はてなキーワード: アクティブとは
わたしにはめちゃくちゃ仲良くしていただいていた女オタクがいた。
その方は絵描きだけど日々自分の絵を貶していらっしゃったので「ここいいと思った」「ここが好き」というのをたくさん伝えて応援していた。
しばらく経って、その方は自分の絵を貶すこともなくなり、表にも絵をあげたり、企画に参加したりアクティブに活動するようになった。
ある日その方の設置していたお題箱に
「〇〇の装飾品の模様がちがいます。描くならもっと良く見て描いてください。」
正直これはまだ意見の一種であると私は感じたのだけど、その方は私の絵がもっと上手かったらそんなこと言われなかった、と身内だけの鍵垢でツイートしてすごく落ち込んでしまった。
落ち込んでいるのは可哀想だけど、装飾品の模様が違うのは確かにそうだし、だからといって受け止めろとも言えない。どの立場からものを言っているのかって話だし。
そうして私が黙っていたら、「身内にも気を使われてたんだ」「本当はみんな私の絵が下手だと思っていたんだ」「今まで気を使わせてごめんね〜!」なんて言って裏表どっちもアカウントを消してしまった。
別垢で活動中に新垢を見つけたけど(再掲ってあげられてる絵がそのまま見たことあるやつだった)、元の垢から検索したらブロックされてた。
でもふと、振り返ってみて、ヘラるってわかってたのにわざと放置した自分に気がついた。
通話もゲームも誘っていなかったし、ヘラツイート以外のツイートや絵にも反応してなかった。
いつのまにかその方のことをめんどくさく感じていたのだと思う。
なんて楽しいんだ。
いいサブカルメンヘラクソ女が見つかったらみんなも試してみるといい。
育てて潰す快感が味わえるぞ!
この前提が分かってないやつ多い
もともと月額タイプのネトゲが主流だったけど、やがて基本無料アイテム課金型が台頭し始めて
月額課金アイテム課金のハイブリッド型もたまにあったけど、大抵のネトゲは基本無料へと移行していった
基本無料にしてゲーム開始までの障害をできるだけ取っ払うことによってアクティブ数を増やし
LoLやDota2といった有名タイトルは現在でもゲームの根幹に関わる部分は無料で体験できるうえに
課金をせずとも、課金した場合と同じアイテムが入手できるというイベントを定期的に行うという戦略も取っている
お金を出す、という事実が金額の多寡に関わらずどれだけの障害になっているのか
それすらも分からないのに経営を語るのはおかしいと思わないのだろうか
あと課金すれば民度が上がるとかいう幻想を夢見ている人間が未だにそこそこ居るが
PSplusの民度が高いかどうか知らないわけでもあるまいに。ちょっと前ならPS3と箱〇の民度が大して変わらないなんて箱〇持ってるプレイヤーなら周知の事実なのだが
飽きたので語るのは終わろうと思う
逆だよ逆
親子関係・親戚関係のような自分で選んだわけじゃない相手との繋がりは、ちょっとした損得の違いで険悪になってしまうけど切れないだけ質が悪い。現に血のつながった子供にだって、こんな些細なことで棘棘した言葉を投げられるんだし、気にすることはないよ
お母さんは、偶然で婿や孫ができるのを待つんじゃなくて、老後を過ごす相手は自分でさがしてくるべきだよ。自分の人生を娘に任せちゃだめ
お婆さんの友達だって若い頃は友達の家に行ったりしてたかもしれないけど、いまは人生の最期を過ごす誰かがいるんでしょう(というか歳とってからもひとの家に遊びにいくようなアクティブな老人は少ないよ)
コロナ前には仕事終わりに待ち合わせて週3〜4は行きつけのレストランやバーでデートを楽しみ、週末にはツーリングしたり海に行ったりして友人たちとアクティブにソーシャルライフを楽しんでいた。
増田夫妻はそれぞれリモートワークに積極的な企業勤めであったため、2020年2月の終わりにはWFHに移行し始め、じきに完全にリモートになった。
さらに二人ともまだ若かったが既往があるため、完全に家に引きこもるようになった。
いつからかは思い出せないが、◯◯コロ、という語尾をどちらからともなく使い始めた。なんでコロなのか、コロナなのかコロッケなのかは思い出せないが、おはようコロ!おやすみコロ!とじきにコロが会話を侵食していく。
なにせ、リモート会議とヤマト佐川以外、お互いしか会話相手がいないのだ。気づけば5分に一回は意味もなく「コロ...コロ...」と呟いている。
夫がシャワーから出てきて、トレッドミルから降りてきた妻に、コロ!(出た!)といい、妻が、オッケーコロ!シャワーコロ!といい代わってシャワーに向かい、体がぶつかって、ごめんコロ!と言う。
・東京センター、大阪市センターの対象外の県だけど東京に行けば接種できると思って予約しようとする人がいる。
・テレビでやってるから全国のことかと思って問い合わせセンターに連絡しちゃう。
(自分のところには接種券来てない!もしくは他県の接種券持ってるからOKかと思って問い合わせする)
・予約方法が分からなくて(あんなに周知して案内にデカデカと書いても分からない人は分からない)
・電話が繋がらないから、市役所、保健所に直接行っちゃうアクティブな人が出てくる。
・お隣さん、お友達の分も、と思って、重複予約する人がいる。
・ワクチンは回数打てばより効果があると勘違いして、2回目なのに予約しようとする。
(もしくは、期間を開けずに2回目を接種しようとする)
・予約電話に繋がったとたん、今まで電話が繋がらなかったことに対してのクレームを話し出し、15分以上話す(そして他の人が繋がらないから原因に…)
(そして会場に行った時に「なんで打てないんだ!」とごねる)
・予約した日に用事が入ったので、別のお友達や知り合いに枠を譲ってしまう。
(お友達も接種会場に行ったら、予約した当人でなくても接種できると思っちゃう)
・1日でも早く打ちたいので、毎日朝7時位から会場に並んでキャンセル待ちをする。
■挨拶がコラァ!だったおじさんの話
私の地元は地方都市の都市部から1時間ほどかかる、まあそこそこの田舎町で、住宅地を少し外れると田んぼや放置された畑が広がっているような土地柄だった。田舎特有の濃い人間関係や噂話は大嫌いだったが、むせ返るほどの草木の緑や、稲穂が金色に輝いて風に揺れる様を見るのが好きだった。
私の実家周辺は1人の地主が土地を抱えており、そこの地主はコンクリートミキサー車の運転手と、稲作農家の兼業農家だった。父の古い知り合いで、安く土地を譲ってもらったと聞いた。丘の上で見晴らしの良い実家を家族は全員気に入っていて、仕事のことや人間関係の面倒ささえなければ、今でも私はその周辺の土地に家を建てたいくらいだ。
土地を買った時私はまだ幼かったので、地主のおじさんのことを、私は「タロのおじさん」と呼んでいた。タロというのは、地主の家で飼われている犬の名前である。このタロのおじさんというのが中々にファンキーな親父で、幼い頃から度肝を抜かれてきた。
まず、小学校からの帰り道、農道をぼんやりしながらひとりで帰っていると、後ろから「コラァ!!」と声がする。「コラァ」なんて可愛いもんじゃなかったかもしれない。「グォラアア!!」とか、そのくらいの勢いがあった。気がついたら後ろに馬鹿でかいコンクリートミキサー車があり(移動音に気づかなかった私も大概だが)、その窓から、タロのおじさんが強面でニヤついている。なおこれが彼の精一杯の笑顔である。いつも目は笑ってない。
「なんしよっとかぁああ!!帰りよっとかあ!!」
乗っていくかぁあ!と続いたので、私は大慌てで首をブンブン振って走って逃げた。
タロのおじさんは近所の至る所に出没した。しかし必ず声かけは大音量の「コラァ!!」だった。至極ビビりで大人しい性格だった私はその度に心臓を震え上がらせた。タロのおじさんは大抵、ミキサー車か軽トラかトラクターに乗っており、腰に鎌を携え、作業着か肌着に麦わら帽子をかぶっていた。考えてみてほしい。ビビリの小学生女子がそんな戦車に乗ったモンスターの様な佇まいの親父に毎度コラコラ言われるさまを。第一、何も悪いことなどしてないのに、何故コラから入るのだろう?普通、こんにちは、とかじゃないのか?と幼心に理不尽を感じ、タロのおじさんに会うとすぐ逃げまくっていた。
タロのおじさんは私の実家にも時々出没した。
気がつくと、大きな梯子と枝切り鋏を抱えてやってきて、庭木の剪定をしているのだ。
「庭木が伸びきっとるのが下の道から見えたけぇ切っちゃっとるぞ!!」
母と私はザクザクと切られていく庭木を唖然として眺めていた。帰ってきた父が、若干ハゲになった庭木と庭に散らばった切られた枝葉(ちなみに片付けはしない)を見て驚いている。
それから、父が頼んだわけでも、もちろん母が頼んだわけでもないのに、タロのおじさんは嵐のようにやってきて、勝手に剪定していった。今やったら住居不法侵入罪とかの結構重めの罪になるのでは?と思う。でもタロのおじさんは純粋に親切でやっていたのだと、今なら多少無理矢理だがわかる気がする。
そう、タロのおじさんは基本的にめちゃくちゃアクティブな善人だったのだ。
付近の山に害獣の猪がでれば罠を仕掛けて仕留めるし、子供を見れば怖がられても声をかけて様子を見ているし、隣の土地の雑草や田畑の世話をし、犬も猫も鶏も沢山飼って可愛がっていた。
あの土地のことが好きだったのだろうと思う。多分私も、その一部だったのだ。
今、私は母親として都市と言われる場所で暮らしていて、地域の人との関わりといえば本当に限定的なものでしかないし、そんなおせっかいすぎるほどおせっかいなおじさんやおばさんは居ない。上品で物腰の柔らかい、決して私たち家族に深入りをしない、好ましい距離のとりかたを分かっている人達ばかりだ。田舎者の私はその上品さにたじろぎながら、ここでの人との接し方を学んでいるところだ。
別にタロのおじさんみたいな人になりたいわけじゃないし、私の娘がタロのおじさんみたいな人に会って、「コラァ!」と声をかけられたら、絶対警察に連絡する。絶対にだ。
それでも、タロのおじさんのことが時々懐かしくなる。あの乱暴なおせっかいが懐かしくなる。
タロのおじさんは、マムシに3回噛まれて呆気なく死んでしまった。だから最期に会ったのは、初盆の遺影の前。天国でもミキサー車で乗りつけて、乱暴なおせっかいを焼いているのだろう。
また会う日まで、タロのおじさん。
私のスペックだが、
・年齢25歳
・容姿は褒められたことはない。チー牛とか拳で抵抗する21歳に近い、細身で眼鏡もしているから余計にそう見える。
オタク歴はずっと追い続けている作品があって、その作品の同人誌即売会には欠かさず参加している。最近は個人サークルで出ているが、島中の小説作品だ。
アニメや漫画、ゲームは気になった作品を見ているので、最新の作品を追いかけているわけではない。
後はミリタリー、戦史書や軍事関係の書籍を読むのと、サバイバルゲームをしている。
相手に求めることは今の趣味を認めてくれることと仕事だ。今の仕事はシフト制で休みは不定期、それに加えて勤務先での泊りもあるのでそこを理解してくれる人がいい。
入社して3年目、仕事が落ち着いてくると将来について不安になってきた。結婚願望はあるが、こんなオタクなので簡単に相手は見つからないだろうなと思った。
30歳で苦労するより今からコツコツと婚活、恋活でもいいから始めたほうがいいのかなと考えた。兵は拙速を尊ぶという言葉もあるし、さっそく動き始めた。
Twitterのまとめサイトでオタクの婚活話を見たことを思い出し、その話に出ていたオタク向け婚活サイト登録してみることにした。
登録を済ませて、一通り会員検索をしてみるが、アクティブ会員が少ないような。女性の年齢層も私より上で、希望する相手も同年代希望が多い。
このサイトでは私は若すぎるようで続けるかどうか悩んだけど、日記などの機能が面白いのでとりあえず継続することに。
オタク向け婚活サイトの他にマッチングアプリも登録したが、よい結果は出ない。有給消化で土日休みを得たので、試しにオタク向け街コンに行ってみることにした。
ネットではいい話は聞かないけれど、本当かどうか気になった。結論から言えば、愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶという言葉通りになったのだが。
男女比率も良く、相手の女性も変な人はいなかった。しかし、相手の女性たちはスポーツが好きで、それに関連した漫画やアニメを見ていますという方がほとんどで、
小中高大学と文化部でオタク街道を走ってきた私とは相容れないような人が多かった。
Youtubeで猫の動画を見ていますと言われても、こっちはニコニコ動画でスローロリスの動画見ているからなあ。
学生時代は友達も多く中学から大学まで彼女がいない期間なんてほぼなかった。
告白なんてしたこともないしすぐ彼女なんてできると高を括って彼女を大事にもしていなかった。
大学も高校も推薦で努力なんて一つもせず就職も適当な会社を一社受けてその場採用を貰った。
一年ほどでだるくなって辞めたし、仕事以外も全てがめんどくさくなって都会から地方にアテもなく引っ越した。
友達も全くいない中ダラダラとニートしてまた適当に就職してまた辞めて。
「マッチングアプリを使って彼女もでも作るかー」と思って始めたもののこれがマジでマッチしない。
それもそうだ。別に自分は顔がかっこいいわけでもない。それに、20代半ばにもなると年収とかを見る人も多いだろう。めずらしくマッチしたとしても女へのアクションの掛け方がわからない。
今まで受動的すぎたのだ。
これからは自分で動かなければならないと頭でわかっているものの、正社員になる気もなければアクティブに外に出て出会いを求めることもしない。いや、出来ない。
初めて味わう孤独を噛み締めながら、このままズルズルと弱者男性になるのだろうと思いつつも、弱者男性も悪くないな。と思いながら死なない程度に生きていく。
1つはどこも悪くないのに寝たりゴロゴロよくするんだ
外に出るのが好きで良い天気だから外に出たいのに
2つ目は外でメガネを付けなきゃいけないのに人を感じたくないとかなんか付けない方が気が楽って理由でよくメガネを外して行動してる、必要な時につける感じ
自分は周りからは社交的だと言われる人で、だから自分が怠け者とか変わり者だからって思ってたし周りも個性として見てくれていた
俺は小さい頃は日焼けするくらい外で遊ぶのが好きだったし凄いアクティブな子供だった
でも虐待、ネグレクト、いじめを4歳から14歳まで経験して経験の中で現実逃避を覚えたんだよ
周りの大人は助ける所か俺をゴミを見る目で見てきたからまず見たくないからメガネをかけなくなったし
幸い寝てる時は誰からも攻撃されないから寝るって行動が俺の逃げ道になった
それは大人になった今でも続いてる
いつも楽しいと感じるのにでもなんだか人の顔が怖く感じるとメガネを外すし、酒の席で酔ったフリをしてよく寝る
今でもまだ色々が怖いけど頑張って前に行こうとしてる
子供を産む/産まないで長年付き合った恋人と別れた、産みたくない方の話。
結論、マッチングアプリで良い相手は見つかりそうにない。なぜ無理なのかという話。
女性/ 29/ 首都圏在住/ 在宅勤務/ 年収600万/ 外見は武器にも足枷にもならない程度(だと思いたい)
「本と映画が好きです」系インドア無趣味。子供を望まない人にはなにかしら変わったところがあると思っていて、私のそれは多分欲求のなさ。
むかし書いた「無趣味」というエントリ(https://anond.hatelabo.jp/20180704200955#tb)を見返して、ああ無理だと思った。
...この条件を満たす人はPairs上に70人。アクティブじゃない人(プロフに休会中と書いている人やほとんど何も書いていない人)を除き、自分が相手の好みでなさそうなケース(私はお酒が飲めない、食べ物とスポーツに興味がない、旅行が苦手)を除き、理解できない自意識を持つ人(気取りすぎ/気にしなさすぎの写真とか、文字での表現の仕方とか)を除き、気づく、ああ私別に、この残った人たちの誰のことも好きじゃない。彼らだって別に私のこと好きじゃない。話して、共通点を見つけて、沈黙を分け合えるように支えあえるようになるかもしれないけど、そこにはなにもないなと。無理だ。
うん、このイメージで正しいよ。
この人たちは(カラオケ老人クラスターみたいなのは別として)たいてい受け身で感染している。
尾身会長も「家庭内クラスターや施設内クラスターは原因ではなく結果だ」と会見で言っているように、感染を広げているのはアクティブな人たち。
この人たちが飲食店でウイルスをもらってきて、それを重症化リスクの高い人たちのところまで送り届ける役割をしている。
だから「飲食店の営業規制」と「高齢者のワクチン接種」がセットで推し進められているのよ。
なにもおかしいところはない。
以下は、2021/04/24 時点 (クローラーが最後にアクセスした時点) で表示されていた Web ページのスナップショットです。これは、検索結果のランク付けのために使用されたページのバージョンです。実際のページは、最後にキャッシュされた状態から変更されている可能性があります。変更後のページ (強調表示なし) を表示するには、最新のページにアクセスしてください。
どうも。Appleが新しく発表したAirTag、すでにお買い求めになった方も多いのではないでしょうか?
私はそのAirTagと目下同じ領域の製品となるMAMORIOという紛失防止タグを開発・販売する日本のスタートアップをしています。
AirTagが発表され、様々なことがわかってきましたので現在のところの見解をまとめておきたいと思っております。今後変わる可能性はありますが。
Appleにとっても相当危険な賭けだろうなという認識です。ニッチ領域としてスタートアップがやるのと、世界一の企業がやるのとではユーザーから求められる水準や期待値がかなり違うはずです。現在の紛失防止タグという製品が抱えるそういった課題点をどれくらいクリアできているのか、あるいは今後向き合うつもりなのかが問われていると思います。
現在の多くの紛失防止タグが抱える課題点は大きく分けて3つあります。
探知精度、プライバシー、利用者の情報リテラシーです。それぞれについて解説します。
電波距離数十メートルのBluetoothを用いて追跡を行う場合、BTの範囲外においては第三者のスマートフォン端末の位置情報を活用してトラッキングを行う仕組み(弊社ではクラウドトラッキングと呼んでいる)があります。
MAMORIOではMAMORIOのアプリをDLして登録しているiPhoneとAndroidのユーザーのネットワークを通じてトラッキングを行っています。AirTagではこれをOSレベルで実装し世界中の全iOS端末で匿名でトラッキングで実施する仕組みだと説明されています。Appleではこれを何億人のユーザーが探してくれると表現していますが 、では果たしてこれは具体的に何%の確率で見つかるのでしょうか? 今現在アクティブな端末数は?見つかっている数は? ユーザーにとってはそれが真っ先に知りたいはずです。しかし、AppleはAirTagを探す手伝いをしたデバイスが誰のものか、Appleですらも知ることはできないと言っています。つまり見つかるかどうかはわからないし統計も取れないということです。あくまで探してくれる「かも」、見つかる「かも」、という仕組みの話を言っているだけになります。 Appleの製品であれば利用者も圧倒的に多いはずですが、それでも仕組み上 、人が訪れないエリアや電波が遮断された状況などでは見つけることは不可能です。つまるところAppleのいう「探す」ネットワークが果たして本当にどれくらい有効に機能しているのかは誰にもわかりません。あなたの想像の中にだけあります。
MAMORIOでは日々ユーザー間のすれ違いの数をアプリで誰にでも見れるように公開し改善をおこなっています。また端末間のすれ違いだけではなく、より確実に忘れ物や落とし物が見つかるよう全国鉄道会社700路線の遺失物センターに専用の受信機を設置し、設置場所をウェブサイト上に公開、地点名での位置情報を登録し落とし物が届けられたら見つかる仕組み構築しています。当然、AirTagの仕組みに比べたら遥かにユーザー数は少ないですし、100%落とし物忘れ物が見つかるわけではありません。だからこそ可能な限り真摯に事実を伝えることが大事だと思ってやっています。
Appleのやり方はこうした製品の前提となる説明を飛ばし、非常に作為的で不誠実な伝え方ではないかと思います。
また、位置情報の誤差の問題もあります。「探す」アプリで自分のiPhoneの端末の位置情報を見てもらえばわかると思いますが、自ら通信するiPhoneですら誤差が生じていてずれているのがわかると思います。屋内ではGPSの精度はかなり落ちるのです。ましてやAirTagは第三者とのすれ違いを活用する以上どうしても誤差が発生するはずです。また拾った人がAirTagの電池を抜いてしまった以降は当然追跡はできません。最後にあったはずの場所をここだと思って探していたら、とっくに持ち去られてしまっていて見つからない、という可能性は大いにあります。
また、GPSを組み合わせて位置情報を特定する以上、数メートル〜数十メートルの誤差は発生します。住宅密度の高い場所であれば実際の場所とは異なる隣りの家やビルを指し示す可能性はかなりあります。AirTagが入った自分の盗まれた財布がここにあると思い怒鳴り込んで入っていったら実は違っていてトラブルになった、ということが起こりうる可能性は非常に高いです。日本ではすいませんでした!の笑い話ですむかもしれませんが、海外であればそのまま不法侵入で射殺されてもおかしくありません。このようなリスクについてAppleはきちんと利用者に説明を行っているのでしょうか?
この問題はMAMORIOにももちろんついてまわりますが、事前に仕組みや機能についてある程度理解をしていただいた上で購入する層を対象としているMAMORIOと違い、AppleブランドであるAirTagではユーザー層も多岐に渡るはずです。 当然利用者が多くなればなるほど、見つからなかった、そんなことは知らなかったという声や事例も多いはずです。その際のネガティブな声でAppleのブランドを毀損してしまう可能性はあります。そういったリスクを背負ってなおAirTagを出したという判断に対してただただ感服です。
また同じ問題はUWBを用いたトラッキング機能でもついてまわります。UWBの特徴は数センチ単位での位置特定が可能な指向性ではありますが、電波である以上遮蔽物や環境の影響は大きく受けます。どれくらいの近さだと見つかるのか、遮蔽物の影響はどれくらいか、利用する環境によって異なるため、実際にユーザーの期待値を下回る可能性も高いです。
それでも世界最高の企業であるApple社が手掛ける以上、既存の紛失防止タグよりも素晴らしいユーザー体験であることは間違いありません。見違えるような体験になるはずです。しかし大多数のユーザーにとって紛失防止タグというのは未だ未知の存在であることも事実で、はたしてAirTagを初めて触ったユーザーがそのユーザー体験を許容するか、紛失防止タグそのものへのネガティブな評価になりかねないか非常に懸念しています。
2つ目はプライバシーの問題です。物の場所を探せるということは、当然ストーキング行為などに使われるというリスクがあります。紛失防止タグ以外のGPSトラッカーにもこの問題はありましたが、GPSトラッカーがそこそこの大きさ(スマホサイズ)、短い電池寿命(3日程度)、通信回線契約の有無(通信キャリアへの契約が必要)といった形で、利用条件が限定されるのに対し、紛失防止タグは極小(小銭サイズ)、長寿命(1年程度)、通信契約不要(匿名利用可)といった特徴があります。
しかしながら、前述の通り紛失防止タグはBluetoothを用いている仕組みゆえ、第三者のスマートフォンとのすれ違いによってしか位置情報を特定することしかできません。そのためストーキングのために悪用するには対象が偶然タイミングよく他のユーザーの近くを通らなければ位置情報の特定はできません。今までの紛失防止タグは精度とプライバシーの絶妙なバランスがこうした問題の発生を防いでいたとも言えます。
しかし、Airtagは違います。iPhoneの普及率を考えると通信精度はGPSトラッカーを上回り、屋内でもかなりの精度がでる可能性が高く、小さく、長寿命で、匿名性の高い追跡デバイスとして猛威を振るう可能性があります。(またその普及度と知名度ゆえにそういった悪意を誘発してしまう可能性もあります)
もちろん、Appleはこの問題に対して様々な対処を行っていると述べています。
例えば、近くに第三者のAirTagがあれば手元のスマートフォンに通知を行う、また近くのAirTagを鳴らして探せるというものです。ストーカー目的の第三者のAirTagが近くにあれば、スマホがお知らせてしてくれる、探せるから安心といえば聞こえはいいですが、あくまでこれはiPhoneを持っているユーザーに限っての話しです。Androidユーザーは当然この恩恵には預かれません。つまるところAndroidユーザーは誰でもAirTagによって追跡されてしまう可能性があるということです。Appleの企業としてプライバシーを大切にする姿勢は称賛に値します。が、だからといってそれはiPhone製品を使っていなければ誰でも位置情報を追跡されるリスクを背負わされるということにはならないはずです。
またAppleは第三者のAirTagが近くにあるとき以外にも、登録者のスマートフォンからAirTagが一定期間(3日程度)離れた場合、音が鳴って周囲に存在を伝えると言っています。Androidであっても、NFCをかざせば音の止め方や詳細がわかるといいます。これでAndroidユーザーなら安心、、、となるのでしょうか?
今この時点でAirTagを知っているような情報感度の高い熱心なAppleファンにとってはAirTagやその仕様は常識かもしれませんが、Androidユーザーや多くの人にとってAirTagはまだまだ未知のプロダクトです。ましてやシニア層が多い日本ならなおさら。どこからもなくタグから音がなったときにそれに対して誰しもが第三者のAirTagと気づいて適切に対処することはできるのでしょうか? またそういったことへの啓蒙をAppleは行うのでしょうか? またAppleは「探す」ネットワークをサードパーティーに向けて開放しており、今後様々な形状や特徴を持ったデバイスが登場する可能性があります。AirTagであれば象徴的なデザインなので、すぐにそれと認識することができるかもしれませんが、それ以外のサードパーティーのデバイスを逐一見分けることは一般ユーザーには不可能です。なんだか見たことのないデバイスから音が鳴ってなにかの故障か電池切れかなと思っていたら、実はトラッキングされていた、という可能性が誰にでも起こりうる可能性があります。そのリスクにAndroidユーザーはさらされているのです。
また鳴るタイミングが周囲の人間にはコントロールできない以上様々な状況で鳴ることがありえます。大事なセンター試験中になり始めたら? 車の運転中にAirtagがいきなりなり始めたら? 静粛なコンサート中になり始めたら?
また、深夜の暗い家や屋外であればなり始めても見つけられないことも想定されます。深夜にゴキブリの影を見つけてそのまま見つけられなかったことを考えて見てください。ぞっとしますよね。
女性ならストーカーに使われる可能性もあるAirtagの音が自分の部屋で鳴るだけでそれを見つけるまでは恐怖でいっぱいになるはずです。あるいは誰かが嫌がらせでその音を鳴らすだけで相手を追い込むことも可能です。
そういった状況でも落ち着いて誰しもが適切に対応ができるようAppleは信者以外の全ユーザーにも啓蒙をご丁寧に行ってくれるのでしょうか? 本当にありがたい話ですね。
さらにAppleは「探す」ネットワークについては、匿名化を行いAppleでさえも一切のデータを持ち得ないとしています。
電気通信事業法では、公共の電波や通信を扱う事業者の責任として利用者の通信の秘密の保護は厳重に定められておりますが、一方で裁判官の令状による通信履歴等の 取得・提供や児童ポルノの閲覧に対するブロッキングなどの緊急避難は通信の秘密の侵害に当たらず状況に応じて適切な対応を行うことが求められます。
Appleはこういった犯罪や悪用リスクの可能性についても、仕組み上自分たちはデータを一切保有しておらずわからないから責任はないといっているのです。各種電気通信事業法を遵守し事業を展開している通信キャリアが構築した通信インフラ網やそれを利用する人々のスマートフォンのネットワークにフリーライドし、悪用にもされうる可能性のある新たな通信サービスを構築・提供しその責任を放棄しています。これは非常に危険なことだと思います。
もちろん当然、MAMORIOでも同じ問題は発生しえます。そのためMAMORIOでは製品の利用にあたっては各種法令を参照して運営するとともにサービスの登録にあたっては利用規約やプライバシーポリシーを明示し、データも厳重かつ適切に管理を行い取り扱っています。今後も必要な認証制度を適切に取得していくつもりです。また関係当局より打診があった際はそれが規約に合致する適切なものである限り、事業運営者として対応を真摯におこなっていくつもりです(現在のところそういった事例はおきていませんが)
こうした事業運営の責任の所在を明らかにせず、匿名化し、運営者自らがそれを知りえないからといってその責任は許されるものではないのではないでしょうか?