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はてなキーワード: 知的障害者とは

2021-03-22

anond:20210322204428

ええっと「小泉進次郎知的障害者なのかどうか」がわからなくて、疑問なの?

本当に?

anond:20210322010509

悩みを打ち明けるのって難しいよねえ。これに限らず人に相談したい悩みって無数にあるんだけど、打ち明けられたことってほとんどないな。

どれも解決困難な話(家族知的障害者がいるとか)なので、話すと重すぎてみんな引いちゃうんだよね。

2021-03-21

anond:20210321182653

知的障害者の弟をどうにかしてくれて、生まれ子供知的障害児だった場合に面倒見なくてよくしてくれるんだったら子供作ることを考えてやってもいいよ。その正義感でもってどうにかしてくれマジで

anond:20210321003025 anond:20221127003050

ワイの学校はいたよ知的障害の子

当時は小学生だったか普通に一緒に遊んで、要らぬちょっかいを出すヤツはぶん殴るだけでよかったけど、

成人の知的障害者とどう付き合ったら良いのやらとは思う

しかけられたら挨拶はするし、なにか話したいようなら聞きはするけど、

なかなか個人的に付き合う機会はないね

2021-03-19

anond:20210318212438

実際には、ごくごく一部の物好き以外は、被虐児、知的障害者が半分騙されてやってるようなもの

精神疾患リスクも高いし、賞賛すべき仕事ではない。

anond:20210318164424

知的障害者おっさんに殴られたらなす術ないけど子供ならまだなんとかなるだろ

スタスタ歩いていて急にバンって倒れた時は流石に声かけたけど、道でうずくまってたりする人は大抵酔っ払いホームレスから無視するよ。

無垢気持ち持ってたころに具合悪そうにしてるから声かけた結果、抱きつかれたりちんちん見せてきたおっさんもいたし、特に夜道は無視以外の選択肢ないな…

2021-03-18

anond:20210318004647

知的障害者って言っても増田に書くところまでは出来るので致命的ではないでしょ

理解ある彼くん・夫くん案件かもだが

2021-03-17

知的障害者普通に結婚してる anond:20210317100942

正確にはグレーゾーンとかボーダーな?

理解ある彼くん・夫くんが大活躍してんじゃん

 

まーた男はーとか言い出すと思うから先に書いとくけど

ワイが援助したのもこのラインにある人たちだなぁって思ってる

このラインにあるけど問題なく生活をやっていける人とそうじゃない人の違いは

親の教育当人性格だろうな

2021-03-16

知的障害者って実質断種されてるよね

http://www.gp-sri.jp/report/detail028.html

これ見ると、知的障害者結婚率は2.3%

健常者が57.4%なのに比べると、メチャ低い

96.7%が未婚、というとマジですごい感じする

知的障害者は生きる価値いから、97%は生まれ次第殺処分だ!」っていうとヤバい感じするが、実際には80年かけてるだけで97パーセント殺処分して断種してるらしい

まあでも、それをいうと俺も殺処分されてんだよな

つうか、子を残したら「意味がある」 残せなかったら「無意味な命」っていうのも貧困な発想だな

いか!べつに!

別にいいんだ 子供なんか残さなくていい

知的障害者の9割以上が結婚すらできずに死んでいくかもしれないが、それでも彼らの命には意味があるよな!

特に電車でアウアウ言って車内に緊張感走らせてくれるタイプの人 彼らは俺なんかよりよっぽど社会的プレゼンスが高い

俺が今日死んでもほとんどのやつは気にとめないだろうけど、毎朝電車でウアーつってる知的障害者が突然死んだら、「あれ、今日はあの人いないのか…」ってなるもん

個性があってすごいよな ホントに生きてるって感じがする 多分俺より人生楽しんでるしな

ああ

知的障害者の未婚率をタネ社会バカにしようと思ったが、うっかり俺自身の虚無っぷりに目を向けてしまった

「命は大事!つって生かされるが、別に何を残せるわけでもなく、楽しくもなく、搾取されてぼんやり苦しみながら死んでいくだけの存在」、俺そのものじゃん

つうか、健常者も結婚率57%とかなのかよ

結婚が全てではない、子供なんか作んなくていい、それはそう、でも仕事キツいし、休日別にめちゃくちゃ楽しいわけじゃないし、じゃあなんなんだこの人生 

ていうか、この苦しみは俺に固有のものなんかでは全然なく、低く見積もっても25%くらいの人生はこんな感じなんじゃねえか?

それも悲しいよなー 俺だけが超かわいそうな最強被害者なんだったらまだ自己憐憫に浸れるけど、ちょっと周り見ただけで俺程度に辛そうなのはゴロゴロいる つらさすら凡庸

俺は誰にもこんな人生を送ってほしくないから、できたとしても絶対子供は作らないが、じゃあ俺はなんでこんな人生を送らされてんだ

親を恨む気にもなれん 気のいい人たちだし、いまだに金くれるし

俺は被害者だ〜ッ!つっても、それをいうならこの世の人間は全員被害者からなあ

どうしたらいいんだこの感じ

俺ってどうしたらいいですか?

瞑想

2021-03-15

生理用品の無償化か一部の金額負担はよ

軽減税率適用されてないのもおかしいけどもう一歩踏み込んでほしい

先日Twitter生理用品で家計が苦しい〜系の話題言及してるTweetを見ていたら、女性ですら年収が〇〇万円以下の場合なら生活保護を受けてという話をしていて驚いた

私は今は無職収入はないけれど、数年頑張って働いて貯蓄があったか生活保護は受けられない

仕事必死で探してるし、わずかな貯蓄を減らさないように節約節約の日々

ところで私は生理やや重

無職なのをいいことにその期間は外出は控え目になるんだけど、生理用品をケチって不快だけどあと数時間は交換しないとか、出血が少ない日は丸一日同じナプキンを使うとか大変不衛生な環境で過ごしてる

生理用品と化粧品の出費がある分、貯蓄の減りが男性より多いと思うと腹が立つ

別に男性に当たり散らそうとは思わないのだが、生理などは通常の生活をしていると自力で止めようがないもの

こういうサポートがないことが少子化に繋がるんじゃないかとすら思う

「〇〇に生まれなくてよかった」とか「〇〇に生まれなければよかった」とか思わずに済む日が来ますように。

(※〇〇=人間男性女性性的マイノリティ国籍精神身体知的障害者など)

2021-03-14

anond:20210314142551

これが本当なのかどうかは分からないけど、知的障害者の性欲の問題はほんとにキツい。マジでキツいよ。弟が知的障害者から嫌でも目の当たりにするんだけど。

障害者支援施設で働いているけど、女の障害者ってBL好きだよな。

 俺は専門校卒の24歳。某障害者支援施設で働いている。そこで池沼の世話しているんだけど、入って驚いたことがある。女の知的障害者って驚くほどBLが好きだってこと。むしろBLきじゃない女池沼たことないわ。入所するときに親からBL本渡されるらしい。おそ松、ヘタリアBL同人、種類は様々だ。で、あいつらはそれを毎日狂ったように眺めてるんだよ。キモイ顔でニタニタしながら食い入るように見つめる姿は下手なグロ画像よりインパクトがある。(あいにく俺は美人池沼というものを見たことがない。あいつらが美人ならまだマシかもしれんが、池沼って揃いもそろってブサイクばっかだからな)軽度から意思疎通すら困難なレベルまでみんなBLが大好きだ。字が読めないレベル池沼は、エロ同人しか読まない。腐女子シチュエーションで抜くというが、重度はそれすら理解できない。だから、男同士がやり合っているという構図があれば満足なんだろう。字すら読めない奴がどうやって入手したのか疑問だったが、ある日同僚が教えてくれた。ガイジの親同士のコミュニティーがあって、情報交換し合うそうだ。そこで必ずと言っていいほど言われるのが女ガイジは皆BL好きだと言うことだ。親もうちの子が気に入るのだろうかと恥を忍んで買うらしい。それさえ与えれば大人しくなることが多いので親は助かるそうだ。大人しくならないパターンもあるが、取り上げようものなら、暴れ出して手に負えないので、結局BL本を手にしたままだ。

 性欲溜まるとあいつら人前でBL本眺めながら「トッティィィィィ!!」とか「尊イヨォォオ!」って叫びながら自分股間こすり出すんだよ。うっ、思い出しただけで悪寒が。そんなんだからある日、取り上げようとしたことがある。そうするとそのガイジは意味不明な金切り声を上げて暴れ出した。まるで野生動物が我が子を守るかのようだ。ただ、自然番組と違って、ものすごくおぞましい光景なんだが。とにかく手足を振り回してパワー全開で暴れる。それで職員が一人怪我をしたので、今度を隙を見て取り上げることにした。施設内でパーティーを開いて、それに出席させている隙を狙った。唾液が染みついてボロボロ異臭を放つ銀魂エロ同人うんこ処理をする様な気持ち処分した。そしたら、後が大変だった。戻ったガイジが宝物の消えたことに気づくと、暴れたんだ。人間ってこんな大声出せるんだって驚くほどの声を上げる。それで泣くわ叫ぶわ、壁をバンバン叩いて、近くの物を片っ端から投げるわの大騒ぎ。仕方なしに拘束したが、もう泣き止まない。書店に駆け込んで18禁BLを買った。レジに立ったとき死ぬほど恥ずかしかった。店員さんに「俺が読むんじゃないですよ。施設障害者さんが読みたがってたので」って説明したら店員も「そうですか」って苦笑いを浮かべてて気まずかった。施設に帰って与えたらそいつは大喜び。泣き叫びながら本に顔を押しつけ、下半身に手を伸ばしだした。もう二度とあいつらの物を処分しないと決めた。あー、植松聖みたいな救世主が訪れないかな。他の施設でもメスガイジはみんな腐女子らしい。

 メスガイジはBL好き。これは自明の理なんだが、まだ科学的に証明されていない。じゃあ、診断の時にBL本を見せればガイジかどうか一発で判断できて便利じゃんと思うかも知れないが、現実はそこまで楽じゃないらしい。そんなもの判断すれば「趣味で人を差別するな」って非難されるのが目に見えている。心理学精神医学研究者調査して、論文に纏めてくれれば知的障害の診断が楽になるかも知れない。一応、どっかの大学BLが好きな女性一般的女性と比べてIQが低く、攻撃的で、非社交的な傾向にあるという結果を発表したようだ。いずれ、知的障害診断基準BLが好きかどうかが加えられる日もそう遠くはないだろう。

 そうしてみるとやっぱり腐女子って脳に欠陥を抱えた生物なんだなって思う。そうしてみると嘘松ツイートしたり、リアル銀魂の口調まねるのも納得だわ。あいつらも池沼本質的には同類なんだな。まあ、かなりマシな部類なんだろうけど。知能が低いかあん低俗な者にはまる。そして、周囲の事なんて気にしないから、平気で迷惑かけられる。傍から見たら地獄のものだが、本人からしたらBLのことだけ考えていればいいか幸せのものだろうな。つくづく、一番幸せなのはバカな奴だって思い知らされる。

2021-03-13

anond:20210313144254

可愛い子には抱きつくけどブスは無視する知的障害者可愛い判定機として利用して、抱きつかれてやった!と思ったこないだの女増田みたいな話の延長では。

2021-03-08

anond:20210308190248

パパ活女性と違って、風俗嬢には軽度の知的障害者が多いからではなかろうか。つまり前者に比べて後者には保護者目線になるから

anond:20210307221051

身体障害者が何者かから危害を加えられた事件

邪悪な健常者の仕業だろうということで非難していたところ、見つかった犯人知的障害者だったために叱るに叱れず。

その場では誰が何番目の弱者なのか、様々な可能性を考慮した適切な判断が求められる。

父が息子を殴るのはNG、息子が父を殴るのはOKとする。

年齢差に注目し、より差の小さい例で考えてみよう。

兄弟暴力場合、兄が弟を殴るのはNG、弟が兄を殴るのはOKとなる。

長男双子次男と三男がいた時はどうだろうか?

長男は弟の次男と三男を殴るのはNG次男と三男が兄の長男を殴るのはOKとなる。

さら双子のうち三男は次男と比べ、微小な時間差であっても生まれてくるのが遅れただけ弱者であるため、兄の次男が弟の三男を殴るのはNG、弟の三男が兄の次男を殴るのはOKとなる。

2021-03-07

anond:20210307221051

知的障害者が健常者より暴力を振るう統計でもあるんですか。根拠がないなら差別ですよね。

webITとか社会運動界隈で発達障害鉄砲玉や特攻隊にして扇動する最近手法かわいそうだからやめてほしい

例えばグレタさんみたいな社会でマトモに生きるのに苦労してんだろうなっていう、見るから発達障害のガキを鉄砲玉として扇動させられて、いかにも池沼ですって感じの表情で稚拙正義感を煽って見世物にしてるアレ、かわいそうだからやめてやれよ

ギフテッドとかグレデーションとかいって、社会に生きづらさを感じてる系男子とか女子発達障害みたいなの、やりがい搾取で狂った労働使い捨てWeb系のアレ、いい加減やめてやれよ、発注したりビジネスでかかわる側から見てたらさ、マジで見ててかわいそうなんだよ、その末路や働かされてる奴らの中に、増田かいっぱいいるんだろうけど、見てみろよちょっとさ、ちゃんとした人にかかわってたらあん承認欲求毒虫のように肥大化して糖質寸前の意味不明世界観現実を生きるようになんてならなかったはずなのに

パパ活価値観狂わされて壊れた人間みたいになってるじゃんああい発達障害の人たち、ただでさえ発達障害って生まれつき頭壊れてんのにさらに壊すような外道まりない真似するのもさ、金のためならなんだってしていいって道理はないだろ?生まれつき頭が壊れてる障害者とはいえ治療すれば健常者になれるしそれ以上の才能を発揮できる可能性さえあるのに、それを耳障りのいい言葉で使いつぶすのやめようよ、趣味が悪ぃよ、Webベンチャーって

理解ある彼くん」とかもさ、あんなんどう考えたって小金と暇ができたからヤリモク始めたいけどまずはどんだけ酷いことしようが知ったこっちゃないし、頭悪いしそもそも頭壊れてそうだからだましやすそうな「社会に生きづらさを感じてる系人間」を狙ってる真面目系クズなの、健常者なら見ててわかるじゃん

そこまでしてチ〇ポしてーのかと、お前に人としての尊厳はないのかと、てかお金払って風俗行けばいいだろ、何で発達障害みたいなまごうことな知的障害者を狙ってそんなことしようとする輩が後を絶たないんだろうな

結局、景気が悪いけどここ20ブラック労働で人使いつぶして法律規制が厳しくなったから、障害者としての保護は受けられないけど健常者としても生きられない、グレーゾーン弱者狙ってそういう悪いことに利用してお金稼ごうって輩が目を付けたんだろうなと思うと、人間モラルについて考えさせられるよ

2021-03-05

自分の声が嫌い

滑舌が悪くて、悪いたとえだが知的障害者っぽく感じる。

ということにテレワーク会議の声を録音してて気づいた。

演劇部のように発声練習すればいいんだろうか。

2021-03-01

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(1)

日本文学編(anond:20210222080124)があまり注目されなかったけれども、記憶を頼りに続きを書く。

芥川龍之介河童

どの作品を入れるべきか迷った。古典翻案に見られる知性とユーモア晩年作品にみられる迫害的な不安、どちらの傾向を持つ作品であっても、元文学少年の心をひきつけてやまない。特に歯車」などの持つ、すべてのものが関連付けられて迫ってくる凄味は、学生時代に再読したとき、行き詰まりかけていた学生生活不安と重なり、ただただ恐ろしく、読み終わってからしばらくは寝床で横にならされた。

河童」を選んだのは中高生の頃で、河童の国を旅する要素に心を惹かれたことを思い出したからだ。それは、大学生の頃よりも不安が弱かったからなのか、この作品に潜む女性への憧れと恐れが自分に響いたのか、あるいは架空世界架空言語に魅せられたのか、その理由はわからない。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン雪の女王

アンデルセン小説を読んでいると、きっとこの人モテなかったんだろうなあ、ってのがひしひしと伝わってきて、何だったら今晩一杯つきあうよ、的な気分にさせられる。一人寂しいときへの痛みと、女性への復讐心が入り混じっていて、読んでいて心がきりきりとする。

で、この作品の中でひたすら「いいなあ」と思うのは、悪魔の鏡のかけらが心の中に入ると、どんな良いものもその欠点ばかりが大きく見えてしまうという設定だ。

ところで、ディズニー作品価値貶めるつもりはないけれど、原作とは全然違う話に似たタイトルをつけて世界中に広げるのってどうなんだろう。デンマーク人は怒らないんだろうか(「人魚姫だって原作改変をやってるし……。いや、ディズニー普通に好きなんですけど、最近こうした異文化の扱いって難しいですし……)

グレッグ・イーガン祈りの海」

「白熱光」にしようかと思ったのだが、これはエイリアンニュートンアインシュタイン物理学自力発見していく過程が延々述べられるだけの話で、燃えるけれども物理学の基礎をかじっていないとちっとも面白くないのでやめた。ついでに、彼の欠点として「科学者エンジニア最高、政治家宗教家文学者は役立たずのクズ」という態度を隠そうともしないところがある。要するに理系の俺TUEEE小説なのだ。それに、しょっちゅうヒロインから説教されるし、作者はいったいどういう恋愛経験をしてきたか非常に心配になる。

そうしたえぐみ比較的少ないのがこの短篇集で、最初に読んだ本だから愛着がある。それに、上の隠しきれない欠点にも関わらずイーガンが嫌いになれないのは、科学的な真理に向き合う姿勢と果てしのない好奇心がかっこよく、さらに己に課した厳しい倫理に身が引き締まるからだ。

カズオ・イシグロ日の名残り

友人と富士山に登るときに持っていったこともあり、これも自分にとって思い出深い小説だ。これは、大戦後の新しい時代適応できない英国執事物語である

彼の小説の語り手は基本的には何かを隠していることが多いので、いつも歯に物の挟まった言い方をする。そのうえ、誰もが自分の信念にしがみついているものから登場人物同士の会話は勝手な主張のぶつけ合いになり、実のところ会話になっていない。

カズオ・イシグロはそうした気持ちの悪さを楽しむ作家だ。そして、「日の名残り」は自分の本当の気持ちに蓋をして生きている人、やりたいことよりもやるべきことを優先してしまう人に、刺さる作品であるに違いない。

ミシェル・ウエルベック素粒子

彼の作品不快だ。主人公のボヤキは原則として次の通り。俺は非モテから思春期の頃には思いっきセックスできなかった(2023年10月3日追記。「処女と金銭のやり取りなしでイチャラブできなかった」が近いか?)。中年になって女を金で買えるようになったが、ちっとも楽しくない。子供も老人もみんな大っ嫌いだ、バーカ! これはひどい

作中に出てくる西欧文明の衰退だのなんだの宗教への逃避だの一見知的に見える議論も、すべて上記の嘆きを補強するためのダシに過ぎない。それでもなお、なぜオススメに入れたのかというと、人をエゴ抜きで愛することの難しさを逆説的に語っているからだ。そして、自分が愛されておらず、必要ともされていないと感じたとき人間がどれほど孤独とみじめさを感じるかを緻密に描いている。皮肉なことに、これは性と愛について真摯思考した書物である

ただ、どの作品も言っていることが大体同じなので何冊も読んではいない。

ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人

僕がウルフのことが好きなのは、単純に文章が美しいというだけじゃなくて、迷っている人間の頭の中で浮かぶ複雑な段階が細かいところまでよく見えているからだ。例えば親しい人への憎悪が浮かび、言葉ではそれを否定して見せるが、態度にふとこぼれ出てしまう。そうした過程子供が貝殻を見つけたときのように、ひとつひとつ並べている。

そして、意識の流れとでもいうのか、ある人物意識から別の人物意識へと、外界の描写連想を経てシームレスに移行していく感じが、本当に巧みな脚本映画みたいで、やっぱり映画って文学から相当影響を受けてるんじゃないかって勘ぐったりするのだけれど、本当のところどうなのかは知らない。眠る前の自分意識もふと過去に飛び、すぐに現代に戻り、夢想し、眠りに落ちていく。

灯台へ」とどっちにするかこれも迷った。

ミヒャエル・エンデはてしない物語

さえない少年万引きした小説を読んでいると、いつしかその物語の中に取り込まれしまう。これは主人公異世界に行き、そこでなりたい自分になるが(まさに公式チートだ)、その報いとして自分自身が本当は何者であったかをどんどん忘れてしまう。何よりも面白小説なのに、その小説現実に向きあう力からではなく現実逃避の手段となることの危険性を訴えている。主人公が万能チート野郎になってになってどんどん嫌な奴になっていく様子は必見。また、後半で主人公を優しく包み込む人物が、私の与えたものは愛でなく、単に私が与えたかったものに過ぎない、という趣旨台詞を言うシーンがあり、これが作品の中で一番自分の心に残っている台詞だ。

ちなみに子どものころ映画版を見て、原作とは真逆メッセージストーリーになっているのにショックを受け、初めて原作破壊行為に対する怒りを覚えた。僕が大人商業主義を信用しなくなったのはこれ以来かもしれない。

円城塔文字渦」

基本的自分は何かを知ることが好きで、だから知識の物量で殴ってくるタイプの彼の作品も好きである。それでいてユーモアも忘れないところが憎い。フィクションとは何だろう、言葉文字物語を語るってそもそもどういうことだろう、そうしたことをちらりと考えたことがあるのなら楽しく読めるはず。「Self reference Engine」で抽象的に触れられていたアイディアが、漢字という具体的な文字によって、具体的な形を与えられている。

元々SFの人だけれども、最近日本古典にも守備範囲を広げ始めていて、SFが苦手な人も楽しいと思うし、慣れたらSFにも手を出してほしいとこっそり思っている。

遠藤周作沈黙

どうしてこれほどあなた信仰しているのに、手を差し伸べてくれないのですか。せめてささやか奇跡あなたがいらっしゃるということだけでも示してください。そういう人類が何千年、何万年も悩んできたことについて。神に関しての抽象的な疑問は、具体的な舞台設定を与えないと机上の空論になる。

以前も述べたが、ここに出てくる仲間を裏切ったりすぐに転向したりしてしまう情けないキチジローという人物がとても好きで、彼の「迫害さえなければまっとうなキリシタンとして生きられたのに」という嘆きを、情けないと切り捨てることができない。

ただただ弱くて情けない人物遠藤周作作品にはたくさん出てくる。だから好きだ。僕が文学にすがらねばならなかったのは、それなしには自分の弱さ、愚かさ、卑怯さ、臆病さ、ひがみを許せなかったからで、強く正しい主人公たちからは救われなかった。

イタロ・カルヴィーノ「冬の夜一人の旅人が」。

男性読者」という名の作中人物が本を買うが、その本には落丁があった。続きを探すために彼は同じ本を手に取った別の読者である女性読者」を探し求める。彼はいろいろな本を手に取るが、目当ての本は結局見つからない。枠物語の内部に挿入されるつながらない小説の断片は、それだけでも完成度が高く、まるで本当に落丁のある文学全集を読んでいるような楽しみがある。

世界文学パロディー化した物語のページをつないで作った「鏡の中の鏡」かと思わされたが、それ以上のものだった。語りの文と物語関係とは、新作と偽作とは、そんなテーマ物語レベルメタレベルの二つの層の間で錯綜して語られている。

ダニエルキース「アルジャーノンに花束を

知的障害者チャーリーゴードンが脳手術で天才になるが、その知性は長続きしなかったという悲劇として知られている。けれども、僕はこれをただの悲劇として読まない。障害者セックスについて正面から向き合った最も早い作品の一つだからだ。

チャーリー女性の裸を考えるだけで罪悪感からパニックになってしまう。それは母からの過度な抑圧と体罰が原因だったが、それはチャーリーの妹を彼の性的好奇心から守ろうとするが故の行動だった(チャーリーの母が、周囲からもっと支援を得られていたら、あれほどチャーリーにつらく当たらなくて済んだんではないか、とも思う)。

天才になったチャーリーは恋をし、トラウマを乗り越え、苦労の末に愛する人と結ばれ、やがて元の知的障害者に戻ってしまう。一見すると悲劇だが、彼にはセックスに対する恐怖がもはやなくなっている。彼がただの障害者に戻ってしまったという感想は、その視点が抜けているのではあるまいか

ナタリア・ギンズブルグ「モンテ・フェルモの丘の家」

素晴らしかった。中年の仲良しグループというか、ツイッターでいうクラスタの間を行き交う書簡を通して話が進む。居場所をなくすこと、愛情を失うこと、自分の子供をうまく愛せないこと。そして、友人の死。テーマは深刻だ。なのに、読後感は良い。それは視点距離を取っているからか、登場人物を公平に扱っているからか、それとも愛を失う/奪われる過程だけじゃなくて、そのあともちゃんと書いているからなのか。長い時間の中で、家族や友人が近づいたり離れたりする感じ、これこそ人生だ、みたいな気持ちになる。

アーサー・C・クラーク幼年期の終わり

子供の頃、太陽が五十億年も経てば地球を飲み込んでしまうと知って、非常に恐ろしかったのだけれど、それ以来人類運命について書かれた物語がずっと好きだ(H・G・ウェルズの「タイムマシン」も何度も読んだ)。

人類は滅んでしまうかもしれない。生き延びるかもしれない。しかし、宇宙に出て行った結果、ヒトとは似ても似つかないものになってしまうかもしれない。彼らは人類の何を受け継ぐのだろうか。そして、今しか存在しない自分は、果たしてこの宇宙意味があるのか。

人類運命が気になるのと同じくらい、僕はきっと遠くへ行きたいと思っている。だから、ヒトという形から自由になってどこまでも進化していく話に魅了され続けるのだ。


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2021-02-28

何でも女性差別にするフェミ

ベビーカーが嫌がられるのはミソジニーから

ってのはフェミ定番文句だが、成人男性である俺が知的障害者男性車椅子に乗せて移動したときも、ベビーカーと同じような目線洗礼を受けたんだわ

結局、デカくてかさばって意志の通じない物体赤ん坊障害者など)を運んでる人間邪魔から嫌悪感を抱かれやすいんだよ

何でも女性差別にすることで障害者とか他の差別を見えなくするし、害悪しかないと思ってるわ

2021-02-27

anond:20210226135521

障害児に殺されても障害児は無罪だしおまけに賠償もなく、

完全な殺され損だからな。肝に銘じておけ。

知的障害者の親に責任なし 大分地裁判決 男性突き落とし死で

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/537154/

女性知的障害者の性欲はどこへ向かうのか?

男性知的障害者がの性欲が暴力的女性へ向かうのは想像に難くない。

じゃあ、女性場合はどうなっているんだろう?

男性の性被害って見えにくいから、気になる。

どうしても気になってしまい、寝れずに考えていたらこんな時間になってしまった。

ちょっと考えてみた。

(仮説1)男性と同じように性欲を暴力的に満たそうとするが、体格差があって未遂に終わるケースが多い

(仮説2)女性の性欲を男性は受け入れている

(仮説3)男女で性欲の質が違うため、目立ちにくいor問題になりにくい方法で発散されている

どれだろう?

anond:20210226135521

いきなりだが、私は体が大きめの女だ。歳はそこそこ取っている、すまんな。

この体格のおかげか、人生において少なくとも肉体的な意味痴漢行為に遭うこともあまりなく、また帰宅時に不審者に尾けられたりすることもほぼなかった。

こんな自分性的暴行経験(なお未挿入のレベル)の、加害者は全員知的障害者である。誇張でもなんでもなく、マジだ。

しかもいわゆるパワー系で、こちらよりデカイ。

向こうが逃げたりこちらが逃げたりで、事件したことはないが、嫌悪感ものすごい。幼稚園から結婚する少し前まで、数年に1度程度だが被害を受けた。

の子どもがまだ幼稚園に入る前、近くを散歩していた近所の施設知的障害者が、子どもをガン見していた。

体の大きな彼ら3人ほどを見ていたヒョロい引率者は「はーい、目の毒だから見ないようにねー」と大声で言った。

襲われたら警察に行けと言う人がいるが、されないに越したことはない。被害を受けてからしか警察は動かないし、いくら謝罪賠償があるとしたって、そもそも痛い思いなどしたくないのだ。だいたい、謝罪されたって傷は一つも治らないし、赦しなど生まれやしない。そんなのは被害にあったことのない人間綺麗事だ。

から、今や母である自分は、子どもに「知的障害者には物理的に近づくな」と教えている。差別と言われても関係ない。自助しなければ、泣き寝入りになるのだから

2021-02-26

anond:20210226124437

昔だったら精神科病院にずっといる感じだったんだよね。

過去の触法行為があって帰り先がない少数の人と、治療がある程度奏功して退院できそうな人両方が、長期入院になっていたということ。

病院側も、多数の手間のかからない障碍者いるから、少数の手間のかかって長期になる触法気味の障碍者を受け入れられた。

少数の人たちの現状は、プライバシー保護問題もあって、公にはされないから、偉い人やらマスコミには「罪状」は見えない。

精神科病院の在院日数が問題になって、すでに入院している人中で施設に出せる人はどんどん出しているけれど、あらたに触法行為があって入院が長期になりそうな人は、入院しづらくなっている。

医療観察法適応になような重罪に類するような触法行為でも、入院期間は3年。

刑務所知的障害者であふれていると聞く。

もちろん健常者の例えば殺人でも、最短5年くらいで出所するから

世の中的には、暴力リスクは、加害者障害があるかどうかは置いておいて、受け入れる必要がある時代になっている。

本来暴力行為加害者で、治療余地もなく、手間をかけたケア必要なひとについては、法的手続きを経て、長期に入院可能にする制度施設運営資金必要だと重くのだけれど、障碍者お金をかけることについても批判がありそうで、難しい。

法的手続きについては、司法の関与が望ましいけれど、これまでは、精神保健指定医という制度代替してきたように思う。精神保健指定医制度問題なのは、判定する医師利害関係であるところ。

虐待など事件が起こると、法曹関係者マスコミ精神科医療への不信ばかりかきたてる。批判はごもっともと思いますが、長期に入院せざるを得ない人については、立法して、処遇担保しほしいと思います

障碍者施設の大量殺人事件があったけれど、裁判を通じて、被害者の入所経緯や状態が詳らかにされるかどうか気になっている。大量殺人は全く持って許されるべきではないという前提はあるが、大多数は善良な方と思うけれど、一部には唐突に人を殴っちゃうような、不条理障碍者がいるような気がするし、施設側の処遇にも問題があった可能性もありうる。

差別問題が深くかかわっていて、触法行為を繰り返す人が障碍者の中にいて、そういう人には長期のケア必要だという話なると、一般障碍者差別助長するし、障碍者全般に対する差別があると、一部の人の触法行為すら表に出てこなくなる。表から見えない密室では、虐待などの事件が起こりやすくなる、かもしれない。

重度行動障害のある人への医療アプローチ、など、元増田が言う、暴力的な児童などにたいするケア技術方法論は向上しているけれど、現場ではやっぱ怖えぇなーってひとに、時々出会う。このあたり、触法行為精神疾患については、心神耗弱責任能力議論として端的に表れる問題以前に、どう処遇していくかっていう社会制度問題でもあるけれど、感情的になりやすくてまともな議論ができていない気がします。いっぽうで、犯罪の疾病化や、その逆の疾病の犯罪化が、深い議論を経ぬままに制度化されてしまうことに危惧を覚えます

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