はてなキーワード: ギャルゲとは
アニメやギャルゲ、同人誌を見るのが好きなガチオタクにも二種類存在する。
インドア派の特徴はコミュ障。ネットですら人間関係を築くのが怖い。休みの日はアニメや情報ブログ、Twitterを見たりPS4をして一日を過ごす。ニートに多い。面白くない人生を送っている。
アウトドア派の特徴はコミュ力は高くないが適応は出来る。ネットでは喧嘩っ早い過激派。なんJ、淫夢、例のアレを好み、一般人の寒いツイートをわざわざ晒し上げたりするのもこいつら。休みの日はバイクや痛車、一眼レフカメラの手入れをしてパチンコに行く。彼女はいないもののリアルは充実している。
昔ってFFだと8とか10とか主人公とヒロインの恋愛物だったと思う
だけど最近のJRPGって主人公とヒロインが恋愛関係なもの少ないように思う
ギャルゲー流行ってきた頃からかな?恋愛要素はギャルゲーにまかせればいいってなったのかもしれない
絶世の美女じゃない。控えめに言ってもクラスで一番かわいいわけじゃない。
謙遜を抜けばまあ多分三番目か四番目。
乳はまあそこそこあるし、体型は瘦せ型。
そういうビミョ〜な層が一番モテるって話はよく言われるけど、これがまた本当なんだわ。
今まで、告られた回数を聞かれるたびに、盛ってるって思われるのが辛い。
でも、揃いもそろってダメ男だったから、男と付き合ったことはない。
モテているというよりは、もはやナメられていると言って過言じゃない数字だと真剣に思う。
実際、言い寄ってくる童貞率は高い。
友達として仲良くなるとすぐこれだ。
ちくしょう告られちまった。
誰もお前の友達にならない。
誰もお前を愛さない。
女友達に相談してもいいとこ笑って「増田ちゃんモテるもんね〜><(内心:なんだこいつ)」が関の山だ。
そして男どもは多分乳しか見てない。
そんなに乳が好きなら肉まんとでも結婚してろ!!!!!!!!!
それなので!!!!
つまり、どうせ友達になったら告られるなら、いっそ高みを目指してはどうか?ということだ。
ここまでくると、「あ、コイツ私のこと好きだな?」っていうのがわかる。
そして、大抵その直感の1週間後には告られる。
もはや友人を介さないと見えないギャルゲの好感度よりもわかりやすい。
こうなったら、これからは積極的に落としにかかってやろうと思う。
何人落とせるかやってやろうと思う。
サークラ扱いされても知らん。
そんなのは惚れた方が悪いんだ。
そうすれば、いつか自分でも本当に好きになってほしいと思える人間が現れるんじゃないかって思うんだけどな
無理かな
・・・これ見てる男どもは、せいぜいこういう内面クソ女に引っかからないように気をつけてくれよな
女は乳じゃないぞ
風俗を利用するのと変わらないって話なので
一緒にいると楽しそうってのは分かる
でも、こと男女主人公のオタク向けで恋愛要素も盛り込んである作品のときは、
異性キャラクターがそういう類になびいてしまうと、ライバルどうこうという話でなく
そういうのと恋愛するような人を好きでいられるかの話になってしまう
ライバルを制しても、その後、異性キャラクターが楽な人に流れるのではと思ってしまう
それは作中で異性キャラクターがライバルと、なんかいい感じになることで補強される
例えばねチャラ男じゃなくて
キザ男だったらいいんですよ
年上の人の影でもそれは別にいい
チャラ男になびくのは不味いんだよ
実際にやるなと強く言いたい
そういうことすると信用されなくなっちゃうんだよ
『ソシャゲライター クオリアちゃん ―恋とシナリオと報酬を―』というラノベが出た。現役ソシャゲライターの下村氏による、ソシャゲ業界を舞台にしたラブコメ、というと。
ソシャゲ大好きなヒロインと、ヒロインに憧れる主人公が、時に苦難にぶちあたりつつも、ソシャゲへの愛と希望を胸に頑張る話……と思うだろうが、実のところは違う。ヒロインはソシャゲを愛していない。ソシャゲのシナリオライティングの参考になるといった感想が見られるが、ほとんど参考にならない。
こんなことを言うと、ひねくれたやつだと思われるかもしれないが、まぁ話を聞いて欲しい。
嫌な予感がしたのは、冒頭からだ。
ヒロインは仕事の際は、キャラに入るためにコスプレをするコスプレイヤーである。その両親もコスプレイヤーだったのだが、かつて真夏のコミケで暑苦しいコスプレを無理にやった結果、熱射病で死んだという設定が明かされる。
実際にそんなことがあったら、コミケの存続が危ぶまれる大危機である。少なくともコスプレ禁止か、または、大幅な規則改定がもたらされるだろう。警察も、コミケスタッフも、コスプレイヤーも巻き込んだ、大迷惑である。
ブラックな笑いとか、ギャグ強めの話とかならいいんだが、これが「自分のやりたいことをやりきった人達」の「ちょっといい話」として語られてるんだよね。
正直、ここで危ない、と、思った。
「クオリアちゃん」の作中に登場するソシャゲは、多くのヒロインがいて、共通ルート、ヒロイン個別ルート、ヒロイン別エンディングなどが存在する。主人公は、業界の先輩であるヒロインと共に、シナリオを書いていくのだが。
これは、PCやコンシュマーのギャルゲ((ノベルゲームとも。ソシャゲでもギャルを攻略する系のギャルゲは多いが、以下、ギャルゲと言った場合、パッケージソフトのものに限定する。))のフォーマットであって、今、主流の(例えば下村氏が担当しているチェインクロニクルなどの)ソシャゲのシナリオとは、まるっきりかけ離れている。
これの何が問題なのか?
たとえば、コンシュマーのギャルゲーの場合、お客はまずお金を払い、お金に見合う内容を求めるので、ある程度、じっくりプレイしてもらえることが前提になる。一方で、ソシャゲの場合、試しにダウンロードして、ちょっと遊んで、ほとんどはそのまま止めるのが普通である。じっくりプレイする意志のないお客さんを、どううまく引き留めて、プレイを続けさせ、課金に繋げるかが前提になる。
伏線を張り巡らせたストーリーで満足感を出すコンシュマーのギャルゲに対し、ソシャゲのシナリオは、短い独立したエピソードを増やして、キャラクターの魅力を立てる、といったものが多い。また、たいていのソシャゲはRPG的な戦闘・成長システムがあり、それとの兼ね合いもある。
ソシャゲのシナリオを面白くするには色々な方法論はあるが、つきつめていえば、「どうやって課金に結びつけるか」ということになる。だが、作中では、主人公達がシナリオを書いているソシャゲが、どんなゲームシステムで、どんな課金方式なのかがさっぱりわからない。
作中のヒロインも「ギャルゲだとこうする」「ギャルゲだとこうだが……」といったアドバイスに終始している。
そして、一番驚きの事実は、ヒロインが、ソシャゲをプレイしていないことだ。
そう、この作品において、ヒロインは、ソシャゲを全くプレイしていない。
ヒロインは、ソシャゲのライティングなどを専業にしているので、ド貧乏であり、携帯なんかとても持てないのだ(シナリオ作成・メール送受信は、両親の形見のPCでやっている)。
なので、自分が仕事しているソシャゲも、実際にプレイしてないし、ゲームシステムもよくわかってない。そんな人間が、作中で「ソシャゲのシナリオの書き方」を教えているのである。
正直、作者の正気を疑う。
本作のヒロインが、なぜ、ソシャゲのライターをしているか。きっかけは、両親がギャルゲーマーで、両親のPCで、そうしたゲームに触れたから、というものだった。ソシャゲとの出会い、ソシャゲをプレイした感動などの描写は……特にない。
ギャルゲ好きの両親に育てられたギャルゲ好きのヒロインが、ギャルゲの文法で、ソシャゲを書いている(事実、主人公に教えたシナリオの書き方は、両親が言っていたギャルゲのテクニックだと明かされる)。
一体、なんでこんなことになってしまったのか。
ソシャゲというのは、まだ出来て日が浅い。故に生粋のソシャゲライターというのは、まだほとんどいないはずである。たいていは、他の業界からの出向組、特にギャルゲ出身のライターは多い。で、こうしたギャルゲ関係者の中には、ソシャゲを、ボリュームが少なく、内容の薄い、くだらないものだと見下しがちな部分がある。
本作も、そういう世界観の中で書かれているとすると、残念ながら非常に辻褄が合う。
業界話をさっぴいて、一冊のラノベとして見た場合も、本作の面白い点は山のようにあるのだが(無駄に異能力がいっぱい出てくるとか)、それは、他の人に譲る。
興味があったら手にとってほしい。
DL版がセイレンアニメ記念セールで安くなってたから昨日買ってはじめた
初プレイ
裏表のない素敵な人ですくらいの名台詞があるのは知ってる程度
OPタイトル画面で待ってたらなんか始まるかと思ったけど何も始まらなくてちょっとがっかり
しかし久しぶりにこてこてのテンプレギャルゲをやってる感じがするw
口パクと外の台詞のときに白い息のアニメが一瞬でるのが地味にいい
でも主人公の人のよさ、もしくはゲスさのなさが台詞からにじみでてて、嫌悪感はないけどこれ俺じゃねーな・・・俺には無理・・・みたいに思って微妙な気持ちになった
ひぐらしとかセカンドノベルみたいなTipsっぽい感じのやつが最初に表示されたりして、ただの選択肢だけのADVとはちょっと違うなと思った
PSストアでウィッチャー3もセールしてて買おうかまよったけど、
持ってるvitaでアマガミをやってたほうがいい気がするから買うのやめた
セールで安いといわれるととりあえず買っとけと考えてしまう貧乏性なおしたいからそのリハビリのいっかん
ちょこちょこやってくかな
言葉の価値って誰が言ってるのかではなく言葉の持つ意味が重要だと思ってたんだけど、
数字や記号と違って文学というか文章って生きてる人間が誰かで誰が書いたかが重要になってきてるんだよね。
その点、増田は誰が書いたのか分かんない言葉っていうか、電子掲示板・BBSの素晴らしいところって、
※あとから名乗り出たり最初から名乗っているのを除く。便所の落書きに著名書いてるって馬鹿だよね。
ともかく言いたいことが色々あるんだけど文才がないのでまとめきれない。
日本死ねが名乗り出て一気にクールダウンしたのも匿名性の名無しのゴンベエが言った言霊なのに強烈だったから一気に流行ったんだと思う。
素人の共感型漫画の人物に顔かいてなかったり棒人間だったり、ギャルゲ主人公の前髪が長くて目元うつってないのも共感しやすいところがある。
聖書も生まれたとき無名のイエスが言っていた言葉を本にしたときに陳腐になった。
言葉ではなく、「あのイエス・キリストが発した言葉」になった。
憲法も国が言ってる。
ぼっちかつ趣味に対する情熱も薄いやつは、ギリギリじゃないとツライと言う話
これまで5年くらい社畜やら掛け持ちやらしてきたんだが
そういう風にいい方向に向かっているはずなのに、何故か気持ちはどんどん落ち込んでいく
まるで定年退職してやることが見つからないおっさんみたいだ(私はまだアラサー)
「ここまで投資したんだから、見返りが期待できなくても投資し続ける」という話で、「もったいない効果」とか言ったりする
私の状態も、これに近いのかもしれない
スキルアップの術も金の稼ぎ方も頭打ちが近く、これ以上そこに注力しても大した効果は得られない
これが行き過ぎると、今度は「中毒財」となるらしい(この前テレビで見た)
残業しすぎるのもこれだそうだ
例えばRPGゲームなんかでも同じだ
レベルアップのテクニックをひたすら磨いたあとに、Lvがカンストしたり、クリアしてしまって
創作なんかでも、そういうことに執着してしまうキャラはよく出てくる
「殺し合いゲームの生き残りが、なぜかまた殺し合いゲームに戻ってくる」ようなやつ
成長した主人公に「お前は俺と同じだあああ!」とか言いながら散っていくのがお約束だ
私はああ言うのを見て「こいつバカだ」と軽蔑していたが、私も同類だったようだ
艱難辛苦というのは当たり前だが苦しい
幸福度をマイナス100から0にする過程は、幸福度プラス100を知らない人にとって魅力的に感じてしまう
幸福度のプラスというのは、家族や恋人、仲間、あるいは趣味なんかで得られると思う
そういうものを持たない奴は、マイナス100から0まで戻ったあと、プラ転させるのが非常に難しい
マイナス100から0への回帰には必死に努力しなければならない
でも実際にプラスにもっていくには、心身ともに朗らかで、「適度な努力と共感」が必要なのではないかと思う
そうしないと「あいついつも怖い顔して怖い。いつも必死で何か嫌。笑わない」と思われてしまう
でもでも、無理に取り繕うように笑ったり明るく振る舞うのは、それも「必死な努力」に違いない
自然に笑えない時点で詰んでるのだ
ちなみに、0からプラスにしてくれるサービスというものは案外少ない
ギャンブルやソシャゲは当たり前だが中毒財だし、風俗も実はテクニックに対する中毒財だと思う
あるとすればせいぜい漫画やシミュレーション系のゲームだろうか。ギャルゲとかね
そういう意味で、金を無尽蔵に貯めても大した意味がない。これはRPGと似ている
そんなわけで、こういう輩が取れる選択肢はとても少ない
少しまとめてみる
思いつく選択肢
【頑張る】
・無理やりどっかに属してみる
・無理やり趣味を作ってみる
・必死に趣味や創作に打ち込み、そこから心から楽しめる人脈形成する
【諦める】
・諦めてボーっとする
・諦めてはてブをボーっと見る
【ズブズブ】
【強行パターン】
・「さすがに飽きた」とつぶやいて死ぬ
どれもこれもキツイし先がない
そしてできれば、多幸感に包まれるようなサービスやコンテンツがもっとほしいね
猫カフェとかどうなんだろ
つかそもそも何でこんなことになったんだっけ・・・あ、生まれつきか
しあわせになりたいね
______
追記:
感情移入しすぎてだめなのよ、かわいそうになる
面白かった
よかったポイントは、キャラとストーリー重視でアクションやバトルを最低限にするって割り切ったこと
正直最後の過去改変あたりは伏線との整合性とかがわからんくなったから適当に読んだけど、それでも雰囲気で面白かった
でももう後半ゲームやる描写全然なくて熱血主人公してたからちょっと違和感あったけど
これがほんとのギャルゲエロゲだったらずーんと鬱るところも、そこはそれ週刊少年漫画のテンポでどんどん進むからダレたりもしなかったのもよかった
最後ハーレムをどう解決すんのかと思ったところは、まあなるほどと思わんでもなかったけど、やっぱり消化不良気味なのは残念
そういったゲームをやってるなら最後は責任とってハーレムエンド目指せよ、と
でもとにかくキャラが魅力的だった
それにしても続編を匂わせる終わらせ方にも受け取れるから、ぜひ続編書いて欲しいなあ
なんかいまいちぱっとしない感があるのだけれど
ラノベとエロゲの歴史的関係 - Togetterまとめを受けて、富士見ファンタジア文庫のテレビアニメ化作品をベースに、マイルストーン的にラノベ、エロゲ(ギャルゲ)、ラブコメ漫画を並べたものです。あくまでラノベが軸です。太字は富士見Fから刊行されている作品。
追記:あとからいろいろ追加したり変更したりしています。スマホの人はページの最下部にある「PC版」というリンクをクリックしてください。発売月まではちょっと面倒なので。すみません。
単純に「有名なラノベ」「有名なエロゲ」を知りたいなら他のリストを見てください。
統計表 ゲーム中央値/平均値順 ErogameScape-エロゲー批評空間-
エロゲが原作のアニメ作品の一覧とは (エロゲガゲンサクノアニメサクヒンノイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
消極的だけど実はコミュ力が高い不思議なヤツに高校生活を救われた話。
見た目はフツメン、中身はオタクで、障害物の多い場所や山道を走るのはやたら速いのにスポーツはできなくて、
授業は寝てるか好き勝手なことしかしてなくて、定期テストはそこそこなんだけど、
実力テストとか模試のときだけは毎回学年1位をとるっていう、ラノベかギャルゲの登場人物みたいなヤツが高校にいた。
そいつは成績以外にも色々と変わっていて、家が貧乏でまだケータイ持ってないとか、
雑草とか野生生物をとって食うらしいとか、カツアゲしてきた相手に逆に飯をおごってもらったとか、
中学の時に女子から告白されたけど、自分は恋愛に興味がないから特にデートとかしないし、自分が興味のあることだけするけどいい?って聞いて付き合って、
お互い処女童貞のまま相手を調教し倒してその娘を尻穴に目覚めさせただとか、色々と信じがたい噂が飛び交ってたから入学当初から結構目立っているヤツだった。
噂は色々あったけど、チビデブオタメガネでいつも通りスクールカーストダントツ最下層なプークスクスに塗れた灰色の高校生活を送ってた俺は、
とにかく4組に変わったヤツがいる、変人だけどなんか賢いらしいという程度の認識だったのだが、2年になってそいつと同じクラスになった。
たまたま席が近くになったそいつは、特に用事がなければ自分から誰かに話しかけるということは一切しないやつだった。
放っておくと朝のホームルームから寝たり起きたり数学の授業中になぜか地理の資料集を眺めたりラクガキしたりを繰り返すだけで下校時間を迎える。
自分からは話しかけないけど、1年の時から成績でも噂でも目立っていた影響か、妙に人望があるようで、
スクールカースト上位層の運動部やDQN、キャピキャピ女子から影キャラ、オタクに至るまで、いろんな奴が話しかけにきていた。
こちらから話しかけたのは多分興味本位で、他のオタクとそいつが俺の知ってるマンガの話をしてたのが聞こえたから、話しかけてみたんだったと思う。
話してみると、普通にオタトークで盛り上がれるし、頭の回転が早いのか話がおもしろいし、確かにちょっと変わってるけど特に害はない感じだった。
気が付いたら、自分の周りには他に数名を巻き込んでカースト下位層のオタクグループが自然と出来ていて、
運動部とかDQNグループとかのハデな感じは疲れると言って、彼も俺らのオタグループとつるむことが多くなっていた。
ただ、彼は他のオタクグループのメンバーと違って、クラス内の各グループすべてと消極的に関わりを持っていて、
どのグループからも声をかけられるような、ある種スクールカーストから解き放たれた存在だった。
俺たちのオタグループがいつも通りプークスクスロリコンプークスクスされている状況でも、
そいつだけは相変わらず自分からは何もしないけど色んな人からよく話しかけられるし、話しかけられれば本当に誰とでも気さくに話していた。
オタグループとつるんでいることをカースト上位層からからかわれたりもしていたけど、いつも適当に受け流していたようだ。
そのうち時々「あ、それだったらコイツの方が詳しいよ」と他の連中との会話をこっちに振ってきたりするようになって、
コミュ力のない俺たちは当然萎縮したりバタバタしたものの、俺たちとの会話に慣れたそいつのフォローもあって、
ダントツのカースト最下層として蔑みの対象だった俺たちオタグループは、他のクラスメイトともある程度会話ができるように段々なっていった。
気が付けば2年の夏休みに入るころには、ちょっとしたイジリやからかいの形でスクールカーストはまだ残っていたけれど、
少なくとも各グループ同士で嘲笑したり陰口を叩くような状況はクラスから一掃されていたように思う。
俺たちオタグループも、特に影キャラ女子グループと交流を深めて、漫画の貸し借りをしたりするようになった。
そのまま3年もクラス替えなしの持ちあがりだったので、クラス全体の仲は良く、いつの間にか周囲にカップルなんかも何組か誕生して、
高校生活の後半は、自力ではとても実現できなかったような、本当に奇跡的に快適で楽しい学校生活を送ることができた。
彼は話しかけられたら口を開く、特にどこにも属さないようなスタンスを崩さなかったし、
書いてないけど行動や言動には色々とエキセントリックな部分もあったけど、
確実に彼というイレギュラーな存在がいて、各グループの間を取り持ったからこそ、あのクラスはあれほどまとまったのだと思う。
彼は最後まで模試では学年1位をキープして、進学実績を作りたい教師陣から大学進学を強く勧められるも、「ゲーム作る方法覚える方が面白そうだから」と言って専門学校に進学していった。
電車で偶然会ったという友人から聞いた話では、そのままスムーズに有名なゲームメーカーに内定したという話らしい。
割と貧乏だったのは本当らしくて、当時でもクラスでほぼ全員が持ってたケータイを持ってなかったのと、
今は実家ごと引っ越してしまったらしくて、偶然エンカウントして就職情報を聞き出した前述の友人が連絡先を聞き忘れる大チョンボをやらかしたので、今は誰も連絡先がわからない。
今まで3回あった同窓会にも1度も呼べていないが、同窓会は毎回、自然とその場にいない彼の話題で持ちきりになる。
アイツ今、なにやってるのかなー。