■胎盤を食べたかった

これまで2回出産して、もう二度と子供を産むことはないのだけれども

一度くらい自分の胎盤を食べてみたかったなぁ

人間の臓器が食べられるチャンスなんてない

胎盤食は産婦が自身の胎盤を食べても病気に感染するリスクがあるらしく

病院側ももし胎盤食を提供して、産婦を病気にさせてしまったら責任が発生してしまうから

胎盤食なんて絶対絶対出せない

九州の一部の助産院が胎盤食べさせてくれるって聞いた

コムアイが自分の胎盤を食べて「生も焼きも美味しい」って言っててうらやましい

私は生を食べる勇気はないけれど焼き胎盤は食べて見たかったなぁ

二回目の出産のときは胎盤を見せてもらえるように希望して、ゴム手袋をして、自分の胎盤をしっかり見て、触った

夫はこういうグロテスクなのは苦手なので目を背けていた

胎盤に触りながら「ああ、食べてみたかったな」って思った

元気な赤ちゃんを育てた私の胎盤はきっと美味だったんだろうな

他人の胎盤じゃなくて、自分の胎盤を食べてみたかった

期間限定の内臓である胎盤はけっこう大きくて、柔らかくて、

こんな立派な使い捨ての内臓を作るなんてメスの体はスゴいんだなって思った

胎盤が機能しているから、胎児は胎内で呼吸もせず血液も作らず、内臓、臓器を休ませて、自分のからだの成長に専念することができる

食事や呼吸を外注できるなんて、胎内はすごい

出産のときもへその緒を通して、産まれようと頑張っている胎児に血液、酸素を送っている。

最初から最後まで私の胎盤は頑張っていた

ああ、私の胎盤を食べてみたかった

Permalink | 記事への反応(1) | 17:29

ツイートシェア