

五体満足の健常児って本当にありがたい存在だし

多少、時間・金・若さ子供のために消費したくらいで恨みはない

子供がいると自分が年取るのも楽しくなる

ただ、おじさん、おばさんとして更けていくのではなくて自分の子供がどんどん成長していくのだから

子供ができると加齢がポジティブに考えられるよ

2024-06-11

anond:20240611102006

教員責任感強いのに多胎の親とはなかなか大変なことになりそうですね。

6ヵ月とのことなので初産だったら入院するかもしれないのでそこで整えてもらうとかかな?(うちの嫁は双子で2カ月入院帝王切開

まれたらおそらく生活精神的にも今以上に不安定になるので使えるサービスとか自分達を労わる手段を今のうちに探しておいてください。

ネットスーパーとか夜遅くまでやってるドラッグストアとか相談相手とか確保しておきましょう。

胎児は兎角に人手と体力が必要です。叶うなら無理せずお互い褒め合う生活を。

寿ぎ寿ぎ。

2024-06-08

相手男性同意がなくても中絶はできるが?

日本で女に生まれるということ

https://note.com/bambi_yoshikawa/n/n7035883b5e2e

この記事有害なのは、まるで男性同意がないと絶対中絶できないかのようなデマを振りまいている点ではないだろうか?

この記事を見ると、さも中絶には絶対相手の男の同意必要かのように読めるけれど、それって本当なの?

ドラマ漫画とかでは相手同意なんかなしで中絶してるのが普通だし、

通りすがりの男からレイプ可能性を考えれば、そうでなければさすがにおかしいと思うんだけど。



こっちだと、同意は法的には不要とあるし、

被害による妊娠 中絶手術の同意書は法的には不要 求められる理由

https://www.nhk.or.jp/minplus/0026/topic074.html

「どのような状況でも相手男性胎児の父)の同意求めない」が5.1%

「状況により相手男性胎児の父)の同意求めないこともある」が62.4%

らしいから、同意がなくても中絶できる病院の方が多いじゃん

勿論、時代によって変わる可能性はあるだろうけれど、常に同意必要だという事はさすがにないだろう。

「どのような状況でも相手男性胎児の父)の同意を求める」が32.5%もあるのは確かに問題だけれど、まるで全ての病院がそうであるかのように振りまくのはおかしくないか

2024-06-07

anond:20240607203209

男女とも胎児の時、最初ちんちんあるけど女子は体の中に入っていくとかじゃなかったか。だからさいしょの時は男か女かわからないっていう。

なんだっけな確か胎児おっぱいできる段階ではまだ性別が決まってないから男にもおっぱいあるんだっけな

2024-06-06

anond:20240606155411

ちょっとだけ検索したら、人工子宮って胚からつくるんじゃなくて

初期の胎児を移し替えて、超未熟児とかの発生を減らすための技術っぽい

これと代理母を組み合わせれば

20週くらいで人工子宮に移し替え

10母体休養 再受精

20週で移し替え

で二体/年くらいは狙えるかもしれないのか

効率が倍(倍以上?)になるのなら、ぶっこむ価値のある技術開発か?

2024-06-05

anond:20240605165157

「だいたい」1:1な

 

ただこれ、実は「生まれた時は104~107:100だけど成長して繁殖適齢期に入るぐらいには103:100ぐらいになる」ってのどっかで見たことある

実は受精時には性比はもっと男に偏ってる(Y染色体のほうが軽い分速く卵子に到着するから

でも受精卵~胎児の段階から男は死にやすいんだと

から大人になるまでにちょっとずつ脱落しておおよそ1:1になる

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