はてなキーワード: 倉庫とは
2024年問題のたびにヤマトとかの宅配の話ばっかしてるけど物流の大半はBtoBやぞ。
工場から倉庫、倉庫から倉庫、配送センターからショッピングモールとか。
たかだか運送業界全体の3割程度しかない宅配業態の値上げとか置き配でポイントだとかの話だけして政府としてやってる感出してるだけだろ。
そもそも2024年問題云々の前に、もうここ30年は前から人手不足だし、いまさら何言ってんだ?って感じなわけ。
20〜30年後にはまじでドライバーが足りなくなるぞって言われ続けてんの。来るんだか来ないんだかって感じの南海トラフみたいなもんなの。
荷主側に賃上げを〜とか過剰な要求は〜って言ったって改善されるわけ無いでしょ。大元の荷主なんて政府とズッ友な企業たちなんだし。そこにメス入れられないから置き配ポイントだなんだで一応やってます感を演出して運送やらねえ大半の国民にアピってるだけやん。
荷主の監視強化月間て言ったって、いつも通り見てるだけだし根回ししてちょっとひどいとこだけ声かけてきちんと監視してました摘発しましたって実績つくりのためのマッチポンプしておわりよ。
配送ドライバーなんて未だにタコ部屋労働や後暗い経歴の人間のたまり場みたいな会社がゴロゴロあるし、そんなとこにいるやつらが理解できるわけもないしタカをくくってんだわな。
小泉政権で規制緩和された結果、誰でも参入できるようになり7次や8次の下請けとかいう買い叩きで味噌っかす業種がさらにミソッカスにされて、働いてる奴らもミソッカスだからこの有り様。
他業種より給料低いって言われてるけどそりゃそうだよ、運んでるだけだもん。大変だよ、すげえよほんと。東京から九州まで運んだりして体力勝負だし。
でもそれだけなんだよな。
今日入社したドライバーも20年トラック乗ってるドライバーもやる仕事まったく一緒なんだし給料変わんねえんだよ。もとになる運賃一緒だから。給料上げる原資もないし。せいぜい年に一回無事故ありがとうで報奨金出す程度(この原資は事故がない=保険が上がらない、修理費が抑えられたというところからくる)
こんな業種でも働く車に憧れてやってくる大卒の若者もいる。本社業務担当とかなら多少まともなのもいる。(免停食らって働けなくて事務職と点呼をするしかないクズもいる。しかもバカすぎて運行管理の資格も取れないとか)
数少ないまともな人間がDXだなんだと生産性あげよう、改革しようとしても現場ドライバーは味噌っかすがまだまだ多いので「こんなもん使えるか!おれはそんなのやらねえからな!」って平気で言う。端末配って動態管理だ勤務時間管理だアプリで確認だとか言っても理解できねえんだよ。
「端末のアプリのパスワードを設定して…」とか言ったら脳みそが破裂して死んでしまう。そもそもアルファベットの大文字と小文字の概念すらないしローマ字で自分の名前も入れられないとかそんなレベルが普通にいるんだよ。メールとラインの違いもわかってねえやつもいる。DXの前に義務教育が必要なやつが平気でいるの。
ローマ字もアルファベットもわかんなくて良いからとりあえず言われたとおりに端末やらアプリやら大人しく使って生産性に貢献してくれればまだいいんだけどさ。
乗って運ぶだけの価値しか産まない仕事じゃ給料上がんないし、残業で稼ぐしか能がないドライバーが大半だ。
そのくせ2024年問題で残業規制されたら給料下がるって会社にキレてるドライバー多いけどじゃお前に運行時間減らしても給料上げてやるだけの価値がなにかあんのか?って話なんだよ。現場改革も嫌がる、配送先でセクハラする、身だしなみの概念もない、運行管理の資格すら取る気がない、何かを学ぶ意欲もなけりゃすべてやってもらえて当たり前。荷主だってこんなやつらのために運賃上げらんねえよ。上げるだけの価値を見せてくれって思われるよそりゃ。
乗って運ぶ以外の役割持たせなきゃドライバーの給料上がりようがないんだわ。
つれ〜わほんと
アニメ化決定の大ヒット漫画『チ。』の魚豊の最新作『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』。はてブでは第1話だけ新着エントリに入ったがその後はブックマークする人は続かず空気になってる。なぜ?
https://urasunday.com/title/2484
今回マンガワンアプリのほうでは第10話が更新され、プロローグ的な最初の章が終わりを迎え、大方の登場人物の関係構図が固まることとなった。まだ読んでない人も、1話以降読まなくなった人も、アプリで全話読めるんで読んでみてほしい。最新話の10話ラストが神レベルの次回への引きなので、小学館にはこの10話までを単行本第1巻にまとめてほしい。
簡単にあらすじ紹介。主人公は渡辺くんという高卒派遣の倉庫作業員19歳男性。性格は悪くないがコミュニケーションに難ありでぼっちなのに承認欲求高めなせいでいつも失敗ばかりしてしまうがスーパーポジティブ論理的思考力でもって反省することないので成長もできない、ネットでは弱者男性と嘲笑される部類の人である。
もう1人ダブル主人公的なヒロインとして登場するのが飯山さんという私立大社会学部に通う19歳女性。性格がよく誰に対してもリスペクトを持ち対等な人間として会話することができ、いつも世のため人のために自分が何をできるかを考えているが、その思いが強い分だけ上級国民の親の元に生まれて何不自由なく生活できる自分の状況に複雑な感情もある。
あらすじをざっくり語ると、渡辺くんが飯山さんに恋をして陰謀論にハマってしまう物語。こう書くと飯山さんが陰謀論に引き込むような気がするが、そうではなくて渡辺くんが勝手にハマってくだけ。飯山さんはほんとステキでいい子だから勘違いするなよ。
飯山さんは社会をもっと良くしたいという夢があって、渡辺くんもそれに感化されていくのだが、飯山さんは恵まれた立場から社会を良くするために努力して勉強して頑張るのに対し、渡辺くんは底辺の境遇から「社会が悪いのはあいつのせいだ」と陰謀論にハマっていく。
漫画の見どころはとにかく渡辺くんがダメすぎるところで、このダメさも始めのうちはギャグになって笑えるんだけど段々と回を増すごとに笑えなくなっていきハラハラドキドキが止まらなくなる。渡辺くんへの共感性羞恥で続きを読むのが辛いんだけど、渡辺くんを放っておくとヤバいことしでかしそうで続きを見なきゃいけない気分になる。作品のコメントで「部屋に出たゴキブリのような漫画」とあったけどまさにそれ。
読んでて渡辺くんの行動への共感性羞恥が激しく湧き起こるところや陰謀論の話なんかは、ネット民の大好物のはずなのに全然話題が盛り上がらなくておかしさを感じる。
特にはてブで第一話以降、ブクマがつかなくなったのがおかしい。
はてな運営がディープステートと組んでこの漫画の内容が拡散しないように妨害してるということか。
ほんとDSのやつらは油断も隙もならないぜ
ネズミ捕りに引っかかった。
ここでいうネズミ捕りとは、車の違反を捕まえる比喩的表現のネズミ捕りでは無く、害獣駆除の方である。
某商業施設に出入りしている営業マンなのだが、いつものように倉庫に入り込んでいた。
あちこちにネズミ捕り注意!と貼ってあり、引っかかる馬鹿いるのかよと思いつつ歩いていたら、引っかかった馬鹿になってしまった。
粘着式のネズミ捕りがあり、それが商業施設等では主流だとは知識としては分かっていつつも、ネズミ捕り注意!の貼り紙でイメージしたのはバネ式とかトラバサミみたいな罠だったので、床に置いてあるシートに全然気付かずに踏んでしまったのよ。
引っかからなかった方の靴でネズミ捕りの端っこを踏みつけ、懸命に取ったけれども、靴の裏は粘着液が付着し取れなくなり、懸命にクレンジングオイルや小麦をつけて落としたり、専用の剥離剤を買うほどの靴でもないので、靴を捨てることになった。
商業施設のバックヤードの床も汚してしまって申し訳ない気持ちになった。
余談ではあるが、自分は動物が好きなので、動物関連のウェブ投稿を読むことが多い。
そういう中には、ネズミ捕りに捕まった猫だとかヤモリだとかを保護したというような体験記もあったりして、優しい人だなぁなんて思っていたけど、こんなにも粘着力が強いものを動物の毛や皮膚から取ってあげる人、物凄く徳の高い聖人なんだなと気付くことが出来た。
ちなみに本来の捕獲対象であるネズミは目に入る範囲では捕獲されていなかった。
捕獲されていてもギョッとするけど、そういうのを処理する人もいて、世の中は回ってんだよなぁ。というか、処理ってどうやるんだろうとか調べた結果、生ゴミらしい。死体だしそりゃあ燃やすよね。
ネズミ捕りには気をつけて。
https://togetter.com/li/2231505
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2231505
こんな記事がありました。
道の駅が一般向けのゴミ箱を設置せず(注1) そうしたら勝手にゴミを捨てられて激おこと言う話ですね。
それの是非はともかくとして、そこに「有料でもいいからゴミを捨てさせてほしい」という声が結構あるが、社会制度的に想定してないので、結構面倒くさいんだよ、と言う話をします。
そもそもこれが一番面倒くさいんですが、有料で他人のゴミを引き受ける行為は、ゴミの処分に当たるので、それなりの免許が必要になります。
裏技としては、地元の産廃業に依頼して、場所を貸していると言う体にするという方法も考えたのだが、これも他に面倒くさいことが頻発しそうで断念しました。
正直、管理の手間の方が高くなって、無料で引き受けて普通に金を払った方が安いです。
そして、普通に無料で引き受けて金を払うのがいやだと言うことで撤去すると、元の話になるのでしょうね。
そこでやっているのが、自治体のゴミ出しできる有料ゴミ袋をばら売り&ゴミ収集ステーションの設置。これをやると、廃棄物は一般廃棄物になって施設管理者とかは関係なくなります。
ところが、ここで問題になるのが以下の2点です。
このルールの存在で、厳密に言うと、旅行をしている人が地元で有料ゴミ袋を購入しても、そこらのゴミ収集ステーションに出すのは厳密にはNGの場合があるのだ。実際は誰も気にしないが、ルールがそうなっているためにそれをおおっぴらに推奨しにくい問題がある。
また、場所によっては、ゴミの収集は住民税で完全に賄われているので、地元の人以外はゴミを出すな、と言うルールになっているところもある(注2)
俺の所では、自治体に要望を出して、プレハブ倉庫を自前で設置するし、土地代もいらないし、掃除も自分たちでやるんで回収よろしく、と言う交渉をして許可をもらった。
有料ゴミ袋にも色々な方式があると思いますが、うちの地元では、純粋な袋代(消費税かかる)に加えて、ゴミ処理代の収入印紙(非課税)が貼付されていると言う形式になっています。そして、ここで問題になるのが収入印紙。
これのばら売りが厳密には不可なのです。
実際誰も気にしないし損しないと言う話はあるので、実際には地場の商店でばら売りで買える実態はあるんですが、指定管理をやっている団体がおおっぴらにやるのはやりにくいと思われる。
そこで、自治体と地道に交渉をして、1枚売り用の印紙というものを作ってもらい袋をばら売りできるようにしました。
ただ、これも袋の販売の代理店やってる所に自分で交渉して受けてもらうとか、色々やらないと全然進まなくて、お役人やる気無いのでつらいです(注3)。正直、100円ぐらいならタダで配ってしまった方が楽ということもあるかと思う。
俺の所はキャンプ場なんですが、元々利用者向けにはキャンプ場で産廃として処分するゴミ袋1枚無料で贈呈って方式でやっておりました。さらにゴミステーションもあります。
しかし、長距離を旅されている方(キャンピングカーの方とか)、有料で気兼ねなく旅のゴミを処分したいという要望があって、色々と調べました。
旅人が有料でゴミを捨てると言うことが、制度として想定されてないのが分かります。で、それを実現しようとすると結構面倒くさいです。
なのでまぁ、まとめ的なことを言うと、
https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/outline.html
で、ここに「休憩機能」の義務化がされており、明文化はされてないものの、細則としては高速道路のサービスエリア設置基準と同等の扱いで、ゴミ箱はないと駄目だと思われる。なので、これを発言している𝕏の人、マジ実名でそれを言っちゃうんだ、という印象。
少なくとも、道路設置者と市町村が共同で整備する場合、駐車場部分などは道路の一部と言う扱いになる。そのため、道路設置者が国の場合、国土交通省の基準が適用されて、少なくともゴミ箱なしは許されないはず。
まぁそれを言うと「授乳施設とか義務づけられるけどないよね」みたいな話にもなるんで、厳密になんて適用しきれないけどね。でも本来、指定管理者になる側は、指定管理料の中にゴミ箱の設置管理や、安全なおむつ替えや授乳ができる施設を整備する金が含まれていると考えて運営しなければならないはずです。あるいは、その金が含まれていない場合には、もっと予算付けてくれと交渉するべき。
べっきべきべきべっき論だけども。
家庭から出るゴミの処理義務は自治体にあるので、拒否ることは原則出来ないはずなんだけどね。
最初に話を持っていったときには「ばら売りは駄目ですね」「ばら売り用の印紙?ま、検討して連絡します」と行ったっきり全く連絡が無くて、何度もせっついたら「○○商会さんが代理店なんですが、そこがいやだと言ってるんで無理ですねえ」と言われた。
ただ、社長さんは顔見知りなので、あのおっさんがそんなこと言うわけないだろ、と思って聞いてみると「そんな問合せ一切来てないぞ」という話に。
ああ、いつものやつかーってやつ。
社長さんに話をしたら、印紙税は代理店で計算して一括して納める方式なので、一枚パッケージは簡単に作れると言う話になって、合意をもらって方式まで決めて、お役所に持っていったらものすごく面倒くさそうにOKを出してくれたという次第。
「やる気を削ぐのはやる気を出すことの10倍簡単で、100倍影響が出る」
1000円拾ったことよりも100円落としたことの方が気になってしまうという奴ですね。
じゃあ結局何をすればいいか。
シンプルに3つ
・仕事を増やしすぎて未達成率を上げない
給料を増やしたり福利厚生を充実させたりするよりも、余計なストレス要因から遠ざけてやる方が社員のモチベーション維持には効果があります。
ソースはありません。
私がそうだと思いたいだけです。
テレワーク制度の出し入れだの花見の復活だのクッソどうでもいいから、とにかくまずは無駄にやる気を削ぐ行為を辞めてくれ。
マジで辞めろ。
お前のやってますアピール1回1回がどれだけ俺たちのストレスになってるかいい加減築けよ。
あと毎日パワハラしてるアイツを昔の知り合いだからっていつまでも置いとくのやめろや。
いい加減クビにしろ。
アレと働きたくねえからが理由で辞めてるやつが実際にいんだよ。
頭おかしいやつにお情けで仕事与えてえなら倉庫の整理や便所掃除でもやらせとけ。
なんでアイツをオフィスに居座らせてんだよ。
それ故に宅配サービスを多様する人は知らぬ間に倉庫内でダンボールに住み着いたゴキちゃんを家に招き入れていたり
放置したダンボールの空き箱に元々家に居たゴキちゃんが住み着いているケースがあるという事実は
あまり人々には知られていない
近々図書館の司書さん達にお礼を言おうと思っている。その前にでも自分の頭の整理のために書いておきたい。
そして誰かの参考になればいいな思う。
タイトルの通り自分は3年前まで本が全くと言っていいほど読めなかった。本を開いても1~2行読んで「あ~もう無理」って感じですぐ閉じて、すぐ自己啓発系youtubeに逃げていた。当時だと西野亮廣、与沢翼、メンタリストDaigo、よくわからない弱小自己啓発系youtuber、俺的名言集など。
今でこそ笑い話だが、当時は「こんなに役に立つ情報が無料で見られるなんて、youtubeってマジ天国じゃん! これを吸収して俺は人生を逆転するんだ!」とか本気で思っていて、与沢翼がアップした1時間尺くらい(人生の本質とか何とか)の動画×5本くらい(10本くらいあったが途中で断念した)を1つ10時間くらいかけて見て、ノートに一言一句書き写すとかっていうことをやっていた。
「本なんて読まなくても、youtubeの動画を見れば人生逆転できる!」って本気で信じていた。
そして自分はそんな自分のことを「俺、周りよりも頭いい!」と思い込んでいた。
今思えば、陰謀論者みたいだな。
高卒。ここまで正社員経験無し。公務員試験受験に落ちてから、ずっとコールセンターでフリーター人生。
仕事も降格1回。会社もクビ2回。ナンパにも10年くらいハマったり。ってくらいに馬鹿である。
どうだ?
みんなよりもクソな人生だろう。
※メンタルヘルス、精神医学系の本を何冊か拾い読みした結果、おそらく自分にはADHD、ASD系統の性格傾向があると思われることがわかった。だがこれはあくまで「傾向」だ。でも少なくとも100%定形ではないだろう。自分の感覚だと3割くらいはその気があると思う。
話を戻す。
書いた通りのバカで、でも謎に「いつかは人生逆転してやる!」って息巻いていた。
でも実際はなかなか行動に移せず、その鬱憤を自宅に帰ってきてはyoutubeの自己啓発動画を見て「俺はやれるんだ!」って自分を高めては、翌日また現実の世界に打ちひしがれて帰ってくる・・そしてまたyoutubeを見る、という日本全国どこにでも居そうな陰キャ生活を送っていた気がする。
仕事のプレッシャーと職場の人間関係からなるストレスから発症したと思う。
(日付を見て気づいたが、ちょうど3年前の今頃だったと思う)
http://www.toyama.med.or.jp/wp/?page_id=1347
※「パニック障害」ってどんな病気? ~公益社団法人富山県医師会~
症状としては死への恐怖が一番強かったかな。
主治医に診てもらっても、自分の辛さがなんだか伝わっていないような気がして。とりあえず薬を出されて終わり。そんな感じだった。
「めちゃくちゃしんどいのに、お医者さんは何もしてくれない。それなら自分で調べるしかない」
それが図書館に行くことの始まりだった。最初はポジティブな理由でもなんでもない。
「この病気を自分で調べなきゃ自分が死んじゃう」そこがスタート地点。
最初はメンタルヘルス、うつ病、パニック発作、パニック障害とかの本をとりあえずひたすら読んでいった。
本の読み方とかもよくわからずに。ただむさぼるように読んで行った記憶がある。今の症状について、医者からほとんど何の説明もなかったからだ。だから知識が欲しかった。
本を読みいろいろな知識を得ていくうちに「あれ? 本ってもしかして人生を逆転出来るツールなのでは?」と思うようになる(単純)
ちなみに、この時の自分は読書の本当の凄さにはまだ気づいていなかった。
ただなんとなく、当時見ていた自己啓発系youtubeよりも多種多様な情報が図書館にはあるな。これを頭に入れることが出来れば、自分は今のクソみたいな環境から脱出出来るのでは?
それくらいの解像度だった。
たまたま18時に終わる仕事だったので、図書館に直行して閉館の21時まで入り浸る毎日を過ごすようになった。
1冊読み終わったらまた1冊。そしてまた1冊と次々に違う本を読んでいった。
いわゆる「乱読」というやつである。ただその時は「よーし、乱読するぞ」なんて思っていなかった。
「目の前にモンスターが出てきたから、とりあえず倒す!」くらいの感覚だった。
幼少期に多少読書をしていたとはいえ、こんなにも本を読んでいない。ましてや大学にも行っていないし、仕事で文章を読んでもいる訳でもない自分が、急に読めるようになる訳はない。
パニック症関連の本はある意味必要に迫られていたので、中身をなんとか頭に入れることが出来たが、当時の自分にとって自分に関連性のない分野の本は全くと言っていいほど頭に入ってこなかった。
図書館には「旅」のコーナーがあるので、旅日記、旅行記。それから写真集、絵本など、文章が少なく、写真や絵が多い本から初めてみることにした。これが意外と自分には合っていて徐々に自分を本に慣れさせて行くことが出来た。
旅行系の本は結構充実していて「一度は行ってみたい世界の絶景」みたいな本とか、「島、海、空」に特化した写真集なんかも何度も読んだ。とっても楽しかった(書きながら思い出している)。ああいう本はたぶん知らないうちに、自分の心を豊かにしてくれたんだなと思う。
俺の実家は宗教が複雑に入り乱れており、新興宗教に入信した兄弟もいたような家庭だったので、宗教には興味があったんだ。
「宗教学? 宗教を信じるための学問?」って思っていたくらいよく知らなかった。
その後も、少しずつ少しずつ。1日30ページずつとかではあるけれど、読書は続けていった。
その頃のジャンルは宗教学、人間関係、旅、メンタルヘルス、ハンディキャップ、働き方、思考方法など。
そうして徐々に、文字が多い本(いわゆる新書など)も読めるようになっていったと思う。
余談だが図書館の環境も良かったと思う。自分が通っている図書館は音楽が流れソファが用意され、読書をするには最高の環境だった。
読書をするためにわざわざカフェに行って、お金を払う必要がなかったのは大きい。
選書もとても良く、新しい本から古い本、海外の翻訳本まで次から次に読みたい本が見つかる。こんな素晴らしい図書館に出会えたのは本当に運が良かった。
そうして3年が経った今年。
3年前には本を開いても1~2行しか読むことが出来ず、youtubeの自己啓発動画に逃げ、動画の先にいる配信者を盲信していた自分が、今では読書を3~4時間は平気で行うことが出来るようになり、読むジャンルも法律、社会学、経済学、起業関連など、多少難しい本を読めるようにもなった。
それから、これまで乱読に近い読み方をしてはきたが、これがいわゆる「リベラルアーツ」という学問に当たるということも最近知った。
https://www.obirin.ac.jp/academics/arts_sciences/what_is_liberal_arts.html
そして自己啓発系動画は現在も見るには見るけど、以前と違い盲信することは無くなった。
Twitter(現X)のバズツイートや、インフルエンサーの情報発信を見ても、安直に信じることも無くなったし、必ず別の可能性を考えられるようになったと思う。
自分にとって本を読むことは、偉人、先輩方との対話であり、その本が入っている本棚、図書館は偉人たち、先人たちといつでも話が出来る場所だと思うようになって来た。
何かを考えるときも「あの本にはこんなことが書いてあったよなぁ・・」と頭の中で引用出来るようになってきた。
頭の中に様々な専門家が常時いるようなイメージだ。口寄せの術。
この3年。変な自己啓発本やビジネス書の類(書店で平積みされているようなやつ)は、ほとんど読んで来なかったことも大きい。
今までは「与沢翼のブチ抜く力」とか「西野亮廣の革命のファンファーレ」「あなたを癒やす100の名言」みたいな本ばかり読んで、わかった気になっていたが、そのような本に盲信することはもう無いだろう。
ただ、おかげさまで有益な情報はある程度取捨選択出来るようになったので、その意味では今後は目を通すことはあると思う。
岡田斗司夫は図書館のことを「貧乏人が行くところ」と評したが、自分は「司書さんがプロの目線で有象無象の中から、適切な本を選んでくれる最高の場」と言いたい。
最近は「得た知識を抽象化していつでも引き出せるように」訓練している。
読書を始めたきっかけは精神疾患とはいえ、本が読めるようになったこと。
また、読書のおかげで新たに人とのつながりも出来るようになってきた。これは予想外の副産物でもあった。
新しい人に出会った時に「本を読んでいます」というと、話が発展することが多くなったし(今までは、AVの話しやナンパの話し。風俗や借金の話ししか持ちネタがなかった)、読書サークルなんかにも通えるようになった。
そして今までは読んだ本(学問)同士のつながりを感じることが出来なかったのだけど、リベラルアーツという言葉を知ったおかげで、これまでの読書が一本の線でつながるような気がしてとても嬉しいんだ。
今後も引き続き勉強をして行きたい。 あと今後は文学作品も読んでいきたい。
だいたい、みんな「読書」って言うと、小説などの文学作品のことを語る人が多い。
自分のようにリベラルアーツ系の読書から入って数を重ねる人は一般的では無いのかもしれない。だからこそ小説を読むのは知らない世界を知れそうで楽しみである。
自分はこれまで、生活に苦労してきて、かつ学歴にもコンプレックスがあったりしたが。
ここから先の人生は読書が出来るということを武器にして、豊かに生きていきたい。
そして「自分って高卒なんだよな。結局大卒には勝てないんだよな」
読書は楽しい。死ぬまで続けたい。これからも自分に心の豊かさをもたらしてくれるものだと思っている。
そして読書ができる人は実はそんなに多くない。だいたいの情報はyoutubeなどのネットで得られる世の中だからだ。
電車に乗っても、子供から学生、そしてサラリーマンに至るまでみんなスマホをいじっている。スマホに夢中だ。
youtubeの切り抜き動画や対談動画にも、有益なものは非常に多いが、元をたどると古典などの本からの情報であることが多く、だからこそ読書は他人と差別化が図れるものだと思っている。
これからも続けて行きたい。
いつか、通信制でもいいので大学にでも行こうかな。そんなことを最近は思う。
そして図書館の司書のみなさん。ほんとうにほんとうにありがとう。
いろいろな人が読んでくれたようで本当にうれしい。
書いた後に、改めて自分でも振り返ってみたが、これほどまでに読書が継続できた理由のひとつは、やはり図書館の環境がとても良かったこと。
それから、オンラインで参加していた読書サークルに私よりも知的な方々が沢山いて(博士課程の学生や、大学の講師など)、「このまま読書を続けたらどう変わって行けるのか」という、少し先の未来を自分に見せ続けてくれたということが、大きかったんだという事にも気づいた。
読書サークル内では日夜テキストチャットで議論のようなものが繰り広げられていて、最初は会話に全くついて行けなかったけれど、だんだん話していることが理解できるようになってきた自分が嬉しかったりした。
いろいろな意味で運もあったのだと思う。
読書サークルにたまたま知的で素晴らしい方がいらっしゃった事。
友だちが少なく、親の介護も無く、仕事で要職についている訳でも無かったがために、逆にプライベートの時間を、読書にフルベット出来たこと。などなど。
この文章を書いてから、ナンパをしていた時代に毎日の様に行って、よくたむろしていたビル(飲み屋やカラオケ、ホストクラブやダンスクラブが入店していて、たまり場になっていた)に用事があって行ってみたんだ。
派手な服装の女性と、その女性を口説き落とそうとしている男性。
ウェーイって騒いでいる学生。
怖めの車で迎えに来た怖めのお兄さん。
仲間で歩いているホストくん達。